JP2004282147A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークに接続された複数の画像形成装置と情報処理装置とから成る画像形成システムにおいて、画像形成装置において提供可能な画像処理の情報をユーザに提供し、またユーザが画像形成装置を操作する際の操作性、さらには保守性を向上した画像形成システムを提供することである。
【解決手段】画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段を有する画像形成装置1と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置3とをネットワーク4で接続して成る画像形成システムにおいて、画像形成装置1が、ユーザが、情報処理装置3の第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するかどうかを設定する外部処理利用モード設定手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段を有する画像形成装置1と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置3とをネットワーク4で接続して成る画像形成システムにおいて、画像形成装置1が、ユーザが、情報処理装置3の第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するかどうかを設定する外部処理利用モード設定手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システムに関し、詳しくは画像形成装置と情報処理装置とがネットワークで接続されて成る画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像が記録された原稿から画像を読み取り画像データとして出力する画像読取手段と、画像データに基づいて用紙等に画像を形成する画像形成手段とを有するディジタル複写機等の画像形成装置がよく知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、たとえば、画像読取手段によって読み取った画像データに対してトリミング(ゴミ除去処理)等の簡単な画像処理を施し、この画像処理を施した画像データに基づいて画像形成手段が画像形成を行うことができる。
【0004】
また、従来からネットワーク環境で用いられる画像形成システムが提供されている。
【0005】
この画像形成システムは、たとえば、ディジタル複写機等の画像形成装置と、この画像形成装置に対して画像のスキャン(読み取り)やプリント(印刷)を指示するパソコンやワークステーション等の情報処理装置とがネットワークで相互に接続されて構成される。また、ネットワークに複数の画像形成装置や複数の情報処理装置が接続される構成もとり得る。
【0006】
このような画像形成システムにおいては、たとえば情報処理装置から画像形成装置に対して画像の読み取りを指示し、画像形成装置が読み取った画像を情報処理装置に転送するスキャナモードとしての利用法が知られている。
【0007】
従来の画像形成システムでは、たとえばこのスキャナモードで画像形成装置が読み取った画像の画像データを情報処理装置に転送し、この画像データを受け取った情報処理装置では、画像データを画像ファイルとしてそのままたとえばハードディスクに保存したり、その画像ファイルを必要に応じて画像形成装置に転送して画像形成を行うことができる。
【0008】
また、特許文献1には、画像データに対して様々な画像処理を施す際に、その画像処理を画像形成装置において施すことや、ネットワークを介して情報処理装置に画像データを転送しこの情報処理装置において画像処理を施すことを可能とした画像形成システムが開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−333237号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に記載の従来の画像形成システムは画像処理の分散処理を可能としたものであって、ユーザインタフェースに関する開示がされたものではない。
【0010】
このため、従来の画像形成システムでは、数多くの種類の画像処理がユーザに提供されるものであった場合、ユーザが目的の画像処理を選択、指示する際の操作が煩雑で使いにくいという問題があった。
【0011】
また、ユーザが目的の画像処理を選択する際、どれを選択すれば画像形成装置自身で画像処理が行われ、どれを選択すればネットワーク接続された情報処理装置で画像処理が行われるのかが明確にわからず、混乱を招くおそれがあった。
【0012】
さらに、たとえば同じ名称の画像処理を画像形成装置および情報処理装置のどちらでも行うことができるが、情報処理装置のほうが精度よく、きめこまかく行うことができるような場合、できれば画像形成装置による画像処理だけで済ませたいが、それだと満足のいく結果が得られないようなときには情報処理装置による画像処理を選択するなど、ユーザが必要性、用途に応じて画像処理を選択することが従来は難しかった。
【0013】
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と情報処理装置とから成る画像形成システムにおいて、画像形成装置において提供可能な画像処理の情報をユーザに提供し、またユーザが画像形成装置を操作する際の操作性、さらには保守性を向上した画像形成システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが、前記画像処理プログラムリストによって該情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供されることが判明した画像処理を実行する際に「内部処理のみで行う」、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」または「外部処理のみで行う」のいずれで行うかを設定する機能切り替えモード設定手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段と、ユーザが、前記外部処理利用モード設定手段で「外部処理を利用する」と設定されていながら、前記画像処理プログラムリストによると該画像処理が前記情報処理装置によって提供されない場合に、該画像処理のアイコンを前記表示手段で「網掛けして表示する」かどうかを設定するアイコン網掛け表示モード設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行される画像処理と前記第2の画像処理手段で実行される画像処理とで異ならせるように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段のみで実行される画像処理を所定の図柄の内部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行するか、前記第2の画像処理手段で実行するかをユーザが選択可能な画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の内部/外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第2の画像処理手段で実行される画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
ここで、図1を参照して本実施の形態の画像形成システムの構成および基本動作について説明する。
【0023】
図1は、本発明による画像形成システムの一実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【0024】
本実施の形態では、画像形成装置の例として電子写真方式のディジタル複写機を挙げ、情報処理装置の例としてPCサーバを挙げて説明する。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態の画像形成システムは、ディジタル複写機1および2とPCサーバ3とをネットワーク4で接続して構成される。
【0026】
ディジタル複写機1および2は、それぞれが単独で原稿の読み取り(スキャン)および画像形成(プリント)が可能なものであり、そのほかに、ネットワーク4に接続されることにより、たとえばディジタル複写機1で読み取った画像をディジタル複写機2に転送しディジタル複写機2で画像形成したり、その逆も可能である。すなわち、ディジタル複写機1や2で読み取った画像をネットワーク4を介して他の装置に転送したり、ネットワーク4を介して他の装置から受け取った画像をディジタル複写機1や2で画像形成したりすることが可能である。
【0027】
また、本実施の形態は、ネットワーク4にPCサーバ3も接続されて構成されている。このPCサーバ3は、ディジタル複写機1、2から受け取った画像データに所定の画像処理を施し、送信元に返送することができる。また、たとえば、ディジタル複写機1から受け取った画像データに所定の画像処理を施し、送信元と異なるディジタル複写機2に転送することができるようにしてもかまわない。
【0028】
図1において、ネットワーク4は、たとえばイーサネット(登録商標)やトークンリング等のLANやそのほかインターネットなど、どのようなネットワークでもかまわない。ネットワーク4に接続された各装置のそれぞれには、予めネットワーク上のアドレスが設定されており、各装置はこのアドレスによって識別され、ネットワーク4に接続された他の装置との通信を行う。
【0029】
なお、図1では、画像処理サーバであるPCサーバすなわち情報処理装置とディジタル複写機すなわち画像形成装置との数的関係が1対多となっているが、これが1対1、多対1、多対多となってもかまわないことはいうまでもない。
【0030】
図2は、図1に示したディジタル複写機1の構成を示すブロック図である。
【0031】
図1に示したディジタル複写機1および2は、本実施の形態に関わる基本構成は同様であるので、ここでは代表してディジタル複写機1について説明する。
【0032】
ディジタル複写機1は、図1に示したネットワーク4とのインタフェースであるネットワーク接続手段11と、ディジタル複写機1全体の動作を制御する制御手段12と、原稿から画像を読み取る画像読取手段13と、たとえば紙などに画像を形成する画像形成手段14と、画像読取手段13が読み取った画像データやディジタル複写機1の動作に必要なパラメータおよびソフトウェアプログラムのほか、ディジタル複写機1の内部で画像データに施す画像処理のソフトウェアプログラム等を記憶する記憶手段15と、ユーザがディジタル複写機1に対する操作、指示等を入力する入力手段16と、ユーザに対して様々な情報を表示する表示手段17とを有して構成される。なお、入力手段16と表示手段17とは、タッチパネルのように一体化した操作画面で構成されることもあり得る。本実施の形態ではディジタル複写機1がこの一体化した操作画面を有する場合について説明する。
【0033】
図3は、図1に示したPCサーバ3の構成を示すブロック図である。
【0034】
PCサーバ3は、図1に示したネットワーク4とのインタフェースであるネットワーク接続手段31と、PCサーバ3全体の動作を制御する制御手段32と、PCサーバ3の動作に必要なパラメータおよびソフトウェアプログラムのほか、PCサーバ3にて画像データに施す画像処理のソフトウェアプログラム等を記憶する記憶手段33と、PCサーバ3の操作者がPCサーバ3に対する操作、指示等を入力する入力手段34と、PCサーバ3の操作者に対して様々な情報を表示する表示手段35とを有して構成される。
【0035】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0036】
まず、ネットワーク4に接続されたディジタル複写機1や2は、それぞれにおいて、PCサーバ3に対して画像処理プログラムリストの要求を行う。この際に、ディジタル複写機では、画像処理プログラムリストの要求とともに自身の機種情報(たとえば記憶手段15に予め記憶してある)を送信する。
【0037】
画像処理プログラムリストは、PCサーバ3において処理可能な画像処理の一覧、すなわちPCサーバ3が有する画像処理プログラムの一覧であり、その詳しい内容は後述する。
【0038】
また、機種情報は、そのディジタル複写機が対応可能な画像処理を特定するために、PCサーバ3が必要とする情報である。この機種情報としては、たとえばカラー機であるかモノクロ機であるかの情報、対応可能な解像度やビット数などがある。
【0039】
ディジタル複写機から、画像処理プログラムリストの要求および機種情報を受信したPCサーバ3では、受信した機種情報とPCサーバ3自身が所有する画像処理プログラムの情報(たとえば記憶手段33に予め記憶してある)とに基づいて画像処理プログラムリストを作成する。
【0040】
また、PCサーバ3では、画像処理プログラムリストの要求をしてきたディジタル複写機が今まで行った画像処理プログラムごとの利用頻度を記憶しており、画像処理プログラムリストにおいては、この頻度が高いすなわち利用回数が多い画像処理プログラムがたとえば上位にくるようにする。従って、この画像処理プログラムリストを受信したディジタル複写機では、自身を操作するユーザがよく利用する画像処理を知り得ることができ、その情報を自身の操作画面における表示順番等に利用することができる。
【0041】
画像処理プログラムリストを作成したPCサーバ3では、その画像処理プログラムリストを、要求してきたディジタル複写機に対して送信する。
【0042】
画像処理プログラムリストを受信したディジタル複写機では、そのリストに基づいて、ユーザに提供可能な画像処理を表示する。
【0043】
ここで、ディジタル複写機1の操作画面に表示するアイコンの例について図面を参照して説明する。
【0044】
図4は、図1に示したディジタル複写機1の操作画面に表示するアイコンの例を示す図であり、(a)は内部処理時アイコンの一例を示す図であり、(b)は内部/外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(c)は内部/外部処理時アイコンの別の例を示す図であり、(d)は外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(e)は外部処理時アイコンの別の例を示す図である。
【0045】
また、図4(a)、図4(b)および図4(d)は、そのアイコンに割り当てられた画像処理がゴミ除去処理の場合の例を示す図である。
【0046】
これらのアイコンの図柄等は記憶手段15に記憶しておき、その都度読み出してくるようにすればよい。なお、アイコンの図柄は、制御手段12で動作するソフトウェアである表示制御手段によって、ディジタル複写機で実行される画像処理とPCサーバ3で実行される画像処理とで異ならせるようにしてもよい。
【0047】
本実施の形態のディジタル複写機1の操作画面はタッチパネル入力式になっており、操作画面に表示されたアイコンにユーザがタッチすることによって、そのアイコンに割り当てられた画像処理を選択することができるようにしている。なお、図4(c)の内部/外部処理時アイコン42や図4(e)の外部処理時アイコン44は、それぞれが単独ではどの画像処理に対するアイコンであるかが不明であるため、後に図6に示すように、たとえば図4(a)の内部処理時アイコン41のような画像処理の名称が書かれたアイコンとの組み合わせで表示するようにするのがよい。
【0048】
図4(a)に示す内部処理時アイコン41は、ディジタル複写機1の内部(たとえば制御手段12で動作するソフトウェア)で行う画像処理について示すアイコンである。
【0049】
図4(b)に示す内部/外部処理時アイコン42や図4(c)に示す内部/外部処理時アイコン43は、ディジタル複写機1の内部(たとえば制御手段12で動作するソフトウェア)で画像処理を行うか、それともディジタル複写機1の外部(たとえばPCサーバ3の制御手段32で動作するソフトウェア)で画像処理を行うかをユーザが選択することができる画像処理について示すアイコンである。
【0050】
この内部/外部処理時アイコン42や内部/外部処理時アイコン43が、ユーザによってタッチされて選択された場合には、その都度、内部でその画像処理を行うか、それとも外部でその画像処理を行うかをユーザに対して問い合わせるようにしてもよいし、予め、内部または外部のどちらで画像処理を行うかをユーザが設定しておき、その設定内容を記憶手段15に記憶しておき、それに応じて画像処理を行う装置を決定するようにしてもよい。この内部で行うか外部で行うかの設定は、画像処理の種類ごとに異なる設定ができるようにしてもよい。
【0051】
図4(d)に示す外部処理時アイコン44や図4(e)に示す外部処理時アイコン45は、ディジタル複写機1の外部(たとえばPCサーバ3の制御手段32で動作するソフトウェア)で行う画像処理について示すアイコンである。
【0052】
なお、内部/外部処理時アイコン42や内部/外部処理時アイコン43でユーザによって外部での画像処理が選択された場合や、外部処理時アイコン44や外部処理時アイコン45が選択された場合は、外部での画像処理を行うことになるが、この場合において、外部での画像処理のみを行うか、外部での画像処理と内部での画像処理とを組み合わせて行うかを選択することができるようにしてもよい。この場合、このどちらを選択するかを予めユーザが登録しておく(たとえば記憶手段15に記憶しておく)ことができるようにするのがよい。この外部だけで行うか内部と外部とを組み合わせて行うかの設定も、画像処理の種類ごとに異なる設定ができるようにしてもよい。
【0053】
図5は、ディジタル複写機1の操作画面の一例を示す図である。
【0054】
上述のように、この図5に示す操作画面20は、図2に示した入力手段16および表示手段17に相当し、画像処理名等が表示されている個所にユーザが触れることによってその旨をディジタル複写機1で検出するタッチパネル入力式の操作画面になっている。また、図5は、ディジタル複写機1や、ディジタル複写機1にネットワーク4で接続されたPCサーバ3によって提供される画像処理をユーザが選択する画像処理モードにおける画面を示している。
【0055】
ディジタル複写機1は、PCサーバ3から受信した画像処理プログラムリストに載っている画像処理や、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の種類に基づき、それぞれの画像処理に応じた、図4(a)〜図4(e)に示したような各種アイコンを、表示手段17すなわち図5に示す操作画面20の画像処理名表示エリア21に表示する。
【0056】
図5の例では、画像処理名表示エリア21に、「折り目消し処理」が内部処理時アイコン41で表示され、「ゴミ除去処理」が内部/外部処理時アイコン42で表示され、「マスク処理」が外部処理時アイコン43で表示され、「網点処理」がアイコン46で表示されている。アイコン46は、図5に示すようにアイコン自身が網掛けされて表示されており、これは、このアイコン46に対応付けられた「網点処理」が現在提供不可能であることを示している。このようにアイコンを網掛けして表示し、ユーザが選択することができなくすることによって、現在PCサーバ3で提供していない処理を、誤って実行させてしまうことがなくなり、これによってディジタル複写機1がハングアップしてしまうようなことも防止することができる。
【0057】
このように本実施の形態によれば、ディジタル複写機1は、自身が内部で提供可能な画像処理の情報(たとえば記憶手段15に予め登録しておく)や、PCサーバ3がディジタル複写機1の機種情報に基づいて作成した画像処理プログラムリストに基づいて、処理可能な画像処理名をユーザに向けて表示するため、ユーザは処理不可能な画像処理を選ぶことなく操作上の混乱を避けることができる。
【0058】
ところで、操作画面20の画像処理名表示エリア21のスペース上の問題からすべての画像処理名を1画面に表示することはできない場合がある。このため、本実施の形態では次画面ボタン22を設け、ユーザがこの次画面ボタン22にタッチすることによって次の画面を表示し、1画面では表示しきれなかった画像処理名を表示することができるようにしている。
【0059】
また、画像処理名表示エリア21のどの位置にどの画像処理名を表示するかについては、上述のように画像処理プログラムリストによって知り得る画像処理ごとの利用頻度や、ディジタル複写機1自身が今まで行った画像処理プログラムごとの利用頻度(たとえば記憶手段15に記憶しておく)に基づいて決定するのがよい。たとえば、最も利用する画像処理は上部に表示し(図5の例では「折り目消し処理」)、2番目に利用する画像処理はその下に表示し(図5の例では「ゴミ除去処理」)、3番目に利用する画像処理はさらにその下に表示し(図5の例では「マスク処理」)、4番目に利用する画像処理はさらにその下に表示し(図5の例では「網点処理」(ただし図5では「網点処理」は網掛けされたアイコン46で表示されて現在は利用できなくなっている))、それ以降の処理は次画面ボタン22を操作時の画面において表示する。
【0060】
各画像処理の選択(画像処理に割り当てられたアイコンにタッチ)が完了したならば、ユーザはOKボタン24にタッチすることによって、選択した画像処理の実行をディジタル複写機1に指示することができる。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、ユーザがよく使う画像処理の名称を、ユーザが操作しやすい位置に表示させることができ、使い勝手のよい操作画面を提供することができる。また、選択不可のアイコンは網掛けして表示するので、ユーザが操作上混乱するのを防ぐことができる。
【0062】
図6は、ディジタル複写機1の操作画面の一例であり、図5とは別の例を示す図である。
【0063】
この図6に示す操作画面20も、図5に示した操作画面20と同様に、図2に示した入力手段16および表示手段17に相当し、画像処理名等が表示されている個所にユーザが触れることによってその旨をディジタル複写機1で検出するタッチパネル入力式の操作画面になっている。また、図6は、ディジタル複写機1や、ディジタル複写機1にネットワーク4で接続されたPCサーバ3によって提供される画像処理をユーザが選択する画像処理モードにおける画面を示している。
【0064】
ディジタル複写機1は、PCサーバ3から受信した画像処理プログラムリストに載っている画像処理や、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の種類に基づき、それぞれの画像処理に応じた、図4(a)〜図4(e)に示したような各種アイコンを、表示手段17すなわち図6に示す操作画面20の画像処理名表示エリア21に表示する。
【0065】
図6の例では、画像処理名表示エリア21に、「折り目消し処理」が内部処理時アイコン41で表示され、「ゴミ除去処理」が内部/外部処理時アイコン43で表示され、「マスク処理」が外部処理時アイコン44で表示されている。
【0066】
次に、本実施の形態の動作について、PAD(Problem Analysis Diagram)図を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0067】
まず、本実施の形態の画像形成システムでは、予め各種モードの設定をユーザが行い、設定された内容に基づいてディジタル複写機1が動作するものである。このモードの設定は、ディジタル複写機1の制御手段12で動作するソフトウェアプログラムによって制御され、表示手段17および入力手段16を用いてユーザが入力した内容(設定内容)を記憶手段15に記憶しておき、実際の動作時には記憶手段15から設定内容を読み出し、この読み出した設定内容に基づいてディジタル複写機1が動作する。これがそれぞれのモードの設定手段である。
【0068】
本実施の形態において設定するモードの具体例としては以下のようなものが挙げられる。
▲1▼ディジタル複写機1にネットワーク接続された外部の装置(本実施の形態ではPCサーバ3)によって提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード
▲2▼ディジタル複写機1にネットワーク接続された外部の装置(本実施の形態ではPCサーバ3)によって提供されることが、画像処理プログラムリストによって判明した画像処理を実行する際に、「内部処理のみで行う」、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」または「外部処理のみで行う」のいずれで行うかを設定する機能切り替えモード
▲3▼外部処理利用モードで「外部処理を利用する」と設定されていながら、画像処理プログラムリストによるとその画像処理が外部の装置によって提供されない場合に、その画像処理のアイコンを「網掛けして表示する」かどうかを設定するアイコン網掛け表示モード
▲4▼図5に示したようなアイコン42やアイコン44を用いるか、それとも図6に示したようなアイコン43やアイコン45を用いるかを設定するアイコン選択モード
なお、ここに挙げた各モードは、すべての種類の画像処理に共通で設定するようにしてもよいし、画像処理の種類ごとに個別に設定するようにしてもよい。
【0069】
また、これらのモードの設定内容を記憶する際には、ディジタル複写機1の電源をOFFすると記憶内容が消滅する揮発性のメモリに記憶しておくようにしてもよい。このようにしておけば、各モードの設定内容に基づいて動作したときにそのソフトウェアやハードウェア等に不具合があって動作不良となってしまう場合であっても、ディジタル複写機1の電源を一度OFFにすることによって容易に復帰することができる。
【0070】
図7は、本実施の形態のディジタル複写機1において、操作画面に表示するアイコンの種類を決定する処理のPAD図である。
【0071】
ディジタル複写機1は、記憶手段15に記憶されたソフトウェアプログラムを制御手段12で実行することによって、以降の一連の動作を実行する。
【0072】
まず、ディジタル複写機1は、上述の画像処理プログラムリストを、ネットワーク4を介してPCサーバ3から取得する(P−1)。
【0073】
ステップ(P−2)の機能解析処理では、PCサーバ3から受け取った画像処理プログラムリストと、記憶手段15に予め登録してあるディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の情報とを参照し、どの種類の画像処理が、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理であるか、PCサーバ3でも提供可能な画像処理であるかを解析する。
【0074】
続いて、記憶手段15から外部処理利用モードについての設定内容を読み出し、上述の外部処理利用モードが「外部処理を利用する」に設定されているかどうかを判断する(P−3)。
【0075】
ステップ(P−3)の判断の結果、「外部処理を利用する」に設定されている場合にはステップ(P−4)に進み、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部にも当該画像処理があるのであれば、外部処理時アイコン44または外部処理時アイコン45を操作画面20に表示する(P−5)。ここで、外部処理時アイコン44を表示するか、外部処理時アイコン45を表示するかは、上述のアイコン選択モードの設定内容に基づいて決定される。
【0076】
ステップ(P−4)において、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部に当該画像処理がないのであれば、アイコン網掛け表示モードが「網掛けして表示する」に設定されているかどうかを判断し(P−6)、「網掛けして表示する」に設定されている場合にはそのアイコンを網掛けして表示し(P−7)、「網掛けして表示する」に設定されていない場合には内部処理時アイコン41を操作画面20に表示する(P−8)。
【0077】
ステップ(P−3)の判断の結果、「外部処理を利用する」に設定されていない場合にはステップ(P−9)に進み、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部にも当該画像処理があるのであれば、内部/外部処理時アイコン42または内部/外部処理時アイコン43を操作画面20に表示する(P−10)。ここで、内部/外部処理時アイコン42を表示するか、内部/外部処理時アイコン43を表示するかは、上述のアイコン選択モードの設定内容に基づいて決定される。
【0078】
ステップ(P−9)において、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部に当該画像処理がないのであれば、内部処理時アイコン41を操作画面20に表示する(P−8)。
【0079】
以上の処理によって、ディジタル複写機1の表示手段17には、図5や図6に示した操作画面20が表示される。
【0080】
図8は、本実施の形態のディジタル複写機1において、操作画面に表示されたアイコンのいずれかをユーザが選択入力した場合の処理のPAD図である。
【0081】
まず、ユーザが機能選択を行う(P−21)。具体的には、ユーザは、たとえば図5に示した操作画面20に表示されたアイコンのうち自分が実行したい画像処理に対応したアイコンにタッチすることによって機能選択を行う。なお、画像処理を施す対象の画像データは、画像読取手段13によって原稿から読み取った画像データでもよいし、予め記憶手段15に記憶しておいた画像データでもよいし、ネットワーク4を介して外部から取得した画像データであってもよい。
【0082】
続くステップ(P−22)では、ユーザによって選択されたアイコンが内部処理時アイコン41か、内部/外部処理時アイコン42または43か、それとも外部処理時アイコン44または45かを判断する。
【0083】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部処理時アイコン41であった場合には、ディジタル複写機1の制御手段12による内部での画像処理を行う(P−23)。
【0084】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43であった場合には、上述の機能切り替えモードがどれに設定されているかを判断し、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」に設定されている場合には(P−24、P−25)、たとえばユーザが予め登録し記憶手段15に記憶させた手順で内部処理と外部処理とを組み合わせて実行する(P−26)。「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」ことの効果は、一連の画像処理にかかる時間を短縮することができる点にある。たとえば、ディジタル複写機1では当該画像処理をICチップ等のハードウェアで実現し、PCサーバ3では当該処理を制御手段32で動作するソフトウェアで実現し、PCサーバ3による処理のほうがより詳細な処理を行うことができるような場合、大まかな処理はディジタル複写機1のハードウェアで実行し、それに続く詳細な処理はPCサーバ3のソフトウェアで実行することによって、大まかな処理はハードウェアによって高速に処理することができるので、全体的な処理時間を短縮することができるという効果がある。
【0085】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43の場合であって、上述の機能切り替えモードが「外部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−24、P−25)、ディジタル複写機1にネットワーク接続されたPCサーバ3に対して画像データやその画像データに対して施すべき画像処理の情報等を送信し、PCサーバ3では制御手段32による画像処理を行う(P−27)。
【0086】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43の場合であって、上述の機能切り替えモードが「内部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−24)、ディジタル複写機1の制御手段12による内部での画像処理を行う(P−28)。
【0087】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが外部処理時アイコン44または45であった場合には、上述の機能切り替えモードがどれに設定されているかを判断し、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」に設定されている場合には(P−29)、たとえばユーザが予め登録し記憶手段15に記憶させた手順で内部処理と外部処理とを組み合わせて実行する(P−30)。
【0088】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが外部処理時アイコン44または45の場合であって、上述の機能切り替えモードが「外部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−29)、ディジタル複写機1にネットワーク接続されたPCサーバ3に対して画像データやその画像データに対して施すべき画像処理の情報等を送信し、PCサーバ3では制御手段32による画像処理を行う(P−31)。
【0089】
なお、ディジタル複写機1では、画像データに対して外部での画像処理を行っている際には、その旨を表示手段17に表示することによってユーザに対して通知することができるようにしてもよい。
【0090】
このようにして、画像データに対する画像処理が完了したならば、必要に応じて画像形成手段14による画像形成を行い(P−32)、処理を終了する。
【0091】
なお、本実施の形態によれば、ディジタル複写機1で動作するソフトウェアプログラムにバグがあったり、バージョンアップした場合に、PCサーバ3からバグのないプログラムやバージョンアップしたプログラムを受信し、それを記憶手段15に記憶し、制御手段12による制御で自動的に必要に応じてインストールすることができる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と情報処理装置とから成る画像形成システムにおいて、画像形成装置において提供可能な画像処理の情報をユーザに提供し、またユーザが画像形成装置を操作する際の操作性、さらには保守性を向上した画像形成システムを提供することができる。
【0093】
すなわち本発明によれば、画像形成装置自身が有する画像処理機能であってもネットワーク接続された外部の情報処理装置によっても提供されるような場合、ユーザが画像処理を外部の情報処理装置によって実行することができるので、ユーザが納得のいく出力結果を提供することができる。
【0094】
また本発明によれば、各モードの設定内容を揮発性のメモリに記憶しておくようにすれば、各モードの設定内容に基づいて動作したときにそのソフトウェアやハードウェア等に不具合があって動作不良となってしまう場合であっても、ディジタル複写機1の電源を一度OFFにすることによって容易に復帰することができる。
【0095】
また本発明によれば、各モードの設定を予め登録記憶しておくことができるので、実行時に機能選択する煩わしさを解消することができるという効果がある。
【0096】
また本発明によれば、ユーザが、外部の情報処理装置にも当該画像処理機能があることが一目でわかるという効果がある。
【0097】
また本発明によれば、ユーザが、外部の情報処理装置の画像処理機能が実行されることが一目でわかるという効果がある。
【0098】
また本発明によれば、画像形成装置の画像処理機能と外部の情報処理装置の画像処理機能とを組み合わせて利用することができ、たとえば一方ハードウェアで実行することによって全体的な処理時間を短縮することができ、詳細な処理をソフトウェアで実行することによってよりよい出力結果が得られるという効果がある。
【0099】
また本発明によれば、外部処理を利用するように設定した後に、実際に使用する時点でその画像処理を実行するアプリケーション等がなかったり、その外部処理を行う装置が何らかの要因で利用できなかった場合に、画像形成装置ではその画像処理について網掛けして表示しユーザに利用できない旨を通知することができるので、ユーザの操作で画像形成装置がハングアップしてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの一実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したPCサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示したディジタル複写機の操作画面に表示するアイコンの例を示す図であり、(a)は内部処理時アイコンの一例を示す図であり、(b)は内部/外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(c)は内部/外部処理時アイコンの別の例を示す図であり、(d)は外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(e)は外部処理時アイコンの別の例を示す図である。
【図5】ディジタル複写機の操作画面の一例を示す図である。
【図6】ディジタル複写機の操作画面の一例であり、図5とは別の例を示す図である。
【図7】本実施の形態のディジタル複写機において、操作画面に表示するアイコンの種類を決定する処理のPAD図である。
【図8】本実施の形態のディジタル複写機において、操作画面に表示されたアイコンのいずれかをユーザが選択入力した場合の処理のPAD図である。
【符号の説明】
1、2 ディジタル複写機
11 ネットワーク接続手段
12 制御手段
13 画像読取手段
14 画像形成手段
15 記憶手段
16 入力手段
17 表示手段
3 PCサーバ
31 ネットワーク接続手段
32 制御手段
33 記憶手段
34 入力手段
35 表示手段
4 ネットワーク
20 操作画面
21 画像処理名表示エリア
22 次画面ボタン
24 OKボタン
41 内部処理時アイコン
42、43 内部/外部処理時アイコン
44、45 外部処理時アイコン
46 アイコン
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成システムに関し、詳しくは画像形成装置と情報処理装置とがネットワークで接続されて成る画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像が記録された原稿から画像を読み取り画像データとして出力する画像読取手段と、画像データに基づいて用紙等に画像を形成する画像形成手段とを有するディジタル複写機等の画像形成装置がよく知られている。
【0003】
このような画像形成装置では、たとえば、画像読取手段によって読み取った画像データに対してトリミング(ゴミ除去処理)等の簡単な画像処理を施し、この画像処理を施した画像データに基づいて画像形成手段が画像形成を行うことができる。
【0004】
また、従来からネットワーク環境で用いられる画像形成システムが提供されている。
【0005】
この画像形成システムは、たとえば、ディジタル複写機等の画像形成装置と、この画像形成装置に対して画像のスキャン(読み取り)やプリント(印刷)を指示するパソコンやワークステーション等の情報処理装置とがネットワークで相互に接続されて構成される。また、ネットワークに複数の画像形成装置や複数の情報処理装置が接続される構成もとり得る。
【0006】
このような画像形成システムにおいては、たとえば情報処理装置から画像形成装置に対して画像の読み取りを指示し、画像形成装置が読み取った画像を情報処理装置に転送するスキャナモードとしての利用法が知られている。
【0007】
従来の画像形成システムでは、たとえばこのスキャナモードで画像形成装置が読み取った画像の画像データを情報処理装置に転送し、この画像データを受け取った情報処理装置では、画像データを画像ファイルとしてそのままたとえばハードディスクに保存したり、その画像ファイルを必要に応じて画像形成装置に転送して画像形成を行うことができる。
【0008】
また、特許文献1には、画像データに対して様々な画像処理を施す際に、その画像処理を画像形成装置において施すことや、ネットワークを介して情報処理装置に画像データを転送しこの情報処理装置において画像処理を施すことを可能とした画像形成システムが開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−333237号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に記載の従来の画像形成システムは画像処理の分散処理を可能としたものであって、ユーザインタフェースに関する開示がされたものではない。
【0010】
このため、従来の画像形成システムでは、数多くの種類の画像処理がユーザに提供されるものであった場合、ユーザが目的の画像処理を選択、指示する際の操作が煩雑で使いにくいという問題があった。
【0011】
また、ユーザが目的の画像処理を選択する際、どれを選択すれば画像形成装置自身で画像処理が行われ、どれを選択すればネットワーク接続された情報処理装置で画像処理が行われるのかが明確にわからず、混乱を招くおそれがあった。
【0012】
さらに、たとえば同じ名称の画像処理を画像形成装置および情報処理装置のどちらでも行うことができるが、情報処理装置のほうが精度よく、きめこまかく行うことができるような場合、できれば画像形成装置による画像処理だけで済ませたいが、それだと満足のいく結果が得られないようなときには情報処理装置による画像処理を選択するなど、ユーザが必要性、用途に応じて画像処理を選択することが従来は難しかった。
【0013】
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と情報処理装置とから成る画像形成システムにおいて、画像形成装置において提供可能な画像処理の情報をユーザに提供し、またユーザが画像形成装置を操作する際の操作性、さらには保守性を向上した画像形成システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが、前記画像処理プログラムリストによって該情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供されることが判明した画像処理を実行する際に「内部処理のみで行う」、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」または「外部処理のみで行う」のいずれで行うかを設定する機能切り替えモード設定手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段と、ユーザが、前記外部処理利用モード設定手段で「外部処理を利用する」と設定されていながら、前記画像処理プログラムリストによると該画像処理が前記情報処理装置によって提供されない場合に、該画像処理のアイコンを前記表示手段で「網掛けして表示する」かどうかを設定するアイコン網掛け表示モード設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行される画像処理と前記第2の画像処理手段で実行される画像処理とで異ならせるように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段のみで実行される画像処理を所定の図柄の内部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行するか、前記第2の画像処理手段で実行するかをユーザが選択可能な画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の内部/外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
また本発明は、原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、前記画像形成装置が、ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第2の画像処理手段で実行される画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
ここで、図1を参照して本実施の形態の画像形成システムの構成および基本動作について説明する。
【0023】
図1は、本発明による画像形成システムの一実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【0024】
本実施の形態では、画像形成装置の例として電子写真方式のディジタル複写機を挙げ、情報処理装置の例としてPCサーバを挙げて説明する。
【0025】
図1に示すように、本実施の形態の画像形成システムは、ディジタル複写機1および2とPCサーバ3とをネットワーク4で接続して構成される。
【0026】
ディジタル複写機1および2は、それぞれが単独で原稿の読み取り(スキャン)および画像形成(プリント)が可能なものであり、そのほかに、ネットワーク4に接続されることにより、たとえばディジタル複写機1で読み取った画像をディジタル複写機2に転送しディジタル複写機2で画像形成したり、その逆も可能である。すなわち、ディジタル複写機1や2で読み取った画像をネットワーク4を介して他の装置に転送したり、ネットワーク4を介して他の装置から受け取った画像をディジタル複写機1や2で画像形成したりすることが可能である。
【0027】
また、本実施の形態は、ネットワーク4にPCサーバ3も接続されて構成されている。このPCサーバ3は、ディジタル複写機1、2から受け取った画像データに所定の画像処理を施し、送信元に返送することができる。また、たとえば、ディジタル複写機1から受け取った画像データに所定の画像処理を施し、送信元と異なるディジタル複写機2に転送することができるようにしてもかまわない。
【0028】
図1において、ネットワーク4は、たとえばイーサネット(登録商標)やトークンリング等のLANやそのほかインターネットなど、どのようなネットワークでもかまわない。ネットワーク4に接続された各装置のそれぞれには、予めネットワーク上のアドレスが設定されており、各装置はこのアドレスによって識別され、ネットワーク4に接続された他の装置との通信を行う。
【0029】
なお、図1では、画像処理サーバであるPCサーバすなわち情報処理装置とディジタル複写機すなわち画像形成装置との数的関係が1対多となっているが、これが1対1、多対1、多対多となってもかまわないことはいうまでもない。
【0030】
図2は、図1に示したディジタル複写機1の構成を示すブロック図である。
【0031】
図1に示したディジタル複写機1および2は、本実施の形態に関わる基本構成は同様であるので、ここでは代表してディジタル複写機1について説明する。
【0032】
ディジタル複写機1は、図1に示したネットワーク4とのインタフェースであるネットワーク接続手段11と、ディジタル複写機1全体の動作を制御する制御手段12と、原稿から画像を読み取る画像読取手段13と、たとえば紙などに画像を形成する画像形成手段14と、画像読取手段13が読み取った画像データやディジタル複写機1の動作に必要なパラメータおよびソフトウェアプログラムのほか、ディジタル複写機1の内部で画像データに施す画像処理のソフトウェアプログラム等を記憶する記憶手段15と、ユーザがディジタル複写機1に対する操作、指示等を入力する入力手段16と、ユーザに対して様々な情報を表示する表示手段17とを有して構成される。なお、入力手段16と表示手段17とは、タッチパネルのように一体化した操作画面で構成されることもあり得る。本実施の形態ではディジタル複写機1がこの一体化した操作画面を有する場合について説明する。
【0033】
図3は、図1に示したPCサーバ3の構成を示すブロック図である。
【0034】
PCサーバ3は、図1に示したネットワーク4とのインタフェースであるネットワーク接続手段31と、PCサーバ3全体の動作を制御する制御手段32と、PCサーバ3の動作に必要なパラメータおよびソフトウェアプログラムのほか、PCサーバ3にて画像データに施す画像処理のソフトウェアプログラム等を記憶する記憶手段33と、PCサーバ3の操作者がPCサーバ3に対する操作、指示等を入力する入力手段34と、PCサーバ3の操作者に対して様々な情報を表示する表示手段35とを有して構成される。
【0035】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0036】
まず、ネットワーク4に接続されたディジタル複写機1や2は、それぞれにおいて、PCサーバ3に対して画像処理プログラムリストの要求を行う。この際に、ディジタル複写機では、画像処理プログラムリストの要求とともに自身の機種情報(たとえば記憶手段15に予め記憶してある)を送信する。
【0037】
画像処理プログラムリストは、PCサーバ3において処理可能な画像処理の一覧、すなわちPCサーバ3が有する画像処理プログラムの一覧であり、その詳しい内容は後述する。
【0038】
また、機種情報は、そのディジタル複写機が対応可能な画像処理を特定するために、PCサーバ3が必要とする情報である。この機種情報としては、たとえばカラー機であるかモノクロ機であるかの情報、対応可能な解像度やビット数などがある。
【0039】
ディジタル複写機から、画像処理プログラムリストの要求および機種情報を受信したPCサーバ3では、受信した機種情報とPCサーバ3自身が所有する画像処理プログラムの情報(たとえば記憶手段33に予め記憶してある)とに基づいて画像処理プログラムリストを作成する。
【0040】
また、PCサーバ3では、画像処理プログラムリストの要求をしてきたディジタル複写機が今まで行った画像処理プログラムごとの利用頻度を記憶しており、画像処理プログラムリストにおいては、この頻度が高いすなわち利用回数が多い画像処理プログラムがたとえば上位にくるようにする。従って、この画像処理プログラムリストを受信したディジタル複写機では、自身を操作するユーザがよく利用する画像処理を知り得ることができ、その情報を自身の操作画面における表示順番等に利用することができる。
【0041】
画像処理プログラムリストを作成したPCサーバ3では、その画像処理プログラムリストを、要求してきたディジタル複写機に対して送信する。
【0042】
画像処理プログラムリストを受信したディジタル複写機では、そのリストに基づいて、ユーザに提供可能な画像処理を表示する。
【0043】
ここで、ディジタル複写機1の操作画面に表示するアイコンの例について図面を参照して説明する。
【0044】
図4は、図1に示したディジタル複写機1の操作画面に表示するアイコンの例を示す図であり、(a)は内部処理時アイコンの一例を示す図であり、(b)は内部/外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(c)は内部/外部処理時アイコンの別の例を示す図であり、(d)は外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(e)は外部処理時アイコンの別の例を示す図である。
【0045】
また、図4(a)、図4(b)および図4(d)は、そのアイコンに割り当てられた画像処理がゴミ除去処理の場合の例を示す図である。
【0046】
これらのアイコンの図柄等は記憶手段15に記憶しておき、その都度読み出してくるようにすればよい。なお、アイコンの図柄は、制御手段12で動作するソフトウェアである表示制御手段によって、ディジタル複写機で実行される画像処理とPCサーバ3で実行される画像処理とで異ならせるようにしてもよい。
【0047】
本実施の形態のディジタル複写機1の操作画面はタッチパネル入力式になっており、操作画面に表示されたアイコンにユーザがタッチすることによって、そのアイコンに割り当てられた画像処理を選択することができるようにしている。なお、図4(c)の内部/外部処理時アイコン42や図4(e)の外部処理時アイコン44は、それぞれが単独ではどの画像処理に対するアイコンであるかが不明であるため、後に図6に示すように、たとえば図4(a)の内部処理時アイコン41のような画像処理の名称が書かれたアイコンとの組み合わせで表示するようにするのがよい。
【0048】
図4(a)に示す内部処理時アイコン41は、ディジタル複写機1の内部(たとえば制御手段12で動作するソフトウェア)で行う画像処理について示すアイコンである。
【0049】
図4(b)に示す内部/外部処理時アイコン42や図4(c)に示す内部/外部処理時アイコン43は、ディジタル複写機1の内部(たとえば制御手段12で動作するソフトウェア)で画像処理を行うか、それともディジタル複写機1の外部(たとえばPCサーバ3の制御手段32で動作するソフトウェア)で画像処理を行うかをユーザが選択することができる画像処理について示すアイコンである。
【0050】
この内部/外部処理時アイコン42や内部/外部処理時アイコン43が、ユーザによってタッチされて選択された場合には、その都度、内部でその画像処理を行うか、それとも外部でその画像処理を行うかをユーザに対して問い合わせるようにしてもよいし、予め、内部または外部のどちらで画像処理を行うかをユーザが設定しておき、その設定内容を記憶手段15に記憶しておき、それに応じて画像処理を行う装置を決定するようにしてもよい。この内部で行うか外部で行うかの設定は、画像処理の種類ごとに異なる設定ができるようにしてもよい。
【0051】
図4(d)に示す外部処理時アイコン44や図4(e)に示す外部処理時アイコン45は、ディジタル複写機1の外部(たとえばPCサーバ3の制御手段32で動作するソフトウェア)で行う画像処理について示すアイコンである。
【0052】
なお、内部/外部処理時アイコン42や内部/外部処理時アイコン43でユーザによって外部での画像処理が選択された場合や、外部処理時アイコン44や外部処理時アイコン45が選択された場合は、外部での画像処理を行うことになるが、この場合において、外部での画像処理のみを行うか、外部での画像処理と内部での画像処理とを組み合わせて行うかを選択することができるようにしてもよい。この場合、このどちらを選択するかを予めユーザが登録しておく(たとえば記憶手段15に記憶しておく)ことができるようにするのがよい。この外部だけで行うか内部と外部とを組み合わせて行うかの設定も、画像処理の種類ごとに異なる設定ができるようにしてもよい。
【0053】
図5は、ディジタル複写機1の操作画面の一例を示す図である。
【0054】
上述のように、この図5に示す操作画面20は、図2に示した入力手段16および表示手段17に相当し、画像処理名等が表示されている個所にユーザが触れることによってその旨をディジタル複写機1で検出するタッチパネル入力式の操作画面になっている。また、図5は、ディジタル複写機1や、ディジタル複写機1にネットワーク4で接続されたPCサーバ3によって提供される画像処理をユーザが選択する画像処理モードにおける画面を示している。
【0055】
ディジタル複写機1は、PCサーバ3から受信した画像処理プログラムリストに載っている画像処理や、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の種類に基づき、それぞれの画像処理に応じた、図4(a)〜図4(e)に示したような各種アイコンを、表示手段17すなわち図5に示す操作画面20の画像処理名表示エリア21に表示する。
【0056】
図5の例では、画像処理名表示エリア21に、「折り目消し処理」が内部処理時アイコン41で表示され、「ゴミ除去処理」が内部/外部処理時アイコン42で表示され、「マスク処理」が外部処理時アイコン43で表示され、「網点処理」がアイコン46で表示されている。アイコン46は、図5に示すようにアイコン自身が網掛けされて表示されており、これは、このアイコン46に対応付けられた「網点処理」が現在提供不可能であることを示している。このようにアイコンを網掛けして表示し、ユーザが選択することができなくすることによって、現在PCサーバ3で提供していない処理を、誤って実行させてしまうことがなくなり、これによってディジタル複写機1がハングアップしてしまうようなことも防止することができる。
【0057】
このように本実施の形態によれば、ディジタル複写機1は、自身が内部で提供可能な画像処理の情報(たとえば記憶手段15に予め登録しておく)や、PCサーバ3がディジタル複写機1の機種情報に基づいて作成した画像処理プログラムリストに基づいて、処理可能な画像処理名をユーザに向けて表示するため、ユーザは処理不可能な画像処理を選ぶことなく操作上の混乱を避けることができる。
【0058】
ところで、操作画面20の画像処理名表示エリア21のスペース上の問題からすべての画像処理名を1画面に表示することはできない場合がある。このため、本実施の形態では次画面ボタン22を設け、ユーザがこの次画面ボタン22にタッチすることによって次の画面を表示し、1画面では表示しきれなかった画像処理名を表示することができるようにしている。
【0059】
また、画像処理名表示エリア21のどの位置にどの画像処理名を表示するかについては、上述のように画像処理プログラムリストによって知り得る画像処理ごとの利用頻度や、ディジタル複写機1自身が今まで行った画像処理プログラムごとの利用頻度(たとえば記憶手段15に記憶しておく)に基づいて決定するのがよい。たとえば、最も利用する画像処理は上部に表示し(図5の例では「折り目消し処理」)、2番目に利用する画像処理はその下に表示し(図5の例では「ゴミ除去処理」)、3番目に利用する画像処理はさらにその下に表示し(図5の例では「マスク処理」)、4番目に利用する画像処理はさらにその下に表示し(図5の例では「網点処理」(ただし図5では「網点処理」は網掛けされたアイコン46で表示されて現在は利用できなくなっている))、それ以降の処理は次画面ボタン22を操作時の画面において表示する。
【0060】
各画像処理の選択(画像処理に割り当てられたアイコンにタッチ)が完了したならば、ユーザはOKボタン24にタッチすることによって、選択した画像処理の実行をディジタル複写機1に指示することができる。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、ユーザがよく使う画像処理の名称を、ユーザが操作しやすい位置に表示させることができ、使い勝手のよい操作画面を提供することができる。また、選択不可のアイコンは網掛けして表示するので、ユーザが操作上混乱するのを防ぐことができる。
【0062】
図6は、ディジタル複写機1の操作画面の一例であり、図5とは別の例を示す図である。
【0063】
この図6に示す操作画面20も、図5に示した操作画面20と同様に、図2に示した入力手段16および表示手段17に相当し、画像処理名等が表示されている個所にユーザが触れることによってその旨をディジタル複写機1で検出するタッチパネル入力式の操作画面になっている。また、図6は、ディジタル複写機1や、ディジタル複写機1にネットワーク4で接続されたPCサーバ3によって提供される画像処理をユーザが選択する画像処理モードにおける画面を示している。
【0064】
ディジタル複写機1は、PCサーバ3から受信した画像処理プログラムリストに載っている画像処理や、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の種類に基づき、それぞれの画像処理に応じた、図4(a)〜図4(e)に示したような各種アイコンを、表示手段17すなわち図6に示す操作画面20の画像処理名表示エリア21に表示する。
【0065】
図6の例では、画像処理名表示エリア21に、「折り目消し処理」が内部処理時アイコン41で表示され、「ゴミ除去処理」が内部/外部処理時アイコン43で表示され、「マスク処理」が外部処理時アイコン44で表示されている。
【0066】
次に、本実施の形態の動作について、PAD(Problem Analysis Diagram)図を参照しながらさらに詳しく説明する。
【0067】
まず、本実施の形態の画像形成システムでは、予め各種モードの設定をユーザが行い、設定された内容に基づいてディジタル複写機1が動作するものである。このモードの設定は、ディジタル複写機1の制御手段12で動作するソフトウェアプログラムによって制御され、表示手段17および入力手段16を用いてユーザが入力した内容(設定内容)を記憶手段15に記憶しておき、実際の動作時には記憶手段15から設定内容を読み出し、この読み出した設定内容に基づいてディジタル複写機1が動作する。これがそれぞれのモードの設定手段である。
【0068】
本実施の形態において設定するモードの具体例としては以下のようなものが挙げられる。
▲1▼ディジタル複写機1にネットワーク接続された外部の装置(本実施の形態ではPCサーバ3)によって提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード
▲2▼ディジタル複写機1にネットワーク接続された外部の装置(本実施の形態ではPCサーバ3)によって提供されることが、画像処理プログラムリストによって判明した画像処理を実行する際に、「内部処理のみで行う」、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」または「外部処理のみで行う」のいずれで行うかを設定する機能切り替えモード
▲3▼外部処理利用モードで「外部処理を利用する」と設定されていながら、画像処理プログラムリストによるとその画像処理が外部の装置によって提供されない場合に、その画像処理のアイコンを「網掛けして表示する」かどうかを設定するアイコン網掛け表示モード
▲4▼図5に示したようなアイコン42やアイコン44を用いるか、それとも図6に示したようなアイコン43やアイコン45を用いるかを設定するアイコン選択モード
なお、ここに挙げた各モードは、すべての種類の画像処理に共通で設定するようにしてもよいし、画像処理の種類ごとに個別に設定するようにしてもよい。
【0069】
また、これらのモードの設定内容を記憶する際には、ディジタル複写機1の電源をOFFすると記憶内容が消滅する揮発性のメモリに記憶しておくようにしてもよい。このようにしておけば、各モードの設定内容に基づいて動作したときにそのソフトウェアやハードウェア等に不具合があって動作不良となってしまう場合であっても、ディジタル複写機1の電源を一度OFFにすることによって容易に復帰することができる。
【0070】
図7は、本実施の形態のディジタル複写機1において、操作画面に表示するアイコンの種類を決定する処理のPAD図である。
【0071】
ディジタル複写機1は、記憶手段15に記憶されたソフトウェアプログラムを制御手段12で実行することによって、以降の一連の動作を実行する。
【0072】
まず、ディジタル複写機1は、上述の画像処理プログラムリストを、ネットワーク4を介してPCサーバ3から取得する(P−1)。
【0073】
ステップ(P−2)の機能解析処理では、PCサーバ3から受け取った画像処理プログラムリストと、記憶手段15に予め登録してあるディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理の情報とを参照し、どの種類の画像処理が、ディジタル複写機1自身が内部で提供可能な画像処理であるか、PCサーバ3でも提供可能な画像処理であるかを解析する。
【0074】
続いて、記憶手段15から外部処理利用モードについての設定内容を読み出し、上述の外部処理利用モードが「外部処理を利用する」に設定されているかどうかを判断する(P−3)。
【0075】
ステップ(P−3)の判断の結果、「外部処理を利用する」に設定されている場合にはステップ(P−4)に進み、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部にも当該画像処理があるのであれば、外部処理時アイコン44または外部処理時アイコン45を操作画面20に表示する(P−5)。ここで、外部処理時アイコン44を表示するか、外部処理時アイコン45を表示するかは、上述のアイコン選択モードの設定内容に基づいて決定される。
【0076】
ステップ(P−4)において、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部に当該画像処理がないのであれば、アイコン網掛け表示モードが「網掛けして表示する」に設定されているかどうかを判断し(P−6)、「網掛けして表示する」に設定されている場合にはそのアイコンを網掛けして表示し(P−7)、「網掛けして表示する」に設定されていない場合には内部処理時アイコン41を操作画面20に表示する(P−8)。
【0077】
ステップ(P−3)の判断の結果、「外部処理を利用する」に設定されていない場合にはステップ(P−9)に進み、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部にも当該画像処理があるのであれば、内部/外部処理時アイコン42または内部/外部処理時アイコン43を操作画面20に表示する(P−10)。ここで、内部/外部処理時アイコン42を表示するか、内部/外部処理時アイコン43を表示するかは、上述のアイコン選択モードの設定内容に基づいて決定される。
【0078】
ステップ(P−9)において、ステップ(P−2)の機能解析処理による解析結果で外部に当該画像処理がないのであれば、内部処理時アイコン41を操作画面20に表示する(P−8)。
【0079】
以上の処理によって、ディジタル複写機1の表示手段17には、図5や図6に示した操作画面20が表示される。
【0080】
図8は、本実施の形態のディジタル複写機1において、操作画面に表示されたアイコンのいずれかをユーザが選択入力した場合の処理のPAD図である。
【0081】
まず、ユーザが機能選択を行う(P−21)。具体的には、ユーザは、たとえば図5に示した操作画面20に表示されたアイコンのうち自分が実行したい画像処理に対応したアイコンにタッチすることによって機能選択を行う。なお、画像処理を施す対象の画像データは、画像読取手段13によって原稿から読み取った画像データでもよいし、予め記憶手段15に記憶しておいた画像データでもよいし、ネットワーク4を介して外部から取得した画像データであってもよい。
【0082】
続くステップ(P−22)では、ユーザによって選択されたアイコンが内部処理時アイコン41か、内部/外部処理時アイコン42または43か、それとも外部処理時アイコン44または45かを判断する。
【0083】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部処理時アイコン41であった場合には、ディジタル複写機1の制御手段12による内部での画像処理を行う(P−23)。
【0084】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43であった場合には、上述の機能切り替えモードがどれに設定されているかを判断し、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」に設定されている場合には(P−24、P−25)、たとえばユーザが予め登録し記憶手段15に記憶させた手順で内部処理と外部処理とを組み合わせて実行する(P−26)。「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」ことの効果は、一連の画像処理にかかる時間を短縮することができる点にある。たとえば、ディジタル複写機1では当該画像処理をICチップ等のハードウェアで実現し、PCサーバ3では当該処理を制御手段32で動作するソフトウェアで実現し、PCサーバ3による処理のほうがより詳細な処理を行うことができるような場合、大まかな処理はディジタル複写機1のハードウェアで実行し、それに続く詳細な処理はPCサーバ3のソフトウェアで実行することによって、大まかな処理はハードウェアによって高速に処理することができるので、全体的な処理時間を短縮することができるという効果がある。
【0085】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43の場合であって、上述の機能切り替えモードが「外部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−24、P−25)、ディジタル複写機1にネットワーク接続されたPCサーバ3に対して画像データやその画像データに対して施すべき画像処理の情報等を送信し、PCサーバ3では制御手段32による画像処理を行う(P−27)。
【0086】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが内部/外部処理時アイコン42または43の場合であって、上述の機能切り替えモードが「内部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−24)、ディジタル複写機1の制御手段12による内部での画像処理を行う(P−28)。
【0087】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが外部処理時アイコン44または45であった場合には、上述の機能切り替えモードがどれに設定されているかを判断し、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」に設定されている場合には(P−29)、たとえばユーザが予め登録し記憶手段15に記憶させた手順で内部処理と外部処理とを組み合わせて実行する(P−30)。
【0088】
ステップ(P−22)の判断の結果、選択されたのが外部処理時アイコン44または45の場合であって、上述の機能切り替えモードが「外部処理のみで行う」に設定されている場合には(P−29)、ディジタル複写機1にネットワーク接続されたPCサーバ3に対して画像データやその画像データに対して施すべき画像処理の情報等を送信し、PCサーバ3では制御手段32による画像処理を行う(P−31)。
【0089】
なお、ディジタル複写機1では、画像データに対して外部での画像処理を行っている際には、その旨を表示手段17に表示することによってユーザに対して通知することができるようにしてもよい。
【0090】
このようにして、画像データに対する画像処理が完了したならば、必要に応じて画像形成手段14による画像形成を行い(P−32)、処理を終了する。
【0091】
なお、本実施の形態によれば、ディジタル複写機1で動作するソフトウェアプログラムにバグがあったり、バージョンアップした場合に、PCサーバ3からバグのないプログラムやバージョンアップしたプログラムを受信し、それを記憶手段15に記憶し、制御手段12による制御で自動的に必要に応じてインストールすることができる。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークに接続された複数の画像形成装置と情報処理装置とから成る画像形成システムにおいて、画像形成装置において提供可能な画像処理の情報をユーザに提供し、またユーザが画像形成装置を操作する際の操作性、さらには保守性を向上した画像形成システムを提供することができる。
【0093】
すなわち本発明によれば、画像形成装置自身が有する画像処理機能であってもネットワーク接続された外部の情報処理装置によっても提供されるような場合、ユーザが画像処理を外部の情報処理装置によって実行することができるので、ユーザが納得のいく出力結果を提供することができる。
【0094】
また本発明によれば、各モードの設定内容を揮発性のメモリに記憶しておくようにすれば、各モードの設定内容に基づいて動作したときにそのソフトウェアやハードウェア等に不具合があって動作不良となってしまう場合であっても、ディジタル複写機1の電源を一度OFFにすることによって容易に復帰することができる。
【0095】
また本発明によれば、各モードの設定を予め登録記憶しておくことができるので、実行時に機能選択する煩わしさを解消することができるという効果がある。
【0096】
また本発明によれば、ユーザが、外部の情報処理装置にも当該画像処理機能があることが一目でわかるという効果がある。
【0097】
また本発明によれば、ユーザが、外部の情報処理装置の画像処理機能が実行されることが一目でわかるという効果がある。
【0098】
また本発明によれば、画像形成装置の画像処理機能と外部の情報処理装置の画像処理機能とを組み合わせて利用することができ、たとえば一方ハードウェアで実行することによって全体的な処理時間を短縮することができ、詳細な処理をソフトウェアで実行することによってよりよい出力結果が得られるという効果がある。
【0099】
また本発明によれば、外部処理を利用するように設定した後に、実際に使用する時点でその画像処理を実行するアプリケーション等がなかったり、その外部処理を行う装置が何らかの要因で利用できなかった場合に、画像形成装置ではその画像処理について網掛けして表示しユーザに利用できない旨を通知することができるので、ユーザの操作で画像形成装置がハングアップしてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成システムの一実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したPCサーバの構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示したディジタル複写機の操作画面に表示するアイコンの例を示す図であり、(a)は内部処理時アイコンの一例を示す図であり、(b)は内部/外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(c)は内部/外部処理時アイコンの別の例を示す図であり、(d)は外部処理時アイコンの一例を示す図であり、(e)は外部処理時アイコンの別の例を示す図である。
【図5】ディジタル複写機の操作画面の一例を示す図である。
【図6】ディジタル複写機の操作画面の一例であり、図5とは別の例を示す図である。
【図7】本実施の形態のディジタル複写機において、操作画面に表示するアイコンの種類を決定する処理のPAD図である。
【図8】本実施の形態のディジタル複写機において、操作画面に表示されたアイコンのいずれかをユーザが選択入力した場合の処理のPAD図である。
【符号の説明】
1、2 ディジタル複写機
11 ネットワーク接続手段
12 制御手段
13 画像読取手段
14 画像形成手段
15 記憶手段
16 入力手段
17 表示手段
3 PCサーバ
31 ネットワーク接続手段
32 制御手段
33 記憶手段
34 入力手段
35 表示手段
4 ネットワーク
20 操作画面
21 画像処理名表示エリア
22 次画面ボタン
24 OKボタン
41 内部処理時アイコン
42、43 内部/外部処理時アイコン
44、45 外部処理時アイコン
46 アイコン
Claims (7)
- 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が、
ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、
前記画像形成装置が、
ユーザが、前記画像処理プログラムリストによって該情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供されることが判明した画像処理を実行する際に「内部処理のみで行う」、「内部処理と外部処理とを組み合わせて行う」または「外部処理のみで行う」のいずれで行うかを設定する機能切り替えモード設定手段
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、
前記画像形成装置が、
ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、
ユーザが、前記情報処理装置の前記第2の画像処理手段で提供される画像処理を利用するか、すなわち「外部処理を利用する」かどうかを設定する外部処理利用モード設定手段と、
ユーザが、前記外部処理利用モード設定手段で「外部処理を利用する」と設定されていながら、前記画像処理プログラムリストによると該画像処理が前記情報処理装置によって提供されない場合に、該画像処理のアイコンを前記表示手段で「網掛けして表示する」かどうかを設定するアイコン網掛け表示モード設定手段と、
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が、
ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、
前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行される画像処理と前記第2の画像処理手段で実行される画像処理とで異ならせるように制御する表示制御手段と、
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が、
ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、
前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段のみで実行される画像処理を所定の図柄の内部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、
前記画像形成装置が、
ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、
前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第1の画像処理手段で実行するか、前記第2の画像処理手段で実行するかをユーザが選択可能な画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の内部/外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。 - 原稿から画像を読み取って画像データを得る画像読取手段と画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成手段と画像データに対して画像処理を施す第1の画像処理手段とを有する画像形成装置と、画像データに対して画像処理を施す第2の画像処理手段を有する情報処理装置とをネットワークで接続して成る画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置が前記情報処理装置から、該情報処理装置の前記第2の画像処理手段によって処理可能な画像処理の種類の一覧である画像処理プログラムリストを取得する画像処理プログラムリスト取得手段を備え、
前記画像形成装置が、
ユーザが画像データに対して施したい画像処理を選択するよう各画像処理をアイコンで表示する表示手段と、
前記表示手段にアイコンを表示する際に、前記第2の画像処理手段で実行される画像処理を前記プログラムリストに基づいて決定し、該決定した画像処理を所定の図柄の外部処理時アイコンで表示するよう制御する表示制御手段と、
を備えた
ことを特徴とする画像形成システム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7778495B2 (en) | 2004-11-05 | 2010-08-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | System and device for image processing |
JP2010238142A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kyocera Mita Corp | 画像形成システム、情報処理装置、及び画面データ管理プログラム |
JP2013062759A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-04 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置および画像形成システム |
-
2003
- 2003-03-12 JP JP2003066948A patent/JP2004282147A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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