JPH09183233A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09183233A
JPH09183233A JP35317795A JP35317795A JPH09183233A JP H09183233 A JPH09183233 A JP H09183233A JP 35317795 A JP35317795 A JP 35317795A JP 35317795 A JP35317795 A JP 35317795A JP H09183233 A JPH09183233 A JP H09183233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット式の記録ヘッドにおける多数
のノズルを複数に区分してインクの空噴出(フラッシュ
処理)を、各区分ごとに相互に異なるタイミングで行う
ことで、ノズルの目詰まりを確実に防止する。 【解決手段】 複数のノズル3a…を備えた各記録ヘッ
ド3A〜3Dのそれぞれに各別のインク収容器8A〜8
Dから異なる色のインクを供給して、これらの各ノズル
3a…からインクを選択的に噴出させることにより記録
を行うインクジェット記録装置において、各ノズル3a
…の目詰まりを防止するためのフラッシュ処理を実施す
るにあたり、インク収容器8A〜8Dよりコネクタ24
A〜24Dを介してインクが供給されるノズル3a…
を、隣接するノズル同士が同一区分とならないように複
数に区分し、これら区分されたノズル3a…毎に異なる
タイミングでインクを噴出させてフラッシュ処理を行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙にインクを吹
き付けて印字するインクジェット記録装置に係わり、特
に、ノズルの目詰まりを防止するために、ノズルからイ
ンクを空噴出させるフラッシュ処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置等の通信機器やパーソ
ナルコンピュータ等の情報処理装置は、通常、文字や図
形からなる印字データを視覚情報として記録するため
に、これらのデータを印刷用紙に印字可能なプリンタ記
録装置を有している。このプリンタ記録装置は、インパ
クト方式や感熱方式、インクジェット方式等の各種の印
字方式が採用されているが、近年においては、静粛性に
優れていると共に各種材質の用紙に印字可能なインクジ
ェット方式が多用されるようになっている。
【0003】上記インクジェット記録装置は、多数のノ
ズルを有する記録ヘッドと印刷用紙とを対面配置し、記
録ヘッドを主走査、用紙を副走査しながら、印字データ
に対応するノズルからインクを噴出させて印刷用紙に吹
き付けることによって、印刷用紙に文字や図形を印字す
るようになっている。また、上記インクジェット記録装
置は、多数のノズルから印刷用紙に吹き付けられるイン
クムラ等を防止するために、記録ヘッドの印刷用紙に対
する所定回数の主走査毎、あるいは所定時間おきに、全
ノズルからインクを空噴出(フラッシュ処理)させる。
これは、記録ヘッドの各ノズルを、常に、ウェットな状
態にすることで、文字や図形からなる印字データによっ
て、インクが噴出されないノズル(使用されないノズ
ル)の乾燥等に起因する目詰まり等を防止して、各ノズ
ルから印刷用紙に噴出されるインク供給(インク噴出)
の安定化を図るためである。
【0004】このような、インクジェット記録装置の具
体的構成としては、図6ないし図8に示すようなものが
あり、以下に説明する。図6において、インクジェット
記録装置1の本体フレーム2には、それぞれ複数(例え
ば、64個)のノズルを有する計4個の記録ヘッド3
(すなわち、ブラックK,イエローY,シアンC,マゼ
ンタMの各インクを噴出するための記録ヘッド3A〜3
D)やメンテナンス機構RM,紙送り機構LMを有する
サブフレーム4が内蔵されている。本体フレーム2の内
部後方には円筒形状のプラテンローラ5が配置されてい
る。プラテンローラ5は、図示しない給紙カセットまた
は手差し給紙部から供給された印刷用紙Pを記録ヘッド
3に対面させながら搬送するものであり、紙送り機構L
Mの一部をなす。プラテンローラ5は、この上側に設け
られた図示しないプレッシャーローラで印刷用紙Pが密
着されると共に、図示しないLFモータにより、プラテ
ンギヤ6を介して駆動されて印刷用紙Pを副走査方向に
紙送りする。
【0005】プラテンローラ5の前方には、記録ヘッド
3A〜3Dを搭載したキャリッジ7が設けられている。
キャリッジ7は、インクジェット式の記録ヘッド3A〜
3Dにそれぞれ異なる色のインク(ブラックK,イエロ
ーY,シアンC,マゼンタMのインク)を供給するため
に、各インクを収容した複数のインク収容器8A〜8D
(インク供給手段)を各記録ヘッド3A〜3Dに対応し
てそれぞれ着脱可能に搭載しており、プラテンローラ5
と平行に設けられたキャリッジ軸9に沿って移動可能に
されている。これにより、各記録ヘッド3A〜3Dはプ
ラテンローラ5に沿って主走査される。
【0006】インク供給手段としての各インク収容器8
A〜8Dは、図7及び図8にも示すように、この収容器
本体20Aの上面開口を閉塞する蓋20Bを有してお
り、それぞれがキャリッジ7に取り付けられたヘッドユ
ニット21内に挿入される。インク収容器8Aは、図6
及び図7に示すように、他のインク収容器8B〜8Dよ
り容積を大きくされており、各インク収納器8A〜8D
の内部を充填するようにスポンジ材22が収納されてい
る。また、各インク収容器8A〜8Dにはそれぞれブラ
ックK,イエローY,シアンC,マゼンダMのインクが
それぞれスポンジ材22に浸透させて収容されている。
ヘッドユニット21は、図7及び図8に示すように、各
インク収容器8A〜8Dを搭載する領域を区画する横板
部23を有しており、各横板部23で区画された領域に
それぞれインク収容器8A〜8Dが着脱交換自在に搭載
されている。また、ヘッドユニット21には、各インク
収容器8A〜8Dに収容されたインクを、対応する記録
ヘッド3A〜3Dに各別に供給する複数のコネクタ(各
インク収容器8A〜8Dとともにインク供給手段を構成
する)24A〜24Dが設けられている。各コネクタ2
4A〜24Dは各インク収容器8A〜8D内に突出して
おり、フィルター25A〜25Dを介在させてスポンジ
材22に押し付けられ、各コネクタ24A〜24D内に
形成されたインク供給孔26で各インク収容器8A〜8
Dと記録ヘッド3A〜3Dとを連通状態にしている。2
7は記録ヘッド3A〜3Dを保護するカバーである。
【0007】サブフレーム4の左側裏面には、キャリッ
ジ7を駆動するCRモータ10が配置されている。CR
モータ10は、ベルト11を介してキャリッジ7を駆動
するものであり、ステップモータまたはDCモータを使
用する。更に、サブプレート4の左側裏面には、フラッ
シュ用インク吸収体12が設けらている。フラッシュ用
インク吸収体12は、キャリッジ7の駆動で主走査され
る各記録ヘッド3A〜3D(以下、単に記録ヘッド3と
称する)の上記ノズルに対面して、フラッシュ処理時に
各ノズルから噴出されるインクを吸収するものである。
プラテンローラ5の右側には、記録ヘッド3のメンテナ
ンス機構RMが配置されている。インクジェット式の記
録ヘッド3は、使用中に内部に気泡が発生したり、吐出
面上にインクの液滴が付着したり等の原因によりインク
の噴出不良を起こすので、これを良好な噴出状態に回復
したりするためである。メンテナンス機構RMとして
は、印字の休止期間中、記録ヘッド3を保護するための
キャップ14と、記録ヘッド3内のインクを吸引するパ
ージ装置13、更には記録ヘッド3のノズル面をワイピ
ングするワイピング装置15等が設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
おけるインクジェット記録装置では、インク収容器8A
〜8Dから記録ヘッド3のノズルに至るまでのインク供
給路のインク温度が低温となり、その粘度が高くなると
インクの流動性が悪くなる。従って、各ノズルの目詰ま
りを防止するために、一斉に全ノズルからインクを空噴
出させるフラッシュ処理を行うと、低温時に流動性が悪
くなったインクの記録ヘッド3への供給が追いつかず、
有効にフラッシュ処理を行えず、ノズルの目詰まり防止
に支障をきたす場合がある。
【0009】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、共通のインク供給手段からインクが供給さ
れるノズルを複数に区分してインクの空噴出(フラッシ
ュ処理)を、各区分ごとに相互に異なるタイミングで行
うことで、ノズルの目詰まりを確実に防止することので
きるインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載のインクジェット記録装置
は、複数のノズルを備えた記録ヘッドに共通のインク供
給手段からインクを供給して、これらノズルからインク
を選択的に噴出させることにより記録を行うとともに、
各ノズルの目詰まりを防止するためにフラッシュ処理を
実施可能なインクジェット記録装置において、共通のイ
ンク供給手段からインクが供給されるノズルを複数に区
分し、これら区分されたノズル毎に異なるタイミングで
インクを噴出させるフラッシュ処理手段を有しているこ
とを特徴とするものである。これにより、各区分された
ノズル毎に異なるタイミングで、インクを空噴出させて
いるので、一回のフラッシュ処理で噴出するインク量を
少なくして、共通のインク供給手段から各ノズルに供給
されるインクの供給不足、特に、温度低下時の流動性低
下に起因するインクの供給不足を防止できる。
【0011】請求項2に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドは、共通のインク供給手段からイン
クが供給されるノズルを一列に配置しており、上記フラ
ッシュ処理手段は、上記記録ヘッドの一方端側から偶数
番目のノズルと奇数番目のノズルとに区分して、その区
分されたノズル毎に異なるタイミングでインクを噴出さ
せることを特徴とするものである。これにより、偶数番
目と、奇数番目とに区分されたノズル毎に、インクを噴
出させて、フラッシュ処理を行なっているので、共通の
インク供給手段から供給されるインク量が均一化され
る。
【0012】請求項3に記載のインクジェット記録装置
は、上記フラッシュ処理手段は、隣接するノズル同士が
同一区分とならないように区分して、その区分されたノ
ズル毎に異なるタイミングでインクを噴出させることを
特徴とするものである。これにより、隣接するノズル同
士に同時にインクを供給する必要がなくなり、各ノズル
からインクを均一かつ確実に空噴出させて、フラッシュ
処理することができる。
【0013】請求項4に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドのノズルに供給されるインクの温度
を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段を有し、上
記フラッシュ処理手段は、全ノズルから同時にインクが
噴出されてもそれら各ノズルに共通のインク共通手段か
ら所定量のインクが供給される温度域においては、全ノ
ズルから同時にインクを噴出させることを特徴とするも
のである。これにより、共通のインク供給手段から所定
量のインク供給が可能な温度の時、即ちインクの粘度が
比較的低い時には、全ノズルから同時にインクを噴させ
て、各ノズルに対してフラッシュ処理を迅速に行うこと
ができ、また、インクの粘度が上昇している温度の時に
は、区分されたノズル毎に異なるタイミングでインクを
噴出させて、各ノズルに対してフラッシュ処理を確実に
行うことができる。
【0014】請求項5に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドのノズルに供給されるインクの温度
を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段を有し、上
記フラッシュ処理手段は、上記インク温度を基にしたノ
ズル数に区分して、その区分されたノズル毎に異なるタ
イミングでインクを噴射させることを特徴とするもので
ある。これにより、インクの温度特性、例えば、インク
の粘度の変化に応じて、ノズルからインクを効率的に空
噴出(フラッシュ処理)することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録装置について、図1ないし図5を参照して説明する。
尚、図1ないし図5において、従来技術の図6ないし図
8で示したと同一の符号は同一の構成を有するので、そ
の説明は省略する。
【0016】図1において、本発明のインクジェット記
録装置1は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置
(以下、ホストコンピュータと称する)101に、イン
ターフェイス(I/F)102を介して接続されてい
る。インクジェット記録装置1は、フラッシュ処理手段
としての機構を初めとして各種機能を実行するためのマ
イクロコンピュータ30と、プリントバッファ31Aを
有するRAM31と、ROM32と、ヘッドドライバ3
3とを有しており、ヘッドドライバ33は記録ヘッド3
に接続され、各モータドライバ34,35はCRモータ
10及び上記LFモータにそれぞれ接続されている。マ
イクロコンピュータ30は、自動的又はオペレータの手
動操作により、記録ドットピッチが互いに異なる記録モ
ードに選択されるモード選択手段36に接続されてい
る。そして、マイクロコンピュータ30は、上記のモー
ド選択手段36で選択された記録モードに基づいて、ホ
ストコンピュータ101からインターフェース(I/
F)102を介して受信した印字データ48aをプリン
トバッファ31Aに一時的に記憶させるとともに、その
印字データ48aに基づく印字動作を実行するべく、R
OM34に予め記憶されたソフトプログラムに従って装
置1全体を制御する。
【0017】インクジェット記録装置1の計4個の記録
ヘッド3は、それぞれ図2に示すように、各インク収容
器8A〜8Dから各コネクタを24A〜24Dを通して
各別に供給されるインクを圧電素子の変位により噴出さ
せる多数(例えば、64個)のノズル3a…を有してい
る。これらのノズル3a…は、記録ヘッド3の主走査方
向Xに対して直交する印刷用紙Pの副走査方向Yで、印
刷用紙P、及びフラッシュ用インク吸収体12に対面す
るように各インク収容器8A〜8Dに対応して相互に所
定間隔で多数配置されている。また、各ノズル3a…の
圧電素子には、ヘッドドライバ33からの駆動電圧がそ
れぞれ印加されるようになっている。
【0018】上記のヘッドドライバ33を詳細に説明す
ると、ヘッドドライバ33は、図3に示すように、記録
ヘッド3の各ノズル3a…に対応して設けられた2入力
のアンド回路45…及びドライバ46…と、シリアル・
パラレル変換回路47とを有しており、シリアル・パラ
レル変換回路47は、図2のマイクロコンピュータ30
からシリアル転送された印字データ48a、又はフラッ
シュ処理信号49aを転送クロック48bの入力タイミ
ングで取り込んでパラレル出力するようになっている。
そして、アンド回路45…は、パラレル出力された印字
データ48a、又はフラッシュ処理信号49aを、マイ
クロコンピュータ30から出力される基準タイミング信
号a、又はbのハイレベル時に各ドライバ46…に出力
するようになっており、ドライバ46…は、入力された
印字データ48a、又はフラッシュ処理信号49aがハ
イレベルであるときに、所定の駆動電圧を対応する各ノ
ズル3a…に印加するようになっている。各アンド回路
45…は、図2にも示されるように、各記録ヘッド3の
方向Yの上方端から数えて奇数番目〔第1番,第3番
…,第63番〕の各ノズル3a…に対応するアンド回路
45…に基準タイミング信号aが、偶数番目〔第2番,
第4番…,第64番〕の各ノズル3a…に対応するアン
ド回路45…に基準タイミング信号bがそれぞれ出力さ
れるようになっている。
【0019】また、マイクロコンピュータ30には、キ
ャリッジ原点センサ55,ペーパセンサ56,及びイン
ク温度センサ57とが接続されている。キャリッジ原点
センサ55は、キャリッジ7の主走査方向の移動位置を
示す基準となる原点位置を検出し、ペーパセンサ56は
印刷用紙Pの挿入を検出するためのものである。インク
温度センサ(温度検知手段)57は、インク収容器8A
〜8Dから各記録ヘッド3のノズルに至るまでのインク
供給路内のインクの温度を直接又は間接的に検出して、
例えば、ヘッドユニット21の温度を検出して、これを
インク温度信号cとしてマイクロコンピュータ30に出
力するものである。そして、マイクロコンピュータ30
は、キャリッジ原点センサ55,ペーパセンサ56から
の出力信号を基準としてキャリッジ7の主走査と印刷用
紙Pの副走査を制御することにより所定の印字動作を実
行するとともに、インク温度検出センサ57からのイン
ク温度信号cが設定温度以下か否かに基づいて、後述詳
細に説明する各ノズル3a…のフラッシュ処理の制御を
行うものである。ここで、マイクロコンピュータ30に
設定される上記設定温度は、各記録ヘッド3の全ノズル
3a…に所定量のインクを均一に供給して、噴出できる
温度域であって、例えば、インク収容器8A〜8Dやコ
ネクタ24A〜24D内のインクの特性である粘度が高
くなって、インク収容器8A〜8Dからコネクタ24A
〜24Dを通して、記録ヘッド3の各ノズル3a…にイ
ンクが均一に供給できない限界の温度域等に設定される
ものである。
【0020】上記の構成において、インクジェット記録
装置1の動作について説明する。
【0021】先ず、マイクロコンピュータ30は、印刷
用紙Pに対する印字を行うために、ホストコンピュータ
101からインターフェース(I/F)102を介して
受信した印字データ48aをプリントバッファ31Aに
記憶する。そして、キャリッジ7を主走査方向に移動さ
せながら、所定のタイミングで印字デーア48aをヘッ
ドドライバ33に転送するとともに、ハイレベルの基準
タイミング信号a,bを同時に出力して、所定の駆動電
圧を対応する各ノズル3a…の圧電素子に印加すること
で、記録ヘッド3による印刷用紙Pへの印字を実行す
る。その後、主走査方向への一回の印字が終了したなら
ば、印刷用紙Pを副走査方向に紙送りしたのち、再びキ
ャリッジ7を移動して印字を再開する。
【0022】上記のようにして、所定の文字や図形を印
刷用紙Pに印字している途中において、マイクロンピュ
ータ30は、予め設定された所定回数の主走査毎、ある
いは所定時間おき(例えば、30秒毎)にフラッシュ処
理を実行する。即ち、図4に示すフローチャートに従っ
て、記録ヘッド3の各ノズル3a…の目詰まりを減少
(防止)するために、記録ヘッド3の各ノズル3a…か
らインクを空噴出させるフラッシュ処理を、インク温度
が所定温度以下であるか否かに基づいて、異なる設定回
数LOOP1,LOOP2(例えば、LOOP1=2
0,LOOP2=10))だけ繰り返して実施する。先
ず、マイクロコンピュータ30は、このフラッシュ処理
を実施するために、一旦印字動作を中止して、記録ヘッ
ド3をフラシュ用インク吸収体12に対面する位置(印
字領域より外れた位置)まで移動して停止させるととも
に、印字データ48aに換えてフラッシュ処理信号49
aをヘッドドライバ33に転送し、シリアル・パラレル
変換器47から各アンド回路45に対して全てハイレベ
ルの信号が出力されるようにする。
【0023】そして、図4に示すフローチャートに従っ
て、マイクロコンピュータ30は、各インク収容器8A
〜8Dから記録ヘッド3のノズルに至るまでのインク温
度が所定温度以下であるか否かに基づいて、異なる設定
回数LOOP1,LOOP2が選択されるように設定し
た後(S1)、インク温度検出センサ57(ここではヘ
ッドユニット21の温度からインク温度を間接的に検出
するセンサ)からインク温度信号cを入力して、インク
温度が設定温度以上か否かを判断して(S2)、このイ
ンク温度に基づいて異なるフラッシュ処理を、設定回数
LOOP1、又はLOOP2だけ繰り返し実施する。
【0024】すなわち、マイクロコンピュータ30は、
インク温度が設定温度以下であると判断すると(S2,
YES)、次いで、フラッシュ処理の実施回数Nを
「0」に設定した後(S3)、フラッシュ処理が実施さ
れた実施回数Nが偶数であるか否かを判断する(S
2)。そして、マイクロコンピュータ30は、フラッシ
ュ処理が実施された実施回数Nが偶数であると判断する
と(S4,YES)、ヘッドドライバ33に対して基準
タイミング信号bのみを出力することで、全てのアンド
回路45…にハイレベルのフラッシュ処理信号49aが
供給されている状態で、さらに基準タイミング信号bが
供給されたアンド回路45…からのみ、対応する各ドラ
イバ46…にハイレベルの駆動信号が出力されるように
する。これにより、対応する各ドライバ46…は、所定
の駆動電圧を対応する偶数番目の各ノズル3a…の圧電
素子に印加して、記録ヘッド3の偶数番目の各ノズル3
a…(図2に示す、白丸の各ノズル3a…)からインク
をフラッシュ用インク吸収体12に対して空噴出(フラ
ッシュ処理)させる(S5)。
【0025】この後、記録ヘッド3の偶数番目の各ノズ
ル3a…からフラッシュ用インク吸収体12に対する空
噴出(フラッシュ処理)がされると、マイクロコンピュ
ータ30はフラッシュ処理の実施回数Nに「1」を加算
するとともに(S6)、この実施回数Nとフラッシュ処
理の設定回数LOOP1とが等しいか否かを判断する
(S7)。すなわち、各ノズル3a…によるフラッシュ
処理の実施回数Nがフラッシュ処理の設定回数LOOP
1と等しいと判断すると(S7,YES)、フラッシュ
処理を終了し、一方、フラッシュ処理の実施回数Nがフ
ラッシュ処理の設定回数LOOP1未満と判断すると
(S7,NO)、再び、上記(S4)に戻って、フラッ
シュ処理が繰り返し実施される。
【0026】上記(S4)に戻ると、各ノズル3a…に
よるフラッシュ処理の実施回数Nが(S6)でN=N+
1にされているので、マイクロコンピュータ30はフラ
ッシュ処理の実施回数Nが奇数であると判断して(S
4,NO)、ヘッドドライバ33に対して基準タイミン
グ信号aのみを出力することで、対応するアンド回路4
5…からのみハイレベルのラッシュ処理信号49aが対
応する各ドライバ46…に出力されるようにする。これ
により、対応する各ドライバ46…は、所定の駆動電圧
を対応する奇数番目の各ノズル3a…の圧電素子に印加
して、記録ヘッド3の奇数番目の各ノズル3a…(図2
に示す、黒丸の各ノズル3a…)からインクをフラッシ
ュ用インク吸収体12に対して空噴出(フラッシュ処
理)させる(S8)。このように、インク温度が設定値
以下の場合には、それぞれ共通のインク供給手段である
インク収容器8A〜8Dのいずれかから各別にインクが
供給される各記録ヘッド3の多数のノズル3a…のうち
偶数番目と、奇数番目とに区分された各ノズル3a…毎
に、交互に異なるタイミングで、それぞれの区分に属す
る各ノズル3a…からインクを空噴出(フラッシュ処
理)させるものである。
【0027】次に、マイクロコンピュータ30は、イン
ク温度が設定温度より大きいと判断すると(S2,N
O)、フラッシュ処理の実施回数Nを「0」に設定した
後(S9)、ヘッドドライバ33に対して基準タイミン
グ信号a,bを同時に出力することで、全てのアンド回
路45…からハイレベルのフラッシュ処理信号49aが
各ドライバ46…に出力されるようにする。これによ
り、全ドライバ46…は、所定の駆動電圧を全ノズル3
a…の圧電素子に印加して、これらの全ノズル3a…か
らインクをフラッシュ用インク吸収体12に対して空噴
出(フラッシュ処理)させる(S10)。
【0028】この後、記録ヘッド3の全ノズル3a…か
らフラッシュ用インク吸収体12に対する空噴出(フラ
ッシュ処理)がされると、マイクロコンピュータ30は
フラッシュ処理の実施回数Nに「1」を加算するととも
に(S11)、この実施回数Nとフラッシュ処理の設定
回数LOOP2とが等しいか否かを判断する(S1
2)。すなわち、各ノズル3a…によるフラッシュ処理
の実施回数Nがフラッシュ処理の設定回数LOOP2と
等しいと判断すると(S12,YES)、フラッシュ処
理を終了し、一方、フラッシュ処理の実施回数Nがフラ
ッシュ処理の設定回数LOOP2未満と判断すると(S
12,NO)、再び、上記(S10)に戻って、フラッ
シュ処理が繰り返し実施される。このように、インク温
度が設定値より大きい場合には、記録ヘッド3の全ノズ
ル3a…からインクを空噴出(フラッシュ処理)するも
のである。
【0029】上述の如く、記録ヘッド3の各ノズル3a
…のフラッシュ処理が終了すると、マイクロコンピュー
タ30は、再び、印刷用紙Pに対する印字を再開する。
すなわち、キャリッジ7を主走査方向に移動させなが
ら、所定のタイミングでプリントバッファ31Aから読
出した印字データ48aをヘッドドライバ33に転送す
るとともに、基準タイミング信号a,bを同時に出力し
て、所定の駆動電圧を対応する各ノズル3a…に印加す
ることで、記録ヘッド3による印刷用紙Pへの印字を実
行する。この後、記録ヘッド3の主走査と、印刷用紙P
の副走査とが繰返されて、印字データ48aに基づく所
定回数分の印字が行なわれるか、あるいは所定時間が経
過すると、再び、上記に示した如く、各ノズル3a…の
フラッシュ処理が行われる。
【0030】なお、本実施形態では、基準タイミング信
号(印字の基準となるクロック信号)を2つの基準タイ
ミング信号a,bに分割することにより、全てハイレベ
ルのフラッシュ処理信号49aをヘッドドライバ33に
転送した状態で、基準タイミング信号a,bを異なるタ
イミングで交互に出力させることによって、偶数番目と
奇数番目のノズル毎に異なるタイミングでインクを空噴
出(フラッシュ処理)させるようにしたものであるが、
これに限定されるものでなく、1つの共通した基準タイ
ミング信号によっても実施可能である。例えば、先ず、
「0,1,0,1・・・」のフラッシュ処理信号49a
をヘッドドライバ33に供給して、偶数番目のノズルに
対応するアンド回路45に対してのみハイレベルのフラ
ッシュ処理信号49aが出力されるようにした状態で、
全てのアンド回路45に対して1つの共通した基準タイ
ミング信号を与え、これによって、偶数番目のノズルに
対応するアンド回路45からのみ、対応するドライバ4
6に対してハイレベルの駆動信号が出力されるようにす
る。次に、「1,0,1,0・・・」のフラッシュ処理
信号49aをヘッドドライバ33に供給して、奇数番目
のノズルに対応するアンド回路45に対してのみハイレ
ベルのフラッシュ処理信号49aが出力されるようにし
た状態で、全てのアンド回路45に対して1つの共通し
た基準タイミング信号を与え、これによって、奇数番目
のノズルに対応するアンド回路45からのみ、対応する
ドライバ46に対してハイレベルの駆動信号が出力され
るようにする。こうした構成によっても、上記実施形態
と同様の作用効果を奏し得る。また、インク温度が所定
温度より高い場合には、全てハイレベルのフラッシュ処
理信号49a、すなわち、「1,1,1,1・・・」の
フラッシュ処理信号49aをヘッドドライバ33に供給
して、全てのアンド回路45に対してハイレベルのフラ
ッシュ処理信号49aが出力されるようにした状態で、
1つの共通した基準タイミング信号を与え、これによっ
て、全てのノズルからインクを空噴出(フラッシュ処
理)させることができる。もちろん、通常の印字動作時
においては、所定のタイミングで印字データ48aをヘ
ッドドライバ33に転送するとともに、1つの共通した
基準タイミング信号を全てのアンド回路45に対して出
力することにより、印字動作を実行することができる。
【0031】本実施形態のインクジェット記録装置1で
は、各インク収容器8A〜8Dからコネクタ24A〜2
4Dを介して各別にインクが供給される各記録ヘッド3
の多数のノズル3a…のうち偶数番目と、奇数番目とに
区分された各ノズル3a…毎に、交互に異なるタイミン
グで、それぞれの区分に属する各ノズル3a…からイン
クを空噴出(フラッシュ処理)させるようにしたもので
あるため、それぞれの記録ヘッド3における各ノズル3
a…は、副走査方向に相互に隣接するノズル3a…のイ
ンク噴出による影響を低減しつつ、確実にインクを空噴
出(フラッシュ処理)することができるが、これに限定
されるものでなく、例えば、図5に示すように、各イン
ク収容器8A〜8Dから各別にインクが供給される各記
録ヘッド3の多数のノズル3a…を、上下等分に区分し
て、これら上下に区分された各ノズル3a…(図5の黒
丸と白丸の各ノズル3a…)を、交互に異なるタイミグ
ンでインクを空噴出(フラッシュ処理)されるようにし
たものであってもよい。また、本実施形態のインクジェ
ット記録装置1では、インク温度が所定の温度より高い
場合は、多数のノズル3a…から同時にインクを空噴出
(フラッシュ処理)させるとともに、所定の温度以下の
場合は、多数のノズル3a…を偶数番目と奇数番目の2
つのグループに区分して、その区分されたノズル毎に異
なるタイミングでインクを空噴出(フラッシュ処理)さ
せるようにしたものであるが、これに限定されるもので
なく、例えば、更にインク温度が低下して、インクの粘
度が上昇した場合には、偶数番目と奇数番目に区分した
ノズル3a…を、さらに2分割して計4つのグループに
区分し、その4つの区分毎に相互に異なるタイミング
で、即ち、計4回のタイミングで全部のノズル3a…の
フラッシュ処理が終了するようにしてもよい。
【0032】また、本実施形態のインクジェット記録装
置1では、インク温度検出センサ57で検出されるヘッ
ドユニット21の温度から間接的に検出されるインクの
温度に基づいて、各インク収容器8A〜8Dに対応する
各記録ヘッド3のそれぞれにおいて区分された各ノズル
3a…毎に、相互に異なるタイミングでインクを空噴出
(フラッシュ処理)させ、又は全てのノズル3a…から
一斉にインクを空噴出(フラッシュ処理)させるような
ものを示したが、これに限定されるものでなく、例え
ば、インク温度検出センサ57を用いることなく、単
に、それぞれの記録ヘッド3において区分された各ノズ
ル3a…毎に、相互に異なるタイミングでインクを空噴
出(フラッシュ処理)させるようにしたものであっても
よい。各記録ヘッド3(3A〜3D)の相互間において
は、それぞれ独立したインク収容器8A〜8Dからイン
クが供給されるものであるから、同時であっても、ある
いは異なるタイミングのいずれであっても良い。
【0033】
【発明の効果】このように、本発明の請求項1に記載の
インクジェット記録装置は、複数のノズルを備えた記録
ヘッドに共通のインク供給手段からインクを供給して、
これらノズルからインクを選択的に噴出させることによ
り記録を行うとともに、各ノズルの目詰まりを防止する
ためにフラッシュ処理を実施可能なインクジェット記録
装置において、共通のインク供給手段からインクが供給
されるノズルを複数に区分し、これら区分されたノズル
毎に異なるタイミングでインクを噴出させるフラッシュ
処理手段を有しているものである。これにより、各区分
されたノズル毎に異なるタイミングで、インクを空噴出
させているので、一回のフラッシュ処理で噴出するイン
ク量を少なくして、共通のインク供給手段から各ノズル
に供給されるインクの供給不足、特に温度低下時の流動
性低下に起因するインクの供給不足を防止できる。この
結果、確実に、各ノズルに対してフラッシュ処理を行な
い、各ノズルの目詰まりを防止することができるので、
各ノズルから噴出されるインク量を安定させて、記録の
不具合を確実に解消することが可能となる。
【0034】請求項2に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドは、共通のインク供給手段からイン
クが供給されるノズルを一列に配置しており、上記フラ
ッシュ処理手段は、上記記録ヘッドの一方端側から偶数
番目のノズルと奇数番目のノズルとに区分して、その区
分されたノズル毎に異なるタイミングでインクを噴出さ
せるものである。これにより、偶数番目と、奇数番目と
に区分されたノズル毎に、インクを噴出させて、フラッ
シュ処理を行なっているので、共通のインク供給手段か
ら供給されるインク量が均一化される。この結果、各ノ
ズルから空噴出されるインク量も均一化されて、確実
に、各ノズルの目詰まりを防止することが可能となる。
【0035】請求項3に記載のインクジェット記録装置
は、上記フラッシュ処理手段は、隣接するノズル同士が
同一区分とならないように区分して、その区分されたノ
ズル毎に異なるタイミングでインクを噴出させるもので
ある。これにより、隣接するノズル同士に同時にインク
を供給する必要がなくなり、各ノズルからインクを均一
かつ確実に空噴出させて、フラッシュ処理することがで
きる。
【0036】請求項4に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドのノズルに供給されるインクの温度
を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段を有し、上
記フラッシュ処理手段は、全ノズルから同時にインクが
噴出されてもそれら各ノズルに共通のインク共通手段か
ら所定量のインクが供給される温度域においては、全ノ
ズルから同時にインクを噴出させるものである。これに
より、共通のインク供給手段から所定量のインク供給が
可能な温度の時、即ちインクの粘度が比較的低い時に
は、全ノズルから同時にインクを噴出させて、各ノズル
に対してフラッシュ処理を迅速に行うことができ、ま
た、インクの粘度が上昇している温度の時には、区分さ
れたノズル毎に異なるタイミンングでインクを噴出させ
て、各ノズルに対してフラッシュ処理を確実に行うこと
ができる。この結果、インクの粘度が低下している場合
か否かに応じて、各ノズルに対するフラッシュ処理を効
率的に行うことが可能となる。
【0037】請求項5に記載のインクジェット記録装置
は、上記記録ヘッドのノズルに供給されるインクの温度
を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段を有し、上
記フラッシュ処理手段は、上記インク温度を基にしたノ
ズル数に区分して、その区分されたノズル毎に異なるタ
イミングでインクを噴射させるものである。これによ
り、インクの温度特性、例えば、インクの粘度の変化に
応じて、ノズルからインクを効率的に空噴出(フラッシ
ュ処理)することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置を構成するブ
ロック図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置を構成する記
録ヘッドとインク供給手段を模式的に示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のインクジェット記録装置におけヘッド
ドライバの構成を示す回路図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置におけるフラ
ッシュ処理の実施手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明のインクジェット記録装置の変形例を示
すものである。
【図6】インクジェット記録装置の概略的構成を示す斜
視図である。
【図7】インク供給手段としてのインク収容器等を示す
斜視図である。
【図8】インク供給手段としてのインク収容器等を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置 3A〜3D 記録ヘッド 8A〜8D インク収容器(インク供給手段) 24A〜24D コネクタ(インク供給手段) 30 マイクロコンピュータ(フラッシュ処理手段) 33 ヘッドドライバ 57 インク温度検出センサ(温度検知手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルを備えた記録ヘッドに共通
    のインク供給手段からインクを供給して、これらノズル
    からインクを選択的に噴出させることにより記録を行う
    とともに、各ノズルの目詰まりを防止するためにフラッ
    シュ処理を実施可能なインクジェット記録装置におい
    て、 共通のインク供給手段からインクが供給されるノズルを
    複数に区分し、これら区分されたノズル毎に異なるタイ
    ミングでインクを噴出させるフラッシュ処理手段を有し
    ていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 上記記録ヘッドは、共通のインク供給手
    段からインクが供給されるノズルを一列に配置してお
    り、 上記フラッシュ処理手段は、上記記録ヘッドの一方端側
    から偶数番目のノズルと奇数番目のノズルとに区分し
    て、その区分されたノズル毎に異なるタイミングでイン
    クを噴出させることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記フラッシュ処理手段は、隣接するノ
    ズル同士が同一区分とならないように区分して、その区
    分されたノズル毎に異なるタイミングでインクを噴出さ
    せることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】 上記記録ヘッドのノズルに供給されるイ
    ンクの温度を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段
    を有し、 上記フラッシュ処理手段は、全ノズルから同時にインク
    が噴出されてもそれら各ノズルに共通のインク共通手段
    から所定量のインクが供給される温度域においては、全
    ノズルから同時にインクを噴出させることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 上記記録ヘッドのノズルに供給されるイ
    ンクの温度を直接乃至は間接的に検知する温度検知手段
    を有し、 上記フラッシュ処理手段は、上記インク温度を基にした
    ノズル数に区分して、その区分されたノズル毎に異なる
    タイミングでインクを噴射させることを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
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