JP2004271637A - 光ファイバ切断機 - Google Patents

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一美 佐々木
Takeshi Sato
武司 佐藤
Junichi Suzuki
純一 鈴木
Shigeji Horino
成次 堀野
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Abstract

【課題】光ファイバの被覆部の高さが常に同じになるように、上下から光ファイバの被覆部を挟み込んで光ファイバの裸ファイバ部に刃で傷をつけることで裸ファイバ部に安定した傷が付き良好な切断が得られるようにする。
【解決手段】光ファイバ端末の被覆部9Aと被覆を除去した裸ファイバ部9Bをそれぞれ第1クランプ台5、第2クランプ台19の上部に設けられた第1クランプ部7、第2クランプ部21で固定し、その間で刃33を光ファイバ9の長手方向に対して直交した方向へスライドさせて前記裸ファイバ部9Bに傷を付けてから切断する光ファイバ切断機1であって、前記第1クランプ部7の先端部に光ファイバ9の被覆先端部を上下から挟み込むような第3下側クランプ35と第3上側クランプ37を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバ端末の被覆部を除去した裸ファイバ部の1箇所を刃により傷を付けた後に切断する光ファイバ切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを高強度で融着接続等する場合、光ファイバ端末の裸ファイバ部に傷が付かないようにするために、片側を被覆クランプして切断する必要がある。従来よりこのような切断を行う光ファイバ切断機101としては、図10に示されているように、基体103上の左側には被覆部クランプ台105が一体的に設けられている。この被覆部クランプ台105上には被覆部クランプ107が例えば回動して光ファイバ109の端末の被覆部109Aをクランプしたり、アンクランプせしめるように設けられている。
【0003】
前記基体103上の右側には左右方向へ延伸されたガイドレール111が敷設されていて、このガイドレール111に沿って左右方向へスライドするスライダ113が設けられている。このスライダ113上にはクランプ台115が設けられている。このクランプ台115上には裸ファイバ部クランプ117が例えば回動して光ファイバ109の端末の被覆部109Aを除去した裸ファイバ部109Bをクランプしたり、アンクランプせしめるように設けられている。前記基体103上の中央部の右側部分にストッパピン119が上方へ向けて突出して設けられていると共に前記クランプ台115の左側の下部にはストッパ121が下側へ向けて突出して設けられている。
【0004】
前記基体103上のほぼ中央部には図10において紙面に対して直交した方向へ延伸したガイドレール123が敷設されていて、このガイドレール123に沿って紙面に対して直交した方向へスライドするスライダ125が設けられている。このスライダ125上には刃ホルダ127が設けられている。この刃ホルダ127の左側には例えば円形の刃129が取り付けられている。
【0005】
上記構成により、先ず、前処理として光ファイバ109の一端の被覆部109Aを剥がし、裸ファイバ部109Bを露出せしめる。そして、スライダ125を図10において紙面に対して直交した方向の手前へ移動させることにより、刃ホルダ127を手前に操作させる。そして、ガイドレール111に沿って左方向へスライダ113をスライドさせて、ストッパピン119にストッパ121を突き当ててクランプ台115を位置決めする。
【0006】
つぎに、被覆部クランプ107を開放すると共に裸ファイバ部クランプ117も開放する。光ファイバ109の被覆部109Aを被覆部クランプ台105上にセットすると共に裸ファイバ部109Bをクランプ台115上にセットする。被覆部クランプ7を閉じると共に裸ファイバ部クランプ117を閉じる。
【0007】
この状態で、スライダ125を図10において紙面に対して直交した方向の奥側へ移動させることにより、刃127も同方向へスライドして刃129が裸ファイバ部9Bに当たって裸ファイバ部9Bは加傷される。
【0008】
つぎに、クランプ台115が図示省略のスプリングや磁石などの反発力により、裸ファイバ部9Bに張力を与え、裸ファイバ部9Bの加傷部は破断面へと拡大して切断されることになる。
【0009】
【特許文献1】
特開昭61−232404号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平7−80798号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の光ファイバ切断機101では、光ファイバ109の端末の被覆部109Aを被覆部クランプ107でクランプした場合、光ファイバ109の線ぐせにより、光ファイバ109の先端が下向きになったり、上向きになったりすることがある。図11は線ぐせが下向きの状態で光ファイバ109をクランプした場合の状態を、図12は線ぐせが上向きの状態で光ファイバ109をクランプした場合の状態を示した図である。そして、図11に示されているように、光ファイバ109の線ぐせが下向きのままクランプすると、刃129が裸ファイバ部109Bに深く入りやすく、安定した傷を裸ファイバ部109Bに付けることができない。また、図12に示されているように、光ファイバ109の線ぐせが上向きのままクランプすると、刃129が裸ファイバ部109Bにきちんと届かないことがあり、やはり、安定した傷を裸ファイバ部109Bに付けることができない。このように、裸ファイバ部109Bに安定した傷を付けることができないため、良好な切断面が得られない。
【0012】
また、図13または図14に示されているように、被覆部クランプ107をファイバホルダ131で把持してから、被覆部クランプ台105上に載せた場合、ファイバホルダ131の違いにより、被覆部109A側の裸ファイバ部109Bの刃129に対する高さが異なることがある。例えば、ファイバホルダ131の種類が異なることにより光ファイバ109の被覆部109Aの先端の高さが異なる場合や、同じ種類のファイバホルダ131でも寸法のバラツキにより光ファイバ109の被覆部109Aの先端の高さが異なる場合などがある。
【0013】
図13はファイバホルダ131が低く被覆部109A側の裸ファイバ部109Bが低い状態で光ファイバ109の被覆部109Aをクランプした状態を、図14はファイバホルダ131が高く被覆部109A側の裸ファイバ部109Bが低い状態で光ファイバ109の被覆部109Aをクランプした状態を示した図である。そして、図13に示されているように、光ファイバ109の被覆部109Aをクランプすると、刃129が裸ファイバ部109Bに深く入りやすく、安定した傷を裸ファイバ部109Bに付けることができない。また、図14に示されているように、光ファイバ109のの被覆部109Aをクランプすると、刃129が裸ファイバ部109Bにきちんと届かないことがあり、やはり、安定した傷を裸ファイバ部109Bに付けることができない。このように、裸ファイバ部109Bに安定した傷を付けることができないため、良好な切断面が得られない。
【0014】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、光ファイバの被覆部の高さが常に同じになるように、上下から光ファイバの被覆部を挟み込んで光ファイバの裸ファイバ部に刃で傷をつけることで裸ファイバ部に安定した傷が付き良好な切断が得られるようにした光ファイバ切断機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の光ファイバ切断機は、光ファイバ端末の被覆部と被覆を除去した裸ファイバ部をそれぞれ第1クランプ台、第2クランプ台の上部に設けられた第1クランプ部、第2クランプ部で固定し、または、光ファイバ端末の被覆を除去した裸ファイバ部を2カ所それぞれ第1クランプ台、第2クランプ台の上部に設けられた第1クランプ部、第2クランプ部で固定し、その間で刃を光ファイバの長手方向に対して直交した方向へスライドさせて前記裸ファイバ部に傷を付けてから切断する光ファイバ切断機であって、前記第1クランプ部の先端部に光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部を上下から挟み込むような第3下側クランプと第3上側クランプを備えていることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、前記第1クランプ部の先端部に光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部を上下から挟み込むような第3下側クランプと第3上側クランプを備えているから、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の先端部が常時同じ高さになり、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の刃に対する高さが一定になる。その結果、光ファイバの裸ファイバ部に安定した傷が付き、良好な切断面が得られる。
【0017】
請求項2によるこの発明の光ファイバ切断機は、請求項1記載の光ファイバ切断機において、前記第3下側クランプの後部は、前記第1クランプ台に対して前後に可動し、第1クランプ部が開いているときは第3下側クランプの前部と第1クランプ台との間に設けられた弾性体の付勢力により常時下側に押し付けられると共に第1クランプ部が閉じているときは上側に移動するように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、前記第3下側クランプの後部は、前記第1クランプ台に対して前後に可動し、第1クランプ部が開いているときは第3下側クランプの前部と第1クランプ台との間に設けられた弾性体の付勢力により常時下側に押し付けられると共に第1クランプ部が閉じているときは上側に移動するように構成されているから、光ファイバの線ぐせにより光ファイバの裸ファイバ部が下向きになったり、上向きになったりすることがあっても、また、ファイバホルダの違いによっても、被覆部側の裸ファイバ部の刃に対する高さが異なる場合でも、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の先端部が常時同じ高さになり、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の刃に対する高さが一定になる。その結果、光ファイバの裸ファイバ部に安定した傷が付き、良好な切断面が得られる。
【0019】
請求項3によるこの発明の光ファイバ切断機は、請求項1または2記載の光ファイバ切断機において、前記第3下側クランプの上部と第3上側クランプの下部にそれぞれ弾性体が設けられていることを特徴とするものである。
【0020】
したがって、前記第3下側クランプの上部と第3上側クランプの下部にそれぞれ弾性体が設けられているから、弾性体が凹むようになるため、光ファイバの被覆部の径のちょっとした違いでも高さが一定に調整される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1、図2及び図3を参照するに、光ファイバ切断機1としては、立設された基体3を備えており、基体3上の左側には第1クランプ台としての例えば被覆部クランプ台5が一体的に設けられている。この被覆部クランプ台5上には第1クランプ部としての例えば被覆部クランプ7が例えば回動して光ファイバ109の端末の被覆部9Aをクランプしたり、アンクランプせしめるように設けられている。より詳細には、図2及び図3に示されているように、前記被覆部クランプ台5の後側(図2及び図3において右側)には上下方向に延伸した取付プレート11が取り付けられている。この取付プレート11の上部には回転軸13が装着されており、この回転軸13には前記被覆部クランプ7の後部が装着されている。
【0023】
前記基体3上の右側には左右方向へ延伸されたガイドレール15が敷設されていて、このガイドレール15に沿って左右方向へスライドするスライダ17が設けられている。このスライダ17上には第2クランプ台としての例えばクランプ台19が設けられている。このクランプ台19上には第2クランプ部としての例えば裸ファイバ部クランプ21が例えば回動して光ファイバ9の端末の被覆部9Aを除去した裸ファイバ部9Bをクランプしたり、アンクランプせしめるように設けられている。前記基体3上の中央部の右側部分にストッパピン23が上方へ向けて突出して設けられていると共に前記クランプ台19の左側の下部にはストッパ25が下側へ向けて突出して設けられている。
【0024】
前記基体3上のほぼ中央部には図1において紙面に対して直交した方向へ延伸したガイドレール27が敷設されていて、このガイドレール27に沿って紙面に対して直交した方向へスライドするスライダ29が設けられている。このスライダ29上には刃ホルダ31が設けられている。この刃ホルダ31の左側には例えば円形の刃33が取り付けられている。
【0025】
前記被覆部クランプ7の先端部(後端部)には光ファイバ9の被覆部9Aの先端部を上下から挟み込むような第3下側クランプとしての例えば被覆部下側クランプ35と第3上側クランプとしての例えば被覆部上側クランプ37が備えられている。より詳細には、前記被覆部下側クランプ35は、回転軸39を支点として前後に回動するよう設けられている。被覆部下側クランプ35の後部は、前記被覆部クランプ台5に対して前後に可動される。被覆部クランプ7が開いているときは図3に示されているように、被覆部下側クランプ台5の前部と被覆部クランプ台5との間に設けられた弾性体としての例えばスプリング41の付勢力により、被覆部下側クランプ35の後部(図3において右側)が常時下側に押し付けられると共に被覆部クランプ7が閉じているときは、図2に示されているように、被覆部下側クランプ35の後部が上側に移動するように構成されている。前記被覆部下側クランプ35に対応した位置の被覆部クランプ7の下部には被覆部上側クランプ37が設けられている。
【0026】
上記構成により、先ず、前処理として光ファイバ9の一端の被覆部9Aを剥がし、裸ファイバ部9Bを露出せしめる。そして、スライダ29を図1において紙面に対して直交した方向の手前へ移動させることにより、刃ホルダ31を手前に操作させる。そして、ガイドレール15に沿って左方向へスライダ17をスライドさせて、ストッパピン23にストッパ25を突き当ててクランプ台19を位置決めする。
【0027】
つぎに、被覆部クランプ7を図3に示されているように開放すると共に裸ファイバ部クランプ21も開放する。光ファイバ9の被覆部9Aを被覆部クランプ台5上にセットすると共に裸ファイバ部9Bをクランプ台19上にセットする。このとき、被覆部下側クランプ35の後部は図3に示されているようにスプリング41の付勢力により光ファイバ9の被覆部9Aより低くなっている。
【0028】
被覆部クランプ7を軸13を支点として図3において矢印で示したごとく反時計方向へ回動して図2に示したごとく閉じ、同時に、被覆部クランプ7が被覆部下側クランプ35の前部を押すことにより、被覆部下側クランプ35が回転軸39を支点として図2において回転しながら上昇し、光ファイバ9の被覆部9Aの先端部が常時同じ高さになるように、被覆部上側クランプ37とで上下から挟み込む。この状態で裸ファイバ部クランプ21を閉じる。
【0029】
ここで、スライダ29を図1において紙面に対して直交した方向の奥側へ移動させることにより、刃33も同方向へスライドして刃33が裸ファイバ部9Bに当たって裸ファイバ部9Bは加傷される。
【0030】
つぎに、クランプ台19が図示省略のスプリングや磁石などの反発力により、裸ファイバ部9Bに張力を与え、裸ファイバ部9Bの加傷部は破断面へと拡大して切断されることになる。
【0031】
このように、光ファイバ9の被覆部9Aの先端部の高さが常に同じになるように光ファイバ9の被覆部9Aを被覆部下側クランプ35と被覆部上側クランプ37とで上下から挟み込むようになっているため、光ファイバ9の線ぐせにより光ファイバ9の裸ファイバ部9Bが下向きになったり、上向きになったりすることがあっても、光ファイバ9の被覆先端部を常時同じ高さにすることができ、光ファイバ9の被覆先端部の刃33に対する高さを一定にすることができる。その結果、光ファイバ9の裸ファイバ部9Bに安定した傷が付き、良好な切断面を得ることができる。
【0032】
図4および図5には、図1および図2に代わる別の実施の形態が示されている。図4および図5において、図1および図2における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0033】
図4および図5において、被覆部下側クランプ35の上面と被覆部上側クランプ37の下面に、それぞれ弾性体としての例えばゴム43、45が設けられている。その他は上述した例と同じである。
【0034】
上記構成により、光ファイバ9の被覆部9Aの先端部を被覆部下側クランプ35と被覆部上側クランプ37とで挟み込んだとき、ゴム43、45が凹むので光ファイバ9の被覆部9Aの径のちょっとした違いを調整することができる。それ以外の作用並びに効果は上述した例と同じであるから説明を省略する。
【0035】
図6および図7には、図1および図2に代わる別の実施の形態が示されている。図6および図7において、図1および図2における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0036】
図6および図7において、光ファイバ9の被覆部9Aをファイバホルダ47で把持してから、被覆部クランプ台5に載せた場合、ファイバホルダ47の違いにより、被覆側ファイバの刃33に対する高さが異なる。
【0037】
図8にはファイバホルダ47が低く被覆側ファイバが刃33より低い状態で光ファイバ9の被覆部9Aをクランプした場合が、図9にはファイバホルダ47が高く被覆側ファイバが刃33より高い状態で光ファイバ9の被覆部9Aをクランプした場合が示されている。いずれにおいても、被覆部下側クランプ35と被覆部上側クランプ37とで挟み込むことで光ファイバ9の被覆部9Aの先端を常時同じ高さにすることができる。それ以外の作用並びに効果は上述した例と同じであるから説明を省略する。
【0038】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。上述した実施の形態では、光ファイバ端末の被覆部9Aと被覆を除去した裸ファイバ部9Bをそれぞれ第1クランプ台5、第2クランプ台19の上部に設けられた第1クランプ部7、第2クランプ部21で固定し、その間で刃33を光ファイバ9の長手方向に対して直交した方向へスライドさせて前記裸ファイバ部9Bに傷を付けてから切断する光ファイバ切断機1について説明したが、光ファイバ端末の被覆を除去した裸ファイバ部9Bを2カ所それぞれ第1クランプ台5、第2クランプ台19の上部に設けられた第1クランプ部7、第2クランプ部21で固定し、その間で刃33を光ファイバ9の長手方向に対して直交した方向へスライドさせて前記裸ファイバ部9Bに傷を付けてから切断する光ファイバ切断機1でも対応可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、第1クランプ部の先端部に光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部を上下から挟み込むような第3下側クランプと第3上側クランプを備えているから、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の先端部を常時同じ高さにすることができ、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の刃に対する高さを一定にすることができる。その結果、光ファイバの裸ファイバ部に安定した傷が付き、良好な切断面を得ることができる。
【0040】
請求項2の発明によれば、前記第3下側クランプの後部は、前記第1クランプ台に対して前後に可動し、第1クランプ部が開いているときは第3下側クランプの前部と第1クランプ台との間に設けられた弾性体の付勢力により常時下側に押し付けられると共に第1クランプ部が閉じているときは上側に移動するように構成されているから、光ファイバの線ぐせにより光ファイバの裸ファイバ部が下向きになったり、上向きになったりすることがあっても、また、ファイバホルダの違いによっても、被覆部側の裸ファイバ部の刃に対する高さが異なる場合でも、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の先端部を常時同じ高さにすることができ、光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部の刃に対する高さを一定にすることができる。その結果、光ファイバの裸ファイバ部に安定した傷が付き、良好な切断面を得ることができる。
【0041】
請求項3の発明によれば、前記第3下側クランプの上部と第3上側クランプの下部にそれぞれ弾性体が設けられているから、弾性体が凹むようになるため、光ファイバの被覆部の径のちよっとした違いでも高さを一定に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバ切断機の正面図である。
【図2】図1における側面図であり、被覆部クランプが閉じた状態を示した図である。
【図3】図1における側面図であり、被覆部クランプが開いた状態を示した図である。
【図4】この発明の別の光ファイバ切断機の正面図である。
【図5】図4における側面図であり、被覆部クランプが閉じた状態を示した図である。
【図6】この発明の他の光ファイバ切断機の正面図である。
【図7】図6における側面図であり、被覆部クランプが閉じた状態を示した図である。
【図8】ファイバホルダが低く被覆側ファイバが刃より低い状態で光ファイバの被覆部をクランプした場合を示した光ファイバ切断機の側面図である。
【図9】ファイバホルダが高く被覆側ファイバが刃より高い状態で光ファイバの被覆部をクランプした場合を示した光ファイバ切断機の側面図である。
【図10】従来の光ファイバ切断機の正面図である。
【図11】線ぐせが下向きの状態で光ファイバをクランプした場合の従来の光ファイバ切断機の正面図である。
【図12】線ぐせが上向きの状態で光ファイバをクランプした場合の従来の光ファイバ切断機の正面図である。
【図13】ファイバホルダが低く被覆部側の裸ファイバ部が低い状態で光ファイバの被覆部をクランプした状態の従来の光ファイバ切断機の正面図である。
【図14】ファイバホルダが高く被覆部側の裸ファイバ部が低い状態で光ファイバの被覆部をクランプした状態の従来の光ファイバ切断機の正面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ切断機
3 基体
5 被覆部クランプ台(第1クランプ台)
7 被覆部クランプ(第1クランプ)
9 光ファイバ
9A 被覆部
9B 裸ファイバ部
11 取付プレート
13 回転軸
15 ガイドレール
17 スライダ
19 クランプ台(第2クランプ台)
21 裸ファイバ部クランプ(第2クランプ)
23 ストッパピン
25 ストッパ
27 ガイドレール
29 スライダ
31 刃ホルダ
33 刃
35 被覆部下側クランプ(第3下側クランプ)
37 被覆部上側クランプ(第3上側クランプ)
39 回転軸
41 スプリング(弾性体)
43、45 ゴム(弾性体)
47 ファイバホルダ

Claims (3)

  1. 光ファイバ端末の被覆部と被覆を除去した裸ファイバ部をそれぞれ第1クランプ台、第2クランプ台の上部に設けられた第1クランプ部、第2クランプ部で固定し、または、光ファイバ端末の被覆を除去した裸ファイバ部を2カ所それぞれ第1クランプ台、第2クランプ台の上部に設けられた第1クランプ部、第2クランプ部で固定し、その間で刃を光ファイバの長手方向に対して直交した方向へスライドさせて前記裸ファイバ部に傷を付けてから切断する光ファイバ切断機であって、前記第1クランプ部の先端部に光ファイバの被覆先端部または裸ファイバ部を上下から挟み込むような第3下側クランプと第3上側クランプを備えていることを特徴とする光ファイバ切断機。
  2. 前記第3下側クランプの後部は、前記第1クランプ台に対して前後に可動し、第1クランプ部が開いているときは第3下側クランプの前部と第1クランプ台との間に設けられた弾性体の付勢力により常時下側に押し付けられると共に第1クランプ部が閉じているときは上側に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ切断機。
  3. 前記第3下側クランプの上部と第3上側クランプの下部にそれぞれ弾性体が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の光ファイバ切断機。
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