JP6854308B2 - ファイバカッタ - Google Patents

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Description

本発明は、ファイバカッタ及びファイバ切断方法に関する。
一般に、光ファイバを切断するファイバカッタは、刃で光ファイバに初期傷を形成させ、この初期傷を成長させて光ファイバを劈開させることによって、光ファイバを切断する(例えば特許文献1〜3参照)。
特開昭62−194204号公報 特開2014−238574号公報 特開2018−194598号公報
刃線と直交する方向に刃体を光ファイバに接近させると、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触するため、刃体の特定箇所で摩耗が進行し易くなってしまう。刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避するためには、刃体の使用領域が広がるように、初期傷形成時に刃体を刃線に沿った方向に移動させることが望ましい。しかし、刃体の移動方向が刃線に沿った方向の成分を含むように刃体を傾斜配置すると、刃体の摩耗時に、刃体が光ファイバに接触し難くなってしまう。摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避するためには、刃線に対して大きな角度で交差する方向に沿って、刃体を光ファイバに接近させることが望ましい。
このように、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避することと、摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避することは、同時に解決することが困難な課題(相反する課題)であった。
本発明は、所定の応力を光ファイバに付与しながら光ファイバに初期傷を形成することによって、所望の傾斜端面を形成することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光ファイバに初期傷を形成する刃体と、回転軸を中心に回動可能な腕部を有し、前記刃体の刃線と交差する第1方向に沿って、前記刃体を前記光ファイバに接近させる第1機構と、前記腕部の端部に設けられた変形部を有し、前記変形部の変形によって、前記初期傷の形成時に、前記刃線に沿った第2方向に前記刃体をスライドさせる第2機構とを備え、前記第2機構は、前記刃体が設けられ前記腕部に対して変位する変位部と、前記変位部と接触するブロックとを有し、前記第1機構により前記刃体を前記光ファイバに接近させたときに前記変位部がブロックに接触し、前記変位部が前記ブロックから受けた力によって、前記刃体を前記光ファイバに対してスライドさせることを特徴とするファイバカッタである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避しつつ、摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避することができる。
図1は、ファイバカッタ100の斜視図である。 図2は、ファイバカッタ100の分解斜視図である。 図3A〜図3Cは、ファイバカッタ100の動作説明図である。 図4A〜図4Cは、ファイバカッタ100の概要説明図である。 図5A及び図5Bは、傷形成部46の近傍の斜視図である。 図6A及び図6Bは、傷形成部46の側面図である。 図7A及び図7Bは、刃体47のスライド移動の説明図である。 図8A及び図8Bは、第2実施形態の傷形成部46の近傍の概要説明図である。 図9Aは、第1比較例の説明図である。図9Bは、第2比較例の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光ファイバに初期傷を形成する刃体と、前記刃体の刃線と交差する第1方向に沿って、前記刃体を前記光ファイバに接近させる第1機構と、前記初期傷の形成時に、前記刃線に沿った第2方向に前記刃体をスライドさせる第2機構とを備えることを特徴とするファイバカッタが明らかとなる。このようなファイバカッタによれば、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避しつつ、摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避することができるため、相反する課題を解決できる。
前記第1機構は、回転軸を中心に回動可能な腕部を有し、前記第2機構は、前記腕部の端部に設けられた変形部を有し、前記変形部の変形によって前記刃体をスライドさせることが望ましい。これにより、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避しつつ、摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避することができるため、相反する課題を解決できる。
前記第2機構は、前記刃体が前記光ファイバに接触したときに、前記刃体が前記光ファイバから受ける力によって、前記刃体を前記光ファイバに対してスライドさせることが望ましい。これにより、刃体を光ファイバに接触させつつ、刃体をスライドさせることができる。
前記第2機構は、前記刃体が設けられ前記腕部に対して変位する変位部と、前記変位部と接触するブロックとを有し、前記第1機構により前記刃体を前記光ファイバに接近させたときに前記変位部がブロックに接触し、前記変位部が前記ブロックから受けた力によって、前記刃体を前記光ファイバに対してスライドさせることが望ましい。このようにしても、刃体をスライドさせることが可能である。
前記変形部は、前記刃体と前記腕部とを接近させるように変形可能であることが望ましい。これにより、光ファイバに過度な力が加わることを抑制できる
前記変形部は、変形の一部が残留することが望ましい。これにより、初期傷を形成し易くなる。
前記刃体は、砥粒を含有させた樹脂を基材に塗布することによって構成されていることが望ましい。これにより、刃体を安価に構成できる。
前記第2機構は、刃線に並ぶ前記砥粒の間隔よりも大きな長さで前記刃体をスライドさせることが望ましい。これにより、光ファイバに初期傷を安定して形成できる。
刃線と交差する第1方向に沿って、刃体を光ファイバに接近させること、及び、前記刃線に沿った第2方向に沿って前記刃体をスライドさせて、前記光ファイバに初期傷を形成すること、を行うことを特徴とするファイバ切断方法が明らかとなる。このようなファイバ切断方法によれば、刃体の特定の箇所だけで光ファイバと接触することを回避しつつ、摩耗時に刃体が光ファイバに接触し難くなることを回避することができるため、相反する課題を解決できる。
===第1実施形態===
<全体構造>
図1は、ファイバカッタ100の斜視図である。図2は、ファイバカッタ100の分解斜視図である。図3A〜図3Cは、ファイバカッタ100の動作説明図である。図4A〜図4Cは、ファイバカッタ100の概要説明図である。
以下の説明では、図1に示すように各方向を定義する。すなわち、移動部材40の移動方向と平行な方向を「X軸方向」又は「前後方向」とし、光ファイバ1のカット直後に移動部材40の移動する側を「+X方向」又は「前」とし、逆側(移動部材40から見てホルダ3の側)を「−X方向」又は「後」とする。また、光ファイバ1の端部を載置する載置面430に垂直な方向を「Z軸方向」又は「上下方向」とし、載置面430から見て光ファイバ1を載置する側を「+Z方向」又は「上」とし、逆側を「−Z方向」又は「下」とする。また、X軸方向(前後方向)及びZ軸方向(上下方向)に垂直な方向をY軸方向とし、光ファイバ1から見て回動部45Aの側を「+Y方向」又は「奥」とし、逆側を「−Y方向」又は「手前」とする。
ファイバカッタ100は、光ファイバ1を切断する切断装置である。ファイバカッタ100は、刃体47(ブレード)で光ファイバ1に初期傷を形成させ、この初期傷を成長させて光ファイバ1を劈開させることによって、光ファイバ1を切断する装置である。
ファイバカッタ100は、ベース部材10と、移動部材40とを有する。また、ファイバカッタ100は、ラッチ部50と、張力付与バネ60とを有する。
ベース部材10は、ホルダ載置部11と、案内部13と、操作部15とを有する。
ホルダ載置部11は、光ファイバ1を保持するホルダ3を載置する部位である。ホルダ載置部11は、ベース部材10の後側に配置されている。
案内部13は、移動部材40を前後方向に移動可能に案内する部位である。案内部13は、ベース部材10の前側に形成されている。
操作部15は、作業者が操作を行う部位である。操作部15は、ベース部材10の本体に対して、開閉可能(回動可能)に構成されている。作業者が操作部15を操作することによって、刃体47を光ファイバ1に接近させて、光ファイバ1に初期傷を形成させることになる。
操作部15は、回動部15Aと、収容部15Bと、ラッチ解除部15Cとを有する。
回動部15Aは、ベース部材10に対して操作部15を回動可能に連結する連結部である。収容部15Bは、内側に傷形成部46を収容する部位である。収容部15Bは、傷形成部46を操作部15に対して前後方向に移動可能に収容する。収容部15Bの内壁面(傷形成部46の上面と対向する対向面)は、傷形成部46を押圧する部位となる。
ラッチ解除部15Cは、ラッチ部50のラッチ状態を解除する部位である。作業者が操作部15を閉じる方向に回動させると、ラッチ解除部15Cがラッチ部50のラッチ状態を解除することになる。
移動部材40は、ベース部材10に対して移動可能な部材である。移動部材40は、光ファイバ1の切断直後に前側に移動することになる(図3C及び図4C参照)。移動部材40は、移動体41と、把持部材45と、傷形成部46とを有する。また、本実施形態の移動部材40は、曲げ部48を有する。
移動体41は、移動部材40の本体を構成する部位である。移動体41は、ベース部材10の案内部13に案内されながら、前後方向に移動可能である。移動体41には張力付与バネ60の端部が連結しており、張力付与バネ60の力によって移動体41がベース部材10に対して移動することになる。また、移動体41に対して、把持部材45と傷形成部46とがそれぞれ独立して回動可能に設けられている。移動体41は、ケース収容部42と、載置部43とを有する。ケース収容部42は、廃材ケース5を収容する部位である。廃材ケース5は、切断された光ファイバ1の端部を収納するケースである。
載置部43は、光ファイバ1の端部を載置する部位である。また、載置部43は、把持部材45とともに、光ファイバ1の端部を保持する保持部を構成する部位である。載置部43は、載置面430と、第1誘導部431と、第2誘導部432とを有する。
載置面430は、光ファイバ1の端部を載置する面である。載置面430にはV溝が形成されており、光ファイバ1は、V溝の上に載置されることになる。但し、載置面430にV溝が形成されていなくても良い(載置面430が平面で構成されていても良い)。光ファイバ1は、載置面430(詳しくはV溝)と把持部材45(詳しくはクランプ部45B)との間に挟まれることによって、把持されることになる。載置面430は、XY平面に平行な面(Z軸方向に垂直な面)である。V溝は、X軸方向に平行なV字状の溝である。載置面430のV溝を前後方向から挟むように、第1誘導部431と第2誘導部432とが設けられている。言い換えると、第1誘導部431と第2誘導部432との間に載置面430(V溝)が形成されている。
第1誘導部431及び第2誘導部432は、光ファイバ1を所定の位置(ここではV溝)に誘導する部位である。第1誘導部431及び第2誘導部432は、それぞれ、Y軸方向の所定の位置に光ファイバ1を誘導する。ここでは、第1誘導部431及び第2誘導部432は、それぞれV字状の凹部(切り欠き部)である。第1誘導部431と第2誘導部432は、前後方向に並ぶように配置されており、第1誘導部431は、載置面430よりも後側に配置されており、第2誘導部432は、載置面430よりも前側に配置されている。V字状の第1誘導部431及び第2誘導部432の底部(頂部)のY軸方向の位置は、載置面430のV溝のY軸方向の位置に合わせられている。第1誘導部431と第2誘導部432によって光ファイバ1を誘導することによって、光ファイバ1をX軸方向(前後方向)に平行に載置面430に載置することができる。また、第1誘導部431と第2誘導部432によって光ファイバ1を誘導することによって、載置面430のV溝の上に光ファイバ1を載置することができる。なお、第1誘導部431及び第2誘導部432を設けずに載置部43(載置面430)を構成しても良い。
本実施形態では、第1誘導部431(及び第2誘導部432)はV字状に形成されており、上側の開放された形状である。このため、第1誘導部431に配置された光ファイバ1は、上側への変位が許容されている。
把持部材45は、光ファイバ1の端部を把持する部材である。把持部材45は、移動体41に対して開閉可能(回動可能)に構成されている。把持部材45は、刃体47よりも前側に配置されている。このため、把持部材45は、光ファイバ1の切断位置よりも前側で光ファイバ1を把持することになる。把持部材45は、回動部45Aと、クランプ部45Bと、係止部45Cとを有する。
回動部45Aは、移動体41に対して把持部材45を回動可能に連結する連結部である。クランプ部45Bは、載置部43(詳しくは載置面430)に載置されている光ファイバ1の端部と接触し、載置面430に光ファイバ1を押圧する部位である。つまり、光ファイバ1は、載置面430とクランプ部45Bとの間で上下方向から挟持されることになる。係止部45Cは、移動体41の係合穴44に係止する部位であり、把持部材45を閉じた状態で固定する部位である。係止部45Cを移動体41の係合穴44に係止させ、把持部材45を閉じた状態で固定することによって、載置面430とクランプ部45Bとの間で光ファイバ1が保持されることになる。
本実施形態では、
傷形成部46は、光ファイバ1に初期傷を形成する部位である。傷形成部46は、移動体41に対して開閉可能(回動可能)に構成されている。傷形成部46は、回動部46Aと、刃体47とを有する。回動部46Aは、移動体41に対して傷形成部46を回動可能に連結する連結部である。刃体47は、光ファイバ1に初期傷を形成する部位(ブレード)である。傷形成部46の上面は、操作部15の収容部15Bの内壁面によって押圧される部位となる。作業者が操作部15を閉じる方向に回動させると、収容部15Bの内壁面によって傷形成部46が閉じる方向に押圧されて、傷形成部46も閉じる方向に回動する。この結果、傷形成部46の刃体47が光ファイバ1に初期傷を形成することになる。
本実施形態では、傷形成部46は、変形部46Cを有する。変形部46Cの構成や機能については、後述する。
曲げ部48は、光ファイバ1に曲げ応力を付与する部位である。光ファイバ1に曲げ応力を付与しながら光ファイバ1に初期傷を形成することによって、光ファイバ1の切断面を傾斜(光ファイバ1の光軸に垂直な面に対して傾斜)させることができる。曲げ部48は、載置面430よりも上側に配置されており、載置面430よりも上側で光ファイバ1を支持する。これにより、載置面430と把持部材45(クランプ部45B)によって光ファイバ1を把持したとき、曲げ部48によって光ファイバ1に曲げ応力が付与されることになる。但し、ファイバカッタ100が曲げ部48を有していなくても良い。この場合、光ファイバ1の切断面は、光ファイバ1の光軸に対して垂直な面となる。
ラッチ部50は、ベース部材10と移動部材40とをラッチする部位である。ラッチ部50は、ベース側ラッチ部51と、移動側ラッチ部54とを有する。ベース側ラッチ部51は、ベース部材10に設けられた片持ち梁状の部位である。ベース側ラッチ部51は、操作部15のラッチ解除部15Cと接触し、弾性変形する。これにより、ベース側ラッチ部51が移動側ラッチ部54から外れて、ラッチ状態が解除されることになる。移動側ラッチ部54は、移動部材40に設けられた部位であり、ベース側ラッチ部51の端部を引っ掛ける部位である。
張力付与バネ60は、ベース部材10と移動部材40との間で力を付与する部材(張力付与部)である。張力付与バネ60は、ベース部材10と移動部材40との間に配置されている。張力付与バネ60の一端(前端)はベース部材10に連結されており、他端は移動部材40に連結されている。ラッチ部50がラッチ状態のとき(ベース側ラッチ部51と移動側ラッチ部54とがラッチ状態のとき)、張力付与バネ60には引っ張り力が付与されている。
次に、光ファイバ1を切断するときのファイバカッタ100の基本動作について説明する。
作業者は、ラッチ部50が解除状態であれば、移動部材40を後側(ホルダ3の側)に移動させて、ラッチ状態にする。ラッチ状態にすると、張力付与バネ60には引っ張り力が付与された状態で、ベース部材10と移動部材40とが固定される。また、ラッチ状態にすると、操作部15の収容部15Bの内側に傷形成部46が収容された状態になる(収容部15Bの内壁面と傷形成部46の上面とが対向した状態になる)。
作業者は、ベース部材10のホルダ載置部11にホルダ3をセットする。ホルダ3には、切断対象となる光ファイバ1が保持されている。ホルダ3の前側からは光ファイバ1が延び出ており、光ファイバ1の端部は予め被覆が除去されている。作業者は、光ファイバ1を第1誘導部431と第2誘導部432とによって誘導しながら、光ファイバ1を載置面430のV溝の上に配置する。また、作業者は、光ファイバ1の端部を廃材ケース5に挿入する。これにより、作業者がホルダ載置部11にホルダ3をセットすると、ホルダ3から廃材ケース5の間に光ファイバ1が架け渡された状態になる。
次に、作業者は、図3A及び図4Aに示すように、把持部材45を閉じて、載置面430(詳しくはV溝)と把持部材45(詳しくはクランプ部45B)との間に光ファイバ1を挟むことによって、光ファイバ1を把持させる。なお、作業者は、把持部材45の係止部45Cが移動体41の係合穴44に係止するまで把持部材45を閉じて、把持部材45を閉じた状態で固定し、載置面430とクランプ部45Bとの間に光ファイバ1を保持させる。なお、このとき、本実施形態では、曲げ部48によって光ファイバ1に曲げ応力が付与されることになる。
把持部材45による光ファイバ1の把持後、作業者は、図3B及び図4Bに示すように、操作部15(及び傷形成部46)を閉じる。操作部15を閉じる方向に回動させると、操作部15とともに、傷形成部46も閉じる方向に回動し、傷形成部46の刃体47が光ファイバ1に接近する方向に移動する。
図4Bに示すように、操作部15を閉じる方向に回動させると、操作部15のラッチ解除部15Cがベース側ラッチ部51に接触する。更に操作部15を閉じる方向に回動させると、ベース側ラッチ部51が移動側ラッチ部54から外れて、ラッチ状態が解除される。ラッチ状態が解除されると、ベース部材10と移動部材40との間に張力付与バネ60の力が付与されることによって、光ファイバ1に張力が付与される。なお、光ファイバ1の切断前の段階では、光ファイバ1に張力が働くため、この段階では移動部材40は移動しない。
また、ラッチ状態が解除された後、更に操作部15を閉じる方向に回動させると、傷形成部46の刃体47が光ファイバ1に接触し、光ファイバ1に初期傷が形成される。張力が付与された状態の光ファイバ1に初期傷が形成されると、初期傷が成長し、光ファイバ1が劈開し、これにより、光ファイバ1が切断される。光ファイバ1が切断されると、図3C及び図4Cに示すように、移動部材40が張力付与バネ60の力によって前側に移動する。なお、本実施形態では、光ファイバ1に曲げ応力が付与されているため、光ファイバ1の切断面(劈開面)は、光ファイバ1の光軸に垂直な面に対して傾斜する。但し、光ファイバ1に曲げ応力を付与せずに光ファイバ1を切断しても良い。この場合、光ファイバ1の切断面は、光ファイバ1の光軸に対して垂直な面となる。
<傷形成部46の変形部46Cについて>
図5A及び図5Bは、傷形成部46の近傍の斜視図である。図5Aは、傷形成部46の開いた状態の斜視図である。図5Bは、傷形成部46の閉じた状態(切断時)の斜視図である。また、図6A及び図6Bは、傷形成部46の側面図である。図6Aは、傷形成部46の開いた状態の側面図である。図6Bは、傷形成部46の閉じた状態(切断時)の側面図である。ここでは、説明のため、傷形成部46の近傍の操作部15などの一部構成要素を不図示としている。
既に説明したように、傷形成部46は、光ファイバ1に初期傷を形成する刃体47を有しており、移動体41に対して開閉可能(回動可能)に構成されている。傷形成部46の回動部46Aで傷形成部46を開閉(回動)させることによって、刃体47が光ファイバ1に対して近接・離間することになる。
本実施形態の傷形成部46は、腕部46Bと、変形部46Cと、変位部46Dとを有する。
腕部46Bは、傷形成部46の本体(基体)を構成する部位であり、傷形成部46の閉じた状態のときに、回動部46Aから手前側に延び出た部位である。腕部46Bの一端(基端)には回動部46Aが設けられており、腕部46Bは回動部46Aを軸として回動する。腕部46Bの他端(回動部46Aとは逆側の端部)には変形部46Cが設けられている。言い換えると、回動部46Aと変形部46Cとの間の棒状(板状)の部位が腕部46Bである。
変形部46Cは、変形可能な部位である。また、変形部46Cは、力を受けると変形する部位である。変形部46Cは、腕部46Bの端部に設けられており、X軸方向から見たときにU字形状をした部位である。変形部46Cは、刃体47が光ファイバ1から受ける力によって、変形することになる。変形部46Cの先には、刃体47を有する変位部46Dが設けられている。
変位部46Dは、腕部46Bに対して変位する部位である。変位部46Dは、変形部46Cが変形することによって、腕部46Bに対して変位する(腕部46Bに対する位置が変化する)。変位部46Dには、刃体47が設けられている。変位部46Dが腕部46Bに対して変位すると、刃体47も腕部46Bに対して変位することになる。
傷形成部46は、刃体47を光ファイバ1に接近させる第1機構461(接近移動機構)を有する。第1機構461は、回動部46A及び腕部46Bにより構成されている。回動部46Aで腕部46Bを閉じる方向に回動させることによって、刃体47が光ファイバ1に接近する方向に移動する。第1機構461が刃体47を光ファイバ1に接近させる方向のことを「接近方向」又は「第1方向」と呼ぶことがある。本実施形態では、刃体47が光ファイバ1に接近する方向(接近方向;第1方向)は、回動部46Aを軸とする回転方向となる。また、本実施形態では、刃体47の刃線は、接近方向(第1方向)と交差する方向に配置されている。
また、傷形成部46は、刃体47を光ファイバ1に対してスライドさせる第2機構462(スライド移動機構)を有する。第2機構462は、変形部46C及び変位部46Dによって構成されている。本実施形態では、第2機構462は、刃体47を刃線に沿った方向にスライドさせることになる。刃体47を刃線に沿った方向のことを「スライド方向」又は「第2方向」と呼ぶことがある。本実施形態では、刃体47の刃線は、接近方向(刃体47が光ファイバ1に接近する方向;第1方向)に対してほぼ直交するように配置されている。刃体47が光ファイバ1と接触したとき、光ファイバ1との接触位置における刃線の方向(スライド方向;第2方向)は、光ファイバ1との接線方向となる。
図7A及び図7Bは、刃体47のスライド移動の説明図である。図7Aは、刃体47と光ファイバ1との接触時の様子の説明図である。図7Bは、図7Aの状態から傷形成部46(腕部46B)を閉じる方向に若干移動させた様子の説明図である。図中の左側には、傷形成部46の側面図が示されている。図中の右側には、刃体47と光ファイバ1と接触部の拡大図が示されている。
刃体47は、砥粒を含有させた樹脂を基材に塗布することによって構成されている。砥粒は、例えばダイヤモンドパウダーである。また、砥粒を含有させた樹脂は、例えばダイヤモンドペーストである。傷形成部46の他の部位(回動部46A、腕部46B、変形部46C、変位部46D)を一体成形した基材(プラスチック部品)にダイヤモンドペーストを塗布することによって、傷形成部46が構成されている。これにより、刃体47(及び傷形成部46)を安価に構成することができる。なお、砥粒の粒径は、約10μmであり、光ファイバ1の直径(125μm)と比べて十分小さい。
図7Aの左図に示すように、傷形成部46を閉じる方向に回動させると(第1機構461によって刃体47を光ファイバ1に接近させると)、刃体47が光ファイバ1に接触することになる。本実施形態では、刃体47は、刃線と交差する方向(接近方向;第1方向)に沿って光ファイバ1に接近し、上側から光ファイバ1に接触する。言い換えると、第1機構461は、刃体47の刃線と交差する方向に沿って、刃体47を光ファイバ1に接近させる。
図7Aの右図に示すように、光ファイバ1との接触時の刃体47の刃線は、光ファイバ1との接触位置における接線方向となる。本実施形態では、光ファイバ1との接触時の刃体47の刃線は、ほぼY軸方向に沿った方向である。図7Aの右図には、光ファイバ1に最初に接触する刃体47の砥粒が黒く塗り潰されて示されている。
刃体47と光ファイバ1との接触後から初期傷の形成までの間に、図7Bに示すように、傷形成部46(腕部46B)は、閉じる方向に若干回動することになる。このとき、刃体47が光ファイバ1から力を受けることによって、接近方向に沿って変位部46D(及び刃体47)と腕部46Bとを近づけるように、変形部46Cが変形する。このとき、刃体47は、光ファイバ1によって接近方向への変位が制限されている。この結果、刃体47は、変形部46Cの変形に伴って、光ファイバ1に対して刃線に沿って若干スライドする(つまり、刃体47が、光ファイバ1に対してスライド方向に若干移動する)。図7Bの右図には、光ファイバ1に最初に接触した砥粒(黒く塗り潰された砥粒)が、図7Aの位置と比べて+Y方向(奥側)にスライドしたことが示されている。本実施形態では、光ファイバ1に初期傷が形成される時に、刃体47が刃線に沿ってスライドするため、刃体47を繰り返し使用しても、光ファイバ1に初期傷を安定して形成できる。
なお、本実施形態では、砥粒の粒径(約10μm)よりも大きな長さであり、刃線に並ぶ砥粒の間隔よりも大きな長さ(約100μm)で刃体47がスライドする。これにより、複数の砥粒によって光ファイバ1に初期傷を形成することが可能になり、光ファイバ1に初期傷を安定して形成できる。
図9Aは、第1比較例の説明図である。第1比較例では、傷形成部46は変形部46C(及び変位部46D)を備えておらず、刃体47は、腕部46Bに固定されている。第1比較例では、刃体47は、刃線とほぼ直交する方向から光ファイバ1に接近し、上側から光ファイバ1に接触する。
第1比較例では、刃体47が光ファイバ1に接触した後、光ファイバ1に初期傷が形成されるまでの間に、刃体47が、刃線の方向へ移動(スライド)しない。この結果、第1比較例では、刃体47の特定の箇所だけで光ファイバ1と接触するため、刃体47の特定箇所(接触点)で摩耗が進行し易くなる。加えて、刃体47の摩耗時に、摩耗した特定箇所で光ファイバ1に初期傷を形成することになるため、第1比較例では、刃体47の摩耗時に、光ファイバ1に初期傷を形成し難くなる。なお、刃体47の特定箇所だけで光ファイバ1と接触することを回避するためには、刃体の使用領域が広がるように、刃体47と光ファイバ1との接触後に、刃体47が刃線に沿った方向(第2方向)に移動することが望ましい。本実施形態では、初期傷形成時に刃線に沿った方向に刃体47を光ファイバ1に対してスライドさせることができるため、刃体47の使用領域を広げることができ、摩耗の進行を抑制できる。
図9Bは、第2比較例の説明図である。第2比較例では、第1比較例と同様に、傷形成部46は変形部46C(及び変位部46D)を備えておらず、刃体47は、腕部46Bに固定されている。第2比較例では、刃体47の刃線は、接近方向に対して僅かに傾斜しており、刃体47は、光ファイバ1の奥側で接触する。
第2比較例では、刃体47が傾斜配置されているため、光ファイバ1との接触後の刃体47の移動方向は、刃線に沿った方向の成分を含んでいる。このため、第2比較例では、第1比較例と比べて、刃体47の使用領域を広げることができ、摩耗の進行を抑制できる。但し、第2比較例では、刃体47が傾斜配置されているため、腕部46Bの回動量に対する刃体47と光ファイバ1との接近量が小さくなる。この結果、第2比較例では、刃体47の摩耗時に、刃体47と光ファイバ1とが接触し難くなり、光ファイバ1に初期傷を形成し難くなる。なお、このような摩耗時の影響を抑制するため、腕部46Bの回動量に対する刃体47と光ファイバ1との接近量を大きくするには、刃線に対して大きな角度で交差する方向に沿って、刃体47を光ファイバ1に接近させることが望ましい。本実施形態では、刃線とほぼ直交する方向から刃体47が光ファイバ1に接近するため、腕部46Bの回動量に対する刃体47と光ファイバ1との接近量が比較的大きくなるので、刃体47が摩耗しても、刃体47と光ファイバ1とを接触させ易い。
第1比較例及び第2比較例に示す通り、刃体47が腕部46Bに固定されている状況下では、刃線と交差する第1方向に刃体47を光ファイバ1に接近させることと、刃線に沿った第2方向に刃体47をスライドさせることは、両立させることが困難である。つまり、刃体47が腕部46Bに固定されている状況下では、刃体47の特定箇所だけで光ファイバ1と接触することを回避することと、摩耗時に刃体47が光ファイバ1に接触し難くなることを回避することは、相反する課題となる。これに対し、本実施形態では、傷形成部46が第1機構461(刃体47を光ファイバ1に接近させる機構;回動部46A及び腕部46B)と、第2機構462(刃体47を光ファイバ1に対してスライドさせる機構;変形部46C及び変位部46D)とを有することによって、相反する課題を同時に解決することができる。
本実施形態では、変形部46Cは、刃体47を第2方向に移動させるように変形するだけでなく、刃体47と腕部46Bとを第1方向に沿って接近させるように変形する(図7B左図参照)。これにより、刃体47が光ファイバ1に接触したときの衝撃を変形部46Cで吸収することができ、光ファイバ1に過度な力が加わることを抑制できる(これにより、切断面に欠けやリップルが生じることを抑制できる)。
なお、本実施形態では、変形部46Cは、初期傷の形成時に弾性変形することになる。但し、ファイバカッタ100を繰り返し使用して、変形部46Cが繰り返し変形したときに、変形部46Cが塑性変形しても良い(変形部46Cの変形の一部が残留しても良い)。これにより、刃体47が光ファイバ1に最初に接触する位置(砥粒)をずらすことができ、刃体47と光ファイバ1との接触後から初期傷の形成までの期間を短くすることができ、初期傷を形成し易くなる。
===第2実施形態===
前述の第1実施形態では、傷形成部46の第2機構462(刃体47を光ファイバ1に対してスライドさせる機構)は、刃体47が光ファイバ1から受ける力を利用して、刃体47を光ファイバ1に対して刃線に沿ってスライドさせていた。但し、刃体47をスライドさせる第2機構462は、これに限られるものではない。
図8A及び図8Bは、第2実施形態の傷形成部46の近傍の概要説明図である。図8Aは、光ファイバ1の切断前の様子の説明図である。図8Bは、光ファイバ1の切断時の様子の説明図である。
第2実施形態の傷形成部46は、第1実施形態と同様に、回動部46Aと、腕部46Bと、変形部46Cと、変位部46Dとを有する。また、第2実施形態の傷形成部46は、移動体41の側に設けられた接触ブロック46Eを有する。接触ブロック46Eは、接触面を有する。接触ブロック46Eの接触面は、接近方向(Z軸方向)及びスライド方向(Y軸方向)に対して傾斜した面である。また、第2実施形態の変位部46Dは、傾斜面を有する。傾斜面は、接触ブロック46Eの接触面と接触する面であり、接近方向及びスライド方向に対して傾斜した面である。
第2実施形態では、刃体47を光ファイバ1に接近させる第1機構461(接近移動機構)は、第2実施形態と同様に、回動部46A及び腕部46Bにより構成されている。また、第2実施形態では、刃体47を光ファイバ1に対してスライドさせる第2機構462(スライド移動機構)は、変形部46C、変位部46D及び接触ブロック46Eにより構成されている。
図8Aに示すように、傷形成部46を閉じる方向に回動させると、(第1機構461によって刃体47を光ファイバ1に接近させると)、変位部46Dの傾斜面が接触ブロック46Eの接触面に接触する。このとき、変位部46Dが接触ブロック46Eから力を受けることによって、変形部46Cが変形するとともに、刃体47(及び変位部46D)が光ファイバ1に対して刃線に沿ってスライドする。
第2実施形態においても、刃体47は、刃線とほぼ直交する方向(第1方向)から光ファイバ1に接近し、上側から光ファイバ1に接触する。このため、腕部46Bの回動量に対する刃体47と光ファイバ1との接近量が比較的大きいため、刃体47が摩耗しても、刃体47と光ファイバ1とを接触させ易い。また、第2実施形態では、変位部46Dの変形によって、刃体47が刃線に沿った方向(第2方向)にスライドする。この結果、光ファイバ1との接触後の刃体47の移動方向は、刃線に沿った方向の成分を含んでいる。このため、第2実施形態では、刃体47の使用領域を広げることができ、摩耗の進行を抑制できる。
上記の通り、第2実施形態においても、ファイバカッタ100は、刃体47と、刃線と交差する第1方向に沿って刃体47を光ファイバ1に接近させる第1機構461と、刃線に沿った第2方向に刃体47をスライドさせる第2機構462とを有する。これにより、第2実施形態においても、刃体47の特定箇所だけで光ファイバ1と接触することを回避することと、摩耗時に刃体47が光ファイバ1に接触し難くなることを回避することとを同時に解決することができる。つまり、第2実施形態においても、相反する課題を同時に解決することができる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバ、3 ホルダ、5 廃材ケース、
10 ベース部材、11 ホルダ載置部、
13 案内部、15 操作部、
15A 回動部、15B 収容部、15C ラッチ解除部、
40 移動部材、41 移動体、
42 ケース収容部、43 載置部、430 載置面、
431 第1誘導部、432 第2誘導部、44 係合穴、
45 把持部材、45A 回動部、
45B クランプ部、45C 係止部、
46 傷形成部、46A 回動部、46B 腕部、
46C 変形部、46D 変位部、46E 接触ブロック、
461 第1機構、462 第2機構、
47 刃体、48 曲げ部、
50 ラッチ部、51 ベース側ラッチ部、54 移動側ラッチ部、
60 張力付与バネ、100 ファイバカッタ

Claims (5)

  1. 光ファイバに初期傷を形成する刃体と、
    回転軸を中心に回動可能な腕部を有し、前記刃体の刃線と交差する第1方向に沿って、前記刃体を前記光ファイバに接近させる第1機構と、
    前記腕部の端部に設けられた変形部を有し、前記変形部の変形によって、前記初期傷の形成時に、前記刃線に沿った第2方向に前記刃体をスライドさせる第2機構と
    を備え
    前記第2機構は、前記刃体が設けられ前記腕部に対して変位する変位部と、前記変位部と接触するブロックとを有し、
    前記第1機構により前記刃体を前記光ファイバに接近させたときに前記変位部がブロックに接触し、前記変位部が前記ブロックから受けた力によって、前記刃体を前記光ファイバに対してスライドさせる
    ことを特徴とするファイバカッタ。
  2. 請求項1に記載のファイバカッタであって、
    前記変形部は、前記刃体と前記腕部とを接近させるように変形可能であることを特徴とするファイバカッタ。
  3. 請求項1又は2に記載のファイバカッタであって、
    前記変形部は、変形の一部が残留することを特徴とするファイバカッタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のファイバカッタであって、
    前記刃体は、砥粒を含有させた樹脂を基材に塗布することによって構成されていることを特徴とするファイバカッタ。
  5. 請求項4に記載のファイバカッタであって、
    前記第2機構は、刃線に並ぶ前記砥粒の間隔よりも大きな長さで前記刃体をスライドさせることを特徴とするファイバカッタ。
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