JP2004282962A - スイッチング電源回路の定電圧出力制御方法と定電圧出力制御装置 - Google Patents

スイッチング電源回路の定電圧出力制御方法と定電圧出力制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用する回路素子や集積回路にばらつきがあっても、高精度に出力電圧を定電圧制御可能なスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法とその装置を提供する。
【解決手段】定電圧制御しようとする二次出力巻線2bの出力電圧をV2bset、一次巻線2aの巻数をNp、二次出力巻線2bの巻数をNsとして、
Figure 2004282962

から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線2aのフライバック電圧V2aとを比較し、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子3のオン時間T1を短縮制御し、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子3のオン時間T1を延長制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング電源回路のトランスの二次側から出力される出力電圧を定電圧制御する定電圧出力制御方法と出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチング電源回路は、トランスの一次巻線に励磁電流を流し、トランスに蓄積されるエネルギーを二次出力巻線の出力として放出するもので、安定化電源として小型、軽量、高効率であることから、バッテリーチャージャーやACアダプタなどの電源回路に用いられている。
【0003】
従来この種のスイッチング電源回路は、二次側の整流平滑化回路の出力に、過大な出力電力が生じないように、整流平滑化回路の出力電圧や電流を監視し、その監視結果をフォトカプラー等の絶縁された信号伝達素子を用いて一次側へ伝達している。一次側では、その伝達信号から発振用スイッチ素子をオン、オフ制御し、一次巻線に流れる励磁電流のオン時間(励磁時間)とオフ時間を制御することで出力電圧を定電圧制御している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−136116号公報
【0005】
以下、この従来のスイッチング電源回路100による定電圧制御を、図8の回路図で説明する。
【0006】
1は、高圧側端子1aと、低圧側端子1bからなる不安定な直流電源で、2は、一次巻線2aと、二次出力巻線2bとからなるトランス、3は、電界効果トランジスタで構成された発振用スイッチ素子、22は、一次巻線2aに流れる電流Ipを検出するためのIp検出抵抗である。発振用スイッチ素子3は、一次巻線2aの一端と、Ip検出抵抗22を介した低圧側端子1bとの間に接続され、ゲートに接続されたスイッチ制御回路101により所定の周期でオンオフ制御され、回路100全体が発振する。
【0007】
トランス2の二次側出力に示される4と13は、それぞれ、整流平滑化回路を構成する整流用ダイオードと平滑コンデンサであり、二次出力巻線2bの出力を整流平滑化して、高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間に出力する。
【0008】
出力線20a、20b間には、その出力電圧と出力電流を監視し、いずれかが所定の基準電圧若しくは基準電流を越えた際に、図中のフォトカプラ発光素子35aを発光させる電圧監視回路と電流監視回路からなる出力監視回路が設けられている。
【0009】
電圧監視回路は、高圧側出力線20aと低圧側出力線20bとの間に、分圧抵抗30、31が直列に接続され、その中間タップ32から出力電圧の分圧を得て、誤差増幅器33aの反転入力端子に入力している。また、誤差増幅器33aの非反転入力端子と低圧側出力線20bの間には、電圧監視用基準電源34aが接続され、非反転入力端子へ出力電圧の分圧と比較するための第1比較電圧を入力している。基準電圧は、分圧抵抗30、31の抵抗値、若しくは電圧監視用基準電源34aの第1比較電圧を変更することによって、任意の値に設定する。
【0010】
誤差増幅器33aの出力側には、フォトカプラ発光素子35aが接続され、フォトカプラ発光素子35aは、電気抵抗36を介して高圧側出力線20aに接続すし、駆動電源の供給を受けている。
【0011】
また、電流監視回路は、低圧側出力線20bに電流検出用抵抗43を介在させ、電流検出用抵抗43の一端を誤差増幅器33bの反転入力端子に、他端を電流監視用基準電源34bを介して非反転入力端子に入力している。
【0012】
これによって、低圧側出力線20bに流れる出力電流は、電流検出用抵抗43の両端の電位差で表され、誤差増幅器33bで電流監視用基準電源34bの第2比較電圧と比較して、所定の基準電流を越えたかどうかが判定される。基準電流は、電流検出用抵抗43の抵抗値、若しくは電流監視用基準電源34bの第2比較電圧を変更することによって、任意の値に設定する。
【0013】
誤差増幅器33bの出力側は、出力電圧を監視する誤差増幅器33aの出力側とフォトカプラ発光素子35aとの接続点に接続されている。
【0014】
尚、直列に接続された抵抗37aとコンデンサ38a、及び、抵抗37bとコンデンサ38bは、それぞれ誤差増幅器33a及び誤差増幅器33bを安定動作させるための交流負帰還素子である。
【0015】
トランス2の一次側には、フォトカプラ発光素子35aとフォトカップルするフォトカプラ受光素子35bが、スイッチ制御素子101と直流電源1の低圧端子1b間に接続されている。
【0016】
スイッチ制御回路101は、フォトトランジスタで構成されたフォトカプラ受光素子35bのコレクタ電流に応じて可変電圧を出力する可変型基準電源101aと、コンパレータ101bと、発振器101cと、ANDゲート101dを内蔵している。
【0017】
コンパレータ101bの反転入力は、発振用スイッチ素子3とIp検出抵抗22との接続点に接続し、非反転入力は、可変型基準電源101aに接続し、これによって、Ip検出抵抗22で電圧換算された一次巻線2aに流れる電流Ipと可変基準電源101aを介してフォトカプラ受光素子35bがフォトカプラ発光素子35aから受けるリミット信号の受光量とを比較している。
【0018】
コンパレータ101bの出力は、発振器101cの出力とともにANDゲート101dに入力され、ANDゲート101dの出力は、発振用スイッチ素子3のゲートに接続している。
【0019】
このように構成されたスイッチング電源回路100の動作は、可変型基準電源101aがフォトカプラ発光素子35からコレクタ電流を受けない状態、つまり出力が安定している通常の動作状態では、可変型基準電源101aから所定値に設定された基準電圧Vsetをコンパレータ101bの非反転入力へ出力する。
【0020】
一方、コンパレータ101bの反転入力には、一次巻線2aに流れる電流Ipを表すIp検出抵抗22の電圧が入力され、発振用スイッチ素子3がターンオンした後、時間とともに上昇する一次巻線電流Ipと比較される。従って、コンパレータ101bは、一次巻線電流Ipを表す電圧が基準電圧Vsetに達するまで「H」を出力し、基準電圧Vsetを越えると「L」を出力する。
【0021】
発振器101cは、スイッチング電源回路100の発振周期Tcに一致するクロックパルスをANDゲート101dへ出力し、その結果、ANDゲート101dは、クロックパルスが「H」であり、コンパレータ101bの出力が「H」、つまり一次巻線電流Ipを表す電圧が基準電圧Vsetに達するまでの間、「H」を出力し、発振用スイッチ素子3をオン制御する。
【0022】
これに対し、高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間に接続された負荷によって、出力電圧が基準電圧を越えて上昇すると、誤差増幅器33aの反転入力端子に入力される分圧も上昇し、第1比較電圧との電位差が反転増幅され、フォトカプラ発光素子35の発光しきい値を越える電位となる。
【0023】
また、高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間に接続された負荷によって、出力電流が基準電流を越えて上昇した場合も、誤差増幅器33bの反転入力端子に入力される電圧が上昇し、第2比較電圧との電位差が反転増幅され、フォトカプラ発光素子35の発光しきい値を越える電位となる。
【0024】
その結果、出力電圧若しくは出力電流のいずれかが基準電圧若しくは基準電流を越えると、その超えた量に応じてフォトカプラ発光素子35aが発光量のリミット信号をフォトカプラ受光素子35bへ発光する。
【0025】
フォトカプラ受光素子35bが、フォトカプラ発光素子35aからのリミット信号を受光すると、その受光量の増加に応じて、可変型基準電源101aの出力電圧が基準電圧Vsetから低下し、コンパレータ101bの出力は、基準電圧Vsetを出力していた通常動作に比べて、早く「L」に転じる。
【0026】
これにより、発振用スイッチ素子3をオン制御し、一次巻線2aを励磁する時間T1が短縮され、一周期内でトランス2に蓄積されるエネルギーが低下するので、基準電圧若しくは基準電流を越えていた出力電圧若しくは出力電流は、自然に減少し、基準電圧若しくは基準電流以下となる。
【0027】
その結果、フォトカプラ発光素子35aは発光を停止し、フォトカプラ受光素子35bがリミット信号を受光しなくなるので、発振用スイッチング素子3は、再び基準電圧Vsetで制御される発振を繰り返し、負荷の電力に応じた安定した出力が得られる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のスイッチング電源回路100の定電圧出力制御方法は、定電圧に制御するために、電圧監視回路に、分圧抵抗30、31、電圧監視用基準電源34aを、スイッチ制御回路101に、基準電圧Vsetを出力する可変型基準電源101aを、一次巻線2aと直列にIp検出抵抗22をそれぞれ設けているが、これらの回路素子の回路定数のばらつきや、スイッチ制御回路101を集積回路としたときの集積回路自体のばらつきにより、高精度な定電圧出力特性を有する製品を安定かつ容易に量産できないという問題があった。
【0029】
また、スイッチング電源回路に要求される出力電圧特性が異なると、上記各回路定数などをその都度設定したり、回路部品を交換する必要があり、余分な設計時間と回路部品調整時間が増加し、コスト上昇の原因となっていた。
【0030】
更に、トランス2の二次側に、出力電圧検出回路を設けるために、回路部品数が増加し、回路全体が大型化する原因ともなっていた。
【0031】
更に、トランス2の二次側の出力電圧検出回路で検出した出力電圧の増加を、一次側の制御で修正するために、フォトカプラ発光素子35a、フォトカプラ受光素子35b等の光結合素子を設ける必要があり、コスト上昇とともに回路構成が複雑となっていた。
【0032】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、使用する回路素子や集積回路にばらつきがあっても、高精度に出力電圧を定電圧制御可能なスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法とその装置を提供することを目的とする。
【0033】
また、同一の回路部品で出力電圧の仕様が異なるスイッチング電源回路を量産できるスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法とその装置を提供することを目的とする。
【0034】
また、トランスの二次側の出力電圧検出回路や光結合素子を設けない一次側の回路のみで、出力電圧を定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法とその装置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、発振用スイッチ素子をオンオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備えたスイッチング電源回路の発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線に表れる出力電圧V2bを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧をV2bset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNsとして、
【数15】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線のフライバック電圧V2aとを比較し、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0036】
請求項2のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、発振用スイッチ素子をオンオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備えたスイッチング電源回路のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧をV2oset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNs、二次出力巻線のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオードの順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
【数16】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線のフライバック電圧V2aとを比較し、
フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0037】
請求項3のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、一次側に一次巻線と副巻き線2cを、二次側に二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、発振用スイッチ素子をオンオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備えたスイッチング電源回路の発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線に表れる出力電圧V2bを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧をV2bset、副巻き線2cの巻数をNt、二次出力巻線の巻数をNsとして、
【数17】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2csetと、副巻き線2cのフライバック電圧V2cとを比較し、
フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0038】
請求項4のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、一次側に一次巻線と副巻き線2cを、二次側に二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、発振用スイッチ素子をオンオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備えたスイッチング電源回路のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧をV2oset、副巻き線2cの巻数をNt、二次出力巻線の巻数をNs、二次出力巻線のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオードの順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
【数18】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2cset´と、副巻き線2cのフライバック電圧V2cとを比較し、フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0039】
請求項5のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間T2を、一次巻線にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間から検出することを特徴とする。
【0040】
請求項6のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法は、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間T2を、トランスの副巻き線2cにフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間から検出することを特徴とする。
【0041】
請求項7のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、抵抗値ripのIp検出抵抗が一次巻線と直列に接続され、Ip検出抵抗の電圧降下Vipにより、一次巻線に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部Idと、所定の周期で発振用スイッチ素子をオン制御し、電圧降下Vipが、最大電流Ipmaxに抵抗値ripを乗じた最大電位ViMaxに達したときに、一次巻線電流Ipが最大電流Ipmaxに達したとして、発振用スイッチ素子をオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備え、発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線に表れる出力電圧V2bを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
一次巻線のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部と、定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧をV2bset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNsとし、
【数19】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線のフライバック電圧V2aとから、
【数20】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路と、差電圧dVを、電圧降下Vipへ加えて補正電圧降下Vip´とする加算回路とを有し、スイッチ制御回路は、補正電圧降下Vip´を、最大電位Vimaxと比較する電圧降下Vipとし、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0042】
請求項8のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、抵抗値ripのIp検出抵抗が一次巻線と直列に接続され、Ip検出抵抗の電圧降下Vipにより、一次巻線に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部Idと、所定の周期で発振用スイッチ素子をオン制御し、電圧降下Vipが、最大電流Ipmaxに抵抗値ripを乗じた最大電位ViMaxに達したときに、一次巻線電流Ipが最大電流Ipmaxに達したとして、発振用スイッチ素子をオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備え、発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
一次巻線のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部と、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間T2を検出する出力時間検出部と、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧をV2oset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNs、二次出力巻線のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオードの順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
【数21】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線のフライバック電圧V2aとから、
【数22】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路と、差電圧dVを、電圧降下Vipへ加えて補正電圧降下Vip´とする加算回路とを有し、スイッチ制御回路は、補正電圧降下Vip´を、最大電位Vimaxと比較する電圧降下Vipとし、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0043】
請求項9のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、差電圧生成回路から出力される差電圧dVが許容最大差電圧dVLIMを越えたときには、差電圧dVを許容最大差電圧dVLIMとすることを特徴とする。
【0044】
請求項10のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、電圧降下Vipが、
【数23】
Figure 2004282962
で表される最小電位Viminに満たない場合に、一時的に発振用スイッチ素子をオン制御を停止することを特徴とする。
【0045】
請求項11のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、スイッチ制御回路が、差電圧dVを加えて最大電位ViMaxに達する電圧降下Vipを検出した後、発振用スイッチ素子がオン制御を停止するまでの時間差をδt、直流電源の電源電圧をVcc、一次巻線のインダクタンスをLpとし、
【数24】
Figure 2004282962
から求めたViMax´を、補正電圧降下Vip´と比較する最大電位ViMaxとする。
【0046】
請求項12のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、第1レベルと第1レベルに連続する第2レベルの出力期間を一周期Tcとするパルス制御信号を固定周期Tcで発振する発振回路と、パルス制御信号が第1レベルにあるときに、発振用スイッチ素子をオン制御し、第2レベルにあるときにオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備え、発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線に表れる出力電圧(V2b)を定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
抵抗値ripのIp検出抵抗が一次巻線と直列に接続され、Ip検出抵抗の電圧降下Vipにより、一次巻線に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部Idと、一次巻線のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部と、定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧をV2bset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNsとし、
【数25】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線のフライバック電圧V2aとから、
【数26】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路と、差電圧dVによりパルス制御信号の第1レベルのパルス幅をパルス幅変調するPWM変調回路とを有し、スイッチ制御回路は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御することを特徴とする。
【0047】
請求項13のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、一次巻線と二次出力巻線を有するトランスと、一次巻線を励磁する直流電源に、一次巻線と直列に接続された発振用スイッチ素子と、第1レベルと第1レベルに連続する第2レベルの出力期間を一周期Tcとするパルス制御信号を固定周期Tcで発振する発振回路と、パルス制御信号が第1レベルにあるときに、発振用スイッチ素子をオン制御し、第2レベルにあるときにオフ制御するスイッチ制御回路と、二次出力巻線の出力を整流平滑化する整流平滑化回路とを備え、発振用スイッチ素子のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧(V2o)を定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
抵抗値ripのIp検出抵抗が一次巻線と直列に接続され、Ip検出抵抗の電圧降下Vipにより、一次巻線に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部Idと、一次巻線のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部と、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間T2を検出する出力時間検出部と、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧をV2oset、一次巻線の巻数をNp、二次出力巻線の巻数をNs、二次出力巻線のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオードの順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
【数27】
Figure 2004282962
から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線のフライバック電圧V2aとから、
【数28】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路と、差電圧dVによりパルス制御信号の第1レベルのパルス幅をパルス幅変調するPWM変調回路とを有し、スイッチ制御回路は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子のオン時間T1を延長制御する。
【0048】
請求項14のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、差電圧生成回路から出力される差電圧dVが許容最大差電圧dVLIMを越えたときには、差電圧dVを許容最大差電圧dVLIMとすることを特徴とする。
【0049】
請求項15のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、一次巻線の電圧V2aを監視し、フライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を検出する一次巻線電圧監視回路を備え、一次巻線にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を、出力時間T2とすることを特徴とする。
【0050】
請求項16のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置は、トランスの一次側に更に設けられた副巻き線2cと、副巻き線2cの電圧V2cを監視し、フライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を検出する副巻き線電圧監視回路を備え、副巻き線2cにフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を、出力時間T2とすることを特徴とする。
【0051】
請求項1の発明では、定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧V2bsetを(1)式に代入すれば、出力電圧V2bを定電圧とする為の設定電圧V2asetが得られる。
【0052】
現実に発生する一次巻線のフライバック電圧V2aが、設定電圧V2aset以上である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を短縮することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが減少し、フライバック電圧V2aは減少して設定電圧V2asetに近づく。
【0053】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが、設定電圧V2aset以下である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を延長することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが増加し、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2asetに近づく。
【0054】
その結果、二次出力巻線2bの出力電圧V2bは、設定した出力電圧V2bsetとなるように制御される。
【0055】
請求項2の発明では、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧V2osetを(2)式に代入すれば、出力電圧V2oを定電圧とする為の設定電圧V2aset´が得られる。
【0056】
発生する一次巻線2aのフライバック電圧V2aが、設定電圧V2aset´以上である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を短縮することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが減少し、フライバック電圧V は減少して設定電圧V2aset´に近づく。
【0057】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが、設定電圧V2aset´以下である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を延長することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが増加し、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2aset´に近づく。
【0058】
その結果、整流平滑化回路の出力電圧V2oは、設定した出力電圧2osetとなるように制御される。
【0059】
請求項3の発明では、定電圧制御しようとする二次出力巻線2bの出力電圧V2bsetを(3)式に代入すれば、出力電圧V2bを定電圧とする為の設定電圧V2csetが得られる。
【0060】
発生する副巻き線2cのフライバック電圧V2cが、設定電圧V2cset以上である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を短縮することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが減少し、フライバック電圧V2aは減少して設定電圧V2csetに近づく。
【0061】
また、副巻き線2cのフライバック電圧V2cが、設定電圧V2cset以下である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を延長することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが増加し、フライバック電圧V2cは増加して設定電圧V2csetに近づく。
【0062】
その結果、二次出力巻線2bの出力電圧V2bは、設定した出力電圧V2bsetとなるように制御される。
【0063】
請求項4の発明では、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧V2osetを(4)式に代入すれば、出力電圧V2oを定電圧とする為の設定電圧V2cset´が得られる。
【0064】
発生する副巻き線2cのフライバック電圧V2cが、設定電圧V2cset´以上である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を短縮することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが減少し、フライバック電圧V2aは減少して設定電圧V2cset´に近づく。
【0065】
また、副巻き線2cのフライバック電圧V2cが、設定電圧V2cset´以下である場合には、その差電圧dVに応じてオン時間T1を延長することにより、一周期でトランスに蓄積されるエネルギーが増加し、フライバック電圧V2cは増加して設定電圧V2cset´に近づく。
【0066】
その結果、整流平滑化回路の出力電圧V2oは、設定した出力電圧2osetとなるように制御される。
【0067】
請求項7の発明では、定電圧制御しようとする二次出力巻線2bの出力電圧V2bsetを(1)式に代入すれば、出力電圧V2bを定電圧とする為の設定電圧V2asetが得られる。
【0068】
一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合には、(5)式で得られる差電圧dVは正の値となり、補正電圧効果Vip´は、現実にターンオン後に一次巻線に流れる電流Ipを表す電圧効果Vipより大きく、早く最大電位Vimaxに達する。その結果、差電圧dVの増加分だけ、オン時間T1が短縮され、フライバック電圧V2aが減少して設定電圧V2asetに近づく。
【0069】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合には、差電圧dVは、負の値となり、補正電圧効果Vip´は、現実にターンオン後に一次巻線に流れる電流Ipを表す電圧効果Vipより小さく、遅れて最大電位Vimaxに達する。その結果、差電圧dVによる減少分だけ、オン時間T1が延長され、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2asetに近づく。
【0070】
従って、二次出力巻線2bの出力電圧V2bは、設定した出力電圧V2bsetとなるように制御される。
【0071】
請求項8の発明では、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧V2osetを(2)式に代入すれば、出力電圧V2oを定電圧とする為の設定電圧V2aset´が得られる。
【0072】
一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合には、(5)式で得られる差電圧dVは正の値となり、補正電圧効果Vip´は、現実にターンオン後に一次巻線に流れる電流Ipを表す電圧効果Vipより大きく、早く最大電位Vimaxに達する。その結果、差電圧dVの増加分だけ、オン時間T1が短縮され、フライバック電圧V2aが減少して設定電圧V2aset´に近づく。
【0073】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合には、差電圧dVは、負の値となり、補正電圧効果Vip´は、現実にターンオン後に一次巻線に流れる電流Ipを表す電圧効果Vipより小さく、遅れて最大電位Vimaxに達する。その結果、差電圧dVによる減少分だけ、オン時間T1が延長され、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2aset´に近づく。
【0074】
従って、整流平滑化回路の出力電圧V2oは、設定した出力電圧2osetとなるように制御される。
【0075】
請求項12の発明では、定電圧制御しようとする二次出力巻線2bの出力電圧V2bsetを(1)式に代入すれば、出力電圧V2bを定電圧とする為の設定電圧V2asetが得られる。
【0076】
発振用スイッチのオン時間T1を表す第1レベルのパルス幅は、(5)式で得られる差電圧dVによってパルス幅変調され、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合には、差電圧dVの増加分に応じてパルス幅を狭まり、オン時間T1が短縮制御され、フライバック電圧V2aが減少して設定電圧V2asetに近づく。
【0077】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合には、差電圧dVの減少分に応じてパルス幅が拡がり、オン時間T1が延長され、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2asetに近づく。
【0078】
従って、二次出力巻線2bの出力電圧V2bは、設定した出力電圧V2bsetとなるように制御される。
【0079】
請求項13の発明では、定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧V2osetを(2)式に代入すれば、出力電圧V2oを定電圧とする為の設定電圧V2aset´が得られる。
【0080】
発振用スイッチのオン時間T1を表す第1レベルのパルス幅は、(5)式で得られる差電圧dVによってパルス幅変調され、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合には、差電圧dVの増加分に応じてパルス幅を狭まり、オン時間T1が短縮制御され、フライバック電圧V2aが減少して設定電圧V2aset´に近づく。
【0081】
また、一次巻線2aのフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合には、差電圧dVの減少分に応じてパルス幅が拡がり、オン時間T1が延長され、フライバック電圧V2aは増加して設定電圧V2aset´に近づく。
【0082】
従って、整流平滑化回路の出力電圧V2oは、設定した出力電圧2osetとなるように制御される。
【0083】
請求項5と請求項15の発明では、整流平滑化回路に出力が表れる時間T2は、トランスに蓄積されるエネルギーの放出期間であり、発振用スイッチ素子がターンオフしてから一次巻線に発生するフライバック電圧が減少し固有振動を開始する為にその極性が逆転するまでの時間に等しいので、整流平滑化回路の出力を監視することなく、一次巻線の電位を監視することにより、トランスの一次側から出力時間T2を検出できる。
【0084】
従って、二次側の検出結果を一次側へ伝達するための伝達素子を設ける必要がなく、一次側の回路のみで定電圧制御が可能となる。
【0085】
請求項6と請求項16の発明では、整流平滑化回路に出力が表れる時間T2は、副巻き線にフライバック電圧が発生してからその極性が逆転するまでの時間に等しく、整流平滑化回路の出力を監視することなく、トランスの一次側の副巻き線の電位を監視することにより、トランスの一次側から出力時間T2を検出できる。
【0086】
従って、二次側の検出結果を一次側へ伝達するための伝達素子を設ける必要がなく、一次側の回路のみで定電圧制御が可能となる。
【0087】
請求項9と請求項14の発明では、差電圧dVの最大値を許容最大差電圧dVLIMとするので、スイッチング電源回路を定電圧制御するために最小限必要な一次巻線電流Ipが流れるまで、補正電圧効果Vip´が最大電位Vimaxに達しないように許容最大差電圧dVLIMを設定することができる。
【0088】
請求項10の発明では、電圧効果Vipが最小電位Viminに満たない場合は、最大電位Vimaxを加えても補正電圧効果Vip´が最大電位Vimaxに達しないような小さい一次巻線電流Ipが流れている場合であるので、一時的にオン制御を停止することにより、過大な出力電圧の発生が防止される。
【0089】
請求項11の発明では、ターンオンした後、一次巻線電流Ipは、電源電圧Vcc÷Lpにほぼ比例して上昇するので、(8)式のδt×Vcc÷Lp×ripは、スイッチ制御回路と発振用スイッチ素子の動作間の遅れδtによる電流Ipの増加分を電圧換算して表したものとなる。
【0090】
スイッチ制御回路は、回路素子の遅れを含むViMax´を最大電位ViMaxとして、発振用スイッチ素子をターンオフする基準電位とするので、回路素子による遅れがあっても、精度よく定電圧制御ができる。
【0091】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図1乃至図3を用いて説明する。これらの図において、図8で示す従来のスイッチング電源回路100と同一の構成には同一の番号を付している。
【0092】
図1は、本発明の第1実施の形態に係るスイッチング電源回路10を示す回路図である。図8の従来のスイッチング電源回路100と比較して明らかなように、このスイッチング電源回路10は、出力側の電圧監視回路や光結合素子を用いない構成となっている。
【0093】
1は、電圧が変動する可能性のある不安定な直流電源であり、1aは、その高圧側端子、1bは、低圧側端子である。また、2aは、トランス2の一次巻線、2bは、トランス2の二次出力巻線であり、3は、発振用スイッチ素子となる電界効果トランジスタ(以下、スイッチ素子と記す)である。スイッチ素子3は、ここではMOS形(絶縁ゲート形)FETであり、ドレインが一次巻線2aの一端に、ソースがIp検出抵抗22を介して低圧側端子1bにそれぞれ接続し、ゲートがスイッチ素子3をオンオフ制御するスイッチ制御回路5に接続している。
【0094】
スイッチ制御回路5は、スイッチ素子3のゲートに出力端子Vgが接続するANDゲート6と、スイッチング電源回路10の発振周期に等しいクロックパルスを固定周期Tcで発振しANDゲート6へ出力する発振器7と、ANDゲート6の他方の入力へ出力を接続したコンパレータ8とから構成されている。
【0095】
コンパレータ8の非反転入力は、減算器11を介して後述する最大電位ViMaxの電位に設定された第1基準電源12に接続し、最大電位ViMaxが入力され、又、反転入力は、加算器9を介してIp検出抵抗22とスイッチ素子3の接続点に入力端子Idを接続し、一次巻線2aに流れる一次巻線電流IpによるIp検出抵抗22の電圧降下Vipを入力するようになっている。従って、電圧降下Vipは、一次巻線電流Ipに定数であるIp検出抵抗22の抵抗値ripを乗じたものであり、一次巻線電流Ipの値を表すものとなる。
【0096】
また、コンパレータ8の他方に入力される最大電位ViMaxは、スイッチング電源回路10で発生する電力Pから定めたものである。
【0097】
すなわち、このスイッチング電源回路10は、一次巻線2aのインダクタンスをLp、ターンオフ時の一次巻線2aに流れる最大電流をIpmaxとして、
【数29】
Figure 2004282962
からなる電力Pを一次巻線2aに発生させ、二次巻線2bに伝達するコンバーターであり、その電力Pは、一次巻線2aのインダクタンスLpと発振周期Tcを定数とすれば、最大電流Ipmaxの二乗に比例するものとなる。
【0098】
従って、始めに、二次側の出力線20a、20b間に接続される負荷の大きさに応じた適正な電力Pを求め、(9)式を用いて最大電流Ipmaxを設定し、その値に抵抗値ripを乗じて最大電位ViMaxを設定する。
【0099】
このように抵抗値ripを乗じて電圧換算するのは、コンパレータ8の他方に入力される電圧降下Vipが、一次巻線電流Ipに抵抗値ripを乗じたものであり、等倍率で、一次巻線電流Ipと最大電流Ipmaxとを比較するためである。
【0100】
従って、両者を直接、電流値として比較してもよいが、ここでは電圧値に換算することにより、演算回路での加算やコンパレータによる比較処理を容易にしている。
【0101】
加算器9、減算器11に他の値が加わっていないこのスイッチング電源回路10の基本動作を簡単に説明すると、発振器7から「L」が出力されている間は、ANDゲート6の出力端子Vgも「L」となり、スイッチ素子3はオフ制御されている。この状態では、一次巻線電流Ipが流れていないので、電圧降下Vipは、「0」であり、最大電位ViMaxと比較するコンパレータ8の出力は、「H」となっている。
【0102】
発振器7の出力が「H」に転じると、コンパレータ8の出力も「H」であるので、ANDゲート6の出力端子Vgは「H」に転じ、スイッチ素子3のゲートに順方向バイアス電圧が加わりターンオンする。その結果、直流電源1に直列に接続された一次巻線2aに励磁電流Ipが流れ始め、トランス2の各巻線に誘導起電力が生じる。
【0103】
図3に示すように、一次巻線電流Ipは、ターンオン後に経過時間tに比例して上昇し、T1後に最大電流Ipmaxに達すると、電圧降下Vipが最大電位ViMaxに達し、コンパレータ8の出力は、「L」に転じる。
【0104】
これによりANDゲート6の出力端子Vgは「L」となり、スイッチ素子3はターンオフ制御され、一次巻線2aに流れる電流が実質的に遮断される。尚、「L」に転じたコンパレータの出力は、オフ制御を保つため、少なくとも発振器7から出力されるクロックが「H」から「L」に転じるまで、その状態が維持される。
【0105】
このターンオフによって、トランス2の各巻線にはいわゆるフライバック電圧が生じ、二次出力巻線2bに発生するフライバック電圧は、整流用ダイオード4と平滑コンデンサ13とにより形成される平滑整流回路4、13により整流平滑化され、出力線20a、20b間に接続される負荷に供給される電力Pとして出力される。
【0106】
誘導逆起電力によって二次出力巻線2bに蓄積されていた電気的エネルギの放出が終わると、図2(c)の一次巻線2aの電圧(V2a)波形に示すように、一次巻線2aやスイッチ素子3の浮遊容量と一次巻線2aとの直列共振により、振動を開始しその振幅は次第に減少する。
【0107】
各巻線に発生していた電圧が降下した後に、再び発振器7から出力されるクロックは「L」から「H」となり、スイッチ素子3のオン制御され、このようにして固定周期Tcで一連の発振動作が繰り返される。
【0108】
この発振動作において、トランス2の各巻線に発生するフライバック電圧は、その巻数に比例するので、一次巻線2aのフライバック電圧V2aと二次出力巻線2bのフライバック電圧V2bは、一次巻線2aの巻数をNp、二次出力巻線2bの巻数をNsとすれば、
【数30】
Figure 2004282962
で表すことができる。
【0109】
Np、Nsは、回路素子により定まる定数であるので、ここでは、(10)式における出力電圧V2bを、定電圧制御しようとする二次出力巻線の出力電圧V2bsetに設定し、
【数31】
Figure 2004282962
から得られる設定電圧V2asetに一次巻線2aのフライバック電圧V2aが一致するように、トランス2の一次側で制御するものである。
【0110】
一次巻線2aのフライバック電圧V2aを設定電圧V2asetとする為に、本実施の形態では、スイッチング電源回路10に、一次巻線2aのフライバック電圧V2aを監視する誤差増幅器14と、誤差増幅器14の出力に接続されたサンプルホールド回路15と、非反転入力を誤差増幅器14に接続し、反転入力を、通常は設定電圧V2asetの電位を出力する可変型第2基準電源16に接続させた誤差増幅器18と、クランプ回路19及び上述の加算器9とが備えられている。
【0111】
誤差増幅器14は、非反転入力を、抵抗23を介して一次巻線2aの低圧側端部に接続された入力端子Vdに接続し、反転入力を、抵抗21を介して高圧側端部の電位である直流電源1の高圧側端子1aに接続し、一次巻線2aに発生するフライバック電圧V2aを出力する。
【0112】
図2に示すように、一次巻線2aに発生する電圧V2aは、ターンオフした直後のT時間は安定しないので、サンプルホールド回路15は、Tが経過した後、図示しない遅延回路によりT時間以上遅延させた時から一次巻線2aに発生する電圧V2aのピーク値をサンプリングし、出力時間Tより前であって所定の検出時間Tが経過した時点(後述するコンパレータ27で検出する)でトリガーし、サンプリング値、すなわちフライバック電圧V2aを誤差増幅器18へ出力する。
【0113】
ここでは可変型第2基準電源16が、設定電圧V2asetをそのまま誤差増幅器18へ出力するものとして、誤差増幅器18は、
【数32】
Figure 2004282962
で表される差電圧dV(図2(c)参照)をクランプ回路19へ出力する。
【0114】
クランプ回路19は、この差電圧dVを加算器9の一方へ出力し、入力端子Idから入力される電圧降下Vipに加えて、コンパレータ8へ出力する。従って、コンパレータ8は、差電圧dVが加えられたこの補正電圧降下Vip´を電圧降下Vipとして、最大電位ViMaxと比較する。
【0115】
電圧降下Vipが表す一次巻線電流Ipは、一次巻線2aの電圧をV2a、一次巻線2aのインダクタンスをLpとすると、
【数33】
Figure 2004282962
で表され、ターンオン後に一次巻線2aに加わえられる電圧に比例して上昇する。
【0116】
ここで、スイッチ素子3のオン期間に一次巻線2aに印加される電圧V2aに比べて、回路上の励磁電流による他の電圧降下分を無視すれば、電圧V2aは、直流電源1の電源電圧Vccと置き換えることができ、図3に示すように、ターンオンした後、一次巻線電流Ipを表す電圧降下Vipは、電源電圧Vcc÷Lp×ripにほぼ比例して上昇し、最大電位ViMaxに達したT後にターンオフする。
【0117】
一方、検出したフライバック電圧V2aが定電圧制御しようとする設定電圧V2asetを越えて差電圧dVが正の値である場合には、補正電圧降下Vip´は、Tが経過する前のT´で最大電位ViMaxに達し、オン時間Tが短縮される。
【0118】
これにより、トランス2に発生する電気エネルギーは減少し、二次出力巻線電圧V2bは、定電圧制御しようとする出力電圧V2bsetに近づく。
【0119】
逆に、検出したフライバック電圧V2aが定電圧制御しようとする設定電圧V2aset以下で、差電圧dVが負の値である場合には、補正電圧降下Vip´は、Tが経過した後に最大電位ViMaxに達し、オン時間Tが延長される。その結果、トランス2に発生する電気エネルギーは増加し、この場合にも、二次出力巻線電圧V2bは定電圧制御しようとする出力電圧V2bsetに近づく。
【0120】
以下、この方法を繰り返すことにより、二次出力巻線2bの出力電圧V2bは、設定値V2bsetで出力され、定電圧制御を行うことができる。
【0121】
ところで、本実施の形態では、検出したフライバック電圧V2aが定電圧制御しようとする設定電圧V2aset以下の場合には、二次側出力線に大きな負荷が接続され、過大な電流が各巻線に発生している可能性があるので、オン時間Tを延長させず、図示しない回路により定電流制御を行う。従って、差電圧dVが負の値である場合には、クランプ回路19から差電圧dVを出力しない。
【0122】
また、クランプ回路19は、差電圧dVの上限を許容最大差電圧dVLIMに設定するもので、正の値の差電圧dVが許容最大差電圧dVLIMを越えたときには、許容最大差電圧dVLIMが加算器9へ出力される。
【0123】
許容最大差電圧dVLIMは、スイッチング電源回路10が発振動作するために必要な一次巻線2aに流れる最小電流をIpminとしたときに、
【数34】
Figure 2004282962
から求める値に設定する。
【0124】
これにより、現実に一次巻線2aに流れる電流Ipが最小電流Ipminに達する前に、補正電圧降下Vip´が最大電位ViMaxに達し、ターンオフしてしまうことがなく、確実に発振動作を連続させることができる。
【0125】
一方、二次側に大きな抵抗値の負荷が接続された場合には、検出したフライバック電圧V2aが設定電圧V2asetを大きく上回る過電圧となることがあり、この状態では一次巻線2aの最大電流Ipmaxが低く、電圧降下Vipに許容最大差電圧dVLIMを加えても、最大電位ViMaxに達しないことがある。
【0126】
すなわち、
【数35】
Figure 2004282962
で求められる最小電位Viminに電圧降下Vipが達しない場合であり、図1に示すコンパレータ25と第3基準電源26とからなる過電圧保護回路は、この過電圧の状態を回避するように作用する。
【0127】
コンパレータ25の非反転入力は、最小電位Viminの電位よりわずかに低い電位に設定された第3基準電源26に接続し、又、反転入力は、入力端子Idに接続し、一次巻線2aに流れる一次巻線電流Ipを表す電圧降下Vipを入力するようになっている。
【0128】
コンパレータ25の出力に接続された発振器7は、前述したように、固定周期Tcでクロックパルスを発振するが、コンパレータ25から「L」を入力することを条件に次の周期のクロックパルスを発振し、「L」が入力されない場合には、一定期間(例えば、10乃至20msec)発振を停止した後、次の周期のクロックパルスを発振する。
【0129】
このように構成された過電圧保護回路によれば、上述のように電圧降下Vipが最小電位Vimin達しない過電圧の状態で、コンパレータ8の出力は、「L」に転じないが、発振器7のクロックパルスが「H」から「L」となったときに、ターンオフする。一方、コンパレータ25の出力は「L」に転じることがないので、発振器7において、一定期間(例えば、10乃至20msec)クロックパルスの発振が停止され、クロックパルスは「H」に転じない。その結果、スイッチ素子3は、ターンオンせず、トランス2に蓄積されていた電気エネルギーは、二次側の負荷で消費されて徐々に低下し、過電圧の状態が解消する。
【0130】
また、補正電圧降下Vip´が最大電位ViMaxに達する通常の動作状態では、電圧降下Vipが最小電位Viminに達したときに、コンパレータ25の出力は「L」に転じ、発振器7から固定周期Tcが経過した後次のクロックパルスが発振されるので、途絶えることなく連続したクロックパルスが発振される。
【0131】
以上の実施の形態では、二次出力巻線2bの出力電圧V2bを設定電圧V2bsetに定電圧制御するものであるが、整流平滑化回路4、13の出力電圧V2Oは、必ずしも精度よく定電圧とならない。
【0132】
すなわち、整流平滑化回路4、13の出力電圧V2oは、整流平滑化回路のダイオード4の順方向電圧降下分をVfとすれば、
【数36】
Figure 2004282962
で表され、順方向電圧降下分Vfは、通過する電流値、すなわち二次出力巻線2bの電流Isに比例するので、出力電圧V2bを定電圧制御しても定電圧とはならない。
【0133】
スイッチング電源回路10の発振動作において、二次出力巻線2bに発生する最大電流Ismaxは、二次出力巻線2bの出力電圧をV2b、二次出力巻線2bのインダクタンスをLs、整流平滑化回路に出力が表れる出力時間をT2とすれば、
【数37】
Figure 2004282962
で表すことができる。
【0134】
ダイオード4の順方向電圧降下分の出力電流Ismaxに対する比例定数をkとすれば、(13)式は、(14)式を用いて
【数38】
Figure 2004282962
となり、更に(15)式を
【数39】
Figure 2004282962
を用いて、V2bをV2aに置き換えれば、
【数40】
Figure 2004282962
が得られる。
【0135】
従って、(16)式における出力電圧V2oを、定電圧制御しようとする整流平滑回路の出力電圧V2osetに設定し、
【数41】
Figure 2004282962
から得られる設定電圧V2aset´に一次巻線2aのフライバック電圧V2aが一致するように、トランス2の一次側で制御する。
【0136】
ここで、Np、Ns、Ls、kは、回路素子により定まる定数であるので、整流平滑化回路に出力が表れる出力時間T2を検出して、その値を(2)式へ代入して得られる設定電圧V2aset´に、一次巻線2aのフライバックV2aを一致させることにより、整流平滑回路の出力電圧V2oも出力電圧V2osetに定電圧制御できる。
【0137】
図1のスイッチング電源回路10において、(2)式から得られる設定電圧V2aset´を、誤差増幅器18の反転入力に入力すれば、上述方法で整流平滑回路の出力電圧V2oを定電圧制御することができ、この為、スイッチング電源回路10には、更にコンパレータ27と、T2時間−電圧変換回路28と、サンプリングホールド回路29を備えている。
【0138】
(2)式で用いる出力時間T2の検出は、トランス2の二次側のダイオード4に電流が流れる時間を測定することにより容易に得られるが、ここではトランス2の一次側回路のみで定電圧制御を行うように、コンパレータ27により出力時間T2を検出している。すなわち、コンパレータ27は、非反転入力を、抵抗23を介して一次巻線2aの低圧側端部に接続された入力端子Vdに接続し、反転入力を、抵抗21を介して高圧側端部の電位である直流電源1の高圧側端子1aに接続し、一次巻線2aの両端の電位を比較している。
【0139】
トランス2の二次側に出力電流が表れる出力時間T2は、トランス2に蓄積されるエネルギーの放出期間であり、この時間は、図2に示すように、発振用スイッチ素子3がターンオフしてから一次巻線2aに発生するフライバック電圧が減少し固有振動を開始することにより、一次巻線2aの両端の極性が逆転し、トランス2への印加電圧を中心に電位が変動するまでの時間に等しい。
【0140】
従って、出力時間T2は、スイッチ制御回路5がターンオフするオフ制御信号を出力して一次巻線2aの極性が逆転した時から、固有振動を開始し再びその極性が逆転するまでの時間、すなわちコンパレータ27が「H」を出力する期間より検出する。
【0141】
尚、ターンオフした後、固有振動により一次巻線電圧V2a波形が最初の極小値に達するまでの時間は、一次巻線2aの極性が逆転するまでの時間にほぼ近似するので、出力時間T2は、オフ制御信号を出力してから、最初の極小値に達するまでの時間を計測し、その時間から検出してもよい。
【0142】
T2時間−電圧変換回路28の入力は、コンパレータ27の出力に接続し、コンパレータ27から「H」が入力される期間を出力時間T2とし、出力時間T2を用いて、Np÷Ns÷(1−T2×k÷Ls)の値を電圧換算した制御電圧Vkをサンプルホールド回路29へ出力し、サンプルホールド回路29は、次の発振周期の出力時間Tをコンパレータ27が検出するまで、その制御電圧Vkを可変型第2基準電源16へ出力する。
【0143】
可変型第2基準電源16は、制御電圧Vkが入力されると(2)式から得られる設定電圧V2aset´の電位を誤差増幅器18の反転入力へ出力し、これによりフライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´となるように、オン時間T1を制御する。
【0144】
以下、発振周期毎に出力時間T2を検出して同様の制御を繰り返すことにより、整流平滑化回路4、13の出力電圧V2oは、ダイオード4の電圧降下分Vfを考慮した設定電圧V2osetとなるように制御され、定電圧制御を行うことができる。
【0145】
以上のいずれの実施の形態においても、補正電圧降下Vip´が最大電位ViMaxに達するような一次巻線電流Ipを入力してから、現実にスイッチ素子3がターンオフするまでには、加算器9、コンパレータ8、ANDゲート6、スイッチ素子3等の回路素子に固有の遅延が生じている。
【0146】
前述したように、一次巻線電流Ipは、一次巻線2aの電圧をV2a、一次巻線2aのインダクタンスをLpとすると、
【数42】
Figure 2004282962
で表され、ターンオン後に一次巻線2aに加わえられる電圧に比例して上昇する。
【0147】
ここで、スイッチ素子3のオン期間に一次巻線2aに印加される電圧V2aに比べて、回路上の励磁電流による他の電圧降下分を無視すれば、電圧V2aは、直流電源1の電源電圧Vccと置き換えることができ、(11)式は、
【数43】
Figure 2004282962
で表すことができる。
【0148】
従って、上記回路素子による遅延時間の総和をδtとすると、その増加分δIpは、(17)式より
【数44】
Figure 2004282962
となり、図4に示すように、ターンオフの際の補正電圧降下Vip´は、最大電位ViMaxに達したと判定したときよりも、Vcc÷Lp×rip×δtだけ増加することとなる。
【0149】
そこで、この増加分を考慮し、
【数45】
Figure 2004282962
から求めた最大電位ViMax´を、コンパレータ8において補正電圧降下Vip´と比較する最大電位ViMaxとすれば、補正電圧降下Vip´が最大電位ViMaxに達する一次巻線電流Ipが流れているタイミングでターンオフすることができる。
【0150】
尚、この回路素子の遅延による誤差は、上記増加分(Vcc÷Lp×rip×δt)を、補正電圧降下Vip´に加えて、最大電位ViMaxと比較してもよい。
【0151】
図1に示すスイッチング電源回路10においては、遅延補正回路17を、抵抗21を介して高圧側端部の電位である直流電源1の高圧側端子1aに接続して電源電圧Vccを入力し、遅延補正回路17で遅延時間による増加分(Vcc÷Lp×rip×δt)を生成し、減算器11へ出力することにより、第1基準電源12の最大電位ViMaxへ加えて、上述の補正処理を行っている。
【0152】
図5は、トランス2の一次側に副巻き線2cが設けられている場合に、この副巻き線2cのフライバック電圧V2cを監視して、差電圧dVを得たり、出力時間T2を検出する本発明に係る他の実施の形態に係るスイッチング電源回路50を示す回路図である。
【0153】
スイッチング電源回路50は、図1に示すスイッチング電源回路10と比較し、副巻き線2cがトランス2に更に設けられ、入力端子Vdを、抵抗24を介して副巻き線2cの低圧側端部に接続している構成が異なるだけである。
【0154】
スイッチング電源回路50が発振動作している間は、上述のようにトランス2の各巻線に発生するフライバック電圧は、その巻数に比例するので、副巻き線2cのフライバック電圧V2cも二次出力巻線2bのフライバック電圧V2bに比例し、両者は、副巻き線2cの巻数をNt、二次出力巻線2bの巻数をNsとすれば、
【数46】
Figure 2004282962
で表すことができる。
【0155】
Nt、Nsは、回路素子により定まる定数であるので、スイッチング電源回路50においては、(17)式における出力電圧V2bを、定電圧制御しようとする副巻き線2cの出力電圧V2csetに設定し、
【数47】
Figure 2004282962
から得られる設定電圧V2csetに副巻き線2cのフライバック電圧V2cが一致するように、トランス2の一次側で制御するものである。
【0156】
従って、スイッチング電源回路10との比較では、誤差増幅器14の非反転入力を、抵抗24を介して副巻き線2cの一側端部に接続し、反転入力を、接地側である副巻き線2cの他側端部に接続し、副巻き線2cに発生するフライバック電圧V2cを出力している。
【0157】
このフライバック電圧V2cが入力される誤差増幅器18の他側には、可変型第2基準電源から設定電圧V2csetが入力され、フライバック電圧V2cと設定電圧V2csetとの差電圧dVが出力される。
【0158】
また、整流平滑回路の出力電圧V2oを定電圧制御する場合には、ダイオード4の降下分を考慮して(2)式と同様に、
【数48】
Figure 2004282962
から得られる設定電位V2cset´を、フライバック電圧V2cと比較する設定電位V2csetとして誤差増幅器18の反転入力へ出力する。
【0159】
(4)式において、設定電位V2cset´を得るための出力時間(T2)は、二次出力巻線2bの電圧V2bに対し巻線比に比例する副巻き線2cの電圧V2cからも得られるので、ここでは、誤差増幅器14と同様に、副巻き線2cの両端を、コンパレータ27の一対の入力にそれぞれ接続し、副巻き線2cの電圧V2cが、ターンオフ後、その極性が反転するまでの時間から出力時間T2を検出している。
【0160】
他の構成については、上記実施の形態と同一であるので、その説明を省略する。
【0161】
図6は、本発明の更に他の実施の形態に係るスイッチング電源回路60の定電圧出力制御装置を示す回路図である。
【0162】
図6に示すスイッチング電源回路60は、誤差増幅器18から出力される差電圧dVにより、直接スイッチ素子3をオン制御するパルス制御信号のパルス幅をパルス幅変調し、差電圧dVでオン時間T1を調整するものである。従って、上述各実施の形態と異なるスイッチング電源回路60の構成を主として説明し、共通する構成については同一の番号を付してその説明を省略する。
【0163】
図6において、61は、発振器7から出力される固定周期Tcのクロックパルスを積分した波形とする積分回路、62は、反転入力にこの積分回路61の出力を入力し、非反転入力に、クランプ回路19から出力される差電圧dVを入力するコンパレータで、これらは、発振器7、ANDゲート6とともにPWM変調回路63を構成している。
【0164】
図中の誤差増幅器18は、上記各実施の形態と同様に差電圧dVをクランプ回路19へ出力するもので、従って、二次出力巻線2bに表れる出力電圧V2bを定電圧制御する場合は、
【数49】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVであり、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する場合は、
【数50】
Figure 2004282962
で表される差電圧dVである。
【0165】
発振器7は、上述の実施の形態と同様に、図7(a)に示す固定周期Tcのクロックパルスを出力するもので、このクロックパルスは、ANDゲート6の一方入力と、積分回路61に出力される。
【0166】
積分回路61に入力されたクロックパルスは、図7(b)の積分した波形でコンパレータ62の反転入力に入力され、コンパレータ62において、クランプ回路19を介して非反転入力に入力される差電圧dVと、図7(c)に示すように比較される。
【0167】
その結果、コンパレータ62から出力される図7(d)に示すパルス波形は、差電圧dVの値によって「H」を出力するパルス幅が変動するものとなる。
【0168】
ANDゲート6は、発振器7から出力される固定周期Tcのクロックパルスと、コンパレータ62から出力されるパルス波形の論理積を、図7(e)に示すパスル制御信号として出力するが、差電圧dVの値によって変動するパルス波形により、パルス制御信号の「H」のパルス幅も差電圧dVの値に応じて増減する。
【0169】
パルス制御信号の「H」を出力している間、スイッチ素子3がオン制御されるので、これにより差電圧dVの値によってオン時間T1が制御される。すなわち、正の差電圧dVが入力されればその値に応じて、パルス制御信号の「H」のパルス幅が短くなり、オン時間T1が短縮制御され、逆に負の差電圧dVが入力されれば、その値に応じてパルス制御信号の「H」のパルス幅が長くなり、オン時間T1が延長制御される。
【0170】
以上の各実施の形態において、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する場合には、スイッチング電源回路全体の発振動作が安定するまでの出力期間T2は不安定であり、(2)式から求める設定電圧V2aset´が得られないので、安定動作するまでは、差電圧dVを電圧降下Vipに加えずに、オン時間T1を一定にしておくことが望ましい。
【0171】
また、上述の定電圧制御は、必ずしも各周期Tc毎に行う必要はなく、例えば、発振周期Tcとは異なるより長い周期毎に行ってもよい。
【0172】
更に、本発明によれば、単に設定した基準電圧値に対してこれを越える出力電圧が発生した場合にのみその電圧を低下させるだけでなく、二次出力巻線2b若しくは整流平滑化回路の出力電圧をV2b若しくはV2oとして、その設定した出力電圧が得られるので、従来例で説明したようなトランス2の二次側に出力検出回路を有し、フォトカプラなどの絶縁された信号伝達素子を介してその検出信号を一次側へ伝送する帰還回路を備えたスイッチング電源回路に対しても適用して、利用することができる。
【0173】
また、上述の各スイッチング電源回路10、50、60の記号Uで示す一点鎖線内で囲まれた各素子は、アナログ入力端子Vcc、Vd、Idを介して入出力を行う1チップの回路部品に集積化することができる。
【0174】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各回路素子の回路定数にばらつきがあっても、設定電圧V2aset等を調整するだけで、二次出力巻線2bの出力電圧V2b若しくは整流平滑化回路の出力電圧V2oを、所定値に設定した出力電圧V2bset、V2osetに高精度に定電圧制御を行うことができる。従って、仕様変更に簡単に対応させることができ、安定した品質のスイッチング電源回路を量産することができる。
【0175】
一次巻線電流Ipを、電圧である電圧降下Vipで表すので、演算処理することなく、コンパレータを用いた比較回路で定電圧制御をしようとする設定電圧V2aset等と容易に比較することができる。
【0176】
また、トランスの二次側の出力電圧検出回路や光結合素子を設けない一次側の回路のみで、二次側の定電圧出力制御を行うことができる。
【0177】
また、請求項2、4、8及び請求項13の発明によれば、更に、整流平滑化回路の出力電圧V2bを所定の出力電圧V2csetに近づける高精度な定電圧出力制御ができる。
【0178】
請求項3と請求項4の発明によれば、トランス2に副巻き線2cが設けられている場合には、そのその副巻き線2cの電位V2cを監視し、設定電位V2csetに一致させることにより、二次側の定電圧出力制御を行うことができる。
【0179】
請求項5、6、15及び請求項16の発明によれば、整流平滑化回路の出力電圧V2oを設定電圧V2osetに定電圧制御する場合に、一次側の設定電圧V2aset、V2csetを得るための出力時間T2を、トランスの一次側から検出できる。
【0180】
請求項7乃至請求項11の発明によれば、電圧降下Vipが、最大電流Ipmaxに抵抗値ripを乗じた最大電位ViMaxに達したときに発振用スイッチ素子3をオフ制御して各発振で発生する電力を一定値としながら、二次出力巻線2bの出力電圧V2b若しくは整流平滑化回路の出力電圧V2oを、所定値に設定した出力電圧V2bset、V2osetに高精度に定電圧制御を行うことができる。
【0181】
請求項9と請求項14の発明によれば、差電圧dVの最大値を許容最大差電圧dVLIMとするので、スイッチング電源回路を定電圧制御するために最小限必要な一次巻線電流Ipが各発振周期で確保される。
【0182】
請求項10の発明によれば、一次巻線電流Ipを監視することにより、過大な出力電圧が発生が防止される。
【0183】
請求項11の発明によれば、回路素子による遅れがあっても、精度よく定電圧制御ができる。
【0184】
請求項12と請求項13の発明によれば、PWM変調回路を用いた簡単な回路で、一次巻線2aの電圧V2aと設定電圧V2aset、V2aset´との差電圧dVに応じて、オン時間(T1)を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスイッチング電源回路10の回路図である。
【図2】スイッチング電源回路10の各部の電圧若しくは電流波形を拡大して示し、
(a)は、トランス2の一次巻線2aに流れる電流Ipを、
(b)は、トランス2の二次出力巻線2bに流れる電流Isを、
(c)は、トランス2の一次巻線2aの電圧V2aを、
それぞれ示す波形図である。
【図3】ターンオン後に上昇する電圧降下Vipと補正電圧降下Vip´を比較して示すグラフである。
【図4】最大電位ViMaxに達したと判定したときの補正電圧降下Vip´と、現実にターンオフした際の補正電圧降下Vip´を比較して示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るスイッチング電源回路50の回路図である。
【図6】本発明の更に他の実施の形態に係るスイッチング電源回路60の定電圧出力制御装置を示す回路図である。
【図7】PWM変調回路63の
(a)は、発振器7から出力されるクロックパルスを、
(b)は、積分回路61から出力される積分信号を、
(c)は、コンパレータ62の入力信号を、
(d)は、コンパレータ62の出力信号を、
(e)は、ANDゲート6から出力されるパルス制御信号を、
示す波形図である。
【図8】従来のスイッチング電源回路100の回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 トランス
2a 一次巻線
2b 二次出力巻線
2c 副巻き線
3 発振用スイッチ素子
4 整流用ダイオード(整流平滑化回路)
5 スイッチ制御回路
7 発振器(発振回路)
9 加算器(加算回路)
13 平滑コンデンサ(整流平滑化回路)
14 誤差増幅器(電圧監視部)
18 誤差増幅器(差電圧生成回路)
22 Ip検出抵抗
27 コンパレータ(出力時間検出部)
63 PWM変調回路
T1 オン時間
T2 整流平滑化回路に出力が表れる出力時間
Tc 発振周期
Vcc 直流電源の電源電圧
2a 一次巻線電圧(フライバック電圧)
2aset 設定電圧
2aset´ 設定電圧
2b 二次出力巻線に表れる出力電圧
2bset 定電圧制御しようとする二次出力巻線出力電圧
2c 副巻き線電圧(フライバック電圧)
2cset 設定電圧
2cset´ 設定電圧
2o 整流平滑化回路の出力電圧
2oset 定電圧制御しようとする整流平滑化回路の出力電圧
dV 差電圧
dVLIM 許容最大差電圧
ip 電圧降下
ip´ 補正電圧降下
iMax 最大電位
iMax´ 補正最大電位
imin 最小電位
Ip 一次巻線電流
Id 入力端子(一次電流検出部)
Ipmax 最大電流
Ipset 設定電流
Ipset´ 設定電流
Np 一次巻線の巻数
Ns 二次出力巻線の巻数
Nt 副巻き線の巻数
Lp 一次巻線のインダクタンス
Ls 二次出力巻線のインダクタンス
k 整流用ダイオードの順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数
δt 差電圧dVを加えて最大電位ViMaxに達する電圧降下Vipを検出 した後、発振用スイッチ素子がオン制御を停止するまでの時間差
ip Ip検出抵抗の抵抗値

Claims (16)

  1. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    発振用スイッチ素子(3)をオンオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備えたスイッチング電源回路の発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線(2b)に表れる出力電圧V2bを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
    定電圧制御しようとする二次出力巻線(2b)の出力電圧をV2bset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNsとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとを比較し、
    フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  2. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    発振用スイッチ素子(3)をオンオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備えたスイッチング電源回路のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
    定電圧制御しようとする整流平滑化回路(4、13)の出力電圧をV2oset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNs、二次出力巻線(2b)のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオード(4)の順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとを比較し、
    フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  3. 一次側に一次巻線(2a)と副巻き線(2c)を、二次側に二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    発振用スイッチ素子(3)をオンオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備えたスイッチング電源回路の発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線(2b)に表れる出力電圧V2bを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
    定電圧制御しようとする二次出力巻線(2b)の出力電圧をV2bset、副巻き線(2c)の巻数をNt、二次出力巻線(2b)の巻数をNsとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2csetと、副巻き線(2c)のフライバック電圧V2cとを比較し、
    フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  4. 一次側に一次巻線(2a)と副巻き線(2c)を、二次側に二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    発振用スイッチ素子(3)をオンオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備えたスイッチング電源回路のオン時間(T1)を変化させ、整流平滑化回路の出力電圧V2oを定電圧制御する定電圧出力制御方法であって、
    定電圧制御しようとする整流平滑化回路(4、13)の出力電圧をV2oset、副巻き線(2c)の巻数をNt、二次出力巻線(2b)の巻数をNs、二次出力巻線(2b)のインダクタンスをLs、発振周期(Tc)内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオード(4)の順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2cset´と、副巻き線(2c)のフライバック電圧V2cとを比較し、
    フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2cが設定電圧V2cset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  5. 発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間T2を、一次巻線(2a)にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間から検出することを特徴とする請求項2又は4に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  6. 発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間T2を、トランス(2)の副巻き線(2c)にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間から検出することを特徴とする請求項2又は4に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御方法。
  7. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    抵抗値ripのIp検出抵抗(22)が一次巻線(2a)と直列に接続され、Ip検出抵抗(22)の電圧降下Vipにより、一次巻線(2a)に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部(Id)と、
    所定の周期で発振用スイッチ素子(3)をオン制御し、電圧降下Vipが、最大電流Ipmaxに抵抗値ripを乗じた最大電位ViMaxに達したときに、一次巻線電流Ipが最大電流Ipmaxに達したとして、発振用スイッチ素子(3)をオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備え、
    発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を変化させ、二次出力巻線(2b)に表れる出力電圧V2bを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
    一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部(14)と、
    定電圧制御しようとする二次出力巻線(2b)の出力電圧をV2bset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNsとし、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとから、
    Figure 2004282962
    で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路(18)と、
    差電圧dVを、電圧降下Vipへ加えて補正電圧降下Vip´とする加算回路(9)とを有し、
    スイッチ制御回路(5)は、補正電圧降下Vip´を、最大電位Vimaxと比較する電圧降下Vipとし、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  8. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    抵抗値ripのIp検出抵抗(22)が一次巻線(2a)と直列に接続され、Ip検出抵抗(22)の電圧降下Vipにより、一次巻線(2a)に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部(Id)と、
    所定の周期で発振用スイッチ素子(3)をオン制御し、電圧降下Vipが、最大電流Ipmaxに抵抗値ripを乗じた最大電位ViMaxに達したときに、一次巻線電流Ipが最大電流Ipmaxに達したとして、発振用スイッチ素子(3)をオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備え、
    発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路(4、13)の出力電圧V2oを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
    一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部と、
    発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間T2を検出する出力時間検出部(27)と、
    定電圧制御しようとする整流平滑化回路(4、13)の出力電圧をV2oset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNs、二次出力巻線(2b)のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオード(4)の順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとから、
    Figure 2004282962
    で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路(18)と、
    差電圧dVを、電圧降下Vipへ加えて補正電圧降下Vip´とする加算回路(9)とを有し、
    スイッチ制御回路(5)は、補正電圧降下Vip´を、最大電位Vimaxと比較する電圧降下Vipとし、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  9. 差電圧生成回路(18)から出力される差電圧dVが許容最大差電圧dVLIMを越えたときには、差電圧dVを許容最大差電圧dVLIMとすることを特徴とする請求項7又は8に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  10. 電圧降下Vipが、
    Figure 2004282962
    で表される最小電位Viminに満たない場合に、一時的に発振用スイッチ素子(3)をオン制御を停止することを特徴とする請求項9に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  11. スイッチ制御回路(5)が、差電圧dVを加えて最大電位ViMaxに達する電圧降下Vipを検出した後、発振用スイッチ素子(3)がオン制御を停止するまでの時間差をδt、直流電源(1)の電源電圧をVcc、一次巻線(2a)のインダクタンスをLpとし、
    Figure 2004282962
    から求めたViMax´を、補正電圧降下Vip´と比較する最大電位ViMaxとすることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  12. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    第1レベルと、第1レベルに連続する第2レベルの出力期間を一周期Tcとするパルス制御信号を固定周期Tcで発振する発振回路(7)と、
    パルス制御信号が第1レベルにあるときに、発振用スイッチ素子(3)をオン制御し、第2レベルにあるときにオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備え、
    発振用スイッチ素子(3)のオン時間(T1)を変化させ、二次出力巻線(2b)に表れる出力電圧V2bを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
    抵抗値ripのIp検出抵抗(22)が一次巻線(2a)と直列に接続され、Ip検出抵抗(22)の電圧降下Vipにより、一次巻線(2a)に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部(Id)と、
    一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部(14)と、
    定電圧制御しようとする二次出力巻線(2b)の出力電圧をV2bset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNsとし、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2asetと、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとから、
    Figure 2004282962
    で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路(18)と、
    差電圧dVによりパルス制御信号の第1レベルのパルス幅をパルス幅変調するPWM変調回路(63)とを有し、
    スイッチ制御回路(5)は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  13. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    一次巻線(2a)を励磁する直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続された発振用スイッチ素子(3)と、
    第1レベルと第1レベルに連続する第2レベルの出力期間を一周期Tcとするパルス制御信号を固定周期Tcで発振する発振回路(7)と、
    パルス制御信号が第1レベルにあるときに、発振用スイッチ素子(3)をオン制御し、第2レベルにあるときにオフ制御するスイッチ制御回路(5)と、
    二次出力巻線(2b)の出力を整流平滑化する整流平滑化回路(4、13)とを備え、
    発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を変化させ、整流平滑化回路(4、13)の出力電圧V2oを定電圧制御するスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置であって、
    抵抗値ripのIp検出抵抗(22)が一次巻線(2a)と直列に接続され、Ip検出抵抗(22)の電圧降下Vipにより、一次巻線(2a)に流れる一次巻線電流Ipを表す一次電流検出部(Id)と、
    一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aを検出する電圧監視部(14)と、
    発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間T2を検出する出力時間検出部(27)と、
    定電圧制御しようとする整流平滑化回路(4、13)の出力電圧をV2oset、一次巻線(2a)の巻数をNp、二次出力巻線(2b)の巻数をNs、二次出力巻線(2b)のインダクタンスをLs、発振周期Tc内で整流平滑化回路(4、13)に出力が表れる出力時間をT2、整流平滑化回路のダイオード(4)の順方向電圧降下分の出力電流に対する比例定数をkとして、
    Figure 2004282962
    から求めた設定電圧V2aset´と、一次巻線(2a)のフライバック電圧V2aとから、
    Figure 2004282962
    で表される差電圧dVを出力する差電圧生成回路と、
    差電圧dVによりパルス制御信号の第1レベルのパルス幅をパルス幅変調するPWM変調回路(63)とを有し、
    スイッチ制御回路(5)は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以上である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を短縮制御し、及び/又は、フライバック電圧V2aが設定電圧V2aset´以下である場合に、その差電圧dVに応じて発振用スイッチ素子(3)のオン時間T1を延長制御することを特徴とするスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  14. 差電圧生成回路から出力される差電圧dVが許容最大差電圧dVLIMを越えたときには、差電圧dVを許容最大差電圧dVLIMとすることを特徴とする請求項12又は13に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  15. 一次巻線(2a)の電圧V2aを監視し、フライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を検出する一次巻線電圧監視回路(27)を備え、
    一次巻線(2a)にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を、出力時間T2とすることを特徴とする請求項8又は13に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
  16. トランス(2)の一次側に更に設けられた副巻き線(2c)と、
    副巻き線(2c)の電圧V2cを監視し、フライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を検出する副巻き線電圧監視回路(27)を備え、
    副巻き線(2c)にフライバック電圧が発生してから最初の極性反転時までの時間を、出力時間T2とすることを特徴とする請求項8又は13に記載のスイッチング電源回路の定電圧出力制御装置。
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