JP2004271029A - 除湿機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】除湿通路11と再生通路12とに区画したケーシング10と、駆動手段(駆動モータ35)により回転する除湿ロータ34と、室内の空気を吸引して除湿した乾燥空気を室内に循環供給する室内空気循環ファン47A,47Bと、再生空気を循環させる再生空気循環ファン49と、再生空気および除湿ロータ34を加熱する加熱ヒータ51と、内部に流通する再生空気を外部に流通する空気により冷却して含有した水分を取り除く熱交換器53と、取り除いた水分を貯留するタンク61とを備えた除湿機において、除湿ロータ34の外周部または内周部にマイクロスイッチ43を配設するとともに、除湿ロータ34の外周縁または内周縁にマイクロスイッチ43の接点をオンまたはオフさせる作動部44を設けた構成する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、除湿機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明の除湿機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−259352号公報
【0004】
この特許文献1の除湿機は、ケーシング内が除湿通路と再生通路とに区画され、これら通路に跨って円板状の除湿ロータが回転可能に配設されている。
【0005】
前記除湿通路には、室内の空気を吸気口から吸引し、排気口から室内に循環供給するための室内空気循環ファンが配設されている。前記再生通路には、該再生通路内の再生空気を循環させる再生空気循環ファンと、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータとが配設されている。また、ケーシング内には、前記再生通路の一部を構成する熱交換器が配設されている。
【0006】
そして、前記除湿通路では、吸引した室内の空気を前記除湿ロータを通過することにより、吸引した空気に含有した水分が吸着され、乾燥した空気として排気口から室内に循環供給される。
【0007】
また、再生通路では、内部の再生空気が前記加熱ヒータで加熱され、この状態で前記除湿ロータを通過することにより、該除湿ロータが吸着した水分を放出する。そして、その再生空気が、熱交換器を通過する際に熱交換によって冷却されると、含有した水分が結露する。これにより、再生空気に含まれた水分は取り除かれ、結露した水はタンクに回収される。
【0008】
さらに、この除湿機には、前記再生通路内に温度センサを配設し、除湿ロータの駆動モータの故障によって停止するなどの異常を検出するように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記除湿機は、除湿ロータが停止した後、温度上昇によって異常を検出するまでに非常に長い検出時間が必要である。これにより、除湿ロータを過剰に加熱することになり、その結果、該除湿ロータの吸着性能が劣化し、除湿能力が低下するという問題がある。
【0010】
なお、温度センサの代わりにフォトセンサを用いて除湿ロータの異常を検出するようにした除湿機も提供されているが、この場合には機器自体がコスト高になるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明では、機器のコストアップを抑制し、確実に除湿ロータの異常を迅速に検出できる除湿機を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の除湿機は、内部を除湿通路と再生通路とに区画したケーシングと、前記両通路に跨って駆動手段により回転可能に配設した除湿ロータと、前記除湿通路内に配設し、室内の空気を吸引して前記除湿ロータによって除湿した乾燥空気を室内に循環供給する室内空気循環ファンと、前記再生通路内に配設し、再生空気を循環させる再生空気循環ファンと、前記再生通路内に配設し、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータと、前記除湿通路内に配設するとともに前記再生通路の一部を構成し、内部に流通する再生空気を外部に流通する空気により冷却して含有した水分を取り除く熱交換器と、前記熱交換器により取り除いた水分を貯留するタンクとを備えた除湿機において、前記除湿ロータの外周部または内周部にマイクロスイッチを配設するとともに、前記除湿ロータの外周縁または内周縁に前記マイクロスイッチの接点をオンまたはオフさせる凸状または凹状の作動部を設けた構成としている。
【0013】
前記除湿機によれば、除湿ロータの外周縁に設けた作動部によってマイクロスイッチをオンまたはオフするため、除湿ロータのロック状態などの異常を迅速に検出することができる。そのため、除湿ロータを局部的に過剰加熱するなどの問題を防止でき、その結果、該除湿ロータの吸着性能が劣化し、除湿能力が低下する問題を防止できる。また、安価なマイクロスイッチを使用しているため、機器自体がコスト高になることを防止できる。
【0014】
この除湿機では、前記除湿ロータは、メッシュ状のロータ本体の外周を保持する保持部材を備え、該保持部材の外周縁または内周縁に、前記駆動手段の出力軸に設けた歯車に噛み合う複数の凸状歯を設け、該凸状歯の一部を延ばして前記作動部を構成することが好ましい。このように、除湿ロータを回転駆動させるための凸状歯の一部を利用して作動部を設けているため、保持部材を形成するための金型の構成が簡単になり、コスト高になることを抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図6は、本発明の実施形態に係る除湿機を示す。この除湿機は、大略、矩形状をなすケーシング10の内部を除湿通路11と再生通路12とに区画し、その内部に、除湿ロータ34と、室内空気循環ファン47A,47Bと、再生空気循環ファン49と、加熱ヒータ51と、熱交換器53とを水平に配設するとともに、下部にタンク61を配設したものである。
【0016】
前記ケーシング10は、図2(A),(B)に示すように、基枠13の前後に前カバー14と後カバー15とを配設したものである。前記前カバー14の上部にはルーバー16を備えた排気口17が形成されている。前記後カバー15には、垂直方向に延びる複数のスリットからなる吸気口18が形成されている。また、ケーシング10には、前記基枠13にカバー14,15を組み付けることにより、その下部にタンク収容室19が形成される。
【0017】
前記基枠13の前面側には、図3に示すように、一対のインボリュート通路を構成する壁20a,20bを備えるとともに開口された室内空気循環ファン配設部20A,20Bと、再生空気循環ファン配設部21と、該再生空気循環ファン配設部21から後述する加熱ヒータ配設部26にかけて延びるダクト部22とが設けられている。このダクト部22は、断面凹字形状の溝からなり、この溝に内嵌する逆凹字形状のダクトカバー23を配設することにより再生通路12の一部を構成する。また、本実施形態のダクトカバー23の上面には、前記室内空気循環ファン配設部20Aのインボリュート通路の一部を構成する壁部24が設けられている。さらに、前記室内空気循環ファン配設部20A,20Bの間には、除湿通路11の一部を構成する開口部25が設けられている。
【0018】
また、基枠13の後面側には、図4および図5に示すように、前側に加熱ヒータ配設部26と、除湿ロータ配設部27と、前記再生空気循環ファン配設部21に連通する円筒状のダクト28とが設けられている。前記加熱ヒータ配設部26は、前記ダクト部材と連通している。除湿ロータ配設部27は、図5に示すように、後述する除湿ロータ34の保持部材37の下端縁より肉厚の周壁29の上面に、ガイド用の凹溝30を設けたものである。また、この除湿ロータ配設部27には、所定間隔をもって後述する除湿ロータ34のフランジ部41の上面に引っ掛けて位置決めするためのガイド爪31が設けられている。さらに、この基枠13の後面側には、除湿ロータ34の外周縁に位置するように、該除湿ロータ34の駆動手段である駆動モータ35と、マイクロスイッチ43とが配設される。さらにまた、この基枠13の後面側下端には、図示しない制御基板に電力を供給するためのコードリール32を配設するためのコードリール配設部33が設けられている。このコードリール配設部33は、防水構造として4方がリブにより囲繞されている。
【0019】
なお、前記再生通路12は、再生空気循環ファン配設部21、該配設部21と連通したダクト部22、該ダクト部22と連通した加熱ヒータ配設部26、該配設部26と対応するように除湿ロータ34の反対側に配設したロータカバー、および、該ロータカバーに接続するとともに前記再生空気循環ファン配設部21に接続する熱交換器53により構成される。そして、この区画された再生通路12および前記タンク収容室19を除くケーシング10内が、前記除湿ロータ34を介して吸気口18と排気口17とを連通させる除湿通路11を構成する。
【0020】
前記除湿ロータ34は、その約3/4が除湿通路11内に位置し、約1/4が再生通路12内に位置するように、前記両通路11,12に跨って駆動モータ35により回転可能に配設した円板状のものである。具体的には、この除湿ロータ34は、図4および図5に示すように、ゼオライトまたはシリカゲルを結合させたメッシュ状のセラミックハニカムからなるロータ本体36を、樹脂製の保持部材37によって保持させたものである。
【0021】
前記保持部材37は、ロータ本体36の中央に位置する軸受部38と、ロータ本体36の外周部に位置する外壁部39と、これらを加熱ヒータ51と反対に位置する熱交換器53の側で連結する連結枠40とからなる。前記外壁部39には、外方に突出するフランジ部41が設けられ、このフランジ部41から連結枠40と反対側に向けて延びる複数の凸状歯42が設けられている。この凸状歯42は、駆動モータ35の出力軸に配設した歯車35aに噛み合うもので、本実施形態では、30度間隔をもって位置する12個の凸状歯42を更に端部に向けて延ばし、マイクロスイッチ43の接点を押圧してオンするための凸状の作動部44を設けている。
【0022】
なお、本実施形態では、前記除湿ロータ34は、除湿動作中には、約2分で1回転するように、前記駆動モータ35の回転数および歯車35aと凸状歯42とのギア比が設定されている。また、前記除湿ロータ34において、加熱ヒータ51を収容するヒータケース52との対応位置に反対面には、ローターカバー45が配設されている。このローターカバー45には、ヒータケース52と同一形状の接続部46が設けられ、この接続部46に前記熱交換器53の流入口57が接続される。
【0023】
前記室内空気循環ファン47A,47Bは、前記除湿通路11内において、室内空気循環ファン配設部20A,20Bに配設される一対のシロッコファンで構成され、それぞれモータ48A,48Bの駆動により回転する。これにより、図1に実線の矢印で示すように、後カバー15の吸気口18から室内の空気を吸引し、前記除湿ロータ34によって除湿した乾燥空気を前カバー14の排気口17から室内に循環供給するものである。
【0024】
前記再生空気循環ファン49は、前記再生通路12内において、前記再生空気循環ファン配設部21に配設され、モータ50の駆動により回転する。これにより、図1に破線の矢印で示すように、再生通路12内の再生空気を、ダクト部22を介して加熱ヒータ51のヒータケース52内に供給し、除湿ロータ34、および、熱交換器53の順で循環させるものである。
【0025】
前記加熱ヒータ51は、前記除湿ロータ34の前方に配設され、図示しない電源回路からの供給電力により発熱し、再生空気および除湿ロータ34を加熱するものである。この加熱ヒータ51は、連続した1巻きのコイルからなり、前記再生通路12を構成するヒータケース52を介して前記加熱ヒータ配設部26に配設される。
【0026】
前記熱交換器53は、前記除湿通路11内において、前記除湿ロータ34の背面側に配設されるとともに前記再生通路12の一部を構成するもので、図6(A),(B)に示すように、真空成形または圧空成形により形成した一対のパネル54A,54Bを溶着した樹脂製のものである。各パネル54A,54Bは、互いに対称に位置する複数の仕切用凹条55A,55Bを備え、これら仕切用凹条55A,55Bを除く部位により再生空気を通過させる複数の流路56が形成されている。また、一方のパネル54Aには、加熱ヒータ51を収容するヒータケース52の形状と対応する扇形状の流入口57と、基枠13のダクト28と対応する円形状の流出口58と、結露水をタンク61に排水するためのドレン部59とが設けられている。さらに、貼り合わされた仕切用凹条55A,55Bの部位には、吸引した空気を流通させるための通孔60が設けられている。
【0027】
前記タンク61は、図2(B)および図4に示すように、上面開口の箱体形状をなし、その内部にはフロート部材62が回動可能に配設されている。このフロート部材62は、タンク61内の水位が上昇すると、下部のフロート部62aが浮き上がることにより全体が回動する。
【0028】
なお、前記タンク収容室19には、上端開口の箱体形状をなすサブタンク63が配設されている。このサブタンク63には、水平方向に移動可能な弁動作部64が配設され、この弁動作部64に弁65が配設されている。この弁動作部64は、スプリングによって常閉状態を維持するように構成されており、タンク61を装着することにより前記フロート部材62の上端の押圧部62bが当接して開弁する。そして、タンク61内の水位が上昇してフロート部材62が回動することにより、押圧部62bによる弁動作部64の押圧が解除され、閉弁するように構成している。また、前記弁動作部64には、分岐したマイクロスイッチ動作部64aが設けられ、押圧部62bによる弁動作部64の押圧が解除されると、マイクロスイッチ66を介して満水状態を検出できるようにしている。
【0029】
前記除湿機に実装した図示しない制御手段は、電源スイッチがオン状態になり、ケーシング10の収容室にタンク61がセットされ、かつ、満水状態でない場合に、前記除湿ロータ34の駆動モータ35、室内空気循環ファン47A,47Bのモータ48A,48B、再生空気循環ファン49のモータ50、および、加熱ヒータ51に対して電力を通電して除湿動作を開始する。また、タンク61内が満水状態になると、前記各構成部品への通電を停止して除湿動作を停止するものである。
【0030】
次に、前記除湿機による除湿動作について具体的に説明する。
まず、除湿通路11では、前記室内空気循環ファン47A,47Bの駆動により、後カバー15の吸気口18から室内の空気が吸引される。そして、その吸引された空気は、熱交換器53の通孔60を通過する際に再生空気との熱交換によって加熱され、この状態で、除湿ロータ34を通過する際に、含有した水分が吸着される。これにより、乾燥した空気として前カバー14の排気口17から室内に循環供給される。
【0031】
一方、再生通路12では、再生空気循環ファン49の駆動により、内部の再生空気がダクト部22を通って加熱ヒータ51を収容したヒータケース52内に流入する。その後、その再生空気は、加熱ヒータ51で加熱された後、除湿ロータ34を通過する際に、該除湿ロータ34が吸着した水分を吸着する。ついで、再生空気は、熱交換器53に流入し、隔離された除湿通路11を流通する室内の空気との温度差による熱交換で冷却され、含有した水分が結露する。これにより、再生空気は、乾燥状態として再生空気循環ファン49により前記加熱ヒータ51の側に再び供給される。また、結露した水は、熱交換器53のドレン部59からサブタンク63を経てタンク61に回収される。
【0032】
前記除湿動作の実行中において、本実施形態では除湿ロータ34が2分で1回転し、また、作動部44を30度間隔で12個設けているため、マイクロスイッチ43は、除湿ロータ34の作動部44によって10秒毎に接点がオンされる。そのため、10秒を越えてもオン状態を検出できない場合には、除湿ロータ34が故障によりロックしたという異常を検出することができる。即ち、除湿ロータ34がロックした場合、その異常状態をロックした時点から最長でも10秒以内に検出することができる。なお、10秒以上継続してオン状態を検出する場合も同様に異常状態を検出できる。
【0033】
そのため、除湿ロータ34を局部的に過剰加熱するなどの問題を防止でき、その結果、該除湿ロータ34の吸着性能が劣化し、除湿能力が低下する問題を防止できる。また、安価なマイクロスイッチ43を使用しているため、機器自体がコスト高になることを防止できる。また、本実施形態では、除湿ロータ34を回転駆動させるための凸状歯42の一部を利用して作動部44を設けているため、保持部材37を形成するための金型の構成が簡単になり、コスト高になることを抑制できる。
【0034】
また、前記除湿ロータ34は、その保持部材37の下端縁が凹溝30の内部に嵌り込んでガイドされるため、除湿通路11を通る空気が除湿ロータ34を通過せず、その隙間から通過することを最大限に抑制することができる。
【0035】
なお、本発明の除湿機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0036】
例えば、前記実施形態では、除湿ロータ34を回転駆動させるための凸状歯42およびマイクロスイッチ43をオンさせる作動部44を、保持部材37の外周縁に設けたが、図7に示すように、内周部に設けてもよい。このようにすれば、駆動モータ35の設置スペースが内周部に位置するため、機器全体の小型化を図ることができる。なお、この構造は、除湿ロータ34と、室内空気循環ファン47A,47Bと、再生空気循環ファン49と、加熱ヒータ51と、熱交換器53とを垂直方向に積層するように配置する縦型の除湿機の場合に特に有効である。
【0037】
また、前記実施形態では、マイクロスイッチ43をオンさせるための作動部44を凸状歯42の一部を延ばして構成したが、専用の作動部44を突設してもよい。
【0038】
さらに、前記作動部44は、所定時間をもってマイクロスイッチ43をオンさせる凸状にものに限られず、マイクロスイッチ43を所定時間をもってオフさせる溝などの凹状のものであってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の除湿機では、除湿ロータの外周縁に設けた作動部によってマイクロスイッチをオンまたはオフするため、除湿ロータのロック状態などの異常を迅速に検出することができる。そのため、除湿ロータを局部的に過剰加熱するなどの問題を防止でき、その結果、該除湿ロータの吸着性能が劣化し、除湿能力が低下する問題を防止できる。また、安価なマイクロスイッチを使用しているため、機器自体がコスト高になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る除湿機を示す概略図である。
【図2】(A),(B)は除湿機の具体的構成を示す断面図である。
【図3】基枠の前面側の構成を示す分解斜視図である。
【図4】除湿機の後面側の構成を示す断面図である。
【図5】基枠と除湿ロータとの関係を示す分解斜視図である。
【図6】(A)は熱交換器の正面図、(B)は(A)の要部拡大断面図である。
【図7】除湿ロータの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…ケーシング、11…除湿通路、12…再生通路、17…排気口、18…吸気口、34…除湿ロータ、35…駆動モータ、35a…歯車、36…ロータ本体、37…保持部材、42…凸状歯、43…マイクロスイッチ、44…作動部、47A,47B…室内空気循環ファン、49…再生空気循環ファン、51…加熱ヒータ、53…熱交換器、61…タンク。
Claims (2)
- 内部を除湿通路と再生通路とに区画したケーシングと、
前記両通路に跨って駆動手段により回転可能に配設した除湿ロータと、
前記除湿通路内に配設し、室内の空気を吸引して前記除湿ロータによって除湿した乾燥空気を室内に循環供給する室内空気循環ファンと、
前記再生通路内に配設し、再生空気を循環させる再生空気循環ファンと、
前記再生通路内に配設し、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータと、
前記除湿通路内に配設するとともに前記再生通路の一部を構成し、内部に流通する再生空気を外部に流通する空気により冷却して含有した水分を取り除く熱交換器と、
前記熱交換器により取り除いた水分を貯留するタンクと
を備えた除湿機において、
前記除湿ロータの外周部または内周部にマイクロスイッチを配設するとともに、前記除湿ロータの外周縁または内周縁に前記マイクロスイッチの接点をオンまたはオフさせる凸状または凹状の作動部を設けたことを特徴とする除湿機。 - 前記除湿ロータは、メッシュ状のロータ本体の外周を保持する保持部材を備え、該保持部材の外周縁または内周縁に、前記駆動手段の出力軸に設けた歯車に噛み合う複数の凸状歯を設け、該凸状歯の一部を延ばして前記作動部を構成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
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Cited By (6)
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