JP2004271563A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱手段周りの長手方向のエアフローを抑止し、かつ加熱手段の周りの放熱集中を回避する。
【解決手段】排気ファンで発生するエアフローが開口穴103からケース部材100に流入し、一部は開口穴108から流出する。また、開口穴103からケース部材100に流入したその他のエアフローは、ケース部材100の開口穴109から流出して開口穴110からケース部材101に流入して開口穴111から流出するエアー流路が形成されている。このエアー流路は、定着ローラ61及び加圧ローラ62の上方に、搬送ガイド105,107の一部の開口穴109,110から搬送ガイド105,107を突き抜け、開口穴109,110部分に配置されている搬送コロ104及び搬送ローラ106の周りを通過して構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱することによりトナー像やインク像等といった画像をシート上に定着させる加熱手段を有する定着装置やこの定着装置を用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4、図5に基づいて従来技術の定着装置である加熱定着器の構成、動作と、加熱定着器を有する画像形成装置であるカラー複写機の構成、動作と、を説明する。
【0003】
図4はカラー複写機の原稿リーダーユニット50及び原稿読み取り装置52とプリンタユニット20の主要部断面図を示したものである。
【0004】
原稿リーダーユニット50は、その上面にある原稿を読み取って電子データ化するものである。原稿リーダーユニット50は、第1ミラーユニット50a、第2ミラーユニット50b、レンズ50c、CCD51、プラテン50eから構成される。
【0005】
そして、原稿リーダーユニット50で得られた電子データをプリントするプリンタユニット60は、給紙部40とその上方にある画像形成部、加熱定着器36、加熱定着器36から画像形成部へ熱が伝わるのを防ぎ、機内のエアーを排気する排気ファン55、排紙トレイ45を備えた排紙部から構成される。
【0006】
なお、画像形成部は、図示されない駆動機構によって回転可能な感光ドラム30を持ち、その周囲にはマゼンタ現像器34a、シアン現像器34b、イエロー現像器34c、ブラック現像器34dを内蔵する回転現像体34、中間転写ベルト35、画像形成直後を除いて普段は中間転写ベルトから離間しているベルトクリーナー35a、クリーナー31、帯電手段32、レーザービームを感光ドラム30に照射する光走査装置33から構成される。
【0007】
次に以上の構成を持つカラー複写機の動作を説明する。
【0008】
カラー複写機で原稿を複写する操作者は、まず原稿を原稿トレイ52aに載置し、原稿リーダーユニット50に設けた図示しないスタートキーを押してカラー複写機を動作させる。
【0009】
動作を開始したカラー複写機は、原稿読み取り装置52で原稿をプラテン50e上面に送り込んでその全面を左から右に移動する第1ミラーユニット50aによって走査し、原稿を排紙トレイ52bに排出する。
【0010】
なお、第1ミラーユニット50aで走査された像は、第2ミラーユニット50bとレンズ50cを経由してCCD51へ導かれ、そこで電子データに変換されてからプリンタユニット60へ送られる。
【0011】
次にプリンタユニット60は、電子データの色情報に基づいて、マゼンタトナー、イエロートナー、シアントナー、ブラックトナーの中から必要な色のトナーを給紙部40から送られてきた用紙に重ねて転写し、カラー画像を形成する。以下では4色全てを使う場合について転写過程の詳細を説明する。
【0012】
プリンタユニット60は、まず回転現像体34を回転させてマゼンタ現像器34aを感光ドラム30に対向させる。
【0013】
次に、感光ドラム30と中間転写ベルト35は図示されない駆動源により一定、且つ同一周速で回転駆動される。
【0014】
そして、感光ドラム30は、帯電手段32で表面を一様に帯電された後、光走査装置33からのレーザービーム33fを受光してマゼンタ色用の静電潜像が形成される。この静電潜像はマゼンタ現像器34dからマゼンタトナーをもらってマゼンタトナー像として現像され、中間転写ベルト35へ転写される。
【0015】
なお、中間転写ベルト35に転写されずに感光ドラム30上に残ったマゼンタトナーはクリーナー31により清掃される。
【0016】
このようにしてマゼンタ現像を終了した後、回転現像体34は回転して感光ドラム30と対向する位置にシアン現像器34bを配置する。そしてマゼンタトナー像と同様な手順で、シアントナー像はマゼンタトナー像の上に重ねるようにして中間転写ベルト35へ転写される。以降イエロー現像器34c、ブラック現像器34dの順番で各現像器は感光ドラム30と対向させられ、それぞれの色のトナー像を先に転写したトナー像に重ねる形で中間転写ベルト35に形成していく。
【0017】
このようにしてマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の画像を転写された中間転写ベルト35は、転写部35bで給紙部40から送られてきた記録材としてのシートにトナー像を転写した後、ベルトクリーナー35aを接触させられて残ったトナーを掻き落とす。
【0018】
そして、カラー画像をシートに転写にした後、プリンタユニット60は加熱定着器36でシート上のトナー像を定着してからシートを排紙トレイ45上に排出し、動作を終了する。
【0019】
次に、従来の加熱定着器36について詳細を説明する。
【0020】
加熱定着器36は、図5のように芯金表面にゴム層を形成した定着ローラ61、加圧ローラ62の対で構成されており、加圧ローラ62が定着ローラ61に押圧されることでニップ部63が形成されている。
【0021】
定着ローラ61内径部にはヒータ64が配置され、図示しない制御装置により定着ローラ61を所望の温度に保つよう構成されている。
【0022】
加熱定着器36の動作時、下方より搬送されてきたシートはこのニップ部63に挟持されて搬送されると同時に、定着ローラ61及び加圧ローラ62により加熱されてトナー像が定着される。
【0023】
また、定着ローラ61及び加圧ローラ62の表面から2〜3mm間隔を介して、これらのローラ61,62の表面に沿う形でケース部材65,66が配置されている。定着ローラ61及び加圧ローラ62とケース部材65,66との間を間隔部67,68という。
【0024】
ケース部材65,66は、断熱性の高い樹脂材料で形成されており、このようにケース部材65,66で定着ローラ61、加圧ローラ62を狭い間隔で覆うことで、これら定着ローラ61、加圧ローラ62を効率よく保温することができる。
【0025】
【特許文献1】
特開2000−187408号公報
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにケース部材65,66で定着ローラ61、加圧ローラ62を狭い間隔で覆うと、例えば排気ファン55の作用等で加熱定着器36の長手方向の前奥(両端部間)で気圧差が生じた場合、この間隔部67,68や定着ローラ61、加圧ローラ62の内部を長手方向の前奥方向に流れるエアフローが生じやすくなってしまう。
【0027】
このようなエアフローが生じると、間隔部67,68ではローラ61,62の表面に近いエアーが直接動いてしまうため、ローラ61,62の表面の温度変化を引き起こしてしまい易く、加熱手段である定着ローラ61及び加圧ローラ62の長手方向温度に不均衡を生じてしまう。このような温度不均衡は、定着ローラ61及び加圧ローラ62でのトナーの定着性不良やシートの搬送不良を引き起こす原因となる。
【0028】
また、加熱手段が保温性の高いケース部材65,66で覆われていると、間隔部に加熱手段の熱が滞留し、それが時間の経過と共にケース部材65,66が覆ってない部分、例えばニップ部63の上方のシート搬送空間69へ対流して熱の流入が集中する。
【0029】
そのため、シートをガイドする搬送ガイド70,71や搬送ローラ対72の過昇温を引き起こしてしまう。よって、搬送ガイド70,71や搬送ローラ対72の存在するこの部分へのトナー画像の貼りつき等の問題を引き起こし易くなってしまう。
【0030】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、加熱手段周りの長手方向のエアフローを抑止し、かつ加熱手段の周りの放熱集中を回避する技術を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、熱により記録材上に形成された画像を加熱する加熱手段と、加熱手段と間隙を隔てて加熱手段の熱を断熱する断熱部材と、を有し、断熱部材は加熱手段に沿って設けられている定着装置において、断熱部材の加熱手段に対向する側とは反対側に空気流動が形成されることを特徴とする定着装置を提案する。
【0032】
このように構成することで、加熱手段にと断熱部材との隙間に流れ込もうとするエアー流が当該隙間よりも流れ易いエアー流路に流れて空気流動が形成され、当該隙間のエアーの動きを抑止することができる。また、エアー流路で加熱手段の長手方向とは垂直方向に長手方向略全域にわたってエアフローを効率よく流せるため、加熱手段の長手方向前後の気圧差が生じ難くなり、加熱手段と断熱部材間の長手方向のエアフロー発生を抑止することができる。このため、加熱手段での温度不均衡が防止でき、画像の定着性不良やシートの搬送不良を抑止できる。
【0033】
一方、このエアフローを加熱手段からの熱の流出が集中する部分を通過するように形成することで、加熱手段の周りの放熱集中を回避することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0035】
(第1の実施の形態)
図1、図2、図4に基づいて第1の実施の形態を説明する。
【0036】
図4は定着装置である加熱定着器を搭載した画像形成装置としてのカラー複写機を示す。
【0037】
本実施の形態におけるカラー複写機は従来と同構成であり、図4に示すように原稿リーダーユニット50及び原稿読み取り装置52、プリンタユニット60を備える。また、プリンタユニット60は本発明を施した定着装置としての加熱定着器36を除いて従来と同一である。そのため、本実施の形態ではフルカラー複写装置全体の説明を省略し、加熱定着器36について説明する。
【0038】
加熱定着器36は図1のように芯金表面にゴム層を形成した加熱体としての定着ローラ61及び定着ローラ61に圧接される加圧体としての加圧ローラ62の対で構成されており、加圧ローラ62が定着ローラ61に押圧されることでニップ部63が形成されている。この定着ローラ61及び加圧ローラ62が加熱手段を形成している。
【0039】
定着ローラ61内径部には発熱体であるヒータ64が配置され、図示しない制御装置により定着ローラ61を所望の温度に保つよう構成されている。
【0040】
加熱定着器36の動作時、下方より搬送されてきた記録材としてのシートはこのニップ部63に挟持されて搬送されると同時に、定着ローラ61及び加圧ローラ62により加熱されてトナー像が定着される。
【0041】
また、定着ローラ61及び加圧ローラ62の表面より2〜3mmの狭い間隙を介して、これらのローラ61,62の表面に沿った部分を有する形で断熱部材としてのケース部材100,101が配置されている。定着ローラ61及び加圧ローラ62とケース部材100,101のローラ61,62の表面に沿った部分との間には間隔部が形成されている。
【0042】
ケース部材100,101は断熱性の高い樹脂材料で形成されており、このようにケース部材100,101のローラ61,62の表面に沿った部分で定着ローラ61、加圧ローラ62を狭い間隔で覆うことで、これら定着ローラ61、加圧ローラ62を効率よく保温することができる。
【0043】
また、定着ローラ61及び加圧ローラ62の上方には、ケース部材100,101に保持されて定着後のシートを搬送する搬送手段としての搬送コロ104及び搬送ローラ106のローラ対が配置されている。
【0044】
ケース部材100には、定着ローラ61に沿った部分であるカバー部分102の上方に、定着ローラ61の長手方向略全域に開口した開口穴103が形成されている。また、ケース部材100の上方にも長手方向略全域に開口穴108が設けられている。
【0045】
一方、ケース部材100の記録材搬送体としての搬送コロ104を配置したガイド部材としての搬送ガイド105にも搬送コロ104の周りに長手方向略全域で開口穴109が設けられている。
【0046】
また、ケース部材101の搬送ローラ106を有するガイド部材としての搬送ガイド107にも搬送ローラ106の周りに長手方向略全域で開口穴110が設けられている。
【0047】
さらに、ケース部材101の上方にも長手方向略全域に開口穴111が設けられている。
【0048】
結局、図4の排気ファン55で発生するエアフローが開口穴103からケース部材100に流入し、一部は開口穴108から流出する。また、開口穴103からケース部材100に流入したその他のエアフローは、ケース部材100の開口穴109から流出し、さらに開口穴110からケース部材101に流入して開口穴111から流出する空気流動を形成するエアー流路が形成されている。
【0049】
このエアー流路は、定着ローラ61及び加圧ローラ62の上方に、搬送案内体としての搬送ガイド105,107の一部の開口穴109,110から搬送ガイド105,107を突き抜け、開口穴109,110部分に配置されている搬送コロ104及び搬送ローラ106の周りを通過して構成されている。
【0050】
このようにエアー流路が形成されるため、例えば図4の排気ファン55で発生するエアフローは加熱定着器36近傍においてはそのほとんどが、図1、図2の矢印のように定着ローラ61及び加圧ローラ62の上方を長手方向とは垂直方向に長手全域にわたって均等に流れ、定着ローラ61及び加圧ローラ62近傍の長手方向におけるエアー流を発生させることを抑止する。
【0051】
これにより、定着ローラ61及び加圧ローラ62の温度は長手方向で所望の均一性を確保することができ、温度不均一に起因する画像不良や搬送不良を防止することができる。
【0052】
そして、エアー流路は、搬送ガイド105,107の一部を通り抜けて形成されているので、エアー流路を流れるエアフローで定着ローラ61及び加圧ローラ62により昇温する搬送ガイド105,107を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0053】
なお、搬送ガイド105,107は、加熱手段である定着ローラ61及び加圧ローラ62と断熱部材であるケース部材100,101間に蓄積した熱が流出する出口近傍に形成された部品であり、その部品の昇温は他の部分に比べて昇温が激しい。
【0054】
また、エアー流路は、搬送コロ104及び搬送ローラ106の周り長手方向全域で通過するように形成されているので、エアー流路を流れるエアフローで定着ローラ61及び加圧ローラ62により昇温する搬送コロ104及び搬送ローラ106を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0055】
さらに、このエアー流路は、定着ローラ61及び加圧ローラ62上方に配置され、エアー流路を流れるエアフローで定着ローラ61及び加圧ローラ62の放熱により昇温し易い定着ローラ61及び加圧ローラ62上方部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0056】
なお、本実施の形態では、開口穴を設けることで空気流動を形成したが、この他に、リブ状に形成したもの等、空気流動の出口、入口を形成できるものであれば、形状は開口穴に限られるものではない。
【0057】
以上のように本実施の形態の加熱定着器36においては定着ローラ61及び加圧ローラ62の保温性と長手方向温度均一性を両立でき、さらに過昇温しやすい搬送ガイド105,107、搬送コロ104及び搬送ローラ106を効率的に冷却することも可能となり、良好な画像形成と搬送性を簡単な構成で実現できる。
【0058】
(第2の実施の形態)
図3、図4に基づいて第2の実施の形態を説明する。本実施の形態の加熱定着器36は、第1の実施の形態と同様に図4に示すカラー複写機等に搭載されるものである。本実施の形態ではフルカラー複写装置全体の説明を省略し、加熱定着器36について説明する。
【0059】
加熱定着器36は、図3のように内部に発熱体としてのセラミックヒータ150を有する定着回転体としてのフィルム151及び加圧体としての加圧ローラ152の対で構成されており、加圧ローラ152がフィルム151を挟んでセラミックヒータ150に押圧されることでニップ部153が形成されている。このセラミックヒータ150を有するフィルム151及び加圧ローラ152が加熱手段を形成している。
【0060】
加熱定着器36の動作時、下方より搬送されてきたシートはこのニップ部153に挟持されて搬送されると同時に、セラミックヒータ150により加熱されたフィルム151及び加圧ローラ152により加熱されてトナー像が定着される。
【0061】
また、フィルム151及び加圧ローラ152の表面より2〜3mm間隔を介して、これらのフィルム151及び加圧ローラ152の表面に沿った部分を有する形でケース部材154,155が配置されている。フィルム151及び加圧ローラ152とケース部材154,155のフィルム151及び加圧ローラ152の表面に沿った部分との間には間隙部が形成されている。
【0062】
ケース部材154,155は断熱性の高い樹脂材料で形成されており、このようにフィルム151及び加圧ローラ152の表面に沿った部分でフィルム151、加圧ローラ152を狭い間隔で覆うことで、これらフィルム151、加圧ローラ152を効率よく保温することができる。
【0063】
また、フィルム151及び加圧ローラ152の上方には、定着後のシートを搬送する搬送手段としての搬送コロ104及び搬送ローラ106のローラ対が配置されている。
【0064】
ケース部材154には、フィルム151に沿った部分であるカバー部分156の上方に、閉空間157が形成され、さらにその上方にフィルム151の長手方向略全域に開口した開口穴158が形成されている。また、ケース部材154の上方にも長手方向略全域に開口穴159が設けられている。
【0065】
一方、ケース部材154の搬送コロ104を配置したガイド部材としての搬送ガイド105にも搬送コロ104の周りに長手方向略全域で開口穴160が設けられている。
【0066】
また、ケース部材155の搬送ローラ106を有するガイド部材としての搬送ガイド107にも搬送ローラ106の周りに長手方向略全域で開口穴161が設けられている。
【0067】
さらに、ケース部材155の上方にも長手方向略全域に開口穴162が設けられている。
【0068】
結局、図4の排気ファン55で発生するエアフローが開口穴158からケース部材154に流入し、一部は開口穴159から流出する。また、開口穴158からケース部材154に流入したその他のエアフローは、ケース部材154の開口穴160から流出し、さらに開口穴161からケース部材155に流入して開口穴162から流出するエアー流路が形成されている。
【0069】
このエアー流路は、フィルム151及び加圧ローラ152の上方に、搬送ガイド105,107の一部の開口穴160,161から搬送ガイド105,107を突き抜け、開口穴160,161部分に配置されている搬送コロ104及び搬送ローラ106の周りを通過して構成されている。
【0070】
このようにエアー流路が形成されるため、例えば図4の排気ファン55で発生するエアフローは加熱定着器36近傍においてはそのほとんどが、図3の矢印のようにフィルム151及び加圧ローラ152の上方を長手方向とは垂直方向に長手全域にわたって均等に流れ、フィルム151及び加圧ローラ152近傍の長手方向におけるエアー流を発生させることを抑止する。
【0071】
これにより、フィルム151及び加圧ローラ152の温度は長手方向で所望の均一性を確保することができ、温度不均一に起因する画像不良や搬送不良を防止することができる。
【0072】
そして、エアー流路は、搬送ガイド105,107の一部を通り抜けて形成されているので、エアー流路を流れるエアフローでフィルム151及び加圧ローラ152により昇温する搬送ガイド105,107を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0073】
また、エアー流路は、搬送コロ104及び搬送ローラ106の周り長手方向全域で通過するように形成されているので、エアー流路を流れるエアフローでフィルム151及び加圧ローラ152により昇温する搬送コロ104及び搬送ローラ106を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0074】
さらに、このエアー流路は、フィルム151及び加圧ローラ152上方に配置され、エアー流路を流れるエアフローでフィルム151及び加圧ローラ152の放熱により昇温し易いフィルム151及び加圧ローラ152上方部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0075】
なお、本実施の形態では、開口穴を設けることで空気流動を形成したが、この他に、リブ状に形成したもの等、空気流動の出口、入口を形成できるものであれば、形状は開口穴に限られるものではない。
【0076】
以上のように本実施の形態の加熱定着器36においてはフィルム151及び加圧ローラ152の保温性と長手方向温度均一性を両立でき、さらに過昇温しやすい搬送ガイド105,107、搬送コロ104及び搬送ローラ106を効率的に冷却することも可能となり、良好な画像形成と搬送性を簡単な構成で実現できる。
【0077】
以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0078】
[実施態様1]
熱により記録材上に形成された画像を加熱する加熱手段と、加熱手段と間隙を隔てて加熱手段の熱を断熱する断熱部材と、を有し、断熱部材は加熱手段に沿って設けられている定着装置において、
断熱部材の加熱手段に対向する側とは反対側に空気流動が形成されることを特徴とする定着装置。
【0079】
このように構成することで、加熱手段に直接触れているケース部材との隙間に流れ込もうとするエアー流が当該隙間よりも流れ易いエアー流路に流れて空気流動が形成され、当該隙間のエアーの動きを抑止することができる。また、エアー流路で加熱手段の長手方向とは垂直方向に長手方向略全域にわたってエアフローを効率よく流せるため、加熱手段の長手方向前後の気圧差が生じ難くなり、加熱手段近傍の長手方向のエアフロー発生を抑止することができる。このため、加熱手段での温度不均衡が防止でき、画像の定着性不良やシートの搬送不良を抑止できる。
【0080】
[実施態様2]
前記空気流動は定着後の記録材を案内する案内部分を通り抜けるように形成されていることを特徴とする実施態様1に記載の定着装置。
【0081】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段により昇温する案内部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0082】
なお、案内部分とは記録材を案内する記録材案内体、記録材を搬送する記録材搬送体をいう。
【0083】
[実施態様3]
前記空気流動は記録材搬送のための搬送手段を通過するように形成されていることを特徴とする実施態様1に記載の定着装置。
【0084】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段により昇温する搬送手段を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0085】
[実施態様4]
前記空気流動は前記加熱手段に対して上方に配置されることを特徴とする実施態様1に記載の定着装置。
【0086】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段の放熱により昇温し易い加熱手段上方部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0087】
[実施態様5]
熱により記録材上に形成された未定着トナー画像を記録材に定着する加熱手段と、加熱手段と間隙を隔てて加熱手段の熱を断熱する断熱部材と、を有し、断熱部材は加熱手段に沿って設けられている定着装置であって、断熱部材の加熱手段に対向する側とは反対側に空気流動が形成される定着装置は、未定着トナー像を形成する未定着トナー像形成手段を有する画像形成装置に備えられていることを特徴とする画像形成装置。
【0088】
このように構成することで、加熱手段に直接触れているケース部材との隙間に流れ込もうとするエアー流が当該隙間よりも流れ易いエアー流路に流れて空気流動が形成され、当該隙間のエアーの動きを抑止することができる。また、エアー流路で加熱手段の長手方向とは垂直方向に長手方向略全域にわたってエアフローを効率よく流せるため、加熱手段の長手方向前後の気圧差が生じ難くなり、加熱手段近傍の長手方向のエアフロー発生を抑止することができる。このため、加熱手段での温度不均衡が防止でき、画像の定着性不良やシートの搬送不良を抑止できる。
【0089】
[実施態様6]
前記空気流動は定着後の記録材を案内する案内部分を通り抜けるように形成されていることを特徴とする実施態様5に記載の画像形成装置。
【0090】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段により昇温する案内部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0091】
[実施態様7]
前記空気流動は記録材搬送のための搬送手段を通過するように形成されていることを特徴とする実施態様5に記載の画像形成装置。
【0092】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段により昇温する搬送手段を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0093】
[実施態様8]
前記空気流動は前記加熱手段に対して上方に配置されることを特徴とする実施態様5に記載の画像形成装置。
【0094】
このように構成することで、エアー流路を流れるエアフローで加熱手段の放熱により昇温し易い加熱手段上方部分を冷却することができ、画像の貼りつきやシート搬送不良の問題を防ぐことができる。
【0095】
以上のように本発明に係る定着装置や画像形成装置においては、簡単な構成で画像欠陥、シート搬送不良の防止が実現できる。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、加熱手段周りの長手方向のエアフローを抑止し、かつ加熱手段の周りの放熱集中を回避することができ、良好な画像形成と搬送性を簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るの加熱定着器の概略断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る加熱定着器の概略斜視図である。
【図3】第2の実施の形態に係る加熱定着器の概略断面図である。
【図4】カラー複写機の概略断面図である。
【図5】従来技術の加熱定着器の概略断面図である。
【符号の説明】
36 加熱定着器
61 定着ローラ
62 加圧ローラ
63 ニップ部
64 ヒータ
100,101 ケース部材
102 カバー部分
103,108,109,110,111 開口穴
104 搬送コロ
105,107 搬送ガイド
106 搬送ローラ
150 セラミックヒータ
151 フィルム
152 加圧ローラ
153 ニップ部
154,155 ケース部材
156 カバー部分
157 閉空間
158,159,160,161,162 開口穴

Claims (1)

  1. 熱により記録材上に形成された画像を加熱する加熱手段と、加熱手段と間隙を隔てて加熱手段の熱を断熱する断熱部材と、を有し、断熱部材は加熱手段に沿って設けられている定着装置において、
    断熱部材の加熱手段に対向する側とは反対側に空気流動が形成されることを特徴とする定着装置。
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