JP4303213B2 - 光ファイバ保持装置及び前記光ファイバ保持装置を用いた光ファイバカッタ - Google Patents

光ファイバ保持装置及び前記光ファイバ保持装置を用いた光ファイバカッタ Download PDF

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Description

この発明は、光ファイバ保持装置及び前記光ファイバ保持装置を用いた光ファイバカッタに関し、特に光ファイバの接続等の際に光ファイバを良好な端面に切断するために前記光ファイバを保持する光ファイバ保持装置及び前記光ファイバ保持装置を用いた光ファイバカッタに関する。
光ファイバ素線や光ファイバ心線や光ファイバテープ心線など(この実施の形態では、「光ファイバ」という)の裸光ファイバを融着接続する光ファイバの融着接続作業には、光ファイバの被覆樹脂を除去して裸光ファイバを露出した後に、前記裸光ファイバを切断してその切断端面を鏡面にする工程がある。そして、前記裸光ファイバの切断端面の鏡面が突き合わされて融着接続されるのである。
図12(A),(B)及び図13を参照するに、上記の光ファイバ切断には光ファイバカッタ101の専用工具が用いられており、この従来の光ファイバカッタ101としては、装置本体である基台103と、この基台103の一端側に回転軸105Aを有するヒンジ部105を介して回動自在に設けて前記基台103と互いに接近、離反可能に設けたクランプレバー107が設けられている。また、基台103とクランプレバー107の互いに対向する対向面103A,107Aの先端側には、図13(A)に示されているように、光ファイバ109の被覆樹脂を除去して露出した裸光ファイバ111を2箇所でクランプするための光ファイバ保持装置113と、この光ファイバ保持装置113により2箇所でクランプされた間の裸光ファイバ111の表面に傷を付ける切断刃115と、傷付けられた裸光ファイバ111の傷の反対側表面を押す図示しない曲げ付与部が備えられている。上記の各部材はそれぞれ基台103とクランプレバー107に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
なお、上記の基台103とクランプレバー107はヒンジ部105に設けた図示しないスプリングにより図12(A)に示されているように開く方向に常時付勢されている。
なお、上記の光ファイバ保持装置113は、図12(B)に示されているように裸光ファイバ111の先端側を保持する先端側クランプ部117と裸光ファイバ111の根元側を保持する根元側クランプ部119とからなる。また、先端側クランプ部117は、クランプレバー107の対向面107Aに設けた先端側上部クランパ117Aと、基台103の対向面103Aに設けた先端側下部クランパ117Bと、で構成されている。一方、根元側クランプ部119は、クランプレバー107の対向面107Aに設けた根元側上部クランパ119Aと、基台103の対向面103Aに設けた根元側下部クランパ119Bと、で構成されている。
また、各クランパ117A,117B,119A,119Bは、後端側にフランジ部121を備えて先端側に突出部123を備えた金属製の台部125と、この台部125の突出部123の先端面に硬質ゴムなどの緩衝材127が嵌め込まれて構成されている。そして、先端側上部クランパ117Aと先端側下部クランパ117Bは各緩衝材127が突き合わされるように対称に配置され、根元側上部クランパ119Aと根元側下部クランパ119Bは各緩衝材127が突き合わされるように対称に配置される。
さらに、上記の先端側上部クランパ117Aと根元側上部クランパ119Aは、クランプレバー107の対向面に固定された箱形形状の上部クランプ保持ボックス129の内部に保持されており、各台部125の突出部123が上部クランプ保持ボックス129の下面に設けた穴部131に摺動自在に挿通されて下方へ突出すると共にそれぞれスプリング133,135により常時下方へ付勢されている。加えて、先端側上部クランパ117Aと根元側上部クランパ119Aはそれぞれフランジ部121の下面が上部クランプ保持ボックス129の内部の突当て基準面137に突き当たって位置決めされている。
また、上記の切断刃115は、図13(A)に示されているように、先端側下部クランパ117Bと根元側下部クランパ119Bの間に、前記クランプされた裸光ファイバ111の長手方向と直交する方向にスライド自在に設けられている。
したがって、前記光ファイバカッタ101を用いて光ファイバ切断が行われるには、まず、光ファイバ109の端末部に露出した裸光ファイバ111が先端側下部クランパ117Bと根元側下部クランパ119Bの上に架け渡すように載せられ、光ファイバ109の被覆樹脂の部分が図13(A)に示されている光ファイバ把持部材139により把持固定される。次いで、クランプレバー107を閉じることによって先端側下部クランパ117Bと根元側下部クランパ119Bの対称構造の先端側上部クランパ117Aと根元側上部クランパ119Aで上から挟み込まれて前記裸光ファイバ111が各スプリング133,135による一定の付勢力で保持される。
次いで、円形の切断刃115により裸光ファイバ111の下方表面に初期傷が付けられる。続いて、裸光ファイバ111の初期傷の反対側表面が曲げ付与部で押されて裸光ファイバ111に曲げが与えられることにより、初期傷が進展して裸光ファイバ111が鏡面に切断される。この時、光ファイバ保持装置113で保持された裸光ファイバ111にかかる張力が安定していないと、裸光ファイバ111を良好な端面で切断できないことがある。
特開2001−133633号公報
ところで、従来の光ファイバカッタ101の光ファイバ保持装置113においては、2箇所の各クランパ117A,117B,119A,119Bで裸光ファイバ111の根元側、先端側を保持するタイミングを制御していないので、光ファイバ保持装置113を構成する各部材の寸法のバラツキによっては、各クランパ117A,117B,119A,119Bで裸光ファイバ111を保持するタイミングが、(1)先端側をクランプしてから根元側をクランプする場合と、(2)根元側をクランプしてから先端側をクランプする場合と、(3)先端側と根元側を同時にクランプする場合との3パターンになる。換言すれば、先端側上部クランパ117Aと根元側上部クランパ119Aの下降するタイミングが、光ファイバ保持装置113を構成する各部材の寸法のバラツキにより上記の3パターンに変化することになる。
その結果、上記の3パターンの裸光ファイバ111を保持するタイミングでは、裸光ファイバ111の高さと、先端側及び根元側下部クランパ117B,119Bの高さとがずれた場合、先端側クランプ部117と根元側クランプ部119との間の裸光ファイバ111にかかる張力が変化してしまうことがあり、その結果、切断後の端面精度が安定しなくなってしまうという問題点があった。
例えば、図13(A)に示されているように、光ファイバ把持部材139により把持固定された光ファイバ109の裸光ファイバ111の高さが先端側及び根元側下部クランパ117B,119Bの高さと同じである場合、裸光ファイバ111を保持するタイミングが図13(B),(C)に示されているように、前述した(1)先端側をクランプしてから根元側をクランプするとき、図13(C)における先端側クランプ部117と根元側クランプ部119との間の裸光ファイバ111にかかる張力は、根元側クランプ部119でクランプされる前の図13(B)における状態の裸光ファイバ111にかかる張力と同じである。
しかし、図14(A)に示されているように、光ファイバ把持部材139により把持固定された光ファイバ109の裸光ファイバ111の高さが先端側及び根元側下部クランパ117B,119Bの高さより高い位置にある場合、裸光ファイバ111を保持するタイミングが図14(B),(C)に示されているように、前述した(1)先端側をクランプしてから根元側をクランプするとき、図14(C)における先端側クランプ部117と根元側クランプ部119との間の裸光ファイバ111にかかる張力は、根元側クランプ部119でクランプされる前の図14(B)における状態の裸光ファイバ111にかかる張力より大きくなる。つまり、根元側クランプ部119でクランプされるときに、裸光ファイバ111の高さと先端側及び根元側下部クランパ117B,119Bの高さの差の分だけ裸光ファイバ111が引っ張られることになるためである。
したがって、裸光ファイバ111を保持するタイミングが(1)先端側をクランプしてから根元側をクランプするときは、図13の場合と図14の場合とでは、先端側クランプ部117と根元側クランプ部119との間の裸光ファイバ111にかかる張力は、図13の場合より図14の場合の方が強くなる。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の光ファイバ保持装置は、光ファイバの先端側を把持する先端側上部クランパと先端側下部クランパとからなる先端側クランプ部と、
前記光ファイバの後端側を把持する後端側上部クランパと後端側下部クランパとからなる後端側クランプ部と、
前記先端側下部クランパと後端側下部クランパとの高さ位置に対して先端側上部クランパより後端側上部クランパの方が先に後端側下部クランパとの間で前記光ファイバをクランプすべく前記先端側上部クランパと後端側上部クランパとを保持する上部クランプ保持部と、
で構成されており、
前記上部クランプ保持部に、前記先端側上部クランパを突き当てて前記先端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする先端側突当て基準面と、前記後端側上部クランパを突き当てて前記後端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする後端側突当て基準面と、を設けると共に、前記先端側上部クランパ及び後端側上部クランパをそれぞれ前記各突当て基準面に突き当てるべく常時付勢し、前記後端側突当て基準面を前記先端側突当て基準面より下方に位置せしめて構成していることを特徴とするものである。
この発明の光ファイバ保持装置は、前記光ファイバ保持装置において、先端側クランプ部及び後端側クランプ部で前記光ファイバを把持する前に、前記後端側クランプ部より後端側で前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側下部クランパ及び後端側下部クランパの高さ位置に調整する高さ調整用上部クランパと高さ調整用下部クランパとからなる高さ調整用クランプ部と、を備えていることが好ましい。
この発明の光ファイバカッタは、光ファイバの先端側を把持する先端側上部クランパと先端側下部クランパとからなる先端側クランプ部と、
前記光ファイバの後端側を把持する後端側上部クランパと後端側下部クランパとからなる後端側クランプ部と、
前記先端側下部クランパと後端側下部クランパとの高さ位置に対して先端側上部クランパより後端側上部クランパの方が先に後端側下部クランパとの間で前記光ファイバをクランプすべく前記先端側上部クランパと後端側上部クランパとを保持する上部クランプ保持部と、
前記先端側クランプ部と後端側クランプ部とでクランプされた光ファイバを切断する切断刃と、
で構成されており、
前記上部クランプ保持部に、前記先端側上部クランパを突き当てて前記先端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする先端側突当て基準面と、前記後端側上部クランパを突き当てて前記後端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする後端側突当て基準面と、を設けると共に、前記先端側上部クランパ及び後端側上部クランパをそれぞれ前記各突当て基準面に突き当てるべく常時付勢し、前記後端側突当て基準面を前記先端側突当て基準面より下方に位置せしめて構成していることを特徴とするものである。
この発明の光ファイバカッタは、前記光ファイバカッタにおいて、前記先端側及び後端側クランプ部で前記光ファイバを把持する前に、前記後端側クランプ部より後端側で前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側下部クランパ及び後端側下部クランパの高さ位置に調整する高さ調整用上部クランパと高さ調整用下部クランパとからなる高さ調整用クランプ部と、
前記先端側クランプ部と後端側クランプ部とでクランプされた光ファイバを切断する切断刃と、を備えていることが好ましい。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の光ファイバ保持装置によれば、上部クランプ保持部が下降するときは、必ず後端側上部クランパと後端側下部クランパで光ファイバを把持してから、次いで先端側上部クランパと先端側下部クランパで光ファイバを把持することになる。したがって、把持される前の光ファイバの高さが先端側及び後端側下部クランパの高さより高くても同じであっても、先端側クランプ部と後端側クランプ部との間の光ファイバにかかる張力は確実に同じにできる。その結果、切断後の光ファイバの端面精度が安定するので、後工程の光ファイバの融着接続工程で良好な高品質の融着接続を行うことに寄与できる。
また、この発明の光ファイバ保持装置によれば、光ファイバが先端側及び後端側クランプ部で把持される前に、後端側クランプ部より後端側で高さ調整用クランプ部により前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側下部クランパ及び後端側下部クランパの高さ位置に調整するので、その後に光ファイバが先端側クランプ部及び後端側クランプ部で把持される際に前記光ファイバが先端側あるいは後端側のどちらの側から先に把持されても同じ張力で把持できる。その結果、切断後の光ファイバの端面精度が安定するので、後工程の光ファイバの融着接続工程で良好な高品質の融着接続を行うことに寄与できる。
この発明の光ファイバカッタによれば、上部クランプ保持部が下降するときは、必ず後端側上部クランパと後端側下部クランパで光ファイバを把持してから、次いで先端側上部クランパと先端側下部クランパで光ファイバを把持することになる。したがって、把持される前の光ファイバの高さが先端側及び後端側下部クランパの高さより高くても同じであっても、先端側クランプ部と後端側クランプ部との間の光ファイバにかかる張力は確実に同じにできる。この状態で光ファイバを切断刃で切断するので光ファイバの切断端面精度を安定させることができ、後工程の光ファイバの融着接続工程で良好な高品質の融着接続を行うことに寄与できる。
この発明の光ファイバカッタによれば、光ファイバが先端側及び後端側クランプ部で把持される前に、後端側クランプ部より後端側で高さ調整用クランプ部により前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側及び後端側下部クランパの高さ位置に調整するので、その後に光ファイバが先端側及び後端側クランプ部で把持される際に前記光ファイバが先端側あるいは後端側のどちらの側から先に把持されても同じ張力で把持できる。この状態で光ファイバを切断刃で切断するので光ファイバの切断端面精度を安定させることができ、後工程の光ファイバの融着接続工程で良好な高品質の融着接続を行うことに寄与できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態では、裸光ファイバ、光ファイバ素線、光ファイバ心線、光ファイバテープ心線などを「光ファイバ」と称している。上記の光ファイバとしては、1本の光ファイバ心線であってもあるいは複数の光ファイバ素線を一括被覆樹脂でテープ化して構成される光ファイバテープ心線であっても、あるいは光ファイバ素線であっても構わないが、この実施の形態では1本の光ファイバ心線を用いて説明している。
図1(A),(B)及び図2を参照するに、この実施の形態に係る光ファイバカッタ1は、装置本体である基台3と、この基台3の一端側に回転軸5Aを有するヒンジ部5を介して回動自在に設けて前記基台3と互いに接近、離反可能に設けたクランプレバー7が設けられている。また、基台3とクランプレバー7の互いに対向する対向面3A,7Aの先端側には、光ファイバとしての例えば光ファイバ心線9の被覆樹脂を除去して露出した光ファイバとしての例えば裸光ファイバ21を2箇所でクランプするための光ファイバ保持装置11と、で構成されており、さらに、図8に示されているように前記光ファイバ保持装置11により2箇所でクランプされた間の裸光ファイバ21の表面に傷を付ける切断刃13と、傷付けられた裸光ファイバの傷の反対側表面を押す曲げ付与部15が備えられている。
なお、上記の基台3とクランプレバー7はヒンジ部5に設けた図示しないスプリングにより図1(A)に示されているように開く方向に常時付勢されている。
なお、作業者が基台3とクランプレバー7を把持して閉じるように押圧力をかけたときに基台3とクランプレバー7の回動動作を停止せしめる図示しないストッパ部が基台3とクランプレバー7の先端部に設けられている。
図3を参照するに、光ファイバ心線9の構成は、光ファイバ素線17と、この光ファイバ素線17の外周を例えば被覆樹脂19で被覆して構成されている。なお、前記光ファイバ素線17は、一般にガラス(石英)からなる裸光ファイバ21の外周が一又は複数層からなる被覆樹脂、例えばUV硬化樹脂23で被覆されて構成されている。
また、この発明の実施の形態の主要部を構成する光ファイバ保持装置11は、図1(B)に示されているように、光ファイバ心線9の被覆樹脂19及びUV硬化樹脂23を除去して露出した光ファイバとしての例えば裸光ファイバ21の先端側を保持する先端側クランプ部25と裸光ファイバ21の根元側(後端側)を保持する後端側クランプ部としての例えば根元側クランプ部27とからなる。また、先端側クランプ部25は、クランプレバー7の対向面7Aに設けた先端側上部クランパ25Aと、基台3の対向面3Aに設けた先端側下部クランパ25Bと、で構成されている。一方、根元側クランプ部27は、クランプレバー7の対向面7Aに設けた後端側上部クランパとしての例えば根元側上部クランパ27Aと、基台3の対向面3Aに設けた後端側下部クランパとしての例えば根元側下部クランパ27Bと、で構成されている。
また、各クランパ25A,25B,27A,27Bは、後端側にフランジ部29を備えて先端側に突出部31を備えた金属製の台部33と、この台部33の突出部31の先端面に裸光ファイバ21を傷付けることのないような硬質ゴムなどの緩衝材35が嵌め込まれて構成されている。そして、先端側上部クランパ25Aと先端側下部クランパ25Bは各緩衝材35が突き合わされるように対称に配置され、根元側上部クランパ27Aと根元側下部クランパ27Bは各緩衝材35が突き合わされるように対称に配置される。
さらに、上記の先端側上部クランパ25Aと根元側上部クランパ27Aは、クランプレバー7の対向面7Aに固定された箱形形状の上部クランプ保持部としての例えば上部クランプ保持ボックス37の内部に保持されており、各台部33の突出部31が上部クランプ保持ボックス37の下面に設けた穴部39に摺動自在に挿通されて下方へ突出すると共にそれぞれスプリング41,43により常時下方へ付勢されている。加えて、先端側上部クランパ25Aはフランジ部29の下面が上部クランプ保持ボックス37の内部に設けた先端側突当て基準面45に突き当たって高さ位置が位置決めされており、根元側上部クランパ27Aはフランジ部29の下面が上部クランプ保持ボックス37の内部に設けた後端側突当て基準面47に突き当たって高さ位置が位置決めされている。
上部クランプ保持ボックス37の各突当て基準面45,47は、図1(B)に示されているように、上部クランプ保持ボックス37の内部の下面に段付部49が形成されており、根元側上部クランパ27Aの後端側突当て基準面47が先端側上部クランパ25Aの先端側突当て基準面45より下方に位置するように構成されている。したがって、先端側上部クランパ25Aと根元側上部クランパ27Aはほぼ同じ寸法で形成されているので、先端側上部クランパ25Aと根元側上部クランパ27Aは各スプリング41,43により根元側上部クランパ27Aの先端面が先端側上部クランパ25Aの先端面より下方に位置するように常時付勢されることになる。
また、上記の先端側下部クランパ25Bと根元側下部クランパ27Bは、基台3の対向面3Aに配置、固定されている。
上記構成により、クランプレバー7が下方へ押圧されて上部クランプ保持ボックス37が下降するときは、必ず根元側上部クランパ27Aの先端面が根元側下部クランパ27Bの先端面に当接してから、次いで先端側上部クランパ25Aの先端面が先端側下部クランパ25Bの先端面に当接することになる。
より詳しく説明すると、クランプレバー7が基台3から離反している状態では、図4(B)の光ファイバ保持装置11の正面断面図に示されているように、上部クランプ保持ボックス37の根元側上部クランパ27Aの先端面が先端側上部クランパ25Aの先端面より下方に位置している。なお、図4(A)は図4(B)における根元側上部クランパ27Aの側面から視た状態を示すもので、図4(C)は図4(B)における先端側上部クランパ25Aの側面から視た状態を示すものである。
クランプレバー7が下方へ押圧されて上記の図4(B)の状態から下降すると、図5(B)の光ファイバ保持装置11の正面断面図に示されているように、上部クランプ保持ボックス37の根元側上部クランパ27Aの先端面が根元側下部クランパ27Bの先端面に当接する。このとき、先端側上部クランパ25Aの先端面と先端側下部クランパ25Bの先端面とは間隙Gがある。なお、図5(A)は図5(B)における根元側上部クランパ27Aの側面から視た状態を示すもので、図5(C)は図5(B)における先端側上部クランパ25Aの側面から視た状態を示すものである。
さらにクランプレバー7が下方へ押圧されて上記の図5(B)の状態からさらに下降すると、図6(B)の光ファイバ保持装置11の正面断面図に示されているように、根元側上部クランパ27Aが図6(A)に示されているように根元側下部クランパ27Bの先端面に当接したままスプリング41の付勢力に抗して上部クランプ保持ボックス37の内部で相対的に上昇することになる。つまり、根元側上部クランパ27Aのフランジ部29が上部クランプ保持ボックス37の突き当て基準面47から離れて間隙Sが生じてくる。一方、先端側上部クランパ25Aの先端面が先端側下部クランパ25Bの先端面に当接することになる。
なお、図6(A)は図6(B)における根元側上部クランパ27Aの側面から視た状態を示すもので、図6(C)は図6(B)における先端側上部クランパ25Aの側面から視た状態を示すものである。
図7及び図8を参照するに、光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の露出部の近くの被覆樹脂19を把持する光ファイバ把持部材51が基台3に設けられている。
また、上記の切断刃13は円形状の刃であり、図8に示されているように切断刃支持部材53に回転自在に軸承されて支持されており、前記切断刃支持部材53は先端側下部クランパ25Bと根元側下部クランパ27Bの間に、先端側及び根元側クランプ部25,27でクランプされた裸光ファイバ21の長手方向に対して直交する方向に、図7において左右方向(図8の紙面に垂直方向)に移動するように図示しないスライドガイドを介して基台3にスライド自在に設けられている。したがって、先端側及び根元側クランプ部25,27の間でクランプされた裸光ファイバ21の表面下方部分が切断刃13で傷付けられるように構成されている。
また、クランプレバー7には、曲げ付与部15が先端側上部クランパ25Aと根元側上部クランパ27Aの間に設けられており、前記曲げ付与部15は上記の切断刃13で傷付けられた裸光ファイバ21の表面上方部分を下方へ押して前記裸光ファイバ21に曲げを付与するように上下動可能に設けられている。例えば、上部クランプ保持ボックス37には、図1(B)に示されているように上下に貫通する貫通穴37Aが設けられており、曲げ付与部15は前記貫通穴37Aを挿通可能に設けられている。なお、曲げ付与部15の先端は裸光ファイバ21を傷付けないような硬質ゴムなどの材質で形成されている。
上記構成により、光ファイバの融着接続作業を行う際に光ファイバカッタ1を用いて光ファイバ切断が行われるには、まず、光ファイバ心線9の端末部の被覆樹脂19,23が除去されて裸光ファイバ21が露出されてから、図1(A)に示されているように光ファイバカッタ1のクランプレバー7を基台3から開放した状態にされる。
光ファイバ心線9の端末部に露出した裸光ファイバ21が先端側下部クランパ25Bと根元側下部クランパ27Bの上に架け渡すように載せられ、図8に示されているように光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の露出部の近くの被覆樹脂の部分が光ファイバ把持部材51により把持固定される。
次いで、基台3とクランプレバー7を把持してヒンジ部5に設けたスプリングの付勢力に抗してクランプレバー7を閉じるように押圧力をかけると、図2に示されているように基台3とクランプレバー7が図示しないストッパ部で停止する。このとき、光ファイバ把持部材51で把持された光ファイバ心線9の裸光ファイバ21は、前述したように必ず根元側クランプ部27により、すなわち根元側上部クランパ27Aと根元側下部クランパ27Bにより緩衝材35の部分でクランプされてから、次いで先端側クランプ部25により、すなわち先端側上部クランパ25Aと先端側下部クランパ25Bにより緩衝材35の部分でクランプされて前記裸光ファイバ21の長手方向の2箇所が各スプリング41,43 による一定の付勢力で保持されることになる。
したがって、例えば、図9(A)に示されているように、光ファイバ把持部材51により把持固定された光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の高さが先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bの高さと同じである場合、裸光ファイバ21を保持するタイミングが図9(B),(C)に示されているように、根元側をクランプしてから先端側をクランプするので、図9(C)における先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21にかかる張力は、根元側クランプ部27でクランプされる前の図9(B)における状態の裸光ファイバ21にかかる張力と同じである。
一方、図10(A)に示されているように、光ファイバ把持部材51により把持固定された光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の高さが先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bの高さより高い位置にある場合、裸光ファイバ21を保持するタイミングが図10(B),(C)に示されているように、根元側をクランプしてから先端側をクランプするので、裸光ファイバ21が根元側クランプ部27でクランプされるときに、裸光ファイバ21の高さが先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bの高さと同じになる。この状態で裸光ファイバ21の先端側が先端側クランプ部25でクランプされるので、図9(C)における先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21にかかる張力は、根元側クランプ部27でクランプされる前の図9(B)における状態の裸光ファイバ21にかかる張力と同じである。
したがって、図9の場合と図10の場合のいずれであっても、先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21にかかる張力は確実に同じになる。その結果、切断後の裸光ファイバ21の端面精度が安定するので、後工程の光ファイバの融着接続工程で良好な高品質の融着接続を行うことに寄与できる。
作業者は円形状の切断刃13を図示しないスライドガイドを介して図7において左側の実線の状態から右側の二点鎖線の状態へと右方向へ移動させて円形状の切断刃13を回転させることによって、先端側クランプ部25と根元側クランプ部27でクランプされた裸光ファイバ21の表面下方部分が切断刃13で傷付けられる。その後、曲げ付与部15を下方へ作動させて、上記の切断刃13で傷付けられた裸光ファイバ21の表面上方部分を下方へ押して前記裸光ファイバ21に曲げを付与する。これによって、前記裸光ファイバ21は傷を外側にして曲げられて切断され、その切断端面が鏡面に形成される。
次に、この発明の他の実施の形態の光ファイバ保持装置55及びこの光ファイバ保持装置55を用いた光ファイバカッタ57について図面を参照して説明する。なお、前述した実施の形態の光ファイバカッタ1とほぼ同様であるので、異なる部分のみを説明し、同様の部材は同符号を付して詳しい説明は省略する。
図11(A)を参照するに、光ファイバ保持装置55としては、従来と同様の構造の光ファイバ保持装置59に加えて前記光ファイバ保持装置59より根元側の裸光ファイバ21の高さを調整するための高さ調整用クランプ装置61が設けられている。
すなわち、従来と同様の光ファイバ保持装置59は、図11(A)に示されているように裸光ファイバ21の先端側を保持する先端側クランプ部25と裸光ファイバ21の根元側を保持する根元側クランプ部27とからなる。また、先端側クランプ部25は、クランプレバー7の対向面7Aに設けた先端側上部クランパ25Aと、基台3の対向面3Aに設けた先端側下部クランパ25Bと、で構成されている。一方、根元側クランプ部27は、クランプレバー7の対向面7Aに設けた根元側上部クランパ27Aと、基台3の対向面3Aに設けた根元側下部クランパ27Bと、で構成されている。
上記の先端側上部クランパ25Aと根元側上部クランパ27Aは、クランプレバー7の対向面7Aに固定された箱形形状の上部クランプ保持ボックス37の内部に保持されており、各台部33の突出部31が上部クランプ保持ボックス37の下面に設けた穴部39に摺動自在に挿通されて下方へ突出すると共にそれぞれスプリング41,43により常時下方へ付勢されている。
加えて、先端側上部クランパ25Aはフランジ部29の下面が上部クランプ保持ボックス37の内部に設けた先端側突当て基準面63に突き当たって高さ位置が位置決めされており、根元側上部クランパ27Aはフランジ部29の下面が上部クランプ保持ボックス37の内部に設けた後端側突当て基準面65に突き当たって高さ位置が位置決めされている。なお、上部クランプ保持ボックス37の内部には前述した実施の形態の段付部49が設けられておらず、上記の各突当て基準面65,67は同じ高さ位置である。
また、高さ調整用クランプ装置61としては、高さ調整用下部クランパ61Bが前記先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bと同じ高さ位置の基台3の対向面3Aに設けられており、前記高さ調整用下部クランパ61Bの先端面との間で裸光ファイバ21の根元側をクランプするための高さ調整用上部クランパ61Aが、前述したクランプレバー7と同様の構造で前記基台3にヒンジ機構を介して回動自在に設けた図示しない第2クランプレバーの対向面に設けられている。
なお、先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21を切断するための切断刃13と曲げ付与部15は、前述した実施の形態と同様の構成である。
上記構成により、光ファイバ切断が行われる際に、光ファイバ心線9の端末部に露出した裸光ファイバ21が先端側下部クランパ25Bと根元側下部クランパ27Bの上に架け渡すように載せられ、図11(A)に示されているように光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の露出部の近くの被覆樹脂の部分が光ファイバ把持部材51により把持固定される。
次いで、図示しない第2クランプレバーを閉じるように回動させて、図11(B)に示されているように、高さ調整用クランプ装置61により光ファイバ把持部材51で把持された光ファイバ心線9の裸光ファイバ21の根元側をクランプする。すなわち、光ファイバ保持装置59で裸光ファイバ21を保持する前に、高さ調整用上部クランパ61Aが下降して、高さ調整用上部クランパ61Aと高さ調整用下部クランパ61Bとの間でクランプされるので、図11(A)に示されているように、裸光ファイバ21の高さが先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bの高さより高い位置にある場合であっても、裸光ファイバ21の高さが先端側及び根元側下部クランパ25B,27Bの高さと同じに調整される。
この状態であれば、たとえ従来と同様の光ファイバ保持装置59で裸光ファイバ21が保持されるために、光ファイバ保持装置59を構成する各部材の寸法のバラツキによって、各クランパで裸光ファイバ21を保持するタイミングが、(1)先端側をクランプしてから根元側をクランプする場合と、(2)根元側をクランプしてから先端側をクランプする場合と、(3)先端側と根元側を同時にクランプする場合との3パターンになったとしても、先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21にかかる張力はいずれの場合も同じになる。
例えば、図11(C)に示されているように、裸光ファイバ21の根元側がクランプされてから先端側がクランプされても、図11(D)に示されているように、裸光ファイバ21の先端側がクランプされてから根元側がクランプされても、図11(E)における先端側クランプ部25と根元側クランプ部27との間の裸光ファイバ21にかかる張力は同じで一定となり、前述した実施の形態の場合と同様の効果を得る。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
この実施の形態では裸光ファイバ21が光ファイバ保持装置11、55で保持される場合を例にとって説明したが、裸光ファイバ21ではなく他の光ファイバの被覆樹脂の部分が把持される場合にも適用される。例えば、光ファイバの被覆樹脂の断面状態を確認するために光ファイバを切断する場合は、光ファイバの被覆樹脂の部分が光ファイバ保持装置11、55で保持される構成となる。
(A)はこの発明の実施の形態の光ファイバカッタにおいて基台部とクランプレバーが開いた状態を示す概略的な正面図で、(B)は(A)の矢視IB−IB線の断面図である。 図1(A)の光ファイバカッタにおいて基台部とクランプレバーが開いた状態を示す概略的な正面図である。 光ファイバ心線の断面図である。 (A)は(B)における根元側上部クランパの側面から視た状態図で、(B)はクランプレバーが開いたときの光ファイバ保持装置の正面断面図で、(C)は(B)における先端側上部クランパの側面から視た状態図である。 (A)は(B)における根元側上部クランパの側面から視た状態図で、(B)はクランプレバーが閉じる過程の光ファイバ保持装置の正面断面図で、(C)は(B)における先端側上部クランパの側面から視た状態図である。 (A)は(B)における根元側上部クランパの側面から視た状態図で、(B)はクランプレバーが閉じたときの光ファイバ保持装置の正面断面図で、(C)は(B)における先端側上部クランパの側面から視た状態図である。 図2の光ファイバカッタの光ファイバ保持装置を部分的に拡大した側面図である。 図2の矢視VIII−VIIIの部分的に拡大した断面図である。 (A),(B),(C)は、この発明の実施の形態の光ファイバ保持方法の過程を示す説明図である。 (A),(B),(C)は、この発明の実施の形態の光ファイバ保持方法の過程を示す説明図である。 (A),(B),(C)は、この発明の他の実施の形態の光ファイバ保持方法の過程を示す説明図である。 (A)は従来の光ファイバカッタにおいて基台部とクランプレバーが開いた状態を示す概略的な正面図で、(B)は(A)の矢視XIIB−XIIB線の断面図である。 (A),(B),(C)は、従来の光ファイバ保持方法の過程を示す説明図である。 (A),(B),(C)は、従来の光ファイバ保持方法の過程を示す説明図である。
符号の説明
1 光ファイバカッタ
3 基台
5 ヒンジ部
7 クランプレバー
9 光ファイバ心線(光ファイバ)
11 光ファイバ保持装置
13 切断刃
15 曲げ付与部
17 光ファイバ素線(光ファイバ)
19 被覆樹脂
21 裸光ファイバ(光ファイバ)
23 UV硬化樹脂
25 先端側クランプ部
25A 先端側上部クランパ
25B 先端側下部クランパ
27 根元側クランプ部(後端側クランプ部)
27A 根元側上部クランパ(後端側上部クランパ)
27B 根元側下部クランパ(後端側下部クランパ)
29 フランジ部
31 突出部
33 台部
35 緩衝材
37 上部クランプ保持ボックス(上部クランプ保持部)
41,43 スプリング
45 先端側突当て基準面
47 後端側突当て基準面
49 段付部
51 光ファイバ把持部材
53 切断刃支持部材
55 光ファイバ保持装置
57 光ファイバカッタ
59 光ファイバ保持装置
61 高さ調整用クランプ装置
61A 高さ調整用上部クランパ
61B 高さ調整用下部クランパ
63 先端側突当て基準面
65 後端側突当て基準面

Claims (4)

  1. 光ファイバの先端側を把持する先端側上部クランパと先端側下部クランパとからなる先端側クランプ部と、
    前記光ファイバの後端側を把持する後端側上部クランパと後端側下部クランパとからなる後端側クランプ部と、
    前記先端側下部クランパと後端側下部クランパとの高さ位置に対して先端側上部クランパより後端側上部クランパの方が先に後端側下部クランパとの間で前記光ファイバをクランプすべく前記先端側上部クランパと後端側上部クランパとを保持する上部クランプ保持部と、
    で構成されており、
    前記上部クランプ保持部に、前記先端側上部クランパを突き当てて前記先端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする先端側突当て基準面と、前記後端側上部クランパを突き当てて前記後端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする後端側突当て基準面と、を設けると共に、前記先端側上部クランパ及び後端側上部クランパをそれぞれ前記各突当て基準面に突き当てるべく常時付勢し、前記後端側突当て基準面を前記先端側突当て基準面より下方に位置せしめて構成していることを特徴とする光ファイバ保持装置。
  2. 前記先端側クランプ部及び後端側クランプ部で前記光ファイバを把持する前に、前記後端側クランプ部より後端側で前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側下部クランパ及び後端側下部クランパの高さ位置に調整する高さ調整用上部クランパと高さ調整用下部クランパとからなる高さ調整用クランプ部と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ保持装置。
  3. 光ファイバの先端側を把持する先端側上部クランパと先端側下部クランパとからなる先端側クランプ部と、
    前記光ファイバの後端側を把持する後端側上部クランパと後端側下部クランパとからなる後端側クランプ部と、
    前記先端側下部クランパと後端側下部クランパとの高さ位置に対して先端側上部クランパより後端側上部クランパの方が先に後端側下部クランパとの間で前記光ファイバをクランプすべく前記先端側上部クランパと後端側上部クランパとを保持する上部クランプ保持部と、
    前記先端側クランプ部と後端側クランプ部とでクランプされた光ファイバを切断する切断刃と、
    で構成されており、
    前記上部クランプ保持部に、前記先端側上部クランパを突き当てて前記先端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする先端側突当て基準面と、前記後端側上部クランパを突き当てて前記後端側上部クランパの先端面の高さ位置を位置決めする後端側突当て基準面と、を設けると共に、前記先端側上部クランパ及び後端側上部クランパをそれぞれ前記各突当て基準面に突き当てるべく常時付勢し、前記後端側突当て基準面を前記先端側突当て基準面より下方に位置せしめて構成していることを特徴とする光ファイバカッタ。
  4. 前記先端側及び後端側クランプ部で前記光ファイバを把持する前に、前記後端側クランプ部より後端側で前記光ファイバを把持して前記光ファイバを先端側下部クランパ及び後端側下部クランパの高さ位置に調整する高さ調整用上部クランパと高さ調整用下部クランパとからなる高さ調整用クランプ部と、
    前記先端側クランプ部と後端側クランプ部とでクランプされた光ファイバを切断する切断刃と、
    で構成されていることを特徴とする請求項3記載の光ファイバカッタ。
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