JP3053074U - 液体供給ノズル - Google Patents
液体供給ノズルInfo
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- JP3053074U JP3053074U JP1998002278U JP227898U JP3053074U JP 3053074 U JP3053074 U JP 3053074U JP 1998002278 U JP1998002278 U JP 1998002278U JP 227898 U JP227898 U JP 227898U JP 3053074 U JP3053074 U JP 3053074U
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- liquid supply
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- Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズル本体内に組み込まれた閉塞バルブの確
実な作動によって、バルブ閉塞室に残留する液体を保有
維持し液垂れが生ずることなく安定した液分配を行なう
と共に、液体充填作業をも精度よく容易にする。 【解決手段】 容器に液体を供給充填するための液体分
配管路系Aに配備される液体供給ノズルであって、導液
口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液導入
路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを
設け、ノズル本体1の先端部にメッシュネット6を有す
る給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に、前記バル
ブ閉塞室5中に閉塞バルブ8を作動シリンダ10で昇降
自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入
路4を閉塞するように構成した。
実な作動によって、バルブ閉塞室に残留する液体を保有
維持し液垂れが生ずることなく安定した液分配を行なう
と共に、液体充填作業をも精度よく容易にする。 【解決手段】 容器に液体を供給充填するための液体分
配管路系Aに配備される液体供給ノズルであって、導液
口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液導入
路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを
設け、ノズル本体1の先端部にメッシュネット6を有す
る給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に、前記バル
ブ閉塞室5中に閉塞バルブ8を作動シリンダ10で昇降
自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入
路4を閉塞するように構成した。
Description
【0001】
本考案は、洗剤、薬品、調味料、栄養剤その他製品などの液体を容器その他機 器類に供給分配するために用いられる液体供給ノズルに関するものである。
【0002】
従来、容器などに液体を充填するために用いられる液体供給ノズルでは、図3 に示すように液体分配管路系Aに設けられ、導液口aと吐出口bとのあるノズル 本体c内に給液導入路dと、バルブ閉塞室eとを形成し、該バルブ閉塞室e中に 往復動ピストンpと、該ピストンpを給液方向と反対方向に付勢するバネsとが 組み込まれ、管路開閉弁fの開弁で供給液圧により前記ピストンpに圧力が掛か ってバネ力に打ち勝つと、ピストンpが摺動されて開口給液され、また管路開閉 弁fの閉弁による給液停止で、ピストンpがバネsのバネ力によって戻り、ノズ ル本体c中のバルブ閉塞室内面に当接嵌合されて流路遮断するように構成された 液体供給ノズルが知られている。
【0003】
この従来のピストン型の液体供給ノズルでは、管路開閉弁の開閉動作タイミン グで供給される液圧によってピストンを制御して充填できるものであるが、バネ 付勢によるピストンが組み込まれた閉塞バルブ室内に残留する液体が吐出口から 落下して液垂れ現象が生じやすく、液垂れによって容器のパウチシール部に液が 付着するとシール不良が発生する欠点があり、また容器外周に垂れると外観も悪 く品質低下の不具合となる。このため、給液口にメッシュ金網などの通液ネット を備えて液垂れ防止構造としても液温変化や液体粘性などの液質が変わると液垂 れ防止が不可能で、その変化ごとに調整することが難しくメッシュ金網のネット や多孔シートのみでは、液垂れの現象をなくすことができず、液体分配作業に悪 影響を及ぼすほか、バネ付勢のためにピストン作動の不良原因ともなるなど問題 があった。 本考案では、これら従来の欠点を排除しようとするもので、ノズル本体内に組 み込まれた閉塞バルブの作動によって、バルブ閉塞室に残留する液体を保有維持 して液垂れが生ずることなく安定した液分配を行なうと共に、液体充填作業をも 精度よく容易にできる液体供給ノズルを提供することを目的としたものである。
【0004】
本考案は、容器に液体を供給充填するための液体分配管路系Aに配備される液 体供給ノズルであって、導液口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液 導入路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを設け、ノズル本体1 の先端部にメッシュネット6を有する給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に 、前記バルブ閉塞室5中に閉塞バルブ8を作動シリンダ10で昇降自在に設けて 、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入路4を閉塞するように構成したもので ある。
【0005】 また、本考案では、導液口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液導 入路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを設け、ノズル本体1の 先端部にメッシュネット6を有する給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に、 前記バルブ閉塞室5中に閉塞バルブ8をシャフト9を介して作動シリンダ10で 昇降自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入路4を閉塞するよう に構成し、前記閉塞バルブ8及びシャフト9に前記バルブ閉塞室5に連通する吸 気路11を設け、該吸気路11にチャンバ12を経てエジェクタ用シリンダ14 のある吸引用ピストン13を備えたことをも特徴としている。
【0006】 この請求項1記載の考案によれば、給液停止後に動作シリンダで閉塞バルブを 上昇移動させて容積変化によるバルブ閉塞室に減圧作用を生じさせ、吐出口のネ ット上に生成される液膜を引き上げ保持して液垂れ現象が発生することなく安全 な給液充填作業を行うことができる。 また、請求項2の考案によれば、バルブ閉塞で給液停止後にノズル本体内のバ ルブ閉塞室の未充填液を吸い上げて積極的に減圧して吐出口からの液垂れを防止 し安定した液充填作業ができる。 さらに、請求項3の構成では閉塞バルブの上昇でメッシュネット上面は真空状 態となって上下段ネット間は容易に空気層になって、上段ネットに液生成膜が生 じて液垂れが容易にとめられることとなる。
【0007】
本考案の実施態様では、液体分配管路系Aの三方弁BがONで導通したタイミ ングでノズル本体内の閉塞バルブを下降させ、バルブ閉塞室を経て吐出口から容 器への液体充填開始できる。 給液充填後に三方弁BをOFFした後に作動シリンダによって閉塞バルブを上 昇させると、バルブ閉塞室の上段メッシュネットの上面は真空状態となって液垂 れしようとしている液は吸い上げられる。さらに閉塞バルブを上昇して給液導入 路を閉塞する状態では、上下段メッシュネット間は空気層となりネットに液膜が 張り液垂れが止まり、安全な液充填作業ができる。
【0008】
本考案の第1実施例を図1の例で説明すると、三方弁Bのある液体分配管路系 Aに備えられる液体供給ノズルであって、導液口2と給液口3とのあるノズル本 体1の内部に給液導入路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを設 け、ノズル本体1の先端部にメッシュネット6を有する給液吐出部材7を着脱自 在に備えると共に、前記バルブ閉塞室5中に閉塞バルブ8を作動シリンダ10で 昇降自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入路4を閉塞するよう に構成してある。
【0009】 前記閉塞バルブ8は、外周にシールリング81 のあるピストンを用い、ノズ ル本体1内に摺動自在に嵌装し、シャフト9によって前記作動シリンダ10、例 えばエアシリンダに連結してあり、前記三方弁BのON−OFFのタイミングで 作動シリンダ10を制御し、閉塞バルブ8の昇降動をさせて給液開始並びに停止 ができるようになっている。 なお、液体充填の再開始の際に、前記給液導入路4内に溜られた液体は、容器 などのパウチに排出されるように前記作動シリンダ10が作動することになる。
【0010】 また、前記ノズル本体1の先端部には、吐出口3を覆うメッシュネット6とし て20〜100メッシュ好ましくは30〜80メッシュのメッシュ金網を用い、 例えば上段メッシュネットは80メッシュで、下段メッシュネットを30メッシ ュとして異なるメッシュネットを用いて、液充填時には防泡機能をはたし液充填 終了後、三方弁の0FF後に前記閉塞バルブ8の上昇時の際に、両ネット6、6 間が空気層となるようにするのがよく、ネット面に液膜を生成して液垂れを防ぐ 形態とする適宜メッシュを選んで給液吐出部材7に組合せることが考慮される。 この場合、前記給液吐出部材7は、前記ノズル本体1の先端部に螺合する中空 筒状金具を用い、スペーサ等を介在してメッシュネット6を嵌合し、ネット間の 隙間が調整されて、吐出口3が形成されるようにしてある。
【0011】 図2の第2実施例では、導液口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給 液導入路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを設け、ノズル本体 1の先端部にメッシュネット6を有する給液吐出部材7を着脱自在に備えると共 に、前記バルブ閉塞室5中に閉塞バルブ8をシャフト9を介して作動シリンダ1 0で昇降自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入路4を閉塞する ように構成し、前記閉塞バルブ8及びシャフト9に前記バルブ閉塞室5に連通す る吸気路11を設け、該吸気路11にチャンバ12を経てエジェクタ用シリンダ 14のある吸引用ピストン13を備えたものである。
【0012】 この場合、液体分配管路系Aの三方弁BをONしたタイミングで、閉塞バルブ 8を下降し、パウチに液充填を開始する。そして、充填完了で三方弁BをOFF すると同時に、作動シリンダ10により閉塞バルブ8を上昇し、給液導入路4を 閉塞して流路を遮断すると共に、前記エジェクタ用シリンダ14を作動し、吸引 用ピストン13でチャンバ12内を負圧として、前記閉塞バルブ8の下面からバ ルブ閉塞面5中の液体を吸い上げ、該チャンバ12内に溜め吐出口3からの液垂 れを防止する形態となっている。 なお、次の液体充填開始の際に、前記チャンバ12内に溜められた液体はパウ チに排出されるように前記エジェクタ用シリンダ14が作動する。 図中、15はシール画壁で給液導入路4を区画するものである。
【0013】
本考案は、導液口と給液口とのあるノズル本体の内部に給液導入路と、該給液 導入路の下方部にバルブ閉塞室とを設け、ノズル本体の先端部にメッシュネット を有する給液吐出部材を着脱自在に備えると共に、前記バルブ閉塞室中に閉塞バ ルブを作動シリンダで昇降自在に設けて、該閉塞バルブの上昇時に前記給液導入 路を閉塞するように構成したことにより、ノズル本体内に組み込まれた閉塞バル ブの作動によって、バルブ閉塞室に残留する液体を保有維持して、液垂れが生ず ることなく安定した液分配を行なうと共に、液体充填作業をも精度よく容易にで きるほか閉塞バルブの作動を安定下し液質変化に影響を及ぼすこともなく、精度 良好で信頼性を大幅に高められる。 また、本考案では、前記閉塞バルブ及びシャフトに前記バルブ閉塞室に連通す る吸気路を設け、該吸気路にチャンバを経てエジェクタ用シリンダのある吸引用 ピストンを備えたことで、液垂れ防止を確実化すると共に、閉塞バルブのストロ ークを短縮化して給液遮断作動の応答性も敏速化でき、しかもバルブ動作も確実 にしてバルブ不良動作による液充填作業に支障を生ずるおそれもない。
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来例の縦断面図である。
1 ノズル本体 2 導液口 3 吐出口 4 給液導入路 5 バルブ閉塞室 6 メッシュネット 7 給液吐出部材 8 閉塞バルブ 9 シャフト 10 作動シリンダ 11 吸引路 12 チャンバ 13 ピストン 14 エジェクタ用シリンダ
Claims (3)
- 【請求項1】 容器に液体を供給充填するための液体分
配管路系Aに配備される液体供給ノズルであって、導液
口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液導入
路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを
設け、ノズル本体1の先端部にメッシュネット6を有す
る給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に、前記バル
ブ閉塞室5中に閉塞バルブ8を作動シリンダ10で昇降
自在に設けて、該閉塞バルブ8の上昇時に前記給液導入
路4を閉塞するように構成したことを特徴とする液体供
給ノズル。 - 【請求項2】 容器に液体を供給充填するための液体分
配管路系Aに配備される液体供給ノズルであって、導液
口2と給液口3とのあるノズル本体1の内部に給液導入
路4と、該給液導入路4の下方部にバルブ閉塞室5とを
設け、ノズル本体1の先端部にメッシュネット6を有す
る給液吐出部材7を着脱自在に備えると共に、前記バル
ブ閉塞室5中に閉塞バルブ8をシャフト9を介して作動
シリンダ10で昇降自在に設けて、該閉塞バルブ8の上
昇時に前記給液導入路4を閉塞するように構成し、前記
閉塞バルブ8及びシャフト9に前記バルブ閉塞室5に連
通する吸気路11を設け、該吸気路11にチャンバ12
を経てエジェクタ用シリンダ14のある吸引用ピストン
13を備えたことを特徴とする液体供給ノズル。 - 【請求項3】 前記メッシュネット6が、メッシュ金網
であって、30〜80メッシュで異なるメッシュの金網
を間隔をおいて、上下段に配備したことを特徴とする請
求項1または2記載の液体供給ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002278U JP3053074U (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 液体供給ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002278U JP3053074U (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 液体供給ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053074U true JP3053074U (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=43187168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002278U Expired - Lifetime JP3053074U (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 液体供給ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053074U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021142997A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 凸版印刷株式会社 | 充填ノズルおよび液体充填方法 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP1998002278U patent/JP3053074U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021142997A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 凸版印刷株式会社 | 充填ノズルおよび液体充填方法 |
JP7476582B2 (ja) | 2020-03-11 | 2024-05-01 | Toppanホールディングス株式会社 | 充填ノズルおよび液体充填方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |