JP2004279722A - サインポール及びその設定方法 - Google Patents

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康之 小池
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Abstract

【課題】地盤の硬軟などに関わらずポールを正確に位置付けることができ、経済性に優れたサインポールの設定方法を提供する。
【解決手段】ポール挿入孔12の内壁面に拡径して当接するポール保持部13を備えたサインポール10を地盤や床に立設させる設定方法であって、サインポール10が立設される挿入孔を地盤に穿設する工程と、挿入孔に鉄パイプ12aを配置してその周囲をコンクリート12bで充填して固定する工程と、鉄パイプ12a内にポール本体11の基端部を挿入すると共にサインポール本体11の基端部に設けられたポール保持部13の拡径度合いを調整してサインポール10の配置位置を設定する工程とを、備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は看板、電飾看板などの広告物や道路用などの標識、照明灯が取り付けられ、道路や店舗などの地盤上、床上に立設されて通行者に情報などを発信するサインポール及びその設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のサインポールは地盤などにその挿入孔を穿設して、サインポールの基端部を挿入し、この周囲にコンクリートを充填固定する方法がとられている。例えばこのポール設置技術に関連して以下のようなものが知られている。
特許文献1には、ポールの基端部を地表面から適宜の深さに掘削された埋設用縦穴内に挿入した後に、ポールにおける基端部の外周と埋設用縦穴の内周との間の空間部にコンクリートを充填し、この充填したコンクリートの固化によってポールを立設させるポール看板の立設方法において、充填したコンクリートが固化するまでの間にポールが傾倒するのを阻止する自立幇助部材をポールの基端部に取り付けた状態で埋設用縦穴内に基端部を挿入するようにしたポール看板の立設方法が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−306007号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のサインポール及びその設定方法では以下のような課題があった。
(i)特許文献1に記載の方法は、ポールの基端部に取り付けられる自立幇助部材には取り付け角度や高さなどの調整手段が設けられていないので、複数のポールを組み合わせて看板などを取り付ける際などにポール間の位置関係を調整したり、傾いたポールを所定の姿勢に修正したりすることができず、施工性に欠けるという課題があった。
(ii)軟弱な地盤にポールの挿入孔を掘削した場合、その側壁部分の土が崩れてポールを正確に立てるのが困難である上に、結果的に施工費用などが嵩むという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、地盤の硬軟などに関わらずポールを正確に位置付けることができ、複数のポールを組み合わせて取り付ける際などにそのポール軸の姿勢調整や固定及びその取り外しを容易にでき施工性に優れたサインポールの設定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため本発明のサインポールは、広告などの看板や標識、照明灯が取り付けられパイプ状や棒状に形成されたポール本体の基端部が地盤や床に穿設されたポール挿入孔に挿入されて支持されるサインポールであって、前記ポール本体の基端部に配置され、前記ポール挿入孔の壁面に拡径して当接するポール保持部を備えるように構成されている。これによって、ポール挿入孔に挿入されたポール本体の姿勢をポール挿入孔の壁面にその先端などが当接されて拡径自在なポール保持部で任意に調整できるので、地盤に穿設されたボール挿入孔が多少傾いてもサインポールを的確かつ容易に位置付けることができる。
【0006】
(2)また本発明は、前記(1)において、前記ポール挿入孔がその周囲をコンクリートや土を介して埋設された鋼管や樹脂管の内壁部で形成され、前記鋼管や樹脂管の上部開口に取り付けられる係止部材と、前記係止部材にその棒状の上端側が昇降調節可能に取り付けられその下端側が前記ポール本体の周面に設けられた前記ポール保持部の回動部材に取り付けられる連結部材と、を備えていることにも特徴を有している。これによって、オーガーなどの掘削機で穿設され鋼管や樹脂管で形成されたポール挿入孔を有効に用いてポール保持部を簡単に構成でき、サインポールの支持強度や経済性に優れると共に、サインポールの設定作業を容易に行うことができる。
【0007】
(3)本発明は、前記(1)又は(2)において、前記ポール保持部が前記ポール本体の周面に螺合部を介して伸縮自在に垂設された棒状の伸縮固定部材を備えるようにできる。これによって、ポール挿入孔の壁面との間に間隙を有して挿入されるポール本体のがたつきを規制でき、サインポールをさらに確実に支持することができる。
【0008】
(4)本発明は、前記(1)〜(3)において、前記ポールの基端部にネジ溝を有して高さ調整可能に形成されたレベル調整部材を備えるように構成することができる。これによって、サインポールの高さ調整が容易にできるので、穿設されるポール挿入孔の深さに多少のばらつきがあっても、これに対応して調整でき、複数のポール脚部で支持される看板や道路標識、照明灯などを設定する際における水平位置調整を容易に行うことができる。また、レベル調整部材の先部を円盤状にして、その周縁部がポール挿入孔に少しの隙間を有して嵌合するようにした場合には、ポール本体の下端部をポール挿入孔の略中心位置に固定して、ポール保持部におけるポール本体下端側の保持機能を持たせることができるので、上部側の位置調整だけでサインポールの姿勢調整を簡単に行うことができる。
【0009】
(5)本発明は、前記(1)において、前記ポール保持部がパイプ状のポール本体に内蔵され、前記ポールの周面には前記ポール保持部の回動部材の先側を突出させる開口部を設けることもできる。これによって、ポール保持部がその外部に突出する部分を少なくでき、施工移動時などのハンドリング性に優れる。
【0010】
(6)本発明のサインポールの設定方法は、前記(1)〜(5)の内いずれかのサインポールを地盤や床に立設させる設定方法であって、前記サインポールが立設される挿入孔を地盤に穿設する工程と、前記挿入孔に鉄パイプを配置してその周囲をコンクリートで固定してポール挿入孔を形成させる工程と、前記ポール挿入孔に前記サインポールの基端部を挿入すると共に前記サインポールの基端部に設けられた前記ポール保持部を調整して前記サインポールの配置を設定する工程と、を備えている。これによって、軟弱な地盤をオーガーなどで掘削して鉄パイプが傾いて固定されるような場合でも、サインポールの姿勢を容易に調整でき、その掘削及び設定に係る工程費用を軽減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るサインポールの設定方法を示す模式断面図であり、図2はその平面図であり、図3は図1の矢視A〜D拡大断面図である。図1〜図3において、10は実施の形態1のサインポール、11はサインポール10のポール本体であり、スチールパイプや鉄棒、複合強化プラスチックパイプなどで形成される。12はポール挿入孔であり、地盤Gにオーガーなどを用いて穿設された孔に鉄パイプ12aがコンクリート12bを介して埋設されて形成される。13はポール保持部であり、ポール本体11に配置され鉄パイプ12aの内壁面に当接して支持する。13aはポール保持部13の係止部材であり、鉄パイプ12a上部の開口に取り付けられる。13bは棒状の連結部材であり、係止部材13aにその上端側がナット13cを介して昇降調節可能に取り付けられる。13dは略楕円状やカム状の回動部材であり、ポール本体11の周面に支持部材13eを介して回動自在に取り付けられる。13fは回動部材13dの昇降軸であり、連結部材13bの下端部が連結される。14は伸縮固定部材であり、ポール本体11の周面に螺合部14aを介し垂設され、その軸部14bが鉄パイプ12aの内壁面に伸縮自在に配置される。15はレベル調整部材であり、ポール本体11の底部にその軸部15aが螺合して取り付けられ地盤Gに載置される蓋部15bを有する。
【0012】
サインポール10は、図示するようにそのポール挿入孔12に挿入される基端部の長さ(地中に埋められる長さ)が約1500〜3000mm、好ましくは2000〜2500mmの中実棒状又はパイプ状であって、この基端部が地盤Gに穿設されたポール挿入孔12に挿入される。そして、基端部に配置されたポール保持部13やその底部に配置されたレベル調整部材15でサインポール10が所定の姿勢に固定支持されるようになっている。
ポール挿入孔12は、オーガーマシンなどの掘削機を用いて地盤Gに所定口径、所定深さの挿入孔を穿設し、この挿入孔に鉄パイプ12aを挿入して所定位置に配置した後、鉄パイプ12aの周囲にコンクリートを充填して形成される。
なお、鉄パイプ12aはその外径が700〜900mmであって、コンクリートの施工厚みは鉄パイプ12aの外径に対して、その1/2〜2倍の範囲となるように地盤Gに孔を穿設することが好ましい。これはコンクリートの施工厚みが1/2倍より薄くなるとポール本体を支持するための支持強度を確保するのが困難となる傾向が現れ、逆に2倍を超えると必要以上にコンクリートが消費され掘削の施工費用が嵩むの傾向が現れるからである。
【0013】
ポール保持部13は、サインポール10の基端部が鉄パイプ12aに挿入されてその内壁面に当接するように拡径する回動部材13dと、この回動された回動部材13dを所定の突出位置で固定するための連結部材13bや鉄パイプ12aの上端部に固定される係止部材13aを備えている。また、ポール本体11の基端部における開口側上部には伸縮長さを調整固定できる軸部14bを備えた伸縮固定部材14が互いに90度の角度で放射状に4組配置され、この4組の伸縮固定部材14の突出長さをそれぞれ螺合部14aで調整して、ポール本体11を鉄パイプ12内の略中央に位置付けられるようになっている。すなわち、ポール保持部13は、(a)係止部材13a、連結部材13b、回動部材13d、支持部材13eを備えた回動機構と、(b)螺合部14a及び軸部14bからなる伸縮固定部材14を備えた伸縮機構とを有して構成される。
【0014】
前記(a)回動機構においては、鉄パイプ12aの上端部に固定された係止部材13aに係止されネジ溝を有する連結部材13bの上部をナット13cを回転させることで上方に牽引させる。これによって、連結部材13bの下端に昇降軸13fを介して連結された回動部材13dが引き上げられる。こうしてその基部側が支持部材13eを軸として回動してその先端側が拡径して、鉄パイプ12aの内壁面に当接させるようにしている。
また、前記(b)伸縮機構においては、図2に示すようにポール本体11の周面に等間隔に垂設された4本の伸縮固定部材14の軸部14bをそれぞれ回転させてその先端を伸長させ、鉄パイプ12aの内壁面に当接させてポール本体11をその中心位置に固定するようにしている。
なお、ポール保持部には、前記(a)回動機構及び前記伸縮機構(b)をセットとして用いる必要はなく、(a)回動機構もしくは(b)伸縮機構のいずれかを適用してもよく、その設置部位はポール本体11の基端部における、上部及び下部又はその中間位置などに複数設けることができる。
ポール保持部13及びこれに隣接して配置された伸縮固定部材14を、ポール本体11の周囲に各4組を配置する場合について説明したが、ポール保持部13及び伸縮固定部材14のセットを左右一対又は120度の角度で各3組を配置することもできる。
【0015】
レベル調整部材15は、その伸縮長さをその軸部15aのネジ溝を用いて調整して、軸部15aの下端に取り付けられた蓋部15bをポール挿入孔12底部の地盤上に載置させて、その設定深さを調整できるようにしたものである。これによって、サインポール10の下端が軟弱な地盤に沈み込んで複数のポール本体からなる脚部を有する看板などの全体が傾いたり不安定になったりするのを効果的に防止することができる。
また、レベル調整部材は、その円盤状の周縁部をポール挿入孔に嵌合して摺動できるような大きさにした場合には、これによってポール本体の下端部をポール挿入孔の中心位置に固定してポール本体下端側の保持機能を持たせることができ、前記(b)伸縮機構だけでサインポールの姿勢調整を容易に行うことも可能となる。
【0016】
以上のように構成された実施の形態1のサインポール10に適用されるサインポールの設定方法について図面を参照して説明する。
まず、サインポール10が立設される挿入孔を地盤Gに穿設する。このときオーガーを用いて地盤Gに掘削される挿入孔の掘削口径を800〜1000mmとする。
つぎに、挿入孔に外径が約800mmの長さが約3000mmの鉄パイプ12aを配置してその周囲に生コンクリートを流し込んで硬化させることにより鉄パイプ12aを地中に埋設固定させる。
鉄パイプ12a内にサインポール10の基端部を挿入すると共にサインポール10の基端部に設けられたポール保持部13の回動部材13dの拡径度合いを連結部材13b上部の係止部材13aのナット13cで調整する。このとき、ポール挿入孔12は図4(b)に示されるように垂直に穿設される場合の他に、図4(a)に示されるようにポール挿入孔12自体が傾いて固定される場合もあるが、どのような場合でもポール保持部13の各回動部材13dの回動角度をそれぞれ適切に調節することでサインポール10を垂直に正しく立設させる設定操作を容易に行うことができる。
なお、ポール本体11をポール挿入孔12に挿入する前に、レベル調整部材15の蓋部15bの突出長さを調整しておくことで、ポール挿入孔12に立設されるサインポール10をさらに安定に保持させることができる。
【0017】
以上述べたように本実施の形態1のサインポール10及びその設定方法によれば、軟弱な地盤にサインポール10を立てる際に、サインポール10の姿勢調整を容易にしてその掘削及び設定に係る工程費用を軽減できる。また、オーガーなどの掘削機で穿設され鋼管や樹脂管で形成されたポール挿入孔を用いてポール保持部を簡単に構成でき、サインポールの設定作業を容易に行うことができる。
さらにポール保持部13が伸縮固定部材14を備えるので、ポール挿入孔12の鉄パイプ12a内壁面に間隙を有して挿入されるポール本体11の上部側を確実かつ安定して固定できる。また、ポール本体11下端にレベル調整部材15が設けられ、これによってサインポール10の高さ調整が容易にでき、軟弱な地盤に穿設されるポール挿入孔12の深さにばらつきがあっても複数のポール本体で支持される看板などを設定する際の水平位置設定が容易にできる。
また、サインポール10の基端部を埋設する部位をポール挿入孔とすることで、地盤の掘削面を必要最小限にして看板を支持するサインポールを駐車場の隅やブロック塀に隣接した位置などに容易に設けることができる。
【0018】
(実施の形態2)
図5は実施の形態2に係るサインポールの断面図である。
図5において、20は実施の形態2のサインポール、21は鉄パイプなどでパイプ状に構成されたサインポール20のポール本体、22はポール本体21内部の基端部に配置されポール本体21の周面に開口した開口部21aから拡径してポール挿入孔の壁面に当接させる略楕円状やカム状に形成された回動部材、23は放射状に配置された複数の回動部材22の軸部22aを軸支する回動部材支持部、24はその下端が回動部材支持部23に連結されてポール本体21に内蔵された棒状やパイプ状の連結部材、25、25aは連結部材24をポール本体21の軸線方向に進退可能に支持する上下一対の連結部材受部、26はその基端がポール本体21の内壁に設けられた基部26aを介して回動されその先部がポール本体21の開口部21bから突出して配置されその中間位置の軸部26bに連結部材24の上端側が連結されるレバー部、27は上下に回動されるレバー部26を所定の回動角度で固定するナットなどの固定部材27aを備えたレバー位置固定部である。
【0019】
サインポール20におけるポール保持部には、回動部22やこの回動部材を牽引又は押圧するための連結部材24、レバー部26などが含まれている。
これによって、レバー部26を下方に押し下げることで軸部26bに連結された連結部材24を介して回動部材支持部23に基端が支持された回動部材22のポール本体21の開口部21aから外側に突出する先端側の回動角度を調整してポール挿入孔の壁面に当接させることができる。レバー部26はレバー位置固定部27を備えており、これによってポール本体21の基端部をポール挿入孔に入れたまま、所定の押圧力が付加された状態で回動部材22を固定できる。
以上のようにサインポール20は、ポール保持部の主要部がパイプ状のポール本体21に内蔵され、ポール本体21の周面にはポール保持部の回動部材22の先側を突出させる開口部21aが設けられていて、サインポール20における姿勢調整作業を容易に行えると共に、施工移動時などのハンドリング性に優れている。
【0020】
(実施の形態3)
図6は実施の形態3に係るサインポールの図1における矢視D拡大断面図である。
図6(a)に示すように、レベル調整部材15を、ポール本体11の底部と接触する軸部15aの上面を半球状にして、蓋部15bとの間でポール本体11の設定深さを調整できるようにすると共に、ポール本体11の下端部をポール挿入孔12の中心位置に容易に摺動調整できるようにすることもできる。
さらに、図6(b)に示すように、蓋部15bの上面にボールベアリング15dを設けることにより、ポール本体11の下端部をポール挿入孔12の中心位置により容易に摺動調整できる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ポール挿入孔に挿入されたポール本体の姿勢をポール挿入孔の壁面に当接され拡径自在なポール保持部で任意に調整できるので、地盤に穿設されたボール挿入孔が多少傾いてもサインポールを的確かつ容易に位置付けることができる。
【0022】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のサインポールにおいて、オーガーなどの掘削機で穿設され鋼管や樹脂管で形成されたポール挿入孔を有効に用いてポール保持部を簡単に構成でき、サインポールの支持強度や経済性に優れると共に、サインポールの設定作業を容易に行うことができる。
【0023】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載のサインポールにおいて、ポール挿入孔の壁面に対して間隙を有して挿入されるポール本体のがたつきを規制でき、サインポールをさらに確実に支持することができる。
【0024】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の内いずれか1項に記載のサインポールにおいて、サインポールの高さ調整が容易にできるので、穿設されるポール挿入孔の深さに多少のばらつきがあっても、これに対応して調整でき、複数のポール脚部で支持される看板を設定する際などにおける水平位置調整を容易に行うことができる。また、レベル調整部材の円盤状の周縁部がポール挿入孔に少しの隙間で嵌合するように形成させることもでき、これによってポール本体の下端部をポール挿入孔の略中心位置に固定して、サインポールの姿勢調整の操作を上部側のポール保持部だけで容易に行うことができる。
【0025】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載のサインポールにおいて、ポール保持部がその外部に突出する部分を少なくでき、施工移動時などのハンドリング性に優れる。
【0026】
請求項6記載の発明によれば、軟弱な地盤をオーガーなどを用いて掘削して鉄パイプが傾いて固定されるような条件下であっても、サインポールの姿勢を容易に調整でき、その掘削及び設定に係る工程費用を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るサインポールの設定方法を示す模式断面図である。
【図2】同サインポールの平面図である。
【図3】同サインポールの図1における矢視A〜D拡大断面図である。
【図4】(a)垂直に穿設されたポール挿入孔におけるサインポールの断面図である。(b)斜めに穿設されたポール挿入孔におけるサインポールの断面図である。
【図5】実施の形態2のサインポールの模式断面図である。
【図6】実施の形態3のサインポールの図1における矢視D拡大断面図である。
【符号の説明】
10 実施の形態1のサインポール
11 ポール本体
12 ポール挿入孔
12a 鉄パイプ
12b コンクリート
13 ポール保持部
13a 係止部材
13b 連結部材
13c ナット
13d 回動部材
13e 支持部材
13f 昇降軸
14 伸縮固定部材
14a 螺合部
14b 軸部
15 レベル調整部材
15a 軸部
15b 蓋部
20 実施の形態2のサインポール
21 ポール本体
2b1a、21b 開口部
22 回動部材
22a 軸部
23 回動部材支持部
24 連結部材
25、25a 連結部材受部
26 レバー部
26a 基部
26b 軸部
27 レバー位置固定部
27a 固定部材

Claims (6)

  1. 広告などの看板や標識、照明灯が取り付けられパイプ状や棒状に形成されたポール本体の基端部が地盤や床に穿設されたポール挿入孔に挿入されて支持されるサインポールであって、前記ポール本体の基端部に配置され、前記ポール挿入孔の壁面に拡径して当接するポール保持部を備えたことを特徴とするサインポール。
  2. 前記ポール挿入孔がその周囲をコンクリートや土を介して埋設された鋼管の内壁部で形成され、前記鋼管や樹脂管の上部開口に取り付けられる係止部材と、前記係止部材にその棒状の上端側が昇降調節可能に取り付けられその下端側が前記ポール本体の周面に設けられた前記ポール保持部の回動部材に取り付けられる連結部材と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のサインポール。
  3. 前記ポール保持部が前記ポール本体の周面に螺合部を介して伸縮自在に垂設された棒状の伸縮固定部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサインポール。
  4. 前記ポール本体の基端部にネジ溝を有して進退し高さ調整可能に形成されたレベル調整部材を備えていることを特徴とする請求項1〜3の内いずれか1項に記載のサインポール。
  5. 前記ポール保持部がパイプ状のポール本体に内蔵され、前記ポール本体の周面には前記ポール保持部の回動部材の先側を突出させる開口部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のサインポール。
  6. 請求項1〜5の内いずれか1項に記載のサインポールを地盤や床に立設させる設定方法であって、前記サインポールが立設される挿入孔を地盤に穿設する工程と、前記挿入孔に鉄パイプを配置してその周囲をコンクリートで固定してポール挿入孔を形成させる工程と、前記ポール挿入孔に前記サインポールの基端部を挿入すると共に前記サインポールの基端部に設けられた前記ポール保持部を調整して前記サインポールの配置を設定する工程とを、備えたことを特徴とするサインポールの設定方法。
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KR100997855B1 (ko) 2008-10-07 2010-12-01 박지운 등주 설치용 기초 구조체

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