JP2004270804A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト式無段変速機のコンパクト化、低コスト化を図りつつ、その耐久性を向上させる。
【解決手段】ベルト式無段変速機9は、プライマリシャフトSPの内部流路SPa内に配置されて油路を形成する作動油供給管80を備え、作動油供給管80の一端部は、プライマリシャフトSP以外の入力シャフトSIによって支持される一方、作動油供給管80の他端部は、プライマリシャフトSP以外の部材であるトランスアクスルリヤカバー6によって支持されており、プライマリシャフトSPの一端部を支持する入力シャフトSIとプライマリシャフトSPとの間には、隙間Gbが形成されると共に、シールリング84が配置され、隙間Gbおよびシールリング84は、緩衝手段として機能する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルトの巻き掛け半径を変化させることにより所望の変速比を得ることができるベルト式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両用の変速装置として、ベルト式無段変速機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種のベルト式無段変速機は、互いに平行に配列されたプライマリシャフト(駆動側回転軸)およびセカンダリシャフト(従動側回転軸)と、プライマリシャフトに装着されたプライマリプーリと、セカンダリシャフトに装着されたセカンダリプーリとを備える。プライマリプーリおよびセカンダリプーリは、何れも、固定シーブと、固定シーブに対して移動可能な可動シーブとを含むものである。
【0003】
各可動シーブは、ボールスプライン等を介して、対応する回転軸に対して軸方向に移動可能かつ周方向に移動不能とされている。また、固定シーブと可動シーブとの間には、略V字形状のプーリ溝が形成され、プライマリプーリおよびセカンダリプーリそれぞれのプーリ溝には、無端ベルトが巻き掛けられる。更に、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに対しては、それぞれの可動シーブを対応する固定シーブに対して接近離間させるための油室が設けられている。各油室の油圧は別個に制御され、これにより、プーリの溝幅が変更されてベルトの巻き掛け半径が変化し、変速比が所望の値に設定されると共に、ベルトの張力が調整される。
【0004】
また、ベルト式無段変速機のプライマリシャフトは、一般に、油圧クラッチを含む前後進切り換え機構を介して、トルクコンバータの入力シャフトと連結される。そして、プライマリシャフトと入力シャフトとの間の動力伝達経路は、油圧クラッチを用いて接続または遮断される。この場合、プライマリシャフトと入力シャフトとの間で動力を断接するためには、油圧クラッチに作動油を供給する必要がある。油圧クラッチに対して作動油を供給する構成としては、様々な例が知られているが、一例として、プライマリシャフトの内部に配置された管状部材を介して、変速機等を収容するケーシングの外部から油圧クラッチに作動油を供給する手法も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−323978号公報
【特許文献2】
特公昭63−3190号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなベルト式無段変速機は、近年、小型車両から高出力車両まで、幅広く普及しつつあるが、その普及に伴い、ベルト式無段変速機の一層のコンパクト化、低コスト化が求められるようになってきている。ここで、プライマリシャフト等の内部に油路を形成する管状部材を配置し、当該管状部材を介して油圧クラッチに作動油を供給する構成は、スペース効率を向上させ得るものであり、無段変速機のコンパクト化を図る上で好ましい。
【0007】
しかしながら、ベルト式無段変速機の動作中、プライマリシャフトやセカンダリシャフトには各プーリを介してベルトの張力や推力が加えられる。従って、無段変速機の動作中、各シャフトは、ベルトの張力によって撓み、それに伴って、シャフト内部に配置されている管状部材にも、シャフトの撓みによる荷重が加わってしまう。このため、シャフト内で油路を形成する管状部材を用いる際には、管状部材やその支持部の耐久性が問題となる。この場合、管状部材や、その支持部周辺の耐久性を向上させるためには、例えば、管状部材やその支持部に表面硬化処理を施すこと等も考えられる。しかしながら、かかる手法は、明らかにコストアップを招くものであり、無段変速機の低コスト化という要請に反する。
【0008】
そこで、本発明は、ベルト式無段変速機のコンパクト化、低コスト化を図りつつ、その耐久性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるベルト式無段変速機は、回転軸の外周に配置された可動シーブおよび固定シーブと、これら可動シーブおよび固定シーブに巻き掛けられるベルトとを含み、可動シーブを固定シーブに対して移動させてベルトの巻き掛け半径を変化させることにより所望の変速比を得ることができるベルト式無段変速機において、回転軸の内部に配置されており、所定の流路を形成する管状部材を備え、この管状部材の一端は、回転軸以外の第1の部材によって支持される一方、管状部材の他端は、回転軸以外の第2の部材によって支持され、少なくとも第1の部材と回転軸との間には、緩衝手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
このベルト式無段変速機は、駆動側および従動側の回転軸の少なくとも何れか一方の内部に所定の油圧機器等に作動油等を供給するのに用いられる管状部材が配置されるものであり、コンパクトに構成可能なものである。そして、この無段変速機では、管状部材の一端が、回転軸以外の第1の部材によって支持される一方、管状部材の他端が、回転軸以外の第2の部材によって支持される。更に、少なくとも第1の部材と回転軸との間には、弾性体や隙間といった緩衝手段が設けられる。
【0011】
これにより、この無段変速機では、ベルトの張力や推力によって回転軸が撓んでも、管状部材およびその支持部に対して回転軸の撓みによる大きな荷重が直接加わることはなく、しかも、回転軸からの荷重は、少なくとも第1の部材と回転軸との間に設けられている緩衝手段によって吸収・減衰される。この結果、管状部材およびその支持部における面圧の上昇が抑制されるので、管状部材やその支持部等に特別かつ高コストな表面硬化処理を施すことなく、管状部材やその支持部周辺の耐久性を向上させることができる。従って、本発明によれば、ベルト式無段変速機のコンパクト化、低コスト化を図りつつ、その耐久性を向上させることが可能となる。
【0012】
また、回転軸は、可動シーブを移動させるために用いられる作動油を流通させる内部流路を有し、管状部材は、内部流路内に配置されており、内部流路を封止するためのシール部材が緩衝手段として機能すると好ましい。
【0013】
このような構成のもとでは、可動シーブを移動させるための作動油を流通させる内部流路を封止するシール部材により、回転軸からの荷重が確実に吸収・減衰される。また、かかる構成のもとでは、回転軸の軽量化のために内部流路(孔部)の内径を大きくしても、管状部材の存在によって内部流路の断面積は実質的に増加しないことになるので、内部流路における流速の低下が抑制され、可動シーブを応答性よく動作させることができる。
【0014】
更に、回転軸は、可動シーブを移動させるために用いられる作動油を流通させる内部流路を有し、管状部材は、内部流路内に配置されており、回転軸には、固定シーブの根元部付近で内部流路の内周面から径方向かつ内方に突出して管状部材の表面と対向する突部が形成されていると好ましい。
【0015】
このような構成を採用すれば、回転軸の内部流路に管状部材を配置する際、突部を利用して、内部流路の中心に管状部材を正確かつ容易に位置決めすることができるので、無段変速機の組立性を向上させることが可能となる。また、管状部材の表面と突部との隙間を微小に保つことにより、内部流路を封止するためのシール部材の負担を軽減しつつ、良好なシール性能を得ることができる。更に、突部を固定シーブの根元部付近に配置することにより、固定シーブや回転軸の剛性を向上させることが可能となる。
【0016】
また、回転軸に固定され、可動シーブに油圧を作用させるための油室を画成する隔壁部材を更に備え、回転軸は、隔壁部材を介して軸受によって支持されると好ましい。
【0017】
このように、隔壁部材と回転軸とを径方向に重ねた状態で軸受によって支持することにより、無段変速機を回転軸の軸方向においてコンパクト化することができる。また、かかる構成のもとでは、回転軸の両端を支持する軸受同士の間隔を短くすることができるので、ベルトの張力による荷重が大きい固定シーブに近い側の軸受の負担を軽減させることが可能となる。
【0018】
更に、回転軸を支持する軸受を更に備え、この軸受は、内輪と、当該内輪を受ける外輪とを含み、内輪が回転軸に一体化されていると好ましい。
【0019】
このような構成を採用すれば、無段変速機をコンパクト化すると共に、回転軸の剛性を向上させることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるベルト式無段変速機の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明によるベルト式無段変速機が適用された車両を示す概略構成図である。図1に示される車両1は、いわゆるFF車両(フロントエンジンフロントドライブ:エンジン前置き前輪駆動車両)として構成されており、駆動源としてのエンジン2を備える。エンジン2としては、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジン、水素エンジン、あるいは、バイフューエルエンジン等が採用され得るが、ここでは、エンジン2としてガソリンエンジンが用いられるものとして説明する。
【0022】
図1に示されるように、車両1は、横置きにされたエンジン2の側方に配置され、エンジン2のクランクシャフトSCと連結されるトランスアクスル3を有する。トランスアクスル3は、トランスアクスルハウジング4、トランスアクスルケース5およびトランスアクスルリヤカバー6とを含む。ハウジング4は、エンジン2の側方に配置され、ケース5は、ハウジング4のエンジン2とは反対側の開口端に固定されている。また、リヤカバー6は、ケース5のハウジング4とは反対側の開口端に固定されている。そして、トランスアクスルハウジング4の内部には、トルクコンバータ7が配置されており、トランスアクスルケース5およびトランスアクスルリヤカバー6の内部には、前後進切り換え機構8、本発明によるベルト式無段変速機(CVT)9、最終減速機(差動装置)10が配置されている。
【0023】
トルクコンバータ7は、ドライブプレート11と、ドライブプレート11を介してエンジン2のクランクシャフトSCに固定されるフロントカバー12とを有する。フロントカバー12には、図1に示されるように、ポンプインペラ14が取り付けられている。また、トルクコンバータ7は、ポンプインペラ14と対向する状態で回転可能なタービンランナ15を含む。
【0024】
タービンランナ15は、クランクシャフトSCと概ね同軸に延びる入力シャフトSIに固定されている。更に、ポンプインペラ14およびタービンランナ15の内側にはステータ16が配置されており、ステータ16の回転方向は、ワンウェイクラッチ17によって一方向にのみ設定される。ステータ16には、ワンウェイクラッチ17を介して中空軸18が固定されており、上述の入力シャフトSIは、この中空軸18の内部に挿通されている。そして、入力シャフトSIのフロントカバー12側の端部には、ダンパ機構19を介してロックアップクラッチ20が取り付けられている。
【0025】
上述のポンプインペラ14、タービンランナ15およびステータ16は、作動液室を画成し、この作動液室には、トルクコンバータ7と前後進切り換え機構8との間に配置されたオイルポンプ21から作動液が供給される。そして、エンジン2が作動し、フロントカバー12およびポンプインペラ14が回転すると、作動液の流れによりタービンランナ15が引きずられるようにして回転し始める。また、ステータ16は、ポンプインペラ14とタービンランナ15との回転速度差が大きい時に、作動液の流れをポンプインペラ14の回転を助ける方向に変換する。
【0026】
これにより、トルクコンバータ7は、ポンプインペラ14とタービンランナ15との回転速度差が大きい時には、トルク増幅機として作動し、両者の回転速度差が小さくなると、流体継手として作動する。そして、車両1の発進後、車速が所定速度に達すると、ロックアップクラッチ20が作動され、エンジン2からフロントカバー12に伝えられた動力が入力シャフトSIに機械的かつ直接に伝達されるようになる。また、フロントカバー12から入力シャフトSIに伝達されるトルクの変動は、ダンパ機構19によって吸収される。
【0027】
トルクコンバータ7と前後進切り換え機構8との間のオイルポンプ21は、ロータ22を有し、このロータ22は、ハブ23を介してポンプインペラ14と接続されている。また、ハブ23は、中空軸18に対してスプライン嵌合されており、オイルポンプ21の本体24は、トランスアクスルケース5側に固定されている。従って、エンジン2の動力は、ポンプインペラ14を介してロータ22に伝達されることになり、これにより、オイルポンプ21が駆動される。
【0028】
また、前後進切り換え機構8は、入力シャフトSIとベルト式無段変速機9との間の動力伝達経路上に設けられており、遊星歯車機構25を有している。遊星歯車機構25は、入力シャフトSIと連結されたリングギア26と、無段変速機9のプライマリシャフト(回転軸)SPにリングギア26と同心になるように取り付けられたサンギヤ27と、リングギア26およびサンギヤ27の双方と噛合う複数のピニオンギヤ28と、ピニオンギヤ28をサンギヤ27の周囲で一体的に公転可能な状態に保持するキャリヤ29とを含む。更に、前後進切り換え機構8は、入力シャフトSIとプライマリシャフトSPとの動力伝達経路を接続・遮断するための油圧クラッチ(フォワードクラッチ)CRと、ピニオンギヤ28を保持するキャリヤ29の回転・固定を制御するためのリバースブレーキBRとを有している。
【0029】
一方、本発明の第1実施形態に係るベルト式無段変速機9は、入力シャフトSIと概ね同軸に延びる上述のプライマリシャフト(駆動側回転軸)SPと、プライマリシャフトSPと平行をなすように配置されたセカンダリシャフト(従動側回転軸)SSとを有する。プライマリシャフトSPは、軸受31および32によって回転自在に支持されており、セカンダリシャフトSSは、軸受33および34によって回転自在に支持されている。そして、プライマリシャフトSPには、プライマリプーリ35が、セカンダリシャフトSSには、セカンダリプーリ36がそれぞれ装備されている。
【0030】
プライマリプーリ35は、プライマリシャフトSPの外周に一体に形成された固定シーブ37と、プライマリシャフトSPの外周に摺動自在に装着された可動シーブ38とにより構成されている。固定シーブ37と可動シーブ38とは互いに対向し合い、両者間には、略V字形状のプーリ溝39が形成される。また、可動シーブ38は、固定シーブ37に対してプライマリシャフトSPの軸方向に移動可能であり、無段変速機9は、可動シーブ38をプライマリシャフトSPの軸方向に移動させて可動シーブ38と固定シーブ37とを接近・離間させる油圧アクチュエータ40を有している。
【0031】
同様に、セカンダリプーリ36も、セカンダリシャフトSSの外周に一体に形成された固定シーブ41と、セカンダリシャフトSSの外周に摺動自在に装着された可動シーブ42とにより構成されている。固定シーブ41と可動シーブ42とは互いに対向し合い、両者間には、略V字形状のプーリ溝44が形成される。また、可動シーブ42も、固定シーブ41に対してセカンダリシャフトSSの軸方向に移動可能であり、無段変速機9は、可動シーブ42をセカンダリシャフトSSの軸方向に移動させて可動シーブ42と固定シーブ41とを接近・離間させる油圧アクチュエータ45を有している。
【0032】
上述のプライマリプーリ35のプーリ溝39と、セカンダリプーリ36のプーリ溝44とには、多数の金属製の駒および複数本のスチールリングにより構成されるベルトBが巻き掛けられる。そして、各油圧アクチュエータ40および45による油圧が別個に制御され、これにより、プライマリプーリ35およびセカンダリプーリ36の溝幅が変更されてベルトBの巻き掛け半径が変化する。この結果、無段変速機9による変速比が所望の値に設定されると共に、ベルトBの張力が調整されることになる。なお、セカンダリシャフトSSを支持する軸受34はトランスアクスルリヤカバー6に固定されており、軸受34とセカンダリプーリ36との間には、パーキングギヤPGが設けられている。
【0033】
図1に示されるように、ベルト式無段変速機9のセカンダリシャフトSSには、軸受46および47によって支持されたシャフト48が連結されている。シャフト48には、カウンタドリブンギヤ49が固定されており、このカウンタドリブンギヤ49を介して、ベルト式無段変速機9から最終減速機10に動力が伝達される。最終減速機10は、セカンダリシャフトSSと平行をなすように配置されたインターミディエートシャフト50を含む。インターミディエートシャフト50は、軸受51および52によって支持されており、シャフト50には、セカンダリシャフトSSのカウンタドリブンギヤ49と噛み合うカウンタドリブンギヤ53と、ファイナルドライブギヤ54とが固定されている。
【0034】
また、最終減速機10は、中空のデフケース55を有している。デフケース55は、軸受56および57によって回転自在に支持されており、その外周には、リングギヤ58が形成されている。このリングギヤ58は、インターミディエートシャフト50のファイナルドライブギヤ54と噛み合っている。更に、デフケース55は、その内部にピニオンシャフト59を支持しており、ピニオンシャフト59には、2体のピニオンギヤ60が固定されている。各ピニオンギヤ60には、2体のサイドギヤ61が噛み合わされており、各サイドギヤ61には、フロントドライブシャフト62がそれぞれ別個に接続され、各フロントドライブシャフト62には、車輪(前輪)FWが固定されている。
【0035】
図2は、上述の車両1に含まれる本発明によるベルト式無段変速機9の要部を示す拡大断面図であり、同図は、無段変速機9のプライマリプーリ35およびプライマリシャフトSPに関連する構成を示している。図2に示されるように、ベルト式無段変速機9では、可動シーブ38の内周面に複数(本実施形態では、例えば30本)のスプライン(歯)38sが形成されている。また、可動シーブ38を摺動自在に支持するプライマリシャフトSPの外周面には、可動シーブ38のスプライン38sと噛み合う複数のスプライン溝SPgが形成されている。
【0036】
本実施形態では、可動シーブ38のスプライン38sと、プライマリシャフトSPのスプライン溝SPgとは、歯面または溝表面がインボリュート曲線をなすように形成されている。これにより、ベルト式無段変速機9では、スプライン38sおよびスプライン溝SPgとによって、可動シーブ38がプライマリシャフト(回転軸)SPに対し軸方向に移動可能とされる一方、プライマリシャフトSPの周方向には移動不能とされる。
【0037】
更に、ベルト式無段変速機9は、環状の隔壁部材(ピストン)70を含む。隔壁部材70は、図2からわかるように、プライマリシャフトSPの径方向に延びる基端部71と、この基端部71から可動シーブ38の背面38aに沿うようにして外方に延びる外周部72とを有する。外周部72の外縁部には、可動シーブ38の外周に形成されている筒状部38bの内周面と摺接するようにシールリング73が配置されている。これにより、可動シーブ38の背面38a、筒状部38bおよび隔壁部材70によって、上述の油圧アクチュエータ40を構成する油室40aが画成される。
【0038】
一方、プライマリシャフトSPの内部には、その一端から他端まで軸方向に延びる貫通孔が形成されており、この貫通孔は、可動シーブ38を移動させるために用いられる作動油を流通させる内部流路SPaとして利用される。また、プライマリシャフトSPには、内部流路SPaと連通する2本の径方向油路SPbおよびSPcが軸方向に所定の間隔をおいて形成されている。更に、可動シーブ38には、プライマリシャフトSPの径方向油路SPbおよびSPcと連通可能な1本の油路38cが形成されている。これにより、可動シーブ38の背面38a、筒状部38bおよび隔壁部材70によって画成される油室40aは、可動シーブ38の油路38cと、プライマリシャフトSPの径方向油路SPbおよびSPcの何れか一方とを介して、プライマリシャフトSPの内部流路SPaと連通する。
【0039】
プライマリシャフトSPの内部流路SPaには、トランスアクスルリヤカバー6に形成されている油路6a等を介して、外部の油圧装置(図示省略)から作動油が供給される。そして、外部の油圧装置により、プライマリシャフトSPの内部流路SPa、径方向油路SPbおよび可動シーブ38の油路38c、あるいは、内部流路SPa、径方向油路SPcおよび油路38cを介して、油室40a内の油圧を制御することにより、可動シーブ38を固定シーブ37に対して移動させてベルトBの巻き掛け半径を変化させることにより、所望の変速比を得ることができる。
【0040】
ところで、上述の隔壁部材70は、プライマリシャフトSPに固定されるが、この際、基端部71に形成されている孔部には、プライマリシャフトSPの先端(軸受32側の端部)の縮径部が圧入され、隔壁部材70は、ロックナット75を用いてプライマリシャフトSPに固定される。そして、隔壁部材70の基端部71の外周面は、支持部材76等によってトランスアクスルリヤカバー6に固定されている軸受32によって回転自在に支持される。すなわち、無段変速機9では、プライマリシャフトSPの一端が隔壁部材70(基端部71)を介して軸受32により回転自在に支持される。
【0041】
このように、隔壁部材70(基端部71)とプライマリシャフトSPとを径方向に重ねた状態で軸受32によって支持することにより、隔壁部材70と軸受32とをプライマリシャフトSPの軸方向に並設した場合と比較して、無段変速機9をプライマリシャフトSPの軸方向においてコンパクト化することができる。また、かかる構成のもとでは、プライマリシャフトSPの両端を支持する軸受31と軸受32との間隔を短くすることができる。従って、ベルトBの張力による荷重が大きい固定シーブ37に近い側の軸受31の負担を軽減させることが可能となる。
【0042】
また、このような構成を採用することにより、隔壁部材70の基端部71の肉厚を増加させてその剛性を高めることができる。これにより、油室40aの油圧を高めた際の隔壁部材70の変形を低減させることが可能となり、外周部72(シールリング73)と筒状部38bの内周面との隙間を常に適正な状態に保つことができる。
【0043】
なお、本実施形態では、隔壁部材70の基端部71は、ロックナット75を用いてプライマリシャフトSPの縮径部付近の段部SPdに密着させられ、軸受32は、ロックナット75によって隔壁部材70に密着させられる。
【0044】
更に、隔壁部材70の基端部71の孔部は、プライマリシャフトSPの縮径部の外径よりも小さい内径を有するものとして形成されると好ましい。これにより、ベルトBの張力によって基端部71の孔部の内径が広げられても、圧入代が残されることになり、隔壁部材70をプライマリシャフトSPに固定するためのロックナット75の負担を軽減させることが可能となり、ロックナット75の軸方向長さを低減させることできる。
【0045】
また、プライマリシャフトSPを支持する軸受31および32のうち、プライマリプーリ35の固定シーブ37に近い側の軸受31は、内輪31aと外輪31bとにより構成されるものであるが、無段変速機9では、図2に示されるように、軸受31の内輪31aがプライマリシャフトSPに一体化されている(内輪31aがプライマリシャフトSPに直接形成されている)。そして、内輪31aは、ローラ31cを介してトランスアクスルケース5等に固定された外輪31bによって回転自在に支持されている。
【0046】
そして、無段変速機9において、かかる構成は、図3に示されるように、セカンダリシャフトSSを支持する軸受33および34のうち、セカンダリプーリ36の固定シーブ41側に位置する軸受34に対しても適用されている。すなわち、セカンダリシャフトSSを固定シーブ41側(リヤカバー6側)で支持する軸受34の内輪34aは、セカンダリシャフトSSに一体化されており、内輪34aは、ローラ34cを介してトランスアクスルリヤカバー6に固定された外輪34bによって回転自在に支持されている。すなわち、内輪34aは、セカンダリシャフトSSに直接形成されている。
【0047】
ここで、本実施形態では、セカンダリプーリ36の固定シーブ41が、セカンダリシャフトSSから別体化されており、セカンダリシャフトSSに対して圧入により固定される。このような場合、セカンダリシャフトSSを固定シーブ41側で支持する軸受34を上述のように構成すると、次のような点で有利となる。
【0048】
すなわち、軸受34の内輪34aをセカンダリシャフトSSと一体化させることにより、図3に示されるように、セカンダリシャフトSSの内輪34aを一体化させる部位周辺を外径が大きい拡径部SSaとして構成可能となり、この拡径部SSaを固定シーブ41のストッパとして利用することができる。これにより、別体の固定シーブ41をセカンダリシャフトSSに固定するためのロックナットが不要となり、無段変速機9をセカンダリシャフトSSの軸方向においてコンパクト化することができる。また、内輪34aの周辺においてセカンダリシャフト(回転軸)SSの外径を大きくすることが可能となり、かつ、セカンダリシャフトSSにロックナットを螺合させるネジを切る必要がなくなるので、セカンダリシャフトSSの剛性を向上させることができる。
【0049】
さて、上述のように、ベルト式無段変速機9の駆動側回転軸であるプライマリシャフトSPと、トルクコンバータ7の入力シャフトSIとの間の動力伝達経路は、前後進切り換え機構8の油圧クラッチCRによって接続または遮断される。この場合、油圧クラッチCRに作動油を供給する必要があるが、本実施形態の車両1では、プライマリシャフトSPの内部流路SPa内に、油路を形成する作動油供給管(管状部材)80が配置されており、可動シーブ38を挟んで油圧クラッチCRの反対側の位置から、作動油が油圧クラッチCRに供給される。
【0050】
このように、油圧クラッチCRに作動油を供給するための油路を形成する作動油供給管80をプライマリシャフトSP内の内部流路SPa内に配置することにより、無段変速機9ひいてはトランスアクスル3全体のスペース効率を向上させることができる。また、かかる構成のもとでは、プライマリシャフトSPの軽量化のために内部流路SPaの内径を大きくしても、そこに配置された作動油供給管80の存在によって内部流路SPaの断面積は実質的に増加しないことになる。これにより、内部流路SPaにおける流速の低下が抑制され、プライマリプーリ35の可動シーブ38を応答性よく動作させることができる。
【0051】
作動油供給管80は、図2に示されるように、プライマリシャフトSPの可動シーブ38側の端部から固定シーブ37の内側付近まで達するように形成されている。そして、作動油供給管80の一端部(可動シーブ38側の端部)は、弾性を有するシールリング(Oリング)81を介して、プライマリシャフトSP以外の部材であるトランスアクスルリヤケース(第2の部材)6により支持されている。また、作動油供給管80の一端部には、位置決めプレート82が固定されている。位置決めプレート82は、本実施形態では、複数(本実施形態では、180°おきに2つ)の突出部82aを有し、各突出部82aは、リテーナ77と係合する。
【0052】
リテーナ77は、円筒部77aと、円筒部77aの一端に形成されたフランジ部77bとを有する。リテーナ77の円筒部77aは、プライマリシャフトSPの内部流路SPa内に嵌め込まれ、円筒部77aと内部流路SPaの内周面との間には、内部流路SPaを封止して作動油が外部に流出するのを防止するシールリング78が配置される。また、リテーナ77のフランジ部77bは、ボルト等を介してトランスアクスルリヤカバー6に固定され、図4に示されるように、フランジ部77bのリヤカバー6側の面には、位置決めプレート82の突出部82aと係合する突起77cが複数形成されている。更に、フランジ部77bのリヤカバー6側の面には、傾斜部77dが形成されており、傾斜部77d周辺の領域を介してリヤカバー6の油路6aとプライマリシャフトSPの内部流路SPaとが連通される。
【0053】
図2に示されるように、作動油供給管80に固定された位置決めプレート82は、リテーナ77とリヤカバー6とにより挟持され、これにより、作動油供給管80がプライマリシャフトSPの軸方向に位置決めされると共に、作動油供給管80の回転が規制されることになる。そして、このようなリテーナ77と位置決めプレート82を用いることにより、コンパクト化を図りつつ、作動油の流れ等に支障を与えないようにして、作動油供給管80を内部流路SPa内に位置決めすることが可能となる。
【0054】
更に、かかる構成を採用することにより、作動油供給管80を支持するシールリング81をできるだけリヤカバー6に寄せた状態で配置可能となる。これにより、作動油供給管80の両端部の支持部間隔をより大きくすることができるので、プライマリシャフトSPの撓み等によって作動油供給管80の両端の支持部間で同軸度にズレが生じたとしても、作動油供給管80の傾きは小さくなり、作動油供給管80や、その支持部の劣化等が抑制されることになる。
【0055】
一方、作動油供給管80の他方の端部(固定シーブ37側の端部)は、プライマリシャフトSP以外の部材である入力シャフト(第1の部材)SIによって支持される。図2および図5に示されるように、入力シャフトSIは、リヤカバー6側で開口する孔部を有し、プライマリシャフトSPの内部流路SPa(貫通孔)内に固定シーブ37側から挿入される。そして、作動油供給管80は、円筒状のスリーブ83を介して入力シャフトSIの孔部内に支持される。なお、作動油供給管80内を流通する作動油は、スリーブ83および入力シャフトSIに形成されている孔部や、所定の油路を経て油圧クラッチCRへと導かれる。
【0056】
ここで、図5に示されるように、入力シャフトSIは、内部流路SPa(貫通孔)の内周面との間に隙間Gbが形成されるようにして、プライマリシャフトSPに挿入され、入力シャフトSIとプライマリシャフトSPの内周面との間には、弾性を有するシールリング84が配置される。本実施形態では、入力シャフトSIとプライマリシャフトSPとの隙間Gbは、入力シャフトSIの全周において、およそ0.1〜0.3mm程度に設定される。
【0057】
また、図2および図5に示されるように、プライマリシャフトSPには、内部流路SPaの内周面から径方向かつ内方に突出する突部SPeが形成されている。突部SPeは、固定シーブ37の根元部付近、すなわち、固定シーブ37の内側に形成されており、内部流路SPaの内周面の全周にわたって延在する。そして、突部SPeの内周面は、作動油供給管80の表面と対向し、突部SPeの内周面と作動油供給管80との間にも、微小な隙間が形成される。
【0058】
このように、プライマリシャフトSPの内部流路SPaに突部SPeを形成しておくことにより、作動油供給管80を内部流路SPa内に配置する際、突部SPeを利用して、内部流路SPaの中心に作動油供給管80を正確かつ容易に位置決めすることが可能となり、無段変速機9の組立性を向上させることができる。また、作動油供給管80の表面と突部SPeの内周面との隙間を微小に保つことにより、内部流路SPaを封止するためのシールリング84の負担を軽減しつつ、良好なシール性能を得ることができる。更に、突部SPeを固定シーブ37の根元部付近に配置することにより、固定シーブ37付近でプライマリシャフトSPの肉厚が増加することになるので、固定シーブ37やプライマリシャフトSPの剛性を向上させることが可能となる。
【0059】
上述のように構成されるベルト式無段変速機9の動作中、プライマリシャフトSPは、ベルトBの張力や推力等により撓むことになるが、ベルト式無段変速機9では、内部流路SPa内の作動油供給管80がプライマリシャフトSP以外の部材であるトランスアクスルリヤカバー6と入力シャフトSIとによって支持されている。従って、ベルトBの張力や推力によってプライマリシャフトSPが撓んだとしても、作動油供給管80や、その支持部(入力シャフトSIの作動油供給管80と当接する部位およびトランスアクスルリヤカバー6の作動油供給管80と当接する部位)に対してプライマリシャフトSPの撓みによる大きな荷重が直接加わることはない。
【0060】
すなわち、作動油供給管80を支持する入力シャフトSIと、プライマリシャフトSPとの間には、上述の隙間Gbが形成されていることから、この隙間GbによってプライマリシャフトSPから入力シャフトSIへの荷重が概ね遮断される。そして、無段変速機9では、内部流路SPaを封止して作動油が外部に流出するのを防止するシールリング84が、プライマリシャフトSPからの荷重を吸収・減衰する緩衝手段として機能し、このシールリング84によって、プライマリシャフトSPから入力シャフトSIへの荷重が吸収・減衰される。更に、トランスアクスルリヤカバー6側においても、プライマリシャフトSPからの荷重がシールリング78,81によって吸収・減衰される。
【0061】
この結果、無段変速機9では、作動油供給管80およびその支持部(入力シャフトSIの作動油供給管80と当接する部位およびトランスアクスルリヤカバー6の作動油供給管80と当接する部位)における面圧の上昇が抑制されるので、作動油供給管80や、その支持部等に特別かつ高コストな表面硬化処理を施すことなく、作動油供給管80やその支持部周辺の耐久性を向上させることが可能となる。従って、本発明によれば、ベルト式無段変速機9のコンパクト化、低コスト化を図りつつ、その耐久性を向上させることが可能となる。
【0062】
なお、上記構成のうち、プライマリプーリ35およびプライマリシャフトSPに対して適用されるものとして説明された構成が、セカンダリプーリ36およびセカンダリシャフトSSにも適用され得るものであることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明されたように、本発明によれば、ベルト式無段変速機のコンパクト化、低コスト化を図りつつ、その耐久性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無段変速機が適用された車両を示す概略構成図である。
【図2】本発明による無段変速機の要部を示す拡大断面図である。
【図3】本発明による無段変速機を説明するための断面図である。
【図4】本発明による無段変速機における管状部材の支持構造を説明するための模式図である。
【図5】本発明による無段変速機の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 車両
2 エンジン
3 トランスアクスル
6 トランスアクスルリヤカバー
6a 油路
7 トルクコンバータ
8 前後進切り換え機構
9 ベルト式無段変速機
10 最終減速機
31,32,33,34 軸受
31a,34a 内輪
31b,34b 外輪
35 プライマリプーリ
36 セカンダリプーリ
37,41 固定シーブ
38,42 可動シーブ
39,44 プーリ溝
40,45 油圧アクチュエータ
40a 油室
70 隔壁部材
71 基端部
75 ロックナット
77 リテーナ
78,81,83,84 シールリング
80 作動油供給管
82 位置決めプレート
B ベルト
CR 油圧クラッチ
Gb 隙間
SI 入力シャフト
SP プライマリシャフト
SPa 内部流路
SPe 突部
SS セカンダリシャフト
SSa 拡径部

Claims (5)

  1. 回転軸の外周に配置された可動シーブおよび固定シーブと、これら可動シーブおよび固定シーブに巻き掛けられるベルトとを含み、前記可動シーブを前記固定シーブに対して移動させて前記ベルトの巻き掛け半径を変化させることにより所望の変速比を得ることができるベルト式無段変速機において、前記回転軸の内部に配置されており、所定の流路を形成する管状部材を備え、この管状部材の一端は、前記回転軸以外の第1の部材によって支持される一方、前記管状部材の他端は、前記回転軸以外の第2の部材によって支持され、少なくとも前記第1の部材と前記回転軸との間には、緩衝手段が設けられていることを特徴とするベルト式無段変速機。
  2. 前記回転軸は、前記可動シーブを移動させるために用いられる作動油を流通させる内部流路を有し、前記管状部材は、前記内部流路内に配置されており、前記内部流路を封止するためのシール部材が前記緩衝手段として機能することを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  3. 前記回転軸は、前記可動シーブを移動させるために用いられる作動油を流通させる内部流路を有し、前記管状部材は、前記内部流路内に配置されており、前記回転軸には、前記固定シーブの根元部付近で前記内部流路の内周面から径方向かつ内方に突出して前記管状部材の表面と対向する突部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のベルト式無段変速機。
  4. 前記回転軸に固定され、前記可動シーブに油圧を作用させるための油室を画成する隔壁部材を更に備え、前記回転軸は、前記隔壁部材を介して軸受によって支持されることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のベルト式無段変速機。
  5. 前記回転軸を支持する軸受を更に備え、この軸受は、内輪と、当該内輪を受ける外輪とを含み、前記内輪が前記回転軸に一体化されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のベルト式無段変速機。
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