JP3893292B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、染毛剤、パーマネントウェーブ用剤等として用いられる毛髪化粧料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に毛髪を染毛剤やパーマネントウェーブ用剤で処理すると、髪本来の弾力性が低下することが知られている。また、生まれつきの軟毛、加齢に伴う軟毛化により毛髪の弾力性が低下することや、日常的な洗髪やブラッシング、ドライヤの熱、さらには紫外線によっても毛髪の弾力性の低下が進行することが知られている。
【0003】
そこで、毛髪に弾力性を付与してやることによって毛髪の弾力性を回復させることのできる毛髪化粧料組成物として、例えば特開昭59−101412号公報の生薬配合毛髪保護用化粧料組成物や特開平11−5719号公報の毛髪化粧料が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示された毛髪化粧料組成物で処理された毛髪を調べると、処理直後は良好な弾力性を有しているものの、処理後しばらく経過すると元の弾力性の低い状態に戻ってしまい、持続性については満足いくものでなかった。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、毛髪に弾力性を付与することができるとともに、その持続性にも優れた毛髪化粧料組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、下記のA成分及びB成分を含有することを要旨とする。
A成分:ポリフェノール類を含有する植物エキス。
B成分:ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピルアルコール、シンナミルアルコール、アニスアルコール、p−メチルベンジルアルコール、α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニルエタノール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール及び2−ベンジルオキシエタノールから選ばれる少なくとも一種の芳香族アルコール、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸アンモニウムアルミニウム、硫酸ナトリウムアルミニウム、酢酸アルミニウム、ベヘン酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、カプロン酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、ジミリスチン酸アルミニウム、ジ−dl−ピロリドンカルボン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、グリシンアルミニウム、ラノリン酸アルミニウム、モノステアリン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレート、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPEG、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPG及び硫酸アルミニウムから選ばれる少なくとも一種のアルミニウム化合物、パラフェノールスルホン酸亜鉛、酢酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛及びグルコン酸亜鉛から選ばれる少なくとも一種の亜鉛化合物、並びにサポニンから選ばれる少なくとも二種(但し、芳香族アルコール、アルミニウム化合物及びサポニンからなる組み合わせを除く)。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の毛髪化粧料組成物において、前記A成分が、オウゴンエキス、センコツエキス、ワレモコウエキス、茶エキス、トチュウエキス及びケイヒエキスから選ばれる少なくとも一種であることを要旨とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物において、前記B成分が、芳香族アルコールと、アルミニウム化合物又は亜鉛化合物であることを要旨とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物において、前記B成分が、芳香族アルコールとサポニンであることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物において、前記B成分が、アルミニウム化合物又は亜鉛化合物と、サポニンであることを要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態について説明する。
本実施形態の毛髪化粧料組成物には、ポリフェノール類を含有する植物エキス(A成分)と、芳香族アルコール、アルミニウム化合物、亜鉛化合物及びサポニンから選ばれる少なくとも一種(B成分)とが含有されている。
【0011】
はじめに、ポリフェノール類を含有する植物エキスについて説明する。
ポリフェノール類を含有する植物エキスの具体例としては、ブドウ葉エキス、アセンヤクエキス、イラクサエキス、カワラヨモギエキス、ゼニアオイエキス、エイジツエキス、ヒキオコシエキス、オウゴンエキス、オトギリソウエキス、ヨモギエキス、カモミラエキス、スイカズラエキス、ケイヒエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、コンフリーエキス、セージエキス、シャクヤクエキス、ワレモコウエキス、シラカバエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウネズエキス、センコツエキス、ツボクサエキス、茶エキス、甜茶エキス、トウキンセンカエキス、トチュウエキス、セイヨウニワトコエキス、スイカズラエキス、セイヨウハッカエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マロニエエキス、メリッサエキス、モモ葉エキス、ユキノシタエキス、ヨモギ水、ノバラエキス、ローズマリーエキス等が挙げられる。その中でも好ましいものとしては、オウゴンエキス、センコツエキス、ワレモコウエキス、茶エキス、トチュウエキス及びケイヒエキスが挙げられる。そして、毛髪化粧料組成物には、上記の植物エキスの中から選ばれる一種以上が含有されている。
【0012】
毛髪化粧料組成物におけるA成分(ポリフェノール類を含有する植物エキス)の含有量は0.001〜20重量%が好ましく、0.1〜10重量%がより好ましい。
【0013】
なお、上記の植物エキスには、ポリフェノール類として、没食子酸、没食子酸エステル、ピロガロール、フロログリシン、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、グルコガリン、プロアントシアニジン、カテコール、カフェー酸、ラッコール、ビロボール、ペルソノール、ギンキョウ酸、アピゲニン、オウゴニン、バイカリン、バイカレイン、フラボン類(ルチン、クエルセチン、クエルセタギン、クエルセタギチン、ゴシペチン等)、エラグ酸、ペンタ−o−ガロイルグルコース、タンニン酸、ガロタンニン、エラジタンニン、縮合型タンニン等が含まれている。
【0014】
次に、芳香族アルコールについて説明する。
芳香族アルコールの具体例としては、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピルアルコール、シンナミルアルコール、アニスアルコール、p−メチルベンジルアルコール、α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニルエタノール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール、2−ベンジルオキシエタノール等が挙げられる。毛髪化粧料組成物に芳香族アルコールを配合する場合には、上記の芳香族アルコールの中から選ばれる一種を単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0015】
毛髪化粧料組成物が芳香族アルコールを含有する場合、毛髪化粧料組成物における芳香族アルコールの含有量は0.5〜50重量%が好ましく、1〜30重量%がより好ましい。
【0016】
次に、アルミニウム化合物について説明する。
アルミニウム化合物の具体例としては、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸アンモニウムアルミニウム、硫酸ナトリウムアルミニウム、酢酸アルミニウム、ベヘン酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、カプロン酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、ジミリスチン酸アルミニウム、ジ−dl−ピロリドンカルボン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、グリシンアルミニウム、ラノリン酸アルミニウム、モノステアリン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレート、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPEG、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPG、硫酸アルミニウム等が挙げられる。毛髪化粧料組成物にアルミニウム化合物を配合する場合には、上記のアルミニウム化合物の中から選ばれる一種を単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0017】
毛髪化粧料組成物がアルミニウム化合物を含有する場合、毛髪化粧料組成物におけるアルミニウム化合物の含有量は0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜10重量%がより好ましい。
【0018】
次に、亜鉛化合物について説明する。
亜鉛化合物の具体例としては、パラフェノールスルホン酸亜鉛、酢酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛等が挙げられる。毛髪化粧料組成物に亜鉛化合物を配合する場合には、上記の亜鉛化合物の中から選ばれる一種を単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0019】
毛髪化粧料組成物が亜鉛化合物を含有する場合、毛髪化粧料組成物におけるアルミニウム化合物の含有量は0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜10重量%がより好ましい。
【0020】
次に、サポニンについて説明する。
サポニンは、植物界に広く存在する配糖体で、天然の界面活性剤として古くから用いられている。サポニンの具体例としては、キュウリ、サボンソウ、シナノキ、ワレモコウ、セイヨウキズタ、ツボクサ、トウキンセンカ、ニンジン、チクセツニンジン、スイカズラ、ビワ、ナギイカダ、ヘチマ、セイヨウトチノキ、ムクロジ、ダイズ、茶実、アズキ、サイコ、アマチャヅル、オンジ、キキョウ、セネガ、バクモンドウ、モクツウ、チモ、ゴシツ、カンゾウ、サンキライ等から水や有機溶剤を用いて抽出されたものが挙げられる。
【0021】
毛髪化粧料組成物がサポニンを含有する場合、毛髪化粧料組成物におけるサポニンの含有量は0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜15重量%がより好ましい。
【0022】
本実施形態の毛髪化粧料組成物には、その用途や剤型に応じて、以上説明したA成分及びB成分以外の成分がさらに含有されている。
まず、本実施形態の毛髪化粧料組成物の用途としては、染毛剤、毛髪脱色剤、パーマネントウェーブ用剤、シャンプー剤、ヘアトリートメント剤、ヘアスタイリング剤、染毛用の前処理剤、同後処理剤、パーマネントウェーブ用の前処理剤、同中間処理剤、同後処理剤などが挙げられる。また、本実施形態の毛髪化粧料組成物の剤型としては、液状、ゲル状、クリーム状、フォーム状、スプレー状などが挙げられる。
【0023】
そして、これらの用途や剤型に応じて毛髪化粧料組成物に配合されるA成分及びB成分以外の成分としては、ラウリル硫酸ナトリウム・POE(30)セチルエーテル等の界面活性剤、カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物、水・有機溶剤等の溶剤、アンモニア等のアルカリ剤、黒色401号・紫色401号・橙色205号・赤色227号等の直接染料、p−フェニレンジアミン等の酸化染料の主要中間体、レゾルシン・m−アミノフェノール・p−アミノフェノール・5−アミノ−o−クレゾール等の酸化染料のカプラー、過酸化水素等の酸化剤、還元剤、セタノール・セトステアリルアルコール・ワセリン等の油性成分、ケラチン加水分解物等の蛋白質の加水分解物、保湿剤、防腐剤、EDTA二ナトリウム等のキレート剤、フェナセチン等の安定化剤、レブリン酸などのpH調整剤、酸化防止剤、噴射剤、アミノ酸、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤などが挙げられる。
【0024】
ここで、毛髪化粧料組成物が芳香族アルコールと有機溶剤を同時に含有する場合には、有機溶剤の含有量が芳香族アルコールの0.1〜1倍量(重量基準)であることが好ましい。このようにすれば、分散系の毛髪化粧料組成物が得られる。
【0025】
有機溶剤の具体例としては、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等が挙げられる。
【0026】
なお、毛髪化粧料組成物が用時に混合調製される複数の剤からなる多剤式の形態である場合、A成分及びB成分はいずれの剤に配合してもよい。
本実施形態によって得られる効果について、以下に記載する。
【0027】
(1)ポリフェノール類を含有する植物エキス(A成分)と、芳香族アルコール、アルミニウム化合物、亜鉛化合物及びサポニンから選ばれる少なくとも一種(B成分)とを含有しているため、本実施形態の毛髪化粧料組成物によれば、毛髪に弾力性を付与することができる。すなわち、本実施形態の毛髪化粧料組成物で毛髪を処理すれば、毛髪の弾力性を回復させることができる。
【0028】
(2)A成分とB成分を含有しているため、本実施形態の毛髪化粧料組成物によって毛髪に付与される弾力性は比較的長期間にわたって維持されるものであって、持続性に優れている。
【0029】
(3)A成分を、オウゴンエキス、センコツエキス、ワレモコウエキス、茶エキス、トチュウエキス及びケイヒエキスから選ばれる少なくとも一種とすれば、上記(1)の効果を向上させることができるとともに、毛髪化粧料組成物で処理した後の毛髪の風合いも向上させることができる。
【0030】
(4)B成分を、芳香族アルコールと、アルミニウム化合物又は亜鉛化合物とすれば、上記(1)の効果を向上させることができる。
(5)B成分を、芳香族アルコールとサポニンとすれば、上記(1)の効果を向上させることができるとともに、毛髪化粧料組成物で処理した後の毛髪の風合いも向上させることができる。
【0031】
(6)B成分を、アルミニウム化合物又は亜鉛化合物と、サポニンとすれば、上記(1)の効果を向上させることができるとともに、毛髪化粧料組成物で処理した後の毛髪の風合いも向上させることができる。
【0032】
(7)芳香族アルコールを、その0.1〜1倍量(重量基準)の有機溶剤とともに配合して毛髪化粧料組成物を分散系とすれば、上記(1)及び(2)の効果を向上させることができる。
【0033】
【実施例】
次に、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
<実施例5〜10、参考例1〜4及び比較例1〜8>
下記表1に示す組成からなる毛髪化粧料組成物(ヘアトリートメント剤)をそれぞれ調製した。各例の毛髪化粧料組成物を、ブリーチ処理した20代女性の健常な毛髪に塗布し、室温にて30分間放置した後、水洗、乾燥した。このとき、「弾力性付与率」「持続性」「風合い」に関して以下のようにして測定・評価を行なった。その結果を表1に併せて示す。
【0034】
「弾力性付与率」
各例の毛髪化粧料組成物で処理する前後の毛髪について、引張試験機(テンシロンUTM−II;東洋ボールドウィン社製)を用いて破断応力値を測定し、その値を毛髪強度とした。そして、次式により弾力性付与率を求めた。
【0035】
弾力性付与率(%)=〔(処理後の毛髪強度)/(処理前の毛髪強度)−1〕×100
「持続性」
各例の毛髪化粧料組成物で処理した後の毛髪の弾力性(ハリコシ感)及びボリューム感が持続する期間について、専門のパネラーが下記基準に従って官能評価した。
【0036】
◎:処理直後の弾力性(ハリコシ感)及びボリューム感が一ヶ月以上持続した、○:一週間以上一ヶ月未満持続した、△:2〜3日持続した、×:1日しか持続しなかった。
【0037】
「風合い」
各例の毛髪化粧料組成物で処理した後の毛髪の風合いについて、専門のパネラーが下記基準に従って官能評価した。
【0038】
◎:非常に良い、○:良い、△:変化無し、×:悪い。
【0039】
【表1】
表1に示すように、実施例の毛髪化粧料組成物はいずれも、弾力性付与率が高いうえに、持続性についての評価も良好(◎又は○)であった。しかも、風合いについての評価も良好(◎又は○)であった。
【0040】
<実施例11>
オウゴンエキスを5.0重量%、ベンジルアルコールを9.0重量%、硫酸カリウムアルミニウムを1.0重量%、エタノールを5.0重量%、カルボキシビニルポリマーを2.0重量%、黒色401号を0.06重量%、紫色401号を0.07重量%、橙色205号を0.14重量%、赤色227号を0.01重量%、香料を0.3重量%、レブリン酸を5.0重量%、精製水を残部含有する毛髪化粧料組成物(酸性染毛料)を調製した。
【0041】
<実施例12>
下記第1剤と第2剤からなる二剤式の毛髪化粧料組成物(酸化染毛剤)を調製した。
【0042】
第1剤
オウゴンエキスを5.0重量%、ベンジルアルコールを3.0重量%、硫酸カリウムアルミニウムを1.0重量%、p−フェニレンジアミンを1.0重量%、レゾルシンを0.8重量%、m−アミノフェノールを0.1重量%、p−アミノフェノールを0.3重量%、5−アミノ−o−クレゾールを0.2重量%、セトステアリルアルコールを10.0重量%、ワセリンを2.0重量%、ラウリル硫酸ナトリウムを2.0重量%、POE(30)セチルエーテルを10.0重量%、EDTA二ナトリウムを0.1重量%、香料を0.3重量%、28%アンモニア水を適量(pHを9.5とする量)、精製水を残部含有する。
【0043】
第2剤
35%過酸化水素水を15.0重量%、EDTAを0.5重量%、セタノールを5.0重量%、ラウリル硫酸ナトリウムを0.5重量%、POE(30)セチルエーテルを0.2重量%、フェナセチンを0.1重量%、精製水を残部含有する。
【0044】
実施例11及び実施例12の各例の毛髪化粧料組成物を用いて染毛処理を行なったところ、オウゴンエキス、ベンジルアルコール及び硫酸カリウムアルミニウムが配合されていない毛髪化粧料組成物を用いた場合に比べて、毛髪に良好な弾力性が付与される結果が得られた。また、染毛後の色持ちも良好であった。
【0045】
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 芳香族アルコールをその0.1〜1倍量(重量基準)の有機溶剤とともに含有する分散系であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料組成物。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1から請求項5に記載の発明によれば、毛髪に弾力性を付与することができるとともに、その持続性を向上させることができる。
Claims (5)
- 下記のA成分及びB成分を含有することを特徴とする毛髪化粧料組成物。
A成分:ポリフェノール類を含有する植物エキス。
B成分:ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、γ−フェニルプロピルアルコール、シンナミルアルコール、アニスアルコール、p−メチルベンジルアルコール、α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニルエタノール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプロパノール及び2−ベンジルオキシエタノールから選ばれる少なくとも一種の芳香族アルコール、
硫酸カリウムアルミニウム、硫酸アンモニウムアルミニウム、硫酸ナトリウムアルミニウム、酢酸アルミニウム、ベヘン酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、カプロン酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩酸アルミニウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、ジミリスチン酸アルミニウム、ジ−dl−ピロリドンカルボン酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、イソステアリン酸アルミニウム、グリシンアルミニウム、ラノリン酸アルミニウム、モノステアリン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミニウムセスキクロロハイドレート、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPEG、アルミニウムセスキクロロハイドレックスPG及び硫酸アルミニウムから選ばれる少なくとも一種のアルミニウム化合物、
パラフェノールスルホン酸亜鉛、酢酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛及びグルコン酸亜鉛から選ばれる少なくとも一種の亜鉛化合物、
並びにサポニンから選ばれる少なくとも二種(但し、芳香族アルコール、アルミニウム化合物及びサポニンからなる組み合わせを除く)。 - 前記A成分が、オウゴンエキス、センコツエキス、ワレモコウエキス、茶エキス、トチュウエキス及びケイヒエキスから選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
- 前記B成分が、前記芳香族アルコールと、前記アルミニウム化合物又は前記亜鉛化合物であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
- 前記B成分が、前記芳香族アルコールと前記サポニンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
- 前記B成分が、前記アルミニウム化合物又は前記亜鉛化合物と、前記サポニンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の毛髪化粧料組成物。
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