JP2004307162A - 重量物保管棚 - Google Patents

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JP2004307162A
JP2004307162A JP2003104472A JP2003104472A JP2004307162A JP 2004307162 A JP2004307162 A JP 2004307162A JP 2003104472 A JP2003104472 A JP 2003104472A JP 2003104472 A JP2003104472 A JP 2003104472A JP 2004307162 A JP2004307162 A JP 2004307162A
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Sueta Igata
末多 井形
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Abstract

【課題】重量物を保管したとしても、保管棚本体の縦柱と格納棚の両端部との接続部の破損を防止できる重量物保管棚を提供すること。
【解決手段】保管棚本体1に上下方向に所定間隔で複数の格納棚3を水平に設置して重量物を格納する格納スペース4を形成した重量物保管棚において、各格納棚3の両端部には棚部3aより上下に突出した支持部3bを設け、該支持部3bの上下の頭部にはそれぞれ凸状円弧面3c,3dを形成し、一方、保管棚本体1の各縦柱2の側面には垂直荷重受スペーサ6を設け、該垂直荷重受スペーサ6の受け部6a,6bにて前記格納棚3の支持部3bの凸状円弧面3c,3dを滑動自在に支持するようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重量物を上下方向に間隔をおいて格納する重量物保管棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、保管スペースを有効利用するため、保管物を上下方向に間隔をおいて格納するようにした保管棚が使用されている。この保管棚としては、例えば、特許文献1、2に見られるように、保管棚本体の縦柱に上下方向に所定間隔で複数の格納棚を設置したものが一般的である。
【0003】
しかし、かかる構成の保管棚に重量物を保管した場合、保管棚本体の縦柱と格納棚の両端部との接続部に大きな力が作用し、その接続部が破損するおそれがあった。
【0004】
【特許文献1】
実開平6−14115号公報
【0005】
【特許文献2】
登録実用新案第3090165号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、重量物を保管したとしても、保管棚本体の縦柱と格納棚の両端部との接続部の破損を防止できる重量物保管棚を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、保管棚本体に上下方向に所定間隔で複数の格納棚を水平に設置して重量物を格納する格納スペースを形成した重量物保管棚において、各格納棚の両端部には棚部より上下に突出した支持部を設け、該支持部の上下の頭部にはそれぞれ凸状円弧面を形成し、一方、保管棚本体の各縦柱の側面には垂直荷重受スペーサを設け、該垂直荷重受スペーサの受け部にて前記格納棚の支持部の凸状円弧面を滑動自在に支持するようにしたことを特徴とする。
【0008】
すなわち、本発明は、垂直荷重受スペーサの受け部にて格納棚の支持部の凸状円弧面を滑動自在に支持するようにしたことによって、垂直荷重受スペーサの受け部にかかる格納棚の支持部からの荷重を真下に伝えるようにしたものである。
【0009】
また、本発明では、前記垂直荷重受スペーサの受け部には、前記格納棚の支持部の凸状円弧面に合致する凹状円弧面を形成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る重量物保管棚を、製鉄所においてスラブを格納するスラブ保管棚に適用した例によって本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用したスラブ保管棚の部分斜視図である。同図に示すように、スラブ保管棚の保管棚本体1は、所定間隔で配置された複数の縦柱2を有している。そして、隣接する縦柱2,2間には、上下方向に所定間隔で複数の格納棚3が設置されてスラブの格納スペース4が形成されている。それぞれの格納スペース4には、格納棚3の上面にスペーサ5を介してスラブ7が載置され、保管されるようになっている。
【0012】
図2は、格納棚の両端部と縦柱部分との接合構造(図1のA部)の一実施例を示す部分拡大斜視図である。同図において、格納棚3の両端部には、その棚部3aより上下に突出した支持部3bが設けられ、支持部3bの上下の頭部にはそれぞれ凸状円弧面3c,3dが形成されている。この凸状円弧面3c,3dは、直径Dの同一の仮想円筒面の一部となるように形成されている。
【0013】
一方、縦柱2の側面には、垂直荷重受スペーサ6が溶接等によって取り付けられている。垂直荷重受スペーサ6には、支持部3bの上下の凸状円弧面3c,3dと対向して接する位置にそれぞれ受け部6a,6bが設けられ、これによって、上下の凸状円弧面3c,3dが滑動自在に支持されている。
【0014】
図3は、垂直荷重受スペーサの受け部にかかる荷重の方向を示す説明図である。以下、図1〜図3を参照して垂直荷重受スペーサの受け部6a,6bにかかる荷重の方向について説明する。
【0015】
まず、格納棚3の棚部3に重量物であるスラブ7を載置すると棚部3aが撓み、その結果、支持部3bは、図3における中心Oの周りに回転する。しかし、先に説明したように、格納棚3の支持部3bの凸状円弧面3c,3dは、直径Dの同一の仮想円筒面の一部となるように形成されているので、たとえ支持部3bが回転したとしても、上段側のものも含めて支持部3bからの荷重Pは常に垂直軸Y−Yを通ることになる。すなわち、支持部3bからの荷重Pは、垂直荷重受スペーサ6に垂直方向にのみ伝わり、水平方向には伝わらない。したがって、垂直荷重受スペーサ6の受け部6a,6b近傍にモーメント力等がかかって破損することが防止されると共に、保管棚本体1の縦柱2が撓んで保管棚全体が変形することも防止される。
【0016】
図4は、格納棚の両端部と縦柱部分との接合構造(図1のA部)の他の実施例を示す部分拡大斜視図である。先に図2で説明した実施例では、垂直荷重受スペーサ6の受け部6a,6bを水平面としていたが、本実施例では、受け部6a,6bに、格納棚3の支持部3bの上下の凸状円弧面3c,3dに合致する凹状円弧面6c,6dをそれぞれ形成している。これによって、支持部3bの凸状円弧面3c,3dが受け部6a,6bにおいて円滑に滑動することができる。
【0017】
なお、以上の実施例では、垂直荷重受スペーサ6を縦柱2と別体として設けたが、縦柱2と一体に設けてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、垂直荷重受スペーサの受け部にかかる格納棚の支持部からの荷重が真下に伝わるので、保管棚本体の縦柱と格納棚の両端部との接続部の破損を防止できると共に、保管棚本体の変形も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したスラブ保管棚の部分斜視図である。
【図2】格納棚の両端部と縦柱2部分との接合構造(図1のA部)の一実施例を示す部分拡大斜視図である。
【図3】垂直荷重受スペーサの受け部にかかる荷重の方向を示す説明図である。
【図4】格納棚の両端部と縦柱部分との接合構造(図1のA部)の他の実施例を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 保管棚本体
2 縦柱
3 格納棚
3a 棚部
3b 支持部
3c,3d 凸状円弧面
4 格納スペース
5 スペーサ
6 垂直荷重受スペーサ
6a,6b 受け部
6c,6d 凹状円弧面
7 スラブ

Claims (2)

  1. 保管棚本体に上下方向に所定間隔で複数の格納棚を水平に設置して重量物を格納する格納スペースを形成した重量物保管棚において、
    各格納棚の両端部には棚部より上下に突出した支持部を設け、該支持部の上下の頭部にはそれぞれ凸状円弧面を形成し、一方、保管棚本体の各縦柱の側面には垂直荷重受スペーサを設け、該垂直荷重受スペーサの受け部にて前記格納棚の支持部の凸状円弧面を滑動自在に支持するようにしたことを特徴とする重量物保管棚。
  2. 前記垂直荷重受スペーサの受け部には、前記格納棚の支持部の凸状円弧面に合致する凹状円弧面を形成した請求項1に記載の重量物保管棚。
JP2003104472A 2003-04-08 2003-04-08 重量物保管棚 Withdrawn JP2004307162A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014133992A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Tohma Co Ltd 間仕切り棚及びその施工方法

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