JP2004276622A - 移送台車の車輪 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐久性に優れ、磨耗及び騒音を実用に耐えられるよう低減でき、摩耗時の交換をシステムを停止させることなく対応できる、移送台車の車輪を提供すること。
【解決手段】移送台車3の下面に設けられ、移送台車3の移動に伴って従動走行する車輪1の少なくとも踏面を滑動面として形成した。これにより、車輪1の踏面が摩擦係数の小さい滑動面と成されているので、車輪1の方向転換時の騒音を低減することができる。しかも、車輪1の磨耗も抑制でき、踏面にクラック等が生じることもなく、その耐久性を大幅に向上させることができるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】移送台車3の下面に設けられ、移送台車3の移動に伴って従動走行する車輪1の少なくとも踏面を滑動面として形成した。これにより、車輪1の踏面が摩擦係数の小さい滑動面と成されているので、車輪1の方向転換時の騒音を低減することができる。しかも、車輪1の磨耗も抑制でき、踏面にクラック等が生じることもなく、その耐久性を大幅に向上させることができるものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移送台車の車輪、より詳しくは、無人搬送車両(AGV)等の移送台車の下面に設けられ、従動的に走行する車輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、移送物(パレットに乗せた荷物等)を、図3に例示した自動倉庫101に搬入する場合、以下の手順で行っている。即ち、オペレータ等がフォークリフト等を用いて移送物を搬入コンベヤ102に一旦載せると、この移送物が搬入コンベヤ102から仮想線で表した移送台車3(ループ台車)へ移載される。移送台車3は、その上面にローラコンベヤ(図示省略)を備え、複数のラック103の並び方向に長手方向を一致した略長方形の閉ループである軌条4に沿って走行する。
【0003】
移送台車3に移載された移送物は、これが収納されるべき何れか一つのラック103に隣接する移送コンベヤ104の近傍まで搬送される。この状態の移送台車3は同図に実線で表している。更に、移送物は、移送コンベヤ104へ移載された後、ラック103の長手方向に延びる走行レール105に沿って走行するスタッカクレーン106によりラック103の適所に収納される。
【0004】
また、ラック103から移送物を搬出する場合は、スタッカクレーン106によりラック103から取り出された移送物が、移送コンベヤ104に一旦載せられる。この移送物は、移送台車3へ移送された後、移送台車3にて搬出コンベヤ107の近傍まで移送され、更に搬出コンベヤ107へ移載される。この後、オペレータ等がフォークリフト等を用いて移送物を適所へ搬送する。
【0005】
この移送台車3は、上記の自動倉庫101に組み込まれなくても、移送物の移送を担うことができる。また、軌条4上に複数の移送台車3を稼動させるようにしても良い。
【0006】
移送台車3の具体的な構成を図3〜図5に示す。即ち、図3及び図5に示すように、軌条4は、複数のラック103の並び方向に延びる長い直線部41と、これに直交しコーナ部40を介して連続する短い直線部42とを有する。2カ所の長い直線部41の内側には、ガイドレール5が各々設けられ、これらのガイドレール5の両端には、鋼板から成る旋回用テーブル6がガイドレール5の上面に対し面一となるよう接続されている。
【0007】
ガイドレール5は、軌条4の長い直線部41に対して移送台車3の車幅方向に間隔を開けて平行に配置されている。図4に示すように、ガイドレール5及び軌条4は、コンクリート床面108に敷かれた下向きの溝形鋼から成る。移送台車3の車幅方向の一方の下面には2個の滑子7が各々設けられ、これらの滑子7が各々軌条4に走行自在に係合している。
【0008】
詳しくは、各滑子7が、キングピン70を介して移送台車3に取り付けられている。各滑子7の内部には、軌条4の上面に踏面を押し当てる車輪71が内装され、各滑子7の両側のフランジ72の下面に設けたガイドローラ(図に表れず)が軌条4の両側面に転がり接触している。2個の滑子7の片方には、車輪71を駆動する電動機73が設けられており、電動機73を起動又は停止することによって、移送台車3を軌条4に沿って走行させ、又は軌条4上に停止させる。
【0009】
また、移送台車3の車幅方向の他方の下面には、ガイドレール5の上面にウレタン製の車輪81の踏面を押し当てる2個のキャスタ8が、キングピン80を介して各々回動自在に設けられている。2個のキャスタ8は、既述の滑子7と共に移送台車3を水平な姿勢で支持するものである。
【0010】
図5に示すように、矢印Fで指した方向からコーナ部40へ向かって走行する移送台車3は、コーナ部40に進入すると直ちに急旋回する。図5に仮想線で表した移送台車3aは、コーナ部40を略半分通過し、図中で時計回りに45度回転した状態である。この時点で、2個の滑子7は、それぞれキングピン70を支軸として回動できるので、コーナ部40に沿った姿勢となる。
【0011】
仮想線で表した移送台車3bは、コーナ部40を通過した直後であり、さらに図中で時計回りに45度回転した状態である。以上のような移送台車3の旋回に倣って従動するキャスタ8の車輪81は軌跡f,tを描くことになる。軌跡f,tは、移送台車3の走行方向の前寄り及び後寄りのキャスタ8に各々対応している。
【0012】
キャスタ8の車輪81の軌跡f,tから明らかなように、キャスタ8は、コーナ部40に比べて更に小さな半径で急旋回することに加え、矢印F1,F2で指した移送台車3の旋回方向に対し逆行する動きをする。このため、キャスタ8に過大な慣性力が加わり、キャスタ8の車輪81と旋回用テーブル6との間に滑りを生じ、70〜75dBにも達する騒音が発生することになった。また、キャスタ8の車輪81の磨耗も激しく、車輪81に踏面にクラックを発生することもあった。
【0013】
そこで、下記の特許文献1、特許文献2に開示されているように、弾性体又は吸音材から成るシート材等を旋回用テーブル6の上面に貼り付けることが試みられている。また、旋回用テーブル6の上面にテフロン(登録商標)コートを施すことにより、キャスタ8の車輪81と旋回用テーブル6との摩擦を低減することも試みられている。
【0014】
【特許文献1】
特開平7−303555号公報
【特許文献2】
特開平7−247666号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移送台車3に荷物を満載した場合、キャスタ8が旋回用テーブル6に押し付けられる圧力(車輪荷重)は、車輪の幅や径、及び荷重によるが1000kg搬送台車では50kg/cm2以上にも達するので上記のシート材等又はテフロン(登録商標)コートが簡単に磨耗したり、短期間で破損したりするという問題が起こる。
【0016】
また、移送台車3のキャスタ8は、直線状のガイドレール5上でも急反転されることがある。例えば、手動運転にて一方向へ移動している移送台車3を停止させ、そして逆方向へ移動させる場合である。かかる急反転に対処するためには、直線状のガイドレール5を含めたキャスタ8の軌道全域に上記シート材等を貼らなければならず、不経済であった。また、既存の設備に導入するには大掛かりな取り付け工事が必要であった。また、交換時にはシステムを停止させる必要があった。
【0017】
本発明の目的は、耐久性に優れ、磨耗及び騒音を実用に堪えられるよう低減でき、摩耗時の交換をシステムを停止させることなく対応できる、移送台車の車輪を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る移送台車の車輪は、移送台車の下面に設けられ、従動走行する車輪であって、該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする。
【0020】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、車幅方向の一方に設けた滑子が軌条に案内され、他方に設けたキャスタが従動走行する移送台車の該キャスタの車輪であって、該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする。
【0021】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする。
【0022】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪が、車軸に支持された芯体と、該芯体の外周に形成されたゴム層と、該ゴム層の外周に形成された超高分子ポリエチレン層とを含むことを特徴とする。
【0023】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記ゴム層がスチレンブタジエンゴムから成ることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る移送台車の車輪について、図1〜図2を参照しながら説明する。以下において、従来の技術で説明した構成部材には同符号を付し、その詳細な説明及び図示を省略する。
【0025】
図1に示すように、本実施形態の車輪1は、移送台車3の下面に設けられたキャスタ2に装着されている。即ち、移送台車3の車幅方向の一方には軌条4に係合される滑子7が配設され、車幅方向の他方にガイドレール5及び旋回用テーブル6上を走行するキャスタ2が配設されている。移送台車3は、滑子7によって軌条4に沿って自走し、キャスタ2に装着された車輪1がガイドレール5及び旋回用テーブル6上を従動走行する。
【0026】
図2に示すように、キャスタ2は、移送台車3の下面に設けられた軸受部21に回動可能に支持されたキングピン22と、このキングピン22に固定された略コ字状の支持枠23と、この支持枠23にキングピン22の軸心と所定間隔をおいて架設された車軸24とから成り、この車軸24にベアリング25を介して車輪1が回転可能に支持されている。
【0027】
車輪1は、上記ベアリング25を介して車軸24が挿嵌される支持孔10を備えた鋼材製の芯体11と、この芯体11の外周に積層されたゴム層12と、更にこのゴム層12の外周に積層された超高分子ポリエチレン層13とから成る。この超高分子ポリエチレン層13の外周面が車輪1の踏面となっており、この踏面が滑動面とされている。
【0028】
超高分子ポリエチレン層13を構成する超高分子ポリエチレン(UPE)は、分子量が概ね10,000以上のポリエチレンの重合体であり、強靭でしかも表面が滑らかで摩擦係数が低い(公称値0.4)利点を有する。超高分子ポリエチレン層13は、車輪に加わる荷重に応じてその厚みが設定され、荷重が小さければ、薄くてよい。超高分子ポリエチレン層13の厚みは、車輪荷重による割れや、クッション性等を考慮して0.5〜3mmの範囲が好ましい。
【0029】
ゴム層12は、スチレンブタジエンゴムから構成されている。このスチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12は、車輪にクッション性を持たせるものであり、また、鋼材製の芯体11の外側に直接、超高分子ポリエチレン層13を積層するのが困難であることを考慮したものである。即ち、芯体11を構成する鋼材にスチレンブタジエンゴムを良好に接着できるアクリル系接着剤は、超高分子ポリエチレンの接着に不向きであるからである。超高分子ポリエチレンとスチレンブタジエンゴムとは、比較的に分子量が近く相性が良いので、スチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12の外周に比較的簡単に超高分子ポリエチレン層13を積層することができる。本実施形態では、予め超高分子ポリエチレン粉、スチレンブタジエンゴム粉を金型等に入れて型締めすることによってスチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12の外周に超高分子ポリエチレン層13を積層している。
【0030】
このように、本実施形態の車輪1は、その踏面が摩擦係数の小さい超高分子ポリエチレンで形成され、滑動面と成されているので、従来は70〜75dBであったキャスタの急旋回時または急反転時の騒音も60〜65dBに低減することができる。また、車輪1の磨耗も抑制でき、耐久性を大幅に向上させることができる。従来のウレタン製のキャスタ用車輪の場合、稼動時間が400hに達すると、車輪の磨耗が著しく、踏面にクラック等が発生したりしたが、本実施形態の車輪1によれば、稼動時間が2000hを超えても、車輪1の磨耗は殆ど認められなかった。
【0031】
また、本実施形態では、車輪1に低摩擦性の超高分子ポリエチレン材を使用しているので、従来のように、ガイドレール5及び旋回用テーブル6等のキャスタ車輪の軌道の全域に低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートを施す必要がなく、材料費を大幅に削減することができる。また、車輪を交換するだけで、既存の台車3にも簡単に適用することができ、大掛かりな取り付け工事を行う必要がない。また、従来では、ガイドレール5及び旋回用テーブル6等に敷設した低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートの磨耗による交換作業を行う場合、移送台車等のシステム全体を停止させる必要があったが、本発明によれば、交換対象の移送台車3のみをコースアウトさせれば、交換作業を行うことができ、残りの移送台車3の稼動を継続することができる。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明に係る移送台車の車輪は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0033】
例えば、上記実施形態では、車輪1を、鋼材製の芯体11と、この芯体11の外周に積層されたゴム層12と、このゴム層12の外周に積層された超高分子ポリエチレン層13とから構成しているが、少なくとも車輪1の踏面が滑動面と成されていれば足り、車輪全体を超高分子ポリエチレン等で構成しても良い。この場合、超高分子ポリエチレンの低摩擦性を利用してベアリングを介在させることなく車軸24に直接、車輪を装着するようにしても良い。また、予め超高分子ポリエチレン層13を成形しておき、この超高分子ポリエチレン層13の内孔に芯体11を圧入することによって車輪を構成しても良い。
【0034】
更にまた、上記実施形態では、車輪1を移送台車3のキャスタ2に装着した例を説明しているが、本発明に係る車輪は、決してこのキャスタ用車輪に限定されるものではなく、移送台車の移動に伴って従動的に走行する車輪として実施することができる。
【0035】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内で当業者の知識に基づき種々の改良、変更、修正を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成しても、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、車輪の踏面が摩擦係数の小さい滑動面と成されているので、車輪の方向転換時の騒音を低減することができる。しかも、車輪の磨耗も抑制でき、踏面にクラック等が生じることもなく、その耐久性を大幅に向上させることができる。
【0037】
また、車輪に低摩擦性の超高分子ポリエチレン材を使用しているので、従来のようにガイドレール及び旋回用テーブル等の車輪の軌道の全域に低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートを施す必要がなく、材料費を大幅に削減することができる。また、車輪を交換するだけで、既存の台車にも簡単に適用することができ、大掛かりな取り付け工事を行なう必要がない。また、従来では、ガイドレール及び旋回用テーブル等に敷設した低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートの磨耗による交換作業を行なう場合、移送台車等のシステム全体を停止させる必要があったが、本発明によれば、交換対象の移送台車のみをコースアウトさせれば、交換作業を行なうことができ、残りの移送台車の稼動を継続することができ、摩耗時の交換をシステムを停止させることなく対応できる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の車輪を適用した移送台車を表した概略平面図である。
【図2】同車輪の部分断面図である。
【図3】従来例の移送台車と軌道構造の概略を表す平面図である。
【図4】従来例の移送台車の要部を透視した斜視図である。
【図5】従来例の移送台車のキャスタ車輪の軌跡を表す平面図である。
【符号の説明】
1 車輪
11 芯体
12 ゴム層
13 超高分子ポリエチレン層
2 キャスタ
22 キングピン
24 車軸
3 移送台車
4 軌条
5 ガイドレール
6 旋回用テーブル
7 滑子
【発明の属する技術分野】
本発明は、移送台車の車輪、より詳しくは、無人搬送車両(AGV)等の移送台車の下面に設けられ、従動的に走行する車輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、移送物(パレットに乗せた荷物等)を、図3に例示した自動倉庫101に搬入する場合、以下の手順で行っている。即ち、オペレータ等がフォークリフト等を用いて移送物を搬入コンベヤ102に一旦載せると、この移送物が搬入コンベヤ102から仮想線で表した移送台車3(ループ台車)へ移載される。移送台車3は、その上面にローラコンベヤ(図示省略)を備え、複数のラック103の並び方向に長手方向を一致した略長方形の閉ループである軌条4に沿って走行する。
【0003】
移送台車3に移載された移送物は、これが収納されるべき何れか一つのラック103に隣接する移送コンベヤ104の近傍まで搬送される。この状態の移送台車3は同図に実線で表している。更に、移送物は、移送コンベヤ104へ移載された後、ラック103の長手方向に延びる走行レール105に沿って走行するスタッカクレーン106によりラック103の適所に収納される。
【0004】
また、ラック103から移送物を搬出する場合は、スタッカクレーン106によりラック103から取り出された移送物が、移送コンベヤ104に一旦載せられる。この移送物は、移送台車3へ移送された後、移送台車3にて搬出コンベヤ107の近傍まで移送され、更に搬出コンベヤ107へ移載される。この後、オペレータ等がフォークリフト等を用いて移送物を適所へ搬送する。
【0005】
この移送台車3は、上記の自動倉庫101に組み込まれなくても、移送物の移送を担うことができる。また、軌条4上に複数の移送台車3を稼動させるようにしても良い。
【0006】
移送台車3の具体的な構成を図3〜図5に示す。即ち、図3及び図5に示すように、軌条4は、複数のラック103の並び方向に延びる長い直線部41と、これに直交しコーナ部40を介して連続する短い直線部42とを有する。2カ所の長い直線部41の内側には、ガイドレール5が各々設けられ、これらのガイドレール5の両端には、鋼板から成る旋回用テーブル6がガイドレール5の上面に対し面一となるよう接続されている。
【0007】
ガイドレール5は、軌条4の長い直線部41に対して移送台車3の車幅方向に間隔を開けて平行に配置されている。図4に示すように、ガイドレール5及び軌条4は、コンクリート床面108に敷かれた下向きの溝形鋼から成る。移送台車3の車幅方向の一方の下面には2個の滑子7が各々設けられ、これらの滑子7が各々軌条4に走行自在に係合している。
【0008】
詳しくは、各滑子7が、キングピン70を介して移送台車3に取り付けられている。各滑子7の内部には、軌条4の上面に踏面を押し当てる車輪71が内装され、各滑子7の両側のフランジ72の下面に設けたガイドローラ(図に表れず)が軌条4の両側面に転がり接触している。2個の滑子7の片方には、車輪71を駆動する電動機73が設けられており、電動機73を起動又は停止することによって、移送台車3を軌条4に沿って走行させ、又は軌条4上に停止させる。
【0009】
また、移送台車3の車幅方向の他方の下面には、ガイドレール5の上面にウレタン製の車輪81の踏面を押し当てる2個のキャスタ8が、キングピン80を介して各々回動自在に設けられている。2個のキャスタ8は、既述の滑子7と共に移送台車3を水平な姿勢で支持するものである。
【0010】
図5に示すように、矢印Fで指した方向からコーナ部40へ向かって走行する移送台車3は、コーナ部40に進入すると直ちに急旋回する。図5に仮想線で表した移送台車3aは、コーナ部40を略半分通過し、図中で時計回りに45度回転した状態である。この時点で、2個の滑子7は、それぞれキングピン70を支軸として回動できるので、コーナ部40に沿った姿勢となる。
【0011】
仮想線で表した移送台車3bは、コーナ部40を通過した直後であり、さらに図中で時計回りに45度回転した状態である。以上のような移送台車3の旋回に倣って従動するキャスタ8の車輪81は軌跡f,tを描くことになる。軌跡f,tは、移送台車3の走行方向の前寄り及び後寄りのキャスタ8に各々対応している。
【0012】
キャスタ8の車輪81の軌跡f,tから明らかなように、キャスタ8は、コーナ部40に比べて更に小さな半径で急旋回することに加え、矢印F1,F2で指した移送台車3の旋回方向に対し逆行する動きをする。このため、キャスタ8に過大な慣性力が加わり、キャスタ8の車輪81と旋回用テーブル6との間に滑りを生じ、70〜75dBにも達する騒音が発生することになった。また、キャスタ8の車輪81の磨耗も激しく、車輪81に踏面にクラックを発生することもあった。
【0013】
そこで、下記の特許文献1、特許文献2に開示されているように、弾性体又は吸音材から成るシート材等を旋回用テーブル6の上面に貼り付けることが試みられている。また、旋回用テーブル6の上面にテフロン(登録商標)コートを施すことにより、キャスタ8の車輪81と旋回用テーブル6との摩擦を低減することも試みられている。
【0014】
【特許文献1】
特開平7−303555号公報
【特許文献2】
特開平7−247666号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移送台車3に荷物を満載した場合、キャスタ8が旋回用テーブル6に押し付けられる圧力(車輪荷重)は、車輪の幅や径、及び荷重によるが1000kg搬送台車では50kg/cm2以上にも達するので上記のシート材等又はテフロン(登録商標)コートが簡単に磨耗したり、短期間で破損したりするという問題が起こる。
【0016】
また、移送台車3のキャスタ8は、直線状のガイドレール5上でも急反転されることがある。例えば、手動運転にて一方向へ移動している移送台車3を停止させ、そして逆方向へ移動させる場合である。かかる急反転に対処するためには、直線状のガイドレール5を含めたキャスタ8の軌道全域に上記シート材等を貼らなければならず、不経済であった。また、既存の設備に導入するには大掛かりな取り付け工事が必要であった。また、交換時にはシステムを停止させる必要があった。
【0017】
本発明の目的は、耐久性に優れ、磨耗及び騒音を実用に堪えられるよう低減でき、摩耗時の交換をシステムを停止させることなく対応できる、移送台車の車輪を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る移送台車の車輪は、移送台車の下面に設けられ、従動走行する車輪であって、該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする。
【0020】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、車幅方向の一方に設けた滑子が軌条に案内され、他方に設けたキャスタが従動走行する移送台車の該キャスタの車輪であって、該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする。
【0021】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする。
【0022】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記車輪が、車軸に支持された芯体と、該芯体の外周に形成されたゴム層と、該ゴム層の外周に形成された超高分子ポリエチレン層とを含むことを特徴とする。
【0023】
更にまた、本発明に係る移送台車の車輪は、前記ゴム層がスチレンブタジエンゴムから成ることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る移送台車の車輪について、図1〜図2を参照しながら説明する。以下において、従来の技術で説明した構成部材には同符号を付し、その詳細な説明及び図示を省略する。
【0025】
図1に示すように、本実施形態の車輪1は、移送台車3の下面に設けられたキャスタ2に装着されている。即ち、移送台車3の車幅方向の一方には軌条4に係合される滑子7が配設され、車幅方向の他方にガイドレール5及び旋回用テーブル6上を走行するキャスタ2が配設されている。移送台車3は、滑子7によって軌条4に沿って自走し、キャスタ2に装着された車輪1がガイドレール5及び旋回用テーブル6上を従動走行する。
【0026】
図2に示すように、キャスタ2は、移送台車3の下面に設けられた軸受部21に回動可能に支持されたキングピン22と、このキングピン22に固定された略コ字状の支持枠23と、この支持枠23にキングピン22の軸心と所定間隔をおいて架設された車軸24とから成り、この車軸24にベアリング25を介して車輪1が回転可能に支持されている。
【0027】
車輪1は、上記ベアリング25を介して車軸24が挿嵌される支持孔10を備えた鋼材製の芯体11と、この芯体11の外周に積層されたゴム層12と、更にこのゴム層12の外周に積層された超高分子ポリエチレン層13とから成る。この超高分子ポリエチレン層13の外周面が車輪1の踏面となっており、この踏面が滑動面とされている。
【0028】
超高分子ポリエチレン層13を構成する超高分子ポリエチレン(UPE)は、分子量が概ね10,000以上のポリエチレンの重合体であり、強靭でしかも表面が滑らかで摩擦係数が低い(公称値0.4)利点を有する。超高分子ポリエチレン層13は、車輪に加わる荷重に応じてその厚みが設定され、荷重が小さければ、薄くてよい。超高分子ポリエチレン層13の厚みは、車輪荷重による割れや、クッション性等を考慮して0.5〜3mmの範囲が好ましい。
【0029】
ゴム層12は、スチレンブタジエンゴムから構成されている。このスチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12は、車輪にクッション性を持たせるものであり、また、鋼材製の芯体11の外側に直接、超高分子ポリエチレン層13を積層するのが困難であることを考慮したものである。即ち、芯体11を構成する鋼材にスチレンブタジエンゴムを良好に接着できるアクリル系接着剤は、超高分子ポリエチレンの接着に不向きであるからである。超高分子ポリエチレンとスチレンブタジエンゴムとは、比較的に分子量が近く相性が良いので、スチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12の外周に比較的簡単に超高分子ポリエチレン層13を積層することができる。本実施形態では、予め超高分子ポリエチレン粉、スチレンブタジエンゴム粉を金型等に入れて型締めすることによってスチレンブタジエンゴム材から成るゴム層12の外周に超高分子ポリエチレン層13を積層している。
【0030】
このように、本実施形態の車輪1は、その踏面が摩擦係数の小さい超高分子ポリエチレンで形成され、滑動面と成されているので、従来は70〜75dBであったキャスタの急旋回時または急反転時の騒音も60〜65dBに低減することができる。また、車輪1の磨耗も抑制でき、耐久性を大幅に向上させることができる。従来のウレタン製のキャスタ用車輪の場合、稼動時間が400hに達すると、車輪の磨耗が著しく、踏面にクラック等が発生したりしたが、本実施形態の車輪1によれば、稼動時間が2000hを超えても、車輪1の磨耗は殆ど認められなかった。
【0031】
また、本実施形態では、車輪1に低摩擦性の超高分子ポリエチレン材を使用しているので、従来のように、ガイドレール5及び旋回用テーブル6等のキャスタ車輪の軌道の全域に低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートを施す必要がなく、材料費を大幅に削減することができる。また、車輪を交換するだけで、既存の台車3にも簡単に適用することができ、大掛かりな取り付け工事を行う必要がない。また、従来では、ガイドレール5及び旋回用テーブル6等に敷設した低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートの磨耗による交換作業を行う場合、移送台車等のシステム全体を停止させる必要があったが、本発明によれば、交換対象の移送台車3のみをコースアウトさせれば、交換作業を行うことができ、残りの移送台車3の稼動を継続することができる。
【0032】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明に係る移送台車の車輪は、その他の形態でも実施し得るものである。
【0033】
例えば、上記実施形態では、車輪1を、鋼材製の芯体11と、この芯体11の外周に積層されたゴム層12と、このゴム層12の外周に積層された超高分子ポリエチレン層13とから構成しているが、少なくとも車輪1の踏面が滑動面と成されていれば足り、車輪全体を超高分子ポリエチレン等で構成しても良い。この場合、超高分子ポリエチレンの低摩擦性を利用してベアリングを介在させることなく車軸24に直接、車輪を装着するようにしても良い。また、予め超高分子ポリエチレン層13を成形しておき、この超高分子ポリエチレン層13の内孔に芯体11を圧入することによって車輪を構成しても良い。
【0034】
更にまた、上記実施形態では、車輪1を移送台車3のキャスタ2に装着した例を説明しているが、本発明に係る車輪は、決してこのキャスタ用車輪に限定されるものではなく、移送台車の移動に伴って従動的に走行する車輪として実施することができる。
【0035】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内で当業者の知識に基づき種々の改良、変更、修正を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良く、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成しても、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、車輪の踏面が摩擦係数の小さい滑動面と成されているので、車輪の方向転換時の騒音を低減することができる。しかも、車輪の磨耗も抑制でき、踏面にクラック等が生じることもなく、その耐久性を大幅に向上させることができる。
【0037】
また、車輪に低摩擦性の超高分子ポリエチレン材を使用しているので、従来のようにガイドレール及び旋回用テーブル等の車輪の軌道の全域に低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートを施す必要がなく、材料費を大幅に削減することができる。また、車輪を交換するだけで、既存の台車にも簡単に適用することができ、大掛かりな取り付け工事を行なう必要がない。また、従来では、ガイドレール及び旋回用テーブル等に敷設した低摩擦シート材やテフロン(登録商標)コートの磨耗による交換作業を行なう場合、移送台車等のシステム全体を停止させる必要があったが、本発明によれば、交換対象の移送台車のみをコースアウトさせれば、交換作業を行なうことができ、残りの移送台車の稼動を継続することができ、摩耗時の交換をシステムを停止させることなく対応できる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の車輪を適用した移送台車を表した概略平面図である。
【図2】同車輪の部分断面図である。
【図3】従来例の移送台車と軌道構造の概略を表す平面図である。
【図4】従来例の移送台車の要部を透視した斜視図である。
【図5】従来例の移送台車のキャスタ車輪の軌跡を表す平面図である。
【符号の説明】
1 車輪
11 芯体
12 ゴム層
13 超高分子ポリエチレン層
2 キャスタ
22 キングピン
24 車軸
3 移送台車
4 軌条
5 ガイドレール
6 旋回用テーブル
7 滑子
Claims (6)
- 移送台車の下面に設けられ、従動走行する車輪であって、 該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする移送台車の車輪。
- 前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の移送台車の車輪。
- 車幅方向の一方に設けた滑子が軌条に案内され、他方に設けたキャスタが従動走行する移送台車の該キャスタの車輪であって、
該車輪の踏面が滑動面と成されていることを特徴とする移送台車の車輪。 - 前記車輪の踏面が超高分子ポリエチレンで形成されていることを特徴とする請求項3に記載の移送台車の車輪。
- 前記車輪が、車軸に支持された芯体と、該芯体の外周に形成されたゴム層と、該ゴム層の外周に形成された超高分子ポリエチレン層とを含む請求項1乃至請求項4の何れかに記載の移送台車の車輪。
- 前記ゴム層がスチレンブタジエンゴムから成る請求項5記載の移送台車の車輪。
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- 2003-03-12 JP JP2003066577A patent/JP2004276622A/ja active Pending
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