JP2004275993A - 触媒塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数のバルブを必要とせず構造が簡単な触媒塗布装置を提供する。
【解決手段】触媒用スラリー16の排出操作や吸引容器3の密閉に必要とされる開閉弁8を気圧の内外差や触媒用スラリー16の荷重によって自動的に作動するように構成する。触媒用スラリー16の塗布作業に必要とされる真空引きに利用される真空ポンプ5の操作に連動して開閉弁8が自動的に開閉して吸引容器3の密閉と吸引容器3内の触媒用スラリー16の排出を行なうため、開閉弁8を作動させるための格別のアクチュエータや制御手段が不要となる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、触媒担体を同一方向に貫通する多数の管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布する触媒塗布装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジン等から排出される排気ガスを浄化する触媒コンバーターが公知である。この種の触媒コンバーターは、セラミックスやステンレス薄板等からなる触媒担体と、この触媒担体を貫通して形成された多数の管状通路の内周面に塗布された多孔質の無機物質、および、この無機物質に担持された触媒成分によって構成される。
【0003】
その製造方法については、触媒成分を担持させた無機物質の粉末を分散させた触媒用スラリーを触媒担体の管状通路の内周面に塗布して乾燥および焼成する方法と、無機物質の粉末のみを分散させた触媒用スラリーを触媒担体の管状通路の内周面に塗布して乾燥および焼成した後、改めて触媒成分を焼成済みの無機物質に含浸して担持させる方法とがあるが、何れの方法も、触媒担体に形成された多数の管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布する点では同様である。
【0004】
近年、環境保全のために自動車の排気ガス規制が一段と厳しくなり、特に、触媒コンバーターの浄化性能の向上が望まれている。
【0005】
触媒コンバーターの浄化性能を向上させるためには、触媒成分を塗布することが可能な触媒担体の有効面積、つまり、触媒担体における管状通路の内周面積の総和を増大させる必要があり、触媒担体の単位断面積当たりの管状通路の本数も増加する傾向にある。
【0006】
しかし、管状通路の本数が増加すると個々の管状通路の径は減少することになり、粘性のある触媒用スラリーを其の内周面に均一に塗布することや、目詰まりの原因となる過剰な触媒用スラリーを管状通路から確実に排出することが難しくなってきている。
【0007】
このような問題を解決するため、例えば、特許文献1に示されるような被覆分散液の塗布方法や特許文献2あるいは特許文献3に示されるような触媒用スラリーのコート装置が既に提案されている。
【0008】
特許文献1の被覆分散液の塗布方法は、真空引きを応用したものであり、各種のバルブを併用し、管状通路を略鉛直状態にして保持された触媒担体の上端面側から触媒用スラリーを供給すると共に、触媒担体の下端面側から真空引きを行なって管状通路に触媒用スラリーを流通させることで管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布するようにしたものである。
【0009】
特許文献2の触媒用スラリーのコート装置は、各種のバルブを併用し、スラリーだめと称する計量カプセルに充填された触媒用スラリーをガス圧により触媒担体の下端面側から供給した後、触媒担体の上端面側からガスによる加圧を行なって管状通路内の過剰なスラリーを排出することで管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布するようにしたものであり、また、特許文献3の触媒用スラリーのコート装置は、各種のバルブを併用し、シリンダに充填された触媒用スラリーをピストンにより触媒担体の下端面側から供給した後、ピストンの縮退動作と触媒担体の上端面側からのガスの供給によって管状通路内の過剰なスラリーを排出することで管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布するようにしたものである。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−84417号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000−202342号公報(図1)
【特許文献3】
特開2001−276629号公報(図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載される従来技術は、触媒担体の下端面側から排出された触媒用スラリーが真空ポンプに吸引されるのを防止するための分離容器を吸引容器内に設置する必要があり、また、分離容器に回収された過剰な触媒用スラリーを排出したり吸引容器を密閉したりするためのバルブを必要とするもので、構造が複雑であった。
【0012】
また、特許文献2や特許文献3に記載される従来技術は、管状通路に沿って双方向に触媒用スラリーを流す必要があり、しかも、計量器として機能するカプセルやシリンダに対する触媒用スラリーの供給経路も複雑であるため装置全体の構成が大掛かりなものとなり、ガスの供給や触媒用スラリーの流路を切り替えるための多数のバルブを設ける必要があった。
【0013】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、多数のバルブを必要とせず構造が簡単な触媒塗布装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、触媒担体を同一方向に貫通して形成された多数の管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布する触媒塗布装置であり、前記目的を達成するため、特に、
管状通路を略鉛直に保持した状態で触媒担体の下端面に嵌合する上部嵌合部を設けた吸引容器と、該吸引容器の上方に位置し触媒担体の上端面に嵌合する下部嵌合部を設けたスラリー計量供給器とを備え、
前記吸引容器の下部に設けたスラリー排出口に、該吸引容器の内圧が大気圧と同等もしくは大気圧以下の状況下においては気圧の内外差によって閉鎖される一方、前記内圧が大気圧と同等となった状況下においては前記吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重を受けて開放する開閉弁を配備すると共に、
該吸引容器における触媒用スラリーの最大貯溜レベルよりも上方の位置に、真空ポンプの吸引口を配備したことを特徴とする構成を有する。
【0015】
以上の構成により、管状通路を略鉛直に保持した状態で、触媒担体の下端面を吸引容器の上部嵌合部に嵌合させ、かつ、触媒担体の上端面をスラリー計量供給器の下部嵌合部に嵌合させて、スラリー計量供給器に触媒用スラリーを投入し、真空ポンプを作動させる。
真空ポンプの作動により、吸引容器に配備された吸引口から吸引容器内の空気が吸い込まれ、吸引容器の内圧が低下し、気圧の内外差によって吸引容器下部のスラリー排出口の開閉弁が確実に閉鎖され、この吸引容器が真空容器として機能することになる。
この段階では既に触媒担体の上端面側に所定量の触媒用スラリーが供給されているので、この触媒用スラリーが真空引き作用によって触媒担体の多数の管状通路内に吸い込まれ、管状通路の上方から下方へと流れて、最終的には、触媒担体の下端面側から排出される。触媒用スラリーが触媒担体の管状通路内を流れる間は、触媒用スラリーによって管状通路が塞がれ、また、管状通路内を流れる触媒用スラリーの粘性によって触媒用スラリーの流速が制限されるため、吸引容器の内圧の低下状態が維持される。従って、この間、スラリー排出口の開閉弁は閉じたままの状態となり、吸引容器が真空容器として機能し続ける。
触媒担体の下端面側から排出された触媒用スラリーは、そのまま吸引容器内に落下するが、スラリー排出口の開閉弁は閉鎖状態に維持されているので、吸引容器内に落下した触媒用スラリーは、そのまま吸引容器内に貯溜される。また、真空ポンプの吸引口は吸引容器における触媒用スラリーの最大貯溜レベルよりも上方の位置に配備されているので、吸引容器内に触媒用スラリーが貯溜されても、この触媒用スラリーが真空ポンプによって吸い込まれることはない。
そして、触媒担体の上端面側に供給されていた全ての触媒用スラリーが管状通路を通って触媒担体の下端面側から排出されると、触媒担体の管状通路が開放され、吸引容器の内圧が常態に復して大気圧と同等となる。すると、吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重を受けて吸引容器下部のスラリー排出口の開閉弁が開放し、吸引容器内に貯溜されていた触媒用スラリーが排出される。
以上に述べたとおり、スラリー計量供給器に触媒用スラリーを投入して真空ポンプを作動させるだけの簡単な操作により、触媒担体の管状通路の内周面に均一に触媒用スラリーを塗布することができ、格別なバルブや自動制御手段を使うことなく、自動的に開閉弁を開閉して過剰な触媒用スラリーの排出作業を行なうことができる。
触媒用スラリーの排出操作や吸引容器の密閉に必要とされる弁は、気圧の内外差によって自動的に作動する単一の開閉弁のみで済み、アクチュエータや格別な制御手段は不用であり、しかも、真空引き作用を利用して管状通路の一方向にのみ触媒用スラリーや空気を流通させればよいので、触媒用スラリーの供給経路が簡素化され、装置全体のコンパクト化も容易であり、ガスの供給や触媒用スラリーの流路を切り替えるための多数のバルブも不要となる。
【0016】
スラリー排出口を吸引容器の側面に設けた構成を適用した場合においては、スラリー排出口を覆う大きさを有してスラリー排出口の外側に位置する舌片によって開閉弁を形成することができる。この場合、開閉弁は、その上端部を吸引容器の外側面に揺動自在に枢着して取り付けるようにする。
【0017】
上端部を揺動自在に枢着された開閉弁は、その自重により、枢着位置を中心として開放位置から閉鎖位置に向かう方向、つまり、スラリー排出口の外側から内側に向かう方向に僅かに揺動付勢されるので、吸引容器の内圧が大気圧と同等の状況下においては、スラリー排出口の外側からスラリー排出口に密着してスラリー排出口を閉鎖する。
つまり、気圧の内外差による付勢力が作用しない状況下においても開閉弁がスラリー排出口に押し付けられることになるが、この力は僅かなものであるため、吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重によって十分に押し開くことが可能であり、余剰の触媒用スラリーの自動排出作業に悪影響を与えることはない。
しかも、触媒用スラリーの自動排出作業が終了した時点においては、その自重に起因する揺動付勢力により、閉鎖位置もしくは閉鎖位置の直近にまで開閉弁を自動復帰させることができるので、次回のスラリー投入時に確実に開閉弁を閉鎖することができる。
【0018】
また、スラリー排出口を覆う大きさを有してスラリー排出口の外側に位置する弾性のある舌片によって開閉弁を形成してもよい。この場合、開閉弁は、その一端部を吸引容器の外側に固着して取り付けるようにする。
【0019】
一端部を吸引容器の外側に固着された開閉弁は、それ自体が有する弾性力によって、その固着位置を中心として開放位置から閉鎖位置に向かう方向、つまり、スラリー排出口の外側から内側に向かう方向に僅かに揺動付勢される。前記と同様、気圧の内外差による付勢力が開閉弁に作用しない状況下においても、この開閉弁がスラリー排出口に押し付けられることになるが、この力は僅かなものであるため、吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重によって十分に押し開くことが可能であり、余剰の触媒用スラリーの自動排出作業に悪影響を与えることはない。
しかも、触媒用スラリーの自動排出作業が終了した時点においては、その弾性力に起因する揺動付勢力により開閉弁を閉鎖位置または閉鎖位置の直近にまで自動復帰させることができるので、次回のスラリー投入時に確実に開閉弁を閉鎖することができる。
また、開閉弁の付勢には重力ではなく開閉弁自体の弾性力を利用しているので、スラリー排出口を吸引容器の底面に設けた場合、つまり、開閉弁の自重が開閉弁を開く方向に作用するような状況下においても、確実にスラリー排出口を閉鎖することができる。
【0020】
更に、吸引口の周囲を覆うようにして傘型のフードを配備するとよい。
【0021】
このような構成を適用することにより、触媒担体の下端面側から排出されて吸引容器内に落下する触媒用スラリーが吸引口から吸い込まれるといった問題を解消することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は一実施形態の触媒塗布装置1の構成の概略について示した機能ブロック図である。
【0023】
この実施形態の触媒塗布装置1の主要部は、触媒担体2に嵌合する吸引容器3とスラリー計量供給器4、および、吸引容器3に接続された真空ポンプ5によって構成される。
【0024】
図2は主要部である吸引容器3とスラリー計量供給器4の内部構造について示した断面図である。
【0025】
吸引容器3は、触媒担体2の下端面に嵌合する上部嵌合部6と容器本体7とによって実質的に一体に構成され、容器本体7の下部側面には、開閉弁8を備えたスラリー排出口9が設けられている。
【0026】
開閉弁8は、図3(a)に示されるように、スラリー排出口9を覆う大きさを有してスラリー排出口9の外側に位置する舌片によって形成され、この開閉弁8の上端部が、ヒンジ10を介して容器本体7の外側面に揺動自在に枢着されている。
【0027】
上端部を揺動自在に枢着された開閉弁8は、その自重により、ヒンジ10による枢着位置を中心として開放位置から閉鎖位置に向かう方向、つまり、スラリー排出口9の外側から内側に向かう図3(a)中の矢印方向に僅かに揺動付勢されており、容器本体7の内圧が大気圧と同等であって且つ容器本体7内に触媒用スラリーが貯溜されていない初期状態において、スラリー排出口9の外側からスラリー排出口9に密着してスラリー排出口9を閉鎖するようになっている。
【0028】
また、スラリー排出口9および開閉弁8に代えて、図3(b)に示されるようなスラリー排出口9’および開閉弁8’を容器本体7の底面に設けるようにしてもよい。
【0029】
図3(b)に示されるような構成を適用する際には、開閉弁8’を弾性のある舌片、例えば、シリコンゴムやウレタン等によって形成し、その一端部を容器本体7の底面の外側に固着する。
【0030】
一端部を容器本体7の外側に固着された開閉弁8’は、それ自体が有する弾性力により固着位置を中心として開放位置から閉鎖位置に向かう方向、つまり、スラリー排出口9’の外側から内側に向かう図3(b)中の矢印方向に僅かに揺動付勢されており、容器本体7の内圧が大気圧と同等であって且つ容器本体7内に触媒用スラリーが貯溜されていない初期状態において、スラリー排出口9’の外側からスラリー排出口9’に密着してスラリー排出口9’を閉鎖する。
【0031】
図3(b)の構成は、容器本体7の側面にスラリー排出口を設けた場合にも適用することが可能である。
【0032】
吸引容器3の上部嵌合部6は、触媒担体2の下端面の外周形状に合わせて其の内周面形状を決定される。図2に示されるように、上部嵌合部6の上端部には、触媒担体2の突入を容易化するための内周テーパ面6aが形成され、また、上部嵌合部6の下端部には、触媒担体2の下端面の外周形状と密着して空気漏れを防止し且つ触媒担体2の脱落を防止するための内周テーパ面6bが形成されている。
【0033】
吸引容器3の上方に位置するスラリー計量供給器4は、図2に示されるように、触媒担体2の上端面の外周形状に合わせて構成された下部嵌合部11と該下部嵌合部11に連絡する内周テーパ面12とによって一体に形成される。内周テーパ面12は、触媒担体2の上端面の外周形状と密着して空気漏れを防止すると共に、触媒担体2がスラリー計量供給器4内に過剰に突入するのを防止する。
【0034】
また、内周テーパ面12の内部に形成される空間、つまり、下部嵌合部11に触媒担体2の上端面を嵌合させた際に内周テーパ面12と触媒担体2の上端面とで囲まれる空間は、触媒担体2に対する1回のスラリー塗布作業で必要とされる触媒用スラリーを計量する計量空間としても機能する。
【0035】
真空ポンプ5に接続された吸引管13は、容器本体7の外壁を貫通して容器本体7の内部に導かれ、その先端開口部によって構成される真空ポンプ5の吸引口14が、容器本体7における触媒用スラリーの最大貯溜レベルLよりも上方の位置で、先端開口部を下方を向けて設置されている。
【0036】
なお、ここで言う最大貯溜レベルLとは、開閉弁8を閉鎖した状態でスラリー計量供給器4の計量空間に満たした触媒用スラリーをそのまま容器本体7に落下させて容器本体7に貯溜させたときの触媒用スラリーの液面高さである。実際にはスラリー計量供給器4の計量空間一杯に触媒用スラリーを満たすことはなく、また、触媒担体2に対する塗布作業で触媒用スラリーの一部が消費されるので、最大貯溜レベルLよりも上方の位置に吸引口14を設置すれば、どのような事態が生じた場合であっても、容器本体7内の触媒用スラリーの液面高さが吸引口14の位置にまで達することはない。
【0037】
この実施形態では、更に、吸引管13の先端部に傘型のフード15を固着することによって、容器本体7中を落下する触媒用スラリーが、吸引口14から吸い込まれるのを防止している。
【0038】
吸引管13に対するフード15の取り付け態様としては、図2に示されるように、吸引管13の先端部をフード15の基部から下方側に突出させたものと、吸引管13の最先端部にフード15を直付けするものとが考えられる。
【0039】
吸引管13の最先端部にフード15を直付けした構成では、吸引口14に吸い込まれる空気がフード15の内周面に沿って層流状に流れるので、フード15の外周面を流れてフード15の下縁に滴状に溜まった触媒用スラリーがフード15の内周面側の空気の流れに引き寄せられて吸引口14に吸い込まれるといった可能性が多少あるが、図2に示されるように、吸引管13の先端部をフード15の基部から下方側に突出させることにより、フード15内の空気の流れを乱流化することが可能であり、フード15の下縁に溜まった触媒用スラリーがフード15の内周面に沿って吸引口14に吸い込まれるといった問題の解消に役立つ。
【0040】
何れの構成を採用する場合においても、吸引口14およびフード15の下端部は、共に最大貯溜レベルLよりも上方の位置に設置するものとする。
【0041】
触媒用スラリー16は、図1に示されるように、上部を開放状態とした貯蔵容器17に貯溜されており、貯蔵容器17に併設された攪拌器18によって適度な粘性を保つように攪拌される。
【0042】
貯蔵容器17の下部にはスラリー供給管19が接続され、スラリーポンプ20および方向切替弁21を介して、貯蔵容器17内の触媒用スラリー16がスラリー計量供給器4に送給される。
【0043】
符号22は空気抜き用の開閉バルブであり、スラリー供給管19の延長部19’、あるいは、方向切替弁21とスラリー計量供給器4との間のスラリー供給管19に対して並列的に接続された管路等に配備する。この開閉バルブ22としては、手動式の開閉バルブの他、チェック弁を利用することが可能である。
【0044】
スラリー計量供給器4は、エアシリンダ等を駆動源として上下移動可能とされているが、この点に関しては既に周知の技術であるので、記載を省略している。
【0045】
次に、本実施形態の触媒塗布装置1を用いた触媒塗布作業について具体的に説明する。
【0046】
触媒担体2はセラミックスやステンレス薄板等からなり、この触媒担体2を上下方向に貫通して多数の管状通路23が例えばハニカム状に形成されている。
【0047】
作業者は、まず、エアシリンダ等の駆動源を操作してスラリー計量供給器4を吸引容器3の上方に退避させ、触媒担体2の管状通路23が略鉛直の状態となるようにして触媒担体2の下端面を吸引容器3の上部嵌合部6に突入させ、図4(a)に示されるようにして、触媒担体2を吸引容器3の上部嵌合部6に嵌合させる。このようにして触媒担体2の下端面の外周部が上部嵌合部6の内周テーパ面6bに圧接されることにより、触媒担体2と上部嵌合部6との当接部が空気漏れの生じない状態にシールされる。
【0048】
次いで、作業者がエアシリンダ等の駆動源を再び操作してスラリー計量供給器4を下降させ、図4(b)に示されるようにして、スラリー計量供給器4の下部嵌合部11を触媒担体2の上端面に嵌合させる。このようにして触媒担体2の上端面の外周部がスラリー計量供給器4の内周テーパ面12に圧接されることにより、触媒担体2と下部嵌合部11との当接部がスラリー漏れの生じない状態にシールされる。
【0049】
そして、作業者は、開閉バルブ22の閉鎖状態を維持したまま方向切替弁21を操作し、1回のスラリー塗布作業で必要とされる触媒用スラリー16を、貯蔵容器17からスラリーポンプ20およびスラリー供給管19を介してスラリー計量供給器4に送給した後、方向切替弁21を循環位置に戻す。また、開閉バルブ22を開いてスラリー計量供給器4内部への外気の侵入を許容する。但し、開閉バルブ22としてチェック弁を利用した場合には開閉バルブ22の手動操作は不要である。
【0050】
スラリー計量供給器4に送給された触媒用スラリー16は、その自重により、例えば、図4(b)に示されるようにして、触媒担体2の上端面に略均一の厚さで広がる。
【0051】
次いで、作業者が真空ポンプ5を作動させると、容器本体7内の空気が吸引口14から吸い込まれ、容器本体7の内圧が大気圧以下に低下し、初期状態においてスラリー排出口9の外側からスラリー排出口9に密着していた開閉弁8が、気圧の内外差によってスラリー排出口9に強く圧着された状態で閉鎖される。
しかし、必ずしも初期状態において開閉弁8がスラリー排出口9に完全に密着している必要はない。開閉弁8が閉鎖位置の直近にまで復帰していれば、この気圧の内外差によって開閉弁8を閉じさせることが可能であり、更に、その後の空気抜きによって開閉弁8をスラリー排出口9に強く圧着させることができる。
【0052】
そして、管状通路23を介して触媒担体2上の触媒用スラリー16の吸引が可能な程度にまで容器本体7の内圧が低下すると、触媒担体2上の触媒用スラリー16が多数の管状通路23に吸い込まれ、管状通路23の上方から下方へと流れて触媒担体2の下端面側から排出され、図4(b)に示されるようにして、容器本体7に貯溜される。
【0053】
また、触媒担体2上に残留する触媒用スラリー16が管状通路23に吸い込まれて其の容量が減少するのに伴い、開閉バルブ22とスラリー供給管の延長部19’を介して、スラリー計量供給器4内に多少の外気が供給される。
【0054】
吸引口14の周囲にはフード15が設置されているので、容器本体7中を落下する触媒用スラリー16が真空ポンプ5に吸い込まれるといった心配は殆どない。
【0055】
このようにして触媒用スラリー16が触媒担体2の管状通路23内を流れる間は、触媒用スラリー16によって管状通路23が塞がれ、また、管状通路23内を流れる触媒用スラリー16の粘性によって触媒用スラリー16の流速が制限されるため、容器本体7の内圧の低下状態が維持される。従って、スラリー排出口9の開閉弁8は図4(b)に示されるように閉じたままの状態となり、スラリー排出口9から触媒用スラリー16が漏れ出すことはない。
【0056】
また、既に述べたとおり、吸引口14およびフード15は、容器本体7における触媒用スラリー16の最大貯溜レベルLよりも上方に位置しているため、容器本体7に貯溜された触媒用スラリー16が直に真空ポンプ5に吸い込まれるといった心配は皆無である。
【0057】
そして、触媒担体2の上端面側に残留していた全ての触媒用スラリー16が管状通路23を通って触媒担体2の下端面側から排出されると、管状通路23が開放される。この結果、開閉バルブ22,スラリー供給管の延長部19’,スラリー計量供給器4を介して管状通路23に容易に外気が流れ込むので、容器本体7の内圧が大気圧と同等の状態に復帰し、容器本体7の内外での気圧差がなくなる。
【0058】
従って、開閉弁8をスラリー排出口9に圧着させる力のうち内外の気圧差に起因した付勢力が消滅し、容器本体7に貯溜された触媒用スラリー16の荷重が開閉弁8の自重による閉鎖方向の付勢力に打ち勝って、図4(c)に示されるようにして、開閉弁8を強制的に開放する。これにより、容器本体7に貯溜されていた触媒用スラリー16がスラリー排出口9から排出され、吸引容器3の下方に位置する貯蔵容器17に自動的に回収される。
【0059】
そして、スラリー排出口9からの触媒用スラリー16の排出が完了すると、開閉弁8は自重に起因する揺動付勢力によって閉鎖位置もしくは閉鎖位置の直近にまで自動的に復帰する。
【0060】
手動の開閉バルブ22を使用している場合には、この段階で開閉バルブ22を閉じ、次の塗布作業のために、触媒塗布装置1の状態を初期状態に戻しておく。
【0061】
作業者は、最終的に、エアシリンダ等の駆動源を操作してスラリー計量供給器4を吸引容器3の上方に退避させ、吸引容器3の上部嵌合部6から触媒担体2を取り外した後、この触媒担体2に対する次工程の処理、つまり、管状通路23に残留した過剰なスラリー16をエアーノズル等で除去する作業や触媒担体2の乾燥および焼成等の処理を実施して、多孔質の無機物質を均一にコートした触媒担体2を得る。
【0062】
なお、触媒成分を担持させた無機物質の粉末を分散させた触媒用スラリー16を使用した場合では触媒担体2の焼成が最終工程となるが、無機物質の粉末のみを分散させた触媒用スラリー16を使用した場合には、更に、触媒成分を含浸させる工程が必要である。
【0063】
【発明の効果】
本発明の触媒塗布装置は、管状通路を略鉛直に保持した状態で触媒担体の下端面に吸引容器を嵌合させ、触媒担体の上端面に触媒用スラリーを供給して真空ポンプで吸引容器を減圧することによりスラリー排出口に開閉弁を圧着して吸引容器内の負圧状態を保持し、吸引容器内の負圧を利用した真空引き作用によって触媒担体の多数の管状通路内に触媒用スラリーを流通させて其の内周面に塗布すると共に、触媒担体の下端面から排出された触媒用スラリーを吸引容器内に貯溜し、更に、吸引容器の内圧を大気圧に復旧させてスラリー排出口に対する開閉弁の圧着状態を解除することで吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重を利用して開閉弁を押し開くことで吸引容器内に貯溜されていた触媒用スラリーを排出するようにしたので、スラリー計量供給器に触媒用スラリーを投入するだけの簡単な操作により触媒担体の管状通路の内周面に均一に触媒用スラリーを塗布することができ、格別なバルブや自動制御手段を使うことなく、自動的に開閉弁を開閉して過剰な触媒用スラリーの排出作業を行なうことができる。
また、触媒用スラリーの排出操作や吸引容器の密閉に必要とされる弁は、気圧の内外差や触媒用スラリーの荷重によって自動的に作動する単一の開閉弁のみで済み、アクチュエータや格別な制御手段は不用であり、しかも、真空引き作用を利用して管状通路の一方向にのみ触媒用スラリーや空気を流通させればよいので、触媒用スラリーの供給経路が簡素化され、装置全体のコンパクト化も容易であり、ガスの供給や触媒用スラリーの流路を切り替えるための多数のバルブも不要となって装置のメンテナンスが容易となる。
【0064】
更に、スラリー排出口を吸引容器の側面に設けた場合においては、スラリー排出口を覆う大きさを有してスラリー排出口の外側に位置する舌片によって開閉弁を形成し、この開閉弁の上端部を吸引容器の外側面に揺動自在に枢着して取り付けるだけで、気圧の内外差や触媒用スラリーの荷重あるいは自重によって自動的に作動する開閉弁を容易に構成することができ、また、スラリー排出口を吸引容器の底面に設けた場合であっても、弾性のある舌片によって開閉弁を形成して其の一端部を吸引容器の外側に固着して取り付けるだけで、気圧の内外差や触媒用スラリーの荷重あるいは開閉弁自体の弾性によって自動的に作動する開閉弁を容易に構成することができるので、開閉弁自体の構造も極めて簡単なもので済む。
【0065】
しかも、吸引口の周囲を覆うようにして傘型のフードを配備するようにしているので、触媒担体の下端面側から排出されて吸引容器内に落下する触媒用スラリーが不用意に吸引口から吸い込まれるといった問題を解消することができ、真空ポンプの損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態の触媒塗布装置の構成の概略について示した機能ブロック図である。
【図2】同実施形態の触媒塗布装置の主要部である吸引容器とスラリー計量供給器の内部構造について示した断面図である。
【図3】同実施形態の触媒塗布装置の吸引容器に装着可能な開閉弁の構成について例示した図で、図3(a)は自重による付勢力で作動するものの例、図3(b)は其れ自体の弾性力で作動するものの例である。
【図4】同実施形態の触媒塗布装置の動作を示した作用原理図で、図4(a)は吸引容器の上部嵌合部に触媒担体を装着した状態について示した断面図、図4(b)は触媒担体の上端面にスラリー計量供給器を装着して触媒用スラリーの塗布を行なっているときの状態について示した断面図、図4(c)は触媒用スラリーの塗布が完了して吸引容器から触媒用スラリーを排出している状態について示した断面図である。
【符号の説明】
1 触媒塗布装置
2 触媒担体
3 吸引容器
4 スラリー計量供給器
5 真空ポンプ
6 上部嵌合部
6a,6b 内周テーパ面
7 容器本体
8,8’ 開閉弁
9,9’ スラリー排出口
10 ヒンジ
11 下部嵌合部
12 内周テーパ面
13 吸引管
14 吸引口
15 フード
16 触媒用スラリー
17 貯蔵容器
18 攪拌器
19 スラリー供給管
19’ スラリー供給管の延長部
20 スラリーポンプ
21 方向切替弁
22 開閉バルブ(通常の開閉バルブ)
23 管状通路
最大貯溜レベル

Claims (4)

  1. 触媒担体を同一方向に貫通して形成された多数の管状通路の内周面に触媒用スラリーを塗布する触媒塗布装置であって、
    前記管状通路を略鉛直に保持した状態で前記触媒担体の下端面に嵌合する上部嵌合部を設けた吸引容器と、該吸引容器の上方に位置し前記触媒担体の上端面に嵌合する下部嵌合部を設けたスラリー計量供給器とを備え、
    前記吸引容器の下部に設けたスラリー排出口に、該吸引容器の内圧が大気圧と同等もしくは大気圧以下の状況下においては気圧の内外差によって閉鎖される一方、前記内圧が大気圧と同等となった状況下においては前記吸引容器内に貯溜されている触媒用スラリーの荷重を受けて開放する開閉弁を配備すると共に、
    該吸引容器における触媒用スラリーの最大貯溜レベルよりも上方の位置に、真空ポンプの吸引口を配備したことを特徴とする触媒塗布装置。
  2. 前記スラリー排出口が前記吸引容器の側面に設けられ、前記開閉弁は、前記スラリー排出口を覆う大きさを有して前記スラリー排出口の外側に位置する舌片によって形成され、この開閉弁の上端部が前記吸引容器の外側面に揺動自在に枢着されていることを特徴とする請求項1記載の触媒塗布装置。
  3. 前記開閉弁は、前記スラリー排出口を覆う大きさを有して前記スラリー排出口の外側に位置する弾性のある舌片によって形成され、この開閉弁の一端部が前記吸引容器の外側に固着されていることを特徴とする請求項1記載の触媒塗布装置。
  4. 前記吸引口の周囲を覆うようにして傘型のフードを配備したことを特徴とする請求項1,請求項2または請求項3記載の触媒塗布装置。
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