JP2004280049A5 - - Google Patents
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本発明を、その好ましい実施形態に関して詳細に示し説明したが、当分野の技術者なら、特許請求の範囲に規定した本発明の精神および範囲を逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることを理解するであろう。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
[1] フォトレジストであって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化されたポリマーと、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。
[2] 前記ポリマーは、フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基をさらに含むことを特徴とする[1]に記載のフォトレジスト。
[3] 前記フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基は、構造−C(Rf)(Rf’)OH−[式中、RfおよびRf’は、炭素原子1個から約10個の同じまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいはRfとRf’は合一して(CF2)nであり、但し、nは2から10である]を有するフルオロアルコール基を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導されることを特徴とする[2]に記載のフォトレジスト。
[4] RfおよびRf’はCF3であることを特徴とする[3]に記載のフォトレジスト。
[5] 前記ヒドロキシエステル官能基はPinAcまたはPinMAcであることを特徴とする[1]に記載のフォトレジスト。
[6] フォトレジストであって、
a)下式:
H2C=C(X)−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
から誘導される少なくとも1種の反復単位を含むポリマーと、
[式中、
X=H、C1〜C6アルキル、F、またはF置換C1〜C6アルキルであり;
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。
[7] 前記ポリマーは、エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[8] 前記エチレン性不飽和化合物は、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(但し、tは1または2である)、およびRfOCF=CF2(但し、Rfは、炭素原子1個から約10個の飽和フルオロアルキル基である)からなる群から選択されることを特徴とする[7]に記載のフォトレジスト。
[9] 前記ポリマーは、多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位を含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[10] 前記多環式エチレン性不飽和化合物は、
からなる群から選択されることを特徴とする[9]に記載のフォトレジスト。
[11] 前記ポリマーは、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−メチル−2−ノルボルニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、および2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートからなる群から選択されるモノマー、ならびに対応するメタクリレートモノマーから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[12] 前記モノマーは、t−ブチルアクリレートおよび2−メチル−2−アダマンチルアクリレートからなる群から選択されることを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[13] 前記ポリマーはNB−F−OHから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[14] コポリマーであって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基を含む反復単位と、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と、
c)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と
を含むことを特徴とするコポリマー。
[15]前記c)のエチレン性不飽和化合物は、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(但し、tは1または2である)、およびRf’OCF=CF2(但し、Rf’は、炭素原子1個から約10個の飽和フルオロアルキル基である)からなる群から選択されることを特徴とする[14]に記載のコポリマー。
[16] 前記エチレン性不飽和化合物はテトラフルオロエチレンであることを特徴とする[15]に記載のコポリマー。
[17] 前記多環式エチレン性不飽和化合物は、
からなる群から選択されることを特徴とする[14]に記載のコポリマー。
[18] フォトレジスト組成物であって、
a)ポリマーであって、
i)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化された反復単位と、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
ii)多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と、
iii)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と
を含むポリマー、および
b)光活性成分
を含むことを特徴とするフォトレジスト組成物。
[19] 前記光活性成分は光酸発生剤であることを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[20] 溶解阻害剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[21] 溶剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[22] 前記溶剤は、エーテルエステル、ケトン、エステル、グリコールエーテル、非置換または置換炭化水素、芳香族炭化水素、フッ素化溶剤および超臨界CO2からなる群から選択されることを特徴とする[21]に記載のフォトレジスト組成物。
[23] 塩基、界面活性剤、解像度エンハンサー、定着剤、残渣抑制剤、塗布助剤、可塑剤、およびTg(ガラス転移温度)調節剤からなる群から選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[24] 基板上にフォトレジスト像を作製する方法であって、順に、
(W)基板にフォトレジスト組成物を塗布する工程であって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化されたポリマーと、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)少なくとも1種の光活性成分と、
c)溶剤と
を含むフォトレジスト組成物を塗布する工程と、
(X)塗布されたフォトレジスト組成物を乾燥して溶剤を実質的に除去し、これにより基板上にフォトレジスト層を形成する工程と、
(Y)フォトレジスト層を像様露光して像形成領域および非像形成領域を形成する工程と、
(Z)像形成領域および非像形成領域を有する露光されたフォトレジスト層を現像して、基板上にレリーフ像を形成する工程と
を含むことを特徴とする方法。
[25] a)基板と、
b)[18]に記載のフォトレジスト組成物と
を含むことを特徴とする被覆された基板。
[26] 前記基板は、シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン、および窒化シリコンからなる群から選択されることを特徴とする[25]に記載の被覆された基板。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
[1] フォトレジストであって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化されたポリマーと、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。
[2] 前記ポリマーは、フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基をさらに含むことを特徴とする[1]に記載のフォトレジスト。
[3] 前記フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基は、構造−C(Rf)(Rf’)OH−[式中、RfおよびRf’は、炭素原子1個から約10個の同じまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいはRfとRf’は合一して(CF2)nであり、但し、nは2から10である]を有するフルオロアルコール基を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導されることを特徴とする[2]に記載のフォトレジスト。
[4] RfおよびRf’はCF3であることを特徴とする[3]に記載のフォトレジスト。
[5] 前記ヒドロキシエステル官能基はPinAcまたはPinMAcであることを特徴とする[1]に記載のフォトレジスト。
[6] フォトレジストであって、
a)下式:
H2C=C(X)−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
から誘導される少なくとも1種の反復単位を含むポリマーと、
[式中、
X=H、C1〜C6アルキル、F、またはF置換C1〜C6アルキルであり;
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。
[7] 前記ポリマーは、エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[8] 前記エチレン性不飽和化合物は、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(但し、tは1または2である)、およびRfOCF=CF2(但し、Rfは、炭素原子1個から約10個の飽和フルオロアルキル基である)からなる群から選択されることを特徴とする[7]に記載のフォトレジスト。
[9] 前記ポリマーは、多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位を含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[10] 前記多環式エチレン性不飽和化合物は、
[11] 前記ポリマーは、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−メチル−2−ノルボルニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、および2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートからなる群から選択されるモノマー、ならびに対応するメタクリレートモノマーから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[12] 前記モノマーは、t−ブチルアクリレートおよび2−メチル−2−アダマンチルアクリレートからなる群から選択されることを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[13] 前記ポリマーはNB−F−OHから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする[6]に記載のフォトレジスト。
[14] コポリマーであって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基を含む反復単位と、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と、
c)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と
を含むことを特徴とするコポリマー。
[15]前記c)のエチレン性不飽和化合物は、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(但し、tは1または2である)、およびRf’OCF=CF2(但し、Rf’は、炭素原子1個から約10個の飽和フルオロアルキル基である)からなる群から選択されることを特徴とする[14]に記載のコポリマー。
[16] 前記エチレン性不飽和化合物はテトラフルオロエチレンであることを特徴とする[15]に記載のコポリマー。
[17] 前記多環式エチレン性不飽和化合物は、
[18] フォトレジスト組成物であって、
a)ポリマーであって、
i)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化された反復単位と、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
ii)多環式エチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と、
iii)エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位と
を含むポリマー、および
b)光活性成分
を含むことを特徴とするフォトレジスト組成物。
[19] 前記光活性成分は光酸発生剤であることを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[20] 溶解阻害剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[21] 溶剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[22] 前記溶剤は、エーテルエステル、ケトン、エステル、グリコールエーテル、非置換または置換炭化水素、芳香族炭化水素、フッ素化溶剤および超臨界CO2からなる群から選択されることを特徴とする[21]に記載のフォトレジスト組成物。
[23] 塩基、界面活性剤、解像度エンハンサー、定着剤、残渣抑制剤、塗布助剤、可塑剤、およびTg(ガラス転移温度)調節剤からなる群から選択される少なくとも1種の添加剤をさらに含むことを特徴とする[18]に記載のフォトレジスト組成物。
[24] 基板上にフォトレジスト像を作製する方法であって、順に、
(W)基板にフォトレジスト組成物を塗布する工程であって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化されたポリマーと、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)少なくとも1種の光活性成分と、
c)溶剤と
を含むフォトレジスト組成物を塗布する工程と、
(X)塗布されたフォトレジスト組成物を乾燥して溶剤を実質的に除去し、これにより基板上にフォトレジスト層を形成する工程と、
(Y)フォトレジスト層を像様露光して像形成領域および非像形成領域を形成する工程と、
(Z)像形成領域および非像形成領域を有する露光されたフォトレジスト層を現像して、基板上にレリーフ像を形成する工程と
を含むことを特徴とする方法。
[25] a)基板と、
b)[18]に記載のフォトレジスト組成物と
を含むことを特徴とする被覆された基板。
[26] 前記基板は、シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン、および窒化シリコンからなる群から選択されることを特徴とする[25]に記載の被覆された基板。
Claims (10)
- フォトレジストであって、
a)下式:
−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
の少なくとも1種のヒドロキシエステル官能基で官能化されたポリマーと、
[式中、
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。 - 前記ポリマーはフルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基をさらに含み、前記フルオロアルコール基または保護されたフルオロアルコール基は、構造−C(Rf)(Rf’)OH−[式中、RfおよびRf’は、炭素原子1個から約10個の同じまたは異なるフルオロアルキル基であるか、あるいはRfとRf’は合一して(CF2)nであり、但し、nは2から10である]を有するフルオロアルコール基を含む少なくとも1種のエチレン性不飽和化合物から誘導されることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト。
- RfおよびRf’はCF3であることを特徴とする請求項2に記載のフォトレジスト。
- 前記ヒドロキシエステル官能基はPinAcまたはPinMAcであることを特徴とする請求項1に記載のフォトレジスト。
- フォトレジストであって、
a)下式:
H2C=C(X)−CO2−C(R1)(R2)−[C(R3)(R4)]n−C(R5)(R6)−OH
から誘導される少なくとも1種の反復単位を含むポリマーと、
[式中、
X=H、C1〜C6アルキル、F、またはF置換C1〜C6アルキルであり;
n=0、1、2、3、4または5であり;
R1、R2=C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R1とR2は合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R3、R4=H、C1〜C6アルキル、エーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R3とR4は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;
R5、R6=H、C1〜C6アルキル、またはエーテル酸素で置換されたC1〜C6アルキル;または、R5とR6は合一して、任意選択でエーテル酸素で置換された3から8員環を形成し;または、R1とR5は−[C(R3)(R4)]n−と合一して、R1およびR2に結合している炭素が橋頭位にないという条件で、4から8員環を形成する]
b)光活性成分と
を含むことを特徴とするフォトレジスト。 - 前記ポリマーは、エチレン性不飽和炭素原子に共有結合した少なくとも1個のフッ素原子を含むエチレン性不飽和化合物から誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のフォトレジスト。
- 前記エチレン性不飽和化合物は、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、ペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)、CF2=CFO(CF2)tCF=CF2(但し、tは1または2である)、およびRfOCF=CF2(但し、Rfは、炭素原子1個から約10個の飽和フルオロアルキル基である)からなる群から選択されることを特徴とする請求項6に記載のフォトレジスト。
- 前記ポリマーは、アクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−メチル−2−アダマンチルアクリレート、2−メチル−2−ノルボルニルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、および2,2,2−トリフルオロエチルアクリレートからなる群から選択されるモノマー、ならびに対応するメタクリレートモノマーから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のフォトレジスト。
- 前記ポリマーはNB−F−OHから誘導される反復単位をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のフォトレジスト。
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