JP2004271463A - 半導体検査方法および半導体装置 - Google Patents

半導体検査方法および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004271463A
JP2004271463A JP2003065829A JP2003065829A JP2004271463A JP 2004271463 A JP2004271463 A JP 2004271463A JP 2003065829 A JP2003065829 A JP 2003065829A JP 2003065829 A JP2003065829 A JP 2003065829A JP 2004271463 A JP2004271463 A JP 2004271463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
semiconductor device
semiconductor
inspection method
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003065829A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yoshimoto
豊 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003065829A priority Critical patent/JP2004271463A/ja
Publication of JP2004271463A publication Critical patent/JP2004271463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置の出荷検査時の検査精度を向上するとともに検査時間を短縮することができ、かつ同時に差動出力ドライバの双方のタイミング仕様も測定することができる半導体検査方法および半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置内の出力ドライバに入力パターンを入力し、出力ドライバのPチャネルまたはNチャネルトランジスタを導通させ、外部から任意の電圧を印加して電流を測定し(ステップS10)、測定した電流値と印加電圧より出力インピーダンスを演算し(ステップS11)、その出力インピーダンスを基に立ち上りおよび立下りのタイミング時間を演算して(ステップS12、S13)、各タイミング時間の比およびクロスオーバ電圧を演算し(ステップS14、S15)、各演算結果より半導体装置の品質を判定する(ステップS16)。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査対象である半導体装置の品質を判定するための半導体検査方法およびその検査方法を実行する半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、半導体装置に対する検査方法として、半導体装置の伝達特性を検査するタイミング検査により、検査対象の半導体装置の品質を判定する半導体検査方法が広く用いられている。特に、各種伝送方式、例えばUSBや、IEEE1394や、イーサネット(登録商標)などの伝送信号出力に適用される差動電圧出力回路の出力信号の品質を検査するものに多く利用されている。
【0003】
このような半導体検査方法では、タイミング検査として、検査対象の半導体装置に対して、その入出力信号間の伝播遅延時間、および出力信号の立上り時間と立下り時間を、基準クロックでサンプリングして測定することにより検査し、当該半導体装置の品質判定を行っている。
【0004】
以上のような従来の半導体検査方法(例えば、特許文献1を参照)を、出力信号の立上り時間を測定する場合を例にして、以下に説明する。
まず、半導体検査装置として、少なくとも入力パターン発生器および電圧比較器を内蔵しているLSIテスターなどを用意する。ここで、半導体検査装置に内蔵されている入力パターン発生器から、その入力パターンを、検査対象であり出力ドライバを具備した半導体装置に入力する。
【0005】
そして、基準クロックを基準にしたサンプリング測定により、入力パターン発生器からの入力パターンを基に出力ドライバから出力される出力波形において、その電圧値が、半導体検査装置に内臓されている電圧比較器に設定されているLowレベル電圧値と一致した時間を基準時間とし、この基準時間を基点として、Highレベル電圧と一致した時間までの期間を、立上り時間として測定する。同様に、HighレベルからLowレベルまでの期間を、立下り時間として測定する。
【0006】
このようにして測定した立上り時間および立下り時間等に基づいて、検査対象である半導体装置の品質を判定している。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−147062号公報(第11頁、第8図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような従来の半導体検査方法では、図7に示すように、出力ドライバの出力波形において、基準クロックレートを基にしたサンプリング測定により、例えば立上り時間(Tr)および立下り時間を測定し、これらの測定結果に基づいて半導体装置の品質を判定しており、各測定時にサンプリングするための時間が必要なため、立上り時間(Tr)あるいは立下り時間が長い場合には長いサンプリング時間が必要となり、検査時間が長くなるという問題点を有していた。
【0009】
更に、出力波形にノイズが乗ったため測定結果が変動して不安定になった場合や、サンプリングに使用する基準クロックレートに十分な精度が得られない場合には、検査精度が低下するという問題点を有していた。
【0010】
また、サンプリングに使用する基準クロックレートの周期や精度が、LSIテスターなどの半導体検査装置の機能・性能・機種などの要因によって異なり、半導体装置のタイミング特性の仕様によっては使用できないため、半導体検査装置の選択に汎用性が得られないという問題点も有していた。
【0011】
また最近では、イーサネット(登録商標)、USB、IEEE1394などのシリアルデータ通信に差動信号を利用する伝送方法が一般的であり、例えば差動信号を使用するUSBの信号のタイミング仕様では、正側(負側)の差動信号の出力波形の立上り時間(または立下り時間)と負側(正側)の差動信号の出力波形の立下り時間(または立上り時間)との比(USB1.1/2.0の規格ではDifferential Rise/Fall time MatchingtFR/tFF)が規定されており、また、正側(負側)の差動信号の出力波形の立上り波形(または立下り波形)と負側(正側)の差動信号の出力波形の立下り波形(立下り波形)とが交差する電圧値(USB1.1/2.0の規格ではOutput signal crossover point voltage VCRS)が規定されている。
【0012】
そのため、上記のtFR/tFFやVCRSを測定する場合に、双方の差動出力を同一タイミングで測定しなければならないが、通常の半導体検査装置(LSIテスター)では個別の差動出力しか測定できず、上記のような伝送路に対応する半導体装置に対して、双方の差動出力を同一タイミングで測定することができないという問題点をも有していた。
【0013】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、検査対象である半導体装置のタイミング検査に要する時間を短縮することができるとともに、どのようなタイミング特性を有する仕様の半導体装置についても汎用的に対応させて十分な精度で検査することができ、かつtFR/tFFやVCRSの検査に対して従来の検査ではできなかった同一タイミングでの双方の差動出力特性を検査することができる半導体検査方法および半導体装置を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の半導体検査方法は、検査対象であり差動出力ドライバを有する半導体装置に対して各種出力品質を検査し、その検査結果を基に当該半導体装置を良否判定する半導体検査方法であって、前記半導体装置に電圧を印加してその出力電流を測定する工程と、前記出力電流から前記半導体装置の出力インピーダンス値を演算する工程と、前記出力インピーダンス値を基に前記出力電流の立上り時間および立下り時間を演算する工程と、前記立上り時間と立下り時間との時間比を演算する工程と、前記時間比を基に前記差動出力ドライバのクロスオーバ電圧を演算する工程と、前記各演算により得られた各演算値をそれぞれ予め決められた規格値と比較する工程とからなり、前記比較の結果を基に前記半導体装置の出力品質を検査する方法としたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項2に記載の半導体検査方法は、請求項1に記載の半導体検査方法であって、半導体検査装置による半導体装置の検査を制御するために設けられた制御用コンピュータにより実行する方法としたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項3に記載の半導体装置は、請求項1または請求項2に記載の半導体検査方法を記憶する半導体記憶装置と制御用コンピュータとからなる構成としたことを特徴とする。
【0017】
以上により、半導体装置を良否判定するため各種出力品質の検査基準となる出力電流の立上り時間および立下り時間、それら立上り時間および立下り時間の比、および差動出力ドライバのクロスオーバ電圧値については、基準クロックによるサンプリング測定を利用することなく、測定により得られた半導体装置からの出力電流を用いて演算した出力インピーダンス値を基に演算して求めることにより、実際の測定として半導体装置からの出力電流のみを測定するだけで、半導体装置の各種出力品質を検査することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す半導体検査方法および半導体装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0019】
はじめに、半導体検査方法における技術的な概念について説明する。
図5はコンデンサ負荷(ここでは、コンデンサ容量を50pFとする)でのUSBドライバの概念図である。この半導体検査方法では、半導体装置に内蔵されている出力ドライバに入力パターンを入力し、出力ドライバを形成するPチャネルトランジスタまたはNチャネルトランジスタを導通させる。端子の外部に任意の電圧を印加し負荷に流れる出力電流を測定する。測定した電流値と印加電圧を用いて演算により出力インピーダンスを求める。ZDRVは出力ドライバの出力インピーダンス、Cはコンデンサ負荷である。
【0020】
ここで、差動出力の正側の信号DP及び差動出力の負側の信号DMに対する出力インピーダンスを、下記のように定義した。
【0021】
【数1】
Figure 2004271463
演算結果である出力インピーダンスを元に立上り時間、または立下り時間を演算により求める。ドライバのH出力時にはSW1がONで、SW2がOFFとなり、電源電圧VDDがZDRVを通してCに充電される。このため、出力電圧VOUTは0VからVDDとなる。ドライバのL出力時にはSW1がOFFで、SW2がONとなり、Cの電圧VDDがZDRVを通して放電される。このため、出力電圧VOUTはVDDから0Vとなる。今、CがVDDに充電されている状態で、SW1をOFF、SW2をONとしてLを出力する場合(すなわち出力立下り)について考える。時間tでの出力電圧VOUT(t)は、以下の式で表される。
【0022】
【数2】
Figure 2004271463
fall timeはVOUTが0.9VDDから0.1VDDになるまでの時間で規定される。VOUTが0.9VDDになるときの時間をt、0.1VDDになるときの時間をtとすると、
【0023】
【数3】
Figure 2004271463
ただし、上記0.9VDDおよび0.1VDDの係数0.9および0.1は、この値の限りではなく変更も可能である。
【0024】
これよりfall time(t)を求めると、
【0025】
【数4】
Figure 2004271463
となり、rise timeについても同様の計算結果となる。
【0026】
次に、立上り時間と立下り時間からそれらの時間比を演算する。rise time,fall timeのmatchingは、例としてUSBスペックで下記のように規定されている。ただし、イーサネット(登録商標)などの異なるシステムにおいてはこの値の限りではない。
【0027】
【数5】
Figure 2004271463
更に詳細に表現すると、
【0028】
【数6】
Figure 2004271463
となり、rise time,fall timeは下記の式で表される。
【0029】
【数7】
Figure 2004271463
よって、rise time,fall timeのmatchingは、下記の計算式で求めることができる。
【0030】
【数8】
Figure 2004271463
つまり、rise time,fall timeのmatchingは、出力インピーダンスZDRVの比(ratio)から算出できる。よって、直接rise time,fall timeを測定し、matching ratioを検査することはできないが、既に測定された出力インピーダンスZDRVの値から検査が可能であり、その検査結果を間接的に保証することができる。
【0031】
クロスオーバ電圧も、同様に立上り時間と立下り時間から演算できる。クロスオーバ電圧VCRSの変動要因として、rise time,fall time,DP−DM間スキューが考えられる。DP−DM間スキューが無い場合には、rise time,fall timeが完全に一致していれば、クロスオーバ電圧はVDD/2になる。即ち、rise time,fall timeのmatchingが100%であれば、VDD/2になる。スキューが無いとすれば、クロスオーバ電圧VCRSは、次式で計算できる。例として立ち上がり(DM)と立下りの波形(DP)の出力電圧は、それぞれ下記の式で表される。
【0032】
【数9】
Figure 2004271463
上記の出力電圧波形の交点がクロスオーバ電圧であるので、その交点の時間tを求めると、rise time,fall timeのmatchingが100%であれば、以下の式が成り立つ。
【0033】
【数10】
Figure 2004271463
しかしながら、
【0034】
【数11】
Figure 2004271463
の条件では、一般解を求めるのは難しい。そこで、立ち上がり波形(DM)と立下りの波形(DP)を1次関数の直線で近似し、2本の直線の交点をクロスオーバ電圧とした時、2本の直線の式は、それぞれ、
【0035】
【数12】
Figure 2004271463
となる。
【0036】
交点はt=(t・t)/(0.8・(t+t))となり、クロスオーバ電圧はVCRS=VDD/(1+t/t)で表され、t/t=1であれば、VCRS=VDD/2となる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の半導体検査方法を説明する。
【0037】
図1は本実施の形態1の半導体検査方法による半導体装置の検査手順を示すフローチャートである。また、図2は本実施の形態1の半導体検査方法を実行するための構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態1の半導体検査方法を実行するための構成としては、この限りではない。
【0038】
図2において、100は検査対象の半導体装置、110は電流測定装置、120は演算部、101は正側差動出力ドライバ、104は負側差動出力ドライバ、102は正側差動出力ドライバ101の入力端子、105は負側差動出力ドライバ104の入力端子、103は正側差動出力ドライバ101の出力端子(以下、DPと呼ぶ)、106は負側差動出力ドライバ104の出力端子(以下、DMと呼ぶ)であり、DPおよびDMは電流測定装置110に接続されている。また、電流測定装置110は演算部120に接続されている。
【0039】
次に、本実施の形態1の半導体検査方法による半導体装置の検査手順を、図1および図2を用いて説明する。
第1の工程として、図6に示すように、半導体装置100の正側差動出力ドライバ101の入力端子102および負側差動出力ドライバ104の入力端子105から、任意に作成された検査用の入力側パターン信号ID+、ID−を入力すると、正側差動出力ドライバ101の出力端子103および負側差動出力ドライバ104の出力端子106から、出力側パターン信号OD+、OD−が出力される。
【0040】
すなわち、半導体装置100に内蔵されている正側差動出力ドライバ101または負側差動出力ドライバ104に、入力側パターン信号ID+、ID−を入力することにより、各差動出力ドライバ101、104を構成するPチャネルトランジスタまたはNチャネルトランジスタを導通させた状態で、電流測定装置110から差動出力ドライバ101、104の各出力端子103、106に任意の電圧を印加し、そのときに各出力端子103、106から出力される電流値を、電流測定装置110により測定する(ステップS10)。
【0041】
第2の工程として、第1の工程で測定した電流値と印加電圧を基に、差動出力ドライバ101、104の出力インピーダンスを、演算により求める(ステップS11)。通常、出力インピーダンスは、トランジスタのオン抵抗値として表される。
【0042】
第3の工程として、第2の工程の演算結果である出力インピーダンスを基に、差動出力ドライバ101、104からの出力信号である出力側パターン信号OD+、OD−の立上り時間または立下り時間を、演算により求める(ステップS12、S13)。
【0043】
第4の工程として、第3の工程の演算結果である立上り時間と立下り時間からそれらの時間比を演算する(ステップS14)。
第5の工程として、第4の工程の演算結果である立上り時間と立下り時間の時間比を基に、差動出力ドライバ101、104におけるクロスオーバ電圧を演算する(ステップS15)。
【0044】
最後に、各工程で演算した各演算値を、予め半導体装置の仕様から決められた規格値とそれぞれ比較し、当該半導体装置100に対して良品か不良品かを判定する(ステップS16)。
【0045】
各工程の演算手法は、前述の検査概念で詳細に述べているが、通常の半導体検査装置であるLSIテスタの検査プログラムで実現できる形態も可能である。
以上のように、本実施の形態1の半導体検査方法により、半導体装置の出力電流を測定するだけで、その出力電流値を用いて出力インピーダンスを演算し、この出力インピーダンスの演算値を基に、出力品質を得るためのタイミング特性を演算により求め検査することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の半導体検査方法を説明する。
【0046】
以下、本実施の形態2の半導体検査方法による半導体装置の検査手順を、図3を用いて説明する。
図3は本実施の形態2の半導体検査方法を実行するための構成を示すブロック図であり、構成としてはこの限りではない。図3において、300は検査対象であり少なくとも2個の差動出力ドライバ311、314を内臓する半導体装置である。301は電流測定装置であり、実施の形態1で説明した電流測定装置110と同等な機能を有する。
【0047】
本実施の形態2の半導体検査方法における第1の特徴は、実施の形態1で説明した演算部120による演算処理を、制御用コンピュータ302で実行することである。また、第2の特徴は、制御用コンピュータ302による演算処理の実行手順を指示するために、本実施の形態2の半導体検査方法による検査手順をプログラム化して格納する記憶装置303を、半導体装置300と制御コンピュータ302の外部に設けることである。
【0048】
304は入力パターン発生装置であり、制御用コンピュータ302からの制御信号によって任意のパターン信号を発生して出力し、半導体装置300の入力端子312、315に入力する機能を有する。制御用コンピュータ302は、その制御信号により、電流測定装置301、記憶装置303、入力パターン発生装置304を、それぞれ制御することによって、本実施の形態2の半導体検査方法を実現する。
【0049】
電流測定装置301から測定データを制御用コンピュータ302の内部メモリに取り込み、制御用コンピュータ302が有する演算処理機能を使い、出力インピーダンスの演算を行う。前述で詳細に述べているように、出力インピーダンスの値が計算できれば、立上り時間または立下り時間、およびそれらの時間比、さらにクロスオーバ電圧の演算も可能である。なお、演算処理を担当する制御用コンピュータ302は、加減乗除の演算機能をもつものであれば、どのような構成でも構わない。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の半導体検査方法および半導体装置を説明する。
【0050】
図4は本実施の形態3の半導体検査方法および半導体装置を示すブロック図である。本実施の形態3の特徴は、制御用コンピュータ402と記憶装置403、入力パターン発生装置404を、それらからなる半導体装置400として構成したことである。実施の形態2の場合との相違点は、半導体検査方法を実行するための構成を、1つの半導体装置400内に組み込むことである。
【0051】
なお、制御用コンピュータ402は、マイクロコントローラが最適ではあるが、他の装置を使用することも可能である。記憶装置403はROMなどのメモリ素子を使用することも可能である。また、入力パターン発生装置404は、論理回路で構成できる。
【0052】
このように、半導体検査方法を実行するための構成を、1つの半導体装置400に内蔵することにより、開発費等による多くの費用を必要とせず、製品コストを低減することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、半導体装置を良否判定するため各種出力品質の検査基準となる出力電流の立上り時間および立下り時間、それら立上り時間および立下り時間の比、および差動出力ドライバのクロスオーバ電圧値については、基準クロックによるサンプリング測定を利用することなく、測定により得られた半導体装置からの出力電流を用いて演算した出力インピーダンス値を基に演算して求めることにより、実際の測定として半導体装置からの出力電流のみを測定するだけで、半導体装置の各種出力品質を検査することができる。
【0054】
そのため、検査対象である半導体装置のタイミング検査に要する時間を短縮することができるとともに、どのようなタイミング特性を有する仕様の半導体装置についても汎用的に対応させて十分な精度で検査することができ、かつtFR/tFFやVCRSの検査に対して従来の検査ではできなかった同一タイミングでの双方の差動出力特性を検査することができ、その検査結果を基に、当該半導体装置の良否を短時間でかつ正確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体検査方法を示すフローチャート
【図2】同実施の形態1の半導体検査方法を実現するためのブロック構成図
【図3】本発明の実施の形態2の半導体検査方法を実現するためのブロック構成図
【図4】本発明の実施の形態3の半導体装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態の半導体検査方法に係る出力ドライバの概念図
【図6】同実施の形態の半導体検査方法に係る出力ドライバの出力波形図
【図7】従来の半導体検査方法における立上り時間測定時のタイミング図
【符号の説明】
100 半導体装置
101 正側差動出力ドライバ
102 正側差動出力ドライバ入力端子
103 正側差動出力ドライバ出力端子
104 負側差動出力ドライバ
105 負側差動出力ドライバ入力端子
106 負側差動出力ドライバ出力端子
110 電流測定装置
120 演算部
300 半導体装置
301 電流測定装置
302 制御用コンピュータ
303 記憶装置
304 入力パターン発生装置
311 正側差動出力ドライバ
312 正側差動出力ドライバ入力端子
313 正側差動出力ドライバ出力端子
314 負側差動出力ドライバ
315 負側差動出力ドライバ入力端子
316 負側差動出力ドライバ出力端子
400 半導体装置
401 電流測定装置
402 制御用コンピュータ
403 記憶装置
404 入力パターン発生装置
411 正側差動出力ドライバ
412 正側差動出力ドライバ入力端子
413 正側差動出力ドライバ出力端子
414 負側差動出力ドライバ
415 負側差動出力ドライバ入力端子
416 負側差動出力ドライバ出力端子

Claims (3)

  1. 検査対象であり差動出力ドライバを有する半導体装置に対して各種出力品質を検査し、その検査結果を基に当該半導体装置を良否判定する半導体検査方法であって、前記半導体装置に電圧を印加してその出力電流を測定する工程と、前記出力電流から前記半導体装置の出力インピーダンス値を演算する工程と、前記出力インピーダンス値を基に前記出力電流の立上り時間および立下り時間を演算する工程と、前記立上り時間と立下り時間との時間比を演算する工程と、前記時間比を基に前記差動出力ドライバのクロスオーバ電圧を演算する工程と、前記各演算により得られた各演算値をそれぞれ予め決められた規格値と比較する工程とからなり、前記比較の結果を基に前記半導体装置の出力品質を検査する半導体検査方法。
  2. 請求項1に記載の半導体検査方法であって、半導体検査装置による半導体装置の検査を制御するために設けられた制御用コンピュータにより実行する半導体検査方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体検査方法を記憶する半導体記憶装置と制御用コンピュータとからなる半導体装置。
JP2003065829A 2003-03-12 2003-03-12 半導体検査方法および半導体装置 Pending JP2004271463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003065829A JP2004271463A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 半導体検査方法および半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003065829A JP2004271463A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 半導体検査方法および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004271463A true JP2004271463A (ja) 2004-09-30

Family

ID=33126707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003065829A Pending JP2004271463A (ja) 2003-03-12 2003-03-12 半導体検査方法および半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004271463A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292143A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Samsung Electronics Co Ltd シングルエンド信号をシリアル併合して分析する測定回路及びその方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292143A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Samsung Electronics Co Ltd シングルエンド信号をシリアル併合して分析する測定回路及びその方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102970007B (zh) 用于时间电流转换的方法和装置
JP4825782B2 (ja) 自動検査設備内部の寄生容量を精密に計測するシステム、回路および方法
CN110174922A (zh) 一种hsi时钟频率的校准方法和装置
US20080036510A1 (en) Signal generating apparatus capable of measuring trip point of power-up signal and method of measuring trip point of power-up signal using the same
US8195411B2 (en) IDDQ test apparatus and test method
JP2002026099A (ja) エレクトロマイグレーション評価回路
JP2004271463A (ja) 半導体検査方法および半導体装置
US7710101B2 (en) Method and system for measuring maximum operating frequency and corresponding duty cycle for an I/O cell
TWI504913B (zh) 誤差補償方法與應用此方法的自動測試設備
JP2009288064A (ja) 半導体試験装置及び方法
JP2005030978A (ja) 位相差測定装置、位相差測定方法および試験装置
JP2006189352A (ja) インピーダンス変換回路、入出力回路及び半導体試験装置
JPH08160100A (ja) 半導体テスタ
KR101090448B1 (ko) 온 칩 펄스 제너레이터를 이용한 커패시턴스 측정 장치
JP4909192B2 (ja) コンデンサ容量測定装置
JP2978656B2 (ja) 半導体集積回路試験装置とその試験方法
JP2006250743A (ja) π型インピーダンス回路網のインピーダンス測定方法および測定装置
JP2007293542A (ja) Fpgaの消費電流関係式導出方法およびプログラム、fpgaの消費電流関係式導出システムおよびfpgaの見積りツール精度評価プログラム
JP2905566B2 (ja) Moslsiの電源電流測定時期検出方法
JP2006234400A (ja) コンパレータ回路の検査方法
JP3160185B2 (ja) コンパレータ回路のヒステリシス検査方法
JP3933533B2 (ja) テスト用回路を備えたワンショットパルス発生装置及びそのテスト用回路を使用したワンショットパルス発生装置のテスト方法
JPH09214296A (ja) 半導体装置のシュミット入力バッファ回路とその検査方法
RU2529675C2 (ru) Способ разделения интегральных схем "по надежности"
JP6320862B2 (ja) 検査装置および検査方法