JP2004281961A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】支持基体と半導体基板との密着性を高めた固体撮像素子を提供する。
【解決手段】光を受けて情報電荷を発生する受光部及び情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板16と、転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層30−1,30−2と、半導体集積回路32の配線を引き出すパッド電極14とを備え、パッド電極14が設けられた領域を避けてフィルタ層30−1,30−2が形成されていることを特徴とする固体撮像素子によって上記課題を解決できる。
【選択図】 図1
【解決手段】光を受けて情報電荷を発生する受光部及び情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板16と、転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層30−1,30−2と、半導体集積回路32の配線を引き出すパッド電極14とを備え、パッド電極14が設けられた領域を避けてフィルタ層30−1,30−2が形成されていることを特徴とする固体撮像素子によって上記課題を解決できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持基体と半導体基板との密着性を高めた固体撮像素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、フレーム転送方式のCCD固体撮像素子の構成を示す概略図である。フレーム転送方式のCCD固体撮像素子は、撮像部10i、蓄積部10s、水平転送部10h及び出力部10dから基本的に構成される。撮像部10iには、光電変換素子列を兼ねる垂直シフトレジスタが蓄積部10sに向かう方向に延在して互いに平行に配置される。撮像部10iに入射した光は、各光電変換素子によって情報電荷に変換され、垂直転送されて蓄積部10sに出力される。蓄積部10sは、撮像部10iの垂直シフトレジスタに連続する遮光された垂直シフトレジスタから構成される。情報電荷は一旦蓄積部10sに保持された後、1行ずつ水平転送部10hへ転送される。水平転送部10hは、出力部10dに向かう方向に延在する1行の水平シフトレジスタから構成される。水平転送部10hは、蓄積部10sから転送された情報電荷を受けて、情報電荷を1画素単位で出力部10dへ転送する。出力部10dは1画素毎の電荷量を電圧値に変換し、その電圧値の変化がCCD出力として取り出される。
【0003】
このようなCCD固体撮像素子においては、図5のハッチング領域で示されるように、撮像部10iの周辺領域及び蓄積部10sを覆うように遮光層12が設けられる。ここで、撮像部10iや蓄積部10sの周囲にはCCD固体撮像素子の内部配線を外部に引き出すためのパッド電極14が設けられており、遮光層12はそのパッド電極14の一部を覆うように形成されている。
【0004】
また、近年のCCD固体撮像素子の分野では、カメラの小型化の要求に応じてチップサイズパッケージが適用されたCCD固体撮像素子が広く用いられるようになっている。
【0005】
図6に、チップサイズパッケージが適用されたCCD固体撮像素子における蓄積部10sの断面図を示す。表面上に蓄積部10sとなる半導体集積回路が構成された半導体基板16は、絶縁樹脂18を介して、上部支持基体20及び下部支持基体22によって挟み込まれるように封止されている。CCD固体撮像素子の撮像部10iのように表面へ光を導く必要がある場合には、上部支持基体20はガラスによって構成される。
【0006】
半導体基板16上には絶縁膜24が積層され、半導体集積回路の周辺には絶縁膜24を介して内部配線を引き出すためのパッド電極14が設けられる。パッド電極14は、絶縁膜24を貫通するコンタクトホールを介して半導体集積回路の内部配線と接続されている。絶縁膜24上には蓄積部10sへの外部からの光入射を防ぐために遮光層12が積層されている。
【0007】
【非特許文献1】
“PRODUCTS”、[online]、SHELLCASE社、[平成14年10月1日検索]、インターネット<URL http://www.shellcase.com/pages/products−shellOP−process.asp>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、パッド電極14の一部も覆うように遮光層12が積層されていた。このため、遮光層12が積層されたパッド電極14の領域とその周辺との段差が大きくなり、その段差によってパッド電極14の領域近傍において絶縁樹脂18と上部支持基体20との間に剥離を生ずる問題が発生していた。
【0009】
特に、CCD固体撮像素子においては、ガラス等からなる上部支持基体20と絶縁樹脂18との間の剥離によって、撮像部10iにおいて被写体からの入射光に歪を生ずる等の悪影響が及んでいた。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、支持基体と半導体基板との密着性を改善し、動作の信頼性を高めた固体撮像素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決できる本発明は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記パッド電極が設けられた領域を避けて前記フィルタ層が形成されていることを特徴とする固体撮像素子である。
【0012】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点とほぼ同じ高さにあることを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点以上に高い位置にあることを特徴とする固体撮像素子である。
【0014】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記パッド電極が設けられた領域を避けて、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0015】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみて前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点とほぼ同じ高さとなるようにフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0016】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみた前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点以上に高い位置となるようにフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態における固体撮像素子について図1を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるチップサイズパッケージを適用した固体撮像素子100の断面図を示している。ここでは、固体撮像素子100の各部の構成や膜厚等は説明を明確かつ簡単にできるように強調して示している。
【0018】
半導体基板16の表面上には、固体撮像素子の蓄積部10sとなる半導体集積回路32が構成されている。半導体基板16は、絶縁樹脂18を介して、上部支持基体20及び下部支持基体22によって挟み込まれるように封止されている。半導体集積回路32がCCD固体撮像素子の撮像部10iに光を導く必要がある回路を含む場合には、少なくとも上部支持基体20はガラス等の光透過性の高い材料から構成される。また、絶縁樹脂18は、半導体基板16と上部支持基体20との接着材として用いられ、アクリル樹脂やエポキシ樹脂の少なくとも1つを用いることが好適である。
【0019】
半導体基板16上には絶縁膜24が積層される。さらに、図2の固体撮像素子の平面図に示すように、半導体集積回路32の周辺にはパッド電極14が配設される。パッド電極14は、半導体集積回路32から配線を引き出すために設けられる。パッド電極14は、絶縁膜24を貫通するコンタクトホールを介して半導体集積回路32の内部配線と接続されている。
【0020】
半導体基板16上には蓄積部10sへの外部からの光入射を防ぐために遮光層30が積層されている。遮光層30は透過する光の少なくとも一部を減衰させるフィルタ層から構成することができる。例えば、蓄積部10sへの光の透過を必要十分に防ぐためには、青色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−1及び赤色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−2を重ね合わせて積層したものとすることができる。
【0021】
ここで、パッド電極14が設けられた領域を避けて遮光層30が形成されている。すなわち、図2に示すように、撮像部10i及び蓄積部10sの周辺においてパッド電極14の設けられた領域を除いた領域に遮光層30が形成されている。
【0022】
さらに、パッド電極14の端部に接触するように導電性の外部配線42が設けられ、下部支持基体22の下面に設けられたボール状端子36とパッド電極14とが接続される。ボール状端子36は、下部支持基体22との応力を低減するために設けられた緩衝部材34上に設けられる。外部配線42が設けられた下部支持基体22の表面は、腐食を防ぐために保護膜44によって覆われる。
【0023】
このように、パッド電極14の設けられた領域を除いた領域に遮光層30を設けることによって、半導体基板16の表面からみたパッド電極14の頂点(膜厚)と遮光層30の頂点(膜厚)とをほぼ同じ高さとすることができる。従って、パッド電極14の領域と遮光層30の領域との間の段差が小さくなり、絶縁樹脂18と上部支持基体20との剥離を抑制できる。
【0024】
また、パッド電極14の頂点を遮光層30の頂点よりも低く維持することによっても、パッド電極14の領域上に遮光層30を設けた場合よりパッド電極14と遮光層30との間の段差が小さくなり、絶縁樹脂18と上部支持基体20との剥離を抑制できる。
【0025】
次に、本発明の実施の形態における固体撮像素子の製造方法について図3を参照して詳細に説明する。図3は、スクライブラインとなる境界を跨ぐように多数の半導体集積回路を半導体基板(半導体ウェハ)上に形成し、最終的にスクライブラインに沿って分断することによってチップサイズパッケージに封止された固体撮像素子を形成する工程を示している。ここでは、説明を明確かつ簡単に行うために、各工程における図2のX−Xラインに沿った固体撮像素子の蓄積部10sの断面構造を模式的に示している。
【0026】
ステップS10では、半導体基板16の表面領域に半導体集積回路32、すなわち、固体撮像素子の撮像部10i、蓄積部10s、水平転送部10h及び出力部10d等が形成される。さらに、半導体基板16の表面上に絶縁膜24が形成される。絶縁膜24は、例えば、シリコン酸化膜とすることができる。フォトリソグラフィ技術等を用いて、絶縁膜24の所定の箇所に絶縁膜24を貫通するコンタクトホールが形成され、半導体集積回路32の内部配線と接続されるようにパッド電極14が形成される。パッド電極14は、隣り合う半導体集積回路32の境界を跨いで形成される。
【0027】
ステップS12では、絶縁膜24及びパッド電極14のスクライブライン付近を除く表面領域上に遮光層30が形成される。このとき、既存のマスク技術を用いて、図2に示したようにパッド電極14が形成された領域を除く領域に遮光層30を積層する。ここでは、蓄積部10sへの光の透過を必要十分に防ぐためには、青色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−1及び赤色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−2を重ね合わせて積層することが好適である。
【0028】
ステップS14では、遮光層30上に絶縁樹脂18を塗布し、上部支持基体20が接着される。絶縁樹脂18としては、例えば、アクリル樹脂及びエポキシ樹脂のうち少なくとも一方を用いることができる。また、上部支持基体20としては光透過性が高い材料、例えば、ガラス基板を用いることができる。半導体基板16は下部側からスクライブラインに沿ってエッチングされ、半導体基板16の裏面側にパッド電極14が露出される。
【0029】
例えば、半導体基板16としてシリコン基板が用いられている場合には、フッ化水素酸、酢酸等の混合溶液を用いた化学的エッチングによってエッチングを行うことができる。また、化学的エッチングを用いる前に、機械的研磨を用いて半導体基板16の厚さを薄くしておくことも好適である。
【0030】
半導体基板16の裏面には絶縁樹脂18が塗布され、下部支持基体22が接着される。下部支持基体22の主面、すなわち、固体撮像素子の裏面側には緩衝部材34が形成される。この緩衝部材34は、後に形成されるボール状端子36に掛かる応力を和らげるクッションの役割を果たす。
【0031】
ステップS16では、ダイシングソー等の切削手段を用いて、スクライブラインに沿って下部支持基体22側から切削が行われる。下部支持基体22、絶縁樹脂18、パッド電極14及び上部支持基体20に逆V字型のノッチ(切り欠き溝)38が形成される。そのノッチ38の内部側面にパッド電極14の端部40が露出される。
【0032】
ステップS18では、下部支持基体22の外部表面及びノッチ38の内面に金属膜が形成され、その金属膜がパッド電極14と緩衝部材34までのコンタクトを取るための外部配線42としてパターニングされる。パターニングには、既存のフォトリソグラフィ技術やエッチング技術を用いることができる。
【0033】
ステップS20では、保護膜44及びボール状端子36が形成される。保護膜44としてはEVA材などの有機材料を用いることができる。また、ボール状端子36は、ボール状のハンダ材を緩衝部材34が設けられた領域に設置し、加熱によるリフローを行うことで形成することができる。
【0034】
ステップS22では、ダイシングソー等を用いてスクライブラインに沿って分断することによって、チップサイズパッケージが適用された固体撮像素子が完成する。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、チップサイズパッケージを適用した固体撮像素子において、支持基体と半導体基板との密着性を改善することができる。これによって、固体撮像素子の動作の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における固体撮像素子の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における固体撮像素子の構造を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における固体撮像素子の製造方法のフロー図である。
【図4】固体撮像素子の構成を示す平面図である。
【図5】従来の固体撮像素子の固体撮像素子の構造を示す平面図である。
【図6】従来の固体撮像素子の固体撮像素子の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
10s 蓄積部、10d 出力部、10i 撮像部、10h 水平転送部、12 遮光層、14 パッド電極、16 半導体基板、18 絶縁樹脂、20 上部支持基体、22 下部支持基体、24 絶縁膜、30 遮光層(フィルタ層)、32 半導体集積回路、34 緩衝部材、36 ボール状端子、38 ノッチ、40 パッド電極の端部、42 外部配線、44 保護膜、100 固体撮像素子。
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持基体と半導体基板との密着性を高めた固体撮像素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、フレーム転送方式のCCD固体撮像素子の構成を示す概略図である。フレーム転送方式のCCD固体撮像素子は、撮像部10i、蓄積部10s、水平転送部10h及び出力部10dから基本的に構成される。撮像部10iには、光電変換素子列を兼ねる垂直シフトレジスタが蓄積部10sに向かう方向に延在して互いに平行に配置される。撮像部10iに入射した光は、各光電変換素子によって情報電荷に変換され、垂直転送されて蓄積部10sに出力される。蓄積部10sは、撮像部10iの垂直シフトレジスタに連続する遮光された垂直シフトレジスタから構成される。情報電荷は一旦蓄積部10sに保持された後、1行ずつ水平転送部10hへ転送される。水平転送部10hは、出力部10dに向かう方向に延在する1行の水平シフトレジスタから構成される。水平転送部10hは、蓄積部10sから転送された情報電荷を受けて、情報電荷を1画素単位で出力部10dへ転送する。出力部10dは1画素毎の電荷量を電圧値に変換し、その電圧値の変化がCCD出力として取り出される。
【0003】
このようなCCD固体撮像素子においては、図5のハッチング領域で示されるように、撮像部10iの周辺領域及び蓄積部10sを覆うように遮光層12が設けられる。ここで、撮像部10iや蓄積部10sの周囲にはCCD固体撮像素子の内部配線を外部に引き出すためのパッド電極14が設けられており、遮光層12はそのパッド電極14の一部を覆うように形成されている。
【0004】
また、近年のCCD固体撮像素子の分野では、カメラの小型化の要求に応じてチップサイズパッケージが適用されたCCD固体撮像素子が広く用いられるようになっている。
【0005】
図6に、チップサイズパッケージが適用されたCCD固体撮像素子における蓄積部10sの断面図を示す。表面上に蓄積部10sとなる半導体集積回路が構成された半導体基板16は、絶縁樹脂18を介して、上部支持基体20及び下部支持基体22によって挟み込まれるように封止されている。CCD固体撮像素子の撮像部10iのように表面へ光を導く必要がある場合には、上部支持基体20はガラスによって構成される。
【0006】
半導体基板16上には絶縁膜24が積層され、半導体集積回路の周辺には絶縁膜24を介して内部配線を引き出すためのパッド電極14が設けられる。パッド電極14は、絶縁膜24を貫通するコンタクトホールを介して半導体集積回路の内部配線と接続されている。絶縁膜24上には蓄積部10sへの外部からの光入射を防ぐために遮光層12が積層されている。
【0007】
【非特許文献1】
“PRODUCTS”、[online]、SHELLCASE社、[平成14年10月1日検索]、インターネット<URL http://www.shellcase.com/pages/products−shellOP−process.asp>
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、パッド電極14の一部も覆うように遮光層12が積層されていた。このため、遮光層12が積層されたパッド電極14の領域とその周辺との段差が大きくなり、その段差によってパッド電極14の領域近傍において絶縁樹脂18と上部支持基体20との間に剥離を生ずる問題が発生していた。
【0009】
特に、CCD固体撮像素子においては、ガラス等からなる上部支持基体20と絶縁樹脂18との間の剥離によって、撮像部10iにおいて被写体からの入射光に歪を生ずる等の悪影響が及んでいた。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、支持基体と半導体基板との密着性を改善し、動作の信頼性を高めた固体撮像素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決できる本発明は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記パッド電極が設けられた領域を避けて前記フィルタ層が形成されていることを特徴とする固体撮像素子である。
【0012】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点とほぼ同じ高さにあることを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点以上に高い位置にあることを特徴とする固体撮像素子である。
【0014】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記パッド電極が設けられた領域を避けて、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0015】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみて前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点とほぼ同じ高さとなるようにフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0016】
また、上記課題を解決できる本発明の別の態様は、半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみた前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点以上に高い位置となるようにフィルタ層を形成する第3の工程とを含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態における固体撮像素子について図1を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるチップサイズパッケージを適用した固体撮像素子100の断面図を示している。ここでは、固体撮像素子100の各部の構成や膜厚等は説明を明確かつ簡単にできるように強調して示している。
【0018】
半導体基板16の表面上には、固体撮像素子の蓄積部10sとなる半導体集積回路32が構成されている。半導体基板16は、絶縁樹脂18を介して、上部支持基体20及び下部支持基体22によって挟み込まれるように封止されている。半導体集積回路32がCCD固体撮像素子の撮像部10iに光を導く必要がある回路を含む場合には、少なくとも上部支持基体20はガラス等の光透過性の高い材料から構成される。また、絶縁樹脂18は、半導体基板16と上部支持基体20との接着材として用いられ、アクリル樹脂やエポキシ樹脂の少なくとも1つを用いることが好適である。
【0019】
半導体基板16上には絶縁膜24が積層される。さらに、図2の固体撮像素子の平面図に示すように、半導体集積回路32の周辺にはパッド電極14が配設される。パッド電極14は、半導体集積回路32から配線を引き出すために設けられる。パッド電極14は、絶縁膜24を貫通するコンタクトホールを介して半導体集積回路32の内部配線と接続されている。
【0020】
半導体基板16上には蓄積部10sへの外部からの光入射を防ぐために遮光層30が積層されている。遮光層30は透過する光の少なくとも一部を減衰させるフィルタ層から構成することができる。例えば、蓄積部10sへの光の透過を必要十分に防ぐためには、青色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−1及び赤色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−2を重ね合わせて積層したものとすることができる。
【0021】
ここで、パッド電極14が設けられた領域を避けて遮光層30が形成されている。すなわち、図2に示すように、撮像部10i及び蓄積部10sの周辺においてパッド電極14の設けられた領域を除いた領域に遮光層30が形成されている。
【0022】
さらに、パッド電極14の端部に接触するように導電性の外部配線42が設けられ、下部支持基体22の下面に設けられたボール状端子36とパッド電極14とが接続される。ボール状端子36は、下部支持基体22との応力を低減するために設けられた緩衝部材34上に設けられる。外部配線42が設けられた下部支持基体22の表面は、腐食を防ぐために保護膜44によって覆われる。
【0023】
このように、パッド電極14の設けられた領域を除いた領域に遮光層30を設けることによって、半導体基板16の表面からみたパッド電極14の頂点(膜厚)と遮光層30の頂点(膜厚)とをほぼ同じ高さとすることができる。従って、パッド電極14の領域と遮光層30の領域との間の段差が小さくなり、絶縁樹脂18と上部支持基体20との剥離を抑制できる。
【0024】
また、パッド電極14の頂点を遮光層30の頂点よりも低く維持することによっても、パッド電極14の領域上に遮光層30を設けた場合よりパッド電極14と遮光層30との間の段差が小さくなり、絶縁樹脂18と上部支持基体20との剥離を抑制できる。
【0025】
次に、本発明の実施の形態における固体撮像素子の製造方法について図3を参照して詳細に説明する。図3は、スクライブラインとなる境界を跨ぐように多数の半導体集積回路を半導体基板(半導体ウェハ)上に形成し、最終的にスクライブラインに沿って分断することによってチップサイズパッケージに封止された固体撮像素子を形成する工程を示している。ここでは、説明を明確かつ簡単に行うために、各工程における図2のX−Xラインに沿った固体撮像素子の蓄積部10sの断面構造を模式的に示している。
【0026】
ステップS10では、半導体基板16の表面領域に半導体集積回路32、すなわち、固体撮像素子の撮像部10i、蓄積部10s、水平転送部10h及び出力部10d等が形成される。さらに、半導体基板16の表面上に絶縁膜24が形成される。絶縁膜24は、例えば、シリコン酸化膜とすることができる。フォトリソグラフィ技術等を用いて、絶縁膜24の所定の箇所に絶縁膜24を貫通するコンタクトホールが形成され、半導体集積回路32の内部配線と接続されるようにパッド電極14が形成される。パッド電極14は、隣り合う半導体集積回路32の境界を跨いで形成される。
【0027】
ステップS12では、絶縁膜24及びパッド電極14のスクライブライン付近を除く表面領域上に遮光層30が形成される。このとき、既存のマスク技術を用いて、図2に示したようにパッド電極14が形成された領域を除く領域に遮光層30を積層する。ここでは、蓄積部10sへの光の透過を必要十分に防ぐためには、青色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−1及び赤色の透過波長領域を有するカラーフィルタ30−2を重ね合わせて積層することが好適である。
【0028】
ステップS14では、遮光層30上に絶縁樹脂18を塗布し、上部支持基体20が接着される。絶縁樹脂18としては、例えば、アクリル樹脂及びエポキシ樹脂のうち少なくとも一方を用いることができる。また、上部支持基体20としては光透過性が高い材料、例えば、ガラス基板を用いることができる。半導体基板16は下部側からスクライブラインに沿ってエッチングされ、半導体基板16の裏面側にパッド電極14が露出される。
【0029】
例えば、半導体基板16としてシリコン基板が用いられている場合には、フッ化水素酸、酢酸等の混合溶液を用いた化学的エッチングによってエッチングを行うことができる。また、化学的エッチングを用いる前に、機械的研磨を用いて半導体基板16の厚さを薄くしておくことも好適である。
【0030】
半導体基板16の裏面には絶縁樹脂18が塗布され、下部支持基体22が接着される。下部支持基体22の主面、すなわち、固体撮像素子の裏面側には緩衝部材34が形成される。この緩衝部材34は、後に形成されるボール状端子36に掛かる応力を和らげるクッションの役割を果たす。
【0031】
ステップS16では、ダイシングソー等の切削手段を用いて、スクライブラインに沿って下部支持基体22側から切削が行われる。下部支持基体22、絶縁樹脂18、パッド電極14及び上部支持基体20に逆V字型のノッチ(切り欠き溝)38が形成される。そのノッチ38の内部側面にパッド電極14の端部40が露出される。
【0032】
ステップS18では、下部支持基体22の外部表面及びノッチ38の内面に金属膜が形成され、その金属膜がパッド電極14と緩衝部材34までのコンタクトを取るための外部配線42としてパターニングされる。パターニングには、既存のフォトリソグラフィ技術やエッチング技術を用いることができる。
【0033】
ステップS20では、保護膜44及びボール状端子36が形成される。保護膜44としてはEVA材などの有機材料を用いることができる。また、ボール状端子36は、ボール状のハンダ材を緩衝部材34が設けられた領域に設置し、加熱によるリフローを行うことで形成することができる。
【0034】
ステップS22では、ダイシングソー等を用いてスクライブラインに沿って分断することによって、チップサイズパッケージが適用された固体撮像素子が完成する。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、チップサイズパッケージを適用した固体撮像素子において、支持基体と半導体基板との密着性を改善することができる。これによって、固体撮像素子の動作の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における固体撮像素子の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における固体撮像素子の構造を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態における固体撮像素子の製造方法のフロー図である。
【図4】固体撮像素子の構成を示す平面図である。
【図5】従来の固体撮像素子の固体撮像素子の構造を示す平面図である。
【図6】従来の固体撮像素子の固体撮像素子の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
10s 蓄積部、10d 出力部、10i 撮像部、10h 水平転送部、12 遮光層、14 パッド電極、16 半導体基板、18 絶縁樹脂、20 上部支持基体、22 下部支持基体、24 絶縁膜、30 遮光層(フィルタ層)、32 半導体集積回路、34 緩衝部材、36 ボール状端子、38 ノッチ、40 パッド電極の端部、42 外部配線、44 保護膜、100 固体撮像素子。
Claims (6)
- 光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、
前記パッド電極が設けられた領域を避けて前記フィルタ層が形成されていることを特徴とする固体撮像素子。 - 光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、
前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点とほぼ同じ高さにあることを特徴とする固体撮像素子。 - 光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路が形成された半導体基板と、前記転送部の少なくとも一部を覆い、透過する光をフィルタリングするフィルタ層と、前記半導体集積回路の配線を引き出すパッド電極と、を備える固体撮像素子であって、
前記半導体基板の表面からみて、前記パッド電極の頂点が前記フィルタ層の頂点以上に高い位置にあることを特徴とする固体撮像素子。 - 半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、
前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、
前記パッド電極が設けられた領域を避けて、前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する第3の工程と、
を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、
前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、
前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみて前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点とほぼ同じ高さとなるようにフィルタ層を形成する第3の工程と、
を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 半導体基板上に光を受けて情報電荷を発生する受光部及び前記情報電荷を転送する転送部を含む半導体集積回路を形成する第1の工程と、
前記半導体集積回路の配線に接続されるようにパッド電極を形成する第2の工程と、
前記転送部の少なくとも一部を覆うように、透過する光をフィルタリングするフィルタ層を形成する工程であって、前記半導体基板の表面からみて前記パッド電極の頂点がフィルタ層の頂点以上に高い位置となるようにフィルタ層を形成する第3の工程と、
を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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JP2003074817A JP2004281961A (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 固体撮像素子及びその製造方法 |
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JP2007073958A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-22 | Korea Advanced Inst Of Sci Technol | イメージセンサモジュール用ウエハーレベルチップサイズのパッケージ及びその製造方法 |
-
2003
- 2003-03-19 JP JP2003074817A patent/JP2004281961A/ja active Pending
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