JP2004291255A - テープ巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工も組立ても容易で幅広又は幅狭のテープ状長尺部材を巻き取るテープ巻取装置を提供する。
【解決手段】テープ巻取装置の駆動軸20の中心主軸23はクラッチプレート24の下部で装置本体の軸受に支持され、クラッチプレート24より上の断面がDカット状の太い軸には大巻き取りトップ29が一体回転で外嵌し、先端部23aの細い軸には小巻き取りトップ32が回転自在に外嵌する。中心主軸23はギア25とクラッチフェルト26により回転駆動されCリング31で上下を位置決めされた大巻き取りトップ29と一体に回転する。小巻き取りトップ32は大巻き取りトップ29上端部との間に介装された押し螺旋バネ34の摩擦力によって回転駆動される。小巻き取りトップ32のリール係合羽32bは幅狭テープを巻取る丈短リールに係合し、大巻き取りトップ29もリール係合羽29bはリール係合羽32bと共に幅広テープを巻取る丈長リールに係合する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、幅広又は幅狭あるいは厚い又は薄いテープ状長尺部材をリールに巻き取る長尺部材収容カセットのリールに係合して、幅広又は幅狭あるいは厚い又は薄い、いずれのテープ状長尺部材をも適度の回転トルクで巻き取るテープ巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば熱転写式のテーププリンタのインクリボン巻取装置がある。テーププリンタには、未使用のインクリボンとこのインクリボンが使用されるに応じてその使用済みのインクリボンを巻き取るリールとを内蔵したリボンカセット(或はテープ状の印刷用紙とインクリボンと使用済みとなったインクリボンを巻き取るリールとを内蔵したリボンカセット)が装着される。上記のインクリボン巻取装置は、使用済みのインクリボンを巻き取るリールに係合して、この巻取リールに駆動源からの動力をクラッチ機構を介して伝達する。
【0003】
ところで、熱転写方式のテーププリンタにおける使用済みインクリボンの巻き取りにおいて、印刷用紙からのインクリボンの剥離抵抗は、印刷濃度及びインクリボンの幅等に対応して夫々異なる。したがって、例えば、インクリボンの幅に対して必要なクラッチ機構の空転トルク(摩擦力に抗して滑りが発生する限界トルク)は、インクリボンの幅が狭ければその幅の狭いことに応じて低く、幅が広ければその幅の広いことに応じて高くしなければならない。
【0004】
さもないと、つまりクラッチ機構の空転トルクがインクリボンの幅の大小に拘らず一定であると、一方では幅の広いインクリボンでは回転トルク(巻き取りトルク)が不足して、巻き取れなかった使用済みインクリボンが印刷済みの用紙と一緒に外部に排出されるといった不具合が発生し、他方では幅の狭いインクリボンでは回転トルクが大き過ぎて、巻き取りの途中でインクリボンが切断してしまうという問題が発生する。
【0005】
図3(a),(b) は、そのような問題を解決する2段構造のリボン巻取り機構を備えたテープ巻取装置の構成と動作状態を示す図である。
先ず、構成を説明する。図3(a) に示すように、テープ巻取装置1は、装置本体(例えばプリンタ)のシャーシ2に固定された支持軸3と、この支持軸3に外嵌し、下端に大輪の被駆動輪4−1を一体に形成した長い回転軸4と、この長い回転軸4に外嵌し長い回転軸4の上端に配置される丈長の巻取トップ5と、上記長い回転軸4に外嵌し、下端に上記大輪の被駆動輪4−1よりも小輪の被駆動輪6−1を一体に形成した短い回転軸6と、この短い回転軸6に外嵌し短い回転軸6の上端に配置される丈短の巻取トップ7と、短い回転軸6に外嵌し、大輪の環状フェルト8を介して大輪の被駆動輪4−1に圧接すると共に小輪の環状フェルト9を介して小輪の被駆動輪6−1に圧接する巻取駆動ギア11と、短い回転軸6に外嵌し、下端では滑りワッシャ(不図示)を介して巻取駆動ギア11を押圧し、上端では丈短の巻取トップ7の下端に圧接する螺旋バネ12とを備えている。
【0006】
上記の支持軸3には、その先端の周囲に穿設された溝嵌入するカットワッシャ(C座金)13によって、長い回転軸4の逸脱を制止していると共に、長い回転軸4を回転自在に支持している。
長い回転軸4は、その先端部の周囲を非円形に切り欠かれており、この先端部が丈長の巻取トップ5の内径上端の係止部に嵌合し且つ貫通する。貫通して外部に出る長い回転軸4の先端部の上端周面には溝が穿設されており、この溝に他のカットワッシャが嵌入して、丈長の巻取トップ5の逸脱を抑止している。この丈長の巻取トップ5の胴部には、厚いリボンカセット14aのリール14a−1に係合する複数の係合突起部5−1が設けられている。この厚いリボンカセット14aのリール14a−1には幅の広い使用済みインクリボン15aが巻き取られる。
【0007】
また、上記の短い回転軸6の先端部は、これも周囲を非円形に切り欠かれており、この先端部が丈短の巻取トップ7の内径下端の係止部に嵌合する。この丈短の巻取トップ7の胴部には、同図(b) に示す薄いリボンカセット14bのリール14b−1に係合する複数の係合突起部7−1が設けられている。この薄いリボンカセット14bのリール14b−1には幅の狭い使用済みインクリボン15bが巻き取られる。
【0008】
上述した丈長の巻取トップ5がカットワッシャ13により上方への逸脱を抑止されていることにより、丈長の巻取トップ5は、その下面と長い回転軸4の下端との間に上述の短い回転軸6とこの短い回転軸6に嵌合又は外嵌する丈短の巻取トップ7、螺旋バネ12、及び巻取駆動ギア11を回転自在に位置決めしている。
【0009】
そして、丈短の巻取トップ7の下端と巻取駆動ギア11との間に螺旋バネ12が圧縮されて介在することにより、その押し付勢力によって、巻取駆動ギア11は、大輪の環状フェルト8及び小輪の環状フェルト9を介して大輪の被駆動輪4−1及び小輪の被駆動輪6−1に夫々圧接し、装置本体の不図示の駆動系からの回転駆動をこれら大輪の被駆動輪4−1及び小輪の被駆動輪6−1に伝達する。
【0010】
図3(a) に示すように、幅の広いインクリボンを巻き取る厚いリボンカセット14aを、プリンタ本体のカセット受部16により位置決めして、テープ巻取装置1に装着すると、リール14a−1の高さが、幅の広い使用済みインクリボン15aの広いテープ幅に対応して高いから、テープ巻取装置1の丈長の巻取トップ5及び丈短の巻取トップ7が2つとも厚いリボンカセット14aのリール14a−1の孔に嵌入して、それらの係合突起部5−1及び係合突起部7−1が共にリール14a−1に係合する。
【0011】
これにより、厚いリボンカセット14aのリール14a−1は、丈長の巻取トップ5及び丈短の巻取トップ7の両方から回転駆動を受ける。この回転駆動のトルクは、丈長の巻取トップ5と丈短の巻取トップ7の駆動力を合わせた分だけ強い。したがって、幅の広い使用済みインクリボン15aを、その幅の広い分だけ強い引っ張り強さに見合う強い回転トルクで幅の広い使用済みインクリボン15aを巻き取ることができる。
【0012】
また、同図(b) に示すように、幅の狭い使用済みインクリボン15bを巻き取る薄いリボンカセット14bを、カセット受部16により位置決めしてテープ巻取装置1に装着したときは、この場合は、薄いリボンカセット14bのリール14b−1の高さが、幅の狭い使用済みインクリボン15bの狭いテープ幅に対応して低いから、テープ巻取装置1の上方に位置する丈長の巻取トップ5の係合突起部5−1はリール14b−1を突き抜け、丈短の巻取トップ7の係合突起部7−1のみがリール14b−1に係合する。
【0013】
これにより、薄いリボンカセット14bのリール14b−1は、丈短の巻取トップ7のみから回転駆動を受け、この回転駆動のトルクは、丈短の巻取トップ7の駆動力のみである分だけ弱い。つまり、この回転駆動のトルクは、幅が狭い分だけ引っ張り強さが弱い幅の狭い使用済みインクリボン15bの巻き取りに丁度見合っている。
【0014】
このように、幅広のテープと幅狭のテープのいずれの場合も適度の回転トルクで巻き取るために、クラッチを2個設けて、各々のクラッチにより幅広あるいは幅狭のテープを巻き取る駆動を行うようにしている。(以上、例えば、特許文献1参照)
【0015】
【特許文献1】
特開平10−86494号公報(要約、図2)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにクラッチを2個設けて、上の方の巻き取りトップにクラッチの駆動を伝達するためには、下側の巻き取りトップ駆動用の軸を中空軸としなければならない。下側の巻き取りトップ駆動用の軸自体もかなり細いため、加工費が高くなるだけでなく、組み立てにも困難を伴なうので作業能率が低下するという種々の問題を残していた。
【0017】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、加工も組み立ても容易で幅広又は幅狭いずれのテープ状長尺部材をも適度の回転トルクで巻き取るテープ巻取装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明のテープ巻取装置の構成を述べる。
本発明のテープ巻取装置は、テープ状の長尺部材を巻き取るリールを備えたカセットが装置本体に装着されたとき上記リールに係合し上記装置本体の駆動源からの駆動力を上記リールに伝達すべく該装置本体に配設されるテープ巻取装置において、上記装置本体の駆動源から駆動力が伝達される伝達部材と、該伝達部材から摩擦部材を介して駆動される駆動軸と、該駆動軸に固定され装着されたカセットのリールに係合する第1の巻き取りトップと、上記駆動軸に外嵌され上記伝達部材と上記駆動軸を上記摩擦部材を介して圧接させる第1の付勢部材と、上記駆動軸に回転自在且つ抜け防止部材で抜けを防止して外嵌された第2の巻き取りトップと、上記第1の巻き取りトップと上記第2の巻き取りトップ間に挿入され、該第2の巻き取りトップを上記第1の巻き取りトップから離隔する方向に付勢力を与える第2の付勢部材と、を備え、上記第2の付勢部材により上記第2の巻き取りトップに伝達される上記駆動軸からの駆動力は、上記第1の付勢部材の付勢力及び上記摩擦部材の摩擦力により上記駆動軸に伝達される上記伝達部材からの駆動力よりも弱くなるよう形成されて構成される。
【0019】
このテープ巻取装置は、例えば請求項2記載のように、上記第1の付勢部材及び上記第2の付勢部材は押し螺旋バネで構成され、上記第1の付勢部材の押し付勢力よりも上記第2の付勢部材の押し付勢力の方が弱くなるように形成されて構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明において、上記の伝達部材は例えばギア25等から成り、上記の摩擦部材は例えばクラッチフェルト26等から成り、上記の駆動軸は例えば中心主軸23等から成り、上記の第1の巻き取りトップは例えば大巻き取りトップ29等から成り、上記の第1の付勢部材は例えば押し付けスプリング28等から成り、上記の第2の巻き取りトップは例えば小巻き取りトップ32等から成り、上記の第2の付勢部材は例えば押し螺旋バネ34等から成る。
【0021】
図1(a),(b) は、一実施の形態におけるテープ巻取装置の側面図である。このテープ巻取装置17は、例えば熱転写方式のテーププリンタの内部に組み込まれ、駆動伝達部18には本発明の駆動軸20が回転可能に立設されている。
この駆動軸20は、テーププリンタ装置本体に着脱自在に装着されるテープカセット21a(同図(a) 参照)又は21b(同図(b) 参照)の巻取リール22a又は22bの筒内に嵌入して巻取リール22a又は22bと係合する。
【0022】
同図(a) に示すテープカセット21aの巻取リール22aに巻き取られるインクリボンの幅は、巻取リール22aの長さ(高さ)aに対応し、本例においてはおよそ45mm前後であり、同図(b) に示すテープカセット21bの巻取リール22bに巻き取られるインクリボンの幅は、巻取リール22bの長さ(高さ)bに対応し、本例においてはおよそ5mm前後である。
【0023】
駆動軸20は、上記のテープカセット21a(又は21b)の巻取リール22a(又は22b)と係合して、幅広のインクリボンであっても幅狭のインクリボンであっても、その幅には拘わり無く適度の回転トルクで、それら巻取リール22a(又は22b)にテープカセット21a(又は21b)の使用済みインクリボンを巻き取ることができる。
【0024】
図2(a) は、上記のテープ巻取装置17の駆動軸20のみを取り出してその構造を詳細に示す側断面図であり、同図(b) は、その一部拡大図である。同図(a) に示すように、テープ巻取装置17の駆動軸20は、中心主軸23は無垢棒であり、先端部23aはやや細く形成され、下端部23bは図1に示すテープ巻取装置17の不図示の軸受け部に支持されて、そこにはフランジ状のクラッチプレート24が中心主軸23と一体に形成されている。
【0025】
クラッチプレート24の上部には、ギア25が中心主軸23に外嵌し、ギア25の底面とクラッチプレート24の上面との間にクラッチフェルト26が介装されている。
中心主軸23のギア25よりも上に突出する部分には、順次上方に重なってワッシャ27、押し付けスプリング28、大巻き取りトップ29が外嵌して配置されている。中心主軸23は、周面の一部を切除したDカット状の断面又は周面の一部対向部を切除したIカット状の断面を成しており、大巻き取りトップ29の外嵌部の内面は、上記の中心主軸23の軸形状に対応する形状に形成されている。すなわち大巻き取りトップ29は中心主軸23に対し上下に摺動して組み付け可能に形成され、回転は一体に固定されている。
【0026】
大巻き取りトップ29は、本体部29aとリール係合羽29bとから成り、上端部近傍の内面周囲には溝が形成されている。これに対応する中心主軸23の外面周囲にも溝が形成されており、双方の溝がCリング31を介して係合している。これにより、大巻き取りトップ29は、中心主軸23に対して組み付け後は上下の位置を固定される。
【0027】
また、このように大巻き取りトップ29が中心主軸23に対して上下の位置を固定されることにより、この大巻き取りトップ29の下端部とワッシャ27間に介装された押し付けスプリング28の付勢力により、ギア25の下面は、クラッチフェルト26を介してクラッチプレート24の上面を押圧している。
【0028】
これにより、ギア25の回転がクラッチフェルト26を介してクラッチプレート24、すなわち中心主軸23に伝達され、中心主軸23と共に大巻き取りトップ29が回転する。
大巻き取りトップ29の上端部よりも上に突出する中心主軸23のやや細く形成されている先端部23aには、小巻き取りトップ32が中心主軸23に対し回転可能に緩やかに外嵌している。小巻き取りトップ32は、本体部32aとリール係合羽32bとから成り、その上端部には、中心主軸23先端周面に形成されている溝に係合するCリング33によって当接され、これにより小巻き取りトップ32は上方への脱出を禁止されて中心主軸23に対し上下の位置を固定されている。
【0029】
同図(b) に拡大して示すように、小巻き取りトップ32の下端部は外側周面に軸側に細くなる段差が形成され、その細い外周面部分に、押し螺旋バネ34が外嵌している。押し螺旋バネ34は、上端部が小巻き取りトップ32の円環状の段差部を圧接して小巻き取りトップ32を上方に押し上げ付勢し、下端部が大巻き取りトップ29上端部の円環状上面に圧接して大巻き取りトップ29を下方に押し下げ付勢している。
【0030】
これにより、大巻き取りトップ29が中心主軸23と一体に回転すると、その上端部円環状上面に圧接している押し螺旋バネ34が大巻き取りトップ29との摩擦力で大巻き取りトップ29と同一回転方向に回転する。これにより、小巻き取りトップ32も下端部円環状段差部に圧接する押し螺旋バネ34の上端部との摩擦力で、同一回転方向に回転する。
【0031】
但し、この押し螺旋バネ34により小巻き取りトップ32に伝達される大巻き取りトップ29を介しての中心主軸23からの駆動力(回転トルク)は、上述した押し付けスプリング28の付勢力及びクラッチフェルト26の摩擦力により中心主軸23にギア25から伝達される駆動力(回転トルク)よりも弱くなるよう設定されている。
【0032】
これにより、図1(a) に示したように幅広のインクリボンを巻き取る巻取リール22aの筒内には大巻き取りトップ29と小巻き取りトップ32が挿通されてそれぞれのリール係合羽29bと32bが巻取リール22aの筒内の係合溝に係合する。そして、より大きな回転トルクを巻取リール22aに伝達する。
【0033】
また、図1(b) に示したように幅狭のインクリボンを巻き取る巻取リール22bの筒内には、小巻き取りトップ32のみが挿通されて、そのリール係合羽32bが巻取リール22bの筒内の係合溝に係合する。そして、より小さな回転トルクを巻取リール22bに伝達する。
【0034】
このような小巻き取りトップ32の回転トルクを大巻き取りトップ29の回転トルクよりも小さく設定する方法は、例えば押し螺旋バネ34の押し付勢力を加減することによって達成される。もちろん、大巻き取りトップ29の上端部円環状上面や小巻き取りトップ32の下端部円環状段差部などで押し螺旋バネ34との間に介装するワッシャ等の摩擦性を加減することによって調整するようにしてもよい。
【0035】
このようにして、無垢で丈夫な中心主軸23に他の全ての構成部材を外嵌させて駆動軸20を構成するので、幅広、幅狭のいずれのテープ状長尺部材をも適度の回転トルクで巻き取りができる、加工も組み立ても容易なテープ巻取装置を実現することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、駆動軸の中心主軸を無垢棒とし、幅広テープと幅狭テープに対応する2つの巻き取りトップを中心主軸に外嵌して取り付けるので、中心主軸の加工が容易であるだけでなく、2つの巻き取りトップは無垢で丈夫な中心主軸に外嵌させて取り付けるので組み立ても容易であり、これにより、加工も組み立ても容易で幅広又は幅狭いずれのテープ状長尺部材をも適度の回転トルクで巻き取るテープ巻取装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b) は一実施の形態におけるテープ巻取装置の側面図である。
【図2】(a) は一実施の形態におけるテープ巻取装置の駆動軸のみを取り出してその構造を示す側断面図、(b) はその一部拡大図である。
【図3】(a),(b) は従来の幅広又は幅狭いずれのインクリボンも適度な回転トルクで巻き取ることができる2段構造のリボン巻取り機構を備えたテープ巻取装置の構成と動作状態を示す図である。
【符号の説明】
1 テープ巻取装置
2 シャーシ
3 支持軸
4 長い回転軸
4−1 大輪の被駆動輪
5 丈長の巻取トップ
5−1 係合突起部
6 短い回転軸
6−1 小輪の被駆動輪
7 丈短の巻取トップ
7−1 係合突起部
8 大輪の環状フェルト
9 小輪の環状フェルト
11 巻取駆動ギア
12 螺旋バネ
13 カットワッシャ
14a 厚いリボンカセット
14a−1 リール
14b 薄いリボンカセット
14b−1 リール
15a 幅の広い使用済みインクリボン
15b 幅の狭い使用済みインクリボン
16 カセット受部
17 テープ巻取装置
18 駆動伝達部
20 駆動軸
21a、21b テープカセット
22a、22b 巻取リール
23 中心主軸
23a 先端部
23b 下端部
24 クラッチプレート
25 ギア
26 クラッチフェルト
27 ワッシャ
28 押し付けスプリング
29 大巻き取りトップ
29a 本体部
29b リール係合羽
31 Cリング
32 小巻き取りトップ
32a 本体部
32b リール係合羽
33 Cリング
34 押し螺旋バネ

Claims (2)

  1. テープ状の長尺部材を巻き取るリールを備えたカセットが装置本体に装着されたとき前記リールに係合し前記装置本体の駆動源からの駆動力を前記リールに伝達すべく該装置本体に配設されるテープ巻取装置において、
    前記装置本体の駆動源から駆動力が伝達される伝達部材と、
    該伝達部材から摩擦部材を介して駆動される駆動軸と、
    該駆動軸に固定され装着されたカセットのリールに係合する第1の巻き取りトップと、
    前記駆動軸に外嵌され前記伝達部材と前記駆動軸を前記摩擦部材を介して圧接させる第1の付勢部材と、
    前記駆動軸に回転自在且つ抜け防止部材で抜けを防止して外嵌された第2の巻き取りトップと、
    前記第1の巻き取りトップと前記第2の巻き取りトップ間に挿入され、該第2の巻き取りトップを前記第1の巻き取りトップから離隔する方向に付勢力を与える第2の付勢部材と、
    を備え、
    前記第2の付勢部材により前記第2の巻き取りトップに伝達される前記駆動軸からの駆動力は、前記第1の付勢部材の付勢力及び前記摩擦部材の摩擦力により前記駆動軸に伝達される前記伝達部材からの駆動力よりも弱くなるよう形成されていることを特徴とするテープ巻取装置。
  2. 前記第1の付勢部材及び前記第2の付勢部材は押し螺旋バネであり、前記第1の付勢部材の押し付勢力よりも前記第2の付勢部材の押し付勢力の方が弱くなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ巻取装置。
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