JP2004296490A - 処理装置 - Google Patents

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Gohei Kawamura
剛平 川村
Tadahiro Ishizaka
忠大 石坂
Yasuhiro Oshima
康弘 大島
Naoki Yoshii
直樹 吉井
Takashi Shigeoka
隆 重岡
Yukio Fukuda
幸夫 福田
Yasuhiko Kojima
康彦 小島
Jiyunichi Arami
淳一 荒見
Takahiro Horiguchi
貴弘 堀口
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Abstract

【課題】本発明は、処理中に容器から酸素の放出がなく、還元が重要な工程を被処理基体に対して施すために適した処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】処理容器2内において、原料ガスの励起種を用いて半導体ウェハWの処理を行う。励起種を生成するための励起装置12は励起容器14を有し、励起容器14内で原料ガスを励起して励起種を生成する。励起容器14は窒化物により形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は処理装置に係り、より詳細にはガスを励起して励起種を生成する励起源を備えた処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体素子の微細化に伴い、より微細な構造を達成し得る様々な処理方法が提案されている。その中で、ガスを励起して生成した励起種を用いて半導体基板上に薄膜を形成する方法が注目されている。
【0003】
例えば、加熱した基板に減圧下で処理ガスを供給して基板上に高品質な薄膜を形成する方法として、ALD(Atomic Layer Deposition)が近年注目されている。ALDでは複数種類の原料ガスを減圧下で交互に基板に対して供給し、加熱した基板上で反応させて反応生成物の非常に薄い膜を形成する。基板上での原料ガスの反応を促進するには、基板温度を高くすることが効果的であるが、基板の加熱温度には制約がある。例えば半導体用シリコンウェハの場合、基板温度を400℃以下とすることが好ましい
一方、比較的低い温度において基板上で原料ガスの反応を促進するために、原料ガスを励起して励起種を用いる技術がある。励起種を生成するには様々な方法があるが、原料ガスをプラズマ化する方法が一般的である。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−89843号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平6−333875号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平7−142401号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平10−335316号公報
【0008】
【特許文献5】
米国特許第5306666号明細書
【0009】
【特許文献6】
米国特許第5916365号明細書
【0010】
【特許文献7】
米国特許第6342277号明細書
【0011】
【非特許文献1】
S.M. Rossnagel, A. Sherman, F. Turner,“Plasma−enhanced atomic layer deposition of Ta and Ti for interconnect diffusion barriers”, J. Vac. Sci. Technol. July/Aug 2000, pp.2016−2020
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
原料ガスをプラズマ化するには、減圧した処理容器や励起容器に原料ガスを導入し、容器外部から原料ガスにエネルギを注入して、容器内部でプラズマを発生させることが一般的である。処理容器や励起容器は一般的に石英(SiO)もしくはアルミナ(Al)等により形成される。このような容器内で原料ガスをプラズマ化すると、容器の内壁を形成する材料がスパッタあるいは腐食され、容器の材料に含まれる元素である酸素が容器内の空間に放出される。
【0013】
このように放出された酸素は、容器内で発生されたプラズマにより励起され、原料ガスと反応して被処理基体であるウェハ上に酸化物となって堆積あるいは付着してしまう。ウェハに施す処理が酸化物の形成であれば、容器から放出された酸素による酸化物の形成は特に問題となることは少ない。しかし、例えば、導電体膜形成処理のような還元を目的とする処理の場合、形成された導電体膜中に酸化物が混入して導電体膜の抵抗を増大させてしまうという問題が発生するおそれがある。
【0014】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、処理中に容器から酸素の放出がなく、還元が重要な工程を被処理基体に対して施すために適した処理容器あるいは励起容器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明によれば、原料ガスの励起種を用いて被処理基体を処理するための処理容器と、該原料ガスを励起して励起種を生成し、生成した励起種を前記処理容器に供給する励起装置とを有し、前記励起装置は内部で原料ガス励起するため励起容器を有し、該励起容器を形成する材料は窒化物であることを特徴とする処理装置が提供される。
【0016】
上述の発明の一実施例において、前記励起装置は高周波プラズマ発生装置であり、前記励起容器を形成する材料は窒化ケイ素(SiN)であることが好ましい。また、前記処理容器と前記励起容器との接続部は、前記励起容器側から前記処理容器側に向かって次第に断面積が増大するホーン形状であることが好ましい。
【0017】
さらに、上述の発明による処理装置は、励起種を生成するための第1の原料ガスを前記励起容器に供給するための第1の原料ガス供給装置と、第1の原料ガスとは異なる第2の原料ガスを供給するための第2の原料ガス供給装置と、前記第1の原料ガスの供給と前記第2の原料ガスの供給とを交互に行うための切り替え機構とを更に有することとしてもよい。前記切り替え機構は回転式の三方弁であることが好ましい。
【0018】
また、本発明による処理装置において、前記励起容器にイオンフィルタを設けることが好ましい。前記イオンフィルタに直流又は交流の電位を印加する電源を更に有することが好ましい。
【0019】
更に、前記励起種を生成するための第1の原料ガスは還元作用を有する原料ガスとすることもできる。また、酸化作用又はクリーニング作用を有する原料ガスを前記励起装置に供給する供給ラインを有することとしてもよい。
【0020】
上述の本発明の処理装置によれば、励起種を生成する励起容器が窒化物により形成されており、励起容器内でプラズマを発生させた場合に、プラズマ生成に起因して励起容器の材料がスパッタあるいは腐蝕されても、酸素が励起種に混入して処理容器に供給されることがない。したがって、被処理基体に施す処理が還元処理である場合、酸化作用のある酸素の混入を防止し、純度の高い高品質な薄膜を被処理基体上に形成することができる。
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施例による処理装置について、図1を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施例による処理装置の全体構成を示す図である。
【0021】
図1に示す処理装置は、複数種類の原料ガスを交互に処理容器2に導入し、処理容器2内の被処理基体であるウェハW上に薄膜を形成するための装置である。処理容器2内にはウェハWを載置する載置台4が配置される。載置台4の載置面に対向してシャワーヘッド6が配置される。原料ガスはシャワーヘッド6を介して処理容器2内の処理空間へ導入される。
【0022】
また、処理容器2の底部には排気手段としてターボモレキュラポンプ(TMP)8が接続され、処理容器2内の処理空間を所定の減圧環境に維持することができる。ターボモレキュラポンプ8はドライポンプ(DP)10に接続され、ターボモレキュラポンプ8から排気されたガスは、ドライポンプ10から除害装置(図示せず)などを通じて外部に排気される。
【0023】
本実施例では、シャワーヘッド6に対して複数種類の原料ガスが交互に供給され、処理容器2内の処理空間に導入される。ここで、本実施例では、複数種類の原料ガスのうち少なくとも一種類の原料ガスをプラズマ化して励起種を生成し、生成した励起種を処理容器2内の処理空間に導入する。励起種は、処理容器2内の原料ガスあるいはウェハW上に付着した原料ガスと反応し、載置台4上に載置されたウェハWに対して所望の処理が施される。
【0024】
シャワーヘッド6に原料ガスの励起種を供給するために、シャワーヘッド6に励起装置12が接続される。すなわち、励起装置12の内部に原料ガスを導入し、この原料ガスに対してエネルギを注入して励起種を生成して、生成した励起種をシャワーヘッド6に供給する。原料ガスの励起種を生成する方法として、高周波プラズマ又はECRプラズマを生成する方法、あるいは紫外線による励起する方法などがある。本実施例では励起装置12を高周波プラズマ発生装置とし、励起装置12の励起容器14内で発生したプラズマにより励起種を生成する。
【0025】
励起装置12として高周波プラズマ発生装置を用いた場合、図2に示すように、励起容器14を筒状に形成し、その外側に電磁コイル13を設けて高周波電界を励起容器14の内部に発生させることにより、励起容器14の外部から励起エネルギを注入することができる。したがって、励起容器14は、原料ガスがプラズマ化される空間を形成するだけでよく、内部に部材を設ける必要がない。これにより、励起空間に設けることにより原料ガスが汚染されるといった問題が発生することはない。
【0026】
また、本実施例による処理装置は、還元を目的とする処理に適するように、励起種を生成するための空間に酸素が放出されない構成となっている。このような構成を達成するために、内部でプラズマが生成される励起容器14は、酸素を含まない材料として窒化物よりなる材料を用いて形成される。窒化物としては、窒化ケイ素(SiN)や窒化アルミニウム(AlN)等を用いることが好ましい。高周波励起によりプラズマを生成する場合、酸化耐性やスパッタ耐性の高い窒化ケイ素(SiN)を用いることが特に好ましい。
【0027】
このように、励起空間を形成する励起容器14を窒化物による材料で形成することにより、原料ガス励起時に励起容器14から酸素が放出されることがなく、酸素の励起種が生成されることはない。したがって、還元を目的とする処理などにおいて酸素の励起種に起因した問題の発生を防止することができる。
【0028】
なお、処理容器2、載置台4及びシャワーヘッド6などの処理空間に接する部分は酸化アルミニウム(Al)などを用いて形成することができる。ただし、励起容器14のように材料自体がスパッタされるおそれはないが、表面に吸着されていた酸素や他のガスなどが放出されないように、酸化アルミニウムの表面に陽極酸化被膜を形成し、さらに封孔処理を施しておくことが好ましい。
【0029】
本実施例では、複数種類の原料ガスのうち、プラズマ化して励起種を生成する原料ガスは、第1の原料ガス供給装置16から励起容器14に供給される。一方、プラズマ化する必要のない他の原料ガスは、第2の原料ガス供給装置18からシャワーヘッド6(図1では励起容器14とシャワーヘッド6の接続部分)に供給される。
【0030】
第1の原料ガス供給装置16は、励起種として還元作用のある原料ガスを供給する供給ライン16Aを有する。還元作用のある原料ガスとしては、例えば、N,H,NH,N,SiH,SiH,Si,PH,AsHなどがある。また、第1の原料ガス供給装置16は、必要に応じて複数種類の原料ガスを同時に供給するために、供給ライン16Bを有していてもよい。各供給ライン16A,16Bの途中には開閉弁及び流量制御用のマスフローコントローラ(MFC)が設けられる。
【0031】
第2の原料ガス供給装置18は、原料ガスを供給する供給ライン18Aを有する。また、第2の原料ガス供給装置18は、必要に応じて複数種類の原料ガスを同時に供給するために、供給ライン18Bを有していてもよい。各供給ライン18A,18Bの途中には開閉弁及び流量制御用のマスフローコントローラ(MFC)が設けられる。
【0032】
なお、第1の原料ガス供給装置16には、酸化作用あるいはクリーニング作用を有するガスを供給する供給ライン20が設けられてもよい。酸化作用あるいはクリーニング作用を有するガスとしては、例えば、O,NO,NO,NO,F,ClF,NF,CF,SiFなどがある。供給ライン20は必ずしも第1のガス供給装置16に設ける必要はなく、励起装置12に直接接続されてもよい。
【0033】
また、励起容器14のプラズマ生成空間の下流側にイオンフィルタ22を設けることが好ましい。イオンフィルタ22に直流あるいは交流電位を印加することにより、プラズマ中の荷電粒子(特にイオン)をトラップすることができる。これにより処理容器2に供給される荷電粒子の量を制御することができ、処理容器2内のウェハWに対する荷電粒子によるチャージングを抑制することができる。その結果、ウェハWに形成されるトランジスタなどのチャージング破壊を抑制することができる。イオンフィルタの材料として、石英を用いることができるが、イオンフィルタ効果を有している材料であれば、石英に限定されることはない。
【0034】
また、励起容器14とシャワーヘッド6との接続部分を、図3に示すようにホーン形状とすることにより、原料ガスの流れを円滑にすることができる。すなわち、図1に示すようにシャワーヘッド6内の空間の断面積が励起容器14の内部空間の断面積よりはるかに大きい場合、励起容器14からシャワーヘッド6へと供給される原料ガスの流れが円滑ではなくなり、原料ガスの流れが乱れたり淀みが発生したりするおそれがある。
【0035】
本実施例のように、複数種類の原料ガスを交互に独立して供給する場合、原料ガスの切り替え時間をできる限り短縮して全体の処理工程に要する期間を短縮することが重要である。ここで、原料ガスの流れに乱れや淀みが発生すると、一つの原料ガスを完全に排気するために時間がかかってしまう。そこで、励起容器14と処理容器2のシャワーヘッド6との接続部分を、図3に示すように、励起容器14から処理容器2のシャワーヘッド6へと断面積が次第に増大するホーン形状とすることにより、原料ガスの流れが円滑となり、原料ガスを完全に排気するために要する時間を短縮することができる。また、励起容器14とシャワーヘッド6との接続部分をホーン形状とすることにより、シャワーヘッド6に供給された原料ガスを効率的に拡散させて、シャワーヘッド6からある程度均一に処理空間に原料ガスを供給することができるという効果を得ることもできる。
【0036】
また、シャワーヘッド6のホーン形状部分の厚み(原料ガス供給方向の距離)を調整することにより、原料ガスに対するコンダクタンスを調整し、励起容器14から供給される励起種の供給量を調整したり、失活を防止したりすることができる。
【0037】
なお、図3に示す例では、シャワーヘッド6の入口部分をホーン形状としているが、励起容器14の出口部分をホーン形状としてもよい。あるいは、励起容器14とシャワーヘッド6との間にホーン形状の接続部材を設けることとしてもよい。
【0038】
また、図1に示す例では第1の原料ガス供給装置16と第2の原料ガス供給装置18とを別個に処理装置に接続し、各々の原料ガスの供給を開閉弁などにより制御して処理装置に供給しているが、一つの切り替え弁(回転式三方弁)によりガスの供給を切り替えることもできる。
【0039】
図4は回転式三方弁30を示す模式図であり、図4(a)は縦断面図、図4(b)はI−I断面図、図4(c)はII−II断面図である。
【0040】
図4に示す回転式三方弁30は、TiClとNH+Hのプラズマとを交互に切り替えながら処理容器2に供給するための切り替え弁であり、図1に示す構成において励起容器14と処理容器2との間に設けられる。
【0041】
回転式三方弁30は、シリンダ32と、シリンダ32の中で回転可能に設けられた回転弁34と、回転弁34を回転駆動するモータ機構36とよりなる。シリンダ32には、NH+Nのプラズマを供給するためのプラズマ供給通路38と、TiClを供給するための処理ガス供給通路40とが設けられる。また、シリンダ32には、プラズマを処理容器2に供給する必要のない期間に、処理容器2を通さないでプラズマを排気するためのプラズマ排気通路42が設けられている。
【0042】
プラズマ供給通路38は、プラズマ供給源である励起容器14に接続され、励起装置12からNH+Nのプラズマが連続的に供給される。処理ガス供給通路40は第2の処理ガス供給装置18に接続され、TiClが供給される。また、プラズマ排気通路42は、処理容器2を迂回してドライポンプ10に接続されたバイパスラインに接続され、バイパスラインに流れるプラズマは排気用のドライポンプ10により排気される。
【0043】
回転弁34には、プラズマ供給通路38から供給されたプラズマをプラズマ排気通路42に流すための環状通路34Aと、TiClとプラズマとを交互に処理チャンバ2に流すための中央通路34Bとが形成されている。
【0044】
環状通路34Aは、回転弁34の外周で円周方向に形成された溝状の通路であり、一部を残してほぼ回転弁34の外周全週にわたって形成されている。環状通路34Aとは異なる位置(下方)には、外周の一箇所に開口して中心まで延在する横通路と底面の中央から軸方向に延在する縦通路とよりなる中央通路34Bが形成されている。
【0045】
以下に回転式三方弁30の動作について図5及び図6を参照しながら説明する。図5は回転弁の動作とガス供給状態とを示す図である。図6は処理容器2へのガス供給状態を示すタイムチャートである。
【0046】
回転弁34がモータ機構36により回転されて、図5(a)に示す位置となると、プラズマ供給通路38から供給されたプラズマは、環状通路34Aを経由してプラズマ排気通路42に流れる。こととき、回転弁34の中央通路34Bの開口は、プラズマ供給通路38と処理ガス供給通路40との間に位置しており、プラズマとTiClのどちらも処理容器2には供給されない。すなわち、図5(a)に示された状態では、回転式三方弁30を介してプラズマもTiClも供給されることがなく、処理容器2の内部に残留した処理ガスや反応副生成物は、ターボモレキュラポンプ8により排気される(真空引き)。この状態は、図6(a)に示す状態である。
【0047】
次に、回転弁34が回転して図5(b)に示す位置となると、プラズマ供給通路38は環状通路34Aを介してプラズマ排気通路42に繋がったままであるが、中央通路34Bの開口部が処理ガス供給通路40と繋がる。したがって、中央通路34Bを通じてTiClが処理容器2に供給される。このとき、プラズマ供給通路38に供給されているプラズマは環状通路34Aを通じてプラズマ排気通路42に流れ、排気されている。この状態は、図6(b)に示す状態である。
【0048】
回転弁34が更に回転して図5(c)に示す位置となると、中央通路34Bの開口部は処理ガス供給通路40から外れてTiClの処理容器2への供給は停止する。このときも、プラズマ供給通路38に供給されているプラズマは環状通路34Aを通じてプラズマ排気通路42に流れたままである。したがって、図5(c)に示された状態では、回転式三方弁30を介してプラズマもTiClも供給されることがなく、処理容器2の内部に残留したTiClや反応副生成物は、ターボモレキュラポンプ8により排気される(真空引き)。この状態は、図6(c)に示す状態である。
【0049】
次に、回転弁34が更に回転して図5(d)に示す位置となると、中央通路34Bの開口部がプラズマ供給通路38に繋がり、且つ環状通路34Aが形成されていない部分がプラズマ供給通路38の開口部に位置する。したがって、プラズマ供給通路38に供給されたプラズマは、環状通路34Aを通じてプラズマ排気通路に流れることはなく、中央通路34Bを通じて処理容器2へと流れる。この状態は図6(d)に示す状態である。
【0050】
以上の動作で回転弁34の一回転の動作が終了する。回転弁34はモータ機構36により連続して回転されており、以上の動作が繰り返されることにより、間に真空引きによる排気を行ないながら、TiCl4の供給とNH+Nのプラズマの供給とが交互に行なわれる。
【0051】
以上の動作では、回転式三方弁30に対してプラズマを常時供給することとなる。すなわち、供給されるプラズマは、処理容器2への供給と排気ラインへの排気が切り替えられるだけであり、連続的に回転式三方弁30に供給される。これにより、プラズマ供給源である励起装置12においてプラズマの着火・停止を繰り返し行うことなく、連続してプラズマを供給することができる。したがって、プラズマ着火時の不安定な状態がなく、連続的に安定して生成された一様なプラズマを処理容器2に間欠的に供給することができる。
【0052】
また、一つの回転式三方弁を用いるだけで、真空引き、処理ガスの供給、プラズマの供給を交互に行なうことができる。したがって、複数の開閉弁を同期して動作させる必要もなく、簡単な構成で処理ガスの交互供給を行なうことができるといった利点がある。
【0053】
次に、図1に示す処理装置を用いた処理の一例について説明する。図1に示す処理装置は、シリコンウェハW上に非常に薄い窒化チタン(TiN)膜を形成する処理に用いることができる。
【0054】
窒化チタン(TiN)膜は、例えば、半導体製造工程において、シリコンウェハWに形成された低誘電率膜(low−k膜)の表面に銅(Cu)膜を形成する際に、バリアメタル層として形成される。
【0055】
バリアメタル層としてのTiN膜の役割は、Cu熱拡散の防止とlow−k膜への密着性の向上であるが、近年の半導体の微細構造において、バリアメタル層の薄型化及び低抵抗化が要求されている。このような要求を満足するような純度が高く非常に薄いTiN膜を形成するには、シリコンウェハW上に形成されたlow−k膜に対してTiClとNHとを交互に供給する方法を用いることが好ましい。
【0056】
すなわち、まずシリコンウェハW(low−k膜)にTiClを吸着させ、吸着しなかったTiClを排気し、その後にNHを供給してシリコンウェハW上でTiClとNHとを反応させる。これにより、シリコンウェハW上にTiNが残る。この工程を繰り返すことにより、所定の厚みのTiN膜をシリコンウェハW(low−k膜)上に形成することができる。
【0057】
シリコンウェハW上でTiClとNHとを反応させるには、シリコンウェハWをある程度加熱する必要がある。しかし、半導体用のシリコンウェハは400℃以上に加熱することは好ましくない。このため、400℃程度の温度でTiClとNHとを反応させる方法を検討した結果、NHの励起種を用いることで400℃程度の基板温度でもTiClとNHとを十分に反応させることができることがわかった。
【0058】
NHを励起して励起種を生成するには、図1に示す処理装置の励起装置12を用いることができる。すなわち、図1に示す第1の供給装置16の供給ライン16AをNHの供給ラインとし、供給ライン16BをNの供給ラインとする。NはNHのキャリアガスとして供給され、また、供給したNHを処理装置から排気するためのパージガスとしても用いることができる。
【0059】
ここで、NHを励起するための励起装置12として、13.56MHzの高周波プラズマ発生装置を用い、プラズマにより励起種を生成することが好ましいことがわかった。
【0060】
一方、第2の原料ガス供給装置18の供給ライン18AをTiClの供給ラインとし、供給ライン18BをNの供給ラインとする。NはTiClのキャリアガスとして供給され、また、供給したNHを処理装置から排気するためのパージガスとしても用いることができる。
【0061】
図7は上述のTiN膜形成工程を示すフローチャートである。図7に示すTiN膜形成工程では、原料ガスの排気を真空引きにより行なっている。
【0062】
まず、ステップS1において、第2の原料ガス供給装置18からTiClをシャワーヘッド6を介して処理容器2内のシリコンウェハWに対して供給する。この際、キャリアガスとしてNも同時に第2の原料ガス供給装置18から供給される。供給されたTiClの一部はシリコンウェハWの表面に吸着される。
【0063】
ステップS1において所定量のTiClを供給した後、ステップS2においてTiClの供給を停止し、処理チャンバ2を真空引きする。これにより、シリコンウェハWに吸着されなかったTiClを、シャワーヘッド6を含む処理容器2から完全に排気する。
【0064】
次に、ステップS3において、第1の原料ガス供給装置16からNHを処理装置の励起装置12に供給する。この際、キャリアガスとしてNも同時に第1の原料ガス供給装置16から供給される。励起装置12に供給されたNHは励起容器14内でプラズマ化され、これによりNHの励起種が生成される。生成されたNHの励起種は、シャッワーヘッド6を介してシリコンウェハWに対して供給される。
【0065】
NHの励起種が処理容器2内のシリコンウェハWに対して供給されると、シリコンウェハWに吸着されているTiClがNHの励起種と反応し、シリコンウェハW上にTiNが形成されて残り、その他の反応生成物はシリコンウェハから離れる。
【0066】
その後、ステップS4において、NHの供給を停止し、処理チャンバ2を真空引きする。これにより、反応に寄与しなかったNH及び反応副生成物を、シャワーヘッド6を含む処理チャンバ2から完全に排気する。
【0067】
以上のステップS1〜S4の処理を所定回数繰り返し行い、シリコンウェハW上に所定の厚みのTiN膜を形成する。なお、以上の工程では、処理容器2内の原料ガスの排気を真空引きのみで行なっているが、N又はAr,He等の不活性ガスによるパージにより行なってもよい。また、真空引きとパージとを組合わせて用いることとしてもよい。
【0068】
上述の処理装置とTiN膜の形成工程を用いてTiN膜を実際に生成した際の生成条件を以下に示す。
【0069】
基板(ウェハ)温度: 400℃
TiCl供給量: 30sccm
NH供給量: 200sccm
RFパワー: 200W
キャリアガス供給量: 200sccm
原料ガス排気方法: 真空排気
また、成長時間シーケンスを以下に示す。
【0070】
TiCl供給時間: 5秒
真空引き時間: 5秒
NH供給時間: 5秒
真空時間: 5秒
成長サイクル数: 200サイクル
以上のような生成条件と成長時間シーケンスによりTiN膜を形成した結果、膜厚が9nmで比抵抗が180μΩcmのTiN膜が得られた。このTiN膜は膜厚が均一で、良好なステップカバレージを有し、不純物(F,Cl等)の含有量が非常に少なかった。
【0071】
以上の例では、TiClとNHの交互供給により低抵抗のバリアメタル膜としてTiN膜を生成したが、本実施例による処理装置は、Ti膜、Ta膜、TaN膜、WN膜等の他のバリアメタル膜の生成にも用いることができる。
【0072】
Ti膜あるいはTiN膜を生成する場合、Tiを含む原料ガスとして、TiCl,TiF,TiI,Ti[N(CCH)](TEMAT),Ti[N(CH(TDMAT),Ti[N(C(TEDMAT)等を用い、窒化水素系原料として、H,SiH,Si,SiHCl,SiCl,NH,N,NH(CH,NCH、N/H等を適宜組み合わせて用いる。
【0073】
Ta膜あるいはTaN膜,TaCN膜を生成する場合は、Taを含む原料ガスとして、TaCl,TaF,TaBr,TaI,Ta(NC(CH)(N(C(TBTDET),Ta(NC(CH)(N(CH等を用い、還元ガスとして、H,SiH,Si,SiHCl,SiCl,NH,N,NH(CH,NCH、N/H等を適宜組み合わせて用いる。
【0074】
WN膜を生成する場合は、Wを含む原料ガスとしてWF等を用い、還元ガスとして、H,SiH,Si,SiHCl,SiCl,NH,N,NH(CH,NCH等を適宜組み合わせて用いる。
【0075】
また、本発明による処理装置は、半導体素子のゲート誘電体膜あるいはキャパシタ用誘電体膜として、HfO,ZrO,Ta,Al等の薄膜の生成に用いることができる。
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、処理中に容器から酸素の放出がなく、還元が重要な工程を被処理体に対して施すために適した処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による処理装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示す励起装置として用いることのできる高周波プラズマ発生装置の概略構成図である。
【図3】励起容器とシャワーヘッドとの接続部分をホーン形状とした処理装置の概略構成図である。
【図4】回転式三方弁を示す模式図であり、(a)は縦断面図、(b)はI−I断面図、(c)はII−II断面図である。
【図5】回転弁の動作とガス供給状態の関係を示す図である。
【図6】処理容器へのガス供給動作を示すタイムチャートである。
【図7】図1に示す処理装置を用いてTiN膜を形成する際のTiN膜形成工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 処理容器
4 載置台
6 シャワーヘッド
8 ターボモレキュラポンプ
10 ドライポンプ
12 励起装置
13 電磁コイル
14 励起容器
16 第1の原料ガス供給装置
18 第2の原料ガス供給装置
20 供給ライン
22 イオンフィルタ
30 回転式三方弁
32 シリンダ
34 回転弁
34A 環状通路
34B 中央通路
36 モータ機構
38 プラズマ供給通路
40 処理ガス供給通路
42 プラズマ排気通路

Claims (9)

  1. 原料ガスの励起種を用いて被処理基体を処理するための処理容器と、
    該原料ガスを励起して励起種を生成し、生成した励起種を前記処理容器に供給する励起装置と
    を有し、
    前記励起装置は内部で原料ガス励起するため励起容器を有し、該励起容器を形成する材料は窒化物であることを特徴とする処理装置。
  2. 請求項1記載の処理装置であって、
    前記励起装置は高周波プラズマ発生装置であり、前記励起容器を形成する材料は窒化ケイ素(SiN)であることを特徴とする処理装置。
  3. 請求項1記載の処理装置であって、
    前記処理容器と前記励起容器との接続部は、前記励起容器側から前記処理容器側に向かって次第に断面積が増大するホーン形状であることを特徴とする処理装置。
  4. 請求項1記載の処理装置であって、
    励起種を生成するための第1の原料ガスを前記励起容器に供給するための第1の原料ガス供給装置と、
    第1の原料ガスとは異なる第2の原料ガスを供給するための第2の原料ガス供給装置と、
    前記第1の原料ガスの供給と前記第2の原料ガスの供給とを交互に行うための切り替え機構と
    を更に有することを特徴とする処理装置。
  5. 請求項4記載の処理装置であって、
    前記切り替え機構は回転式の三方弁であることを特徴とする処理装置。
  6. 請求項1記載の処理装置であって、
    前記励起容器にイオンフィルタを設けたことを特徴とする処理装置。
  7. 請求項6記載の処理装置であって、
    前記イオンフィルタに直流又は交流の電位を印加する電源を更に有することを特徴とする処理装置。
  8. 請求項1記載の処理装置であって、
    前記励起種を生成するための第1の原料ガスは還元作用を有する原料ガスであることを特徴とする処理装置。
  9. 請求項1記載の処理装置であって、
    酸化作用又はクリーニング作用を有する原料ガスを前記励起装置に供給する供給ラインを有することを特徴とする処理装置。
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