JP2011049739A - 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コストを増加させることなく、かつ、良好な操作性を確保しながら構図の決定を直感的に行うことができる撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体を撮像して画像データを得る撮像撮像素子14と、撮像素子14によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示部28と、撮像装置の傾きを検出する縦横検出センサ110と、システム制御部50とを備える。システム制御部50は、撮像素子14によって得られる画像データの撮像装置に対する傾きを判別し、縦横検出センサ110による撮像装置の傾きの検出結果と、画像データの傾きの判別結果を基に、画像表示部28に表示される画像の回転補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバータレンズを装着可能な撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の撮像装置は、既に市販されており、カラー液晶パネル等の電子ファインダを備える電子カメラも販売されている。また、その中には、レンズ鏡筒の先端や内部にコンバータレンズを脱着して広角や望遠の撮影を行うことのできる撮像装置がある。
これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。
特に、撮影前に被写体の画像をリアルタイムで連続して表示する電子ファインダ機能は、利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。関連する技術としては、特許文献1に記載の技術がある。
特開2007−074143号公報
このような従来の電子カメラ等の撮像装置においては、図7(a)に示す被写体に対し、通常は図7(b)に示すように、表示画像は被写体と同じ向きである。しかしながら、180度回転して結像するコンバータレンズを装着した場合、図7(c)に示すように、表示画像は180度回転し、被写体とは異なる向きとなる。そのため、構図の決定が直感的に行えず、操作性が悪いという問題があった。
コンバータレンズを装着した際の画像の回転角度を解決する手段として、コンバータレンズを装着したことを検出するための電気的/機械的な接点を有する構造を設け、装着が検出された場合に画像の回転角度を修正する手段が考えられる。
しかし、この手段では、コンバータレンズを装着したことを検出するための電気的/機械的な接点を有する構造が必要となるため、撮像装置あるいはコンバータレンズの構造が複雑化し、コストも増加してしまう。
本発明の目的は、コストを増加させることなく、かつ、良好な操作性を確保しながら構図の決定を直感的に行うことができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置において、前記撮像装置の傾きを検出する検出手段と、前記撮像手段によって得られる画像データの前記撮像装置に対する傾きを判別する判別手段と、前記検出手段によって得られた検出結果、および、前記判別手段によって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
同様に上記目的を達成するために、請求項3記載の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置において、前記撮像装置の動きを検出する検出手段と、前記撮像手段によって得られる画像データ間の動きを判別する判別手段と、前記検出手段によって得られた検出結果、および、前記判別手段によって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、コストを増加させることなく、かつ、良好な操作性を確保しながら構図の決定を直感的に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としての撮像装置の構成を示す概略ブロック図である。 図1の撮像装置によって実行される表示画像補正処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における撮像装置と表示画像の位置関係を示す図である。 第1の実施の形態における人物の顔意外の表示画像の補正の様子を示す図である。 図1の撮像装置によって実行される表示画像補正処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における撮像装置と表示画像の位置関係を示す図である。 本発明が解決しようとする課題の具体例を示す図である。
以下に、本発明を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す概略ブロック図である。
撮像装置100は、180度回転して結像するコンバータレンズを装着することが可能である。この撮像装置100は、撮影レンズ10、絞り機能を備えるシャッター12、光学像を電気信号に変換する撮像素子14を備える。A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換する。タイミング発生部18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するものであり、メモリ制御部22及びシステム制御部50により制御される。
画像処理部20は、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御部22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部20においては、撮像(撮影)した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50は、以下の処理を行う。
即ち、システム制御部50は、露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
また、本実施の形態のシステム制御部50は、撮像素子14によって得られる画像の傾きを判別し、得られた判別結果を基に、画像表示部28に表示された表示画像の補正を行う機能を有する。
更に、画像処理部20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御部22は、A/D変換器16、タイミング発生部18、画像処理部20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長部32を制御する。
A/D変換器16のデータが画像処理部20、メモリ制御部22を介して、あるいはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御部22を介して、画像表示メモリ24あるいはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介してTFT LCD等からなる画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて、撮像した画像データから生成した画像を逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
メモリ30は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのものであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30は、システム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長部32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長するものであり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
露光制御部40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御するものであり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
測距制御部42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御するものであり、ズーム制御部44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するものである。フラッシュ48は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40、測距制御部42は、TTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理部20によって演算した演算結果に基づき、システム制御部50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。システム制御部50は、撮像装置100全体を制御する。メモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。
電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリ56は、例えばEEPROM等が用いられる。符号62、64及び70は、システム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数あるいは複数の組み合わせで構成される。
シャッタースイッチSW1(62)は、不図示のシャッターボタンの操作途中でオンとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。シャッタースイッチSW2(64)は、不図示のシャッターボタンの操作完了でオンとなり、以下の一連の処理の動作開始を指示する。
一連の処理とは、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御部22を介してメモリ30に書き込む露光処理、画像処理部20やメモリ制御部22での演算を用いた現像処理である。また、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長部32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理である。
操作部70は、各種ボタンやタッチパネル等からなるものである。
インターフェース(I/F)90とコネクタ92は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200と撮像装置100を接続する。
縦横検出センサ110は、撮像装置100の回転角度(傾き)を検出する。3軸加速度センサ112は、撮像装置100の動き(向きと移動量)を検出する。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインターフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、撮像装置100自体の回転角度(姿勢)と、画像から検出された顔の撮像装置100に対する回転角度から、コンバータレンズの装着の有無を判定し、判定結果に応じて表示画像を180度回転して補正する例を述べる。
図2は、図1の撮像装置によって実行される表示画像補正処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
この表示画像補正処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ52に展開して実行することにより実現される。各処理ステップには、符号Sを付す。
ステップS201において、システム制御部50は、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データから人物の顔を検出する。顔検出については既知の方法で良い。例えば、システム制御部50は、表示用の画像データから、鼻、口や目などの顔の構成要素に相当する形状を抽出し、両目の中間を通過する延長線上に鼻と口が存在する領域を検出する。そして、両目の大きさとそれらの距離から顔の大きさを推定し、鼻の中心に相当する位置を基準として、推定した大きさの領域で囲んだ領域を顔の領域とする。システム制御部50は、様々な角度に回転させた画像データから顔の検出処理を行い、顔が検出できたときの画像データの回転角度から、その顔の回転角度βを求める。すなわち、画像データを時計回りに45度回転させた際に、この画像データから顔が検出できたのであれば、撮像装置100に対するこの顔の回転角度βは45度であると判断する。
次に、ステップS202において、システム制御部50は、縦横検出センサ110により撮像装置100の回転角度αを検出する。本実施形態では、画像表示部28の長方形の画面の長辺が水平方向、短辺が垂直方向と平行になり、シャッタースイッチSW1(62)、SW2(64)が撮像装置100の上部に位置した場合に、撮像装置100の回転角度αが0度であると判断するものとする。0度である姿勢から、光軸を回転中心として右に垂直に傾いた状態の回転角度αを90度、左に垂直に傾いた状態の回転角度αを270度とする。縦横検出センサにより、回転角度αが0度以上かつ45度未満であるか、あるいは、315度以上かつ360度未満であると判定されたならばステップS203に進む。
ステップS203において、システム制御部50は、ステップS201において検出した顔の撮像装置100に対する回転角度βが135度以上かつ225度未満であるか否かを判定する。これらの回転角度α、回転角度βの両方の条件を満たしていれば、画像表示部28には、ユーザーから見て、顔が逆さまに表示されている可能性が高いことになる。図3(a)は、撮像装置100の回転角度αが0度であり、顔の回転角度βが180度である場合の例である。
システム制御部50は、回転角度βが135度以上かつ225度未満である場合には、撮像装置100にコンバータレンズが装着されていると判定してステップS204へ進み、そうでなければこのフローチャートを終了する。
ステップS204において、図3(b)に示すように、システム制御部50は、画像表示部28を用いて表示画像の補正を実施するか否かを確認する表示を行う。システム制御部50は、この表示を半透明とし、図3(a)に示す表示画像に対して重畳して表示するようにしてもよい。
ステップS205において、システム制御部50は、ユーザーが操作部70を用いて表示画像の補正を許可することを選択したか否かを判定する。具体的には、ユーザーが操作部70を用いて図3(b)に示す「補正実施」を選択したか否かを判定する。
ユーザーによって表示画像の補正の許可が選択された場合には、ステップS206にて、システム制御部50は、図3(c)に示すように、画像表示部28に表示する画像を180度回転させる。反対に、ユーザーによって図3(b)に示す「キャンセル」が選択された場合には、画像表示部28に表示する画像を180度回転させることなくこのフローチャートを終了する。
ステップS202に戻り、縦横検出センサにより、回転角度αが0度以上かつ45度未満であるか、あるいは、315度以上かつ360度未満であると判定されなければ、ステップS207へ進む。
ステップS207において、システム制御部50は、縦横検出センサ110により検出された撮像装置100の回転角度αが、45度以上かつ135度未満であるか否かを判定する。システム制御部50は、回転角度αが45度以上かつ135度未満であると判定されればステップS208に進む。
ステップS208において、システム制御部50は、ステップS201において検出した顔の撮像装置100に対する回転角度βが45度以上かつ135度未満であるか否かを判定する。これらの回転角度α、回転角度βの両方の条件を満たしていれば、画像表示部28には、ユーザーから見て、顔が逆さまに表示されている可能性が高いことになる。図3(d)は、撮像装置100の回転角度αが90度であり、顔の回転角度βも90度である場合の例である。
システム制御部50は、回転角度βが45度以上かつ135度未満である場合には、撮像装置100にコンバータレンズが装着されていると判定してステップS204へ進み、そうでなければこのフローチャートを終了する。システム制御部50は、ステップS204、S205を経て、ステップS206に進めば、図3(e)に示すように、画像表示部28に表示する画像を180度回転させる。
ステップS207に戻り、縦横検出センサにより、回転角度αが45度以上かつ135度未満であると判定されなければ、ステップS209へ進む。
ステップS209において、システム制御部50は、縦横検出センサ110により検出された撮像装置100の回転角度αが、225度以上かつ315度未満であるか否かを判定する。システム制御部50は、回転角度αが225度以上かつ315度未満であると判定されればステップS208に進む。システム制御部50は、回転角度αが225度以上かつ315度未満でない、すなわち135度以上かつ225度未満であると判定した場合には、通常の撮影ではないと判定し、このフローチャートを終了する。
ステップS210において、システム制御部50は、ステップS201において検出した顔の撮像装置100に対する回転角度βが225度以上かつ315度未満であるか否かを判定する。これらの回転角度α、回転角度βの両方の条件を満たしていれば、画像表示部28には、ユーザーから見て、顔が逆さまに表示されている可能性が高いことになる。図3(f)は、撮像装置100の回転角度αが270度であり、顔の回転角度βも270度である場合の例である。
システム制御部50は、回転角度βが225度以上かつ315度未満である場合には、撮像装置100にコンバータレンズが装着されていると判定してステップS204へ進み、そうでなければこのフローチャートを終了する。システム制御部50は、ステップS204、S205を経て、ステップS206に進めば、図3(g)に示すように、画像表示部28に表示する画像を180度回転させる。
以上のように、第1の実施の形態によれば、撮像装置の傾きの検出結果および画像の傾きの判別結果から、コンバータレンズの装着の有無を判断することが可能である。そのため、表示画像と被写体の向きを一致させることができ、操作性を向上させることができる。
尚、表示画像補正処理を行う条件である顔の回転角度の閾値を、本実施の形態では、0度(360度)、45度、135度、225度、315度としたが、これに限定されるものではない。閾値は、被写体の向きが180度回転していると考えられる範囲であれば別の閾値を設定しても構わない。
また、被写体を180度回転して結像するコンバータレンズを装着していることを判別する情報は、図3に示すような人物の顔でなくてもよい。
図4に示すように、距離情報、輝度情報、および、色差情報から空の領域を検出し、この空の位置によって画像の回転角度βを判別して、表示画像を回転補正する構成としてもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、撮像装置100の動きベクトルと、表示用の画像データ間の動きベクトルを求め、それが一致した場合に、被写体を180度回転して結像するコンバータレンズを装着していると判別し、表示画像を180度回転して表示を補正する例を述べる。
図5は、図1の撮像装置によって実行される表示画像補正処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
この表示画像補正処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ52に展開して実行することにより実現される。各処理ステップには、符号Sを付す。
ステップS501において、システム制御部50は、3軸加速度センサ112により撮像装置100の動きベクトルを検出する。
次に、ステップS502において、システム制御部50は、画像表示メモリ24に書き込まれる表示用の画像データ間の動きベクトルを検出する。画像データ間の動きベクトルの検出方法としては、特公昭60−46878号公報に開示されている時空間勾配法、あるいは、相関演算に基づく相関法やブロックマッチング法が知られている。
時空間勾配法は、フレ−ム(あるいはフィ−ルド)間の輝度差dと画面内の画素間の輝度差Δから、画像の動き量を「d/Δ」で表す方法である。これは、撮像装置100から得られる信号がフィ−ルド周期の時間平均であり、画像の動き量が大きいほどエッジが鈍り、画素間の輝度差Δが小さくなる性質を利用するものである。時空間勾配法は、この性質を利用して、フレ−ム(あるいはフィ−ルド)間の輝度差dを信号Δで正規化し、その結果から動きベクトルを検出する。
一方、ブロックマッチング法(テンプレ−トマッチング法とも呼ばれる)は入力画像信号を適当な大きさのブロック(例えば、16画素×16ライン)に分割し、ブロック単位に前のフレ−ム(あるいはフィ−ルド)の一定範囲の画素との差を計算する。そして、この差の絶対値の和が最小となる前のフレ−ム(あるいはフィ−ルド)のブロックを探索する。当該ブロックの相対的なずれがそのブロックの動きベクトルを表している。
次に、ステップS503において、システム制御部50は、ステップS501及びS502で検出した動きベクトルを比較する。その結果、図6(a)に示すように、撮像装置100の動きベクトルと画像データ間の動きベクトルの向きが不一致であれば表示画像の補正を行わず終了する。例えば、システム制御部50は、撮像装置100の動きベクトルと画像データ間の動きベクトルの向きの差が20度以内であれば、これらのベクトルの向きが一致すると判定するものとする。図6(b)に示すように、撮像装置100の動きベクトルと画像データ間の動きベクトルの向きが一致するならば、ステップS504に進む。
ステップS504において、図6(c)に示すように、システム制御部50は、画像表示部28を用いて表示画像の補正を実施するかを確認する表示を行う。
ステップS505において、システム制御部50は、ユーザーが操作部70を用いて表示画像の補正を許可することを選択したか否かを判定する。
ユーザーによって表示画像の補正の許可が選択された場合には、ステップS506にて、システム制御部50は、図6(d)に示すように、画像表示部28に表示する画像を180度回転させる。反対に、ユーザーによって表示画像の補正のキャンセルが選択された場合には、画像表示部28に表示する画像を180度回転させることなくこのフローチャートを終了する。
以上のように、第2の実施の形態によれば、撮像装置の動きの検出結果および画像の動きの判別結果から、コンバータレンズの装着の有無を判断することが可能である。そのため、表示画像と被写体の向きを一致させることができ、操作性を向上させることができる。
尚、本実施の形態では、撮像装置100の動きベクトルを3軸加速度センサ112で検出する例を説明したが、検出方法はこれに限定されるものではない。例えば、角速度センサを用いてもよい。
また、表示用の画像データ間の動きベクトルを検出する際には、画像の中央部分を除外した残りの領域から動きベクトルを求めたり、検出された顔およびその上下に位置する領域を除外した残りの領域から動きベクトルを求めたりするようにしてもよい。動く人物にあわせてパンニングをしている場合には、この人物が占める領域を除外しなければ、正しい画像データ間の動きベクトルを求めることが困難になるためである。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。又は、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、上述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う場合である。
14 撮像素子
28 画像表示部
50 システム制御部
110 縦横検出センサ
112 3軸加速度センサ

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置において、
    前記撮像装置の傾きを検出する検出手段と、
    前記撮像手段によって得られる画像データの前記撮像装置に対する傾きを判別する判別手段と、
    前記検出手段によって得られた検出結果、および、前記判別手段によって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記検出手段によって得られた検出結果、および、前記判別手段によって得られた判別結果から、被写体が逆さまであると判定した場合に、前記画像表示手段に表示された前記画像を180度回転させる補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置において、
    前記撮像装置の動きを検出する検出手段と、
    前記撮像手段によって得られる画像データ間の動きを判別する判別手段と、
    前記検出手段によって得られた検出結果、および、前記判別手段によって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記検出手段によって得られた前記撮像装置の動きの向き、および、前記判別手段によって得られた画像データ間の動きの向きが一致すると判定した場合に、前記画像表示手段に表示された前記画像を180度回転させる補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置の制御方法において、
    前記撮像装置の傾きを検出する検出ステップと、
    前記撮像手段によって得られる画像データの前記撮像装置に対する傾きを判別する判別ステップと、
    前記検出ステップによって得られた検出結果、および、前記判別ステップによって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御ステップと、
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 被写体を撮像して画像データを得る撮像手段と、前記撮像手段によって得られる画像データから生成した画像を表示する画像表示手段を備えた撮像装置の制御方法において、
    前記撮像装置の動きを検出する検出ステップと、
    前記撮像手段によって得られる画像データ間の動きを判別する判別ステップと、
    前記検出ステップによって得られた検出結果、および、前記判別ステップによって得られた判別結果を基に、前記画像表示手段に表示される前記画像の回転補正を行う制御ステップと、
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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