JP2004293997A - 積層型熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】各段の被加熱流体流通部に熱歪みが発生した場合でも破損することのない積層型熱交換器を提供する。
【解決手段】積層型熱交換器1は、被加熱流体3を流通させる被加熱流体流通部6と、被加熱流体3を加熱する加熱流体7を流通させる加熱流体流通部8と、が交互に配置されている。被加熱流体流通部6は、周壁21〜24と、被加熱流体3を導く複数の仕切部25〜29と、を一体に形成した一対のプレート31,32の周壁部と仕切部の先端部を突き合わせて接合することにより構成されている。加熱流体流通部8は、隣接する被加熱流体流通部6のプレート31,32に一体に形成した多数のエンボス状の突起46を突き合わせて隣接する被加熱流体流通部間に所定の隙間を設定すると共に、隣接する被加熱流体流通部のプレート31,32を連通部11〜15において部分的に結合することにより構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば燃料電池やアルコール改質ガスエンジンの改質器等に使用される積層型熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの排気熱を利用し液体アルコールを、水素を主成分とするガスに改質する熱交換器として、金属外枠内に触媒を含浸させた多孔金属体を収納して改質部を形成したアルコール通路ユニットと、伝熱フィンの両端部をガイドバーで挟持しこれらの両面に金属製隔板を設けた高温ガスユニットと、を交互に重合して連結し、アルコール通路ユニット間を連通させて流通路を形成したアルコール改質器が知られている。
【0003】
前記アルコール通路ユニットの各段は、高温ガスユニットを構成するガイドバーと伝熱フィンとによりロー付された状態で一体的に結合されている。(例えば特許文献1)
【0004】
【特許文献1】
特公平2−44762号公報(特許請求の範囲、第2頁右欄第5〜27行、第3頁左欄第2〜18行、第2図A、第2図B)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記改質器には次に述べるような課題があった。
(1)各段のアルコール通路ユニットは、高温ガスユニットを構成する伝熱フィンやガイドバー等で一体的に結合された状態になっているために、各段のアルコール通路ユニットの間に大きな温度差が発生すると、各段のアルコール通路ユニットに熱歪みが発生する。熱歪み量が大になると改質器が破損してしまう。
(2)高温ガスユニットは、伝熱フィンの両端部をガイドバーで挟持しこれらの両面に金属製隔板を設けた構成になっているために、多数の部品を必要とし、組立てが煩雑になり、コストも高くなる。
【0006】
本発明の目的は、各段のアルコール通路ユニットに熱歪みが発生した場合でも簡単に破損することのない改質器を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、部品点数を削減し、組立が容易でコストの安い改質器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被加熱流体を蛇行通路に沿って流通させる被加熱流体流通部と、前記被加熱流体を加熱し加熱流体を流通させる加熱流体流通部と、を交互に配置するとともに、前記加熱流体流通部を挟んで隣接する被加熱流体流通部相互を連通部を介して連通させた積層型熱交換器において、
前記被加熱流体流通部を、外周壁を構成する周壁部と、前記蛇行通路を構成する複数の仕切部と、を一体に形成した一対のプレートの前記周壁部と仕切部の先端部を突き合わせて結合することにより構成するとともに、
前記加熱流体流通部を、隣接する被加熱流体流通部のうちの少なくとも一方のプレートに一体に形成した複数のエンボス状の突起を他方のプレートに突き合わせて隣接する被加熱流体流通部間に所定の隙間を設定するとともに筒状に突出する突出部を設け、これら加熱流体流通部の突出部のみを結合し、前記突起を当接することにより構成した。
【0009】
従って、被加熱流体流通部は、隣接する加熱流体流通部よりプレート平場部及びエンボス状の突起を介して加熱されて熱交換が行われるが、加熱流体流通部の突合わされて隣接するエンボス状の突起は、結合されていない(ロー付けされていない)為、被加熱流体流通部各段は、相互に拘束されていない状態となり、過大な熱応力が被加熱流体流通部に及ばない。
【0010】
また、被加熱流体流通部及び加熱流体流通部は、薄板のプレートにより構成され積層されているので、熱交換器の熱容量が小さく抑えられる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の積層型熱交換器において、
前記被加熱流体流通部の蛇行通路上に、少なくとも蒸発器と、改質器と、を設けることにより、
配管通路長が短縮された圧力損失の少ない熱交換を連続的に行なうことができるようにした。
【0012】
【発明の効果】
請求項1の発明は、隣接する被加熱流体流通部のうちの少なくとも一方のプレートに一体に形成した複数のエンボス状の突起を他方のプレートに突き合わせて隣接する被加熱流体流通部間に所定の隙間を設定するとともに筒状に突出する突出部を設け、これら加熱流体流通部の突出部のみを結合し、前記突起を当接することにより前記加熱流体流通部を構成したので、
各段の被加熱流体流通部に熱歪みが発生した場合でもエンボス状の突起の先端部は、他方のプレートに当接しているだけで結合されていないので、エンボス状の突起の先端部は、他方のプレートに対して位置ずれを起こし、前記熱歪みを効果的に吸収して被加熱流体流通部が破損するのを未然に防止する。そして、被加熱流体流通部は、薄板のプレートで構成されているので、積層型熱交換器が安定した性能を発揮するまでのウォーミングアップ時間が短縮される。また、積層型熱交換器の構成、特に、加熱流体流通部の構成を簡素化し、部品点数の削減と組付工数の削減を図ることができる。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1の積層型熱交換器において、
前記被加熱流体流通部の蛇行通路上に、少なくとも蒸発器と、改質器と、を設けたので、
配管継手及び配管を削減することができるので、熱交換器としての圧力損失を小さくすることができる。さらに、連通部の伝熱面積が増加し、熱交換効率も上昇する。従って、積層段数を減らしてコンパクトな積層型熱交換器としたものでも従来品と同等以上の性能を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明を具体化し燃料電池の熱交換器に適用した一実施形態について説明する。図1は積層型熱交換器1の一部破断側面図、図2は図1のA−A断面図である。
【0015】
積層型熱交換器1は、第1の被加熱流体導入口2から導入した被加熱流体3を蛇行通路4を蛇行させながら加熱して第2の被加熱流体導出口5へと導く複数の被加熱流体流通部6と、複数の被加熱流体流通部6内を流通する被加熱流体3を加熱する加熱流体7を流通させる複数の加熱流体流通部8と、を交互に配置するとともに、隣接する被加熱流体流通部6相互を第1〜第5の連通部11〜15で連通させることにより構成されている。
【0016】
第1の被加熱流体導入口2から導入された被加熱流体3は、第1の連通部11を介して各段の被加熱流体流通路6に導入されるようになっている。第1の連通部11を介して各段の被加熱流体流通部6に導入された被加熱流体3は、蛇行通路4の途中において、第2の連通部12において集められて、第1の被加熱流体導出口16から一旦、外部に排出され、都市ガス等の燃料ガスを混合した状態で第2の被加熱流体導入口17から再び被加熱流体流通部6に導入され、導入された被加熱流体3は、第3の連通部13を介して各段の被加熱流体流通部6に導入され、蛇行通路4を蛇行して、第2の被加熱流体導出口5から外部に導出されるようになっている。被加熱流体流通部6は、縦長の偏平な方形の箱型状に作られている。
【0017】
各段の被加熱流体流通部6は、図3に示すように、一側面側に、外周壁を構成する第1〜第4の周壁部21〜24と、蛇行通路4を構成する第1〜第5の仕切部25〜29と、を一体に突出形成した略方形状の一対のプレート31、32の第1〜第4の周壁部21〜24と、第1〜第5の仕切部25〜29の先端部を突き合わせて両者をロー付け等により結合することにより構成されている。第1〜第4の周壁部21〜24と第1〜第5の仕切部25〜29は、略同じ高さに形成されている。
【0018】
図4に示すように、一対のプレート31,32の他側面側には、第1〜第5の連通部11〜15を構成する筒状の突出部41〜45と、多数のエンボス状の突起46が一体に突出形成されている。筒状の突出部41〜45と、多数のエンボス状の突起46は、略同じ高さに形成されているとともに、一方のプレート31の筒状の突出部41〜45及びエンボス状の突起46と、他方のプレート32の筒状の突出部41〜45及びエンボス状の突起46とは、対称位置に形成されている。
【0019】
図3に示すように、第1の仕切部25は、第1の周壁部21との間で第1の連通部11を挟むようにして第4の周壁部24から第3の周壁部23に向けて伸びる水平方向の仕切部25aと該水平方向の仕切部25aの先端部から第1の周壁部21に向かって伸びる垂直方向の仕切部25bとからなっている。垂直方向の仕切部25bの先端部と第1の周壁部21との間には被加熱流体3が流通する隙間(通路)51が形成されている。
【0020】
第2の仕切部26は、第1の仕切部25の下方に設けられており、該第1の仕切部25との間で、第2の連通部12を挟むようにして第4の周壁部24から第3の周壁部23に向かって伸びていて、その先端部が第3の周壁部23に繋がっていて、蛇行通路4は、塞がれた状態になっている。
【0021】
第1,第2の仕切部25,26及び第1,第3,第4の周壁部21,23,24によって蛇行通路4上に蒸発室52が形成されている。
【0022】
第3の仕切部27は、第2の仕切部26の下方に設けられており、該第2の仕切部26との間で、第3の連通部13を挟むようにして第3の周壁部23から第4の周壁部24に向かって伸びていて、その先端部と第4の周壁部24の間には隙間が設けられている。
【0023】
第4の仕切部28は、第3の仕切部27の下方に設けられており、第2の仕切部26との間で、第3の仕切部27を挟むようにして第4の周壁部24から第3の周壁部23に向かって伸びていて、その先端部と第3の周壁部23の間には隙間が設けられている。
【0024】
そして、第2,第3,第4の仕切部26,27,28及び第3,第4の周壁部23,24によって蛇行通路4上に加熱室53が形成されている。
【0025】
第5の仕切部29は、第4の仕切部28の下方に設けられており、第2の周壁部22との間で、第4の連通部14を挟むようにして第3の周壁部23から第4の周壁部24に向かって伸びていて、その先端部と第4の周壁部23の間には隙間が設けられている。隙間の略中央部には、第5の連通部15が位置している。
【0026】
そして、第4,第5の仕切部28,29及び第2,第3,第4の周壁部22,23,24によって蛇行通路4上に改質室54が形成されている。改質室54内には第5の連通部15に連なるペレット挿入口から改質材としての多数のペレット状触媒55が充填される。ペレット挿入口は、ペレット状触媒55を充填した後にペレット状触媒55が流出するのを防止するキャップ(図示せず)で塞がれる。
【0027】
第5の連通部15から改質室54内に充填されたペレット状触媒55が加熱室53側に流出するのを阻止するために、第4の仕切部28の先端部と第5の仕切部29との間には第6の仕切部56が形成されている。
【0028】
第6の仕切部56は、第4,第5の仕切部28,29等の高さよりも若干低めに形成されていて、一対のプレート31,32を突き合わせて被加熱流体流通部6を形成したときに、ペレット状触媒55の通過は阻止するが、被加熱流体3の流通を許容する隙間(通路)を形成するようになっている。また、第5の仕切部29と第2の周壁部22の間には第6の仕切部56と同様の第7の仕切部57が形成されていて、改質室54内に充填されたペレット状触媒55が第4の連通部14に流出するのを阻止するようになっている。
【0029】
蒸発室52内には、2点鎖線で示すように、蒸発促進用の第1,第2のフィン71,72が収容される。加熱室53内には、加熱促進用の第3,第4のフィン73,74が収容される。改質室54内には、ペレット状触媒55の他に、これらペレット状触媒55への熱伝導を促進するための第5,第6のフィン75,76が収容され、図5に示すように、ペレット状触媒55は、第5,第6のフィン75,76に充填、保持された状態で改質室54内に収容されている。これらフィン71〜76は、波形や矩形等任意の断面形状のものが使用できる。なお、図3に示すように、一対のプレート31,32の第1の連通部11と第2の連通部12の間にはスリット77が形成されていてプレート31,32の熱歪みを吸収するようになっている。このスリット77は、熱歪みが発生するその他の部分、第3の連通部13と加熱室53の第3の仕切部27上、第4の連通部14と改質室54の第5の仕切部29上および第5の連通部15と改質室54の第4の仕切部28上等の任意の位置に形成してもよい。このようにスリットを設けることにより蒸発室と加熱室、加熱室と改質室および蒸発室、加熱室、改質室相互が熱膨張により過大な熱応力が発生したとしても、熱応力を可及的速やかに小さくして、亀裂の発生を防止し、寿命の長い積層型熱交換器を提供できる。
【0030】
次に、積層型熱交換器1の組立方法の一例について説明する。先ず、一方のプレート31内に第1〜第6のフィン71〜76を位置決めした状態で配置する。第1〜第6のフィン71〜76の位置決めは、プレート31に形成した位置決め突起(図示省略)等により行われる。
【0031】
そして、被加熱流体流通部6側においては、一方のプレート31の第1〜第4の周壁部21〜24及び第1〜第5の仕切部25〜29に、他方のプレート32の第1〜第4の周壁部21〜24及び第1〜第5の仕切部25〜29を、ロー材を介在させた状態で突き合わせる。また、加熱流体流通部8側においては、一方のプレート31のエンボス状の突起46の先端面に他方のプレート32のエンボス状の突起46の先端面を突き合せるのみでロー材は介在させない(ロー付けしない)と共に、第1〜第5の連通部11〜15を構成する一方のプレート31の筒状の突出部41〜45の先端のフランジ部41a〜45aに、他方のプレート32の筒状の突出部41〜45の先端のフランジ部41a〜45aを、ロー材を介在させた状態で重ね合せる。ここで、ロー材は、ロー付け個所に箔やペースト状のものを介在させてもよいし、あるいは、プレート31,32に予めロー材が積層されたクラッド材又はメッキ材等を用いてもよい。また、筒状の突出部41〜45は、丸型や角型の筒状の突出部とすることができ、突出部の形状は、任意のものを選択することができる。このようにして第1のプレート31と第2のプレート32を交互に所定枚数重ね合せたものを加熱炉に入れて加熱すれば、一方のプレート31の第1〜第4の周壁部21〜24及び第1〜第5の仕切部25〜29と、他方のプレート32の第1〜第4の周壁部21〜24及び第1〜第5の仕切部25〜29と、がロー付けにより結合されると共に、一方のプレート31の筒状の突出部41〜45の先端のフランジ部41a〜45aと他方のプレート32の筒状の突出部41〜45の先端のフランジ部41a〜45aとがロー付けにより結合されて積層型熱交換器1が形成される。そして、積層型熱交換器1は、図1に示すように、一対の枠体81,82により燃料電池システム内に組付けられて使用される。
【0032】
次に、積層型熱交換器1の作用について説明する。第1の被加熱流体導入口2から水が導入される。導入された水は、第1の連通部11を介して各段の被加熱流体流通部6の蒸発室52内に流入する。蒸発室52に流入した水は、第1のフィン71で水蒸気に変えられ、第2のフィン72で更に加熱されて第2の連通部12及び第1の被加熱流体導出口16を介して一旦、外部に導き出される。外部に導き出された水蒸気は、都市ガス等と混合されて、第2の被加熱流体導入口17及び第3の連通部13を介して各段の被加熱流体流通部6の加熱室53に流入する。加熱室53に流入した水蒸気と都市ガスの混合体は、第3,第4のフィン73,74で更に加熱されて改質室54に流入する。改質室54に流入した水蒸気と都市ガスの混合体は、第5,第6のフィン75,76に抱持されている多数のペレット状触媒55により高温の水素に改質されて第4の連通部14及び第2の被加熱流体導出口5から発電セル等に供給されるのである。
【0033】
一方、複数の加熱流体流通部8においては、燃料電池のセル部で発生した高温ガスが加熱流体流通部8の下部側から上部側に向かって多数のエンボス状の突起46を加熱しながら上昇して流れて、各段の被加熱流体流通部6内を流れる被加熱流体3を効果的に加熱するのである。
【0034】
なお、前記実施例では、積層型熱交換器1を燃料電池システムに使用した場合を示したが、アルコール改質ガスエンジン等にも使用できる。また、実施例では、被加熱流体流通部6内に蒸発室52、加熱室53、改質室54のこれら3つの室を一体に形成した場合を示したが、加熱室53を別体とし、被加熱流体流通部6内には蒸発室52、改質室54の2つの室を形成してもよく、被加熱流体流通部6内の室(部屋)割りは、積層型熱交換器1の使用目的等に応じて適宜に設定することができる。また、実施例では、一方のプレート31のエンボス状の突起46の先端面と、他方のプレート32のエンボス状の突起46の先端面と、を突き当てる構成にしたが、エンボス状の突起46の先端面を突き当てないで、一方のプレート31のエンボス状の突起46の先端面を他方のプレート32のエンボス状の突起46以外の部分に突き当てる構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層型熱交換器の一部破断側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】被加熱流体流通部の展開図。
【図4】加熱流体流通部の展開図。
【図5】改質室の断面の拡大図。
【符号の説明】
1…積層型熱交換器、2…第1の被加熱流体導入口、3…被加熱流体、4…蛇行通路、5…第2の被加熱流体導出口、6…被加熱流体流通部、7…加熱流体、8…加熱流体流通部、11〜15…第1〜第5の連通部、16…第1の被加熱流体導出口、17…第2の被加熱流体導入口、21〜24…第1〜第4の周壁、25〜29…第1〜第5の仕切部、31,32…一対のプレート、41〜45…筒状の突出部、41a〜45a…フランジ部、46…エンボス状の突起、52…蒸発室、53…加熱室、54…改質室、55…ペレット状触媒。

Claims (2)

  1. 被加熱流体を蛇行通路に沿って流通させる被加熱流体流通部と、前記被加熱流体を加熱し加熱流体を流通させる加熱流体流通部と、を交互に配置するとともに、前記加熱流体流通部を挟んで隣接する被加熱流体流通部相互を連通部を介して連通させた積層型熱交換器であって、
    前記被加熱流体流通部は、外周壁を構成する周壁部と、前記蛇行通路を構成する複数の仕切部と、を一体に形成した一対のプレートの前記周壁部と仕切部の先端部を突き合わせて結合するとともに、
    前記加熱流体流通部は、隣接する被加熱流体流通部のうちの少なくとも一方のプレートに一体に形成した複数のエンボス状の突起を他方のプレートに突き合わせて隣接する被加熱流体流通部間に所定の隙間を設定するとともに筒状に突出する突出部を設け、これら加熱流体流通部の突出部のみを結合し、前記突起を当接することにより構成されていることを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 前記被加熱流体流通部は、少なくとも蒸発器と、改質器と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の積層型熱交換器。
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JP2016085842A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社デンソー 燃料電池装置
WO2017203869A1 (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 株式会社デンソー 熱交換器
JP2020117414A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 日産自動車株式会社 燃料改質ユニット

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