JP2004277352A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004277352A JP2004277352A JP2003071742A JP2003071742A JP2004277352A JP 2004277352 A JP2004277352 A JP 2004277352A JP 2003071742 A JP2003071742 A JP 2003071742A JP 2003071742 A JP2003071742 A JP 2003071742A JP 2004277352 A JP2004277352 A JP 2004277352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quercetin
- skin
- external preparation
- preparation
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、クエルセチンの有する素材特性上の課題を克服し、消費者が素材本来の有する機能性を実感できる製剤を提供することにある。
【解決手段】本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供され、この皮膚外用剤は、クエルセチンの機能性が損なわれない経時的に安定な製剤である。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供され、この皮膚外用剤は、クエルセチンの機能性が損なわれない経時的に安定な製剤である。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、クエルセチンを有効成分とすることを特徴とした皮膚外用剤に関するものであり、さらに詳しくは、特定の品質改良剤を選択することによって、クエルセチンによる経時的な着色を抑制した安定性良好な製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クエルセチンは、優れた抗酸化力を有することが知られている。しかしながら、同物質は水に対する溶解性が低く、特にアルカリ性領域では着色する物質として良く知られており、それらの欠点を解消する手段として、反応活性部位への保護基の導入が行われてきた。例えば、特開昭55−157580号公報にはクエルセチン脂肪酸エステルが、特開平3−255013号公報及び特開平5−32690号公報には配糖体がそれぞれ開示されている。
【0003】
これら従来の技術によれば、クエルセチンの誘導体化によって、水に対する溶解性や経時的安定性についてはある程度の成果を得たものの、クエルセチン本来の機能が十分に発揮できない等の別の問題を抱える結果となった。
【0004】
そこで、クエルセチン本来の機能特性を損なわずに素材特有の欠点を改良する技術の提供が望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このような現況に基づくものであり、クエルセチンの有する素材特性上の課題を克服し、消費者が素材本来の有する機能性を実感できる製剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
クエルセチンは、それ自体、淡黄色の色調を有する素材であることから、これを有効成分として配合した製剤は、クエルセチン由来の色調を有する。しかしながら、本製剤は経時的に着色し、特に刺激の少ない製剤に要求されるpH条件である弱酸性から中性領域においてもその傾向が認められる。
【0006】
そこで、発明者はクエルセチンを化学修飾せず、特定の品質改良剤の添加によってこの課題を解決すべく鋭意研究を重ねたところ、コウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体の併用によってpH5乃至7の領域で安定な製剤が得られることを見出し、かつ、製剤における分散性が改善されるという新たな知見を得て本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供される。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明において使用されるコウジ酸配糖体は、例えば、特開平4−46191号公報、特開平4−145095公報、特開平4−145096公報、特開平4−198115号公報、特開平5−78383号公報、特開平5−213730号公報及び特開平5−214340号公報等に代表されるコウジ酸の2位の−CH2OH基に糖類を結合させることによってコウジ酸分子を安定化、もしくは経皮吸収性の向上を図った配糖体類を意味し、これらのうち、好ましいものとしては、コウジ酸グルコース、コウジ酸ガラクトース、コウジ酸マルトース、コウジ酸フラクトース、コウジ酸キシロース、コウジ酸タロース、コウジ酸ソルボース、コウジ酸マンノース、コウジ酸プシコース、コウジ酸アルロース及びコウジ酸タガトース等があげられる。
【0009】
レゾルシン誘導体は、例えば、特開平2−49175号、特開平5−4905号等に代表される誘導体、特開平4−1116号で代表される配糖体を意味し、これらのうち、好ましいものとしては、エチルレゾルシノール、プロピルレゾルシノール、ブチルレゾルシノール、ペンチルレゾルシノール、ヘキシルレゾルシノール等のレゾルシノール誘導体、レゾルシンアラビノース、レゾルシンキシロース、レゾルシンリボース、レゾルシングルコース、レゾルシンガラクトース、レゾルシンマンノース、レゾルシンタロース及びレゾルシンフラクトース等があげられる。
【0010】
アスコルビン酸配糖体は、例えば、特開平3−139288号公報、特開平3−135992号公報等に記載された安定型アスコルビン酸配糖体を意味し、α−グルコシル−L−アスコルビン酸が好適である。
【0011】
これらの選択された品質改良剤の皮膚外用剤全体に対する配合量は、0.001〜20.0重量%、好ましくは0.01〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜5重量%である。有効成分のクエルセチンに対する好適な配合比率としては0.1〜20である。
【0012】
クエルセチンの配合量は、選択成分の種類や製剤設計の形態によっても変わるが、概ね製剤全体に対して、高配合も可能であり、0.001乃至20重量%の範囲でも安定な製剤提供が可能であるが、実使用上の効果を考慮すれば、通常は0.1乃至5重量%の範囲での配合が好適である。
【0013】
製剤の形態は、外用剤として一般に許容し得る基剤を選択し患部に直接塗布して使用されるが、発明の効果をより発揮できる剤型として水溶系のローション、エッセンス及びゲル剤等があげられる。
【0014】
また、本願発明の皮膚外用剤は、技術的には、先に述べたようなローションやエッセンス等に代表される均一系製剤のほか、クリームや乳液に代表されるO/W、W/O型などの一般乳化系、W/O/W、O/W/O型の特殊な多層エマルジョン、その他にもペースト剤、軟膏及びチンキ剤等の塗布剤型、エアゾール剤、スプレー剤等の噴霧剤型、パップ剤、プラスター剤等の貼付剤型など公知の形態の基礎基剤としても他の成分と組合せて幅広く使用に供されるものであり特段の制約はない。
【0015】
本発明の外用剤においては、通常に用いられる種々の公知の有効成分、例えば、美白剤として公知のグルタチオン、ハイドロキノン及びこれの誘導体、縮合型タンニン類、カフェー酸、イソコウジ酸等のフェノール性化合物、末梢血管拡張剤としてはビタミンE、ビタミンEニコチネート、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等の各種ビタミン類、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、消炎剤としては副腎皮質ホルモン、ε−アミノカプロン酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン、アラントイン等の各種化合物、その他にも胎盤抽出物、甘草抽出物、紫根エキス、乳酸菌培養抽出物などの動植物・微生物由来の各種抽出物等を本発明の効果を損なわない範囲で、その時々の目的に応じて適宜添加して使用することができる。
【0016】
さらに、本発明の外用剤にはこれら公知の有効成分に加え、油脂類などの基剤成分のほか、必要に応じて公知の保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、香料、着色剤等種々の添加剤を本発明の効果を損なわない範囲で併用することができる。
【0017】
【実施例】
次に実験および処方例を開示して本発明を説明するが、これらの開示は本発明の好適な態様を示すものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0018】
<試験例>安定性と使用試験
a)試験方法
別表のような処方条件で各製剤を調製し、40℃、75%RH(湿度)下で2ヶ月間保存。2ヶ月後に製剤の均一状態と色調について評価した。また、試験開始前と2ヶ月後に後述の基準で使用感を評価した。
【0019】
b)試験結果
別表に示したように、本願発明の製剤は、長期間均一性を保持し、色調の変化も認められなかった。また、使用感についても経時的変化がないことが確認された。これらは、品質改良剤がクエルセチンによる色調の変化を抑制した結果によるものと思われる。
【0020】
<使用感評価の基準> 試験開始時に対する2ヶ月後の評価
評価A:全く変化がない(ざらつき感、外観変化が全くなく,肌へのなじみも良い)
評価B:殆ど変化がない(ざらつき感、外観変化が殆どなく,肌へのなじみも良い)
評価C:多少変化がある(ざらつき感、外観変化が多少あるが,肌へのなじみは良い)
評価D:かなり変化がある(ざらつき感が強く,外観変化がかなりあり、肌へのなじみも悪い)
評価E:非常に悪い(ざらつき感が大変強く,外観変化も激しく、肌へのなじみも非常に悪い)
【0021】
処方例1 化粧水
【0022】
処方例2 エッセンス
【0023】
処方例3 クリーム
【0024】
処方例4 乳液
【0025】
処方例5 クリームパック
これら処方例1乃至5は、いずれも本発明の目的を達成する効果を有していることが確認された。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供され、この皮膚外用剤は、クエルセチンの機能性が損なわれない経時的に安定な製剤である。また、相乗的な美白効果を有する製剤特性を有する。
【発明が属する技術分野】
本発明は、クエルセチンを有効成分とすることを特徴とした皮膚外用剤に関するものであり、さらに詳しくは、特定の品質改良剤を選択することによって、クエルセチンによる経時的な着色を抑制した安定性良好な製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クエルセチンは、優れた抗酸化力を有することが知られている。しかしながら、同物質は水に対する溶解性が低く、特にアルカリ性領域では着色する物質として良く知られており、それらの欠点を解消する手段として、反応活性部位への保護基の導入が行われてきた。例えば、特開昭55−157580号公報にはクエルセチン脂肪酸エステルが、特開平3−255013号公報及び特開平5−32690号公報には配糖体がそれぞれ開示されている。
【0003】
これら従来の技術によれば、クエルセチンの誘導体化によって、水に対する溶解性や経時的安定性についてはある程度の成果を得たものの、クエルセチン本来の機能が十分に発揮できない等の別の問題を抱える結果となった。
【0004】
そこで、クエルセチン本来の機能特性を損なわずに素材特有の欠点を改良する技術の提供が望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このような現況に基づくものであり、クエルセチンの有する素材特性上の課題を克服し、消費者が素材本来の有する機能性を実感できる製剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
クエルセチンは、それ自体、淡黄色の色調を有する素材であることから、これを有効成分として配合した製剤は、クエルセチン由来の色調を有する。しかしながら、本製剤は経時的に着色し、特に刺激の少ない製剤に要求されるpH条件である弱酸性から中性領域においてもその傾向が認められる。
【0006】
そこで、発明者はクエルセチンを化学修飾せず、特定の品質改良剤の添加によってこの課題を解決すべく鋭意研究を重ねたところ、コウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体の併用によってpH5乃至7の領域で安定な製剤が得られることを見出し、かつ、製剤における分散性が改善されるという新たな知見を得て本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供される。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明において使用されるコウジ酸配糖体は、例えば、特開平4−46191号公報、特開平4−145095公報、特開平4−145096公報、特開平4−198115号公報、特開平5−78383号公報、特開平5−213730号公報及び特開平5−214340号公報等に代表されるコウジ酸の2位の−CH2OH基に糖類を結合させることによってコウジ酸分子を安定化、もしくは経皮吸収性の向上を図った配糖体類を意味し、これらのうち、好ましいものとしては、コウジ酸グルコース、コウジ酸ガラクトース、コウジ酸マルトース、コウジ酸フラクトース、コウジ酸キシロース、コウジ酸タロース、コウジ酸ソルボース、コウジ酸マンノース、コウジ酸プシコース、コウジ酸アルロース及びコウジ酸タガトース等があげられる。
【0009】
レゾルシン誘導体は、例えば、特開平2−49175号、特開平5−4905号等に代表される誘導体、特開平4−1116号で代表される配糖体を意味し、これらのうち、好ましいものとしては、エチルレゾルシノール、プロピルレゾルシノール、ブチルレゾルシノール、ペンチルレゾルシノール、ヘキシルレゾルシノール等のレゾルシノール誘導体、レゾルシンアラビノース、レゾルシンキシロース、レゾルシンリボース、レゾルシングルコース、レゾルシンガラクトース、レゾルシンマンノース、レゾルシンタロース及びレゾルシンフラクトース等があげられる。
【0010】
アスコルビン酸配糖体は、例えば、特開平3−139288号公報、特開平3−135992号公報等に記載された安定型アスコルビン酸配糖体を意味し、α−グルコシル−L−アスコルビン酸が好適である。
【0011】
これらの選択された品質改良剤の皮膚外用剤全体に対する配合量は、0.001〜20.0重量%、好ましくは0.01〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜5重量%である。有効成分のクエルセチンに対する好適な配合比率としては0.1〜20である。
【0012】
クエルセチンの配合量は、選択成分の種類や製剤設計の形態によっても変わるが、概ね製剤全体に対して、高配合も可能であり、0.001乃至20重量%の範囲でも安定な製剤提供が可能であるが、実使用上の効果を考慮すれば、通常は0.1乃至5重量%の範囲での配合が好適である。
【0013】
製剤の形態は、外用剤として一般に許容し得る基剤を選択し患部に直接塗布して使用されるが、発明の効果をより発揮できる剤型として水溶系のローション、エッセンス及びゲル剤等があげられる。
【0014】
また、本願発明の皮膚外用剤は、技術的には、先に述べたようなローションやエッセンス等に代表される均一系製剤のほか、クリームや乳液に代表されるO/W、W/O型などの一般乳化系、W/O/W、O/W/O型の特殊な多層エマルジョン、その他にもペースト剤、軟膏及びチンキ剤等の塗布剤型、エアゾール剤、スプレー剤等の噴霧剤型、パップ剤、プラスター剤等の貼付剤型など公知の形態の基礎基剤としても他の成分と組合せて幅広く使用に供されるものであり特段の制約はない。
【0015】
本発明の外用剤においては、通常に用いられる種々の公知の有効成分、例えば、美白剤として公知のグルタチオン、ハイドロキノン及びこれの誘導体、縮合型タンニン類、カフェー酸、イソコウジ酸等のフェノール性化合物、末梢血管拡張剤としてはビタミンE、ビタミンEニコチネート、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等の各種ビタミン類、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、消炎剤としては副腎皮質ホルモン、ε−アミノカプロン酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン、アラントイン等の各種化合物、その他にも胎盤抽出物、甘草抽出物、紫根エキス、乳酸菌培養抽出物などの動植物・微生物由来の各種抽出物等を本発明の効果を損なわない範囲で、その時々の目的に応じて適宜添加して使用することができる。
【0016】
さらに、本発明の外用剤にはこれら公知の有効成分に加え、油脂類などの基剤成分のほか、必要に応じて公知の保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、香料、着色剤等種々の添加剤を本発明の効果を損なわない範囲で併用することができる。
【0017】
【実施例】
次に実験および処方例を開示して本発明を説明するが、これらの開示は本発明の好適な態様を示すものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0018】
<試験例>安定性と使用試験
a)試験方法
別表のような処方条件で各製剤を調製し、40℃、75%RH(湿度)下で2ヶ月間保存。2ヶ月後に製剤の均一状態と色調について評価した。また、試験開始前と2ヶ月後に後述の基準で使用感を評価した。
【0019】
b)試験結果
別表に示したように、本願発明の製剤は、長期間均一性を保持し、色調の変化も認められなかった。また、使用感についても経時的変化がないことが確認された。これらは、品質改良剤がクエルセチンによる色調の変化を抑制した結果によるものと思われる。
【0020】
<使用感評価の基準> 試験開始時に対する2ヶ月後の評価
評価A:全く変化がない(ざらつき感、外観変化が全くなく,肌へのなじみも良い)
評価B:殆ど変化がない(ざらつき感、外観変化が殆どなく,肌へのなじみも良い)
評価C:多少変化がある(ざらつき感、外観変化が多少あるが,肌へのなじみは良い)
評価D:かなり変化がある(ざらつき感が強く,外観変化がかなりあり、肌へのなじみも悪い)
評価E:非常に悪い(ざらつき感が大変強く,外観変化も激しく、肌へのなじみも非常に悪い)
【0021】
処方例1 化粧水
【0022】
処方例2 エッセンス
【0023】
処方例3 クリーム
【0024】
処方例4 乳液
【0025】
処方例5 クリームパック
これら処方例1乃至5は、いずれも本発明の目的を達成する効果を有していることが確認された。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を品質改良剤として添加したことを特徴とする皮膚外用剤が提供され、この皮膚外用剤は、クエルセチンの機能性が損なわれない経時的に安定な製剤である。また、相乗的な美白効果を有する製剤特性を有する。
Claims (1)
- クエルセチンにコウジ酸配糖体、レゾルシン誘導体およびアスコルビン酸配糖体から選ばれる1種または2種以上を添加したことを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071742A JP2004277352A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071742A JP2004277352A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004277352A true JP2004277352A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33288104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003071742A Pending JP2004277352A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004277352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352627A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Kuraray Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO2009145300A1 (ja) | 2008-05-29 | 2009-12-03 | 株式会社資生堂 | 皮膚外用剤 |
CN114306917A (zh) * | 2021-01-12 | 2022-04-12 | 广州新济药业科技有限公司 | 可溶性微针贴片及其制备方法 |
Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432638A (en) * | 1977-08-17 | 1979-03-10 | Asahi Denka Kogyo Kk | Cosmetic base composition |
JPS63145213A (ja) * | 1986-12-08 | 1988-06-17 | Kanebo Ltd | ポリフエノ−ルの変色防止方法 |
JPS649946A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-13 | Kanebo Ltd | Method for preventing discoloration of polyphenol |
JPH05214340A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-24 | Sansho Seiyaku Co Ltd | 酸化防止剤 |
JPH05271046A (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-19 | Lion Corp | 皮膚外用剤 |
JPH06239716A (ja) * | 1993-02-17 | 1994-08-30 | Kanebo Ltd | ポリフェノール化合物含有組成物 |
JPH1099091A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-04-21 | New Food Kurieeshiyon Gijutsu Kenkyu Kumiai | コウジ酸フラクトシド類の製造方法 |
JP2000159656A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | コラーゲン合成促進剤 |
JP2000212061A (ja) * | 1998-11-17 | 2000-08-02 | Sansho Seiyaku Co Ltd | 美白化粧料 |
JP2000290123A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-17 | Takeo Okabe | 化粧料 |
JP2001114651A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Lion Corp | 化粧料組成物 |
JP2001302505A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Pola Chem Ind Inc | 活性酸素消去剤及び炎症存在下使用用の皮膚外用剤 |
JP2002179523A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ブタ胎盤抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2002187812A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ウマ胎盤抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2002255767A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-09-11 | L'oreal Sa | 染色組成物、その製造方法及びケラチン繊維の染色のためのその使用 |
JP2003070452A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-11 | Snow Brand Food Co Ltd | 抗酸化能増強剤及びその製造方法並びにその使用方法 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071742A patent/JP2004277352A/ja active Pending
Patent Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432638A (en) * | 1977-08-17 | 1979-03-10 | Asahi Denka Kogyo Kk | Cosmetic base composition |
JPS63145213A (ja) * | 1986-12-08 | 1988-06-17 | Kanebo Ltd | ポリフエノ−ルの変色防止方法 |
JPS649946A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-13 | Kanebo Ltd | Method for preventing discoloration of polyphenol |
JPH05214340A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-24 | Sansho Seiyaku Co Ltd | 酸化防止剤 |
JPH05271046A (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-19 | Lion Corp | 皮膚外用剤 |
JPH06239716A (ja) * | 1993-02-17 | 1994-08-30 | Kanebo Ltd | ポリフェノール化合物含有組成物 |
JPH1099091A (ja) * | 1996-09-26 | 1998-04-21 | New Food Kurieeshiyon Gijutsu Kenkyu Kumiai | コウジ酸フラクトシド類の製造方法 |
JP2000212061A (ja) * | 1998-11-17 | 2000-08-02 | Sansho Seiyaku Co Ltd | 美白化粧料 |
JP2000159656A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-13 | Taiyo Kagaku Co Ltd | コラーゲン合成促進剤 |
JP2000290123A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-17 | Takeo Okabe | 化粧料 |
JP2001114651A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Lion Corp | 化粧料組成物 |
JP2001302505A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Pola Chem Ind Inc | 活性酸素消去剤及び炎症存在下使用用の皮膚外用剤 |
JP2002255767A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-09-11 | L'oreal Sa | 染色組成物、その製造方法及びケラチン繊維の染色のためのその使用 |
JP2002179523A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ブタ胎盤抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2002187812A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-05 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | ウマ胎盤抽出物を含有する化粧料組成物 |
JP2003070452A (ja) * | 2001-09-05 | 2003-03-11 | Snow Brand Food Co Ltd | 抗酸化能増強剤及びその製造方法並びにその使用方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004352627A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Kuraray Co Ltd | 皮膚外用剤 |
WO2009145300A1 (ja) | 2008-05-29 | 2009-12-03 | 株式会社資生堂 | 皮膚外用剤 |
CN114306917A (zh) * | 2021-01-12 | 2022-04-12 | 广州新济药业科技有限公司 | 可溶性微针贴片及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5571897B2 (ja) | ビタミンcトランスポーター産生促進剤 | |
JP2006348011A (ja) | 染毛料 | |
WO2005000248A3 (en) | Compositions and methods for skin conditioning | |
WO2004016238A1 (ja) | 老化防止用組成物 | |
JP2007022923A (ja) | 毛包アポトーシス反応阻害剤および毛髪化粧料組成物 | |
KR101131574B1 (ko) | 피부 미백용 조성물 | |
KR20230074749A (ko) | 모발, 두피 및 피부 트리트먼트 조성물 | |
JPH0873325A (ja) | 養毛・育毛料 | |
JP3893292B2 (ja) | 毛髪化粧料組成物 | |
JP2004277352A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH05271046A (ja) | 皮膚外用剤 | |
WO1999013819A3 (en) | Composition and method for reducing stinging in skin | |
JPH03153609A (ja) | 美白化粧料 | |
JP2003176217A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000198719A (ja) | 発毛剤 | |
JP2002029935A (ja) | 育毛剤 | |
JP5552741B2 (ja) | 亜鉛を有効成分として含有する美白剤 | |
JP2004277354A (ja) | 皮膚外用剤 | |
US20140234234A1 (en) | Deodorant and antiperspirant composition, method for producing a deodorant and antiperspirant composition, and method for preventing and/or reducing perspiration odour | |
JP2001131031A (ja) | 頭皮頭髪用組成物 | |
JP6831995B2 (ja) | アルブチン含有組成物、及び、アルブチンの分解抑制方法 | |
JP5726489B2 (ja) | 皮膚プレトリートメント剤 | |
JPH11510820A (ja) | 水性局所用組成物 | |
JPS61194008A (ja) | 化粧料 | |
WO2024090247A1 (ja) | 美容組成物、美容方法、及びアルコキシサリチル酸又はその塩の経皮浸透促進剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070821 |