JP2004183266A - 杭と建造物との接合構造及び接合方法 - Google Patents

杭と建造物との接合構造及び接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工時間の短縮化を図った、杭とその上の建造物とを接合する接合構造及び接合方法を提供すること。
【解決手段】柱脚20の下端が溶接固定された方形板状のベースプレート30と、鋼管杭10の杭頭部12内に固定される円盤状の調整プレート40と、ベースプレート30と調整プレート40との間に配置固定される、ベースプレート30と同形同大の杭頭プレート50と、ベースプレート30が載置される有頭の中心ボルト60と、連結ボルト70とを具備する。調整プレート40には、柱脚20と鋼管杭10との芯ズレに対処できるように中心ボルト60が貫通する長孔41が形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、施工効率を格段と向上させて短時間での施工を可能にする、杭とその上の建造物(建造物の柱脚)とを接合する接合構造及び接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建造物の基礎工法としては、一般にコンクリート重力方式(場所打ち鉄筋コンクリートによる基礎施工法)が採用されている。このコンクリート重力方式によれば、まず基礎を設置する箇所に所定の深さの穴を掘削し、次いで配筋をし、連結ボルトを設置し、型枠を設置する。そして、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後、型枠を撤去して、鉄骨建て方(基礎と建造物の柱との接合)を行い、掘削した穴を埋め戻すのが一般的である。
【0003】
上記工法では、現場での作業が多く、施工時間帯での制約が多いプラットフォーム等の混雑した場所での基礎工法としては、施工時間が長く、また乗降客のいない夜間での作業を強いられる等の課題が指摘されている。
【0004】
このような課題を解決する解決策の一つとして、軟弱地盤での施工の際に基礎として用いられる杭を利用する工法が検討されている。杭は、一般に、予め工場等で製造され、現場に搬送して地盤中に打ち込まれたり、埋め込まれたりするもで、この杭(例えば、鋼管杭、H鋼杭、鉄筋コンクリート(RC)杭等)を基礎として使用することによって、現場での作業を極力減らし、施工時間の大幅な短縮を図ることが可能となる。
【0005】
杭として鋼管杭を使用する場合、その杭頭部と建造物との接合工法として、例えば、杭頭部に杭の他の部分の外径寸法よりも大きく且つ構造物の基部である柱部材の寸法よりも大きな寸法の構造物基部接続部である収容筒部を設けておき、鋼管杭を地盤中に埋設後、収容筒部内にアンカー鉄筋及び該アンカー鉄筋を取り囲む複数の帯鉄筋を配置して、中詰めコンクリートを打設し硬化させ、該中詰めコンクリート上に建造物の柱部材を構築するもの(特許文献1参照)が提案されている。
【0006】
また、別の接合構造として、例えば、杭本体部分のための杭本体掘削穴と該掘削穴の内径よりも大きい内径の杭頭部のための杭頭掘削穴とを掘削し、次いでこれら掘削穴内に鋼管杭をその上端面が基礎構造物の基礎底面とほぼ一致するように建て込み、杭頭掘削穴内に杭頭部を取り囲む筒状の鉄骨籠を配置し、この後、掘削穴及び鋼管杭内にコンクリートを打設するものも提案されている(特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−266346号公報(図1、図2)
【0008】
【特許文献2】
特開平06−257141号公報(図6)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの接合工法も、鉄筋コンクリート用の型枠を設置するために、穴を深く且つ開口面積を大きくとる必要がある。このため、コンクリート重力方式の場合ほどではないにしても、作業時間帯に制約がある。
【0010】
乗降客がいる時間帯(昼間時等)でも施工出来るように、鉄筋コンクリートを使用せず、杭頭部に建造物の接合部(柱部材)を直接接合することが検討されているが、下記のような課題があり、実用化されるには至っていない。
【0011】
すなわち、表層地盤の多くには、以前地中に埋め込まれた瓦礫等の障害物があり、杭を埋設する際、この障害物が邪魔となって、杭脚を鉛直に所望位置に正確に埋設することが難しく、杭頭部と接合部(柱部材)との間の芯ズレや杭の傾斜等を回避できない課題がある。
【0012】
したがって、杭頭部と建造物の接合部(柱部材)とを直接接合するための接合構造としては、芯ズレや杭の傾斜が存在していても、何ら支障なく接合が行えるようにする必要がある。具体的には、以下の6つの要望を満たす必要がある。
▲1▼ 地中障害物により杭が鉛直線から1度前後傾斜して埋設された場合であっても、何ら支障無く建造物の接合部(柱部材)との接合が行えること。
▲2▼ 地中障害物により杭の施工芯が柱脚の芯から最大限30mm程度ずれたとしても、これに対処可能なこと。
▲3▼ 地盤支持層の変化に応じて杭頭部を地中50cm程度の深さ付近で切断しても支障がないこと。
▲4▼ 接合部(柱部材)には予め工場でベースプレートが溶接、固定されており、また接合部(柱部材)の設置位置は予め設定されているので、これに合わせて杭頭部を接合出来るようにすること。
▲5▼ 接合部(柱部材)の上下方向の位置(高さ位置)、水平度を調整して取り付けることが出来るようにすること。
▲6▼ 接合部(柱部材)を容易に鉛直に立てるための調整機構を備えていること。
【0013】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、上記6つの要望を満たし、施工時間の短縮化を図った、杭とその上の建造物の柱脚とを接合する接合構造及び接合方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の接合構造は、杭とこの杭の上に設置される建造物との接合構造にして、杭の杭頭部に取り付けられる、中心から杭の外径に延びる長孔を有し且つこの長孔内に中心ボルトを挿し込む、円盤状の調整プレートと、中心ボルトにより調整プレートに固定される、丸孔が開けられる杭頭プレート、及び連結ボルトにより杭頭プレートに連結される、建造物の柱脚を取り付けたベースプレートとを備え、調整プレートの長孔に中心ボルトを挿し込み、建造物の柱脚位置と杭との間の芯ズレ量、芯ズレ方向に応じて調整プレートを杭頭部に対して回動して位置決めし、中心ボルトを建造物の計画した柱脚の中心に位置するように設置した後、調整プレートを杭頭部に溶着固定し、中心ボルトに丸孔を開けた杭頭プレートを差し込んで固定し、中心ボルト上に、柱脚を取り付けたベースプレートを所定方向に合わせて載せ、連結ボルトを締め付け、柱脚が鉛直になるように締付調整してなることを特徴とする。
【0015】
また、上記目的を達成する本発明の接合方法は、杭と該杭上に設置される建造物との接合方法にして、杭を地盤中に埋設した後、杭の杭頭部の周囲に所定の深さの穴を掘削して、杭と建造物との接合部位が地表に露呈しないように杭頭部を所定長さ切断する工程と、杭頭部に中心部から外径方向に延びる長孔を有した円盤状のプレートからなる調整プレートを固定する工程であって、長孔内に中心ボルトを挿通し、保持した状態で、中心ボルトが建造物の柱脚下端に固定したベースプレートの中心部に位置するように、杭が埋設された位置と計画された柱脚の設置位置との間の芯ズレ量、芯ズレ方向に合わせて、調整プレートを杭頭部に対して回動させて位置決めした後、調整プレートを杭頭部に固定する工程と、調整プレートの長孔に挿通した中心ボルトに、杭頭プレートの丸孔を通して、調整プレートと杭頭プレートを中心ボルトで締め付けて固定する工程と、中心ボルトの上部ネジに高さ調整袋ナットを取り付け、ベースプレートの設置高さ調整を行うように、高さ調整袋ナット上にベースプレートを載せて、杭頭プレートとベースプレートを連結する連結ボルトを締め付け調整して柱脚を計画された設置位置に垂直に起立させる工程と、掘削穴にコンクリートを流し込んで、杭頭部、調整プレート、杭頭プレート、ベースプレート及び柱脚下端を埋設する工程とを具備することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の接合構造の第一実施例を示すもので、図1は一部切欠した側面図、図2は図1の接合構造のベースプレートの平面図、図3は図1の接合構造の調整プレートの平面図、図4は図1の接合構造において杭が芯ズレを起こさずに埋設された状態での一部切欠した側面図である。
【0017】
図1を参照して本実施例の接合構造の一実施例を説明する。本実施例は、プラットフォームに埋設される鋼管杭10と、このプラットフォーム上に施工される建造物である旅客上家の柱脚20との接合構造に適用されるもので、柱脚20の下端に溶接固定された方形板状のベースプレート30と、鋼管杭10の杭頭部12内に配置、固定される円盤状の調整プレート40と、ベースプレート30と調整プレート40との間に配置、固定される、ベースプレート30と同形同大の杭頭プレート50と、調整プレート40の長孔41に挿し込まれる有頭の中心ボルト60とを具備する。
【0018】
調整プレート40は、鋼管杭10を地盤中に埋設して、杭頭部12の上部を所定長さ(例えば50cm程度)に切断した後、杭頭部12内に、該杭頭部12の上端面と調整プレート40の表面とが略同一面となるように水平状態で挿入されて、固定されるもので(杭頭部12の上端開口面を調整プレート40で蓋をするような態様で固定されるもので)、外径が杭頭部12の内径よりも僅かに小径に設定されている。なお、杭頭部12内には、切断後、調整プレート40を挿入する前に、調整プレート40を杭頭部12の上端面と同一面位置となるように支えるための支持ブロック(図示せず)が溶接等により固定される。調整プレート40は、この支持ブロックに支えられて杭頭部12内に水平状態で回動可能に収容され、位置決め後に溶接等で固定される。
【0019】
調整プレート40には、図3に示すように、その中心部に該中心部から外径方向に延びる、上述した長孔41が形成される。長孔41は、その幅が中心ボルト60の外径よりも若干大きく、またその長さが鋼管杭10と柱脚20との間の最大芯ズレ量(例えば30mm程度)に対応可能に設定されていて、中心ボルト60が長孔41に沿ってスムーズに移動出来るようにしてある。
【0020】
調整プレート40の裏面等には、中心ボルト60を保持するカバーキャップ(図示せず)が配置される。このカバーキャップは、長孔41から中心ボルト60が杭頭部12内に抜け落ちない(落下しない)ようにし、また共回りを防止するものである。
【0021】
調整プレート40は、杭頭部12内に挿入後、杭頭部12内で鋼管杭10と柱脚20との芯ズレ量t(図1では杭偏芯量t)、芯ズレ方向に合わせて、すなわち中心ボルト60のベースプレート30側の端部(上端部)が該ベースプレート30の裏面中心部(柱脚20の中心)に位置するように、回動されて位置決めされた後、溶接により杭頭部12内に固定される。
【0022】
杭頭プレート50には、調整プレート40を杭頭部12内に固定した後、長孔41内の中心ボルト60の位置に合わせた箇所に該中心ボルト60が挿通する丸孔51が形成される。
【0023】
丸孔51は、杭頭プレート50を予め設定した位置(柱脚20が設置される位置)に配置するとき、該杭頭プレート50の中心ボルト60と対向する位置に形成される。したがって、基礎杭10(杭頭部12)が芯ズレを起こしている場合、丸孔51は杭頭プレート50の中心部ではなく、該中心部からずれた位置に形成されることになる。杭頭部12が芯ズレを起こしていない場合、丸孔51は杭頭プレート50の中心部に形成される。杭頭部12の芯ズレ量t、芯ズレ方向は基礎杭10の埋設後判明するものであって、予め予測することができないので、丸孔51を杭頭プレート50に予め形成(穿孔)することは出来ず、基礎杭10を埋設して調整プレート40を位置決め、固定した後でなければならず、例えば施工現場で形成(穿孔)される。
【0024】
杭頭プレート50の四隅には、該杭頭プレート50とベースプレート30とを連結ボルト70を介して連結するための連結孔54がそれぞれ予め形成される。杭頭プレート50裏面の連結孔54の箇所には、連結ボルト70が螺合する連結ナット55が溶接により固定される。
【0025】
ベースプレート30は、その裏面中心部が中心ボルト60上に載置される。また、杭頭プレート50の連結孔54に対応するベースプレート30の各箇所には該連結孔54と同径の連結孔32が形成される。
【0026】
ベースプレート30の連結孔32と杭頭プレート50の連結孔54には、連結ボルト70が挿通されて、該連結ボルト70に連結ナット55、連結・調整ナット33,34,35が螺合され、これによりベースプレート30と杭頭プレート50とが互いに連結される。連結・調整ナット33,34,35を回動操作してベースプレート30を杭頭プレート50に対して上下方向に移動させることにより、ベースプレート30の水平調整を行うことが出来る(ベースプレート30上の柱脚20が鉛直に起立するように調整することが出来る)。
【0027】
例えば、ベースプレート30の表面側の連結・調整ナット34,35を連結ボルト70に沿って上方に移動する方向に回動させる一方、ベースプレート30の裏面側の連結・調整ナットナット33も連結ボルト70に沿って上方に移動する方向に回動させる回動させることにより、該連結・調整ナット33に接するベースプレート30の箇所が持ち上げられる。これに対し、ベースプレート30の裏面側の連結・調整ナット33を連結ボルト70に沿って下方に移動する方向に回動させる一方、ベースプレート30の表面側の連結・調整ナットナット34,35も連結ボルト70に沿って下方に移動する方向に回動させる回動させることにより、該連結・調整ナット34に接するベースプレート30の箇所が下降する。このようにして、ベースプレート30の水平調整を行うことが出来る(ベースプレート30上の柱脚20が鉛直に起立するように調整することが出来る)。
【0028】
柱の柱脚20と接合される鋼管杭10については、詳細に図示しないが、例えば、鋼管製杭本体11の先端(下端)の開口端面に、複数枚の掘削刃を溶接等で固定した開放型の基礎杭で、杭本体11の外周面に螺旋翼を溶接等で固定して構成される。
【0029】
なお、鋼管杭10が芯ズレを起こさずに地盤中に埋設された場合、図4に示すように、中心ボルト60は調整プレート40の中心部において長孔41に挿し込まれる。
【0030】
図5乃至図7は本発明の接合構造の第二実施例を示す。
この第二実施例においては、調整プレート40と杭頭プレート50との接合を強固(剛体)にするため、中心ボルト60の回りに円周状に複数個の固定ボルト80を配置して調整プレート40と杭頭プレート50とを互いに連結(接合)する点と、中心ボルト60の上部ネジに高さ調整袋ナット31を螺合して、該高さ調整袋ナット31を回動調整することにより、ベースプレート30(柱脚20)の設置高さ調整を可能にした点と、連結ボルト70の個数を増やした点(合計8個にした点)において、上述した第一実施例と異なるが、他の部分は第一実施例と同じである。
【0031】
図8乃至図9は本発明の接合構造の第三実施例を示す。
この第三実施例においては、調整プレート40と杭頭プレート50との接合を強固(剛体)にするため、鋼管杭10の上部である杭頭部12の外周面にリング状プレート13を溶接により固定し、このリング状プレート13と杭頭プレート50との間に複数個の固定ボルト80aを配置して調整プレート40と杭頭プレート50とを互いに連結(接合)する点と、中心ボルト60の上部ネジに高さ調整袋ナット31を螺合して、該高さ調整袋ナット31を回動調整することにより、ベースプレート30(柱脚20)の設置高さ調整を可能にした点において、上述した第一実施例と異なるが、他の部分は第一実施例と同じである。
【0032】
なお、上述した第二実施例、第三実施例において、中心ボルト60の場合と同様に、固定ボルト80,80aを保持するカバーキャップ(図示せず)が配置される。このカバーキャップは、固定ボルト80,80aが落下しないようにし、また共回りを防止するものである。
【0033】
次に本発明の接合方法の一実施例を図10乃至図11を参照して説明する。
本実施例では上記第二実施例の接合構造を利用して、鋼管杭10の杭頭部12と柱脚20とを接合する方法を説明する。
【0034】
先ず、基礎杭10をオーガ等の回動推進装置により回動させつつプラットフォームの所望箇所に所定深さまで埋設する。次いで、基礎杭10の杭頭部12周囲の土砂を掘削して穴90を掘り、杭頭部12の上部を50cm程度切断する。これにより、掘削穴90の底部付近に杭頭部12が位置する。これは、上記接合構造であるベースプレート30、杭頭プレート50及び調整プレート40が穴90(図1参照)内に収まって、外部に露呈しないようにするためである。
【0035】
次いで、杭頭部12内に、中心ボルト60を長孔41内に挿通して脱落しないように保持した状態で調整プレート40を挿入する。また、固定ボルト80も脱落しないように保持しておく。
【0036】
基礎杭10が予め設定した位置(柱脚20が設置される位置)からずれて埋設されたり、杭頭部12が1゜程度傾斜した場合等、すなわち芯ズレを起こした場合には、芯ズレ量、芯ズレ方向に合わせて調整プレート30を杭頭部12内で回動させて位置決めをし、中心ボルト60の上端部がベースプレート30の中心部に位置するように、中心ボルト60を長孔41に沿って移動させ(中心ボルト60を芯ズレ量に合わせて杭頭部12に対して偏芯させ)、調整プレート40を溶接により杭頭部12内に固定する。
【0037】
次いで、杭頭プレート50に、中心ボルト60と対応する箇所に丸孔51を穿孔し、また中心ボルトを中心とした所定半径を有する円周上に固定ボルト80を取り付ける孔52(図5参照)を穿孔する。これらの穿孔作業は施工現場で行う。杭頭プレート50は、ベースプレート30と同様に、予め設定した位置(柱脚20が設置される位置)に配置されるので、杭頭部12が芯ズレを起こしている場合、その中心部から外れた箇所に中心ボルト60の丸孔51が穿孔されることになる。杭頭部12が芯ズレを起こしていない場合にあっては、丸孔51は杭頭プレート50の中心部に形成されるこになる。
【0038】
次いで、丸孔51に中心ボルト60を挿通して、該中心ボルト60にナット53を螺合し、調整プレート40と杭頭プレート50とを互いに固定する。また、固定ボルト80を孔52に挿通して、該固定ボルト80に固定ナットを螺合し、杭頭プレート50と調整プレート40との接合を剛体にする。また、杭頭プレート50の周縁部に連結ボルト70を取り付けておく。
【0039】
次いで、中心ボルト60の上部ネジに高さ調整袋ナット31を螺合し、この高さ調整袋ナット31を回動操作してベースプレート30の高さ調整を行ってから高さ調整袋ナット31上にベースプレート30を載置する。また、連結ボルト70によりベースプレート30を杭頭プレート50に連結し、連結ボルト70に螺合した連結・調整ナット33,34,35を回動操作し、ベースプレート30を杭頭プレート50に対して上下方向に移動させて、ベースプレート30の水平調整を行う。これにより柱脚20を鉛直に起立させる。
【0040】
この後、掘削穴90内にコンクリート100を流し込んで、杭頭部12、杭頭プレート50、ベースプレート30及び柱脚20の下端等を埋設する。
本実施例の接合構造、接合方法によれば、プラットフォームに掘削する穴90は浅く(例えば60cm程度)、開口面積も小さく(例えば80cm幅×80cm幅程度)て済み、このため乗降客がいる昼間時等でも施工が可能であり、施工時間帯の制約がない。
【0041】
また、調整プレート40に最大限30mmの芯ズレに対処可能な長孔41を形成し、調整プレート40を芯ズレ量t、芯ズレ方向に合わせて杭頭部12内で回動させて位置決めした後、固定するようにしているので、基礎杭10が所定位置から外れて埋設されたとしても、これに対し、調整プレート40を杭頭部12内で回動させるという簡単な操作で対処することが出来る。
【0042】
また、ベースプレート30と杭頭プレート50とを複数個の連結ボルト70を介して連結し、各連結ボルト70に連結・調整ナット33,34,35を螺合しているので、何れかの位置にある連結ボルト70に螺合された連結・調整ナット33,34,35を回動操作することにより、ベースプレート30の水平調整を行うことができ、これにより杭頭部12が1゜程度傾斜して埋設されたとしても、柱脚20下端の水平度(柱脚20の鉛直度)を簡単に調整することが出来る。
【0043】
また、杭頭プレート50とベースプレート30との間に無収縮モルタルを流し込んで硬化させることが出来、この場合、連結ボルト70、連結・調整ナット33、ナット53、中心ボルト60等の緩み止めがなされる。
【0044】
また、基礎杭10として、杭本体11の外周面に螺旋翼を溶接等で固定して構成したものを使用した場合を示したが、これに限定されるものではない。
また、基礎杭10を埋設する方法として、オーガー併用埋設工法を採用した場合を示したが、これに限定されず、中堀工法、、翼付き回転埋設工法、セメントミルク注入工法、圧入工法を採用することが可能である。
【0045】
さらに、基礎杭10と旅客上屋の柱脚20との接合構造、接合方法に本発明を適用した場合を示したが、基礎杭10と建造物の基礎水平梁との接合構造、接合方法に本発明を適用することも出来る。
【0046】
例えば、図12乃至図13に示すように、調整プレート40の長孔41に中心ボルト60を挿し込み、基礎杭10の芯ズレ量と芯ズレ方向に応じて調整プレート40を水平回動して、建造物の基礎水平梁110の接合位置に中心ボルト60の軸芯を合わせて杭頭部12内に溶着し、中心ボルト60に丸孔51を開けた杭頭プレート50を差し込んで固定し、中心ボルト60の上部に基礎水平梁110を載せて、該基礎水平梁110と杭頭プレート50とを連結ボルト70により固定してもよい。
【0047】
また、図14に示すように、図12乃至図13に示す基礎杭10と建造物の基礎水平梁との接合構造において、耐震構造とするため、杭頭プレート50と基礎水平梁110の接合位置との間に積層振動防止体である積層ゴム120を配置してもよい。
【0048】
また、図15に示すように、図12乃至図13に示す基礎杭10と建造物の基礎水平梁との接合構造において、杭頭プレート50と基礎水平梁110の接合位置との間に無収縮モルタル121を充填してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の杭と建造物との接合構造によれば、杭頭部に取り付けられる、中心から杭の外径に延びる長孔を有し且つこの長孔内に中心ボルトを挿し込む、円盤状の調整プレートと、中心ボルトにより固定される、丸孔が開けられる杭頭プレート、及び中心ボルトにより杭頭プレートに連結される、建造物の柱脚を取り付けたベースプレートとを備えており、地中障害物により杭の施工芯が柱の芯からずれたとしても、これに対処可能で、鉄筋コンクリートを使用せずに中心ボルトを介して杭と建造物とを直接接合することが出来、施工時間の大幅な短縮を図ることが可能である等の効果を奏することが出来る。
【0050】
また、本発明の別の杭と建造物との接合構造によれば、中心ボルトの上部ネジに取り付けた、高さ調整袋ナットを回動操作することにより、柱脚を取り付けたベースプレートの設置高さの調整を可能にすると共に、高さ調整袋ナットの上部に載せたベースプレートと杭頭プレートを連結する中心ボルトを締め付け調整することにより、柱脚を鉛直に調整固定するので、地中障害物により杭が鉛直線から1度前後傾斜して埋設された場合であっても、建造物の柱脚下端の上下方向の位置(高さ位置)を調整して取り付けることが出来、また柱脚を容易に鉛直に立てることができ、このため鉄筋コンクリートを使用せずに杭と接合部とを直接接合することが出来て、施工時間の大幅な短縮を図ることが可能である等の効果を奏することが出来る。
【0051】
また、本発明の杭と柱との接合方法によれば、上記接合構造を利用するので、建造物の接合部と杭とを直接接合することが可能で、上述した効果を奏することが出来る他に、杭頭部を所定長さ切断する工程において、掘削する杭頭部周囲の穴の開口面積が比較的小さくて済み、通行の邪魔にならず、施工時間帯が夜間等に人通りの少ない時間帯に制限されずに済む等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合構造の第一実施例を示す一部切欠した側面図である。
【図2】図1の接合構造のベースプレートの平面図である。
【図3】図1の接合構造の調整プレートの平面図である。
【図4】図1の接合構造において杭が芯ズレを起こさずに埋設された状態での一部切欠した側面図である。
【図5】本発明の接合構造の第一実施例を示す一部切欠した側面図である。
【図6】図5の接合構造の調整プレートの平面図である。
【図7】図5の接合構造の調整プレートの平面図である。
【図8】本発明の接合構造の第三実施例を示す一部切欠した側面図である。
【図9】図8の接合構造のリング状プレートの平面図である。
【図10】本発明の接合方法の第一実施例を示す一部切欠した側面図である。
【図11】図10の接合方法が完了した時点での一部切欠した側面図である。
【図12】本発明の接合構造を基礎杭と建造物の基礎水平梁との接合に適用した場合の一部省略した正面図である。
【図13】図12の一部省略した側面図である。
【図14】図12の接合構造を耐震構造とした実施例の側面図である。
【図15】図12の接合構造において杭頭プレートと基礎水平梁の接合位置との間に無収縮モルタルを充填した実施例の側面図である。
【符号の説明】
10 基礎杭 18 杭頭部
20 柱脚 30 ベースプレート
33,34,35 連結・調整ナット 40 調整プレート
41 長孔 50 杭頭プレート
51 丸孔 60 中心ボルト 70 連結ボルト 80 固定ボルト
90 掘削穴 100 コンクリート
110 基礎水平梁 120 積層ゴム
121 無収縮モルタル

Claims (12)

  1. 杭とこの杭の上に設置される建造物との接合構造にして、
    前記杭の杭頭部に取り付けられる、中心から杭の外径に延びる長孔を有し且つこの長孔内に中心ボルトを挿し込む、円盤状の調整プレートと、
    前記中心ボルトにより前記調整プレートに固定される、丸孔が開けられる杭頭プレート、及び
    連結ボルトにより前記杭頭プレートに連結される、前記建造物の柱脚を取り付けたベースプレートとを備え、
    前記調整プレートの長孔に前記中心ボルトを挿し込み、前記建造物の柱脚位置と前記杭との間の芯ズレ量、芯ズレ方向に応じて前記調整プレートを前記杭頭部に対して回動して位置決めし、前記中心ボルトを前記建造物の計画した柱脚の中心に位置するように設置した後、前記調整プレートを前記杭頭部に溶着固定し、前記中心ボルトに前記丸孔を開けた前記杭頭プレートを差し込んで固定し、前記中心ボルト上に、前記柱脚を取り付けた前記ベースプレートを所定方向に合わせて載せ、前記連結ボルトを締め付け、前記柱脚が鉛直になるように締付調整してなることを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  2. 請求項1に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記中心ボルトの回りに円周状に配列した複数個の固定ボルトによって、前記杭頭プレートと前記調整プレートとの接合を更に剛体としたことを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  3. 請求項1に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記杭の上部外側面にリング状プレートを溶着し、前記中心ボルトにより前記調整プレートに固定される前記杭頭プレートと前記リング状プレートとの間を複数個の固定ボルトを用いて締め付けて、前記杭頭プレートと前記調整プレートとの接合を剛体としたことを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  4. 請求項1,2又は3の何れか1項に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記円盤状の調整プレートと前記杭頭プレートを接合する前記中心ボルトの上部ネジに取り付けた、高さ調整袋ナットを回動操作することにより、前記柱脚を取り付けた前記ベースプレートの設置高さの調整を可能にすると共に、前記高さ調整袋ナットの上部に載せた前記ベースプレートと前記杭頭プレートを連結する前記連結ボルトを締め付け調整することにより、前記柱脚を鉛直に調整固定することを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  5. 請求項1,2又は3の何れか1項に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記中心ボルトと前記固定ボルトの落下および共回りを防止するカバーキャップを備えてなることを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  6. 請求項1,2又は3の何れか1項に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記杭頭プレートと前記ベースプレートとの間隙に無収縮モルタルを充填してなることを特徴とする杭と建造物との接合構造。
  7. 請求項1,2又は3の何れか1項に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記杭は、鋼管杭からなり、中堀工法、オーガー併用埋設工法、翼付き回転埋設工法、セメントミルク注入工法、圧入工法により埋設されることを特徴とする、杭と建造物との接合構造。
  8. 請求項1,2又は3の何れか1項に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記調整プレートの長孔に前記中心ボルトを挿し込み、前記杭の芯ズレ量と芯ズレ方向に応じて前記調整プレートを水平回動し、前記建造物の基礎水平梁の接合位置に前記中心ボルトの軸芯を合わせて、前記調整プレートを前記杭頭部に溶着し、前記中心ボルトに丸孔を開けた杭頭プレートを差し込んで固定し、中心ボルトの上部に前記基礎水平梁を載せて、該基礎水平梁と前記杭頭プレートとを前記連結ボルトにより固定してなることを特徴とする、杭と建造物との接合構造。
  9. 請求項8に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記円盤状の調整プレートと杭頭プレートを接合する前記中心ボルトの上部ネジに取り付けた高さ調整袋ナットを回動操作することにより、前記基礎水平梁の取り付け高さを調整可能にすると共に、該高さ調整袋ナットの上部に載せた基礎水平梁と前記杭頭プレートを連結する連結ボルトを締め付け、該連結ボルトにより固定してなることを特徴とする、杭と建造物との接合構造。
  10. 請求項8又は9に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記杭頭プレートと前記基礎水平梁との間に積層振動防止体を挟んで、耐震構造としたことを特徴とする、杭と建造物との接合構造。
  11. 請求項8又は9に記載の杭と建造物との接合構造にして、
    前記杭頭プレートと前記基礎水平梁との間に無収縮モルタルを流し込んで固定したことを特徴とする、杭と建造物との接合構造。
  12. 杭と該杭上に設置される建造物との接合方法にして、
    前記杭を地盤中に埋設した後、該杭の杭頭部の周囲に所定の深さの穴を掘削して、該杭と前記建造物との接合部位が地表に露呈しないように該杭頭部を所定長さ切断する工程と、
    前記杭頭部に中心部から外径方向に延びる長孔を有した円盤状のプレートからなる調整プレートを固定する工程であって、前記長孔内に中心ボルトを挿通し、保持した状態で、該中心ボルトが前記建造物の柱脚下端に固定したベースプレートの中心部に位置するように、前記杭が埋設された位置と計画された前記柱脚の設置位置との間の芯ズレ量、芯ズレ方向に合わせて、前記調整プレートを前記杭頭部に対して回動させて位置決めした後、前記調整プレートを前記杭頭部に固定する工程と、
    前記調整プレートの長孔に挿通した前記中心ボルトに、杭頭プレートの丸孔を通して、前記調整プレートと該杭頭プレートを前記中心ボルトで締め付けて固定する工程と、
    前記中心ボルトの上部ネジに高さ調整袋ナットを取り付け、前記ベースプレートの設置高さ調整を行うように、該高さ調整袋ナット上に前記ベースプレートを載せて、前記杭頭プレートと前記ベースプレートを連結する連結ボルトを締め付け調整して前記柱脚を計画された設置位置に垂直に起立させる工程と、
    前記掘削穴にコンクリートを流し込んで、前記杭頭部、調整プレート、杭頭プレート、ベースプレート及び柱脚下端を埋設する工程とを具備することを特徴とする、杭と建造物との接合方法。
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