JP2004300093A - Lipstick overcoat - Google Patents

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JP2004300093A
JP2004300093A JP2003096609A JP2003096609A JP2004300093A JP 2004300093 A JP2004300093 A JP 2004300093A JP 2003096609 A JP2003096609 A JP 2003096609A JP 2003096609 A JP2003096609 A JP 2003096609A JP 2004300093 A JP2004300093 A JP 2004300093A
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lipstick
fatty acid
acid ester
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overcoat
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JP2003096609A
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Japanese (ja)
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Kimitoku Hirai
公徳 平井
Mizuho Nishimura
瑞穂 西村
Takeshi Takahashi
高橋  健
Shigesada Momose
重禎 百瀬
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a lipstick overcoat which has usability with smooth extensibility and, when applied onto an applied lipstick, keeps up the cosmetic effects of lipstick while enhancing gloss. <P>SOLUTION: The lipstick overcoat contains 80-99 mass% oily component containing (a) 1-20 mass% dextrin fatty acid ester or fructooligosaccharide fatty acid ester and (b) at least 5 mass% glycerin fatty acid ester and having a viscosity of 10-1,000 mPa s at 30°C. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅オーバーコートに関し、更に詳細には、使用性が良好で、口紅を塗布した上に塗布することにより、口紅の化粧効果を持続させるとともに、ツヤの向上を図る口紅オーバーコートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、口紅オーバーコートは口紅の化粧効果の持続、ツヤの改善を目的として商品化されている。これらの口紅オーバーコートは、水系もしくはアルコール系に高分子化合物を配合し、その高分子化合物の特性を利用するもの、又は、油分を混合した粉体を主成分とした粉末状もしくはプレス状のものであった。(例えば特許文献1、2参照)
また、最近では、フッ素系油剤あるいはシリコーン油とシリカ、アルミナや酸化チタンといった粉体を組み合わせたものも提案され、口紅の色移りを防止するという機能が具現化されている。(例えば特許文献3、4、5、6参照)
【0003】
【特許文献1】
特公昭61−12833号公報
【特許文献2】
特開昭61−24512号公報
【特許文献3】
特開平5−221829号公報
【特許文献4】
特開平7−118124号公報
【特許文献5】
特開平7−316016号公報
【特許文献6】
特開平8−92033号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの口紅オーバーコートは、化粧効果の持続といった点では満足できるものの、使用性やツヤにおいて必ずしも満足できるものではなかった。
高分子化合物を配合したものでは使用感にベタツキが生じ、粉末状のものでは塗布の仕方によって効果にムラが生じ、また、フッ素系油剤を用いたものでは時間の経過とともにツヤが減少するといった問題点を生じる場合があった。特に、最近では、化粧効果の持続とともに、ツヤを重視した化粧膜の仕上がりに対して、消費者の要望が高まってきている。
従って、使用性が良好で、口紅の化粧効果を維持しながら、ツヤに優れた口紅オーバーコートの開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、斯かる実情に鑑み鋭意研究を行った結果、デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステルと、グリセリン脂肪酸エステルを含み30℃の粘度を10〜1000mPa・sに調整した油性成分とを特定量組み合わせて用いることにより、使用性が良好で、口紅の化粧効果を維持しながら、ツヤに優れた口紅オーバーコートが得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(a)及び(b);
(a)デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル1〜20質量%、
(b)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分80〜99質量%、
を含有する口紅オーバーコートを提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の口紅オーバーコートに用いられる成分(a)のデキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖エステルは、成分(b)の油性成分にチキソトロピック性を付与するために配合される。すなわち、保管時等の静止状態においては成分(a)により粘度を上げて、分離や廃液等を生じることなく、良好な経時安定性を保つことができ、塗布時の動的粘度は、成分(b)の油性成分の粘度に依存し、使用性を良好にすることができる。更に、塗布後は、上述した成分(a)の特性によって静止状態の粘度が回復し、化粧効果を持続できるものである。
【0007】
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステルは、油溶性のもので炭素数8〜24(好ましくは14〜18)の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和脂肪酸と平均重合度10〜50(好ましくは20〜30)のデキストリンとのエステル化合物である。
具体例としては、パルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
市販品としてはパルミチン酸デキストリン(レオパールKL、レオパールTL)やパルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン(レオパールTT)(いずれも千葉製粉社製)等が挙げられる。
【0008】
また、成分(a)のフラクトオリゴ糖脂肪酸エステルとしては、具体的に、特開平3−197409号公報や特開2002−193732号公報に記載されているものが挙げられる。
炭素数8〜32の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和脂肪酸とフラクトオリゴ糖とのエステル化合物で、フラクトオリゴ糖の平均分子量は300〜10,000の範囲が好ましく、これらの1種又は2種以上を用いることができる。市販品としては、レオパールISK(千葉製粉社製)等が挙げられる。
【0009】
成分(a)のデキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖エステルは、本発明の口紅オーバーコートに、それぞれ単独で配合しても良く、併用しても良い。
成分(a)の配合量は、口紅オーバーコート中に1〜20質量%(以下、単に「%」で示す)であり、好ましくは3〜15%の範囲で配合される。
1%未満であると本発明品の静止状態の粘度が低すぎて、口紅オーバーコート自身の化粧持ちが悪く、その結果、口紅の化粧効果が持続しなくなり、20%を超えて配合すると、充分なツヤが得られないため好ましくない。
【0010】
本発明の口紅オーバーコートに用いられる成分(b)は、グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、かつ30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分(以下、単に「特定粘度の油性成分」と略す。)であり、口紅オーバーコートとしての化粧膜を形成させるとともに、ツヤを付与するために配合される。
【0011】
グリセリン脂肪酸エステルとしては、特に限定されないが、30℃において液体状のものが好ましい。例えば、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、テトライソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル等が挙げられる。固形状であると、十分なツヤが得られにくい場合があるためである。
グリセリン脂肪酸エステルは、成分(b)の特定粘度の油性成分中に5%〜100%配合され、好ましくは10%〜95%配合される。この範囲で配合されるとよりツヤが向上する。
【0012】
また、成分(b)の特定粘度の油性成分は、グリセリン脂肪酸エステルの他に通常化粧料で用いられている油性成分を含有することができるが、前記グリセリン脂肪酸エステルを含有する油性成分全体の粘度が、30℃において、10〜1000mPa・sに調整する必要がある。粘度が10mPa・s未満であるとツヤ感が劣り、1000mPa・sより大きいと、本発明品を口紅の上に塗布するときに、口紅と混ざってしまい好ましくない。
ここで、本発明において、粘度は、B型粘度計、例えば、単一円筒型回転粘度計ビストロンVS−A1(芝浦システム社製)で測定した値である。
【0013】
成分(b)に用いられるグリセリン脂肪酸エステル以外の油分としては、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等を使用することができ、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、モクロウ、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等が挙げられる。
【0014】
成分(b)の配合量は80〜99%であり、配合量が80%未満であると、ツヤや口紅の化粧効果の持続が劣り、99%を超えて配合すると、併用する成分(a)の効果が充分発揮できず好ましくない。
【0015】
本発明の口紅オーバーコートは、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、前記必須成分以外の各種成分、例えば、粉体、界面活性剤、紫外線吸収剤、水性成分、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。
【0016】
粉体は、調色の目的で添加され、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、あるいは多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。
具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、無水ケイ酸、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層末、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。
これら粉体は、目的に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いることができ、更に複合化したものを用いても良い。なお、これら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表面処理を施してあっても良い。
【0017】
界面活性剤は、粉体の分散性向上の目的で用いられ、化粧品一般に用いられている界面活性剤であれば特に制約はなく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が使用される。
更に、紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
水性成分は、モイスチャー効果を付与する目的で用いられ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等がそれぞれ挙げられる。
【0018】
本発明の口紅オーバーコートは、唇に塗布した口紅の上に使用するものであり、いずれのタイプの口紅に対してもその機能を発揮し、効果を発現することができる。それらの中でも、シリコーン化合物やフッ素化合物を配合した口紅に適しており、特に、揮発性油分を配合した口紅に適している。
シリコーン化合物やフッ素化合物は、口紅の化粧効果の持続を期待して配合される場合があり、これらを配合した口紅は、ツヤが充分に得られず、化粧膜の仕上がりが不十分な場合がある。また、揮発性油分を配合した口紅においては、この傾向が顕著に現われ、口紅塗布時のツヤも低いが、時間の経過とともに、さらにツヤが低下してしまうことがある。したがって、これらの口紅のツヤを向上させるために、本発明品はより適している。
【0019】
ここで言うシリコーン化合物とは、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の直鎖状ポリシロキサンやオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン、フッ素変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン等である。
フッ素化合物とは、パーフルオロポリエーテル等のパーフルオロアルキル基を有する液状油剤、また、揮発性油分とは、オクタメチルシクロテトラシロキサンやデカメチルシクロペンタシロキサン等の揮発性シリコーンや低沸点イソパラフィン等の揮発性炭化水素を示す。
【0020】
【実施例】
次に実施例をもって本発明をより詳細に説明する。本発明はこれらにより、何ら限定されるものではない。
【0021】
実施例1〜8及び比較例1〜5:口紅オーバーコート(無着色タイプ)
表1に記載の成分を加熱溶解して均一に混合した後に脱泡し、冷却固化することにより、口紅オーバーコートを調製した。得られた口紅オーバーコートを、下記処方(1)に示す揮発性油分が配合された口紅を塗布した上に使用し、(イ)塗布ツヤの程度、(ロ)使用性(均一な伸び広がり)、(ハ)口紅の化粧効果の持続について官能評価を行った。結果は表1に併せて示した。
【0022】
(1)揮発性油分配合口紅の処方
(成分) (%)
ポリエチレンワックス 10
セレシンワックス 10
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/
ロジン酸)ジペンタエリスリチル 5
ジカプリン酸プロピレングリコール 10
トリメチルシロキシケイ酸 20
メタクリル変性メチルポリシロキサン 3
オクタメチルシクロテトラシロキサン 10
デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
赤色202号 1
黄色4号アルミニウムレーキ 2
酸化チタン 1
黒色酸化鉄 0.5
雲母チタン 5
ベンガラ被覆雲母 5
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0023】
(官能評価)
(イ)の塗布ツヤの程度、(ロ)の使用性、(ハ)の口紅の化粧効果の持続について、専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料毎にパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。ただし、(ハ)の化粧効果の持続については、塗布後4時間、通常の生活をしてもらい、その後の評価を行った。
(絶対評価)
[評点]:[評価]
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(4段階評価)
[評点平均値] [判定]
5点を超える :非常に良好:◎
3点を超えて5点以下:良好 :○
1点を超えて3点以下:やや不良 :△
1点以下 :不良 :×
【0024】
【表1】

Figure 2004300093
【0025】
*1:レオパールKL(千葉製粉社製)
*2:レオパールISK(千葉製粉社製)
*3:アエロジルR976S(日本アエロジル社製)
*4:ベントン27(NLインダストリー社製)
*5:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬社製)
【0026】
表1の結果から明らかなごとく、本発明の口紅オーバーコートは、ツヤが良好で、使用性に優れるとともに、口紅オーバーコートの下に塗布された口紅の化粧効果を維持したものであった。
これに対して成分(a)の替わりに他のゲル化剤を配合した比較例1では、特にツヤ、使用性の点で、成分(a)の配合量が本発明における上限値よりも多い比較例2では、ツヤ、使用性の点で満足できなかった。また、成分(b)のグリセリン脂肪酸エステルを配合しない比較例3では、特にツヤの点で、成分(b)の粘度が本発明における特定値から外れている比較例4では、特に使用性、化粧効果の点で、満足できなかった。更に、成分(b)中のグリセリン脂肪酸エステルの配合量が少ない比較例5や、成分(a)の配合量及び成分(b)の粘度が本発明の範囲から外れ、グリセリン脂肪酸エステルが配合されていない比較例6では全ての点で満足できなかった。また、成分(b)の替わりに、ジメチルポリシロキサンを用いた比較例7及びパーフルオロポリエーテルを用いた比較例8においては、処方成分が均一に混合せず、口紅オーバーコートとして調製することができなかった。
【0027】
下記に示す(2)従来口紅、(3)シリコーン化合物配合口紅を塗布した上から、実施例1に示す口紅オーバーコートを右半分に塗布し、左半分はそのままで評価したところ、本発明の口紅オーバーコートを塗布した方は、ツヤが良好で、使用時の伸びが滑らかで、なおかつ、従来口紅およびシリコーン化合物配合口紅の双方とも化粧効果が持続したものであった。
さらに、それぞれの口紅に対する該口紅オーバーコートの効果を比較すると、特にツヤと使用性において、(1)揮発性油分配合口紅>(3)シリコーン化合物配合口紅>(2)従来口紅の順に未塗布部との差が明瞭であった。
よって、本発明に係る口紅オーバーコートは、いずれのタイプの口紅に対しても優れた効果を有し、さらには、揮発性油分を配合した口紅、並びにシリコーン化合物を配合した口紅に対して、より顕著な効果を有するものであった。
【0028】
(2)従来口紅の処方
(成分) (%)
エチレンプロピレンコポリマー 5
キャンデリラワックス 10
マイクロクリスタリンワックス 5
ワセリン 5
イソオクタン酸セチル 10
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン 残量
炭酸ジアルキル 10
無水ケイ酸 2
赤色201号 2
青色1号アルミニウムレーキ 2
赤色酸化鉄 1
合成金雲母 5
カルミン処理雲母チタン 5
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0029】
(3)シリコーン化合物配合口紅の処方
(成分) (%)
ポリエチレンワックス 5
マイクロクリスタリンワックス 5
キャンデリラワックス 5
セレシンワックス 5
イソノナン酸イソトリデシル 20
ジカプリン酸プロピレングリコール 残量
グリセリルウンデシルジメチコン 5
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 5
メチル・トリフルオロプロピルシクロポリシロキサン 10
赤色104号アルミニウムレーキ 2
黄色5号アルミニウムレーキ 3
黄色酸化鉄 2
ホウケイ酸(Ca/Al) 1
ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層末 1
美容成分 0.1
酸化防止剤 0.1
紫外線吸収剤 1
香料 0.1
【0030】
実施例8:口紅オーバーコート(有色タイプ)
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル *1 3
2.フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル *2 2
3.トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 30
4.トリイソステアリン酸グリセリル 20
5.イソオクタン酸セチル 20
6.流動パラフィン 残量
7.ワセリン 3
8.シリコーン処理赤色酸化鉄 *6 0.05
9.赤色202号 0.05
10.有機変性ベントナイト *4 0.5
11.美容成分(カミツレエキス) 0.1
12.酸化防止剤(dl−α−トコフェロール) 0.1
13.香料 0.1
*6:シメチルポリシロキサン3%処理
【0031】
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に加熱溶解する。
B.Aに成分(8)〜(13)を加えて均一混合する。
C.Bを充填成型して製品とする。
本実施例で得られた口紅オーバーコートを、シリコーン化合物(アルキルグリセリル変性シリコーン)が配合された口紅の上から使用したところ、塗布時に滑らかで、ツヤもあり、口紅の化粧効果の持続にも優れていた。
【0032】
実施例9:口紅オーバーコート(パールタイプ)
(成分) (%)
1.デキストリン脂肪酸エステル *1 2
2.フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル *2 8
3.テトライソステアリン酸ポリグリセリル 3
4.ジイソステアリン酸グリセリル 3
5.(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル 3
6.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステリル・2−オクチルドデシル)エステル 3
7.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 残量
8.メチルフェニルポリシロキサン 10
9.無水ケイ酸 *3 0.5
10.酸化鉄処理雲母チタン 2
11.フッ素化合物処理雲母チタン *7 3
12.美容成分(ローズマリーエキス) 0.1
13.酸化防止剤(ビタミンE) 0.1
14.香料 0.1
*7:パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩7%処理
【0033】
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に加熱溶解する。
B.Aに成分(8)〜(12)を加えて均一混合する。
C.Bを充填成型して製品とする。
本実施例で得られた口紅オーバーコートを、通常の口紅の上から使用したところ、塗布時に滑らかで、ツヤもあり、口紅の化粧効果の持続にも優れていた。
【0034】
【発明の効果】
本発明の口紅オーバーコートは、滑らかな伸びのある使用性が得られるとともに、ツヤに優れ、口紅オーバーコートの下に塗布された口紅の化粧効果を持続することができるものである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lipstick overcoat, and more particularly, to a lipstick overcoat which has good usability, and which is applied to a lipstick after application to maintain the cosmetic effect of the lipstick and improve gloss.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, lipstick overcoats have been commercialized for the purpose of maintaining the cosmetic effect of lipstick and improving luster. These lipstick overcoats are prepared by blending a high molecular compound with an aqueous or alcoholic compound and utilizing the characteristics of the high molecular compound, or in the form of a powder or press composed mainly of a powder mixed with oil. Met. (See, for example, Patent Documents 1 and 2)
Recently, a combination of a fluorine-based oil or silicone oil and a powder such as silica, alumina or titanium oxide has been proposed, and a function of preventing color transfer of lipstick has been realized. (See, for example, Patent Documents 3, 4, 5, and 6)
[0003]
[Patent Document 1]
JP-B-61-12833 [Patent Document 2]
JP-A-61-24512 [Patent Document 3]
JP-A-5-221829 [Patent Document 4]
JP-A-7-118124 [Patent Document 5]
JP-A-7-316016 [Patent Document 6]
JP-A-8-92033
[Problems to be solved by the invention]
However, although these lipstick overcoats are satisfactory in terms of the persistence of the cosmetic effect, they are not necessarily satisfactory in usability and gloss.
The problem of stickiness occurs when using a high molecular weight compound, the unevenness of the effect depends on the method of application when using a powdery material, and the gloss decreases with time when using a fluorine-based oil. In some cases, spots occurred. In particular, in recent years, consumers have been increasing demands for the finish of a cosmetic film that emphasizes luster as well as the continuation of the cosmetic effect.
Therefore, development of a lipstick overcoat which has good usability and is excellent in luster while maintaining the cosmetic effect of lipstick has been desired.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies in view of such circumstances, and as a result, have found that an oil component containing a dextrin fatty acid ester and / or a fructooligosaccharide fatty acid ester and a glycerin fatty acid ester and having a viscosity at 30 ° C. adjusted to 10 to 1000 mPa · s. It has been found that by using in combination with a specific amount, it is possible to obtain a lipstick overcoat which is excellent in usability and excellent in luster while maintaining the cosmetic effect of the lipstick.
That is, the present invention provides the following components (a) and (b):
(A) 1 to 20% by mass of dextrin fatty acid ester and / or fructooligosaccharide fatty acid ester,
(B) 80 to 99% by mass of an oily component containing at least 5% by mass or more of glycerin fatty acid ester and having a viscosity at 30 ° C of 10 to 1000 mPa · s;
The present invention provides a lipstick overcoat containing
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The dextrin fatty acid ester and / or fructooligosaccharide ester of the component (a) used in the lipstick overcoat of the present invention is blended to impart thixotropic properties to the oil component of the component (b). That is, in a stationary state such as during storage, the viscosity can be increased by the component (a), and good temporal stability can be maintained without causing separation, waste liquid, and the like. Depending on the viscosity of the oil component of b), the usability can be improved. Further, after the application, the viscosity of the stationary state is recovered by the characteristics of the component (a), and the cosmetic effect can be maintained.
[0007]
The dextrin fatty acid ester of the component (a) is an oil-soluble, straight- or branched-chain saturated or unsaturated fatty acid having 8 to 24 (preferably 14 to 18) carbon atoms and an average degree of polymerization of 10 to 50 (preferably 20). To 30) are ester compounds with dextrin.
Specific examples include dextrin palmitate, dextrin palmitate / 2-ethylhexanoate, dextrin stearate, dextrin palmitate / stearate, dextrin oleate, dextrin isopalmitate, dextrin isostearate, and the like. Species or two or more species can be used.
Examples of commercially available products include dextrin palmitate (Leopearl KL, Leopal TL) and dextrin palmitate / 2-ethylhexanoate (Leopearl TT) (all manufactured by Chiba Milling Co., Ltd.).
[0008]
Specific examples of the fructooligosaccharide fatty acid ester of the component (a) include those described in JP-A-3-197409 and JP-A-2002-193732.
An ester compound of a straight-chain or branched-chain saturated or unsaturated fatty acid having 8 to 32 carbon atoms and a fructooligosaccharide, and the average molecular weight of the fructooligosaccharide is preferably in the range of 300 to 10,000. Can be used. Commercially available products include Leopearl ISK (manufactured by Chiba Flour Milling Co., Ltd.).
[0009]
The dextrin fatty acid ester and / or fructo-oligosaccharide ester of the component (a) may be used alone or in combination with the lipstick overcoat of the present invention.
The compounding amount of the component (a) is 1 to 20% by mass (hereinafter simply referred to as "%") in the lipstick overcoat, and is preferably compounded in the range of 3 to 15%.
If it is less than 1%, the viscosity of the product of the present invention at rest is too low, and the makeup of the lipstick overcoat itself is poor. As a result, the cosmetic effect of the lipstick is not maintained. It is not preferable because a gloss cannot be obtained.
[0010]
The component (b) used in the lipstick overcoat of the present invention is an oily component containing at least 5% by mass or more of glycerin fatty acid ester and having a viscosity at 30 ° C of 10 to 1000 mPa · s (hereinafter, simply referred to as “oil of specific viscosity”). This is abbreviated as “component”), and is blended to form a cosmetic film as a lipstick overcoat and to give a luster.
[0011]
The glycerin fatty acid ester is not particularly limited, but is preferably a liquid at 30 ° C. For example, polyglyceryl diisostearate, polyglyceryl triisostearate, glyceryl tetraisostearate, glyceryl trioctanoate, glyceryl triisostearate, glyceryl diisostearate and the like can be mentioned. This is because, if it is solid, it may be difficult to obtain a sufficient gloss.
The glycerin fatty acid ester is blended in the oil component having a specific viscosity of the component (b) in an amount of 5% to 100%, preferably 10% to 95%. When blended in this range, gloss is further improved.
[0012]
The oil component having a specific viscosity of the component (b) may contain an oil component usually used in cosmetics in addition to the glycerin fatty acid ester. However, at 30 ° C., it is necessary to adjust to 10 to 1000 mPa · s. If the viscosity is less than 10 mPa · s, the luster is inferior. If the viscosity is more than 1000 mPa · s, the product of the present invention is undesirably mixed with the lipstick when applied on the lipstick.
Here, in the present invention, the viscosity is a value measured by a B-type viscometer, for example, a single cylindrical rotational viscometer Bistron VS-A1 (manufactured by Shibaura System Co., Ltd.).
[0013]
Oils other than the glycerin fatty acid ester used for the component (b) include hydrocarbons, oils and fats, waxes, hardened oils, ester oils, fatty acids, higher alcohols, silicone oils, fluorine oils, Lanolin derivatives and the like can be used, and liquid paraffin, heavy liquid isoparaffin, α-olefin oligomer, squalane, petrolatum, polyisobutylene, polybutene, ceresin wax, microcrystalline wax, Fischer-Tropsch wax, polyethylene wax, ethylene propylene copolymer , Oils such as olive oil, castor oil, jojoba oil, mink oil, macadamian nut oil, beeswax, carnauba wax, candelilla wax, waxes such as gay wax, mocro, octanoic acid Isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, neopentyl glycol dioctanoate, cholesterol fatty acid esters, esters such as diisostearyl malate, stearic acid, lauric acid, myristic acid, behenic acid, isostearic acid, Fatty acids such as oleic acid, higher alcohols such as stearyl alcohol, cetyl alcohol, lauryl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, and behenyl alcohol, low polymerization degree dimethylpolysiloxane, high polymerization degree dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, deca Methylcyclopentasiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, polyether-modified polysiloxane, polyoxyalkylene / alkylmethylpolysiloxane Silicones such as polysiloxane / methylpolysiloxane copolymer, alkoxy-modified polysiloxane, cross-linked organopolysiloxane, and fluorine-modified polysiloxane; fluorinated oils such as perfluorodecane, perfluorooctane, and perfluoropolyether; lanolin And lanolin derivatives such as lanolin acetate, isopropyl lanolin fatty acid, and lanolin alcohol.
[0014]
The compounding amount of the component (b) is 80 to 99%, and if the compounding amount is less than 80%, the persistence of the makeup effect of gloss and lipstick is inferior. If the compounding amount exceeds 99%, the component (a) used in combination is used. Cannot be sufficiently exhibited, which is not preferable.
[0015]
Lipstick overcoat of the present invention, if necessary, within the range not impairing the effects of the present invention, various components other than the essential components, for example, powder, surfactant, ultraviolet absorber, aqueous component, humectant, A film forming agent, an anti-fading agent, an antioxidant, an antifoaming agent, a cosmetic ingredient, a preservative, a fragrance, and the like can be appropriately compounded to impart various effects.
[0016]
Powders are added for the purpose of toning, and are particularly limited by shapes such as spherical, plate-like, and needle-like, and particle sizes such as fume-like, fine particles, and pigment grades, or particle structures such as porous and non-porous. Instead, inorganic powders, glitter powders, organic powders, pigment powders, metal powders, composite powders, and the like can be used.
Specific powders include white inorganic pigments such as titanium oxide, zinc oxide, cerium oxide, and barium sulfate; colored inorganic pigments such as iron oxide, carbon black, chromium oxide, chromium hydroxide, navy blue, and ultramarine blue; talc; Mother, phlogopite, biotite, biotite, synthetic mica, sericite (sericite), synthetic sericite, kaolin, silicon carbide, silicic anhydride, bentonite, smectite, aluminum oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, antimony oxide, Sodium silicate, aluminum silicate, magnesium aluminum metasilicate, calcium silicate, barium silicate, magnesium silicate, calcium carbonate, magnesium carbonate, hydroxyapatite, white powder such as boron nitride, titanium dioxide-coated mica, titanium dioxide Coated bismuth oxychloride, iron oxide mica titanium, Blue treated mica titanium, carmine treated mica titanium, polyethylene terephthalate / aluminum / epoxy laminated powder, polyethylene terephthalate / polyolefin laminated powder, glittering powder such as bismuth oxychloride, fish scale foil, polyamide resin, polyethylene resin, polyacrylic Resin, polyester resin, fluororesin, cellulose resin, polystyrene resin, copolymer resin such as styrene-acrylic copolymer resin, organic polymer resin powder such as polypropylene resin, silicone resin, urethane resin, zinc stearate , N-acyl lysine and other organic low-molecular powders, natural organic powders such as starch, silk powder and cellulose powder, Red No. 201, Red No. 202, Red No. 205, Red No. 226, Red No. 228, Orange No. 203 , Orange 204, blue 404, yellow Organic pigment powders such as No. 401, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 106, Orange No. 205, Yellow No. 4, Yellow No. 5, Green No. 3, Blue No. 1, etc., such as zirconium, barium or aluminum lake Organic pigment powder or metal powder such as aluminum powder, gold powder, silver powder, etc., fine particle titanium oxide coated mica titanium, fine particle zinc oxide coated mica titanium, barium sulfate coated mica titanium, titanium oxide containing silicon dioxide, zinc oxide containing silicon dioxide, etc. Can be exemplified.
One or two or more of these powders can be appropriately selected and used depending on the purpose, and a complexed powder may be used. These powders may be one or two of fluorine compounds, silicone compounds, metal soaps, lecithin, hydrogenated lecithin, collagen, hydrocarbons, higher fatty acids, higher alcohols, esters, waxes, waxes, surfactants and the like. Surface treatment may be performed using more than one kind.
[0017]
The surfactant is used for the purpose of improving the dispersibility of the powder, and is not particularly limited as long as it is a surfactant generally used in cosmetics. Non-ionic surfactants, anionic surfactants, and cationic surfactants Agents, amphoteric surfactants and the like are used.
Further, examples of the ultraviolet absorber include benzophenone-based, PABA-based, cinnamic acid-based, salicylic acid-based ultraviolet absorbers, and 4-tert-butyl-4′-methoxydibenzoylmethane, oxybenzone, and the like. Examples of the agent include protein, mucopolysaccharide, collagen, elastin, keratin and the like.
The aqueous component is used for imparting a moisture effect, and may be any component that is soluble in water and water.In addition to water, for example, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, dipropylene glycol, Examples include glycols such as polyethylene glycol, glycerols such as glycerin, diglycerin, and polyglycerin, and plant extracts such as aloe vera, witch hazel, hamamelis, cucumber, lemon, lavender, and rose.
Antioxidants include, for example, α-tocopherol, ascorbic acid, etc., cosmetics include, for example, vitamins, anti-inflammatory agents, crude drugs, and the like, and preservatives include, for example, parahydroxybenzoate, phenoxyethanol, and the like.
[0018]
The lipstick overcoat of the present invention is used on the lipstick applied to the lips, and can exhibit its function and effect on any type of lipstick. Among them, it is suitable for a lipstick containing a silicone compound or a fluorine compound, and particularly suitable for a lipstick containing a volatile oil component.
Silicone compounds and fluorine compounds are sometimes compounded with the expectation that the lipstick will maintain the cosmetic effect, and lipsticks containing these compounds may not be sufficiently glossy and the finish of the cosmetic film may be insufficient. . This tendency is remarkable in lipsticks containing a volatile oil component, and the gloss at the time of applying the lipstick is low, but the gloss may further decrease over time. Therefore, the present invention is more suitable for improving the gloss of these lipsticks.
[0019]
The silicone compound referred to here includes linear polysiloxanes such as dimethylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane, cyclic polysiloxanes such as octamethylcyclotetrasiloxane and decamethylcyclopentasiloxane, fluorine-modified silicone, and polyoxyalkylene-modified silicone. And alkyl glyceryl ether-modified silicones.
A fluorine compound is a liquid oil agent having a perfluoroalkyl group such as perfluoropolyether, and a volatile oil component is a volatile silicone such as octamethylcyclotetrasiloxane or decamethylcyclopentasiloxane or a low boiling point isoparaffin or the like. Shows volatile hydrocarbons.
[0020]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail with reference to examples. The present invention is not limited by these.
[0021]
Examples 1 to 8 and Comparative Examples 1 to 5: Lipstick overcoat (uncolored type)
The components shown in Table 1 were heated and dissolved, uniformly mixed, defoamed, and cooled and solidified to prepare a lipstick overcoat. The obtained lipstick overcoat is used after applying a lipstick blended with a volatile oil shown in the following formula (1), and (a) degree of gloss applied, (b) usability (uniform elongation and spread) (C) Sensory evaluation was performed on the persistence of the lipstick makeup effect. The results are shown in Table 1.
[0022]
(1) Formula of lipstick containing volatile oil (components) (%)
Polyethylene wax 10
Ceresin wax 10
(Hydroxystearic acid / stearic acid /
(Rosinic acid) dipentaerythrityl 5
Propylene glycol dicaprate 10
Trimethylsiloxysilicic acid 20
Methacryl-modified methyl polysiloxane 3
Octamethylcyclotetrasiloxane 10
Decamethylcyclopentasiloxane residual amount red No. 202 1
Yellow No. 4 Aluminum Lake 2
Titanium oxide 1
Black iron oxide 0.5
Mica titanium 5
Bengara covered mica 5
Beauty ingredient 0.1
Antioxidant 0.1
UV absorber 1
Fragrance 0.1
[0023]
(sensory evaluation)
(A) The degree of gloss, (b) the usability, and (c) the lipstick makeup effect are maintained by a 20-user panel. Each sample was evaluated and rated, and the average value was calculated from the total score of all the panels for each sample, and the average was determined according to the following four-step criteria. However, regarding the persistence of the cosmetic effect of (c), the subject was allowed to live a normal life for 4 hours after the application, and then evaluated.
(Absolute evaluation)
[Score]: [Evaluation]
6: Very good 5: Good 4: Somewhat good 3: Normal 2: Somewhat bad 1: Bad 0: Very bad (4-grade evaluation)
[Average score] [Judgment]
More than 5 points: very good: ◎
More than 3 points and 5 points or less: Good: Good
More than 1 point and 3 points or less: Somewhat poor: △
1 point or less: defective: ×
[0024]
[Table 1]
Figure 2004300093
[0025]
* 1: Leo Pearl KL (Chiba Flour Milling Co., Ltd.)
* 2: Leopard ISK (Chiba Flour Milling Co., Ltd.)
* 3: Aerosil R976S (Nippon Aerosil Co., Ltd.)
* 4: Benton 27 (manufactured by NL Industries)
* 5: Sugar wax S-10E (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.)
[0026]
As is clear from the results in Table 1, the lipstick overcoat of the present invention had good gloss, excellent usability, and maintained the cosmetic effect of the lipstick applied under the lipstick overcoat.
On the other hand, in Comparative Example 1 in which another gelling agent was blended in place of the component (a), the blending amount of the component (a) was larger than the upper limit in the present invention particularly in terms of luster and usability. In Example 2, gloss and usability were not satisfactory. In Comparative Example 3 in which the glycerin fatty acid ester of the component (b) was not blended, particularly in terms of luster, Comparative Example 4 in which the viscosity of the component (b) deviated from the specific value in the present invention was particularly useful and cosmetic. In terms of effect, I was not satisfied. Furthermore, Comparative Example 5 in which the blending amount of the glycerin fatty acid ester in the component (b) is small, the blending amount of the component (a) and the viscosity of the component (b) are out of the range of the present invention, and the glycerin fatty acid ester is blended. Comparative Example 6 was not satisfactory in all respects. Further, in Comparative Example 7 using dimethylpolysiloxane and Comparative Example 8 using perfluoropolyether instead of the component (b), the prescription components were not uniformly mixed, so that a lipstick overcoat could be prepared. could not.
[0027]
The lipstick overcoat shown in Example 1 was applied to the right half, and the left half was evaluated as it was, after applying (2) conventional lipstick and (3) silicone compound-containing lipstick shown below. The person to whom the overcoat was applied had good gloss and smooth elongation during use, and both the conventional lipstick and the silicone compound-containing lipstick had a long-lasting cosmetic effect.
Furthermore, when comparing the effect of the lipstick overcoat on each lipstick, particularly in terms of luster and usability, the uncoated areas in the order of (1) lipstick containing volatile oil> (3) lipstick containing silicone compound> (2) conventional lipstick And the difference was clear.
Therefore, the lipstick overcoat according to the present invention has an excellent effect on any type of lipstick, and further, a lipstick containing a volatile oil component, and a lipstick containing a silicone compound. It had a remarkable effect.
[0028]
(2) Formula (component) of conventional lipstick (%)
Ethylene propylene copolymer 5
Candelilla wax 10
Microcrystalline wax 5
Vaseline 5
Cetyl isooctanoate 10
Trimethylolpropane triisostearate Remaining dialkyl carbonate 10
Silicic anhydride 2
Red No. 201 2
Blue No.1 Aluminum Lake 2
Red iron oxide 1
Synthetic phlogopite 5
Carmine treated mica titanium 5
Beauty ingredient 0.1
Antioxidant 0.1
UV absorber 1
Fragrance 0.1
[0029]
(3) Prescription (component) of silicone compound-containing lipstick (%)
Polyethylene wax 5
Microcrystalline wax 5
Candelilla wax 5
Ceresin wax 5
Isotridecyl isononanoate 20
Propylene glycol dicaprate Residual glyceryl undecyl dimethicone 5
PEG-9 polydimethylsiloxyethyl dimethicone 5
Methyl trifluoropropylcyclopolysiloxane 10
Red No. 104 Aluminum Lake 2
Yellow No.5 aluminum lake 3
Yellow iron oxide 2
Borosilicate (Ca / Al) 1
Polyethylene terephthalate / polyolefin laminated powder 1
Beauty ingredient 0.1
Antioxidant 0.1
UV absorber 1
Fragrance 0.1
[0030]
Example 8: Lipstick overcoat (colored type)
(Ingredient) (%)
1. Dextrin fatty acid ester * 13
2. Fructooligosaccharide fatty acid ester * 22
3. Tri (caprylic / capric acid) glyceryl 30
4. Glyceryl triisostearate 20
5. Cetyl isooctanoate 20
6. Liquid paraffin Remaining amount 7. Vaseline 3
8. Siliconized red iron oxide * 6 0.05
9. Red No. 202 0.05
10. Organically modified bentonite * 4 0.5
11. Beauty ingredient (chamomile extract) 0.1
12. Antioxidant (dl-α-tocopherol) 0.1
13. Fragrance 0.1
* 6: 3% treatment with cimethylpolysiloxane
(Production method)
A. The components (1) to (7) are uniformly heated and dissolved.
B. Add components (8) to (13) to A and mix uniformly.
C. B is filled and molded to obtain a product.
When the lipstick overcoat obtained in this example was used from above a lipstick containing a silicone compound (alkyl glyceryl-modified silicone), the lipstick was smooth and glossy at the time of application, and the lipstick had a long lasting cosmetic effect. I was
[0032]
Example 9: Lipstick overcoat (pearl type)
(Ingredient) (%)
1. Dextrin fatty acid ester * 12
2. Fructooligosaccharide fatty acid ester * 28
3. Polyglyceryl tetraisostearate 3
4. Glyceryl diisostearate 3
5. (Hydroxystearic acid / stearic acid / rosinic acid)
Dipentaerythrityl 3
6. N-lauroyl-L-glutamic acid di (phytosteryl-2-octyldodecyl) ester 3
7. Neopentyl glycol dicaprate remaining 8. Methylphenyl polysiloxane 10
9. Silicic anhydride * 3 0.5
10. Iron oxide treated mica titanium 2
11. Fluorine compound treated mica titanium * 7 3
12. Beauty ingredient (rosemary extract) 0.1
13. Antioxidant (vitamin E) 0.1
14. Fragrance 0.1
* 7: Perfluoroalkyl phosphate diethanolamine salt 7% treatment
(Production method)
A. The components (1) to (7) are uniformly heated and dissolved.
B. Add components (8) to (12) to A and mix uniformly.
C. B is filled and molded to obtain a product.
When the lipstick overcoat obtained in this example was used from above a normal lipstick, the lipstick overcoat was smooth and glossy at the time of application, and the lipstick had a long lasting cosmetic effect.
[0034]
【The invention's effect】
The lipstick overcoat of the present invention not only provides smooth stretchability but also has excellent luster and can maintain the cosmetic effect of the lipstick applied under the lipstick overcoat.

Claims (3)

次の成分(a)及び(b);
(a)デキストリン脂肪酸エステル及び/又はフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル1〜20質量%、
(b)グリセリン脂肪酸エステルを少なくとも5質量%以上含み、かつ30℃における粘度が10〜1000mPa・sである油性成分80〜99質量%、
を含有することを特徴とする口紅オーバーコート。
The following components (a) and (b):
(A) 1 to 20% by mass of dextrin fatty acid ester and / or fructooligosaccharide fatty acid ester,
(B) 80 to 99% by mass of an oily component containing at least 5% by mass or more of glycerin fatty acid ester and having a viscosity at 30 ° C of 10 to 1000 mPa · s;
A lipstick overcoat comprising:
シリコーン化合物及び/又はフッ素化合物を含有する口紅を塗布した上に使用することを特徴とする請求項1記載の口紅オーバーコート。2. The lipstick overcoat according to claim 1, wherein the lipstick containing the silicone compound and / or the fluorine compound is used after being applied. 揮発性油分を含有する口紅を塗布した上に使用することを特徴とする請求項1記載の口紅オーバーコート。2. The lipstick overcoat according to claim 1, wherein the lipstick containing volatile oil is used after being applied.
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