JP2004275388A - ミシンの安全制御装置 - Google Patents

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Yoshiki Ando
孝樹 安藤
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Abstract

【課題】部品点数を抑制しつつ、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるときであっても、モータの駆動を抑えることができるミシンの安全制御装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動手段2を駆動させるモータ駆動信号を生成するモータ駆動信号発生手段6,7と、モータ1を起動させるモータ起動ポジションと、モータ1を停止させるモータ停止ポジションとを有する起動・停止信号発生手段4とを備えている。起動・停止信号発生手段4がモータ停止ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、電源スイッチの投入により作動してモータを駆動可能とする作動手段11が設けられている。更に起動・停止信号発生手段4がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、作動手段11が作動するよりも時間的に速く作動し、作動手段11の作動を阻止する安全手段12が設けられている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータを起動させるモータ起動ポジション、モータを停止させるモータ停止ポジションとを有すると共に、モータ起動ポジションとモータ停止ポジションとを切替操作可能な起動・停止信号発生手段を電源スイッチに対して独立に有するミシンの安全制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミシンの分野によれば、モータを起動させるモータ起動ポジションと、モータを停止させるモータ停止ポジションとを有すると共に、モータ起動ポジションとモータ停止ポジションとを切替操作可能な起動・停止信号発生手段を電源スイッチに対して独立に有するミシンの安全制御装置が知られている。
【0003】
このものによれば、使用者は、電源スイッチを投入した後に、起動・停止信号発生手段をモータ停止ポジションからモータ起動ポジションに切り替え、モータを駆動させる。この状態でミシンの操作が行われる。ミシンの操作が終了すると、使用者は、起動・停止信号発生手段をモータ起動ポジションからモータ停止ポジションに切り替えると共に、電源スイッチを切る。このような方式は、一般的には、マイコンを使用しないタイプのミシン等において使用されている。上記した起動・停止信号発生手段としては、起動停止ボタン、または、フットコントロ−ラとされていることが多い。このうち上記した起動停止ボタンを用いる技術として、プッシュロック式スイッチによるモータの起動停止制御が多くのミシンに採用されている。
【0004】
このプッシュロック式スイッチを採用した場合、スイッチ押し込み及び押し戻しのうちのいずれか一方でモータ起動を行い、また、スイッチの押し戻し及び押し込みのうちのいずれか一方でモータ停止を行う。
【0005】
更に、ミシンの使用の際には、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションからモータ停止ポジションに切り替えられていないときには、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されたままの状態で、電源スイッチを投入されるケースがある。この場合、ユーザーが意図しないものの、電源スイッチの投入に伴いモータが起動してしまう。
【0006】
これを防止するために、モータを起動させるスタート信号発生装置を電源スイッチの投入時に監視する判断装置と、判断装置による判断に基づいて電源ラインを遮断させる遮断装置を設けたマイコンを搭載したミシンの安全装置が従来より知られている(特許文献1)。
【0007】
また、不使用状態及び作用状態を選択的に作業者により設定操作可能な操作手段を有し、操作手段が作用状態に切り替えられているときに電源スイッチが投入されたとき、駆動制御回路の作動開始を阻止する電動ミシンの安全駆動制御装置が従来より知られている(特許文献2)
【0008】
【特許文献1】特開平6−63271号公報
【特許文献2】特公昭59−44076号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1,2に係る技術によれば、部品点数が増加しがちであった。
【0010】
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、部品点数を抑制しつつ、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるときであっても、モータの駆動を抑えることができるミシンの安全制御装置を提供することを課題とするにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るミシンの安全制御装置は、モータを駆動させるモータ駆動手段と、
モータ駆動手段を駆動させるモータ駆動信号を生成するモータ駆動信号発生手段と、
電源スイッチに対して独立に設けられ、モータを起動させるモータ起動ポジションと、モータを停止させるモータ停止ポジションとを有すると共に、モータ起動ポジションとモータ停止ポジションとを切替操作可能な起動・停止信号発生手段とを具備するミシンの安全制御装置において、
起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、電源スイッチの投入により作動してモータを駆動可能とする作動手段と、
起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、作動手段がモータ駆動信号発生手段を作動させるよりも時間的に速く作動し、作動手段の作動を阻止する安全手段とを具備することを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されている状態で、電源スイッチが投入されるとき、作動手段は、電源スイッチの投入により作動してモータを駆動可能な状態とする。これによりモータが駆動してミシンが駆動する。
【0013】
なお、ミシンの操作終了時には、起動・停止信号発生手段をモータ起動ポジションからモータ停止ポジションに切り替える。しかし場合によってはこの切替が行われないことがある。このような場合には、ミシンの次の使用時には、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されているままの状態で、電源スイッチが投入されるおそれがある。この場合には、電源スイッチが投入されたとしても、モータを非回転とすることが好ましい。
【0014】
そこで本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されたままの状態で、電源スイッチが投入されるとき、安全手段は、作動手段がモータ駆動信号発生手段を作動させるよりも、時間的に速く作動する。これにより安全手段は作動手段の作動を阻止する。このように作動手段の作動を阻止すれば、モータは非回転状態に維持される。
【0015】
ミシンを駆動させるときには、起動・停止信号発生手段をモータ停止ポジションからモータ起動ポジションに切り替えれば良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、作動手段は、安全手段よりも時間的に速く作動し、安全手段の非作動状態を維持する構成とされている形態を例示できる。これによりモータが駆動可能となり、ミシンを駆動させることができる。
【0017】
また、モータ駆動信号発生手段は、モータの回転数に関する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、モータの回転数に関する基準発振波を生成する基準発振波発生手段と、基準発振波の電圧と基準電圧とを比較して両者間の差に基づいてモータ駆動信号を生成する比較手段とを有する形態を例示できる。これによりモータはPWM制御される。
【0018】
本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段は、第1スイッチと、第1スイッチの操作に連動する第2スイッチとを有する形態を例示できる。第1スイッチは、起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されるときに開接点となり、且つ、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されるときに閉接点となる。第2スイッチは、起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されるときに開接点となり、且つ、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されるときに閉接点となる形態を例示することができる。
【0019】
本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段がモータ停止ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、作動手段は、電源スイッチの投入により作動してモータを駆動可能とする。作動手段としては、トランジスタ等のスイッチング素子で代表される半導体素子等で形成できる。
【0020】
本発明に係るミシンの安全制御装置によれば、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるとき、安全手段は、作動手段がモータ駆動信号発生手段を作動させるよりも時間的に速く作動し、作動手段の作動を阻止し、モータを非回転状態に維持する。安全手段としては、トランジスタ等のスイッチング素子で代表される半導体素子等で形成できる。
【0021】
作動手段は第1トランジスタ等の第1スイッチング素子であり、安全手段は第2トランジスタ等の第2スイッチング素子である形態を例示できる。この場合、第1トランジスタ等の第1スイッチング素子がオン状態のとき、第2トランジスタ等の第2スイッチング素子はオフ状態に維持され、且つ、第2トランジスタ等の第2スイッチング素子がオン状態のとき、第1トランジスタ等の第2スイッチング素子はオフ状態に維持される形態を例示できる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。本実施例は、マイコンを使用せずとも、簡単かつ安価な構成(部品点数計5点)で電源投入時のインターロック機能(安全装置)を実現することが可能となるミシンを提供するものである。
【0023】
以下、具体的に説明する。図1に示すように、モータ1はミシンを駆動させるものであり、電源線V20に繋がり、モータ駆動手段としての駆動素子2によってPWM制御により駆動される。
【0024】
図1に示すように、モータ駆動信号発生手段16は、モータ1の回転数に関する基準電圧として機能できる回転数指示信号Vctrを発生する基準電圧発生手段として機能する回転数指示信号発生手段5と、モータ1の回転数に関する波形状の基準発振波としての三角波信号Voutを生成する三角波発生手段7と、三角波信号Voutの電圧と回転数指示信号Vctrの電圧とを比較して両者間の差に基づいてモータ駆動信号Vgを生成する比較手段として機能できるコンパレータ3とを有する。
【0025】
コンパレータ3は、モータ1の回転数をデューティ制御するためのモータ駆動信号Vg(PWM制御波形)を生成するものである。図1に示すように、コンパレータ3の非反転入力端子(+)には、三角波発生手段7からの発振波である三角波信号Voutが入力される。またコンパレータ3の反転入力端子(−)には、回転数指示信号発生手段5からのモータ回転数を指示するための回転数指示信号Vctrが入力される。図1に示すように、コンパレータ3は、三角波信号Voutと回転数指示信号Vctrとを比較する。
【0026】
図2はモータ1をPWM制御する形態を示すグラフであり、図2(A)は回転数指示信号Vctr及び三角波信号Voutの波形を示し、図2(B)はモータ駆動信号Vgを示す。前述したように、コンパレータ3の非反転入力端子(+)に三角波信号Voutが入力されると共に、コンパレータ3の反転入力端子(−)には回転数指示信号Vctrが入力されるため、図2(A)(B)に示すように、三角波信号Voutの電圧よりも回転数指示信号Vctrの電圧が高い場合には、コンパレータ3から出力されるモータ駆動信号VgはLowとなり、駆動素子2はオフとなり、モータ1への電力供給が遮断され、モータ1は非回転とされる。
【0027】
逆に、図2(A)(B)に示すように、三角波信号Voutの電圧が回転数指示信号Vctrの電圧よりも高い場合には、コンパレータ3から出力されるモータ駆動信号VgはHiとなり、駆動素子2はオンとなり、モータ1へ電力が供給され、モータ1は駆動する。このモータ駆動信号Vgのオン/オフの割合によって、つまり、モータ駆動信号Vgのデューティ比により、モータ1の回転数は制御される。
【0028】
ここで、モータ1が停止している状態のときには、回転数指示信号Vctrの電圧は、三角波信号Voutの電圧より常に高い位置にあるため、モータ駆動信号Vgは常にLowとなる。つまりモータ1へ電力が供給されず、モータ1は停止を維持する。
【0029】
図1に示すように、起動・停止信号発生手段4は、2回路プッシュロック式スイッチであり、互いに連動する第1スイッチ4a及び第2スイッチ4bを有する。第1スイッチ4a及び第2スイッチ4bは、使用者による手動のスイッチ操作によって互いに連動してオン/オフが同時に切り替わる。即ち、第1スイッチ4aがオン(閉接点)のとき、第2スイッチ4bもオン(閉接点)となる。第1スイッチ4aがオフ(開接点)のとき、第2スイッチ4bもオフ(開接点)となる。
【0030】
また図1に示すように、回転数指示信号発生手段5は、電源線V10に繋がる抵抗5aと、第1スイッチ4aと、可変抵抗5b(スライドボリューム等)と、GND線に繋がる抵抗5cとを直列に接続して形成されている。
【0031】
起動・停止信号発生手段4である2回路プッシュロック式スイッチの第1スイッチ4aがオフであれば、電源線V10の電圧が抵抗5aを介してコンパレータ3の反転入力端子(−)に入力されるが、コンパレータ3からは出力されない。
【0032】
しかし起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4aがオンとなり閉接点となると、抵抗5aと抵抗5cと可変抵抗5bとの分圧電圧によって、W点の電位が規定されるため、回転数指示信号Vctrの電位が生成され、回転数指示信号Vctrの電位がコンパレータ3の反転入力端子(−)に入力される。
【0033】
なお可変抵抗5bの抵抗値を変化させれば、W点の分圧電圧が変化するため、回転数指示信号Vctrの電位を任意に変更することができ、これにより前記モータ駆動信号Vgのデューティ比を変更することができ、モータ1の回転数を任意に変更することができる。
【0034】
図1に示すように、三角波発生手段7は、電源線V10に繋がるプルアップ用の抵抗7aと、抵抗7aに繋がる抵抗7bと、抵抗7bに繋がると共にGND線に繋がるコンデンサ7cとを有する。抵抗7bとコンデンサ7cには、発振波発生手段6で生成された発振波が入力される。抵抗7a、抵抗7bのルートでコンデンサ7cは充電されると共に、コンデンサ7cは抵抗7bのルートで放電することにより、三角波発生手段7は、コンパレータ3の非反転入力端子(+)に入力される三角波信号Voutを生成する。
【0035】
図1に示すように、発振波発生手段6は、三角波信号Voutの基礎となる発振波を生成するためのものであり、比較手段として機能できるコンパレータ6gと、電源線V10に繋がる抵抗6aと、抵抗6bと,抵抗6cと、抵抗6dと、GND線に繋がる抵抗6eと、コンパレータ6gの反転入力端子(−)に繋がるコンデンサ6fとから形成されている。電源線V10は、抵抗6a,コンデンサ6fを介してコンパレータ6gの反転入力端子(−)に繋がる。
【0036】
コンパレータ6gの出力端子のA点は、抵抗6bを介してコンパレータ6gの反転入力端子(−)に負帰還するように繋がる。またコンパレータ6gの出力端子のA点は、抵抗6cを介してコンパレータ6gの非反転入力端子(+)に正帰還するように繋がる。
【0037】
コンパレータ6gの出力端子のA点は、抵抗6c,B点、抵抗6d、P点、抵抗6eを介してGND線に繋がる。P点は、抵抗6aを介して電源線V10に繋がると共に、抵抗6eを介してGND線に繋がる。P点には、抵抗6aと抵抗6eとの分割電圧が作用すると共に、抵抗7aと抵抗6cと抵抗6dと抵抗6eとの分割電圧が作用する。このようなP点は、発振波発生手段6の発振波の基準電位Vcを発生する。なお、上記した発振波発生手段6は、可聴周波数以上の約27kHzの発振波を三角波発生手段7に出力する。
【0038】
図1に示すように、起動・停止信号発生手段4の第2スイッチ4bは、抵抗8を介して電源線V10に繋がると共に、第2スイッチング素子としての第2トランジスタ12のベース、第1スイッチング素子としての第1トランジスタ11のコレクタ、エミッタを介してGND線に直列に繋がる。
【0039】
図1に示すように、第2トランジスタ12のベースは、第1トランジスタ11のコレクタ、エミッタを経てGND線に繋がる。第2トランジスタ12のコレクタはP点に繋がり、更に抵抗6d,B点、抵抗6cを介してコンパレータ6gの出力端子に繋がる。第2トランジスタ12のエミッタはGND線に直接繋がる。
【0040】
図1に示すように、第1トランジスタ11のベースは、抵抗9を介して第2トランジスタ12のコレクタに繋がると共に、更にP点に繋がり、抵抗6d,B点、抵抗6cを介してコンパレータ6gの出力端子に直列に繋がる。また第1トランジスタ11のベースは、コンデンサ10を介してGND線に繋がる。第1トランジスタ11のエミッタはGND線に直接繋がる。
【0041】
コンデンサ10は第1トランジスタ11の誤動作を防止する機能を有する。
【0042】
給電系について説明を加える。図5に示すように、商用電源100に電源スイッチ200を介して繋がる1次側コイル111と2個の二次側コイル112,113とを有するトランス回路110と、二次側コイル112の交流を整流する整流回路120と,二次側コイル113の交流を整流する整流回路122と、整流回路120に繋がる平滑コンデンサをもつ平滑回路130と,整流回路122に繋がる平滑コンデンサをもつ平滑回路132とが設けられている。平滑回路130は電源線V10に繋がる。平滑回路132は電源線V20に繋がる。電源線V20はモータ1を駆動させるものであるため、電源線V10の電圧よりも高い。
【0043】
次に、上記した安全制御装置の動作について説明を加える。正常の状態では、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bがモータ停止ポジション(オフポジション)とされている状態において、使用者により電源スイッチ200が投入される。この場合、第2スイッチ4bがオフであるため、第2トランジスタ12のベース電位Vaには電位が発生しない。
【0044】
このため第2トランジスタ12はオフ状態が維持される。しかし電源スイッチ200の投入に伴い、P点の電位が次第に上昇するため、発振波発生手段6で生成される発振波の基準電位Vcの電位が次第に上昇する。従って、発振波発生手段6で生成される発振波の基準電位Vcの上昇とともに、第1トランジスタ11のベース電位Vbが上昇する。このため第1トランジスタ11がオン状態となる。ここで発振波の基準電位Vcの電位はさらに上昇し、発振波発生手段6の発振を開始する(図3参照)。これによりモータ1は駆動可能となる。このように第1トランジスタ11は、電源スイッチ200の投入により作動してモータ1を駆動可能とするため、第1トランジスタ11は作動手段として機能することができる。
【0045】
上記したようにエミッタがGND線に繋がる第1トランジスタ11がオン状態になると、第2トランジスタ12のベース電位VaがLowに維持されたままとなり、第2トランジスタ12のオン作動が阻止される。
【0046】
このような状態において、使用者が起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをモータ停止ポジション(オフポジション)から、モータ起動ポジション(オンポジション)に切り替える。即ち、第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをオンとして閉接点とする。このように第2スイッチ4bを閉接点としたとしても、第1トランジスタ11がオンで、第1トランジスタ11のコレクタ,エミッタ、更に第2トランジスタ12のベースがGND線に導通しているため、第2トランジスタ12のベース電位VaはLowのままであり、第2トランジスタ12はオフの状態を維持し続ける。この結果、発振波発生手段6で発振波が良好に生成されるため、モータ1を正常に運転させてミシンを正常に作動させることが出来る。
【0047】
即ち、上記したように使用者が起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをモータ起動ポジション(オンポジション)に切り替えると、第1スイッチ4aが閉接点となってオンしているため、前述したように抵抗5aと抵抗5cと可変抵抗5bとの分圧電圧によってW点の電位が規定され、これにより回転数指示信号Vctrが生成され、モータ1がPWM制御により駆動する。これによりミシンを駆動させてミシン操作を良好に行うことができる。
【0048】
このような状態は、使用者が電源スイッチ200をオフにするか、あるいは、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをオフ(開接点)とし、モータ停止ポジション(オフポジション)にするまで維持される。
【0049】
従って、ミシンの操作を終了するときには、一般的には、使用者は、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bを、モータ起動ポジション(オンポジション)から、モータ停止ポジション(オフポジション)に切り替え、更に電源スイッチ200をオフにする。
【0050】
ところで、実際のミシン操作では、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをモータ起動ポジション(オンポジション)にしたままの状態において、電源スイッチ200が切られることがある。この場合、次回にミシンを使用するときには、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bがオン(閉接点)であり、モータ起動ポジション(オンポジション)に維持されたままの状態において、電源スイッチ200が投入される。これは異状時である。
【0051】
この場合には、第2スイッチ4bが閉接点とされたままの状態であるため、使用者により電源スイッチ200が投入されると、第2トランジスタ12のベースには、抵抗8、オン状態のスイッチ4bを介してベース電位Vaが直ちに与えられる。
【0052】
また、第1トランジスタ11のベースにも前述の正常状態同様にベース電位Vbが与えられるはずである。しかしながら、第1トランジスタ11のベース電位Vbが立ち上がるよりも、第2トランジスタ12のベース電位Vaの方が、時間的に速く立ち上がる(図3参照)。このため第1トランジスタ11のベース電位Vbが立ち上がるよりも、時間的に速く第2トランジスタ12のベース電位Vaが立ち上がる。
【0053】
換言すれば、第1トランジスタ11がオンとなるよりも、時間的に速く第2トランジスタ12がオンとなる。このように第2トランジスタ12が時間的に速くオンになると、第2トランジスタ12のコレクタ、エミッタ間がGND線に導通するため、P点の電位がLowとなる。この結果、発振波の基準電位Vcの電位はLowに維持される。これにより第2トランジスタ12が安全手段となり、発振波発生手段6による発振は停止する。発振停止により、コンパレータ3の非反転入力端子(+)に入力される電圧Voutは常にLowとなる。よってモータ駆動信号VgもLowとなり、モータ1は起動せず、モータ1は停止を維持し続けることになる。このように異状時にはモータ1は停止を維持し続ける。
【0054】
ここで、起動・停止信号発生手段4のスイッチ4a,4bがモータ起動ポジションに設定されている状態で、電源スイッチ200が投入される異状時において、第1トランジスタ11がモータ駆動信号発生手段16を作動させるよりも、第2トランジスタ12は時間的に速く作動して第1トランジスタ11のオン作動を阻止するため、第2トランジスタ12は安全手段として機能することができる。
【0055】
また、前述したように発振波発生手段6による発振波の基準電位Vcの電位がLowの状態に固定されると、第1トランジスタ11のベース電位VbもLowに維持されるため、第1トランジスタ11はオフ状態をそのまま維持するので、モータ1はオフ状態に維持される。
【0056】
上記したように第1トランジスタ11のベース電位Vbが立ち上がるよりも、第2トランジスタ12のベース電位Vaの方が時間的に速く立ち上がる理由としては、主として、次のようである。
【0057】
▲1▼第2スイッチ4bがオンすると、電源線V10の電圧は抵抗8を介して第2トランジスタ12のベース電位Vaに直接的に作用するため、トランジスタ12のベース電位Vaの立ち上がりは速い。しかしP点の電位は、電源線V10の電圧を抵抗6eにより分圧された分圧電圧であるため、立ち上がりは遅い。従って、抵抗6eは、第1トランジスタ11の立ち上がりを遅らせる遅延手段として機能できる。
【0058】
▲2▼コンデンサ10は、充電により第1トランジスタ11の立ち上がりを遅らせる遅延手段としての機能できる。
【0059】
以上説明したように本実施例によれば、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bがモータ起動ポジション(オンポジション)としたままの状態において、電源スイッチ200が投入される異状時であっても、モータ1は非駆動状態に維持される。従って使用者が予期しないモータ1の動きが防止され、安全対策上好ましい。
【0060】
但し本実施例によれば、電源スイッチ200が投入されたままの状態で、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bを、モータ起動ポジション(オンポジション)から、モータ停止ポジション(オフポジション)に使用者が切り替えれば、第2スイッチ4bのオフにより、第2トランジスタ12のベース電位はLowとなるため、第2トランジスタ12がオフとなり、安全手段が解除され、第1トランジスタ11がオン作動可能となる。
【0061】
即ち、このように安全手段が解除されると、発振波発生手段6で生成される発振波の基準電位Vcが上昇するとともに、第1トランジスタ11のベース電位Vbが上昇し、第1トランジスタ11がオン状態となる。ここで発振波の基準電位Vcの電位はさらに上昇し、発振波発生手段6の発振を開始する(図3参照)。上記したように第1トランジスタ11がオン状態になると、前述したように第2トランジスタ12のベース電位VaがLowに維持され、安全手段としての第2トランジスタ12の作動が阻止され、モータ1が駆動可能となる。
【0062】
その後、使用者は、起動・停止信号発生手段4の第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをモータ起動ポジション(オンポジション)に切り替え、第1スイッチ4a,第2スイッチ4bをオン(閉接点)とすれば、第1スイッチ4aがオン(閉接点)となっているため、抵抗5aと抵抗5cと可変抵抗5bとの分圧電圧によってW点の電位が規定され、回転数指示信号Vctrが生成され、モータ1をPWM制御により駆動させてミシンを正常に作動させることが出来る。
【0063】
図4は上記した回路のブロック図を示す。図4に示すように、モータ駆動信号発生手段16は、モータ1の回転数に関する基準電圧としての回転数指示信号Vctrを発生する基準電圧発生手段として機能する回転数指示信号発生手段5と、モータ1の回転数に関する基準発振波としての三角波信号Voutを生成する基準発振波発生手段17と、三角波信号Voutと回転数指示信号Vctrとを比較して両者間の差に基づいてモータ駆動信号Vgを生成する比較手段(オペアンプ3)とを有する。図4に示すように、基準発振波発生手段17は、発振波を生成する発振波発生手段6と、発振波発生手段6で生成された発振波に基づいて三角波信号Voutを生成する三角波発生手段7とを有する。
【0064】
比較手段(オペアンプ3)から出力されるモータ駆動信号Vgにより、モータ駆動回路1mを経てモータ1が駆動する。ここで、起動・停止信号発生手段4のポジション信号(モータ起動ポジション及びモータ停止ポジション)は、安全手段(第2トランジスタ12)に入力されると共に、回転数指示信号発生手段5に入力される。
【0065】
次に、上記した発振波発生手段6を構成するコンパレータ6gの発振特性について図6,図7を参照して説明を加える。コンパレータ6gの作動を説明する波形図であり、図6(A)はコンパレータ6gの反転入力端子及び非反転入力端子に入力される波形図を示し、図6(B)はコンパレータ6gの出力端子から出力される波形図を示す。図7はコンパレータ6gの作動を説明する波形図であり、図7(A)はコンパレータ6gの反転入力端子(−)に入力される電圧V−の波形図を示し、図7(B)はP点の電位Vpの波形図を示し、図7(C)はコンパレータ6gの非反転入力端子(+)に入力される電圧V+の波形図を示す。電圧V+の電位は、抵抗6dにより分圧電圧相当ぶん電位Vpよりも高くなる。
【0066】
ここで、コンパレータ6gの反転入力端子(−)に入力される入力電圧をV−とする。コンパレータ6gの非反転入力端子(+)に入力される入力電圧をV+とする。
【0067】
上記したコンパレータ6gによれば、V−>V+の関係が満足されるときには、コンパレータ6gの出力端子からの出力VoはLowとなる。また、V−<V+の関係が満足されるときには、コンパレータ6gの出力端子からの出力VoはHi(オープン)となる。このようなHi,Lowの切替を利用し、コンパレータ6gの出力端子は次のように発振波を生成する。
(1)コンパレータ6gの出力端子の電位がHi(オープン)である場合
▲1▼コンパレータ6gの出力端子のA点の電位がHi(オープン)である場合には、抵抗7a→抵抗6b→コンデンサ6fを経て、コンデンサ6fに次第に充電され、充電に伴いV−の電位は徐々に高くなっていく(図7(A)に示す時刻t1〜時刻t2)。
【0068】
また、V+の電位は、抵抗7a、抵抗6c、抵抗6dおよび抵抗6eによるB点の分圧電圧によって与えられる。このためコンパレータ6gの出力端子のA点の電位がHiであれば、V+の電位はHiとなる。
【0069】
コンデンサ6fに充電された電位(V−)よりもV+の電位が高い場合には、『V−<V+』の条件が成立しているため、コンパレータ6gの出力端子の電位Voは、『Hi』が維持される。
【0070】
▲2▼コンデンサ6fへの充電が進行した結果、コンデンサ6fに充電された電位(V−)がV+の電位より高くなった場合には、『V−>V+』の条件が成立する。故に、コンパレータ6gの出力端子の電圧Voは『Hi』から『Low』に反転する。
(2)コンパレータ6gが出力端子の電位がLowである場合
▲3▼コンパレータ6gの出力端子のA点の電位がLowである場合には、前述したようにコンデンサ6fに充電されていた電位がHiである。また、V+の電圧は、前述したように、抵抗7a、抵抗6c、抵抗6dおよび抵抗6eによるB点の分圧電位によって与えられる。従って、コンパレータ6gの出力端子のA点の電位がLowであれば、V+はLowとされる。この結果、『V−>V+』の条件が成立しているため、コンパレータ6gの出力端子の電位Voは、『Low』が維持される。しかしコンデンサ6fに充電されていた電位は、抵抗6b→コンパレータ6gの出力端子に次第に放電され、従ってV−の電位は徐々に低くなる(図7(A)の時刻t2〜時刻t3)。
【0071】
▲4▼コンデンサ6fからの放電が進行し、電位(V−)がV+の電圧より低くなったときに、『V−<V+』の条件が成立する。故に、コンパレータ6gの出力端子の電位Voが反転し、コンパレータ6gの出力端子のA点の電位Voは『Low』から『Hi』に反転する。
【0072】
コンパレータ6gが上記した(1)及び(2)の反転を繰り返すことにより、コンパレータ6gの出力端子から発振波の電圧が生成される。
【0073】
ここで、抵抗6eについて説明を加える。抵抗6eは、P点の電位を分圧電位として設定するものである。抵抗6eによる分圧電圧により、P点において基準電圧を発生させ、GND線より高いシュレッシュホールド電圧(V+(H)、V+(L)をP点において発生させることができる。GND線より高いシュレッシュホールド電圧があるために、上記条件である『V−>V+』、『V−<V+』が成立する。
【0074】
特にコンパレータ6gの出力端子のLow出力時において、反転のために『V−<V+』を成立させるには、V+をGND線より高く設定するか、V−をGND線より低いマイナスの電位にしなければならない。後者のマイナスの電位の生成は別途回路等が必要になり複雑化するため、好ましくない。そこで、前者の『V+をGND線より高く設定』を採用する。このようにGND線よりも高いV+(H)及びV+(L)の電位を発生させる役割が抵抗6eである。
【0075】
仮に、抵抗6eが設けられておらず、P点がGND線に直接に繋がる場合には、上記コンパレータ6gの出力端子のLowの出力時に、V+(L)=GNDとなってしまい、V−の電位はV+の電位以下にならず、『V−<V+』の条件が成立しないので、コンパレータ6gの出力端子の電位の反転、ひいてはコンパレータ6gの出力端子の発振作用は停止されてしまうことになる。
【0076】
以上の説明から理解できるように上記した本実施例によれば、以下の効果が得られる。
【0077】
▲1▼より簡単かつ安価な構成で電源投入時のインターロック機能(安全装置)をミシンに付加でき、より安全な構成とすることが可能となる。
【0078】
▲2▼インターロック機能(安全装置)を実現する回路をトランス回路110の出力側で構成しているため、各国の電源電圧が異なる地域においても、トランス回路110を交換すれば、同じ回路定数でよく、回路の共通化が可能となる。
(その他)
上記した実施例によれば、作動手段としては第1トランジスタ11が機能し、安全手段としては第2トランジスタ12が機能するが、作動手段及び安全手段をマイコンのソフトウェア処理で実行することにしても良い。その他、本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、部品点数を抑制しつつ、起動・停止信号発生手段がモータ起動ポジションに設定されている状態で電源スイッチが投入されるときであっても、モータの駆動を抑えることができ、使用者の意図外のモータの駆動を阻止することができるミシンの安全制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかり、モータの制御系を示す回路図である。
【図2】モータをPWM制御する形態を示すグラフであり、(A)は回転数指示信号Vctr及び三角波信号Voutの波形図であり、(B)はモータ駆動信号Vgの波形図である。
【図3】電位Va,電位Vb,電位Vcの立ち上がり特性を示すグラフである。
【図4】回路のブロック図である。
【図5】トランス回路付近を示す回路図である。
【図6】発振波発生手段のコンパレータの作動を説明する波形図であり、(A)は発振波発生手段のコンパレータの入力端子に入力される波形図を示し、(B)は発振波発生手段のコンパレータの出力端子に出力される波形図を示す。
【図7】発振波発生手段のコンパレータの作動を説明する波形図であり、(A)は発振波発生手段のコンパレータの反転入力端子に入力される電圧V−の波形図を示し、(B)はP点の電位Vpの波形図を示し、(C)は発振波発生手段のコンパレータの非反転入力端子に入力される電圧V+の波形図を示す。
【符号の説明】
図中、1はモータ、2は駆動素子(モータ駆動手段)、3はコンパレータ(比較手段)、4は起動・停止信号発生手段、4aは第1スイッチ、4bは第2スイッチ、5は回転数指示信号発生手段(基準電圧発生手段)、7は三角波発生手段(基準発振波発生手段)、6は発振波発生手段、6gはコンパレータ、11は第1トランジスタ(第1スイッチング素子、作動手段)、12は第2トランジスタ(第2スイッチング素子、安全手段)、16はモータ駆動信号発生手段、200は電源スイッチを示す。

Claims (5)

  1. モータを駆動させるモータ駆動手段と、
    前記モータ駆動手段を駆動させるモータ駆動信号を生成するモータ駆動信号発生手段と、
    電源スイッチに対して独立に設けられ、前記モータを起動させるモータ起動ポジションと、前記モータを停止させるモータ停止ポジションとを有すると共に、前記モータ起動ポジションと前記モータ停止ポジションとを切替操作可能な起動・停止信号発生手段とを具備するミシンの安全制御装置において、
    前記起動・停止信号発生手段が前記モータ停止ポジションに設定されている状態で前記電源スイッチが投入されるとき、前記電源スイッチの投入により作動してモータを駆動可能とする作動手段と、
    前記起動・停止信号発生手段が前記モータ起動ポジションに設定されている状態で前記電源スイッチが投入されるとき、前記作動手段が前記モータ駆動信号発生手段を作動させるよりも時間的に速く作動し、前記作動手段の作動を阻止する安全手段とを具備することを特徴とするミシンの安全制御装置。
  2. 請求項1において、前記起動・停止信号発生手段が前記モータ停止ポジションに設定されている状態で前記電源スイッチが投入されるとき、前記作動手段は、前記安全手段よりも時間的に速く作動し、前記安全手段の非作動状態を維持する構成とされていることを特徴とするミシンの安全制御装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記モータ駆動信号発生手段は、モータの回転数に関する基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、モータの回転数に関する基準発振波を生成する基準発振波発生手段と、基準発振波の電圧と基準電圧とを比較して両者間の差に基づいてモータ駆動信号を生成する比較手段とを有することを特徴とするミシンの安全制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記起動・停止信号発生手段は、
    前記起動・停止信号発生手段が前記モータ停止ポジションに設定されているときに開接点となり、且つ、前記起動・停止信号発生手段が前記モータ起動ポジションに設定されているときに閉接点となる第1スイッチと、
    前記第1スイッチの操作と連動し、前記起動・停止信号発生手段が前記モータ停止ポジションに設定されているときに開接点となり、且つ、前記起動・停止信号発生手段が前記モータ起動ポジションに設定されているときに閉接点となる第2スイッチとを有することを特徴とするミシンの安全制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項において、前記作動手段は第1スイッチング素子であり、前記安全手段は第2スイッチング素子であり、前記第1スイッチング素子がオン状態のとき、前記第2スイッチング素子はオフ状態に維持され、且つ、前記第2スイッチング素子がオン状態のとき、前記第1スイッチング素子はオフ状態に維持されることを特徴とするミシンの安全制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014036513A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Nidec Servo Corp モータ駆動装置

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