JP2004306416A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発一特性の悪いインクにおけるインク増粘が引き起こす第一発目の吐出不良が画像品位に与える影響を回避する。
【解決手段】ライン印字に先立ち、画像データから各ヘッド毎の第N発目が吐出される位置を算出し、位置情報に基づき双方向印字と片方向印字を切り替える。
ライン印字に先立ち、画像データから各ヘッド毎の第N発目が吐出される位置を算出し、位置情報に基づき往方向印字と復方向印字で印字する画像データを操作する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録装置における画像品位に影響を与える重要な欠陥要因の一つに、インク粘度の増粘が及ぼす第一吐出の不安定吐出というものがある。これはインク吐出ノズル内に充填されているインクがノズル口付近で大気と接触し大気中に水分を蒸発することで増粘し、インクを吐出させ難くなることから起こる問題である。インクジェット記録装置におけるインクの吐出は、例えばインクの発泡をエネルギーとして利用したバブルジェット(登録商標)方式のインクジェット記録装置では、ノズル内でインクと接して配置された電気熱変換体に特定の電気パルスを投入することでインクを発泡させ、その発泡のエネルギーでインク吐出を行なうが、投入する電気パルス条件(発生させる発泡エネルギー量)は、インクの粘度によって異なり、粘度の高いインクを吐出させるためには、粘度の低いインクより多くの発泡エネルギーを投入する必要がある。
【0003】
一方、インクの粘度は前述したように放置された時間に応じて増粘し変化するため、放置された時間が長くなると予め想定していた投入電気パルス条件(発泡エネルギー量)では正常に吐出させることができなくなり、吐出がヨレたり、不吐出になったりといった吐出不良を引き起こし画像品位に多大な影響を及ぼすことがある。
【0004】
これらの増粘インクが引き起こす吐出不良は、ノズル口付近の増粘したインクが除去排出されると、再び正常な吐出状態を取り戻す。
【0005】
これに対して、従来、例えばシリアル方式のインクジェットプリンターでは、毎スキャン毎の画像書き出し前に、記録媒体外に設けられた予備吐受箱に予備吐出をおこなうことにより、前のスキャン内で画像データに基づくインクの吐出がほとんどおこなわれなかった記録ヘッドのノズル口付近で増粘したインクを除去しリフレッシュさせることで、画像品位の劣化を防止しているインクジェット記録装置が存在した。
【0006】
また、例えば、双方向記録をおこなうシリアルプリンターでは、往方向時の画像書き出し前にだけ予備吐出をおこない、次の往方向印字とそれに続く復方向印字での吐出の安定を確保している記録装置や、発一の悪いインクを使用しているため往復合わせて2スキャン分の走査時間内で第一発目の吐出不良が発生してしまうようなインクジェット記録装置では、往方向の画像書き出し前だけでなく復方向の画像書き出し前にも予備吐出をおこない、吐出の安定を保証する記録装置が存在した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら双方向記録をおこなうシリアルプリンターで、発一の悪いインクを使用しているようなインクジェット記録装置では、前述のように往方向時と復方向時のそれぞれの書き出し前に予備吐出をおこなうため、予備吐受箱を画像領域の両サイドに設ける必要が有り、スペースの確保上、プリンター装置の小型化に適さないといった問題があった。
【0008】
さらに、例えばB0サイズのプリントをおこなうような大判記録プリンターでは、1スキャンの主走査距離が長いため、インクによっては、画像の書き出し前に予備吐出をおこなっていても、主走査の予備吐出位置から離れたところで初めて第一発目が吐出されるような画像においては、その第一発目が吐出不良となる場合が生じるといった問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のシリアル方式のインクジェット記録装置では、各記録ヘッド毎の画像データに基づき次の1ラインあたり何発の吐出がおこなわれるかを記録ヘッド毎に予め予測する手段を持ち、奇数ラインの印字開始前に次の往方向印字1ライン内で任意の閾値以上の吐出が行われるかを判別し、全ての記録ヘッドで閾値以上の吐出がおこなわれる場合は次の2ラインを双方向で記録をおこない、1ヘッドでも閾値以上の吐出が行われない記録ヘッドがある場合は次の2ラインを片方向で記録をおこなうことを特徴とする。
【0010】
さらに本発明の双方向シリアル方式の記録装置では、各記録ヘッド毎の画像データに基づき次の第N発目が吐出される位置を各記録ヘッド毎に算出する手段を持ち、算出された各記録ヘッド毎の位置情報に応じて双方向印字と片方向印字を切り替えることを特徴とする。
【0011】
さらに本発明の双方向シリアル方式の記録装置では、奇数ラインの印字開始前に次の2ライン分の画像データに基づき次の第N発目が吐出される位置PointNを各記録ヘッド毎に算出する手段と、算出されたPointNが次のライン内であるかを判別する手段とを持ち、全ての記録ヘッドのPointNが次のライン内である場合、次の2ラインを双方向印字で記録し、PointNが次のライン内にない記録ヘッドが一つでも存在する場合は次の2ラインを片方向印字で記録をおこなうことを特徴とする。
【0012】
これにより、本発明の記録装置では、往路でのみ画像印字前に予備吐出をおこなえば常に安定したインク吐出の保証がおこなえ、復路側の記録媒体外に予備吐受箱を設けることなしに安定した吐出を保証することができる。
【0013】
さらに本発明の双方向シリアル方式のインクジェット記録装置では、1ラインの印字に先立ち、予め取得した1ライン分の画像データからヘッド毎に次の第N発目が吐出される位置を予測し、予測された第N発目が吐出される位置によって、往方向スキャン時と復方向スキャン時で印字する画像データを操作することを特徴としている。
【0014】
また、算出された第N発目が吐出される位置を、主走査の中心線を境に左右に分けた領域の右か左かをヘッド毎に判定する手段を持つことを特徴とする。
【0015】
また、通常のライン印字方式と、1ライン分の画像データを主走査の中心線を境に左右二つに分け往方向印字時に画像データ左を復方向印字時に画像データ右を印字する印字方式を、使い分けることを特徴としている。
【0016】
これにより、常に予備吐出から一定時間以内に画像データに基づく第一発目のインク吐出がおこなわれるように制御しているため、インクの増粘による第一発目の不安定吐出を回避し、画像データに基づく第一発目のインク吐出を常に安定した吐出状態に維持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施例)
本発明をブラック、シアン、淡いシアン、マゼンタ、淡いマゼンタ、イエローの6色のインクを使って記録をおこなうインクジェットプリンターに適用した場合の一例を以下に示す。
【0018】
図1は本発明を適用したインクジェットプリンターの簡略斜視図である。制御部9によって制御されるステッピングモータ6の駆動が紙送りローラ3に伝搬され、記録紙4が副操作方向(図中、矢印B)に送られる。8は紙抑えローラで、記録紙4は紙送りローラ3と紙抑えローラ8で支持されながら平面性を保ちつつ副操作方向(図中、矢印B)に送られる。13はヘッドキャリッジで、着脱可能なヘッドユニット2a、2bを搭載し、制御部9によって制御されるDCモータ12の駆動により、記録紙の平坦性を向上すべく設けられたプラテン板7と平行に設けられたキャリッジローラ5に沿って主操作方向(図中、矢印A)に往復移動する。ヘッドユニット2aには、記録ヘッド11a、11b、11cがヘッドキャリッジ13の移動方向(矢印A)に対して一定の間隔で固定され、ブラック、マゼンタ、シアンのインクで満たされたインクタンク1a、1b、1cが着脱可能となっている。一方、ヘッドユニット2bには、記録ヘッド11d、11e、11fがヘッドキャリッジ12の移動方向(矢印A)に対して一定の間隔で固定され、淡マゼンタ、淡シアン、イエローのインクで満たされたインクタンク1a、1b、1cが着脱可能となっている。
【0019】
記録ヘッド11aの簡略図を図2に示す。基板25上には電気熱変換体26、およびこれに電力を供給するための電極(不図示)が形成されている。ノズル24(インク路)は、電気熱変換体26に対応して同数だけ配設されており、吐出口27と共通液室23に連通している。記録ヘッド11aには、前述のインクタンク1aよりブラックインクが図中矢印Cの方向より供給され、フィルター22によってゴミなどの不純物を取り除きつつ共通液室23に供給される。共通液室23に供給されたブラックインクは毛細管現象によってノズル24内に供給されノズルの先端部、吐出口27付近でメニスカスを形成し保持される。この状態において、電気熱変換体に通電することにより、電気熱変換体上でインクが加熱されて発砲し、その発砲エネルギーにより、吐出口からインク滴が図中矢印Dの方向に吐出される。
【0020】
記録ヘッド11b、11c、11d、11e、11fにも同様にして、それぞれマゼンタ、シアン、淡マゼンタ、淡シアン、イエローのインクが供給され、インクの発砲のエネルギーにより各ノズルの吐出口よりインク滴を吐出させることができる。
【0021】
本実施例1のインクジェットプリンターでは、図3に示すフローチャートにあるように、画像データに応じて双方向印字と片方向印字を切り替えて画像印字をおこなう。以下に図3のフローチャートに沿って説明する。
【0022】
まず奇数ラインの往方向印字開始前に、これから印字される各ヘッド毎(各色毎)の2ライン分の画像データを取得する。不図示の判別手段は、取得した各ヘッド毎(各色毎)の画像データに基づき、各ヘッド毎に、次の第N発目が吐出される位置PointNを算出する。この時、次の予備吐出で吐出される発数はカウントに入れない。図4を使って説明する。図4は対象の記録ヘッドにおける次の2スキャン分の画像データイメージを表したイメージ図であり、通常、A領域が往方向画像記録(実線矢印)時に記録される画像データであり、B領域が復方向画像記録(破線矢印)時に記録される画像データである。対象の記録ヘッドは、画像データに基づくインク吐出以外にイメージ図中の予備吐出領域で予め設定された発数だけインクを吐出させる(予備吐出)。Point1、Point2、・・・・・・PointNは、画像データで吐出が指定された位置でありPointの後ろに付けた数値1、2・・・・・・Nは、その位置を指定する吐出が何吐出目であるかを意味する。PointNはつまり予備吐出で吐出されるインク吐出を除く第N発目の吐出がおこなわれる位置を示す。図3のフローチャートに戻り、PointNが各ヘッド毎に別々に算出されると、次に全てのヘッドのPointNが次のスキャン内にあるか(図3でのA領域中にあるか)を判別する。ここで、全てのヘッドのPointNが次のスキャン内にある場合は双方向印字をおこなう。すなわち次の1スキャン目で十分なインク吐出がおこなわれると判断した場合は、予備吐出箱14において予備吐出をおこなった後、往方向の画像印字をおこない、復路での予備吐出なしにそのまま続けて復方向の画像印字をおこなう。
【0023】
一方、PointNが次スキャン内にない記録ヘッドが一つでも存在する場合は、片方向印字に切り替えて画像記録をおこなう。すなわち次の1スキャン目で十分なインク吐出がおこなわれないと判断した場合には、予備吐出箱14において予備吐出をおこなった後、往方向の画像印字をおこない、一旦キャリッジを復方向に移動しホームポジションに戻した後、再び予備吐出箱14において予備吐出をおこなった後、往方向で画像印字をおこなう。
【0024】
発数Nは、プリンターの記録ヘッドの吐出パワーや、インクの組成、使用されるヘッド温度領域、プリンターの保証する環境温度領域、環境湿度領域等の条件を考慮して予め設定された任意の値である。また、例えば、1記録ヘッドあたり256ノズルの吐出口を持っている記録ヘッドを使用しているプリンターで、N=1を設定した場合、一つのノズルでも吐出されれば、双方向印字をおこなえると判断してしまうため、他の吐出がおこなわれなかった255ノズルは、往方向画像印字時に一度もインク吐出をおこなわず吐出口周辺のインクが増粘していても復路での予備吐出をおこなわずに復方向の画像記録を開始してしまうという不具合が生じるため、このあたりも考慮に入れてNの値を決める必要がある。
【0025】
また実施例1の別の方式として、画像データに基づき記録ヘッド毎にラインあたり何発の吐出がおこなわれるかを予測する予測手段を持ち、奇数ラインの往方向印字開始前に次の往方向スキャン内で任意の閾値以上の吐出が行われるかを判別し、閾値以上の吐出がおこなわれる場合は次の2ラインを双方向で記録をおこない、閾値以上の吐出が行われない場合は次の2ラインを片方向で記録をおこなうといった制御も考えられる。
【0026】
以上のように、本実施例1の双方向シリアル記録インクジェットプリンターでは、往方向スキャン内で十分な吐出が行われるかを判別し、吐出がおこなわれる場合は双方向印字をおこない、十分な吐出が行われない場合は片方向印字に切り替えるといった制御をおこなうため、往路でのみ画像印字前に予備吐出をおこなえば安定したインク吐出の保証がおこなえ、復路側の記録媒体外に予備吐受箱を設けることなしに安定した吐出を保証することができる。
【0027】
(第2の実施例)
本実施例2のインクジェットプリンターは、B0の紙サイズまで印字することのできるシリアル方式の双方向記録大判インクジェットプリンターである。プリンター構成は記録媒体の両サイドに予備吐箱14と予備吐箱15を備えている他は実施例1と同様である。図5、及び、図6のフローチャートに従って本実施例2の大判インクジェットプリンターの印字制御方法を述べる。
【0028】
本実施例2の大判インクジェットプリンターは、1ラインの印字に先立ち、予め取得した1ライン分の画像データからヘッド毎に次の第N発目が吐出される位置を予測し、予測された第N発目が吐出される位置によって、往方向スキャン時と復方向スキャン時で印字する画像データを操作することを特徴としている。
【0029】
次の1ラインの印字が往方向印字の場合のフローチャートを図5に示す。
【0030】
まず、往方向の1ライン印字に先立ち次の1ライン分の画像データを取得する。不図示の演算手段は、取得した次の1ライン分の画像データから、各ヘッドにおける次の第N発目の吐出がおこなわれる位置PointNをヘッド毎に算出する。
【0031】
図7は対象の記録ヘッドにおける次の1ライン分の画像データイメージと記録媒体上の位置との相関を示したイメージ図である。
【0032】
不図示の判別手段は 各ヘッドのPointNが、図7に示される主走査中心線を境に左右に領域分けされた領域Aと領域Bのどちら側であるかをヘッド毎に判別する。
【0033】
この判別結果で全てのヘッドにおけるPointNが領域Aであった場合、予備吐箱14で予備吐出がおこなわれた後、取得された1ラインの画像データはそのまま次の往方向スキャンで印字される。
【0034】
PointNが領域A内にないヘッドが一つでも存在する場合は、取得された1ラインの画像データは、図7に示すように主走査中心線を境に左右に画像データAと画像データBに分割され、予備吐箱14で予備吐出がおこなわれた後、往方向スキャンで画像データAのみ印字され、続く復方向スキャン時に予備吐箱15における予備吐出がおこなわれた後、画像データBが印字されることによって1ライン分の画像データが印字終了となる。
【0035】
同様に、次の1ラインの印字が復方向印字の場合は図6のフローチャートに示すように、復方向の1ライン印字に先立ち次の1ライン分の画像データを取得し、不図示の演算手段が、取得した次の1ライン分の画像データから各ヘッドにおける次の第N発目の吐出がおこなわれる位置PointNをヘッド毎に算出する。
【0036】
次に、不図示の判別手段が 各ヘッドのPointNが、図7に示される主走査中心線を境に左右に領域分けされた領域Aと領域Bのどちら側であるかをヘッド毎に判別する。
【0037】
この判別結果で全てのヘッドにおけるPointNが領域Bであった場合、予備吐箱15で予備吐出がおこなわれた後、取得された1ラインの画像データはそのまま次の復方向スキャンで印字される。
【0038】
PointNが領域B内にないヘッドが一つでも存在する場合は、取得された1ラインの画像データは、図7に示すように主走査中心線を境に左右に画像データAと画像データBに分割され、予備吐箱15で予備吐出がおこなわれた後、復方向スキャンで画像データBのみ印字され、続く往方向スキャン時に予備吐箱14における予備吐出がおこなわれた後、画像データBが印字されることによって1ライン分の画像データが印字終了となる。
【0039】
本実施例2のインクジェットプリンターは、以上の制御をおこなうことにより、常に予備吐出から一定時間以内に画像データに基づく第一発目のインク吐出がおこなわれるように制御しているため、インクの増粘による第一発目の不安定吐出を回避し、画像データに基づく第一発目のインク吐出を常に安定した吐出状態に維持することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1〜請求項3及び、実施例1の構成によれば、往路でだけ画像印字前の予備吐出をおこなえば常に安定したインク吐出の保証がおこなえ、復路側の記録媒体外に予備吐受箱を設けることなしに安定した吐出を保証することができるため、装置の小型化が図れる。
【0041】
さらに請求項4〜請求項6及び、実施例2の構成によれば、常に予備吐出から一定時間以内に画像データに基づく第一発目のインク吐出がおこなわれるように制御しているため、主走査距離が長い大判プリンタにおいてもインクの増粘による第一発目の不安定吐出を回避することができ、画像データに基づく第一発目のインク吐出を常に安定した吐出状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンターの簡略斜視図である。
【図2】記録ヘッド11aの簡略図である。
【図3】実施例1のインクジェットプリンターのフローチャートである。
【図4】対象の記録ヘッドにおける画像データのイメージ図である。
【図5】実施例2のインクジェットプリンターのフローチャートである。
【図6】実施例2のインクジェットプリンターのフローチャートである。
【図7】対象の記録ヘッドにおける画像データイメージと記録媒体上の位置との相関を示したイメージ図である。

Claims (6)

  1. 複数の記録ヘッドを搭載したシリアル方式のインクジェット記録装置において、各記録ヘッド毎の画像データに基づき次の1ラインあたり何発の吐出がおこなわれるかを記録ヘッド毎に予め予測する手段を持ち、奇数ラインの印字開始前に次の往方向印字1ライン内で任意の閾値以上の吐出が行われるかを判別し、全ての記録ヘッドで閾値以上の吐出がおこなわれる場合は次の2ラインを双方向で記録をおこない、1ヘッドでも閾値以上の吐出が行われない記録ヘッドがある場合は次の2ラインを片方向で記録をおこなうことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 複数の記録ヘッドを搭載したシリアル方式のインクジェット記録装置において、各記録ヘッド毎の画像データに基づき次の第N発目が吐出される位置PointNを各記録ヘッド毎に算出する手段を持ち、算出された各記録ヘッド毎のPointNの情報に応じて双方向印字と片方向印字を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 複数の記録ヘッドを搭載したシリアル方式のインクジェット記録装置において、奇数ラインの印字開始前に次の2ライン分の画像データに基づき次の第N発目が吐出される位置PointNを各記録ヘッド毎に算出する手段と、算出されたPointNが次のライン内であるかを判別する手段とを持ち、全ての記録ヘッドのPointNが次のライン内である場合、次の2ラインを双方向印字で記録し、PointNが次のライン内にない記録ヘッドが一つでも存在する場合は次の2ラインを片方向印字で記録をおこなうことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 複数の記録ヘッドを搭載したシリアル方式のインクジェット記録装置において、1ラインの印字に先立ち、予め取得した1ライン分の画像データからヘッド毎に次の第N発目が吐出される位置を算出する手段を持ち、算出された第N発目が吐出される位置情報に基づき、往方向スキャン時と復方向スキャン時で印字する画像データを操作することを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 算出された第N発目が吐出される位置を、主走査の中心線を境に左右に分けた領域の右か左かをヘッド毎に判定する手段を持つことを特徴としている請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 請求項5によって判定された結果に基づき、通常のライン印字方式と、1ライン分の画像データを主走査の中心線を境に左右二つに分け往方向印字時に画像データ左を復方向印字時に画像データ右を印字する印字方式を、使い分けることを特徴とする請求項4ないし請求項5記載のインクジェット記録装置。
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