JP2004294569A - カメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンバータレンズを装着した状態でも最適な制御を行うことができるカメラシステムを提供する。
【解決手段】カメラシステム100では、角速度センサ5によりカメラシステム100全体の振れが検出され、増幅器14及びA/D変換器15を介して、振れ量ωに変換される。レンズ9,10,ブレ補正レンズ3及びレンズ11を通して、CCD7の結像面に形成された撮像画面の切出し位置情報mは、CCD制御回路17、画像メモリ18及び動き検出部19を介して、動き量nに変換される。CPU20は、振れ量ωと動き量nとを比較すると共に、コンバータデータテーブル21を参照して、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定し、目標位置情報Icを再計算して、PSD4からの現在位置情報Irと目標位置情報Icに基づいて、アクチュエータ駆動回路16を適正な補正量で制御して、ブレ補正を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバータレンズが装着可能な撮像素子(CCD等)を有するデジタルカメラ、ビデオカメラ等のカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラシステム全系の焦点距離を変化させるためのレンズとして、コンバータレンズが知られている。コンバータレンズは、レンズ鏡筒の対物側又はカメラボディ側に装着される。撮影者は、撮影状況に応じてコンバータレンズを着脱することによって、撮像全系の焦点距離を変化させることができる。撮像全系とは、レンズ鏡筒に含まれる主レンズ系と、カメラボディに含まれる撮像系と、を含む光学系全体をいう。
コンバータレンズには、例えば、テレコンバータ(望遠系)と、ワイドコンバータ(広角系)とがある。テレコンバータは、主レンズ系の焦点距離を長くするものである。ワイドコンバータは、主レンズ系の焦点距離を短くするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のカメラシステムでは、以下のような課題があった。
(1)焦点距離情報を用いる制御等を行っている場合には、コンバータレンズを装着することで焦点距離が変化してしまい、最適な制御ができなくなる。例えば、ブレ補正装置を備えたカメラシステムにコンバータレンズを装着すると、ブレ補正が正確に行われない場合があった。
(2)コンバータレンズの有無及び/又は種類を、カメラシステムに手動で入力して、認識させる必要があった。
【0004】
本発明の課題は、コンバータレンズを装着した状態でも最適な制御を行うことができるカメラシステムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、撮影光学系(9,10,3,11)の焦点距離を変化させるコンバータレンズ(2)を装着可能なカメラシステムにおいて、結像面上の光学像を画像信号に変換して出力する撮像部(7)と、振れを検出する振れ検出部(5)と、前記撮像部(7)からの動き量(n)と、前記振れ検出部(5)からの振れ量(ω)とに基づいて、前記コンバータレンズ(2)の有無及び/又は種類を判定する判定制御部(20)と、を備えたカメラシステムである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラシステムにおいて、像ブレを補正するように変位するブレ補正部材(3,7)と、前記ブレ補正部材(3,7)を駆動する駆動部(6)と、をさらに備え、前記判定制御部(20)は、前記判定に応じた焦点距離情報に基づいて、前記駆動部(6)を制御すること、を特徴とするカメラシステムである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載のカメラシステムにおいて、前記コンバータレンズ(2)の種類が予め記憶されているテーブル(21)をさらに備え、前記判定制御部(20)は、前記撮像部(7)からの動き量(n)、前記振れ検出部(5)からの振れ量(ω)及び前記テーブル(21)に基づいて、前記駆動部(6)を制御すること、を特徴とするカメラシステムである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、前記コンバータレンズ(2)の有無及び/又は種類を表示するための表示部(23)をさらに備えたこと、を特徴とするカメラシステムである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、前記判定制御部(20)は、前記焦点距離情報に応じて、所定の撮影動作の設定を変更すること、を特徴とするカメラシステムである。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、前記振れ検出部(5)は、角速度センサ又は加速度センサであること、を特徴とするカメラシステムである。
【0011】
請求項7の発明は、請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、前記ブレ補正部材(7)は、前記撮影光学系(9,10,3,11)の光軸(L)と略垂直な方向に変位する前記撮像部(7)であること、を特徴とするカメラシステムである。
【0012】
請求項8の発明は、請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、前記ブレ補正部材(3)は、前記撮影光学系(9,10,3,11)の光軸(L)と略垂直な方向に変位する前記撮影光学系(9,10,3,11)の一部であること、を特徴とするカメラシステムである。
【0013】
請求項9の発明は、請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、前記ブレ補正部材(3)は、可変頂角プリズムであること、を特徴とするカメラシステムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明によるカメラシステム100の実施形態を示すブロック図である。なお、本明細書中、主レンズ系とは、レンズ鏡筒に含まれる光学系のことをいう。同じく、撮像系とは、カメラボディに含まれる撮像に係わる素子のことをいう。また、図1では、レンズ鏡筒の対物側にコンバータレンズが装着されているカメラシステムについて説明するが、レンズ鏡筒のカメラボディ側にコンバータレンズが装着されたカメラシステムに関しても同様である。さらに、コンバータレンズとしては、テレコンバータについて説明するが、ワイドコンバータに関しても同様である。
【0015】
本実施形態によるカメラシステム100は、レンズ鏡筒8と、レンズ鏡筒8が装着されるカメラボディ1等とを備えている。レンズ鏡筒8は、主レンズ系(ここでは、レンズ9,10、ブレ補正レンズ3)と、レンズ9,10の支持台(不図示)と、ブレ補正レンズ3を駆動するためのアクチュエータ6と、ブレ補正レンズ3の位置を検出するための位置センサ(PSD)4等とを備えている。また、ブレ補正レンズ3は、光軸Lの傾きを補正するように光軸Lと略垂直方向に移動できる。コンバータレンズ2は、外筒部2a等を備え、レンズ鏡筒8の対物側に着脱可能に装着されている。
【0016】
カメラボディ1は、撮像系のレンズ11と、撮像素子(CCD)7と、角速度センサ5等とを備えている。角速度センサ5は、例えば、振れを検出する振動ジャイロ型のセンサである。なお、角速度センサ5については、振れを検出できるセンサであれば、適宜のセンサ(例えば、加速度センサ)であってもよい。
【0017】
カメラシステム100は、各種制御を行うCPU20と、増幅器12,14と、A/D変換器13,15と、アクチュエータ駆動回路16と、CCD制御回路17と、画像メモリ18と、動き検出部19と、コンバータデータテーブル21と、表示制御部22と、表示部23と等とを備えており、CPU20を介して電気的に接続されている。
【0018】
ここで、CPU20内での各種信号(データ)の流れを概略的に説明する。
角速度センサ5の出力は、増幅器14で増幅された後、A/D変換器15で量子化され、角速度データω(振れ量)として、CPU20に入力される。PSD4の出力は、増幅器12及びA/D変換器13を介して、ブレ補正レンズ3の現在位置情報Irとして、CPU20に入力される。
CPU20は、例えば、不図示のズームエンコーダ(又は、カメラボディ1等に設けられたレンズ駆動モータの位置信号)から得られる情報であって、後述するコンバータレンズ2の有無及び/又は種類(倍率)の判定結果によって変化する焦点距離情報と、フォーカシングエンコーダ(不図示)から得られる被写体距離情報と、EEPROM(不図示)に書き込まれたレンズ固有の情報とを基に、振れ量ωを、ブレ補正レンズ3の目標位置情報Icに変換する。CPU20は、例えば、この目標位置情報Icと現在位置情報Irとを、アクチュエータ駆動回路16に入力する。
【0019】
アクチュエータ駆動回路16は、例えば、ブレ補正レンズ4が目標位置情報Ic通りに駆動されるように、アクチュエータ6を追従制御するものであって、ここでは、目標位置情報Icと現在位置情報Irとの偏差を用いていわゆるPID制御を行う。アクチュエータ駆動回路16は、アクチュエータ6を駆動するための駆動信号pを算出して、アクチュエータ6に出力する。アクチュエータ6は、駆動信号pに応じてブレ補正レンズ3を駆動する。
ブレ補正レンズ3の位置は、PSD4によってモニタされており、上述したように、増幅器12及びA/D変換器13を介して、現在位置情報Irとして、CPU20及びアクチュエータ駆動回路16にフィードバックされる。
【0020】
CCD7の撮像面(結像面)には、上述した主レンズ系を通して、被写体像が結像され、撮像画像が形成される。このCCD7には、CCD制御回路17が接続されている。CCD制御回路17は、例えば、画像データから画像の動きベクトルを求め、動きベクトルから画像が静止して見える撮像画面の切出し位置を求め、切出し位置と撮像画面とを、不図示のA/D変換器を介して、切出し位置情報mと画像情報qとに変換して、画像メモリ18に出力する。
【0021】
動き検出部19は、例えば、画像メモリ18に記憶された切出し位置情報mを読み出して、この切出し位置情報mの所定時間での変位に基づいて、撮像画面の画像ブレ量(以下、動き量:ブレ補正レンズ3により補正しきれなかったブレ量、詳細は後述)nを算出する。動き検出部19は、動き量nをCPU20に出力する。CPU20は、動き量nと振れ量ωとを比較すると共に、コンバータレンズ2に関する情報(例えば、倍率に伴う動き量n等)が予め記憶されているコンバータデータテーブル21を参照して、コンバータレンズ2の有無及び/又は倍率(種類)を判定する。
【0022】
CPU20は、このコンバータレンズ2の有無及び/又は倍率(種類)の判定結果に応じて、焦点距離情報を変更して、目標位置情報Icを再計算する。CPU20は、この再計算された目標位置情報Icを、上述したように、アクチュエータ駆動回路16に入力する。
CPU20は、例えば、動き量nを得るための要求信号sを、CCD制御回路17に出力する。これにより、CPU20は、所定時間での動き量nを連続的に得ることができる。
【0023】
一方、CCD制御回路17の出力である画像情報qは、画像メモリ18で保存された後に、表示制御部22に送られる。表示制御部22は、画像情報qに基づいた画像データ処理等を行うと共に、表示部23(例えば、液晶モニタであって、カメラボディ1の背面等に設けられている)の表示制御を行う。
【0024】
図2は、本発明によるカメラシステム100での動作を説明するフローチャートである。なお、以下の各ステップは、上述した各機能と対応しており、重複部分についての説明を適宜省略する。
まず、電源ON等でスタートし(S101)、角速度センサ5は、カメラシステム100全体の振れ(例えば、手振れ)を検出する(S102)。この振れは、増幅器14及びA/D変換器15を介して、振れ量ωに変換される(S103)。また、主レンズ系及び撮像系を通して、CCD7の結像面に撮像画面が形成される(S104)。
ステップS104で形成された撮像画面は、上述したように、CCD制御回路17、画像メモリ18及び動き検出部19を介して、動き量nに変換される(S105)。
【0025】
CPU20は、振れ量ωと動き量nとを比較すると共に(S106)、コンバータデータテーブル21を参照して(S107)、コンバータレンズ2が有るか否かを判定する(S108)。コンバータレンズ2が有れば、コンバータレンズの種類を判定して(S109)、コンバータフラグをONにして(S110)、処理を終了する(S111)。また、ステップS108において、コンバータレンズ2が無ければ、処理を終了する(S111)。
【0026】
つぎに、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類の判別について説明する。なお、以下の説明は、上述した各ステップS106,107,108,109に対応している。また、説明の便宜上、従来のカメラシステムと比較しながら説明を行う。
まず、コンバータレンズ2が装着されていない場合でのカメラシステム100の制御について説明する。カメラボディ1に設けられた角速度センサ5により振れが検出され、上述したように、CPU20は、被写体距離、焦点距離情報及びレンズ固有情報を基に、ブレ補正レンズ3の移動量を決定する。アクチュエータ6は、アクチュエータ駆動回路16の制御により、ブレ補正レンズ3を駆動する。さらに、ブレ補正レンズ3の駆動量は、PSD4により検出されているので、CPU20は、ブレ補正レンズ3のフィードバック制御を行うことができる。
【0027】
つぎに、コンバータレンズ2が装着された場合でのカメラシステム100の制御について説明する。ブレ補正レンズ3の移動量を決定するために用いられるパラメータのひとつである焦点距離情報は、上述したように、カメラボディ1に設けられたレンズ駆動モータ等の位置信号より得られる情報である。
【0028】
従来のカメラシステムでは、例えば、コンバータレンズが装着されて、主レンズ系と撮像系とを含む光学系全体の焦点距離が変化しても、カメラボディが認識できる焦点距離は、コンバータレンズが装着されていない状態での焦点距離となってしまう。したがって、ブレ補正レンズの駆動量は、コンバータレンズが装着されていないときの駆動量のままであり、ブレ補正を精度よく行うことができなかった。
【0029】
本実施形態でのカメラシステム100は、例えば、動き検出部19を備えており、コンバータレンズ2として倍率が2倍のテレコンバータが装着されたときには、CCD7の結像面に形成された撮像画面の切出し位置の移動量(ここでは、2倍)を、角速度センサ5からの振れ量ωと、CCD7からの動き量nと、が合計された値として、CPU20に認識させることができる。CPU20は、動き量nと振れ量ωとを比較すると共に、コンバータデータテーブル21を参照することにより、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判別することができる。
【0030】
以下、倍率2倍のコンバータレンズ2を用いて、カメラシステム100の制御を具体的に説明する。
カメラシステム100では、コンバータレンズ2がレンズ鏡筒8に装着されていない場合であって、例えば、主レンズ系の焦点距離が100mm、角速度センサ5から得られた振れ量ωが0.1mm(CCD7の結像面の像面換算)であるときに、ブレ補正が精度よく行われた場合、振れ量ωがほぼ0になる。このため、ブレ補正レンズ3の適切な駆動量によって、CCD7の結像面に形成された撮像画面の切出し位置は変化せず、切出し位置情報mによる動き量nもほぼ0になる。
【0031】
一方、コンバータレンズ(例えば、倍率が2倍のテレコンバータ)2が装着された場合には、主レンズ系及び撮像系を含むカメラシステム100の全光学系では、焦点距離が200mm、CCD7の結像面の像面換算で切出し位置が0.2mm移動する。
この切出し位置の移動(ここでは、0.2mm)は、動き量nと、振れ量ωとの合計である。また、振れ量ωは、上述したように、像面換算で、0.1mmであって、実際には、この振れ量ω(0.1mm)に対応した駆動量でブレ補正を行っている状態である。したがって、像面換算で0.1mmのブレ補正量の不足が生じる(これが、動き量nとなる)。
【0032】
コンバータデータテーブル21には、例えば、撮影者等の外部操作によって、この像面換算された不足分のブレ補正量(動き量n)が、予め記憶されている(例えば、焦点距離:100mm、振れ量ω:0.1mmであって、動き量:0.1mmであれば、倍率2倍のテレコンバータがレンズ鏡筒8に装着されており、焦点距離が200mmとなっている等)。
したがって、CPU20は、振れ量ω(0.1mm)と動き量n(0.1mm)とを比較すると共に、コンバータデータテーブル21を参照することにより、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定することができる。
また、CPU20は、この判定結果に応じて、目標位置情報Icを再計算して、PSD4からの現在位置情報Irと目標位置情報Icに基づいて、アクチュエータ駆動回路16を適正な補正量で制御して、ブレ補正を精度よく行う。
【0033】
また、コンバータレンズ2の各種倍率(例えば、1.4倍、0.8倍、2倍等)を、コンバータデータテーブル21に予め記憶させておくことにより、CPU20は、コンバータレンズ2の種類を精度よく判定することができる。
【0034】
本実施形態によれば、(1)CPU20は、コンバータレンズ2の装着の有無及び/又は種類を判定することにより、アクチュエータ駆動回路16を適正な補正量で制御することができ、アクチュエータ駆動回路16は、アクチュエータ6を駆動して、ブレ補正を精度よく行うことができる。
(2)CPU20は、コンバータデータテーブル21に予め記憶されている情報を参照して、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定するので、コンバータデータテーブル21に記憶されている情報の種類を増やすことで、各種のコンバータレンズ2に対応できる。
(3)CPU20は、動き量nを考慮して、ブレ補正レンズ3の目標位置情報Icを再計算するので、ブレ補正を精度よく行うためのブレ補正レンズ3の駆動量を算出することができる。
(4)CPU20は、動き量nを得るための要求信号sを、CCD制御回路17に出力するので、CPU20は、所定時間での動き量nを連続的に得ることができる。
【0035】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲である。
(1)CPU20は、動き量nと振れ量ωとの比較によって、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定していたが、動き量nのみでコンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定することもできる。
(1−1)撮影者の動き量を適宜のメモリに蓄積した後、撮影者固有の標準的な動き量を算出して記憶することにより、CPU20は、例えば、振れ量ωを参照することなく、動き量だけでコンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定することができる。この判定方法は、例えば、コンバータレンズ2によって、カメラシステムの焦点距離が大きく変化すると共に、動き量も大きく変化する場合に有効である。
【0036】
(1−2)CPU20は、動き量を監視して、動き量が急激に変化した場合に、予め設定した設定値(例えば、テレコンバータでは、1.4倍/2.0倍/3.0倍が多い等の撮影状況を想定して設定される)と比較することにより、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を、動き量だけで判定してもよい。
【0037】
(2)CPU20は、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を示す判定結果に応じて、ブレ補正を行っていたが、これに限られず、再計算された焦点距離情報に応じて、所定の撮影動作の設定を変更することができる。
カメラシステム100における所定の撮影動作の設定については、例えば、
(a)けられ(撮影光学系を通過すべき光線束が一部遮られる現象)を防止するために、zoom可動範囲を変更すること、
(b)AE(プログラムオート)の検出範囲を切換えること、
(c)AEのプログラムを変更すること(例えば、焦点距離が長くなり手ブレ量が増える場合には、シャッタースピードが速いモード等の手ブレし難いモードに切換える)、
(d)ストロボの発光量を変更すること、
(e)ストロボの照射角(又は焦点距離)を変更するためのzoom制御を行うこと、
(f)AFの検出方法を切換えること(例えば、コンバータレンズ2を装着することにより暗くなってしまい、暗さに強いモードに切換える等)、
が挙げられる。
【0038】
(3)CPU20は、コンバータデータテーブル21を参照して、コンバータレンズ2の有無及び/又は種類を判定しているが、例えば、予め記憶された通常の倍率(例えば、0.8倍、1.4倍、2倍)とは異なる値(例えば、1.9倍)が算出されたとしても、その異なる値から最も近い通常の倍率(ここでは、2倍)を、コンバータレンズ2の種類として判定するようにしてもよい。
【0039】
(4)CPU20において、通常の倍率を有するコンバータレンズ2だけでなく、規格外の倍率を有するコンバータレンズの種類を判定するために、コンバータデータテーブル21に、規格外の倍率に関するデータを追加するようにしてもよい。
【0040】
(5)CPU20は、ブレ補正を行う場合に、アクチュエータ6を用いてブレ補正レンズ3を光軸Lと垂直方向に変位させていたが、これに限られず、適宜のブレ補正方式を採用してもよい。
ブレ補正の方式としては、例えば、
(a)ブレ補正レンズ3の代わりに、主レンズ系と撮像系の前側に可変頂角プリズムを配置する方式、
(b)CCD7を光軸Lと垂直方向に変位させる方式(この方式では、CPU20は、コンバータレンズの有無及び/又は種類を示す判定結果に基づいて、CCD7の適切な駆動量を算出して、不図示のCCDドライバ回路に出力する。CCDドライバ回路は、不図示のCCD駆動用アクチュエータを制御して、CCD7を駆動するようにすればよい。)、
(c)主レンズ系と撮像系と含む光学系全体を、光軸Lと垂直方向に回転させる方式、
が挙げられる。
【0041】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、(1)結像面上の光学像を画像信号に変換して出力する撮像部と、振れを検出する振れ検出部と、撮影光学系の焦点距離を変化させるコンバータレンズの有無及び/又は種類を判定する判定制御部と、を備え、判定制御部は、撮像部からの動き量と、振れ検出部からの振れ量とに基づいて、判定を行うようにしたので、コンバータレンズの有無及び/又は種類を自動的に判定することができる。
【0042】
(2)像ブレを補正するように変位するブレ補正部材と、ブレ補正部材を駆動する駆動部と、をさらに備え、判定制御部は、判定に応じた焦点距離情報に基づいて、駆動部を制御するようにしたので、コンバータレンズの装着時でもブレ補正を精度よく行うことができる。
【0043】
(3)コンバータレンズの種類が予め記憶されているテーブルをさらに備え、判定制御部は、撮像部からの動き量、振れ検出部からの振れ量及びテーブルに基づいて、駆動部を制御するようにしたので、コンバータレンズの種類を精度良く判定することができる。
【0044】
(4)コンバータレンズの有無及び/又は種類を表示するための表示部をさらに備えたので、コンバータレンズの有無及び/又は種類を、表示部によって撮影者に認識させることができる。
【0045】
(5)判定制御部は、焦点距離情報に応じて、所定の撮影動作の設定を変更するようにしたので、焦点距離情報に関連する各種撮影動作の設定を、自動的に行うことができる。
【0046】
(6)振れ検出部は、角速度センサ又は加速度センサであるので、振れ量を検出することができる。
【0047】
(7)ブレ補正部材は、撮影光学系の光軸と略垂直な方向に変位する撮像部であるので、撮像部の変位によりブレ補正を行うことができる。
【0048】
(8)ブレ補正部材は、撮影光学系の光軸と略垂直な方向に変位する撮影光学系の一部であるので、ブレ補正を光学的に行うことができる。
【0049】
(9)ブレ補正部材は、可変頂角プリズムであるので、駆動ユニットを設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラシステム100の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明によるカメラシステム100での動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラボディ
2 コンバータレンズ
3 ブレ補正レンズ
4 位置センサ(PSD)
5 角速度センサ
6 アクチュエータ
7 撮像素子
8 レンズ鏡筒
9,10,11 レンズ
16 アクチュエータ駆動回路
17 CCD制御回路
18 画像メモリ
19 動き検出部
20 CPU
21 コンバータテーブル
22 表示制御部
23 表示部
100 カメラシステム

Claims (9)

  1. 撮影光学系の焦点距離を変化させるコンバータレンズを装着可能なカメラシステムにおいて、
    結像面上の光学像を画像信号に変換して出力する撮像部と、
    振れを検出する振れ検出部と、
    前記撮像部からの動き量と、前記振れ検出部からの振れ量とに基づいて、前記コンバータレンズの有無及び/又は種類を判定する判定制御部と、
    を備えたカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    像ブレを補正するように変位するブレ補正部材と、
    前記ブレ補正部材を駆動する駆動部と、
    をさらに備え、
    前記判定制御部は、前記判定に応じた焦点距離情報に基づいて、前記駆動部を制御すること、
    を特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項2に記載のカメラシステムにおいて、
    前記コンバータレンズの種類が予め記憶されているテーブルをさらに備え、
    前記判定制御部は、前記撮像部からの動き量、前記振れ検出部からの振れ量及び前記テーブルに基づいて、前記駆動部を制御すること、
    を特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記コンバータレンズの有無及び/又は種類を表示するための表示部をさらに備えたこと、
    を特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記判定制御部は、前記焦点距離情報に応じて、所定の撮影動作の設定を変更すること、
    を特徴とするカメラシステム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のカメラシステムにおいて、
    前記振れ検出部は、角速度センサ又は加速度センサであること、
    を特徴とするカメラシステム。
  7. 請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、
    前記ブレ補正部材は、前記撮影光学系の光軸と略垂直な方向に変位する前記撮像部であること、
    を特徴とするカメラシステム。
  8. 請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、
    前記ブレ補正部材は、前記撮影光学系の光軸と略垂直な方向に変位する前記撮影光学系の一部であること、
    を特徴とするカメラシステム。
  9. 請求項2から請求項6に記載のカメラシステムにおいて、
    前記ブレ補正部材は、可変頂角プリズムであること、
    を特徴とするカメラシステム。
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