JP2004306019A - 排ガス浄化システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 NOX浄化率の高い排ガス浄化システムを提供する。
【解決手段】 排ガスが流通する上流側から下流側に向かって、プラズマリアクタ3と、前記排ガスに作用するNOX選択還元触媒層を有するNOX選択還元触媒ユニット4とを備え、前記プラズマリアクタ3の上流側で前記排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段2を設けた排ガス浄化システムであって、前記NOX選択還元触媒層は、マグネシウムを担持したγ―アルミナを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 排ガスが流通する上流側から下流側に向かって、プラズマリアクタ3と、前記排ガスに作用するNOX選択還元触媒層を有するNOX選択還元触媒ユニット4とを備え、前記プラズマリアクタ3の上流側で前記排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段2を設けた排ガス浄化システムであって、前記NOX選択還元触媒層は、マグネシウムを担持したγ―アルミナを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、排ガス浄化システムに係り、更に詳しくは、酸素過剰雰囲気下における排ガス中のNOXを浄化する排ガス浄化システムに関するものである。
従来、ディーゼルエンジンの排気ガスのように酸素濃度が高い条件下でも窒素酸化物(以下、NOXという)を浄化するシステムとして、NOX吸着触媒を使用した排ガス浄化システムや尿素還元型NOX触媒(UREA−SCR:Urea−Selective Catalytic Reduction)を使用した排ガス浄化システムが知られている。しかしながら、NOX吸着触媒を使用した排ガス浄化システムは、エンジンの空燃比を、リーンからリッチへ、そしてさらにストイキへと変化させる必要があるため、多大な燃費のロスを生じるという問題がある。また、尿素還元型NOX触媒を使用した排ガス浄化システムは、尿素のインフラストラクチャの整備が必須となる点で問題が残る。
そこで、これらの問題を解決するために、NOX吸着触媒や尿素還元型NOX触媒に代えてNOX選択還元触媒、具体的には、白金系触媒(例えば、特許文献1)、イリジウム系触媒(例えば、特許文献2)及び銀系触媒(例えば、特許文献3)を使用したシステムが提案されている。
しかしながら、白金系触媒を使用した排ガス浄化システムでは、排ガスに例えば炭化水素(以下、HCという)といった還元剤を添加しないとNOX浄化率が低くなるとともに、還元剤の添加量を高めていくと、HCの酸化熱によってNOX選択還元触媒の温度が、NOXの浄化温度域を外れてしまうため、NOX浄化率の高いシステムを構築することができない。
また、イリジウム系触媒を使用した排ガス浄化システムでは、この触媒のNOXの浄化温度が高く、しかもこの触媒のパラフィンに対する選択性が十分とはいえない。したがって、この排ガス浄化システムは、排ガス温度が低く、排ガス中のパラフィン濃度が高いディーゼルエンジンに適用しても、排ガス中のNOXを十分に浄化することができない。
また、銀系触媒を使用した排ガス浄化システムでは、この触媒のNOXの浄化温度が高いため、排ガス温度が低いディーゼルエンジンにこの排ガス浄化システムを適用したとしても、排ガス中のNOXを十分に浄化することができない。
このような技術に関連して、プラズマリアクタと銀/アルミナ触媒とを組み合わせた「NOX浄化用プラズマアシスト触媒」が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特許第2909553号公報(第3頁5欄14行〜6欄25行)
特開平6−31173号公報(第4頁5欄4行〜6欄20行)
特開平5−92125号公報(第4頁6欄35行〜第5頁8欄22行)
特開2002−210366号公報(第2〜5頁、第1図)
しかしながら、特許文献4で開示された「NOX浄化用プラズマアシスト触媒」では、NOX浄化率を維持するため還元剤としてHC等を添加すると、時間の経過とともにNOXの浄化率が低下していく。その原因としては、図8に示すように、支持体111に積層したNOX選択還元触媒層120の連続細孔124の奥深い位置にもHC等が侵入することがその原因と考えられる。そして、このHC等が多孔質担体121の表面に沈着することによって、多孔質担体121の表面に担持した銀等のNOX選択還元触媒122を被覆する付着物126となる。
このように付着物126は、NOX選択還元触媒122の触媒機能を損うとともに、最終的には連続細孔124を閉塞して排ガスとの接触面積を減少させるため、NOX浄化率が低下してしまうという問題があった。なお、このように付着物126によってNOX選択還元触媒のNOX浄化率が低下する現象を「コーキング」という。
そこで、本発明は、NOX浄化率の高い排ガス浄化システムを提供することを課題とする。
本発明の発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、酸点量を低下させた特定のγ―アルミナを含むNOX選択還元触媒を使用すると、NOX選択還元触媒のコーキングが防止されることを見出して本発明に到達した。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、排ガスが流通する上流側から下流側に向かって、プラズマリアクタと、前記排ガスに作用するNOX選択還元触媒層を有するNOX選択還元触媒ユニットとを備え、前記プラズマリアクタの上流側で前記排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段を設けた排ガス浄化システムであって、前記NOX選択還元触媒層は、マグネシウムを担持したγ―アルミナを含むことを特徴とする。
この排ガス浄化システムでは、NOXを含む排ガスがプラズマリアクタを通過すると、NO2以外のNOXはNO2に変換されるとともに、排ガスに添加された還元剤がプラズマリアクタを通過すると、還元剤は励起される。
そして、励起した還元剤、NO2及びプラズマリアクタでNO2に変換されなかった残余のNOXが、NOX選択還元触媒ユニットに到達すると、これらはNOX選択還元触媒層内に取り込まれて、CO2、H2O、N2に分解される。
その一方で、NOX選択還元触媒層のマグネシウムを担持したγ―アルミナは、マグネシウムによって、その酸点量が低下している。すなわち、γ―アルミナの酸点量が低下することにより、γ―アルミナへの還元剤の付着が抑制される。
したがって、この排ガス浄化システムによれば、NOX選択還元触媒層のNOXに対する活性が、時間を経ても良好に維持されるので、良好なNOX浄化率が維持される。
したがって、この排ガス浄化システムによれば、NOX選択還元触媒層のNOXに対する活性が、時間を経ても良好に維持されるので、良好なNOX浄化率が維持される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の排ガス浄化システムにおいて、前記γ―アルミナは、当該γ―アルミナに対して5質量%以上、10質量%以下の前記マグネシウムを担持することによって、当該γ―アルミナの酸点量が120μmol/g以下になっていることを特徴とする。
このような排ガス浄化システムでは、γ―アルミナが、当該γ―アルミナに対して5質量%以上、10質量%以下のマグネシウムを担持して当該γ―アルミナの酸点量が120μmol/g以下になっていることによって、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、より良好にNOXを浄化する。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化システムにおいて、前記NOX選択還元触媒層は、銀を含むことを特徴とする。
このような排ガス浄化システムでは、NOX選択還元触媒層が銀を含むので、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、より良好にNOXを浄化する。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の排ガス浄化システムにおいて、前記NOX選択還元触媒層中の前記銀の含有量は、1.5質量%以上、5質量%以下であることを特徴とする。
このような排ガス浄化システムでは、NOX選択還元触媒層の銀の含有量が、1.5質量%以上、5質量%以下であるので、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、さらに良好にNOXを浄化する。
請求項1に係る排ガス浄化システムによれば、NOX選択還元触媒層には、マグネシウムによって酸点量が低下したγ―アルミナが含まれているので、NOX選択還元触媒層がコーキングを起こすことなく、良好なNOX浄化率を維持することができる。
請求項2に係る排ガス浄化システムによれば、γ―アルミナが、当該γ―アルミナに対して5質量%以上、10質量%以下のマグネシウムを担持して当該γ―アルミナの酸点量が120μmol/g以下になっているので、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、より良好にNOXを浄化することができる。
請求項3に係る排ガス浄化システムによれば、NOX選択還元触媒層が銀を含むので、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、より良好にNOXを浄化することができる。
請求項4に係る排ガス浄化システムによれば、NOX選択還元触媒層が、γ―アルミナに対して1.5質量%以上、5質量%以下の銀を含むので、排ガス浄化システムに還元剤を導入しながら排ガスのNOX浄化処理をし続けても、NOX浄化率を低下させることなく、さらに良好にNOXを浄化することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図4を適宜参照して、詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本実施形態に係る排ガス浄化システムの構成を模式的に示すブロック図、図2は、図1に示す排ガス浄化システムにおけるNOX選択還元触媒ユニットの触媒部材を示す部分断面図、図3は、図2に示す触媒部材のNOX選択還元触媒層を部分的に拡大して示す部分拡大図、図4は、NOX選択還元触媒層中の銀の含有量とNOX浄化率との関係を示すグラフである。
図1に示すように、排ガス浄化システム1は、酸素過剰雰囲気下における排ガス中のNOXを浄化するシステムであり、配管(P1〜P3)を介して、排ガス発生側(上流側)から排気側(下流側)に向かって、プラズマリアクタ3と、NOX選択還元触媒ユニット4とを備えるとともに、プラズマリアクタ3の上流側に後記還元剤を添加する還元剤添加手段2を備えている。
(還元剤添加手段)
還元剤添加手段2は、プラズマリアクタ3の上流側で配管P1内の排ガスに還元剤を供給するためのものである。還元剤添加手段2は、例えば、エンジンの配管内へ燃料を噴射する公知の燃料噴射機構やポストインジェクション機構等で構成することができる。
還元剤添加手段2は、プラズマリアクタ3の上流側で配管P1内の排ガスに還元剤を供給するためのものである。還元剤添加手段2は、例えば、エンジンの配管内へ燃料を噴射する公知の燃料噴射機構やポストインジェクション機構等で構成することができる。
還元剤としては、排ガス中のNOXを還元するものであれば、特に制限されず、例えば炭化水素(以下、HCという)等を使用することができる。
また、例えば、排ガス浄化システム1をディーゼルエンジンに適用した場合には、還元剤としてディーゼルエンジンの燃料(軽油)を使用することができる。そして、還元剤として燃料を使用する際には、還元剤添加手段2は、この燃料が燃料タンクから配管P1内に供給されるように、エゼクタ、送りポンプ、配管等を組み合わせて構成すればよい。
(プラズマリアクタ)
プラズマリアクタ3は、酸素過剰雰囲気下で燃料を燃焼させて発生した排ガス中に含まれるNO2以外のNOXをプラズマでNO2に変換するものである。また、プラズマリアクタ3は、プラズマによって還元剤を励起してラジカルなどの活性種を生成するとともに、その酸化能を利用してPM(Particulate Matter)を酸化することも可能である。このプラズマリアクタ3としては、本発明の目的を達成するものであれば特に限定されるものではないが、コロナ放電、パルス放電、バリア放電形式のものが適用可能であり、PM分の酸化能をも考慮するとバリア放電形式のものが好ましい。なお、図1では1基のプラズマリアクタ3を配置しているが、2基以上のプラズマリアクタ3を直列又は並列に配置してもよい。
プラズマリアクタ3は、酸素過剰雰囲気下で燃料を燃焼させて発生した排ガス中に含まれるNO2以外のNOXをプラズマでNO2に変換するものである。また、プラズマリアクタ3は、プラズマによって還元剤を励起してラジカルなどの活性種を生成するとともに、その酸化能を利用してPM(Particulate Matter)を酸化することも可能である。このプラズマリアクタ3としては、本発明の目的を達成するものであれば特に限定されるものではないが、コロナ放電、パルス放電、バリア放電形式のものが適用可能であり、PM分の酸化能をも考慮するとバリア放電形式のものが好ましい。なお、図1では1基のプラズマリアクタ3を配置しているが、2基以上のプラズマリアクタ3を直列又は並列に配置してもよい。
(NOX選択還元触媒ユニット)
NOX選択還元触媒ユニット4は、プラズマリアクタ3の下流側に配置されており、その内部には、図2に示すように、複数の細孔11aを有する支持体11を含む触媒部材10を備えている。触媒部材10は、支持体11と、細孔11aを取り囲む内壁面11bを覆うように形成されたNOX選択還元触媒層20を有している。
NOX選択還元触媒ユニット4は、プラズマリアクタ3の下流側に配置されており、その内部には、図2に示すように、複数の細孔11aを有する支持体11を含む触媒部材10を備えている。触媒部材10は、支持体11と、細孔11aを取り囲む内壁面11bを覆うように形成されたNOX選択還元触媒層20を有している。
支持体11の形状は、排ガスが流通する空間を有していればよく、図2に示すように、本実施形態の支持体11には、排ガスとの接触面積及び機械的強度に優れるハニカム状のものが使用されている。
また、支持体11は、耐熱性を有する材料から形成されることが好ましい。このような材料としては、例えば、コージエライト、ムライト、シリコンカーバイド(SiC)といった多孔質体や、ステンレスといった金属板をハニカム状に成形したもの等が挙げられる。
また、支持体11は、耐熱性を有する材料から形成されることが好ましい。このような材料としては、例えば、コージエライト、ムライト、シリコンカーバイド(SiC)といった多孔質体や、ステンレスといった金属板をハニカム状に成形したもの等が挙げられる。
NOX選択還元触媒層20は、図3に示すように、骨格を構成する多孔質担体であるγ―アルミナ21と、γ―アルミナ21の表面に担持させた銀22及びマグネシウム23とで主に構成されている。NOX選択還元触媒層20の内部には、支持体11の細孔11a内に向けて開口する複数の連続細孔24が形成されている。このようにNOX選択還元触媒層20が複数の連続細孔24を有することにより、排ガスとの接触面積が飛躍的に増加するので、この排ガス浄化システム1(図1参照)は、NOXを効率的に浄化することができる。
γ―アルミナ21は、後記するマグネシウム23を担持することによって、その酸点量が低下しており、このγ―アルミナ21としては、酸点量が120μmol/g以下のものが好ましい。この酸点量が120μmol/gを超えると、NOX選択還元触媒層20にコーキングを発生させ、NOX浄化率が低下する場合がある。
マグネシウム23は、γ―アルミナ21の酸点量を低下させることによって、NOX選択還元触媒層20に付着した還元剤等を酸化して分解するのを促進するためのものである。マグネシウム23の含有量は、γ―アルミナ21の質量に対して、5質量%以上、10質量%以下の範囲内であることが好ましい。マグネシウム23の含有量が5質量%を下回ると、γ―アルミナの酸点量を十分に低下させることができないため、NOX選択還元触媒層20にコーキングを発生させ、NOX浄化率が低下する場合がある。一方、マグネシウム23の含有量が10質量%を上回ると、γ―アルミナ21の比表面積が小さくなって銀22の分散度が低下し、NOX浄化率が低下する場合がある。
銀22は、還元剤によるNOXの分解反応を促進する触媒である。この銀22の含有量は、NOX選択還元触媒層20の質量に対して1.5質量%以上、5質量%以下の範囲(好適範囲)内であることが好ましく、さらに2.0質量%以上、4.0質量%以下の範囲(最適範囲)内であることが好ましい。
これは、図4に示すように、銀22(図3参照)の含有量(Ag含有量)が1.5質量%を下回ると、NOXの反応場所が少なくなるので、NOX浄化率が70%より下回ってしまい、NOXの効果的な浄化が望めない傾向があるからである。一方、銀22の含有量が5質量%を上回ると、NOXを還元するために添加した還元剤が優先的に酸化されてしまい、その結果、NOX浄化率が70%より下回ってしまい、NOXの効果的な浄化が望めない傾向があるからである。さらに、銀22の含有量が2.0質量%以上、4.0質量%以内では、NOX浄化率は80%以上となるのでNOXが好適に浄化される。
次に、適宜に図面を参照しながら本実施形態に係る排ガス浄化システムの動作について説明する。
まず、エンジンが作動すると、排ガス浄化システム1(図1参照)の上流側から排ガスが供給される。そして、還元剤添加手段2から、排ガス中にHC(還元剤)が添加される。このHCの排ガス浄化システム1への添加量は、例えば、エンジンの回転数が高まると、それに見合ってHCの添加量が増大するように、この排ガス浄化システム1に別途に配設されたHC添加量制御装置(図示せず)によって制御してもよい。
その一方で、エンジンが作動すると、プラズマリアクタ3の電源がオンになることによって、プラズマリアクタ3が発生したプラズマで排ガス中のNO2以外のNOXがNO2に変換されるとともに、HCが励起される。
そして、励起したHC、NO2及びプラズマリアクタ3でNO2に変換されなかった残余のNOXが、NOX選択還元触媒ユニット4に到達すると、これらは、連続細孔24(図3参照)を介してNOX選択還元触媒層20内に取り込まれる。そして、NOX選択還元触媒層20内に取り込まれたこれらNO2等は、CO2、H2O、N2に分解される。
また、その一方で、図3に示すように、HCがγ―アルミナ21に付着すると、マグネシウム23で酸点量が低下しているγ―アルミナ21は、HCの酸化を促進する。その結果、付着したHCは、速やかにCO2及びH2Oに分解されるため、銀22及びマグネシウム23を担持するγ―アルミナ21の表面にHCが沈着することはない。したがって、この排ガス浄化システム1(図1参照)では、NOX選択還元触媒層20のNOXに対する活性が、時間を経ても良好に維持されるので、NOX浄化率が低下することはない。
以下、実施例に基づいて、本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
(1)NOX選択還元触媒ユニットに使用する触媒部材の製造
ベーマイト(Al2O3・H2O)105g、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)48.8g、純水1000gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータで余分な水分を取り除いた。そして、その固形分を乾燥炉にて200℃で2時間、乾燥した。その後、これをマッフル炉にて200℃で2時間焼成して、Mg担持γ―アルミナを調製した。なお、Mgの担持量は、γ―アルミナに対して10質量%であった。なお、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、70μmol/gであった。
(実施例1)
(1)NOX選択還元触媒ユニットに使用する触媒部材の製造
ベーマイト(Al2O3・H2O)105g、硝酸マグネシウム(Mg(NO3)2)48.8g、純水1000gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータで余分な水分を取り除いた。そして、その固形分を乾燥炉にて200℃で2時間、乾燥した。その後、これをマッフル炉にて200℃で2時間焼成して、Mg担持γ―アルミナを調製した。なお、Mgの担持量は、γ―アルミナに対して10質量%であった。なお、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、70μmol/gであった。
次に、得られたMg担持γ―アルミナ97g、硝酸銀(AgNO3)4.72g、純水1000gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータで余分な水分を取り除いた。そして、その固形分を乾燥炉にて200℃で2時間、乾燥した。その後、これをマッフル炉にて200℃で2時間焼成して、Ag/Mg担持γ―アルミナ粉末を調製した。
次に、得られたAg/Mg担持γ―アルミナ粉末90g、アルミナバインダ(Al2O3濃度20質量%)50g及び純水150gを、アルミナボールとともにポットに入れて、これらを12時間、湿式粉砕することによってスラリ状触媒を調製した。
得られたスラリ状触媒に、ハニカム体積が30mLであり、単位面積あたりの細孔の密度が62.0セル/cm2(400セル/平方インチ)であり、細孔の開口径が152μm(6ミル)のコージエライト製ハニカム支持体を浸漬させた。次いで、このハニカム支持体をスラリ状触媒から取り出して、ハニカム支持体に付着した過剰分のスラリ状触媒をエア噴霧により除去した後、ハニカム支持体を150℃で1時間乾燥させた。そして、この操作を繰り返すことによって、ハニカム支持体の細孔の内壁面に所定の厚みのNOX選択還元触媒層20(図2参照)を形成させた後、これをマッフル炉にて500℃で2時間焼成することによって触媒部材を製造した。なお、このようにウォッシュコート法で形成したNOX選択還元触媒層20(ウォッシュコート)の厚みは、細孔11a(図2参照)の単位容積あたりのNOX選択還元触媒層20の質量に換算して、150g/Lであった。以下、この換算厚みを単に「ウォッシュコート量」という。また、細孔11aの単位容積あたりの銀の含有量は、4.1g/L(NOX選択還元触媒層20(図3参照)中の銀の含有量:2.7質量%)であった。
(2)排ガス浄化システムの構成
実施例1に係る実験用排ガス浄化システム50は、図5に示すように、モデルガスを加熱する加熱炉60と、プラズマリアクタ70と、NOX選択還元触媒ユニット80とを備えている。加熱炉60とプラズマリアクタ70の間には、HC(還元剤)がモデルガス中に添加されるようになっている。また、実験用排ガス浄化システム50の下流側には、浄化されたガスの組成を分析する分析計90が設けられている。
実施例1に係る実験用排ガス浄化システム50は、図5に示すように、モデルガスを加熱する加熱炉60と、プラズマリアクタ70と、NOX選択還元触媒ユニット80とを備えている。加熱炉60とプラズマリアクタ70の間には、HC(還元剤)がモデルガス中に添加されるようになっている。また、実験用排ガス浄化システム50の下流側には、浄化されたガスの組成を分析する分析計90が設けられている。
プラズマリアクタ70は、図6に示すように、所定間隔で順に並設された金属電極71、72、73、74、75、76のうち、金属電極72、73、74、75、76の金属電極71側の表面が誘電体72a、73a、74a、75a、76aでそれぞれ被覆されている。金属電極71、72、73、74、75、76は、1.0mm×20mm×50mmのSUS316製板状体で形成されている。誘電体72a、73a、74a、75a、76aは、金属電極72、73、74、75、76上に厚み0.5mmで形成されている。なお、金属電極71と誘電体72a、金属電極72と誘電体73a、金属電極73と誘電体74a、金属電極74と誘電体75a及び金属電極75と誘電体76aの間隔は、それぞれ0.5mmとした。
このプラズマリアクタ70では、金属電極71、73、75に、電圧7.6kV、正弦波200Hzの交流電流を入力するとともに、金属電極72、74、76を接地することによって、誘電体72a、73a、74a、75a、76aと金属電極71、72、73、74、75との間でプラズマが発生するようになっている。なお、本実施形態では、金属電極71、73、75に交流電流を入力するときの電力を3.1Wに設定することによって、電界強度が7.6kV/mmとなるように、そして電力密度が1.2W/cm3となるように調整されている。
NOX選択還元触媒ユニット80(図5参照)は、本実施例1で製造した前記触媒部材を所定のケーシング内に配設することによって構成した。
(3)排ガス浄化システムの評価試験
実施例1に係る実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を使用して、次のNOX浄化率の経時変化の評価試験及び最大NOX浄化率の測定試験を行った。
まず、NOX浄化率の経時変化の評価試験では、実施例1の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システム50に、300℃に加熱した後記モデルガスを導入するとともに、この実験用排ガス浄化システム50から排出されるガス中のNOX量を分析計90(図5参照)で時間を追って測定した。そして、その測定結果に基づいて時間を追ってのNOX浄化率を算出した。その実験用排ガス浄化システム50におけるNOX浄化率の経時変化を図7(a)に示す。
実施例1に係る実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を使用して、次のNOX浄化率の経時変化の評価試験及び最大NOX浄化率の測定試験を行った。
まず、NOX浄化率の経時変化の評価試験では、実施例1の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システム50に、300℃に加熱した後記モデルガスを導入するとともに、この実験用排ガス浄化システム50から排出されるガス中のNOX量を分析計90(図5参照)で時間を追って測定した。そして、その測定結果に基づいて時間を追ってのNOX浄化率を算出した。その実験用排ガス浄化システム50におけるNOX浄化率の経時変化を図7(a)に示す。
なお、この評価試験には、モデルガスとして、一酸化窒素(NO)300ppm、一酸化炭素(CO)1100ppm、二酸化炭素(CO2)4体積%、酸素(O2)11体積%、水(H2O)6体積%及び窒素(N2)残部で構成されるものを使用した。また、HCとして、ノルマルヘキサデカン(nC16H34)を使用するとともに、このHCをモデルガス中でその濃度が2000ppm(炭素換算)になるように添加した。なお、モデルガス中の各成分の濃度は、25℃、1013hPa(1気圧)のときの値である。
最大NOX浄化率の測定試験では、実施例1の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システム50(図5参照)に、300℃に加熱した前記モデルガスを導入するとともに、この実験用排ガス浄化システム50から排出されるガス中のNOX量を分析計90(図5参照)で測定した。そして、次の式(1)を用いて、この実験用排ガス浄化システム50のNOX浄化率を算出した。なお、測定開始直後のNOX浄化率を最大NOX浄化率とした。その結果を図7に示す。
(実施例2)
実施例1での硝酸マグネシウムの使用量(48.8g)を24.4gに代えたほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を構成するとともに、実施例1と同様にして、最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果を図7(b)に示す。なお、Mg担持γ―アルミナにおけるMgの担持量は、γ―アルミナに対して5質量%であり、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、120μmol/gであった。
実施例1での硝酸マグネシウムの使用量(48.8g)を24.4gに代えたほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を構成するとともに、実施例1と同様にして、最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果を図7(b)に示す。なお、Mg担持γ―アルミナにおけるMgの担持量は、γ―アルミナに対して5質量%であり、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、120μmol/gであった。
(実施例3)
実施例1での硝酸マグネシウムの使用量(48.8g)を97.6gに代えたほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を構成するとともに、実施例1と同様にして、最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果を図7(b)に示す。なお、Mg担持γ―アルミナにおけるMgの担持量は、γ―アルミナに対して20質量%であり、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、50μmol/gであった。
実施例1での硝酸マグネシウムの使用量(48.8g)を97.6gに代えたほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システム50(図5参照)を構成するとともに、実施例1と同様にして、最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果を図7(b)に示す。なお、Mg担持γ―アルミナにおけるMgの担持量は、γ―アルミナに対して20質量%であり、Mg担持γ―アルミナの酸点量は、50μmol/gであった。
(比較例)
(1)NOX選択還元触媒ユニットに使用する触媒部材の製造
硝酸銀(AgNO3)4.72g、γ―アルミナ97g及び純水1000gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータで余分な水分を取り除いた。そして、その固形分を乾燥炉にて200℃で2時間、乾燥した。その後、これをマッフル炉にて200℃で2時間焼成して、Ag担持γ―アルミナ粉末を調製した。なお、使用したγ―アルミナの酸点量は、135μmol/gであった。
(1)NOX選択還元触媒ユニットに使用する触媒部材の製造
硝酸銀(AgNO3)4.72g、γ―アルミナ97g及び純水1000gをナス型フラスコに入れ、ロータリーエバポレータで余分な水分を取り除いた。そして、その固形分を乾燥炉にて200℃で2時間、乾燥した。その後、これをマッフル炉にて200℃で2時間焼成して、Ag担持γ―アルミナ粉末を調製した。なお、使用したγ―アルミナの酸点量は、135μmol/gであった。
次に、得られたAg担持γ―アルミナ粉末90g、アルミナバインダ(Al2O3濃度20質量%)50g及び純水150gを、アルミナボールとともにポットに入れて、これらを12時間、湿式粉砕することによってスラリ状触媒を調製した。
得られたスラリ状触媒に、実施例1で使用したと同様のハニカム支持体を浸漬させた。次いで、このハニカム支持体をスラリ状触媒から取り出して、ハニカム支持体に付着した過剰分のスラリ状触媒をエア噴霧により除去した後、ハニカム支持体を150℃で1時間乾燥させた。そして、この操作を繰り返すことによって、ハニカム支持体の細孔の内壁面に所定の厚みのNOX選択還元触媒層を形成させた後、これをマッフル炉にて500℃で2時間焼成することによって触媒部材を製造した。なお、NOX選択還元触媒層のウォッシュコート量は、150g/Lであった。また、細孔11a(図2参照)の単位容積あたりの銀の含有量は4.1g/L(γ―アルミナに対する銀の含有量:2.81質量%)であった。
(2)排ガス浄化システムの構成及び排ガス浄化システムの評価試験
実施例1において、実施例1の触媒部材に代えて、この比較例で製造した触媒部材を使用したほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システムを構成するとともに、実施例1と同様にして、NOX浄化率の経時変化の評価試験及び最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果をそれぞれ図7(a)及び図7(b)に示す。
実施例1において、実施例1の触媒部材に代えて、この比較例で製造した触媒部材を使用したほかは、実施例1と同様にして実験用排ガス浄化システムを構成するとともに、実施例1と同様にして、NOX浄化率の経時変化の評価試験及び最大NOX浄化率の測定試験を行った。その結果をそれぞれ図7(a)及び図7(b)に示す。
実施例1乃至実施例3及び比較例に係るNOX選択還元触媒層を製造する際に使用した材料並びに作製したNOX選択還元触媒層内のAg及びMg含有量を表1にまとめて示す。
(実施例1乃至実施例3に係る排ガス浄化システムの評価結果)
図7(a)から明らかなように、比較例の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システムが時間を経るとともに、NOX浄化率が著しく低下しているのに対し、実施例1の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システム50(図5参照)は、良好なNOX浄化率を維持している。この結果から明らかなように、本発明に係る排ガス浄化システム1(図1参照)では、NOX選択還元触媒層20(図2参照)に酸点量を低下させたγ―アルミナを使用することによって、NOX選択還元触媒層20のコーキングが防止されている。
図7(a)から明らかなように、比較例の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システムが時間を経るとともに、NOX浄化率が著しく低下しているのに対し、実施例1の触媒部材を備えた実験用排ガス浄化システム50(図5参照)は、良好なNOX浄化率を維持している。この結果から明らかなように、本発明に係る排ガス浄化システム1(図1参照)では、NOX選択還元触媒層20(図2参照)に酸点量を低下させたγ―アルミナを使用することによって、NOX選択還元触媒層20のコーキングが防止されている。
また、図7(b)から明らかなように、γ―アルミナに対して10質量%以下でマグネシウムを含有するNOX選択還元触媒層20(図2参照)を備えた本発明に係る排ガス浄化システム1(図1参照)は、マグネシウムを含まないNOX選択還元触媒層(比較例)を備えた排ガス浄化システムと比較しても遜色ない良好な最大NOX浄化率を維持している。すなわち、NOX選択還元触媒層20内のマグネシウムの含有量が、γ―アルミナに対して10質量%以下であれば、NOXを良好に浄化することができることがわかる。
以上、本発明の好適な実施形態について一例を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、例えば以下のような適宜変更が可能である。
前記した実施形態では、排ガス浄化システム1は、図1に示すように、別体の還元剤添加手段2、プラズマリアクタ3及びNOX選択還元触媒ユニット4が配管P1〜P3で接続されて構成されるとしたが、その他に例えば、配管を設けず還元剤添加手段2、プラズマリアクタ3及びNOX選択還元触媒ユニット4を一体型で構成してもよい。このように一体型の排ガス浄化システムとすると小型化できるので、例えば容易に小型車に搭載することができる。
1 排ガス浄化システム
2 還元剤添加手段
3 プラズマリアクタ
4 NOX選択還元触媒ユニット
10 触媒部材
11 支持体
11a 細孔
11b 内壁面
20 NOX選択還元触媒層
21 γ―アルミナ
22 銀
23 マグネシウム
24 連続細孔
P1、P2、P3 配管
2 還元剤添加手段
3 プラズマリアクタ
4 NOX選択還元触媒ユニット
10 触媒部材
11 支持体
11a 細孔
11b 内壁面
20 NOX選択還元触媒層
21 γ―アルミナ
22 銀
23 マグネシウム
24 連続細孔
P1、P2、P3 配管
Claims (4)
- 排ガスが流通する上流側から下流側に向かって、プラズマリアクタと、前記排ガスに作用するNOX選択還元触媒層を有するNOX選択還元触媒ユニットとを備え、前記プラズマリアクタの上流側で前記排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段を設けた排ガス浄化システムであって、
前記NOX選択還元触媒層は、マグネシウムを担持したγ―アルミナを含むことを特徴とする排ガス浄化システム。 - 前記γ―アルミナは、当該γ―アルミナに対して5質量%以上、10質量%以下の前記マグネシウムを担持することによって、当該γ―アルミナの酸点量が120μmol/g以下になっていることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化システム。
- 前記NOX選択還元触媒層は、銀を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排ガス浄化システム。
- 前記NOX選択還元触媒層中の前記銀の含有量は、1.5質量%以上、5質量%以下であることを特徴とする請求項3に記載の排ガス浄化システム。
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WO2006054632A1 (ja) * | 2004-11-18 | 2006-05-26 | Hino Motors, Ltd. | 排気浄化装置 |
WO2009084716A1 (en) * | 2007-12-28 | 2009-07-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Surface-modified inorganic pigment, colored surface-modified inorganic pigment, recording medium and production processes thereof, and image forming method and recorded image |
JP2015075066A (ja) * | 2013-10-11 | 2015-04-20 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 内燃機関の排気浄化装置 |
-
2004
- 2004-03-05 JP JP2004061547A patent/JP2004306019A/ja active Pending
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