JP2004292964A - 編地受け渡し治具および指袋付き靴下の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】横編機により途中まで編成した編地部分と、丸編機で編成される残りの編地部分とのつなぎ目が、視覚や触覚ではほとんど見分けのつかない筒状編地製品を得ること。
【解決手段】編地受け渡し治具1は、丸編機15のシリンダ16上に着脱自在に被装される治具本体2と、治具本体2の下面に、横編機で編成された筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数で、かつ、丸編機15のシリンダ針13の配置ピッチと同ピッチで治具本体2の全周にわたって垂設された多数の目差し針4,4,4,・・・とから成り、目差し針4の外径は筒状編地の編目に挿通可能な寸法に設定され、目差し針4の外側面にシリンダ針13を出し入れ自在の縦溝部11が上下に沿って設けられ、目差し針4に目差しされた筒状編地の編目を縦溝部11に挿入されたシリンダ針13に引き渡すように構成されている。
【選択図】 図4
【解決手段】編地受け渡し治具1は、丸編機15のシリンダ16上に着脱自在に被装される治具本体2と、治具本体2の下面に、横編機で編成された筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数で、かつ、丸編機15のシリンダ針13の配置ピッチと同ピッチで治具本体2の全周にわたって垂設された多数の目差し針4,4,4,・・・とから成り、目差し針4の外径は筒状編地の編目に挿通可能な寸法に設定され、目差し針4の外側面にシリンダ針13を出し入れ自在の縦溝部11が上下に沿って設けられ、目差し針4に目差しされた筒状編地の編目を縦溝部11に挿入されたシリンダ針13に引き渡すように構成されている。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横編機により途中まで編成した編地部分を丸編機に受け渡すために用いられる編地受け渡し治具、および、それを用いた指袋付き靴下の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまで、指が痛くならず履き心地のよい指袋部を備えた指袋付き靴下は、横編機を用いて製造されてきた。ところが、横編機は比較的編成速度が遅いため、靴下全体を横編機で編成すると、製品の編み上がりまでに時間がかかり過ぎて大量生産に不向きとなる。
【0003】
そこで、下記の特許文献1に記載されたような指袋付き靴下の製造方法が提案されている。かかる文献開示の製造方法では、横編機で指先側から編み始めて胴部の途中までの指先側筒状編地を編成する一方、この指先側筒状編地とは別に、履口側筒状編地として丸編機で履口側から編み始めて胴部の残り部分までを編成し、指先側筒状編地の編み終り端部の編目と履口側筒状編地の編み終り端部の編目とを互いにつき合せ、リンキングミシン、オーバロックミシン、ロッソミシンなどを用いて連結していた。すなわち、履き心地の良さが要求される指先側筒状編地を横編機で編成し、残りの大部分を高速の丸編機で編成することにより、指の履き心地と生産速度の向上化を図ろうとしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−201501号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のように、指先側筒状編地と履口側筒状編地とをリンキングミシンその他を用いて連結すると、つなぎ目が他の部位よりも厚く(オーバロック、ロッソ)なったり薄く(リンキング)なったりして筋状に表れる。そのため、つなぎ目の見栄えが悪くなる。また、履いたとき足に対し、つなぎ目がゴロつき感や痛み、あるいは凹みによる違和感を与えて、履き心地を損なうこともあった。
【0006】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、横編機により途中まで編成した編地部分と、丸編機で編成される残りの編地部分とのつなぎ目が、視覚や触覚ではほとんど見分けのつかない筒状編地製品を得ることのできる編地受け渡し治具および指袋付き靴下の製造方法の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る編地受け渡し治具は、丸編機のシリンダ上に着脱自在に被装される治具本体と、治具本体の下面に、横編機で編成された筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数で、かつ、丸編機のシリンダ針の配置ピッチと同ピッチで治具本体の全周にわたって垂設された多数の目差し針とから成り、目差し針の外径は筒状編地の編目に挿通可能な寸法に設定され、目差し針の外側面に丸編機のシリンダ針を出し入れ自在の縦溝部が上下に沿って設けられ、目差し針に目差しされた筒状編地の編目を縦溝部に挿入されたシリンダ針に引き渡すように構成されたものである。
【0008】
また、本発明に係る指袋付き靴下の製造方法は、前記の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部の編目に編地受け渡し治具の各目差し針をそれぞれ差し込み、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の編み終り端部の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得るものである。
【0009】
そして、前記の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部よりもウエール方向上流側にあってコース方向に沿う所定の目差し位置の編目に、編地受け渡し治具の各目差し針を個々に差し込み、筒状編地の編み終り端部から所定の目差し位置までの編地部分を除去し、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の所定の目差し位置の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の所定の目差し位置から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得るものである。
【0010】
更に、前記の製造方法において、横編機により編成される筒状編地は、複数の指袋部から所定の目差し位置までの編地部分と、所定の目差し位置から編み終り端部までの編地部分とが、異なる種類の編糸で編成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一形態に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る編地受け渡し治具の底面図、図2は前記編地受け渡し治具の平面図、図3は前記編地受け渡し治具の目差し針を示すものであり、(a)は外観図、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図、図4は前記編地受け渡し治具を丸編機の上方にかざした状態を示す側断面図である。
各図において、この実施形態に係る編地受け渡し治具1は、丸編機15のシリンダ16(いずれも図4参照)の上方に着脱自在に被装される形状・寸法に形成された治具本体2と、この治具本体2の下面に全周にわたって垂設された多数の目差し針4,4,4,・・・とから構成されている。
【0012】
治具本体2は、上下貫通した貫通部8を有するリング状体5と、リング状体5の上部に装着される取手体6とから構成されている。リング状体5の下面には、上向きに陥入した円周溝3が全周にわたって形成されている。円周溝3は下に行くほど径方向内向きとなる傾きで形成されている。かかる円周溝3に前記の目差し針4,4,4,・・・が差込み固定されている。取手体6は、リング状の円周部6aと、この円周部6aの内面に三つ又状に架け渡された取手部7,7,7とから構成されている。取手体6は、円周部6aの外周面に形成された雄ネジ部18がリング状体5内周面の雌ネジ部19と螺合してリング状体5に固定されるようになっている。
【0013】
目差し針4は、例えば上下長尺の金属板を材料とし、金属板の左右中央部分を折返し部9として、左右両辺を前方に折り曲げて側壁部10,10とすることにより製作される。左右の側壁部10,10間には平断面U字状ないしV字状の縦溝部11が上下に沿って形成されている。各側壁部10の下部には、適用される筒状編地の編目Rを掛止するための段部12が設けられている。目差し針4の横径(治具本体周方向)Hおよび奥行径(治具本体半径方向)Gは筒状編地の編目Rに挿通可能な寸法に設定されている。また、縦溝部11は丸編機15のシリンダ針13を出し入れ自在の形状・寸法に形成されている。かかる目差し針4は、適用される筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数(この例では120本)が治具本体2に取り付けられる。目差し針4は治具本体2の周方向に丸編機15のシリンダ針13の配置ピッチと同ピッチPで離間配置されシリンダ針13と同数が取り付けられている。また、目差し針4は縦溝部11が径方向の外方を向くように配置されている。
【0014】
前記の編地受け渡し治具1が被装される丸編機15(図4参照)は、汎用のシングルニットタイプの編機であり、円筒状のシリンダ16の外周面に周方向に多数設けられた針溝17,17,17,・・・内に、ベラ付きのシリンダ針13がそれぞれ針先14を外向きにして設置されている。
【0015】
引続き、編地受け渡し治具1を用いた筒状編地製品の製造方法として、指袋付き靴下を製造した例を説明する。
まず、汎用の横編機(図示省略)により編糸S(図7参照)を用いて靴下の指先側から編み始め、5本の指袋部23,23,23,23,23を編成する。更に、図5(a)に示すように、指袋部23,23,23,23,23に続く胴部24の途中までを編成する。胴部24の編み終り端部が同図(a)中の一点鎖線で示した位置(所定目差し位置)Eに達したときに、編糸Sから種類の異なる編糸Sa(図7中のカッコ内)に取り替えたのち、横編機による編成を編み終り端部Fの位置まで続ける。これにより、筒状編地22が得られる。この場合、所定目差し位置Eは編み終り端部Fよりもウエール方向(矢印W)上流側であってコース方向(矢印C方向)に沿う位置である。
【0016】
すなわち、筒状編地22は、5つの指袋部23,23,23,23,23から胴部24の位置所定目差し位置Eまでが編糸Sで編成された編地部分20と、所定目差し位置Eから編み終り端部Fまでが編糸Sとは異なる種類の編糸Saで編成された編地部分21とからなっている。尚、図5(a)中で矢印Cは筒状編地22のコース方向を示し、矢印Wはウエール方向を示している。また、異なる種類の編糸とは素材または材質が異なる編糸のことであり、例えば色、巻縮の有無、撚り度合い、フィラメント長、繊維種(綿、絹、ウール、ナイロン、ポリエステルなど)などが相違するものをいう。
【0017】
次に、コース方向に沿う所定目差し位置Eの各編目Rに、編地受け渡し治具1の各目差し針4,4,4,・・・を手でひとつひとつ差し込んでいく(図6参照)。このとき、編地部分21(図7中のカッコ内)が編糸Sとは異なる種類(例えば、色違い)の編糸Sa(図7中のカッコ内)で構成されているため、目差し針4の差込位置Eを肉眼で確認しやすく、目差し作業を極めて簡単かつ正確に行うことができる。
全ての目差し針4,4,4,・・・を全ての編目R,R,R,・・・に差し終えると、筒状編地22の編み終り端部Fから所定目差し位置Eまで遡る部分の編糸Saを手で解いたのちに切断する。これにより、編糸Saからなる編地部分21が捨地部分として除去される。すると、編地受け渡し治具1には、図5(b)のように編糸Sからなる編地部分20だけが残り、各目差し針4,4,4,・・・に差し込まれた所定目差し位置Eの編目R,R,R,・・・が編み終り端部となる。
【0018】
この状態で、編地受け渡し治具1を丸編機15のシリンダ16にその上方から被せる(図4中の矢印D方向)。丸編機15には前記の編地部分20と同じ編糸Sが給糸されるようになっている。そうして、各シリンダ針13を、対向する各目差し針4の縦溝部11にそれぞれ挿入する。各シリンダ針13は各目差し針4に掛止されている編目Rを針先14が超える位置まで挿入される。
【0019】
その後、丸編機15を手動で1コースぶん周回させることにより、所定目差し位置Eの編目Rは各シリンダ針13に個々に引き渡される。その後、丸編機15を機械駆動することにより、図5(c)に示すように、編成途中の編地部分20の所定目差し位置Eから履口28までが丸編機15により編成されて、指袋付き靴下30ができあがる。指袋付き靴下30は、指先から所定目差し位置Eまでの編地部分20と、所定目差し位置Eから履口28までの編地部分29とから構成される。編地部分29は、胴部24から引き続く胴部25と、踵部26と、足首部27と、履口28とからなっている。因みに、横編機と異なり、丸編機で編成される編地部分29は例えばかわいいキャラクター人形や愛玩動物などの図柄を表すことができる。また、丸編機は同じコース内で編成態様を変えられるので、例えば胴部25の底面をパイル地にし且つ甲面をメッシュ地や平編地にするといったようなバリエーションに富んだ指袋付き靴下30が得られる。
【0020】
この実施形態の製造方法では、図7に示すように、指袋付き靴下30を構成する編地31において、胴部24と胴部25は双方とも同じ編糸Sが使用されている。加えて、胴部24の編み終り端部Eから引き続き同じ目数で胴部25が編成される。従って、胴部24と胴部25の境目である所定目差し位置Eは見た目にわからない。無論、所定目差し位置Eおよびその近傍の編地31に触ってもゴロつき感や凹み感を与えず均一で履き心地がよい。
【0021】
尚、上記の実施形態では、捨地部分21の編糸Saを手で解いて除去するようにしたが、捨地部分21の所定目差し位置E直前までをハサミなどで裁断除去するようにしても構わない。
また、横編機により編糸Sで指先から所定目差し位置Eまでの編地部分20だけを編成し、かつ、上記した捨地部分21を編成しないものも、本発明製法に適用できる。すなわち、編地部分20の末端の所定目差し位置Eを編み終り端部とし、この編み終り端部の編目にそのまま編地受け渡し治具1の目差し針4を差し込んだのち、丸編機15に引き渡して編成するようにしてもよい。
そして、本発明製法により製造される指袋付き靴下の指袋の数は5本に限るものでなく、例えば二股のミトン状、あるいは他の指袋数のものでもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る編地受け渡し治具は、横編機で途中まで編成された筒状編地を、容易かつ迅速かつ確実に丸編機に引き渡すことができ、指先側筒状編地と残り部分とのつなぎ目が見た目に目立たない筒状編地製品の製造に寄与する。
【0023】
また、本発明に係る指袋付き靴下の製造方法によれば、横編機で途中まで編成された指先側の筒状編地が、編地受け渡し治具を介して、当該筒状編地の目数と同じ針数の丸編機に引き渡され、残り部分の筒状編地が丸編機により引き続いて編成されるので、指先側筒状編地と残り部分とのつなぎ目が見た目に判らず触感も周囲と変わらない指袋付き靴下を得ることができる。
【0024】
一方、横編機で所定の目差し位置よりも先まで指先側の筒状編地を編成しておいて、所定の目差し位置の編目に編地受け渡し治具の各目差し針を個々に差し込む場合は、筒状編地の所定の目差し位置が編み終り端部でないので、編み終り端部に目差しする場合のように編糸の解れを気にする必要がなく、編地受け渡し治具による目差し作業を迅速に行うことができる。
【0025】
更に、横編機で編成される指先側の筒状編地について、指袋部から所定の目差し位置までの編地部分と、所定の目差し位置から編み終り端部までの編地部分とで、異なる種類の編糸を用いて編成した場合は、目差し位置を視覚や触覚ではっきりと確かめることができる。そのため、編地受け渡し治具の目差し針をよりいっそう正確に目差し位置に差し込めて、つなぎ目のいっそう目立たない指袋付き靴下を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る編地受け渡し治具の底面図である。
【図2】前記編地受け渡し治具の平面図である。
【図3】前記編地受け渡し治具の目差し針を示すものであり、(a)は外観図、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図である。
【図4】前記編地受け渡し治具を丸編機の上方にかざした状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る指袋付き靴下の製造方法を示すものであって、(a)は指袋部および胴部途中までの筒状編地を示す正面図、(b)は(a)の編み終り端部から所定目差し位置までの編地部分を除去した筒状編地を示す正面図、(c)は目差し位置から履口までを丸編機により編成して得た指袋付き靴下を示す正面図である。
【図6】筒状編地の所定目差し位置の編目を編地受け渡し治具の各目差し針に個々に差し込んだ状態を示す説明図である。
【図7】所定目差し位置近傍における編地部分の編成状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 編地受け渡し治具
2 治具本体
3 円周溝
4 目差し針
11 縦溝部
13 シリンダ針
15 丸編機
16 シリンダ
20,21 編地部分
22 筒状編地
23 指袋部
24,25 胴部
28 履口
29 編地部分
30 指袋付き靴下
C 矢印
E 所定目差し位置
F 編み終り端部
G 奥行径
H 横径
P ピッチ
S,Sa 編糸
R 編目
W 矢印
【発明の属する技術分野】
本発明は、横編機により途中まで編成した編地部分を丸編機に受け渡すために用いられる編地受け渡し治具、および、それを用いた指袋付き靴下の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
これまで、指が痛くならず履き心地のよい指袋部を備えた指袋付き靴下は、横編機を用いて製造されてきた。ところが、横編機は比較的編成速度が遅いため、靴下全体を横編機で編成すると、製品の編み上がりまでに時間がかかり過ぎて大量生産に不向きとなる。
【0003】
そこで、下記の特許文献1に記載されたような指袋付き靴下の製造方法が提案されている。かかる文献開示の製造方法では、横編機で指先側から編み始めて胴部の途中までの指先側筒状編地を編成する一方、この指先側筒状編地とは別に、履口側筒状編地として丸編機で履口側から編み始めて胴部の残り部分までを編成し、指先側筒状編地の編み終り端部の編目と履口側筒状編地の編み終り端部の編目とを互いにつき合せ、リンキングミシン、オーバロックミシン、ロッソミシンなどを用いて連結していた。すなわち、履き心地の良さが要求される指先側筒状編地を横編機で編成し、残りの大部分を高速の丸編機で編成することにより、指の履き心地と生産速度の向上化を図ろうとしたものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−201501号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のように、指先側筒状編地と履口側筒状編地とをリンキングミシンその他を用いて連結すると、つなぎ目が他の部位よりも厚く(オーバロック、ロッソ)なったり薄く(リンキング)なったりして筋状に表れる。そのため、つなぎ目の見栄えが悪くなる。また、履いたとき足に対し、つなぎ目がゴロつき感や痛み、あるいは凹みによる違和感を与えて、履き心地を損なうこともあった。
【0006】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、横編機により途中まで編成した編地部分と、丸編機で編成される残りの編地部分とのつなぎ目が、視覚や触覚ではほとんど見分けのつかない筒状編地製品を得ることのできる編地受け渡し治具および指袋付き靴下の製造方法の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る編地受け渡し治具は、丸編機のシリンダ上に着脱自在に被装される治具本体と、治具本体の下面に、横編機で編成された筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数で、かつ、丸編機のシリンダ針の配置ピッチと同ピッチで治具本体の全周にわたって垂設された多数の目差し針とから成り、目差し針の外径は筒状編地の編目に挿通可能な寸法に設定され、目差し針の外側面に丸編機のシリンダ針を出し入れ自在の縦溝部が上下に沿って設けられ、目差し針に目差しされた筒状編地の編目を縦溝部に挿入されたシリンダ針に引き渡すように構成されたものである。
【0008】
また、本発明に係る指袋付き靴下の製造方法は、前記の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部の編目に編地受け渡し治具の各目差し針をそれぞれ差し込み、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の編み終り端部の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得るものである。
【0009】
そして、前記の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部よりもウエール方向上流側にあってコース方向に沿う所定の目差し位置の編目に、編地受け渡し治具の各目差し針を個々に差し込み、筒状編地の編み終り端部から所定の目差し位置までの編地部分を除去し、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の所定の目差し位置の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の所定の目差し位置から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得るものである。
【0010】
更に、前記の製造方法において、横編機により編成される筒状編地は、複数の指袋部から所定の目差し位置までの編地部分と、所定の目差し位置から編み終り端部までの編地部分とが、異なる種類の編糸で編成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一形態に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る編地受け渡し治具の底面図、図2は前記編地受け渡し治具の平面図、図3は前記編地受け渡し治具の目差し針を示すものであり、(a)は外観図、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図、図4は前記編地受け渡し治具を丸編機の上方にかざした状態を示す側断面図である。
各図において、この実施形態に係る編地受け渡し治具1は、丸編機15のシリンダ16(いずれも図4参照)の上方に着脱自在に被装される形状・寸法に形成された治具本体2と、この治具本体2の下面に全周にわたって垂設された多数の目差し針4,4,4,・・・とから構成されている。
【0012】
治具本体2は、上下貫通した貫通部8を有するリング状体5と、リング状体5の上部に装着される取手体6とから構成されている。リング状体5の下面には、上向きに陥入した円周溝3が全周にわたって形成されている。円周溝3は下に行くほど径方向内向きとなる傾きで形成されている。かかる円周溝3に前記の目差し針4,4,4,・・・が差込み固定されている。取手体6は、リング状の円周部6aと、この円周部6aの内面に三つ又状に架け渡された取手部7,7,7とから構成されている。取手体6は、円周部6aの外周面に形成された雄ネジ部18がリング状体5内周面の雌ネジ部19と螺合してリング状体5に固定されるようになっている。
【0013】
目差し針4は、例えば上下長尺の金属板を材料とし、金属板の左右中央部分を折返し部9として、左右両辺を前方に折り曲げて側壁部10,10とすることにより製作される。左右の側壁部10,10間には平断面U字状ないしV字状の縦溝部11が上下に沿って形成されている。各側壁部10の下部には、適用される筒状編地の編目Rを掛止するための段部12が設けられている。目差し針4の横径(治具本体周方向)Hおよび奥行径(治具本体半径方向)Gは筒状編地の編目Rに挿通可能な寸法に設定されている。また、縦溝部11は丸編機15のシリンダ針13を出し入れ自在の形状・寸法に形成されている。かかる目差し針4は、適用される筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数(この例では120本)が治具本体2に取り付けられる。目差し針4は治具本体2の周方向に丸編機15のシリンダ針13の配置ピッチと同ピッチPで離間配置されシリンダ針13と同数が取り付けられている。また、目差し針4は縦溝部11が径方向の外方を向くように配置されている。
【0014】
前記の編地受け渡し治具1が被装される丸編機15(図4参照)は、汎用のシングルニットタイプの編機であり、円筒状のシリンダ16の外周面に周方向に多数設けられた針溝17,17,17,・・・内に、ベラ付きのシリンダ針13がそれぞれ針先14を外向きにして設置されている。
【0015】
引続き、編地受け渡し治具1を用いた筒状編地製品の製造方法として、指袋付き靴下を製造した例を説明する。
まず、汎用の横編機(図示省略)により編糸S(図7参照)を用いて靴下の指先側から編み始め、5本の指袋部23,23,23,23,23を編成する。更に、図5(a)に示すように、指袋部23,23,23,23,23に続く胴部24の途中までを編成する。胴部24の編み終り端部が同図(a)中の一点鎖線で示した位置(所定目差し位置)Eに達したときに、編糸Sから種類の異なる編糸Sa(図7中のカッコ内)に取り替えたのち、横編機による編成を編み終り端部Fの位置まで続ける。これにより、筒状編地22が得られる。この場合、所定目差し位置Eは編み終り端部Fよりもウエール方向(矢印W)上流側であってコース方向(矢印C方向)に沿う位置である。
【0016】
すなわち、筒状編地22は、5つの指袋部23,23,23,23,23から胴部24の位置所定目差し位置Eまでが編糸Sで編成された編地部分20と、所定目差し位置Eから編み終り端部Fまでが編糸Sとは異なる種類の編糸Saで編成された編地部分21とからなっている。尚、図5(a)中で矢印Cは筒状編地22のコース方向を示し、矢印Wはウエール方向を示している。また、異なる種類の編糸とは素材または材質が異なる編糸のことであり、例えば色、巻縮の有無、撚り度合い、フィラメント長、繊維種(綿、絹、ウール、ナイロン、ポリエステルなど)などが相違するものをいう。
【0017】
次に、コース方向に沿う所定目差し位置Eの各編目Rに、編地受け渡し治具1の各目差し針4,4,4,・・・を手でひとつひとつ差し込んでいく(図6参照)。このとき、編地部分21(図7中のカッコ内)が編糸Sとは異なる種類(例えば、色違い)の編糸Sa(図7中のカッコ内)で構成されているため、目差し針4の差込位置Eを肉眼で確認しやすく、目差し作業を極めて簡単かつ正確に行うことができる。
全ての目差し針4,4,4,・・・を全ての編目R,R,R,・・・に差し終えると、筒状編地22の編み終り端部Fから所定目差し位置Eまで遡る部分の編糸Saを手で解いたのちに切断する。これにより、編糸Saからなる編地部分21が捨地部分として除去される。すると、編地受け渡し治具1には、図5(b)のように編糸Sからなる編地部分20だけが残り、各目差し針4,4,4,・・・に差し込まれた所定目差し位置Eの編目R,R,R,・・・が編み終り端部となる。
【0018】
この状態で、編地受け渡し治具1を丸編機15のシリンダ16にその上方から被せる(図4中の矢印D方向)。丸編機15には前記の編地部分20と同じ編糸Sが給糸されるようになっている。そうして、各シリンダ針13を、対向する各目差し針4の縦溝部11にそれぞれ挿入する。各シリンダ針13は各目差し針4に掛止されている編目Rを針先14が超える位置まで挿入される。
【0019】
その後、丸編機15を手動で1コースぶん周回させることにより、所定目差し位置Eの編目Rは各シリンダ針13に個々に引き渡される。その後、丸編機15を機械駆動することにより、図5(c)に示すように、編成途中の編地部分20の所定目差し位置Eから履口28までが丸編機15により編成されて、指袋付き靴下30ができあがる。指袋付き靴下30は、指先から所定目差し位置Eまでの編地部分20と、所定目差し位置Eから履口28までの編地部分29とから構成される。編地部分29は、胴部24から引き続く胴部25と、踵部26と、足首部27と、履口28とからなっている。因みに、横編機と異なり、丸編機で編成される編地部分29は例えばかわいいキャラクター人形や愛玩動物などの図柄を表すことができる。また、丸編機は同じコース内で編成態様を変えられるので、例えば胴部25の底面をパイル地にし且つ甲面をメッシュ地や平編地にするといったようなバリエーションに富んだ指袋付き靴下30が得られる。
【0020】
この実施形態の製造方法では、図7に示すように、指袋付き靴下30を構成する編地31において、胴部24と胴部25は双方とも同じ編糸Sが使用されている。加えて、胴部24の編み終り端部Eから引き続き同じ目数で胴部25が編成される。従って、胴部24と胴部25の境目である所定目差し位置Eは見た目にわからない。無論、所定目差し位置Eおよびその近傍の編地31に触ってもゴロつき感や凹み感を与えず均一で履き心地がよい。
【0021】
尚、上記の実施形態では、捨地部分21の編糸Saを手で解いて除去するようにしたが、捨地部分21の所定目差し位置E直前までをハサミなどで裁断除去するようにしても構わない。
また、横編機により編糸Sで指先から所定目差し位置Eまでの編地部分20だけを編成し、かつ、上記した捨地部分21を編成しないものも、本発明製法に適用できる。すなわち、編地部分20の末端の所定目差し位置Eを編み終り端部とし、この編み終り端部の編目にそのまま編地受け渡し治具1の目差し針4を差し込んだのち、丸編機15に引き渡して編成するようにしてもよい。
そして、本発明製法により製造される指袋付き靴下の指袋の数は5本に限るものでなく、例えば二股のミトン状、あるいは他の指袋数のものでもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る編地受け渡し治具は、横編機で途中まで編成された筒状編地を、容易かつ迅速かつ確実に丸編機に引き渡すことができ、指先側筒状編地と残り部分とのつなぎ目が見た目に目立たない筒状編地製品の製造に寄与する。
【0023】
また、本発明に係る指袋付き靴下の製造方法によれば、横編機で途中まで編成された指先側の筒状編地が、編地受け渡し治具を介して、当該筒状編地の目数と同じ針数の丸編機に引き渡され、残り部分の筒状編地が丸編機により引き続いて編成されるので、指先側筒状編地と残り部分とのつなぎ目が見た目に判らず触感も周囲と変わらない指袋付き靴下を得ることができる。
【0024】
一方、横編機で所定の目差し位置よりも先まで指先側の筒状編地を編成しておいて、所定の目差し位置の編目に編地受け渡し治具の各目差し針を個々に差し込む場合は、筒状編地の所定の目差し位置が編み終り端部でないので、編み終り端部に目差しする場合のように編糸の解れを気にする必要がなく、編地受け渡し治具による目差し作業を迅速に行うことができる。
【0025】
更に、横編機で編成される指先側の筒状編地について、指袋部から所定の目差し位置までの編地部分と、所定の目差し位置から編み終り端部までの編地部分とで、異なる種類の編糸を用いて編成した場合は、目差し位置を視覚や触覚ではっきりと確かめることができる。そのため、編地受け渡し治具の目差し針をよりいっそう正確に目差し位置に差し込めて、つなぎ目のいっそう目立たない指袋付き靴下を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る編地受け渡し治具の底面図である。
【図2】前記編地受け渡し治具の平面図である。
【図3】前記編地受け渡し治具の目差し針を示すものであり、(a)は外観図、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図である。
【図4】前記編地受け渡し治具を丸編機の上方にかざした状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る指袋付き靴下の製造方法を示すものであって、(a)は指袋部および胴部途中までの筒状編地を示す正面図、(b)は(a)の編み終り端部から所定目差し位置までの編地部分を除去した筒状編地を示す正面図、(c)は目差し位置から履口までを丸編機により編成して得た指袋付き靴下を示す正面図である。
【図6】筒状編地の所定目差し位置の編目を編地受け渡し治具の各目差し針に個々に差し込んだ状態を示す説明図である。
【図7】所定目差し位置近傍における編地部分の編成状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 編地受け渡し治具
2 治具本体
3 円周溝
4 目差し針
11 縦溝部
13 シリンダ針
15 丸編機
16 シリンダ
20,21 編地部分
22 筒状編地
23 指袋部
24,25 胴部
28 履口
29 編地部分
30 指袋付き靴下
C 矢印
E 所定目差し位置
F 編み終り端部
G 奥行径
H 横径
P ピッチ
S,Sa 編糸
R 編目
W 矢印
Claims (4)
- 丸編機のシリンダ上に着脱自在に被装される治具本体と、治具本体の下面に、横編機で編成された筒状編地のコース方向1周回分の編目数と同数で、かつ、丸編機のシリンダ針の配置ピッチと同ピッチで治具本体の全周にわたって垂設された多数の目差し針とから成り、目差し針の外径は筒状編地の編目に挿通可能な寸法に設定され、目差し針の外側面に丸編機のシリンダ針を出し入れ自在の縦溝部が上下に沿って設けられ、目差し針に目差しされた筒状編地の編目を縦溝部に挿入されたシリンダ針に引き渡すように構成されている編地受け渡し治具。
- 請求項1に記載の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部の編目に編地受け渡し治具の各目差し針をそれぞれ差し込み、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の編み終り端部の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得ることを特徴とする指袋付き靴下の製造方法。
- 請求項1に記載の編地受け渡し治具を用いた指袋付き靴下の製造方法であって、複数の指袋部および胴部の途中までを成す筒状編地を横編機により編成し、前記編成途中の筒状編地の編み終り端部よりもウエール方向上流側にあってコース方向に沿う所定の目差し位置の編目に、編地受け渡し治具の各目差し針を個々に差し込み、筒状編地の編み終り端部から所定の目差し位置までの編地部分を除去し、編地受け渡し治具の目差し針と同じ数のシリンダ針を有する丸編機のシリンダに前記編地受け渡し治具を被せることにより、丸編機の各シリンダ針を、対向する編地受け渡し治具の各目差し針の縦溝部にそれぞれ挿入させて筒状編地の所定の目差し位置の編目を各シリンダ針に個々に引き渡したのち、前記編成途中の筒状編地の所定の目差し位置から履口までを丸編機により編成して指袋付き靴下を得ることを特徴とする指袋付き靴下の製造方法。
- 横編機により編成される筒状編地は、複数の指袋部から所定の目差し位置までの編地部分と、所定の目差し位置から編み終り端部までの編地部分とが、異なる種類の編糸で編成されている請求項3に記載の指袋付き靴下の製造方法。
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WO2006070758A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 二重の筒状編地の編成方法 |
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-
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- 2003-03-26 JP JP2003084512A patent/JP2004292964A/ja active Pending
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