JP2000047959A - 代替機器設定システム及び代替機器設定プログラムを記録した媒体 - Google Patents

代替機器設定システム及び代替機器設定プログラムを記録した媒体

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JP2000047959A
JP2000047959A JP10217699A JP21769998A JP2000047959A JP 2000047959 A JP2000047959 A JP 2000047959A JP 10217699 A JP10217699 A JP 10217699A JP 21769998 A JP21769998 A JP 21769998A JP 2000047959 A JP2000047959 A JP 2000047959A
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Hiromi Washida
浩美 鷲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代替スキャナ等の代替機器の指定、設定情報
の代替スキャナ等の代替機器への送信、代替スキャナ等
の代替機器の検索、機器能力情報に対する読み出し書き
込み、プログラム及び関連データの記録媒体への記録等
が可能な代替機器設定システム及び代替機器設定プログ
ラムを記録した媒体の提供。 【解決手段】 複合機能システム、または、装置がネッ
トワーク接続され、各装置に対し処理要求を行うことが
可能なシステム構成において、システム内の複数の機能
を利用することが可能であり、システムにおけるスキャ
ナ等の機器の機能を利用するための所望の動作モードを
入力するための設定入力手段301と、この設定入力手
段301からの入力に応じてスキャナ等の機器の動作モ
ードを設定させる入力制御手段302と、設定対象であ
る機器が利用不可能な場合の代替機器を指定する代替機
器指定手段303とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置、ファク
シミリ、スキャナ、複写機などのネットワーク接続可能
な装置及び情報処理装置を備えたネットワークシステム
における代替機器設定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の装置及びコンピュータがネ
ットワーク接続されている環境下における、関連機器の
機能に関する動作モードの設定は、各機器ごとに行われ
ていた。
【0003】ネットワークを介して複数の機器が利用可
能な環境において、或る機能を保持する、特定の機器を
利用しようとした際に、その機器が利用不可能であった
場合には、他の機器で代替することが可能な場合、代替
として利用する機器で同一の効果を得るためには、初め
に利用しようとした機器に設定されている動作モードと
同一の動作モードの設定が代替機器になされている必要
があり、その手段として代替機器の当該機能に関する動
作モードの設定を新たに人間が入力装置などを用いて入
力することにより解決されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、ネットワ
ーク上の或る機能が利用できない場合には、それに代わ
る機能を保持する機器に対して、初めになされた動作モ
ードと同一またはそれに代わる設定を、代替機器の動作
モードの設定として継承させる必要があり、その手段と
して人間が介するために、作業量の増大や誤りなどが発
生する等の課題がある。
【0005】従って、本発明は、ネットワーク上の或る
機能が利用できない場合でも、迅速、且つ正確に代替機
器の利用が可能となり、更に代替機器においても同一の
動作モードの設定を保つことを可能とする代替機器設定
システム及び代替機器設定プログラムを記録した媒体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0007】(1) 複数のコンピュータ、印刷装置、
ファクシミリ、スキャナ、複写機の何れか、若しくは、
それらの複数機能の組み合わせに相当する機能を保持す
る複合機能システム、または、複数のコンピュータ、印
刷装置、ファクシミリ、スキャナ、複写機などの装置が
ネットワーク接続されており、ネットワークを介して各
装置に対し処理要求を行うことが可能であるシステム構
成において、システム内の複数の機能を利用することが
可能であり、これらシステムにおける機器の機能を利用
するための所望の動作モードを入力するための設定入力
手段と、この設定入力手段からの入力に応じて機器の動
作モードを設定させる入力制御手段と、設定対象である
機器が利用不可能な場合の代替機器を指定する代替機器
指定手段とを有することを特徴とする代替機器設定シス
テム。
【0008】(2) 前記複合機能システムにおいて、
前記設定入力手段における入力に応じた機器の動作モー
ドの設定を設定情報として保持し、この情報に関する読
み出し書き込みなどの管理を行う設定情報管理手段と、
設定情報に基づいた機器の動作に関する制御を行う動作
制御手段と、設定情報管理手段により読み込んだ設定情
報を代替機器に送信する設定情報送信手段とを有するこ
とを特徴とする前項(1)記載の代替機器設定システ
ム。
【0009】(3) 前記複合機能システムにおいて、
前記設定入力手段による動作モードの設定がなされた機
器に代わる代替機器を検索する代替機器検索手段を有す
ることを特徴とする前項(1)記載の代替機器設定シス
テム。
【0010】(4) 前記複合機能システムにおいて、
システム内の各機器の能力に関する情報を機器能力情報
として保持しており、これらの情報に対する読み出し書
き込みを行う機器能力管理手段を有することを特徴とす
る前項(1)記載の代替機器設定システム。
【0011】(5) 複数のコンピュータ、印刷装置、
ファクシミリ、スキャナ、複写機の何れか、若しくは、
それらの複数機能の組み合わせに相当する機能を保持す
る複合機能システム、または、複数のコンピュータ、印
刷装置、ファクシミリ、スキャナ、複写機などの装置が
ネットワーク接続されており、ネットワークを介して各
装置に対し処理要求を行うことが可能であるシステム構
成において、システム内の複数の機能を利用することが
可能であり、これらシステムにおける機器の機能を利用
するための所望の動作モードを入力するための設定入力
手段、この設定入力手段からの入力に応じて機器の動作
モードを設定させる入力制御手段、設定対象である機器
が利用不可能な場合の代替機器を指定する代替機器指定
手段、として機能させることを特徴とする代替機器設定
プログラムを記録した媒体。
【0012】(6) 前記複合機能システムにおいて、
設定情報管理手段、動作制御手段、設定情報送信手段、
として機能させることを特徴とする前項(5)記載の代
替機器設定プログラムを記録した媒体。
【0013】(7) 前記複合機能システムにおいて、
代替機器検索手段として機能させることを特徴とする前
項(5)記載の代替機器設定プログラムを記録した媒
体。
【0014】(8) 前記複合機能システムにおいて、
機器能力管理手段として機能させることを特徴とする前
項(5)記載の代替機器設定プログラムを記録した媒
体。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】尚、本実施例では、機器の例としてスキャ
ナの場合について説明する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明に係る基本的
なシステム構成を示す説明図である。
【0018】同図において、1、2は他の装置へのサー
ビス要求送信元となるホストコンピュータである。3は
ネットワーク接続されたホストコンピュータ1、2によ
って管理されている装置Aであり、4及び5はネットワ
ーク接続された装置B、装置C(例えば、プリンタ、複
写機など)で、夫々の装置の処理機能及び能力が一致し
ているとは限らない。
【0019】これらの装置は、夫々ネットワーク6に接
続されており、ホストコンピュータ1、2は夫々装置
A、B、Cの3、4、5を使用することができる。
【0020】図2は、本発明を適用できる複合機能シス
テムの構成を示すブロック図である。217は制御部で
ある。タッチパネル201が表示部207の上に重ねて
あり、ユーザがその表面をタッチすることでタッチされ
た座標をインターフェース部202に送っている。イン
ターフェース部202では、転送されてきた座標をCP
U205に送っている。CPU205では転送されてき
た座標からタッチパネル201のどのキーが押されたの
かを判断している。203は各種動作モードの設定画面
のデータ、制御プログラム等を記憶するROMである。
204は現在の設定状態のデータやプログラム等を記憶
するRAMである。CPU205は、装置の状態、及び
ユーザによるタッチパネル201への入力に応じた目的
別タブキー、目的別設定画面を構成して、表示制御部2
06に転送する。表示部207はフルドットLCDで、
表示制御部206より表示データを転送され可視表示す
る。即ち、キーよりも表示データにより任意に表示する
ことが可能な構成となっている。
【0021】209はフロッピーディスク等の外部記憶
装置(FDドライバ)であり、プログラム及びデータを
記憶、格納しておき、実行時に必要に応じて参照または
RAM204へロードする。213はこれら記憶装置に
より記憶される記憶媒体である。208はディスク制御
部であり、データ伝達等の制御を行うものである。基本
システムが必要な処理要求を発すると、ハードディスク
の外部記憶装置210から処理を行うシステムまたはプ
ログラムがRAM204上にロードされて起動され、起
動したシステムまたはプログラムは、必要に応じて外部
記憶装置210に格納されたデータや情報を前記RAM
204上にロードする。
【0022】本システムは、基本I/Oプログラム、O
S、及びネットワーク接続装置管理プログラムをCPU
が実行することにより動作する。基本I/Oプログラム
はROM203に書き込まれており、OSは外部記憶装
置210に書き込まれている。そして、本システムが起
動する際に、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシ
ャルプログラムローディング)機能により外部記憶装置
210からOSがRAM204に読み込まれ、OSの動
作が開始される。
【0023】図3は、実施例1における要部構成を示す
ブロック図である。
【0024】設定入力部300は、設定入力手段301
によりシステム内におけるスキャナ機能を利用するため
の所望の動作モードを入力する。また、代替機器設定手
段303により設定対象であるスキャナが利用不可能な
場合の代替機器を指定する。入力制御手段302では、
設定入力手段301によって入力された動作モードの内
容に応じてスキャナの動作モードを設定させ、更に、代
替機器設定手段303で指定された代替機器の指定を行
う。
【0025】スキャナA310は、実際に処理を依頼す
る機器であり、この機器内にはスキャナの機能を提供す
る能力を保持している。ここでは、設定入力手段301
から入力されたスキャナA310に対する動作モードの
設定を設定情報311として保持している。設定情報管
理手段312は、設定情報311に対する読み出し書き
込みなどの管理を行う。動作制御手段313では、設定
情報311に基づき、スキャナA310における動作の
制御を行う。設定情報送信手段314では、スキャナA
310で要求された処理を行うことが不可能であると動
作制御手段313で判断された場合に、設定情報管理手
段312により、設定情報311を取得し、スキャナA
310が利用できない場合に利用する代替スキャナに対
して、設定情報311を送信する。
【0026】スキャナB320は、スキャナA310が
利用できない場合に利用される機器であり、この機器内
にはスキャナ機能を提供する能力を保持している。ここ
では、スキャナA310のための設定情報311を継承
した、同等或はそれに代わる設定情報321を保持して
いる。設定情報管理手段322では、設定情報321に
対する読み出し書き込みなどの管理を行う。動作制御手
段323では、設定情報321に基づき、スキャナB3
20における動作の制御を行う。
【0027】図4は、実施例1における処理のフローチ
ャートであり、S400からS411はシステム内のス
キャナ機能に動作モードを設定し代替機器を利用する各
ステップを示している。
【0028】S400を登録処理の開始とし、S401
では設定入力手段301により、スキャナ機能を利用す
る際の動作モードの入力が行われる。S402では入力
された動作モードを設定情報311として保持すること
により、動作モードの設定を行う。次にS403では、
設定された機器のスキャナ機能が利用可能かを判断す
る。利用可能であれば、S410へ進み、設定された動
作モードの設定情報311に基づき、要求された動作処
理を行い、S411で処理終了となる。S403で設定
された機器のスキャナ機能が利用不可能である場合は、
S404へ進み、代替機器が代替機器指定手段303に
より指定されているかを判断する。代替機器が指定され
ていない場合は、要求されている処理を行う機器がない
ため、S409で異常終了となる。S404で代替機器
が代替機器指定手段303により指定されている場合に
は、S405で指定された代替機器に対して、設定され
た動作モードの設定情報311を送信する。S406で
は、S405で送信された設定情報311を継承した設
定情報321が代替機器において設定される。S407
では、設定情報321に基づき、要求された動作処理を
行い、S408で処理終了となる。
【0029】図5は、実施例1における動作モード設定
入力画面である。
【0030】スキャン機能設定を行う画面500上には
現在設定されているスキャナの設定、スキャンモードを
表すアイコン、スキャンモードのタイトル、用紙サイズ
等が表示されている。ここで行われる設定に基づき、機
器のスキャナ機能が動作する。
【0031】Presetモード選択領域501には、スキャ
ン設定のプリセットモードを表す以下のアイコンが表示
されている。即ち、 Photo 502 :300dpi,Gray,AE ON Text 503 :200dpi,Black & White, AE O
N Photo Text 504 :200dpi,Gray,AE ON News Paper 505 :400dpi,Black & White,AE
OFF:インジケータ2ステップ薄目 Draft 506 :100dpi,Black & White,AE OF
F:インジケータ真中 Not Defined 507 :(選択できない) 上記の様に表示されているアイコン502〜507を押
すことによって選択表示状態とすることが出来る。選択
表示状態とすることが出来るのは、どれか一つのアイコ
ンに限られ、現在選択されていないアイコンを押すこと
によって、現在選択されているアイコンの選択表示状態
を解除することが出来る。
【0032】アイコン502〜507を選択すると、選
択されたアイコンの上記の内容が、RESOLUTION表示領域
508、SCAN MODE 表示領域509、EXPOSURE領域51
0に設定される。スキャン機能設定画面500が表示さ
れた直後は、Photo Text 504が選択されている。SC
AN SETTING情報表示領域511には、現在選択されてい
るPresetモードのアイコンと現在設定されている状態か
ら計算される画像のデータサイズがKBを単位として表
示される。PAPER SELECT表示領域には、現在設定されて
いるスキャンする領域の大きさ・向きが表示されてい
る。PAPER SELECT選択ボタン513を押すことにより、
設定可能内容がプルダウン表示され、その中から使用す
る用紙の大きさ・向きを選択する。
【0033】RESOLUTION表示領域508には、現在設定
されているスキャンの解像度が表示されている。RESOLU
TION選択ボタン514を押すことによって設定可能な内
容がプルダウン表示され、その中から使用する解像度を
選択する。スキャン機能設定画面500が表示された直
後には、Presetの Text 503の設定内容が表示されて
いる。SCAN MODE 表示領域508には、現在設定されて
いるスキャンのモードが表示されている。SCAN MODE 選
択ボタン515を押すことによって設定可能内容がプル
ダウン表示され、その中から使用するSCAN MODE を選択
する。スキャン機能設定画面500が表示された直後に
は、PresetのPhoto Text504の設定内容が表示されて
いる。
【0034】Exposureインジケータ516はExposure5
10の状態を表示し、AE、<、>ボタン517、51
8、519によってExposure510を設定するスキャン
機能設定画面500が表示された直後には、AEボタン
517が選択された状態となっており、Exposureインジ
ケータ516には表示がされていない。<518または
>519ボタンを押すことによりExposureインジケータ
516が表示される。AEボタン517が選択されてい
る状態で>ボタン519を押すと、インジケータは真ん
中から一つ右隣に位置され、<ボタン518を押すと真
ん中から一つ左隣に位置される。AEボタン517を押
すとExposureインジケータ516の表示は消されて、A
Eボタン517が選択された状態となる。OKボタン5
20を押すと設定は保存され、キャンセル(Cancel) ボ
タン521を押すと設定は破棄される。何れの場合もボ
タンが押されるとサブダイアログはクローズされる。ス
キャン機能設定画面500には、その他、スキャナ機能
を設定するための右スクロール・左スクロール・Settin
g ボタン・ARIADESIGNボタン・OVERLAY ボタン・SHARPN
ESS ボタンが装備されている。
【0035】以上の様に、動作モードの設定情報を自動
的に代替機器へ送信することにより、ネットワーク上の
あるスキャナ機能が利用できない場合でも、同一ネット
ワーク内のスキャナ機能に自動的に動作モードの設定が
なされることになり、迅速、且つ正確に代替機器の利用
が可能となり、更に、代替機器においても同一の動作モ
ードの設定を保つことが可能になる。
【0036】また、本実施例の場合は、代替スキャナ設
定プログラムは、図4で示されるフローチャートに基づ
いてプログラムコード化されたものであり、プログラム
はコード化されたものとして、記憶媒体FD213に記
録されており、図10(b)はその記録内容の構成を表
している。
【0037】記憶媒体FD213に記録された代替スキ
ャナ設定プログラム及び関連データは、図10(c)に
示すようにFDドライブ209を通じて、本コンピュー
タシステムc00にロードすることが出来る。この記憶
媒体FD213をFDドライブ209にセットすると、
OSa02及び基本I/Oプログラムa01の制御のも
とに代替スキャナ設定プログラム及び関連データが記憶
媒体FD213から読み出され、RAM204にロード
されて動作可能となる。
【0038】図10(a)は、本代替スキャナ設定プロ
グラムがRAM204にロードされ実行可能となった状
態を示す。構成として、基本I/Oプログラムa01、
OSa02、ネットワーク接続装置管理プログラムa0
3,関連データa04、ワーキエリアa05が図のよう
に配置される。
【0039】本実施例では、記憶媒体FD213から代
替スキャナ設定プログラム及び関連データを直接RAM
204にロードして実行させる例を示したが、この他に
記憶媒体FD213から代替スキャナ設定プログラム及
び管理データを一旦HD210に格納(インストール)
しておき、本代替スキャナ設定プログラムを動作させる
際に、HD210からRAM204にロードするように
してもよい。
【0040】なおまた、本代替スキャナ設定プログラム
を記録する媒体はFD213以外にCD−ROMまたは
ICメモリーカード等であっても良い。更に、本代替ス
キャナ設定プログラムをROM203に記録しておき、
これをメモリマップの一部となすように構成し、直接C
PU205で実行することも可能である。
【0041】(実施例2)実施例1では、ネットワーク
上のあるスキャナ機能が利用できない場合には、代替機
器の指定を行うことにより、その設定情報を継承させ、
代替機器による処理を行っていたが、これに限らず、シ
ステム内の機器能力を全て管理することにより、代替機
器の指定がない場合にも、自動的に代替機器になり得る
機器を検索し処理依頼し、代替機器として機能させるこ
とが可能である。
【0042】図6、7を参照して、本発明における実施
例2について詳細に説明する。
【0043】図6は、本システムの一実施例を示す概略
ブロック図である。
【0044】設定入力部600は、設定入力手段601
によりシステム内におけるスキャナ機能を利用するため
の所望の動作モードを入力する。また、代替機器指定手
段603により、設定対象であるスキャナが利用不可能
な場合の代替機器を指定する。入力制御手段602で
は、設定入力手段601によって入力された動作モード
の内容に応じてスキャナの動作モードを設定させ、更
に、代替機器指定手段603で指定された代替機器の指
定を行う。
【0045】スキャナA610は、実際に処理を依頼す
る機器であり、この機器内にはスキャナ機能を提供する
能力を保持している。ここでは、設定入力手段601か
ら入力されたスキャナA610に対する動作モードの設
定を設定情報611として保持している。設定情報管理
手段612は、設定情報611に対する読み出し書き込
みなどの管理を行う。動作制御手段613では、設定情
報611に基づき、スキャナA610における動作の制
御を行う。設定情報送信手段614では、スキャナA6
10で要求された処理を行うことが不可能であると動作
制御手段613で判断された場合に、設定情報管理手段
612により、設定情報611を取得し、スキャナA6
10が利用できない場合に利用する代替スキャナに対し
て、設定情報611を送信する。
【0046】スキャナB620は、スキャナA610が
利用できない場合に利用される機器であり、この機器内
にはスキャナ機能を提供する能力を保持している。ここ
では、スキャナA610のための設定情報611を継承
した、同等あるいはそれに代わる設定情報621を保持
している。設定情報管理手段622では、設定情報62
1に対する読み出し書き込みなどの管理を行う。動作制
御手段623では、設定情報621に基づき、スキャナ
B620における動作の制御を行う。
【0047】機器能力管理部640では、本システム内
の全ての機器に関する能力を夫々の機器ごとに、機器能
力情報642として保持しており、機器能力管理手段6
41により、情報の管理を行っている。
【0048】代替機器検索部630では、代替機器検索
手段631により、代替機器指定手段603による代替
機器の指定がない場合に、本システム内における機器能
力情報642を参照することにより、代替機器になり得
る機器の検索を行う。
【0049】図7は、本発明の一例を示すフローチャー
トで、S700〜S711は、システム内のスキャナ機
能に動作モードを設定し代替機器を利用する各ステップ
を示している。
【0050】S700を登録処理の開始とし、S701
では設定入力手段601により、スキャナ機能を利用す
る際の動作モードの入力が行われる。S702では入力
された動作モードを設定情報611として保持すること
により、動作モードの設定を行う。次にS703では、
設定された機器のスキャナ機能が利用可能かを判断す
る。利用可能であれば、S710へ進み、設定された動
作モードの設定情報611に基づき、要求された動作処
理を行い、S711で処理終了となる。S703で設定
された機器のスキャナ機能が利用不可能である場合は、
S704へ進み、代替機器が代替機器指定手段603に
より指定されているかを判断する。代替機器が指定され
ていない場合は、S712へ進み、動作制御手段613
による制御に基づき、代替機器の検索命令が出され、代
替機器検索手段631により本システム内の機器におい
て処理要求の代行が可能である機器を検索する。S71
3で検索結果をもとに、該当する代替機器が存在するか
否かを判断し、該当する代替機器が存在しない場合は、
要求されている処理を行う機器が無いため、S709で
異常終了となる。S713で代替機器が存在すると判断
された場合には検索された代替機器に対して、また、S
704で代替機器が代替機器指定手段603により指定
されている場合には、S705で、指定された代替機器
に対して設定された動作モードの設定情報611を送信
する。S706では、S705で送信された設定情報6
11を継承した設定情報621が代替機器において設定
される。S707では、設定情報621に基づき、要求
された動作処理を行い、S708で処理終了となる。
【0051】(実施例3)前記、実施例1、実施例2で
は、動作モードの設定情報を設定された機器から、代替
機器に対して送信していたが、これによらず、代替機器
になり得る機器に設定情報を取得する手段を設けること
により、代替機器となり得る機器が自主的に、設定情報
を取得し処理を行うことが可能となる。
【0052】図8、図9を参照して、本発明における実
施例3について詳細に説明する。
【0053】図8は、本システムの一実施例を示す概略
ブロック図である。
【0054】設定入力部800は、設定入力手段801
によりシステム内におけるスキャナ機能を利用するため
の所望の動作モードを入力する。また、代替機器指定手
段803により、設定対象であるスキャナが利用不可能
な場合の代替機器を指定する。入力制御手段802で
は、設定入力手段801によって入力された動作モード
の内容に応じてスキャナの動作モードを設定させ、更
に、代替機器指定手段803で指定された代替機器の指
定を行う。
【0055】スキャナA810は、実際に処理を依頼す
る機器であり、この機器内にはスキャナ機能を提供する
能力を保持している。ここでは、設定入力手段801か
ら入力されたスキャナA810に対する動作モードの設
定を設定情報811として保持している。設定情報管理
手段812は、設定情報811に対する読み出し書き込
みなどの管理を行う。動作制御手段813では、設定情
報811に基づき、スキャナA810における動作の制
御を行う。
【0056】スキャナB820は、スキャナA810が
利用できない場合に利用される機器であり、この機器内
にはスキャナ機能を提供する能力を保持している。ここ
では、スキャナA810のための設定情報811を継承
した、同等あるいはそれに代わる設定情報821を保持
している。設定情報管理手段822では、設定情報82
1に対する読み出し書き込みなどの管理を行う。動作制
御手段823では、設定情報821に基づき、スキャナ
B820における動作の制御を行う。
【0057】設定情報取得手段824では、スキャナA
810で要求された処理を行うことが不可能である場合
に、動作制御手段823から設定情報の取得を促され、
設定情報管理手段812により、設定情報811を取得
し、スキャナA810が利用できない場合に利用する代
替スキャナ設定において、設定情報821として保持す
る。
【0058】機器能力管理部840では、本システム内
の全ての機器に関する能力を夫々の機器ごとに、機器能
力情報842として保持しており、機器能力管理手段8
41により、情報の管理を行っている。
【0059】代替機器検索部830では、代替機器検索
手段831により、代替機器指定手段803による代替
機器の指定がない場合に、本システム内における機器能
力情報842を参照することにより、代替機器になり得
る機器の検索を行う。
【0060】図9は、本発明の一例を示すフローチャー
トで、S900〜S911は、システム内のスキャナ機
能に動作モードを設定し代替機器を利用する各ステップ
を示している。
【0061】S900を登録処理の開始とし、S901
では設定入力手段801により、スキャナ機能を利用す
る際の動作モードの入力が行われる。S902では入力
された動作モードを設定情報811として保持すること
により、動作モードの設定を行う。次にS903では、
設定された機器のスキャナ機能が利用可能かを判断す
る。利用可能であれば、S910へ進み、設定された動
作モードの設定情報811に基づき、要求された動作処
理を行い、S911で処理終了となる。S903で設定
された機器のスキャナ機能が利用不可能である場合は、
S904へ進み、代替機器が代替機器指定手段803に
より指定されているかを判断する。代替機器が指定され
ていない場合は、S912へ進み、動作制御手段813
による制御に基づき、代替機器の検索命令が出され、代
替機器検索手段831により本システム内の機器におい
て処理要求の代行が可能である機器を検索する。S91
3で検索結果をもとに、該当する代替機器が存在するか
否かを判断し、該当する代替機器が存在しない場合は、
要求されている処理を行う機器が無いため、S909で
異常終了となる。S913で代替機器が存在すると判断
された場合には検索された代替機器に対して、また、S
904で代替機器が代替機器指定手段803により指定
されている場合には、S905で、指定された代替機器
において、動作制御手段823が設定情報管理手段81
2を通じて、入力された動作モードの設定情報811を
取得する。S906では、S905で取得した設定情報
811を継承した設定情報821が代替機器において設
定される。S907では、設定情報821に基づき、要
求された動作処理を行い、S908で処理終了となる。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る代替機器設定シ
ステムによれば、ネットワークを介して複数の機能を利
用することが可能であり、設定入力手段により、システ
ムにおけるスキャナ等の機器の機能を利用するための所
望の動作モードを入力することが可能であり、入力制御
手段により、入力に応じてスキャナ等の機器の動作モー
ドを設定させることが可能であり、代替機器指定手段に
より、設定対象である機器が利用不可能な場合の代替機
器を指定することが可能である。
【0063】請求項2に係るシステムによれば、スキャ
ナ等の機器の動作モードの設定を設定情報として保持
し、設定情報管理手段により、設定情報に関する読み出
し書き込みなどの管理を行うことが可能であり、動作制
御手段により、設定情報に基づいたスキャナ等の機器の
動作に関する制御を行うことが可能であり、設定情報送
信手段により、設定情報を代替機器に送信することが可
能である。
【0064】請求項3に係るシステムによれば、代替機
器検索手段により、動作モードの設定がなされた機器に
代わる代替機器を検索することが可能である。
【0065】請求項4に係るシステムによれば、システ
ム内の各機器の能力に関する情報を機器能力情報として
保持しており、機器能力管理手段により、機器能力情報
に対する読み出し書き込みを行うことが可能である。
【0066】請求項5、6、7、8に係るプログラム及
び関連データは、FD、CD−ROM、ICメモリーカ
ード等の記録媒体に記録されることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本的なシステム構成を示す説明図
【図2】 基本的なシステム構成を示すブロック図
【図3】 実施例1における要部構成を示すブロック図
【図4】 実施例1における処理のフローチャート
【図5】 実施例1における設定入力画面図
【図6】 実施例2における要部構成を示すブロック図
【図7】 実施例2における処理のフローチャート
【図8】 実施例3における要部構成を示すブロック図
【図9】 実施例3における処理のフローチャート
【図10】(a)実施例1におけるメモリマップ図、同
(b)実施例1におけるプログラム構成図、同(c)実
施例1におけるプログラムロード処理図
【符号の説明】
1 ホストPC 2 ホストPC 3 装置A 4 装置B 5 装置C 6 コンピュータネットワーク 201 タッチパネル 202 インタフェース部 203 ROM 204 RAM 205 CPU 206 表示制御部 207 表示部 208 ディスク制御部 209 外部記憶装置(FDドライブ) 210 外部記憶装置(HDドライブ) 211 画像処理部 212 ネットワークインタフェース 213 記憶媒体FD 214 プリンタ部 215 スキャナ部 216 Fax部 217 制御部 300 設定入力部 301 設定入力手段 302 入力制御手段 303 代替機器指定手段 310 スキャナA 311 設定情報 312 設定情報管理手段 313 動作制御手段 314 設定情報送信手段 320 スキャナB 321 設定情報 322 設定情報管理手段 323 動作制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンピュータ、印刷装置、ファク
    シミリ、スキャナ、複写機の何れか、若しくは、それら
    の複数機能の組み合わせに相当する機能を保持する複合
    機能システム、または、複数のコンピュータ、印刷装
    置、ファクシミリ、スキャナ、複写機などの装置がネッ
    トワーク接続されており、ネットワークを介して各装置
    に対し処理要求を行うことが可能であるシステム構成に
    おいて、システム内の複数の機能を利用することが可能
    であり、これらシステムにおける機器の機能を利用する
    ための所望の動作モードを入力するための設定入力手段
    と、この設定入力手段からの入力に応じて機器の動作モ
    ードを設定させる入力制御手段と、設定対象である機器
    が利用不可能な場合の代替機器を指定する代替機器指定
    手段とを有することを特徴とする代替機器設定システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記複合機能システムにおいて、前記設
    定入力手段における入力に応じた機器の動作モードの設
    定を設定情報として保持し、この情報に関する読み出し
    書き込みなどの管理を行う設定情報管理手段と、設定情
    報に基づいた機器の動作に関する制御を行う動作制御手
    段と、設定情報管理手段により読み込んだ設定情報を代
    替機器に送信する設定情報送信手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載の代替機器設定システム。
  3. 【請求項3】 前記複合機能システムにおいて、前記設
    定入力手段による動作モードの設定がなされた機器に代
    わる代替機器を検索する代替機器検索手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の代替機器設定システム。
  4. 【請求項4】 前記複合機能システムにおいて、システ
    ム内の各機器の能力に関する情報を機器能力情報として
    保持しており、これらの情報に対する読み出し書き込み
    を行う機器能力管理手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の代替機器設定システム。
  5. 【請求項5】 複数のコンピュータ、印刷装置、ファク
    シミリ、スキャナ、複写機の何れか、若しくは、それら
    の複数機能の組み合わせに相当する機能を保持する複合
    機能システム、または、複数のコンピュータ、印刷装
    置、ファクシミリ、スキャナ、複写機などの装置がネッ
    トワーク接続されており、ネットワークを介して各装置
    に対し処理要求を行うことが可能であるシステム構成に
    おいて、システム内の複数の機能を利用することが可能
    であり、これらシステムにおける機器の機能を利用する
    ための所望の動作モードを入力するための設定入力手
    段、この設定入力手段からの入力に応じて機器の動作モ
    ードを設定させる入力制御手段、設定対象である機器が
    利用不可能な場合の代替機器を指定する代替機器指定手
    段、として機能させることを特徴とする代替機器設定プ
    ログラムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 前記複合機能システムにおいて、設定情
    報管理手段、動作制御手段、設定情報送信手段、として
    機能させることを特徴とする請求項5記載の代替機器設
    定プログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 前記複合機能システムにおいて、代替機
    器検索手段として機能させることを特徴とする請求項5
    記載の代替機器設定プログラムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 前記複合機能システムにおいて、機器能
    力管理手段として機能させることを特徴とする請求項5
    記載の代替機器設定プログラムを記録した媒体。
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Cited By (4)

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