JP4888251B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、操作が容易であると共に、選択した画像処理が及ぼす影響を、ユーザに的確に把握させることができる画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
電子カメラ等で撮影された画像データに、色調の補正や回転などの各種画像処理を施すことができる画像処理装置が知られている。このような画像処理装置では、縮小画像であるサムネイル画像を表示画面に並べて表示し、入力された画像データを一覧できるように構成されている。
また、特許文献1には、所定の画像処理を実行させるためのマクロを複数種類用意し、これら複数のマクロから任意の複数のマクロを組み合わせて処理プログラムを編集し、処理対象の複数のサムネイル画像に対して、編集した処理プログラムを実行することが開示されている。このようにすれば、複数種類の画像処理をまとめて実行することができる。
特開2000−215322号公報
しかしながら、実行すべき画像処理をユーザが予め決定している場合は、上記特許文献1の技術は有効であるものの、画像データに対しどのような画像処理を実行するかは、試行錯誤しながら決定されることが多い。そのような場合、上述した特許文献1を含む従来の技術では、サムネイル画像を選択する画面に切り替える、画像処理対象のサムネイル画像を選択する、画像処理を選択する画面に切り替える、実行すべき画像処理を選択する、という行為を繰り返し行わなければならず、ユーザの操作が煩雑であるという問題点があった。
また、例えば、同じ場所で撮影した一連の写真などを画像処理する場合、ユーザは、全体のまとまりを考慮する場合が多い。よって、まず、いくつかの画像について画像処理の実行を決定し、その効果を画面で確認した後、全体的なまとまりを考慮し、さらに他の画像についても、その画像処理を実行したいという場合がある。
このような場合、上述した特許文献1のように、画像処理後のサムネイル画像のみを表示するものであると、一部の画像データに対してある画像処理を実行した場合、その選択した画像処理が、全体的なまとまりに対しどのような影響を及ぼすのか視認することができないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、操作が容易であると共に、選択した画像処理が及ぼす影響をユーザに的確に把握させることができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、読み込んだ画像データに対し、複数種類の画像処理を施し得るものであって、画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、前記画像データの内容を示すサムネイル画像を表示するサムネイル画像表示手段と、前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示する機能提示手段と、前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対し指示物が接触または接近させられたかを判断する選択判断手段と、前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像と、指示物が接触または接近させられたと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示手段と、前記機能提示手段により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択手段と、前記画像処理選択手段により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断手段により指示物が接触または接近されられたと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更手段を備えるものであることを特徴とする。
請求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装置において、前記画像処理選択手段により選択された画像処理が前記サムネイル画像で既に処理結果が示されている処理である場合、その画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像の各々を、前記画像処理選択手段により選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で置換する第1解除手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の画像処理装置は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされた後における、前記タッチパネルに表示されたサムネイル画像に対する指示物の接触または接近を検出する追加検出手段と、その追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像が、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものであるかを判断するサムネイル画像判断手段と、そのサムネイル画像判断手段により、前記サムネイル画像が前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものであると判断された場合、その画像処理選択手段により選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で、前記追加検出手段により検出されたサムネイル画像を置換する第2解除手段とを備えることを特徴とする。
請求項4記載の画像処理装置は、請求項3記載の画像処理装置において、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像により、前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々が置換された後、さらに、前記画像処理選択手段により新たな画像処理が選択され、その新たに選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像により、前記サムネイル画像の各々が置換された場合、前記第2解除手段は、前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像によって処理結果が示される画像処理のうち、前記画像処理選択手段により直近に選択された画像処理のみを取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で、前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像を置換するものであることを特徴とする。
請求項5記載の画像処理装置は、請求項3または4に記載の画像処理装置において、前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像が、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものではないことが前記サムネイル画像判断手段により判断された場合、そのサムネイル画像を、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で置換する追加置換手段を備えることを特徴とする。
請求項6記載の画像処理方法は、画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、読み込んだ画像データの内容を示すサムネイル画像を表示するサムネイル画像表示工程と、前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示する機能提示工程と、前記サムネイル画像表示工程により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対し指示物が接触または接近させられたかを判断する選択判断工程と、前記選択判断工程により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像と、指示物が接触または接近させられたと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示工程と、前記機能提示工程により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択工程と、前記画像処理選択工程により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断工程により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断工程により指示物が接触または接近されられたと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更工程を備えるものであることを特徴とする。
請求項7記載の画像処理プログラムは、画像処理装置が備えるコンピュータが実行するプログラムであって、画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、読み込んだ画像データの内容を示すサムネイル画像を表示させるサムネイル画像表示手段と、前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示させる機能提示手段と、前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対する指示があったか否かを、指示物が接触または接近させられたかに基づいて判断する選択判断手段と、前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像と、指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示手段と、前記機能提示手段により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択手段と、前記画像処理選択手段により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項1記載の画像処理装置または請求項記載の画像処理方法または請求項7記載の画像処理プログラムによれば、指示物の接触または接近により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、指示物が接触または接近させられたサムネイル画像の各々が置換されるので、ユーザが指示物を接触または接近させることにより選択したサムネイル画像が多数ある場合であっても、容易な操作で、選択された画像処理を施した場合の処理結果を一覧することができるという効果がある。また、選択されたサムネイル画像以外のサムネイル画像についてはその表示が維持されるので、複数画像データのうち一部の画像データに対し画像処理を施した場合に、その一部の画像データに対する画像処理が全体に及ぼす影響を、ユーザが的確に把握することができるという効果がある。
また、指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像と、指示物が接触または接近させられたと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させるので、あるいは、指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像と、指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させるので、ユーザは、指示物が接触または接近させられたサムネイル画像を視認し、適切な画像処理を選択することができるという効果がある。
請求項2記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理装置の奏する効果に加え、先に選択した画像処理についてその処理結果をサムネイル画像により視認した後、再度同じ画像処理を選択することにより、その画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像を視認することができるので、画像処理を実行する場合と実行しない場合のそれぞれの効果を容易な操作で視認することができるという効果がある。
請求項3記載の画像処理装置によれば、請求項1または2に記載の画像処理装置の奏する効果に加え、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像に指示物を接触または接近させることにより、各サムネイル画像について個別に、先に選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像を視認することができる。すなわち、ユーザは、選択した画像処理を時刻する場合と実行しない場合のそれぞれの処理結果を各画像データ毎に容易な操作で視認することができるという効果がある。
請求項4記載の画像処理装置によれば、請求項3記載の画像処理装置の奏する効果に加え、追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像によって処理結果が示される画像処理のうち、画像処理選択手段により直近に選択された画像処理のみを取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で置換されるので、ユーザが残しておきたい画像処理結果まで取り消されてしまうことが抑制され、操作性が良いという効果がある。
請求項5記載の画像処理装置によれば、請求項3または4に記載の画像処理装置の奏する効果に加え、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像を視認した後、その画像処理の処理結果を示さない他のサムネイル画像についても、容易な操作で、選択された画像処理の処理結果を視認することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明における実施形態の複合機1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、本複合機1は、下部に設けられたプリンタ2と、上部に設けられたスキャナ3と、スキャナ3の正面側に設けられた操作パネル4とを一体的に備えたMFP(Multi Function Peripheral)であり、コピー機能、ファクシミリ機能、パーソナルコンピュータ(以下単に「PC」と称す)など外部のコンピュータ(図示せず)から受信したデータを記録用紙に記録(印刷)するプリンタ機能など複数の機能を実現するものである。
接続パネル70には、その左端側にUSB端子71が配設されている。USB端子71は、外部機器とUSB接続することにより該外部機器と本複合機1とを通信可能に接続するコネクタ端子である。また、接続パネル70の右端側にはスロット部72が配設されている。スロット部72はメモリカード(カード型メモリ)を装填可能な複数のカードスロットが設けられている。カードスロットにメモリカードが装填され、該装填されたメモリカードから、画像データの一例である画像ファイルが後述の制御部20(図2参照)により読み出される。
複合機1の正面側には、操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、横長形状に形成されている。操作パネル4は、プリンタ2やスキャナ3を操作するためのものであり、各種操作キー40とタッチパネル41とを具備する。ユーザは、操作パネル4を用いて、所望の指令を入力することができる。複合機1に所定の指令が入力されると、その入力された情報に基づいて該複合機1の動作が制御部20(図2参照)によって制御される。
また、タッチパネル41は、画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うので、ユーザは、タッチパネル41上の画面に、指示物の一例としての指やペンを接触させる(タッチする)ことで所望の指令を入力することができる。
次に、図2を参照して、本実施形態の複合機1の電気的構成について説明する。図2は、複合機1の電気的構成を示すブロック図である。複合機1は、ケーブルを介してPCなどと接続可能なインターフェイス(以下「I/F」と称する)であるパラレルI/F29と、デジタルカメラなどと接続可能なUSB端子71と、外部メディア(例えば、メモリカードやハードディスクなどの記録媒体)を着脱自在に装着可能なスロット部72とを備えている。このため、PC、デジタルカメラ、外部メディアから画像ファイルを入力することができるようになっている。なお、PC、デジタルカメラ、外部メディアと複合機の接続形態は、これに限られない。図示しないネットワークI/Fを介して接続するものでも良い。
制御部20は、プリンタ2、スキャナ3及び操作パネル4(図1参照)を含む複合機1の動作を統括的に制御するものである。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)24を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス25を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)26に接続されている。
CPU21は、この複合機1を総括的に制御する中央演算処理装置である。ROM22は、CPU21により実行される各種制御プログラム(例えば、図4(b)のフローチャートに示すプログラム)やそのプログラムを実行する際に用いられる固定値などを記憶するものである。
RAM23は、CPU21が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又は作業領域として使用される書き換え可能なメモリである。RAM23には、複合機1の起動に伴って読み込みが指示されているプログラムのためのロードエリアなどが設けられている。
また、RAM23には、画像ファイル一時記憶エリア230と、位置情報記憶エリア232と、確定済画像処理記憶エリア234とが設けられている。
画像ファイル一時記憶エリア230は、スロット部72にメモリカード(図示せず)が差し込まれた場合に、そのメモリカードから読み出された画像ファイルを記憶するエリアである。本実施形態では、画像ファイル一時記憶エリア230に記憶される画像ファイルは、例えば、JPEG方式の画像データであって、各画像ファイルには、画像ファイルを縮小して表示するためのサムネイルデータが付加されているものとして説明する。
図3(a)を参照し、各画像ファイルに付加されたサムネイルデータに基づいて、タッチパネル41に表示されるサムネイル画像411について説明する。図3(a)は、サムネイル画像411が表示されたタッチパネル41の表示態様の一例を示す図である。図3(a)に示すように、サムネイル画像411は、画像ファイル一時記憶エリア230に読み込まれた各画像ファイルの内容を示す縮小化された見本画像であるため、タッチパネル41には多数のサムネイル画像411をマトリクス状に並べて配置することができる。図3(a)には、合計12個のサムネイル画像411を、4列3行のマトリクス状に配列して表示した状態を示している。
なお、本実施形態では、タッチパネル41の表示可能領域をサムネイル表示領域413と操作キー表示領域414とに分割し、サムネイル表示領域413にサムネイル画像411を表示し、操作キー表示領域414には、各種操作キー412を表示する。ここでは、操作キー412として、画像処理キー4121と、カーソルキー4122と、決定キー4123と取消キー4124とが表示されている。
画像処理キー4121は、機能提示画像の一例であって、画像ファイルに対し施し得る複数種類の画像処理をユーザに提示し、ユーザに任意の画像処理を選択させるためにタッチパネル41に表示されるボタン形状の画像である。1つの画像処理キー4121は1種類の画像処理に対応している。ここで、複合機1が実行可能な画像処理としては、例えば、画像を右回転する「右回転」処理、画像を左回転する「左回転」処理、画像の色調をセピア調に補正する「セピア」処理、各画像に順序を付与する「順序指定」処理、各画像に余白を設けない「フチ無」処理、赤目になってしまった画像を補正する「赤目補正」処理、画像をモノクロ化する「モノクロ」処理、画像に日付を付与する「日付指定」処理、各画像に余白を設ける「フチ有」処理、画像の明るさを補正する「露出補正」処理などがあるものとして説明する。
複合機1が実行可能な画像処理が多数ある場合、その各々に対応した多数の画像処理キー4121をタッチパネル41に一度に並べて表示するように構成しても良いが、本実施形態の複合機1では、図3(a)に示すように、タッチパネル41には、一度に、例えば2個の画像処理キー4121を表示するものとして説明する。そして、カーソルキー4122にタッチされると、他の画像処理キー4121に表示を切り替える。
このようにすれば、タッチパネル41の限られた表示領域を有効に活用し、多数の画像処理キー4121をユーザに提示することができる。なお、決定キー4123および取消キー4124の機能については、図4(b)を参照して後述する。
図2に戻り説明する。位置情報記憶エリア232は、タッチパネル41に表示される画像と位置情報との関係を記憶するエリアである。
図3(b)は、位置情報記憶エリア232の構成を模式的に示す図であり、図3(a)に示す画像がタッチパネル41に表示されているときの記憶内容を示している。図3(b)に示すように、位置情報記憶エリア232には、タッチパネル41に表示中の各画像と、タッチパネル41における各画像の表示位置を示す位置情報とを対応付けて記憶するエリアである。
ここで、位置情報記憶エリア232に記憶される位置情報は、タッチパネル41の表示面に向かって右下を原点とし、横方向をx軸、縦方向をy軸として設定した座標系におけるx座標とy座標とで表されるものとして説明する。図3(b)においては、x座標がi、y座標がjである座標を、XiYjと表記している。タッチパネル41は、例えば圧力から指示物42(図6参照)の接触を検知し、接触が検知された接触位置の座標を入力する。
また、図3(a)に示すように、タッチパネル41にサムネイル画像411と操作キー412とが表示されているとき、位置情報記憶エリア232には、図3(b)に示すように、各座標に表示されるサムネイル画像411の画像ファイル名(P、P・・・)、または各座標に表示される操作キー412に対応する機能が、各座標に対応付けて記憶される。
よって、タッチパネル41から入力される接触位置の座標に基づいて、ユーザによりタッチされたサムネイル画像411またはユーザにより選択された画像処理を特定することができる。
例えば、図3(b)に示すように、位置情報記憶エリア232において、座標X3Y2で特定される矩形領域に画像ファイル名「P」が対応付けられているので、ユーザが、座標X3Y2に表示されるサムネイル画像411にタッチした場合は、その座標がタッチパネルから入力され、その入力に基づいて、画像ファイルPのサムネイル画像にタッチされたことが判断(検出)される。
図2に戻り説明する。確定済画像処理記憶エリア234は、画像ファイル一時記憶エリア230に記憶された各画像ファイルに対し実行することが確定された画像処理を示す情報(属性情報)を記憶するエリアである。
図4(a)は、確定済画像処理記憶エリア234の構成を模式的に示す図である。ユーザによって、ある画像ファイルに対し実行する処理が確定されると、その画像処理がその画像ファイルの属性情報として記憶される。
図2に戻り、バス25を介して制御部20と接続されるASIC26について説明する。ASIC26には、複合機1に所望の指令を入力する操作キー40を制御するパネルゲートアレイ(パネルGA)27が接続されている。パネルゲートアレイ27は、操作キー40の押下(入力)を検出して、所定のコード信号を出力する。CPU21は、パネルゲートアレイ27から所定のキーコードを受信すると、所定のキー処理テーブルに従って、実行すべき制御処理を行う。
ASIC26には、タッチパネル41の画面表示を制御するタッチパネルコントローラ28が接続されている。タッチパネルコントローラ28は、CPU21の指令に基づいて、接続された外部装置やスロット部72に挿入されたメモリカードから受け取ったデータに対応する画像を画面に表示させる。
さらに、ASIC26には、一般公衆回線33に接続されファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)31や、NCU31を介してモデム32が接続されている。
次に、図4(b)から図7(a)を参照して、上記のように構成された複合機1において実行されるサムネイル画像表示処理について説明する。図4(b)は、複合機1により実行されるサムネイル画像表示処理を途中まで示したフローチャートであり、図5は、図4(b)に示すサムネイル画像表示処理の続きの処理を示したフローチャートである。
また、図6および図7(a)は、サムネイル画像表示処理実行時におけるタッチパネル41の表示態様を例示した図である。図6および図7(a)を適宜参照しつつ、図4(b)および図5に示すフローチャートを説明する。
なお、サムネイル画像表示処理は、ユーザによりスロット部72にメモリカードが装着され、メモリカードに記憶された画像ファイルが画像ファイル一時記憶エリア230(図2参照)に読み込まれた場合に実行される処理である。また、サムネイル画像表示処理の実行途中で、ユーザにより取消キー4124にタッチがされると、このサムネイル画像表示処理は終了する。
図4(b)に示すように、サムネイル画像表示処理では、まず、タッチパネル41のサムネイル画像表示領域413に、サムネイル画像411をマトリクス状に配置してm個表示し、画像処理キー4121を含む各種操作キー412を操作キー表示領域414に表示する(S2)。なお、mは2以上の既定の整数であるが、選択肢として表示すべき画像処理の種類がm以上ある場合は、表示しきれないサムネイル画像411を図示しないカーソルキーの操作に応じて表示可能に構成されていても良い。図6(a)は、S2の処理においてサムネイル画像411および画像処理キー4121を含む各種操作キー412が表示されたタッチパネル41の一例を示す。
図4(b)に戻り説明する。次に、タッチパネル41に表示されたサムネイル画像411がタッチされたかを判断する(S4)。具体的には、タッチパネル41に対する指示物42の接触が検出され、且つその接触位置のx座標が0から3の範囲であるかが判断される。
サムネイル画像411にタッチがされると(S4:Yes)、そのタッチされたサムネイル画像411を選択サムネイル画像として認識し、点灯させる(S6)。なお、選択中サムネイル画像として認識されていないサムネイル画像411を非選択サムネイル画像と称する。なお、各サムネイル画像411が、選択サムネイル画像であるか非選択サムネイル画像であるかを管理するための手法としては、例えば、記憶テーブルを用いる手法、あるいは変数を用いる手法など、様々な手法を適宜採用することができ、限定されるものではない。
次に、座標(4,0)に表示された決定キー4123がタッチされたかを判断する(S10)。決定キー4123がタッチされない場合(S10:No)、S4に戻り処理を繰り返す。そして、新たにサムネイル画像411がタッチされると(S4:Yes)、そのサムネイル画像411を点灯する処理を繰り返す。
図6(b)は、指示物42によりタッチされたと判断された複数のサムネイル画像411が点灯された状態を示している。図6(b)に示すように、タッチされたサムネイル画像411は点灯されるので、操作ミスにより誤ったサムネイル画像411にタッチしてしまった場合、ユーザは直ぐにその操作ミスに気づくことができる。
図4(b)に戻り説明する。このようにして処理を繰り返すうちに、所望のサムネイル画像411を全て選択し終わったユーザにより、決定キー4123がタッチされると(S10:Yes)、図5に示すS16の処理に移行する。なお、決定キー4123にタッチする操作が、特許請求の範囲に記載の所定の操作の一例に相当する。
図6(c),図6(d),図6(e)は、S2の処理において、サムネイル画像411をタッチパネル41に表示してからユーザによって決定キー4123がタッチされるまでの間に、ユーザによってタッチされた全てのサムネイル画像411が点灯して表示された状態を示す図である。
図6(c),図6(d),図6(e)に示すように、決定キー4123がタッチされるまでの間にタッチされた全てのサムネイル画像を、選択中サムネイル画像として点灯し、非選択サムネイル画像と異なる態様で表示するので、ユーザは選択中サムネイル画像を正確に把握し、以降のステップで適切な画像処理を選択することができる。
図5を参照して、サムネイル画像表示処理の続きを説明する。なお、カーソルキー4122にタッチされた場合の処理について、このフローチャートでは図示を省略しているが、本実施形態の複合機1によれば、カーソルキー4122がタッチされると、その操作に応じて、タッチパネル41には順次異なる種類の画像処理キー4121が表示される。
まず、画像処理キー4121がタッチされたか否かを判断する(S16)。画像処理キー4121がタッチされた場合(S16:Yes)、その画像処理キー4121に対応する画像処理を選択する(S19)。そして選択された画像処理について、その処理結果を示すサムネイル画像411が、タッチパネル41に既に表示されているか否かを判断する(S20)。
選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411が、タッチパネル41に表示されていない場合(S20:No)、選択中サムネイル画像を、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411で置換する(S22)。
図6(f)は、選択中サムネイル画像411が、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411で置換された状態を示す図である。図6(f)に示すように、ユーザによりタッチされた画像処理キー4121に対応した画像処理が選択されると、選択中サムネイル画像411の各々は、一括して選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411で置換される。
例えば、図6(f)に示す例では、ユーザが「左回転」の画像処理キー412がタッチすることにより、選択中サムネイル画像411が左回転された状態で表示されている。このようにすれば、選択した画像処理を施した場合の処理結果を、複数の画像ファイルについてユーザに一覧させ、迅速に把握させることができる。
また、図6(f)に示すように、非選択サムネイル画像411については、そのまま表示が維持される。よって、例えば、一部の画像ファイルのみ、例えば左回転した場合に、その一部の画像ファイルに対する左回転処理が、全体としてどのような影響を及ぼすかをユーザが把握することができる。
なお、本実施形態では、画像ファイルに付加されているサムネイルデータに対し、選択された画像処理を実行し、それにより得られたサムネイルデータに基づいて、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像(例えば、左回転されたサムネイル画像)を表示するものとして説明する。しかし、これに替えて、画像ファイルに対して選択された画像処理を実行し、得られた画像ファイルからサムネイルデータを作成し、そのサムネイルデータに基づいて、画像処理を施した場合の処理結果を示すサムネイル画像を表示するように構成しても良い。
図5に戻り説明する。次に、S26の処理に移行する。そして、座標(4,0)の決定キー4123がタッチされない場合(S26:No)、S16に戻り処理を繰り返す。
次に、S19のステップにおいて選択された画像処理について、その処理結果を示すサムネイル画像411が、タッチパネル41に既に表示されている場合(S20:Yes)について説明する。
この場合、選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411の各々を、選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像411で置換する(S28)。
例えば、前回までに左回転処理が選択されている場合、選択中サムネイル画像411は、左回転処理結果を示すものとして、左回転された状態で表示されている(図6(f)参照)。この状態において、再度左回転処理が選択された場合は、その左回転処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像(すなわち左回転処理を行っていない状態を示すサムネイル画像)で、左回転された状態で表示されているサムネイル画像の各々を置換する(図6(e)に戻る)。
すなわち、既に処理結果が示されている画像処理に対応した画像処理キー411にタッチするという操作で、その画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像が表示されるので、ユーザは、画像処理を実行する場合と実行しない場合のそれぞれの結果を容易な操作で視認することができ、操作性が良い。
次に、S26の処理に移行する。そして、座標(4,0)の決定キー4123がタッチされない場合(S26:No)、S16に戻り処理を繰り返す。
次に、画像処理キー4121がタッチされず(S16:No)、サムネイル画像411に対するタッチが検出された場合について説明する(S18:Yes)。
サムネイル画像411に対するタッチが検出された場合(S18:Yes)、次に、その検出されたサムネイル画像411が、直前に選択された画像処理の処理結果を示すものであるか否かを判断する(S30)。
まず、タッチされたサムネイル画像411が、直前に選択された画像処理の処理結果を示すものではない場合(S30:No)について説明する。この場合、まず、タッチされたサムネイル画像411を、直前に選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411で置換し(S32)、S26の処理に移行する。すなわち、直前に選択された画像処理の処理結果は、選択中サムネイル画像411によって示されているが、それを見たユーザが他のサムネイル画像411についても、その画像処理を視認したい場合には、所望のサムネイル画像411をタッチするだけで良く、操作性が良い。
次に、タッチされたサムネイル画像411が、直前に選択された画像処理の処理結果を示すものである場合(S30:Yes)について説明する。
この場合は、そのタッチされたサムネイル画像411を、直前に選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像411で置換し(S36)、S26の処理に移行する。
図6(g)は、直前に選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411が、ユーザによってタッチされた状態を示す図であり、図6(h)は、そのタッチされたサムネイル画像が置換された状態を示す図である。
図6(g)に示すように、選択中サムネイル画像は、画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で一括して置換されるが、この処理結果を見たユーザが、一部のサムネイル画像については、その画像処理が不要であると判断する場合がある。このような場合、ユーザは、図6(g)に示すように、一括置換されたサムネイル画像411のうち、任意のサムネイル画像411にタッチすることにより、その直近に選択された画像処理の処理結果を示す前の表示状態に戻すことができるのである。よって、あるサムネイル画像が、それまでに選択された複数種類の画像処理について、その処理結果を示すものであっても、取り消したい画像処理のみを取り消した場合の処理結果を、容易に視認することができる。
図5に戻り説明する。このようにして処理を繰り返すうちに、座標(4,0)の決定キー4123がタッチされると(S26:Yes)、次に、各サムネイル画像411により処理結果が示される画像処理を、各サムネイル画像の元データである画像ファイルの属性情報として、確定済画像処理記憶エリア234(図4(a)参照)に記憶する(S39)。すなわち、決定キー4123がタッチされたときに、サムネイル画像411によって示されていた画像処理は、ユーザによってその実行が確定されたものと判断し、属性情報として記憶するのである。
本実施形態の複合機1によれば、画像ファイル一時記憶エリア230に記憶された各画像ファイルは、確定済画像処理記憶エリア234に記憶された属性情報に従って画像処理されるのであるが、詳細な説明は省略する。
次に、操作キー表示領域414に表示された画像処理キー4121、カーソルキー4122、決定キー4123、取消キー4124を消去し、代わりに、引き続き処理を行うか否かを問うメッセージをタッチパネル41に表示する(S40)。
図7(a)は、画像処理の選択後、決定キー4123にタッチがされた場合におけるタッチパネル41の表示態様の一例を示す図である。図7(a)に示すように、操作キー表示領域414には、ユーザへのメッセージ「引き続き処理を行いますか?」と、そのメッセージに対する回答をユーザに入力させるための操作キーとして、「しない」キーと、「する」キーとが表示される。
図5に戻り説明する。次に「しない」キーがタッチされたかを判断する(S42)。「する」キーがタッチされた場合(S42:No)、S2に戻り処理を繰り返す。
S2に戻りサムネイル画像が表示されるときは、属性情報として記憶された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像が表示される。よって、ユーザは、決定キー4123をタッチすることにより既に確定した画像処理に加えて、さらに他の画像処理を追加するか否かを検討することができる。
なお、上述したように、S28の処理では、選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像411を表示することとしている。しかしながら、属性情報として確定済み画像処理記憶エリア234に記憶されている画像処理が選択された場合には、S28の処理をスキップすることとする。このようにすれば、確定済みの画像処理が不用意に取り消されることが抑制され、操作性が良い。
本実施形態の複合機1によれば、ユーザが選択したサムネイル画像411が多数ある場合であっても、容易な操作で、各サムネイル画像411について、選択された画像処理を施した場合の処理結果を一覧することができる。また、選択されたサムネイル画像411以外のサムネイル画像411についてはその表示が維持されるので、複数画像データのうち一部の画像データに対し画像処理を施した場合に、その一部の画像データに対する画像処理が全体に及ぼす影響を、ユーザが的確に把握することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態では、複合機1に設けられたタッチパネル41は指示物の接触を検出するものとして説明したが、例えば、指示物の接近を検出することができるタッチパネルが設けられている場合においても、本発明は適用可能である。
また、上述した実施形態では、メモリカードに記憶された画像ファイルが画像ファイル一時記憶エリア230(図2参照)に読み込まれ、その画像ファイルのサムネイル画像411がタッチパネル41に表示される場合に本発明が適用されるものとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、スキャナ3により読み取った画像データやPCから受信した画像データなどからサムネイルデータを作成し、そのサムネイル画像をタッチパネル41に表示する場合にも、本発明が好適に適用される。
また、上述した実施形態では、選択された画像処理について、その処理結果を示すサムネイル画像411が、タッチパネル41に既に表示されている場合(S20:Yes)、その選択された画像処理の種類に拘わらず、その処理結果を示すサムネイル画像411の各々を、選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像411で置換して表示するものとして説明した。しかしながら、選択された画像処理の種類によっては、選択された画像処理をさらに実行した場合の処理結果を示すサムネイル画像を表示するように構成しても良い。例えば、左回転処理または右回転処理の回転処理が選択された場合に、現在表示されているサムネイル画像411をさらに回転処理した場合の処理結果を示すサムネイル画像で置換表示するように構成しても良い。
また、上述した実施形態のサムネイル画像表示処理(図5参照)における、S30のステップにおいて、タッチされたサムネイル画像411が、直前に選択された画像処理の処理結果を示すものではないと判断された場合(S30:No)、直前に選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像411で置換するものとして説明したが(S32)、これに代えて先行して選択された全ての画像処理を実行した場合の処理結果を示すサムネイル画像で、置換するように構成しても良い。
また、上述した実施形態のサムネイル画像表示処理(図4(b)参照)では、S2の処理において、図6(a)に示すように、サムネイル画像411と、画像処理キー4121とを同時に表示していた。これに替えて、サムネイル画像411をユーザに選択させるS2からS10の処理では、画像処理キー4121を表示しないようにしても良い。
図7(b)は、変形例のサムネイル画像表示処理のS2の処理において、タッチパネル41に表示される画面を示す図であり、図6(a)に相当する図である。図7(b)に示すように、操作キー表示領域414に画像処理キー4121を表示しないことにより、空きスペースが生じるので、操作キー表示領域414にメッセージおよび操作キー412を表示しても良い。メッセージとしては、例えば、「一括処理を行う写真を選択して下さい」など、サムネイル画像411の選択をユーザに促すメッセージが表示される。
そして、ユーザが任意のサムネイル画像411を選択し、決定キー4123にタッチすると、操作キー表示領域414に表示されたメッセージを消去し、代わりに、画像処理キー4121およびカーソルキー4122を表示する(図6(e)参照)。このとき、図6(e)に示すように、サムネイル画像411の表示は継続されると共に、選択中サムネイル画像411の点灯が継続されるので、ユーザは選択中サムネイル画像411を視認しつつ、画像処理を選択することができ、適切な画像処理を選択することができる。
本発明における実施形態の複合機の外観構成を示す斜視図である。 複合機の電気的構成を示すブロック図である。 サムネイル画像が表示されたタッチパネルの表示態様の一例を示す図である。 (a)は、確定済画像処理記憶エリアの構成を模式的に示す図であり、(b)は、複合機により実行されるサムネイル画像表示処理を途中まで示したフローチャートである。 図4(b)に示すサムネイル画像表示処理の続きの処理を示したフローチャートである。 サムネイル画像表示処理実行時におけるタッチパネルの表示態様を示す図である。 (a)は、画像処理の選択後、決定キーにタッチがされた場合におけるタッチパネルの表示態様の一例を示す図であり、(b)は、変形例のサムネイル画像表示処理のS2の処理において、タッチパネルに表示される画面を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置)
41 タッチパネル
411 サムネイル画像
4121 画像処理キー(機能提示画像)
42 指示物
S2,S6 サムネイル画像表示手段
S2 サムネイル画像表示工程、サムネイル画像表示ステップ
S2 機能提示手段、機能提示工程、機能提示ステップ
S4 選択判断手段、選択判断工程、選択判断ステップ
S18 追加検出手段
S19 画像処理選択手段、画像処理選択工程、画像処理選択ステップ
S22 表示変更手段、表示変更工程、表示変更ステップ
S28 第1解除手段
S30 サムネイル画像判断手段
S32 追加置換手段
S36 第2解除手段

Claims (7)

  1. 読み込んだ画像データに対し、複数種類の画像処理を施し得る画像処理装置であって、
    画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、前記画像データの内容を示すサムネイル画像を表示するサムネイル画像表示手段と、
    前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示する機能提示手段と、
    前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対し指示物が接触または接近させられたかを判断する選択判断手段と、
    前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像と、指示物が接触または接近させられたと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示手段と、
    前記機能提示手段により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択手段と、
    前記画像処理選択手段により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断手段により指示物が接触または接近されられたと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更手段を備えるものであることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理選択手段により選択された画像処理が前記サムネイル画像で既に処理結果が示されている処理である場合、その画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像の各々を、前記画像処理選択手段により選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で置換する第1解除手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされた後における、前記タッチパネルに表示されたサムネイル画像に対する指示物の接触または接近を検出する追加検出手段と、
    その追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像が、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものであるかを判断するサムネイル画像判断手段と、
    そのサムネイル画像判断手段により、前記サムネイル画像が前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものであると判断された場合、その画像処理選択手段により選択された画像処理を取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で、前記追加検出手段により検出されたサムネイル画像を置換する第2解除手段とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像により、前記選択判断手段により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々が置換された後、さらに、前記画像処理選択手段により新たな画像処理が選択され、その新たに選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像により、前記サムネイル画像の各々が置換された場合、
    前記第2解除手段は、前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像によって処理結果が示される画像処理のうち、前記画像処理選択手段により直近に選択された画像処理のみを取り消した場合の処理結果を示すサムネイル画像で、前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像を置換するものであることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記追加検出手段により指示物の接触または接近が検出されたサムネイル画像が、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すものではないことが前記サムネイル画像判断手段により判断された場合、そのサムネイル画像を、前記画像処理選択手段により選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で置換する追加置換手段を備えることを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、読み込んだ画像データの内容を示すサムネイル画像を表示するサムネイル画像表示工程と、
    前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示する機能提示工程と、
    前記サムネイル画像表示工程により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対し指示物が接触または接近させられたかを判断する選択判断工程と、
    前記選択判断工程により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像と、指示物が接触または接近させられたと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示工程と、
    前記機能提示工程により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択工程と、
    前記画像処理選択工程により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断工程により指示物が接触または接近させられたと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断工程により指示物が接触または接近されられたと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更工程を備えるものであることを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像処理装置が備えるコンピュータが実行する画像処理プログラムであって、
    画像が表示される画面を有し、その画面に対する指示体の接触位置または接近位置に応じた入力を行うタッチパネルに、読み込んだ画像データの内容を示すサムネイル画像を表示させるサムネイル画像表示手段と、
    前記タッチパネルにおけるサムネイル画像の表示を継続しつつ、前記画像データに対し施し得る複数種類の画像処理にそれぞれ対応した機能提示画像を、そのタッチパネルに表示させる機能提示手段と、
    前記サムネイル画像表示手段により前記タッチパネルにサムネイル画像が表示されてからユーザによって所定の操作がされるまでの間に、そのタッチパネルに表示されたサムネイル画像に対する指示があったか否かを、指示物が接触または接近させられたかに基づいて判断する選択判断手段と、
    前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像と、指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されないサムネイル画像とを異なる態様で表示させる選択画像表示手段と、
    前記機能提示手段により表示された機能提示画像に対する指示物の接触または接近に基づいて、前記画像データに施し得る複数種類の画像処理のうちいずれかを選択する画像処理選択手段と、
    前記画像処理選択手段により画像処理が選択される毎に、その選択された画像処理の処理結果を示すサムネイル画像で、前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像の各々を置換すると共に、前記選択判断手段により指示物の接触または接近に基づく指示があったと判断されたサムネイル画像以外のサムネイル画像の表示を維持する表示変更手段として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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