JP3153051U - 切断刃付き掘削バケット - Google Patents
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Abstract
【課題】切断刃の長手方向の対向する縁部に沿って第1の刃先と第2の刃先とを設け、根切りの際に第1の刃先が摩耗・損傷した場合には第2の刃先を使用位置に変位して再使用可能にした切断刃付き掘削バケットを提供する。【解決手段】切断刃が、略直線状に延びると共に両面にバケット10取付時に略垂直面となる扁平面を有しており、一方の扁平面の下端に向けて他方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先と、他方の扁平面の上端に向けて一方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先とを設けており、バケット10の左右の側板に、前記切断刃の基端側に設けた連結部を拘束する拘束枠体6を固着し、上記切断刃の連結部をバケット10の側板に着脱可能に固定し、前記切断刃を半回転してバケット10に固定することで、第1または第2の刃先を交代させて使用しうることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、樹木の根などを切断することができる切断刃付き掘削バケットの改良に関する。
従来、長方形の切断刃として、例えば、実開平4−91649号のバックホウの根切り装置が知られているが、この切断刃は、切断時にはバケットの下方へ突出するよう回転させ、非切断時にはバケットの上方へ突出するように回転させるため、バケットの掘削と根切りとで切断刃の位置か変更する必要があり繁雑であった。
そこで、特開平7−250576号の掘削バケットでは、バケット本体を構成する側板の外面に、切断刃を溶接あるいはボルト締結等によって固着し、切断刃の刃先を、バケット本体の回動中心からツースの歯先までの距離を半径とする円弧上にほぼ合致させて配置しており、また、この切断刃は、バケット本体の先端側に向けて円弧状に形成されており、且つその刃先はバケット本体の回動中心からツースの歯先までの距離を半径とするほぼ円弧上に配置する構成とし、切断刃を変位させることなく根切りと掘削が行えるようにしている。
しかし、上記構成では、切断刃が円弧状に湾曲しているため、刃先が摩耗したり損傷した場合には交換する必要があった。
そこで、特開平7−250576号の掘削バケットでは、バケット本体を構成する側板の外面に、切断刃を溶接あるいはボルト締結等によって固着し、切断刃の刃先を、バケット本体の回動中心からツースの歯先までの距離を半径とする円弧上にほぼ合致させて配置しており、また、この切断刃は、バケット本体の先端側に向けて円弧状に形成されており、且つその刃先はバケット本体の回動中心からツースの歯先までの距離を半径とするほぼ円弧上に配置する構成とし、切断刃を変位させることなく根切りと掘削が行えるようにしている。
しかし、上記構成では、切断刃が円弧状に湾曲しているため、刃先が摩耗したり損傷した場合には交換する必要があった。
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、切断刃の長手方向の対向する縁部に沿って第1の刃先と第2の刃先とを設け、根切りの際に第1の刃先が摩耗・損傷した場合には切断刃を上下反転して第2の刃先を使用位置に変位して再使用可能にした切断刃付き掘削バケットを提供することにある。
この考案の別の課題は、刃先による根の切断を容易に行えるようにすると共に、土中に岩などが混在している際に、一対の切断刃の間に移動するようにガイドすることができるようにした刃先を備えた切断刃付き掘削バケットを提供することにある。
この考案の更に別の課題は、バケットに取り付ける切断刃の長さを調整可能とした切断刃付き掘削バケットを提供することにある。
この考案の別の課題は、刃先による根の切断を容易に行えるようにすると共に、土中に岩などが混在している際に、一対の切断刃の間に移動するようにガイドすることができるようにした刃先を備えた切断刃付き掘削バケットを提供することにある。
この考案の更に別の課題は、バケットに取り付ける切断刃の長さを調整可能とした切断刃付き掘削バケットを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
掘削機のアーム先端に装着して前方から掘削機側に引き寄せて使用するバケット本体の左右の側板にバケットの側面から見て重なるように対向する位置に着脱可能に固定されると共にバケット本体の上方に向けて突出させた切断刃を設けた掘削バケットにおいて、
切断刃が、略直線状に延びると共に両面にバケット取付時に略垂直面となる扁平面を有しており、一方の扁平面の下端に向けて他方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先と、他方の扁平面の上端に向けて一方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先とを設けており、
バケットの左右の側板に、前記切断刃の基端側に設けた連結部を拘束する拘束枠体を固着し、
上記切断刃の連結部をバケットの側板に着脱可能に固定する固定手段を設け、
前記切断刃を、長手方向の中心線を基準に半回転してバケットに固定することで、第1または第2の刃先のいずれか一方から他方に代えて再使用しうることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
前記第1および第2の刃先が、切断刃の長手方向の縁部に沿って同一断面で延びる複数の第1刃部と、該第1刃部と交互に形成されて第1刃部を超えて切断刃の短手方向の中途位置まで延びる横断面円弧状で切断刃の長手方向の縁部を凹状または円弧状に切り欠いた複数の第2刃部とからなっており、
第1の刃先に形成された第2刃部と第2の刃先に形成された第2刃部とが切断刃の短手方向で同一線上に並ばないように位置をずらせて配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の考案では、
前記拘束枠体が、切断刃を長手方向にスライド自在に拘束してなり、
切断刃の連結部とバケットの側板とのいずれか一方に1個所のボルト孔を設け、いずれか他方に切断刃の伸縮方向に沿った複数の受孔を設け、
前記ボルト孔と複数の受孔から選択した1つの受孔とを整合しボルトを通しナットで緊締して、切断刃をバケットに長さ調整可能に取り付けてなることを特徴とする。
掘削機のアーム先端に装着して前方から掘削機側に引き寄せて使用するバケット本体の左右の側板にバケットの側面から見て重なるように対向する位置に着脱可能に固定されると共にバケット本体の上方に向けて突出させた切断刃を設けた掘削バケットにおいて、
切断刃が、略直線状に延びると共に両面にバケット取付時に略垂直面となる扁平面を有しており、一方の扁平面の下端に向けて他方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先と、他方の扁平面の上端に向けて一方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先とを設けており、
バケットの左右の側板に、前記切断刃の基端側に設けた連結部を拘束する拘束枠体を固着し、
上記切断刃の連結部をバケットの側板に着脱可能に固定する固定手段を設け、
前記切断刃を、長手方向の中心線を基準に半回転してバケットに固定することで、第1または第2の刃先のいずれか一方から他方に代えて再使用しうることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
前記第1および第2の刃先が、切断刃の長手方向の縁部に沿って同一断面で延びる複数の第1刃部と、該第1刃部と交互に形成されて第1刃部を超えて切断刃の短手方向の中途位置まで延びる横断面円弧状で切断刃の長手方向の縁部を凹状または円弧状に切り欠いた複数の第2刃部とからなっており、
第1の刃先に形成された第2刃部と第2の刃先に形成された第2刃部とが切断刃の短手方向で同一線上に並ばないように位置をずらせて配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の考案では、
前記拘束枠体が、切断刃を長手方向にスライド自在に拘束してなり、
切断刃の連結部とバケットの側板とのいずれか一方に1個所のボルト孔を設け、いずれか他方に切断刃の伸縮方向に沿った複数の受孔を設け、
前記ボルト孔と複数の受孔から選択した1つの受孔とを整合しボルトを通しナットで緊締して、切断刃をバケットに長さ調整可能に取り付けてなることを特徴とする。
本考案は、根切りの際にはバケット先端がアーム側に接近するようにバケットクラウド角を小さくして切断刃の先端をバケット底面より下に突出させて根切り作業を行い、掘削の際には逆にバケットクラウド角を大きくして切断刃の先端をバケットの底面より上に変位させて掘削作業を行うことができるようにしたので、切断刃の取付位置は変更する必要なく根切り作業と掘削作業を遂行しうる。
そして、前記切断刃は両側に第1の刃先と第2の刃先を設けたので、一方の刃先(例えば第1の刃部)が摩耗・損傷した場合、切断刃の上下を反転してバケットに取り付けることで、掘削刃の刃先を他方の刃先(例えば第2の刃部)に変更して使用することができる。
また、掘削刃は湾曲せず略長方形状からなっているので、バケットに取り付ける際に長手方向に長さ調整して取り付けることもできる。
そして、前記切断刃は両側に第1の刃先と第2の刃先を設けたので、一方の刃先(例えば第1の刃部)が摩耗・損傷した場合、切断刃の上下を反転してバケットに取り付けることで、掘削刃の刃先を他方の刃先(例えば第2の刃部)に変更して使用することができる。
また、掘削刃は湾曲せず略長方形状からなっているので、バケットに取り付ける際に長手方向に長さ調整して取り付けることもできる。
この考案は、掘削刃を略長方形状とし、刃先を対向する長手方向の縁部に沿ってそれぞれ形成して諸刃とし、掘削刃を反転させることで刃先の交換を実現した。
また、必要に講じて掘削刃の長さ調整も可能とすることができる。
また、必要に講じて掘削刃の長さ調整も可能とすることができる。
以下に、この考案の切断刃付き掘削バケットの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の切断刃付き掘削バケット10は油圧ショベルなどの掘削機1に装備されたバケットとして用いられる。
本実施例の切断刃付き掘削バケット10は油圧ショベルなどの掘削機1に装備されたバケットとして用いられる。
[掘削機]
バケット10を有する油圧ショベルなどの掘削機1は公知構成のものを使用することができる。
即ち、図2に例示するように、符号21はクローラなどの走行体、22は走行体21上に搭載された運転席を有する旋回体、23は旋回体22に起伏可能に枢着されたブーム、24はブーム23の先端に傾動可能に枢着されたアーム、10はアーム24の先端に傾動可能に枢着された掘削バケット、26は前記ブーム23を駆動するブームシリンダ、27は前記アーム24を駆動するアームシリンダ、28は前記掘削バケット25を駆動するバケットシリンダである。
バケット10を有する油圧ショベルなどの掘削機1は公知構成のものを使用することができる。
即ち、図2に例示するように、符号21はクローラなどの走行体、22は走行体21上に搭載された運転席を有する旋回体、23は旋回体22に起伏可能に枢着されたブーム、24はブーム23の先端に傾動可能に枢着されたアーム、10はアーム24の先端に傾動可能に枢着された掘削バケット、26は前記ブーム23を駆動するブームシリンダ、27は前記アーム24を駆動するアームシリンダ、28は前記掘削バケット25を駆動するバケットシリンダである。
[掘削バケット]
また、上記掘削バケット10も公知構成のものを使用することができ、図1に例示するように、符号11はバケット本体、12,13はバケット本体11を構成する側板、14はバケット本体11を構成する底板、15は底板14の先端部に設けられたツース、16は側板12,13の上辺先端寄りに設けられたサイドカッタ、17は底板14の後端部に設けられた連結用の一対のブラケット、18は該ブラケット17に形成されて前記バケット本体11とアーム24の先端とをピンで枢着して回動支点P位置となる第1孔部、19は前記ブラケット17に形成されて、前記バケット本体11を枢動させるバケットリンク35とバケット本体11とをピンにより枢着する第2孔部である。
また、上記掘削バケット10も公知構成のものを使用することができ、図1に例示するように、符号11はバケット本体、12,13はバケット本体11を構成する側板、14はバケット本体11を構成する底板、15は底板14の先端部に設けられたツース、16は側板12,13の上辺先端寄りに設けられたサイドカッタ、17は底板14の後端部に設けられた連結用の一対のブラケット、18は該ブラケット17に形成されて前記バケット本体11とアーム24の先端とをピンで枢着して回動支点P位置となる第1孔部、19は前記ブラケット17に形成されて、前記バケット本体11を枢動させるバケットリンク35とバケット本体11とをピンにより枢着する第2孔部である。
前記掘削バケット10は、第1孔部18に貫通されたピンによってアーム24の先端部に回動自在に取り付けられる。
また、この掘削バケット10は、一端が第2孔部19に貫通されたピンによって枢着され、他端がピンによってバケットシリンダ28の先端に枢着されたバケットリンク35を介して連結されている。
また、この掘削バケット10は、一端が第2孔部19に貫通されたピンによって枢着され、他端がピンによってバケットシリンダ28の先端に枢着されたバケットリンク35を介して連結されている。
また符号36はアームリンクであって、アーム24の両側に平行に設定され基端がアーム24に枢着され、先端が前記バケットシリンダ28とバケットリンク35とを貫通するピンによって同軸上に枢着される公知構成からなっている(図2参照)。
これにより、バケット10は、バケットシリンダ28によって前記回動支点Pを中心にしてツース15側がアーム24に接近乃至離間する方向に回転することができ、ツース15とアーム24との中心線のなす角がバケットクラウド角となる。
これにより、バケット10は、バケットシリンダ28によって前記回動支点Pを中心にしてツース15側がアーム24に接近乃至離間する方向に回転することができ、ツース15とアーム24との中心線のなす角がバケットクラウド角となる。
[切断刃]
切断刃2は、図3から図5に示すように、厚みを有して略直線状に延びる略長方形状のブレードからなっており、その長手方向に延びて広面となる両面にはバケット取付時に略垂直面となる扁平面B1、B1’を有しており、基端側を除き、一方の扁平面B1の下端に向けて他方の扁平面B1’の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先B2と、他方の扁平面B1’の上端に向けて一方の扁平面B1の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先B2’とを設けている。
ここで、刃先の「上下」の位置は図面に基づいて説明しており、切断刃2を反転することで上下も反転するもので、以下の説明でも同様である。
切断刃2は、図3から図5に示すように、厚みを有して略直線状に延びる略長方形状のブレードからなっており、その長手方向に延びて広面となる両面にはバケット取付時に略垂直面となる扁平面B1、B1’を有しており、基端側を除き、一方の扁平面B1の下端に向けて他方の扁平面B1’の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先B2と、他方の扁平面B1’の上端に向けて一方の扁平面B1の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先B2’とを設けている。
ここで、刃先の「上下」の位置は図面に基づいて説明しており、切断刃2を反転することで上下も反転するもので、以下の説明でも同様である。
[刃先]
切断刃2に形成される一対の第1の刃先B2および第2の刃先B2’は、それぞれが第1刃部3と第2刃部4との組合せからなっている。
切断刃2に形成される一対の第1の刃先B2および第2の刃先B2’は、それぞれが第1刃部3と第2刃部4との組合せからなっている。
[第1刃部]
第1刃部3は、切断刃2の長手方向の縁部に沿って同一断面で複数等間隔に形成されており、刃先上部が傾斜角を小くした第1傾斜面3aとなり刃先先端側が傾斜角を大きくした第2傾斜面3bとなっており、図示例では扁平面B1側に僅かに刃先先端に向かって傾斜させる傾斜面B3を設けて尖鋭化させている。
第1刃部3は、切断刃2の長手方向の縁部に沿って同一断面で複数等間隔に形成されており、刃先上部が傾斜角を小くした第1傾斜面3aとなり刃先先端側が傾斜角を大きくした第2傾斜面3bとなっており、図示例では扁平面B1側に僅かに刃先先端に向かって傾斜させる傾斜面B3を設けて尖鋭化させている。
[第2刃部]
第2刃部4は、上記第1刃部3上に略等間隔に隙間を隔てて多数配置されており、刃の深さは第1刃部3を超えて切断刃2の短手方向の中途位置まで延びている。
この第2刃部4は、横断面円弧状に窪ませながら先端に向かって傾斜しており、且つ先端が切断刃2の長手方向の縁部を凹状(図示例では円弧状)に切り欠いた形状からなっており、刃先の先端を凹凸形状としている。
第2刃部4は、上記第1刃部3上に略等間隔に隙間を隔てて多数配置されており、刃の深さは第1刃部3を超えて切断刃2の短手方向の中途位置まで延びている。
この第2刃部4は、横断面円弧状に窪ませながら先端に向かって傾斜しており、且つ先端が切断刃2の長手方向の縁部を凹状(図示例では円弧状)に切り欠いた形状からなっており、刃先の先端を凹凸形状としている。
そして、図3で明瞭なように、第1の刃先B2に形成された第2刃部4と第2の刃先B2’に形成された第2刃部4とが、切断刃2の短手方向で同一線上に並ばないように位置をずらして配置されているので、切断刃2の強度が損なわれることがない。
[連結部]
また、前記切断刃2の基端側は刃先を有さず四角に形成された連結部2bとなっている。
この連結部2bには、図示例の場合、その中央に連結手段の1例としてのボルト孔5が穿設されている。
また、前記切断刃2の基端側は刃先を有さず四角に形成された連結部2bとなっている。
この連結部2bには、図示例の場合、その中央に連結手段の1例としてのボルト孔5が穿設されている。
[拘束枠体]
一方、前記バケット本体11の左右の側板12、13には、それぞれ同一位置に前記切断刃2をバケット本体11に連結するための拘束枠体6が固設されている。
該拘束枠体6は、図示例の場合、杆状の突片を略コ字状に並べてバケット本体11の側板に固着したものであり、拘束枠体6の対向する一対の第1突片6aは、バケット本体11の側板12、13の開口縁部12a、13aと平行に設けられており、開口を塞ぐ第2突片6bは前記側板12a、13の中途位置に配置されており、外側寄りは切断刃2挿入用に開放されている。
そして、この拘束枠体6で囲まれた側板12、13の中央には前記連結部2bのボルト孔5と整合可能な受孔12b、13bが穿設されている(図1(a)参照)。
一方、前記バケット本体11の左右の側板12、13には、それぞれ同一位置に前記切断刃2をバケット本体11に連結するための拘束枠体6が固設されている。
該拘束枠体6は、図示例の場合、杆状の突片を略コ字状に並べてバケット本体11の側板に固着したものであり、拘束枠体6の対向する一対の第1突片6aは、バケット本体11の側板12、13の開口縁部12a、13aと平行に設けられており、開口を塞ぐ第2突片6bは前記側板12a、13の中途位置に配置されており、外側寄りは切断刃2挿入用に開放されている。
そして、この拘束枠体6で囲まれた側板12、13の中央には前記連結部2bのボルト孔5と整合可能な受孔12b、13bが穿設されている(図1(a)参照)。
そこで、前記切断刃2の連結部2bを前記拘束枠体6内に嵌合し、連結部2bのボルト孔5と受孔12b(13b)を整合してボルトBを通し、ボルトB先端をナット(図示せず)で緊締することにより、切断刃2の連結部2bが拘束枠体6で動かないよう拘束され、切断刃2をバケット本体11に着脱可能に固定することができる。
これにより一対の切断刃2が、1枚づつバケット本体11の側板12、13の開口縁部12a、13aよりやや内側に後退した位置で前記開口縁部12a、13aと平行にバケット本体11上方へ突出した状態で取り付けられる。
これにより一対の切断刃2が、1枚づつバケット本体11の側板12、13の開口縁部12a、13aよりやや内側に後退した位置で前記開口縁部12a、13aと平行にバケット本体11上方へ突出した状態で取り付けられる。
この切断刃2は、図4、図5に示すようにバケット10の両側板12、13に側面から見て重なるように取り付けて使用される。
従って、切断刃2の使用時に外側となる扁平面B1が垂直面となって地中に貫入し、前記内側に設けられた第1の刃先B2(または第2の刃先B2’)によって土や砂、地中の根が前記垂直面に沿って切断される。
また、例えば、砂利や岩などが切断刃2にぶつかると、前記刃先B2の第1刃部3や第2刃部4の傾斜面にガイドされて砂利や岩は一対の切断刃2の内側に移動させることができるので、刃先が砂利や岩に強く押し付けられて損傷することがない。
従って、切断刃2の使用時に外側となる扁平面B1が垂直面となって地中に貫入し、前記内側に設けられた第1の刃先B2(または第2の刃先B2’)によって土や砂、地中の根が前記垂直面に沿って切断される。
また、例えば、砂利や岩などが切断刃2にぶつかると、前記刃先B2の第1刃部3や第2刃部4の傾斜面にガイドされて砂利や岩は一対の切断刃2の内側に移動させることができるので、刃先が砂利や岩に強く押し付けられて損傷することがない。
切断刃2の使用方法を図6および図7を参照しながら説明する。
バケット10で地面を掘削する場合は、図7(a)〜(c)に示すようにツース15を土中に貫入し、バケット10で掬い上げて掘削するが、切断刃2はバケット本体11の底板14より上方位置で支持されているので、上記掘削作業中に地面と衝合することがなく邪魔にならない。
バケット10で地面を掘削する場合は、図7(a)〜(c)に示すようにツース15を土中に貫入し、バケット10で掬い上げて掘削するが、切断刃2はバケット本体11の底板14より上方位置で支持されているので、上記掘削作業中に地面と衝合することがなく邪魔にならない。
根切りを行う場合には、バケット本体11をバケットクラウド角αが小さくなるよう前記ツース15がアーム24に接近する方向にバケット本体11を回転させる(図7(d)〜(e)参照)。
これにより切断刃2がバケット本体11の底板14より下方に回転変位するので、バケット10を下げて切断刃2を地中に貫入させる。
これにより切断刃2がバケット本体11の底板14より下方に回転変位するので、バケット10を下げて切断刃2を地中に貫入させる。
そして、図7(e)に示すように、掘削機1を後退させることで、前記地中に貫入した切断刃2をそのままの姿勢で牽引して、地中に平行な切れ目を入れ、同時に地中に延在する樹木の根を切り取ることができる。
上記切断刃2による一対の切れ目の幅はバケット10の幅とほぼ同じであり、前記バケット10を用いて一対の切れ目の間の土壌を掘削し掬い取ることで、樹木の周囲を掘り下げながら根切りを行うことができる。
上記切断刃2による一対の切れ目の幅はバケット10の幅とほぼ同じであり、前記バケット10を用いて一対の切れ目の間の土壌を掘削し掬い取ることで、樹木の周囲を掘り下げながら根切りを行うことができる。
また、切断刃2の刃先2bが摩耗、損傷した場合には、前記ボルトナットを外して切断刃2をバケット本体11の側板12、13から外し、切断刃2を1/2回転させて表裏を反対にした状態で、拘束枠体6内に嵌合し、同様にボルトを通してナットで緊締して、切断刃2を再利用することができる。
前記実施例1では、切断刃2はバケット本体11に対して1個所で着脱可能に固定する構成としたので、切断刃2のバケットからの突出長さを用途に応じて伸縮することができない。
そこで、図8に示す実施例2の掘削バケットでは、切断刃2の突出長さを長さ調整しうる構成を示す。
そこで、図8に示す実施例2の掘削バケットでは、切断刃2の突出長さを長さ調整しうる構成を示す。
即ち、切断刃2の連結部2bに、切断刃2の長手方向に離間した複数(図示例では3つ)のボルト孔5を形成する。
一方、前記拘束枠体6は、平行に対峙する一対の第1突片6aのみとし、第2突片を設けないので、切断刃2は一対の第1突片6aに沿って長手方向にスライド可能となっている。
また、一対の第1突片6a間には、実施例1と同様に切断刃2のボルト孔5と整合する受孔12b(13b)を1個所に設けておく。
一方、前記拘束枠体6は、平行に対峙する一対の第1突片6aのみとし、第2突片を設けないので、切断刃2は一対の第1突片6aに沿って長手方向にスライド可能となっている。
また、一対の第1突片6a間には、実施例1と同様に切断刃2のボルト孔5と整合する受孔12b(13b)を1個所に設けておく。
これにより、使用者は切断刃2の複数のボルト孔5のいずれかを選択し、選択したボルト孔5と受孔12b(13b)とを整合し、ボルトを通しナットで緊締することで、切断刃2の突出長さを伸縮調整した状態でバケット本体11に固定することができる。
これは切断刃2を反転しても同様にして長さ調整することができる。
これは切断刃2を反転しても同様にして長さ調整することができる。
上記実施例では、切断刃2側もバケット本体11の側板側もいずれも孔(5、12b)としたが、前記側板側の受孔12b(13b)に替えて側板12、13の前記受孔位置12b(13b)に、外向きに突出するスタッドボルトを固着してもよい(図示せず)。
これにより切断刃2側の所望のボルト孔5の1つにスタッドボルトを通し、外側からナットで緊締してもよい。
これにより切断刃2側の所望のボルト孔5の1つにスタッドボルトを通し、外側からナットで緊締してもよい。
また、上記実施例では切断刃2側に長さ調整用に離間した複数のボルト孔5を設けたが、図9に示すように、バケット本体11の側板12、13側に長さ調整用に離間した複数の受孔12b’(13b’)を設けておき、切断刃2の基部側には上記受孔に整合するボルト孔5’を1個所に設けておく構成であってもよい。
この場合も、前記ボルト孔5’あるいはスタッドボルトを前記受孔12b(13b)と整合して固定してもよい。
また、拘束枠体は、杆状の突片を例示したが、切断刃の連結部と衝合しその動きを拘束しうる構成であれば突片を複数に分断した構成その他公知の構成を用いることができる。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
この場合も、前記ボルト孔5’あるいはスタッドボルトを前記受孔12b(13b)と整合して固定してもよい。
また、拘束枠体は、杆状の突片を例示したが、切断刃の連結部と衝合しその動きを拘束しうる構成であれば突片を複数に分断した構成その他公知の構成を用いることができる。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 掘削機
2 切断刃
2a 先端
3 第1刃部
4 第2刃部
6 拘束枠体
10 バケット
11 バケット本体
12、13 側板
14 底板
15 ツース
17 ブラケット
18 回動支点位置となる第1孔部
19 第2孔部
20 切断刃
P バケットの回動支点
2 切断刃
2a 先端
3 第1刃部
4 第2刃部
6 拘束枠体
10 バケット
11 バケット本体
12、13 側板
14 底板
15 ツース
17 ブラケット
18 回動支点位置となる第1孔部
19 第2孔部
20 切断刃
P バケットの回動支点
Claims (3)
- 掘削機のアーム先端に装着して前方から掘削機側に引き寄せて使用するバケット本体の左右の側板にバケットの側面から見て重なるように対向する位置に着脱可能に固定されると共にバケット本体の上方に向けて突出させた切断刃を設けた掘削バケットにおいて、
切断刃が、略直線状に延びると共に両面にバケット取付時に略垂直面となる扁平面を有しており、一方の扁平面の下端に向けて他方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第1の刃先と、他方の扁平面の上端に向けて一方の扁平面の中途位置から徐々に薄肉となる第2の刃先とを設けており、
バケットの左右の側板に、前記切断刃の基端側に設けた連結部を拘束する拘束枠体を固着し、
上記切断刃の連結部をバケットの側板に着脱可能に固定する固定手段を設けており、
前記切断刃を、長手方向の中心線を基準に半回転してバケットに固定することで、第1または第2の刃先のいずれか一方から他方に代えて再使用しうることを特徴とする切断刃付き掘削バケット。 - 第1および第2の刃先が、切断刃の長手方向の縁部に沿って同一断面で延びる複数の第1刃部と、該第1刃部と交互に形成されて第1刃部を超えて切断刃の短手方向の中途位置まで延びる横断面円弧状で切断刃の長手方向の縁部を凹状または円弧状に切り欠いた複数の第2刃部とからなっており、
第1の刃先に形成された第2刃部と第2の刃先に形成された第2刃部とが切断刃の短手方向で同一線上に並ばないように位置をずらせて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の切断刃付き掘削バケット。 - 拘束枠体が、切断刃を長手方向にスライド自在に拘束してなり、
切断刃の連結部とバケットの側板とのいずれか一方に1個所のボルト孔を設け、いずれか他方に切断刃の伸縮方向に沿った複数の受孔を設け、
前記ボルト孔と複数の受孔から選択した1つの受孔とを整合しボルトを通しナットで緊締して、切断刃をバケットに長さ調整可能に取り付けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の切断刃付き掘削バケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003982U JP3153051U (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 切断刃付き掘削バケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003982U JP3153051U (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 切断刃付き掘削バケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3153051U true JP3153051U (ja) | 2009-08-20 |
Family
ID=54857315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009003982U Expired - Fee Related JP3153051U (ja) | 2009-06-11 | 2009-06-11 | 切断刃付き掘削バケット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153051U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020007865A (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | 保線機器整備株式会社 | バケット付きアンダーカッターアタッチメント |
CN116837921A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-10-03 | 临沂临工重托机械有限公司 | 一种挖掘机平板伸缩臂 |
-
2009
- 2009-06-11 JP JP2009003982U patent/JP3153051U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
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JP2020007865A (ja) * | 2018-07-12 | 2020-01-16 | 保線機器整備株式会社 | バケット付きアンダーカッターアタッチメント |
CN116837921A (zh) * | 2023-07-20 | 2023-10-03 | 临沂临工重托机械有限公司 | 一种挖掘机平板伸缩臂 |
CN116837921B (zh) * | 2023-07-20 | 2024-04-09 | 临沂临工重托机械有限公司 | 一种挖掘机平板伸缩臂 |
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