JP2004303963A - 電気二重層キャパシタおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正極体1aと負極体1bとこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体1aおよび負極体1bは、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層3を形成する分極性電極と、金属層と混練物層3との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部4と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓄電要素に好適な電気二重層キャパシタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の蓄電装置(電動自動車の駆動電源など)として、急速充電が可能で充放電サイクル寿命が長い、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)の適用技術が注目される。
【0003】
図10は、電気二重層キャパシタの構成を例示する模式図であり、正極体20aと負極体20bとこれらの間に介在するセパレータ23とからキャパシタ本体が構成される。キャパシタ本体は電解液に浸され、容器24に収容して密封される。
【0004】
正極体20aおよび負極体20bは、集電極21を形成する金属層(たとえば、アルミニウム箔)と、その表面(図示の場合、箔21の両面)に分極性電極22を形成する活性炭主体の混練物層(活性炭層)と、を備えてなり、活性炭と電解液との界面に電荷が貯まり、電気の出し入れは集電極21を介して行われるのである。
【0005】
このような電気二重層キャパシタの製造方法において、集電極用(金属)シートの両面に予め成形の活性炭を主成分とする分極性電極用(混練物)シートを接合することにより素材シートを形成する工程と、素材シートから所定形状の電極シート(正極体および負極体を構成する単位体)を打ち抜き加工または切り取り加工により形成する工程と、を備えるものが開示される(特許文献1)。また、集電極用(金属)シートと共に分極性電極用の活性炭を主成分とする粘土状の混練物を押し出すことにより、集電極用シートの両面(または片面)に混練物層を一体成形するようにしたものが開示される(特許文献2)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−162787号
【特許文献2】
特開平8−108388号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような従来技術を踏まえつつ、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
第2の発明は、正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
第3の発明は、正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部と、金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
第4の発明は、第2の発明または第3の発明に係る電気二重層キャパシタにおいて、面取り部は、金属層と混練物層との積層領域の角にアールをつけることを特徴とする。
【0012】
第5の発明は、正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタの製造方法において、金属の圧延シートから集電極用シートを形成する工程と、集電極用シートの両面に活性炭主体の混練物層を形成する工程と、この積層シートから正極体および負極体を構成する電極単位体を成形する工程と、電極単位体の金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部を与える工程と、を備えることを特徴とする。
【0013】
第6の発明は、第5の発明に係る電気二重層キャパシタの製造方法において、積層シートから電極単位体を成形する工程は、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に面取りする工程を含むことを特徴とする。
【0014】
第7の発明は、第5の発明または第6の発明に係る電気二重層キャパシタの製造方法において、積層シートから電極単位体を成形する工程と、電極単位体の金属層と混練物層との積層領域の周縁に圧印加工部を与える工程と、は1つの加工機により同時的に処理されることを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】
電気二重層キャパシタは、充電状態において、その電力量を外部の負荷の有無に関係なく内部で消費する現象(自己放電)が見られる。その要因のひとつに積層構造体(キャパシタ本体)の中において、面圧が均等でなく、面圧の突出する部位があると、両極(正極体と負極体と)が接近するため、自己放電率が高くなるものと考えられる。正極体および負極体は、その製造過程において、所定の平面形状に成形されるが、打ち抜き加工や切り取り加工によるため、剪断変形の起こる可能性が高く、キャパシタ本体の中に面圧の突出する部位を生じさせかねないのである。剪断変形は、とくに矩形平面の角に大きく生じやすい。
【0016】
第1の発明においては、剪断変形を矯正する圧印加工部により、実際の剪断変形の有無に関係なく、金属層と混練物層との積層領域の周縁が均され、キャパシタ本体の中において、面圧の突出する部位となるのを防げるため、正極体および負極体の成形方法を変えることなく、自己放電率を低下させることができる。
【0017】
第2の発明においては、面取り部により、金属層と混練物層との積層領域の角が湾曲縁に形成され、剪断変形を大きく生じやすい矩形平面の角が無くなるため、電気二重層キャパシタの自己放電率を低く抑えられる。
【0018】
第3の発明においては、圧印加工部および面取り部により、自己放電率の低下を効果的に促進できる。
【0019】
際4の発明においては、金属層と混練物層との積層領域の角にアールをつけることにより、剪断変形を大きく生じなくため、電気二重層キャパシタの自己放電率を低く抑えられる。
【0020】
第5の発明においては、電極単位体の積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部を与える工程により、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタを歩留まり良く生産しえるようになる。
【0021】
第6の発明においては、電極単位体の成形工程に角を面取りする工程を含めることにより、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタを効率よく生産しえるようになる。
【0022】
第7の発明においては、2つの工程(電極単位体の成形工程と圧印加工部を与える工程)が1つの加工機により同時的に処理されるので、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタを効率よく合理的に生産しえるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1において、1は電気二重層キャパシタの正極体および負極体を構成する電極単位体(電極シート)であり、電極シート1は集電極を形成する金属層(たとえば、アルミニウム箔)とその両面に分極性電極3を形成する活性炭主体の混練物層(活性炭層)とから組成される。金属層は矩形状に形成され、その矩形平面の一辺にリード部2aが一体成形される。
【0024】
電極単位体1は、後述の製造過程において、金属層と混練物層3との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部4が与えられ、金属層と混練物層3との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部Rが設けられるのである。
【0025】
複数の電極シート1は、正極体1aと負極体1bとの間を絶縁するセパレータ(紙製など多孔質膜から作られる)を介装しながら、所定数の積層体(キャパシタ本体)に構成される。電極シート1は、集電極のリード部2aとの関係から、交互に反転させることにより、正極体1aのリード部2aと負極体1bのリード部2aが対称位置に並ぶ積層状態に組み立てられる。
【0026】
集電極のリード部2aは,同極どうしが結束され、1対の端子板(たとえば、アルミニウム板)に対応する極性の結束部(リード部2aの重合部分)が接合される。キャパシタ本体は、絶縁性の容器に収容される。容器は、その内部に電解液が注入され、電解液の含浸および電解精製が終わると、余分な電解液が抜き取られて密封されるのである(図10、参照)。
【0027】
このような構成により、活性炭(分極性電極3)と電解液との界面に電気二重層が形成され、電気の出し入れは集電極のリード部2aを介して行われる。電極単位1は、圧印加工部4により、金属層と混練物層3との積層領域の周縁が均される(図6,図7,図9、参照)ため、キャパシタ本体(積層構造体)の中において、金属層と混練物層との積層領域の周縁が面圧の突出する部位となるのを防げるのである。また、面取り部Rにより、金属層と混練物層との積層領域の角がアールに面取りされ、剪断変形を大きく生じやすい矩形平面の角(エッジ)が無くなるため、圧印加工部4に基づく効果と相まって電気二重層キャパシタの自己放電率を効果的に低下させることができる。
【0028】
このような電気二重層キャパシタの製造過程においては、金属の圧延シートから集電極用シートを形成する工程と、集電極用シートの両面に活性炭主体の混練物層を形成する工程と、この積層シートから正極体1aおよび負極体1bを構成する電極単位体1を成形する工程と、電極単位体1の金属層と混練物層との積層領域の周縁(剪断変形)を矯正する圧印加工部4を与える工程と、が設定される。
【0029】
図2において、その左側は分極性電極用シート10を成形する工程を説明するものであり、活性炭を主成分とする原料は、攪拌機11に投入され、その内部において、剪断力を加えながら均一な混練物に生成される。混練物は、攪拌機11から帯状に押し出され、ローラ12,13により圧延される。圧延は、数次に亘って行われ、帯状の混練物を所定の厚さと密度に成形する。帯状の混練物(分極性電極用シート10)は、移送しやすく、リール14に巻き取られるのである。
【0030】
図2において、その右側は集電極用シート15と分極性電極用シート10とから電極単位体1の素材(積層シート17)を成形する工程を説明するものであり、集電極用シート15は、リール16から繰り出され、その両面に接着処理(導電性接着剤の塗布処理)が施される。その後、集電極用シート15を挟む両側のリール14から帯状の分極性電極用シート10が繰り出され、ローラ18,19により集電極用シート15の両面(導電性接着剤)に圧延される。
【0031】
圧延は、数次に亘って行われ、集電極用シート15の両面に混練物層を形成するように分極性電極用シート10が一体化される。その後、帯状の積層シート17(集電極シート15の露出部を備える)は、リール20に巻き取られ、次の工程において、型抜き加工およびコイニング加工(圧印加工)により、所定形状の電極単位体1に成形されるのである。なお、集電極用シートは、金属(たとえば、アルミニウム箔)の圧延シートから所定幅の帯状(混練物層との積層領域およびリード部の成形領域を備える)に成形される。
【0032】
図4は、図2の工程に代替可能な別の工程を説明するものであり、集電極用シート15は、リール16から繰り出され、スラリ塗布処理において、粘土状の混練物(図2の攪拌機11による生成物と同種のもの)により、集電極用シート15の両面に混練物の塗布層3が形成される。塗布層3は、続く乾燥処理後、ローラ21の圧延により、所定の厚さと密度に調整される。その後、帯状の積層シート17a(集電極シート15の露出部を備える)は、リール20aに巻き取られ、次の工程において、型抜き加工およびコイニング加工(圧印加工)により、所定形状の電極単位体1に成形される。
【0033】
図3は、積層シート17(または17a)から電極単位体1(電極シート)を成形する工程を説明するものであり、積層シート17(または17a)は、リール20(または20a)から繰り出され、型抜き加工機25に掛けられる。この工程において、積層シート17(または17a)から電極単位体1が所定の平面形状に打ち抜かれるが、その際の型抜きカットに伴う剪断力により、所定の平面形状体(電極単位体1)の周縁に図5のような変形(E)の起こる可能性がある。金属層(集電極)と混練物層(分極性電極3)との積層領域において、剪断変形が大きく生じやすく、完成品の内部に電解液と共に収装されるキャパシタ本体(積層構造体)において、面圧の突出する部位(正極体1aと負極体1bとの間を接近させる)となり、電気二重層キャパシタの自己放電率を劣化させかねないのである。
【0034】
そのため、型抜き工程に続いてコイニング工程が設定され、コイニング加工機26により、金属層と混練物層3との積層領域の周縁(剪断変形)が矯正される。剪断変形は、電極単位体1の積層領域に限らず、金属層の露出部(集電極のリード部2a)の周縁にも生じるが、とくに支障が無ければ、その剪断変形はあえて矯正するに及ばないものと考えられる。
【0035】
コイニング加工機26の金型は、図6のように上型26aと下型26bとからなり、これらの互いに向き合う平面矩形状の凹部27a,27bにより、その内部にセットされる電極単位体1を圧印(コイニング)するものであり、凹部27a,27bの縁辺に金属層2と混練物層3との積層領域の周縁(剪断変形)を矯正する斜めの印圧面28が設定されるのである。金属層2と混練物層3との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部R(図1、参照)については、製造過程の工程数の合理化を図るため、型抜き加工に伴って成形するべく、型抜きのカット形状に設定される。
【0036】
このように電極単位体1の積層領域の周縁(剪断変形)を矯正する圧印加工部4を与える工程により、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタを歩留まり良く生産しえるようになる。また、電極単位体1の成形工程にその角をアールに面取りする工程を含めることにより、自己放電率の低下が促進され、高性能の電気二重層キャパシタを効率よく生産しえるようになる。
【0037】
図7は、図3の加工行程に代替可能な加工行程を表すものであり、型抜き加工機30のカット形状に金属層2と混練物層3との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部のアール形状が与えられ、金属層2と混練物層3との積層領域の周縁(剪断変形)を矯正する斜めの印圧面(図示せず)がそのカット形状の内側に設定される。積層シート17(または17a)は、リール20(または20a)から繰り出され、型抜き加工機30において、金属層2と混練物層3との積層領域の角がアールに面取りされ、同じく積層領域の周縁に印圧加工部4を備える電極単位体1が積層シート17(または17a)から打ち抜かれる。
【0038】
図8は、図3の加工行程に代替可能なさらに別の加工行程を表すものであり、1対のローラ31a,31bにより金型が構成される。ローラ31a,31bの外周に型抜きカット用の刃部32a,32b(金属層2と混練物層3との積層領域の角を面取りするアール形状を備える)と、各刃部32a,32bの内側に金属層2と混練物層3との積層領域の周縁(剪断変形)を矯正する斜めの印圧面33a,33bが設定される(図9、参照)。積層シート17(または17a)は、リール20(または20a)から繰り出され、ローラ31a,31bの金型において、ローラ31a,31bが所定角度の回転する毎に金属層2と混練物層3との積層領域の角がアールに面取りされ、同じく積層領域の周縁に印圧加工部4を備える電極単位体1が積層シート17(または17a)から打ち抜かれるのである。
【0039】
図7または図8においては、電極単位体1の角をアール面取りする工程を含む型抜きカット工程と、電極単位体1の積層領域の周縁に圧印加工部4を与える工程と、が1つの加工機30、31a,31bにより同時的に処理されるので、自己放電率の低い高性能の電気二重層キャパシタを能率よく生産しえるようになる。
【0040】
図示の実施形態は、積層型の電気二重層キャパシタへの適用例を説明するが、電極単位体1の圧印加工部4および面取り部Rについては、ロール型の電気二重層キャパシタ(帯状の正極体と帯状の負極体とこれらの間に介在するセパレータとからロール巻きに構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える)への適用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】電極シートの説明図である。
【図2】同じく製造過程の説明図である。
【図3】同じく製造過程の説明図である。
【図4】同じく図2に代替可能な製造過程の説明図である。
【図5】同じく型抜き工程の説明図である。
【図6】同じくコイニング工程の説明図である。
【図7】同じく図3に代替可能の製造過程の説明図である。
【図8】同じく図3に代替可能の製造過程の説明図である。
【図9】同じく型抜き工程およびコイニング工程の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 電極性シート
1a 正極体
1b 負極体
2 集電極(金属層)
2a リード部
3 分極性電極(混練物層)
4 圧印加工部
R 面取り部
E 剪断変形
10 分極性電極用シート
15 集電極用シート
17,17a 積層シート
25,30 型抜き加工機
26 コイニング加工機
31a,31b 金型ローラ
Claims (7)
- 正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部と、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
- 正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部と、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
- 正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタにおいて、正極体および負極体は、集電極を形成する金属層と、集電極の表面に活性炭主体の混練物層を形成する分極性電極と、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に形成する面取り部と、金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部と、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
- 面取り部は、金属層と混練物層との積層領域の角にアールをつけることを特徴とする請求項2または請求項3の記載に係る電気二重層キャパシタ。
- 正極体と負極体とこれらの間に介在するセパレータとから構成されるキャパシタ本体と、キャパシタ本体を電解液と共に密封する容器と、を備える電気二重層キャパシタの製造方法において、金属の圧延シートから集電極用シートを形成する工程と、集電極用シートの両面に活性炭主体の混練物層を形成する工程と、この積層シートから正極体および負極体を構成する電極単位体を成形する工程と、電極単位体の金属層と混練物層との積層領域の周縁に剪断変形を矯正する圧印加工部を与える工程と、を備えることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
- 積層シートから電極単位体を成形する工程は、金属層と混練物層との積層領域の角を外側へ凸の湾曲縁に面取りする工程を含むことを特徴とする請求項5の記載に係る電気二重層キャパシタの製造方法。
- 積層シートから電極単位体を成形する工程と、電極単位体の金属層と混練物層との積層領域の周縁に圧印加工部を与える工程と、は1つの加工機により同時的に処理されることを特徴とする請求項5または請求項6の記載に係る電気二重層キャパシタの製造方法。
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