JP2004285212A - 水性顔料分散剤およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2、4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンの存在下で、アクリル酸を30重量%以上含有する第一モノマー成分を重合して得られた共重合体(A)の存在下で、疎水性モノマーを80重量%以上含有する第二モノマー成分を重合することにより得られた共重合体(B)からなる水性顔料分散剤。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性の印刷インキ、塗料、インクジェットインク、およびコート剤などに使用する各種無機粉体および有機・無機顔料等の分散に使用する水性顔料分散剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水性印刷インキ用の顔料分散剤として用いられるスチレン・アクリル樹脂などのポリマーは、一般にランダム共重合した物を使用している。
【0003】
一方、疎水性モノマーと親水性モノマーをブロック的、もしくはグラフト的に重合して構造制御されたポリマーが、ランダム共重合したポリマーよりも、顔料分散性において優れているという報告が非特許文献1などでなされている。しかし、このような構造制御されたポリマーは工業化が難しく、例えば、カチオン重合、アニオン重合を利用したリビング重合方法は、酸モノマーの使用が制限されるほか、反応系が禁水であることが多く、溶媒、モノマー等の充分な脱水が必要であったり、低収率、ハロゲン系化合物の含有、金属触媒の残存による着色等の問題がある。原子移動ラジカル重合(ATRP)法による重合方法は水系でも可能であるが、やはりハロゲン系化合物含有や作業の煩雑性、低収率など、前記と類似の問題がある。
【0004】
また、これらの構造制御されたポリマーを、完全に脱溶媒した後、アルカリ水にてケン化する、いわゆる完全に水性とする場合は、加熱による脱溶媒工程でのゲル化や、アルカリ水でのケン化の際に起こるブロック(グラフト)部分の加水分解などの問題がある。例えば、前者として具体的にはグリシジル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等をグラフト部位に用いたもの、後者として具体的にはメルカプト酢酸やメルカプトエタノールなどの官能基を持つ連鎖移動剤を用いてグラフトさせたものなどがあり、これらのポリマーは完全に脱溶媒して水系水溶液を得るのが困難である。
【0005】
他に構造制御されたポリマーとして特許文献1〜3に、αメチルスチレンダイマーである2、4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンを用いたビニルモノマー類からなるグラフトポリマー製造方法、およびメタクリロイル基を有するモノマーを70モル%以上含有するブロックポリマーの製造方法が開示されている。しかし、これらは溶液重合した後、脱溶媒を行わずにそのまま水希釈した後アルカリケン化を行っており、完全水系水溶液ではない。
【0006】
近年、地球環境保護の配慮観点から、揮発性有機化合物含有量(VOC)の低いインキもしくは塗料が要求されており、将来的には全く溶媒を含まない、完全水系、ノンVOCタイプのものが求められていくと考えられる。したがって、溶媒を含まず、顔料分散性に優れた水性顔料分散剤の提案が望まれている。
【特許文献1】
特開平7−2954号公報
【特許文献2】
特開2000−169531号公報
【特許文献3】
特開2002−129093号公報
【非特許文献1】
Schaller C., Dirnberger K., Schauer T., ”Eisenbach C D Progress in Organic Coatings”, 1999年, 35巻, p63−67
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、顔料分散性に優れた水性顔料分散剤およびその製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アクリル酸を30重量%以上含有する第一モノマー成分を、第一モノマー成分に対し15〜50重量%の2、4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン(以下『MSD』と称す)の存在下で重合して得られた共重合体(A)の存在下で、疎水性モノマーを80重量%以上含有する第二モノマー成分を重合して得られた共重合体(B)から構成される水性顔料分散剤において、該共重合体(B)を構成する第一モノマー成分と第二モノマー成分との重量比率が、第一モノマー成分:第二モノマー成分=10:90〜50:50であることを特徴とする水性顔料分散剤に関するものである。
【0009】
また本発明は、溶媒およびMSD中で第一モノマー成分を重合して得られた共重合体(A)溶液の存在下に、第二モノマー成分を、溶媒中で重合して共重合体(B)溶液を製造した後、該共重合体(B)溶液を脱溶媒して共重合体(B)固形物を製造し、該共重合体(B)固形物をアルカリ水に溶解させて水性顔料分散剤を製造することを特徴とする水性顔料分散剤の製造方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る水性顔料分散剤は、MSD存在下で第一モノマー成分を重合して得られた共重合体(A)の存在下で、第二モノマー成分を重合して得られた共重合体(B)から構成される。
【0011】
第一モノマー成分は、30重量%以上のアクリル酸を含有する必要がある。アクリル酸の含有量が30重量%に満たない場合は、下記で得られる共重合体(B)のアルカリ水に対する溶解性が著しく低下するので、水溶液で得られないか、または、得られた顔料分散剤の顔料分散性が著しく劣る。本発明の効果を損なわない範囲で、アクリル酸以外の酸モノマー、例えばメタクリル酸、マレイン酸およびマレイン酸半エステル類、フマル酸およびフマル酸半エステル類、イタコン酸などを併用することは差し支えないが、アクリル酸の代わりに使用することはできない。アクリル酸の代わりに、他の酸モノマーを使用した場合には、重合性が低下し共重合体(A)または共重合体(B)が得られないか、もしくは共重合体(B)をアルカリ水に対する溶解性が著しく低下して水溶液で得られないか、得られた顔料分散剤の顔料分散性が著しく劣る。本発明において第一モノマー成分中30重量%以上のアクリル酸が必須となる理由については定かではないが、アクリル酸以外のモノマーでは、MSD存在下においての重合性が低下して、共重合体(A)中に残存モノマーが多量に残ってしまうため、共重合体(B)の製造時や、アルカリ溶解時に悪影響を及ぼすのではないかと推測している。
【0012】
第一モノマー成分を構成するモノマーとして、本発明の効果を損なわない範囲で、前記のモノマー以外のモノマーを使用することができ、例えば、スチレン;αメチルスチレン;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸エチルカルビトール、アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、アクリロイルモルホリンなどのアクリル酸エステル類;メタクリル酸およびメタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコールなどのメタクリル酸エステル類;アクリルアミドおよびその誘導体;メタクリルアミドおよびその誘導体;酢酸ビニル;アクリロニトリル;ビニルピリジンなどを使用することができる。
【0013】
本発明では、MSDを、第一モノマー成分に対して、15〜50重量%使用する必要がある。MSDの存在下で第一モノマー成分を重合することによって、末端にMSD由来の反応可能部位を有する共重合体(A)を得ることができる。MSDの含有量が15重量%に満たない場合には、共重合体(A)末端のMSD由来の反応可能部位が少なくなるので、後述のように第二モノマー成分との重合により得られた共重合体(B)が、第一モノマー成分からなるポリマーと第二モノマー成分からなるポリマーとのブレンドポリマーと類似となり好ましくない。また、MSDの含有量が50重量%を超える場合には、共重合体(A)の分子量が小さくなるので、第二モノマー成分との重合により得られた共重合体(B)が、構造的にも物性的にもランダム共重合品と類似となり、好ましくない。
【0014】
共重合体(A)は、溶媒およびMSD中で第一モノマー成分を重合開始剤により重合して得ることができる。用いる溶媒は特に限定されないが、MSDおよび第一モノマー成分が可溶な溶媒が好ましく、沸点が100〜180℃の溶媒であればより好ましい。具体的には例えば、メタノール、エタノール、i−プロパノールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;エチレングリコールモノアルキルエーテル類またはそのアセテート類;プロピレングリコールモノアルキルエーテル類またはそのアセテート類;ジエチレングリコールモノアルキルエーテル類などの極性有機溶媒や、トルエン、キシレンなどの非極性溶媒などを、単独で、あるいは混合して使用することができ、これらのうち沸点が100〜180℃のグリコールモノアルキルエーテル系の溶媒を、単独、あるいは混合して使用するのがより好ましい。使用する重合開始剤は特に限定されないが、例えば、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチル2,2’−アゾビス(イソブチレート)、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などのアゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイト、ジt−ブチルパーオキサイト、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシマレイックアシッド、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−へキシルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシベンゾエートなどの有機過酸化物系重合開始剤などから選ばれる1種あるいは2種以上の混合物が適宜使用される。
【0015】
共重合体(A)の重量平均分子量は、300〜10000、好ましくは400〜3000である。重量平均分子量が300に満たない場合は下記の共重合体(B)が、構造的にも物性的にもランダム共重合品と類似となり好ましくない。また、10000を超える場合は、第二モノマー成分との反応性が悪くなり、その結果、第一モノマー成分からなるポリマーと第二モノマー成分からなるポリマーとのブレンドポリマーと類似となり好ましくない。
【0016】
第二モノマー成分は、第一モノマー成分とは構成の異なるモノマー混合物であり、疎水性モノマーを80重量%以上含有する必要がある。疎水性モノマーの含有量が80重量%に満たない場合は、第二モノマー成分からなるセグメントが親水性となり、第一モノマー成分からなるセグメントと性質が類似となるため、得られる顔料分散剤の顔料分散性が劣る結果となる。
【0017】
使用する疎水性モノマーの例としては、スチレン;αメチルスチレン;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジルなどの疎水性アクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジルなどの疎水性メタクリル酸エステル類;酢酸ビニル;アクリロニトリルなどが挙げられる。
【0018】
第二モノマー成分として上記以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、アクリル酸およびアクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸エチルカルビトール、アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、アクリロイルモルホリンなどの親水性アクリル酸エステル類;メタクリル酸およびメタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸メトキシポリエチレングリコールなどの親水性メタクリル酸エステル類;マレイン酸およびマレイン酸エステル類;フマル酸およびフマル酸エステル類;アクリルアミドおよびその誘導体;メタクリルアミドおよびその誘導体;ビニルピリジンなどを使用することができる。
【0019】
共重合体(B)は、溶媒中で、共重合体(A)存在下に、第二モノマー成分を重合開始剤により重合して得ることができる。使用する溶媒は特に限定されず、共重合体(A)および第二モノマー成分が可溶なものであれば好ましく、沸点が100〜180℃のものであればより好ましい。具体的には前記の共重合体(A)の製造に使用できる溶媒から選択でき、共重合体(A)の重合に使用した溶媒と同じであっても異なっていても差し支えない。使用する重合開始剤は特に限定されず、前記の共重合体(A)の製造に使用できる重合開始剤から選択でき、共重合体(A)の重合に使用した重合開始剤と同じであっても異なっていても差し支えない。
【0020】
共重合体(B)は、前述のようにして共重合体(B)溶液の形態で得られる。本発明では、有機溶媒を含まない水性顔料分散剤を得るため、共重合体(B)溶液を脱溶媒して共重合体(B)固形物を製造する。脱溶媒方法は、精製、または、加熱、減圧、もしくは減圧下で加熱することにより行う。なお、脱溶媒の際に加熱する場合は、温度や時間によって共重合体(B)の重量平均分子量が変化するので適宜加熱温度や加熱時間を調整する必要がある。分子量の増加は共重合体(B)を構成するモノマーによっても変化するが、一般に、加熱温度が200℃を超えると、分子量の増加が著しくなり好ましくない。
【0021】
共重合体(B)の重量平均分子量は、1000〜60000、好ましくは3000〜20000である。重量平均分子量が1000に満たない場合はアルカリ水に対する溶解性が不足するため好ましくなく、60000を超える場合は、加熱による脱溶媒時や取出し作業時の作業性悪く、アルカリ水に対する溶解性が悪く、未溶解物が残る、または溶解物が高粘度でハンドリング不良となるため好ましくない。
【0022】
共重合体(B)の樹脂酸価は、50〜400mgKOH/gが好ましく、100〜320mgKOH/gであればさらに好ましい。樹脂酸価が50mgKOH/gに満たない場合はアルカリに不溶となり好ましくなく、400mgKOH/gを超える場合には、親水性が強すぎるため、顔料疎水部への吸着不良や凝集を引き起こし、その結果、顔料の分散性が著しく劣る。
【0023】
本発明に係る水性顔料分散剤は、共重合体(B)固形物をアルカリ水に溶解させて得ることができる。使用するアルカリ水は特に限定されず、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化物や、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、トリエチルアミン、モルホリン、2−アミノ2−メチル1−プロパノ−ルなどのアミン類を使用することができる。
【0024】
また本発明の水性顔料分散剤は、必要に応じて、水と相溶性のあるアルコール類、ケトン類などの水溶性有機溶媒や、消泡剤、防錆剤、防腐剤などを添加することができる。
【0025】
以上に記載の構成よりなる本発明に係る水性顔料分散剤は、無機および有機顔料を安定に分散させることができ、インキまたはコーティング剤などに使用した場合、優れた印刷性および外観を持つ印刷物などを提供できるので、水性の印刷インク、塗料、インクジェットインク、コート剤、接着剤、フィルムなどの分野で好適に使用することができる。
【0026】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下に示す数値は特に断りの無い限り重量基準である。
【0027】
[実施例1]
<共重合体(A)の製造方法>
攪拌機、温度計、窒素導入管、還流冷却管の備わった4つ口フラスコに、エチレングリコールモノメチルエーテル(EM)を100部仕込み、窒素置換しながらオイルバスで加熱して内温120℃以上で還流させ、そこへ第一モノマー成分であるアクリル酸30部と、MSD6部および対アクリル酸比2wt%のジメチル2,2’−アゾビス(イソブチレート)(アゾ系重合開始剤、和光純薬工業(株)製、商品名:V−601)を混合したものを3時間かけて滴下した。滴下終了後3時間保温し、室温まで冷却して固形分26.5%の共重合体(A)溶液、A1を得た。A1の重量平均分子量(Mw)は約870であった。
【0028】
<共重合体(B)の製造方法>
共重合体(A)の製造方法でA1を得た後、A1をいれたままの上記4つ口フラスコにEMを300部追加し、窒素置換しながらオイルバスで加熱して内温120℃以上で還流させ、そこへ第二モノマー成分であるスチレン64部と、対スチレン比7wt%のt−ブチルパーオキシベンゾエート(有機過酸化物系重合開始剤、日本油脂(株)製、商品名:パーブチルZ)を混合したものを3時間かけて滴下した。滴下終了後3時間保温して共重合体(B)溶液を得た後、内温170℃まで昇温しながら常圧蒸留し、内温170℃到達後は1hPaで1時間減圧下で蒸留して脱溶媒し、共重合体(B)固形物であるB1を得た。B1は、Mw=12000、樹脂酸価184.1mgKOH/gであった。
【0029】
<顔料分散剤の製造方法>
B1を樹脂酸価等量のアンモニア水で溶解し、固形分17wt%の水溶液にて、外観乳白色のワニスである顔料分散剤S1を得た。S1は、粘度20mPa・s/25℃、pH=8.8であった。なお、沈殿物・不溶物はなかった。
【0030】
[実施例2]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(A)溶液であるA2、共重合体(B)固形物であるB2、および、顔料分散剤であるS2を得た。A2は、Mw=870、B2は、Mw=9800、樹脂酸価186.4mgKOH/g、S2は、粘度18mPa・s/25℃、pH=8.5の外観透明のワニスで、沈殿物・不溶物はなかった。
【0031】
[実施例3]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、共重合体(A)溶液であるA3、共重合体(B)固形物であるB3、および、顔料分散剤であるS3を得た。A3は、Mw=1900、B3は、Mw=5900、樹脂酸価67.5mgKOH/g、S3は、粘度2.5mPa・s/25℃、pH=9.2の外観透明のワニスで、沈殿物・不溶物はなかった。
【0032】
[実施例4]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1の共重合体(A)の製造方法と同様の操作を行い、共重合体(A)溶液であるA4を得、さらに実施例1の共重合体(B)の製造方法において、使用原料を表1のように変えて共重合体(B)溶液を得た後、該共重合体(B)溶液にヘキサンを徐々に加えて得られた沈殿物を、濾過、1日常温で自然乾燥し、50℃のドライオーブンにて6時間加熱乾燥して共重合体(B)固形物であるB4を得た。さらに、実施例1の顔料分散剤の製造方法と同様の操作を行って、B4から顔料分散剤であるS4を得た。A4は、Mw=1800、B4は、Mw=10000、樹脂酸価67.5mgKOH/g、S4は、粘度35mPa・s/25℃、pH=8.7、外観半透明のワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0033】
[比較例1]
実施例1において、共重合体(A)の非存在下で、表1記載の原料を用いて共重合体(B)を製造した以外は実施例1と同様の操作を行い、比較用共重合体(B)固形物であるRB1および比較用顔料分散剤であるRS1を得た。RB1は、Mw=8200、酸価186.7mgKOH/g、RS1は、粘度7.5mPa・s/25℃、pH=8.6の外観透明なワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0034】
[比較例2]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA2、比較共重合体(B)であるRB2を得た。しかし、RB2を樹脂酸価等量のアンモニア水で固形分17%の水溶液にしたところ溶解せず、ほとんどが沈殿した。RA2は、Mw=950、RB2は、Mw=8500、樹脂酸価185.9mgKOH/gであった。
【0035】
[比較例3]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA3、比較共重合体(B)であるRB3、および、比較顔料分散剤であるRS3を得た。RA3は、Mw=680、RB3は、Mw=5100、樹脂酸価163.8mgKOH/g、RS3は、粘度3.0mPa・s/25℃、pH=9.4、外観半透明のワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0036】
[比較例4]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA4、比較共重合体(B)であるRB4を得た。しかし、RB4を樹脂酸価等量のアンモニア水で固形分17%の水溶液にしたところ溶解せず、ほとんどが沈殿した。RA4は、Mw=2800、RB4は、Mw=5900、樹脂酸価32.8mgKOH/gであった。
【0037】
[比較例5]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA5、比較共重合体(B)であるRB5を得た。しかし、RB5を樹脂酸価等量のアンモニア水で固形分17%の水溶液にしたところ溶解せず、ほとんどが沈殿した。RA5は、Mw=860、RB2は、Mw=7900、樹脂酸価60.5mgKOH/gであった。
【0038】
[比較例6]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA6、比較共重合体(B)であるRB6、および、比較顔料分散剤であるRS6を得た。RA6は、Mw=850、RB6は、Mw=7500、樹脂酸価293.7mgKOH/g、RS6は、粘度17.5mPa・s/25℃、pH=9.0、外観透明なワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0039】
[比較例7]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA7、比較共重合体(B)であるRB7、および、比較顔料分散剤であるRS7を得た。RA7は、Mw=880、RB7は、Mw=9200、樹脂酸価192.4mgKOH/g、RS7は、粘度9.0mPa・s/25℃、pH=9.2、外観透明なワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0040】
[比較例8]
使用した原料を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA8、比較共重合体(B)であるRB8、および、比較顔料分散剤であるRS8を得た。RA8は、Mw=4000、RB3は、Mw=4600、樹脂酸価157.7mgKOH/g、RS8は、粘度23.5mPa・s/25℃、pH=9.2、外観乳白色のワニスで、沈殿物、不溶物はなかった。
【0041】
[比較例9]
使用した原料および使用量を表1のように変えた以外は実施例1と同様の操作を行い、比較共重合体(A)であるRA9、比較共重合体(B)であるRB9を得た。しかし、RB9を樹脂酸価等量のアンモニア水で固形分17%の水溶液にしたところ溶解せず、ほとんどが沈殿した。RA9は、Mw=1000、RB3は、Mw=4700、樹脂酸価134.2mgKOH/gであった。
【0042】
【表1】
【0043】
<顔料分散剤の評価方法>
前述のようにして得られた顔料分散剤S1〜S4、および共重合体(B)が溶解できなかった比較例2、4、5、9を除く比較例1、3、6、7、8の比較顔料分散剤RS1、RS3、RS6、RS7、RS8の各顔料分散剤の評価を下記のように行った。
【0044】
1.酸化チタン分散インキによる評価
(1)試験インキの作成
17%固形分濃度の各顔料分散剤を115.2g(固形分19.6g)、レットダウンエマルジョンJ−140A (製品名、星光化学工業(株)製)を65.2g(固形分26.1g)、酸化チタン(石原産業(株)製、商品名:TIPAQUE CR−90)を19.6g(全固形比[wt%]、樹脂ワニス:J−140A:酸化チタン=30:40:30)、ガラスビーズ300g、およびシリコン系消泡剤1gを混合し、ペイントシェーカーにて30分振とう後、上澄みを採取し、試験インキであるI1〜I4および比較用試験インキRI1、RI3、RI6、RI7、RI8を作成した。I1〜I4およびRI1,RI3、RI6、RI7、RI8の固形分および粘度を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
(2)試験インキの顔料分散安定性評価
・分散安定性試験:各試験インキを別々のガラス瓶に同量づつとり、分散インキ静置直後からの分離・沈降具合を、下記基準にて目視評価した。その結果を表3に示す。
◎:2ヶ月経過後も分離・沈降なく、非常に安定、
○:2ヶ月経過までには分離・沈降見られるが、1ヶ月以上安定、
△:1ヶ月経過までには分離・沈降見られるが、2週間以上安定、
×:分散直後〜2週間以内に分離・沈降見られる。
【0047】
(3)試験インキのフィルム展色評価
各試験インキをNo.8のバーコーターを用いてPETフィルム上に展色し、光沢、隠蔽性、密着性、外観などについて比較確認した。その結果を表3に示す。
・光沢:グロスメーターにて60°グロスを測定した。
・隠蔽性:フィルム上に形成された印刷面の隠蔽性を下記基準にて目視評価した。
○:下地のフィルム層が全く見られない、
△:フィルム層が若干透けて見える、
×:フィルム層の裏側まで透けて見える、もしくはハジキが見られ、均一に塗布できない。
【0048】
・密着性:セロハンテープによる剥離試験を行ない、密着性を下記基準にて目視評価した。
◎:全く剥離していない、
○:僅かに剥離している、
△:かなり剥離している、
×:ほとんど剥離している。
・外観:フィルム上に形成された印刷面の仕上がり外観を、艶感、発色性、泳ぎなどから総合的に調査し、次の基準で評価した。
○:良好、△:不良、×:著しく不良。
【0049】
【表3】
【0050】
2.マイカ(白雲母)分散による評価
(1)マイカ分散液の作成
17%固形分濃度の各サンプルを固形比16%、マイカ(製品名A−31:山口雲母工業所製)30%、石油樹脂(東邦化学工業(株)製、商品名QME−60)54%、で混合し、トータル組成中固形分43%のマイカ分散液、D1〜D4およびRD1、RD3、RD6、RD7、RD8を作成した。得られたD1〜D4およびRD1、RD3、RD6、RD7、RD8の粘度およびpHを表4に示す。
【0051】
(2)マイカ分散液の分散安定性評価
・分散安定性試験:各マイカ分散液を別々のガラス瓶に同量づつとり、常温にて静置して、分散インキ静置直後からの分離具合や、上下層の粘度差を、下記基準にて分散安定性を目視評価した。その結果を表4に示す。
○:1ヶ月経過後も分離や上下層の粘度差も見られることなく安定、
△:1ヶ月経過までには分離や上下層の粘度差見られるが、2週間以上安定、
×:分散直後〜2週間以内に分離や上下層の粘度差見られる。
【0052】
【表4】
【0053】
上記の結果から明らかなように、本発明に係る顔料分散剤は、本発明で規定する構成により、分散安定性、展色性および顔料分散性において同等または良好な結果が得られ、特に顔料分散安定性、光沢において著しく優れていることがわかった。
【0054】
【発明の効果】
本発明の顔料分散剤は、臭気の問題がなく、製造の煩雑さを伴うことないのに加え、従来の技術では適わなかった完全水系、ノンVOCで、かつ構造制御された共重合体アルカリ水溶液を安定に製造することができる。本発明によって顔料分散安定性、光沢および発色性が著しく向上された顔料分散剤を得ることができる。
Claims (2)
- アクリル酸を30重量%以上含有する第一モノマー成分を、第一モノマー成分に対し15〜50重量%の2、4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン(以下『MSD』と称す)の存在下で重合して得られた共重合体(A)の存在下で、疎水性モノマーを80重量%以上含有する第二モノマー成分を重合して得られる共重合体(B)から構成される水性顔料分散剤において、該共重合体(B)を構成する第一モノマー成分と第二モノマー成分との重量比率が、第一モノマー成分:第二モノマー成分=10:90〜50:50であることを特徴とする水性顔料分散剤。
- 請求項1の水性顔料分散剤において、溶媒およびMSD中で第一モノマー成分を重合して得られた共重合体(A)溶液の存在下に、第二モノマー成分を、溶媒中で重合して共重合体(B)溶液を製造した後、該共重合体(B)溶液を脱溶媒して共重合体(B)固形物を製造し、該共重合体(B)固形物をアルカリ水に溶解させて水性顔料分散剤を製造することを特徴とする水性顔料分散剤の製造方法。
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