JP2004269860A - 水再分散性を有する粉状塗料及びその製造方法 - Google Patents

水再分散性を有する粉状塗料及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 調色が可能であって、ダストが少なくて取り扱い易い水再分散性を有する粉状塗料及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 再分散性樹脂粉末、及び少なくとも1種の顆粒状色材を含有する粉状塗料であって、使用時に水性媒体を加えて攪拌混合し液状化することを特徴とする水再分散性を有する粉状塗料;及び再分散性樹脂粉末、顆粒状色材、及び必要に応じて粉末状充填剤、粉末状添加剤は夫々計量配合し、そのまま容器詰めすることよりなる該粉状塗料の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ダストが少なくて取り扱い易い水再分散性を有する粉状塗料及びその製造方法に関する。
近年、環境保全の観点から、コーティング材料や各種添加剤等に用いられる合成樹脂は、無公害、省資源で作業性等の観点から溶剤系樹脂より水分散型樹脂や水溶性樹脂等の合成樹脂水分散体に移行しつつある。この合成樹脂水分散体のうち、水を加えて攪拌混合することにより、容易に水に分散する粉末樹脂は再分散性樹脂粉末あるいは易水分散性樹脂粉末と呼ばれ、輸送や保管、廃棄処理等の容易さから、従来より土木用、紙用、接着剤用又は塗料用等のバインダー、セメントやモルタルへの混入剤として適用されている。
上記粉末樹脂を含む粉末塗料としては、主に建築工事で行われるセメントモルタル塗り、石膏プラスター塗り等に用いられる、例えば再分散性粉末樹脂、セメント成分、消石灰、プラスター、珪藻土、無機質軽量骨材などを含む粉末状の下地調整材や仕上塗材が挙げられ、これらは使用前に水を加えて調製され、壁面などに塗工することが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−40277号公報 特開2002−348168号公報 特表2002−541299号公報
しかしながら、これらは製造時や使用時にダスト等発塵の問題があり、また容器に小分けして使用するため、製造時に容器内に配合混合された内容物が、製造工程によってはブロッキング現象を起こす不具合があった。
さらに従来の粉末塗料では、専用の原色塗料或いは原色ペーストなどがないため調色を行なうことができず、所望の塗色に仕上げることが困難であった。着色顔料を易水分散可能な粉末、顆粒、フレーク又はペレットにする顔料調整物について提案されている(例えば、特許文献3参照)が、粉末塗料とするものではない。
本発明の目的は、調色が可能であって、ダストが少なくて取り扱い易い水再分散性を有する粉状塗料及びその製造方法を提供することにある。
本発明は、
1.再分散性樹脂粉末、及び少なくとも1種の顆粒状色材を含有する粉状塗料であって、使用時に水性媒体を加えて攪拌混合し液状化することを特徴とする水再分散性を有する粉状塗料、
2.再分散性樹脂粉末が、顆粒状の樹脂粉末である1項記載の粉状塗料、
3.顆粒状の樹脂粉末が、樹脂のエマルション中に、(1)強撹拌下、該エマルションと反応しない気体を誘導し細かい気泡として分散させる、及び/又は(2)該エマルションに溶解しない溶剤微粒子を分散させる、ことによって得られたエマルションを噴霧乾燥することによって得られるものである2項記載の粉状塗料、
4.顆粒状色材が、中空体構造を有するものである1項記載の粉状塗料、
5.体質顔料、軽量骨材、石膏、セメント、消石灰粉末の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状充填剤、及び/又は増粘剤、抗粘結剤、硬化剤、分散剤、抗菌剤、消泡剤、
造膜助剤、反応調整剤、繊維の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状添加剤を含有する1項記載の粉状塗料、
6.再分散性樹脂粉末、顆粒状色材、及び必要に応じて粉末状充填剤、粉末状添加剤を夫々計量配合し、そのまま容器詰めしてなる1ないし5のいずれか1項記載の水再分散性を有する粉状塗料の製造方法、
7.コンピュータへの所望の塗料種の選択及び塗料総重量の入力によって、各粉末成分の選択及びその配合量が、予め作成された塗料配合のデータベースに基づいて自動的に決定され、各粉末成分の容器への配給が制御される6項記載の粉状塗料の製造方法、
8.粉状塗料の容器への充填量が容器容量の10〜80%の範囲内となるように各粉末成分を計量配合する6又は7項記載の製造方法、
9.使用時に、水性媒体を容器内に添加し攪拌混合して液状化する、8項記載の方法によって製造された粉状塗料の使用方法、
に関する。
本発明によれば、調色が可能であって、ダストが少なくて取り扱い易い水再分散性を有する粉状塗料が得られる。
本発明において再分散性樹脂粉末としては、特に制限なく従来公知のものが使用でき、通常、酢酸ビニル樹脂系、エチレン酢酸ビニル樹脂系、アクリル(スチレン)樹脂系などの樹脂のエマルションを噴霧乾燥などの方法で粉末化することによって得られる。樹脂のエマルションとしては、上述のような樹脂エマルション以外の水系樹脂をブレンドあるいは複合化粒子化等の公知の方法により複合化せしめた樹脂のエマルションも使用可能である。
これらの樹脂エマルションには、通常、再分散性確保の観点から、乳化重合時の保護コロイドにポリビニルアルコールやセルロース誘導体、水溶性アクリル樹脂等の公知の水溶性高分子を使用することができる。
本発明では、また保護コロイドとして、カルボキシル基含有重合性不飽和モノマー、メタクリロイル基含有重合性不飽和モノマー、及び必要に応じてその他の重合性不飽和モノマーを含有するモノマー混合物を、付加開裂型の連鎖移動剤である2,4−ジフェニル−4−メチル−1―ペンテン(α−メチルスチレンダイマーとも呼称されることもある)の存在下にラジカル重合して得られるラジカル重合体を用いて、この存在下で、(メタ)アクリル酸エステルやスチレン、不飽和カルボン酸などの重合性不飽和モノマーを乳化重合して得られるエマルションを粉末化することもできる。
上記樹脂エマルションの粉末化方法には種々あり、例えば噴霧乾燥法、凍結乾燥法、減圧乾燥法等が挙げられ、特に経済性の面から噴霧乾燥が好適である。
乾燥した樹脂粉末は、フィルタ砕解機等を介して、特定の粒度以下をカットすることでダストを少なくすることが可能であるが、本発明では再分散性樹脂粉末が顆粒状の樹脂粉末とすることが、取り扱い易さ等の点から望ましい。ここで顆粒状の樹脂粉末とは、主として球形状で、平均粒子径が10〜1000μm、好ましくは60〜600μm程度で、嵩密度が0.01〜0.6程度の樹脂粉末である。
このような顆粒状の樹脂粉末を得るには、樹脂のエマルション中に、
(1)強撹拌下、該エマルションと反応しない気体を誘導し細かい気泡として分散させる、
(2)該エマルションに溶解しない溶剤微粒子を分散させる、
の2つの方法のいずれか一方の方法によって、もしくは両方の方法を併用することによっ
て得られたエマルションを噴霧乾燥することが好適である。
上記(1)方法において、上記エマルションと反応しない気体としては、特に制限はないが、例えば空気、窒素、二酸化炭素などが挙げられる。
上記(1)の方法では樹脂のエマルションに、強撹拌下、上記エマルションと反応しない気体を誘導し、実質的に圧力をかけずに細かい気泡として分散させる。具体的には、分散機中で、エマルション中に、該エマルション1m3当たり空気0.5〜3m3、好ましくは1〜1.5m3を誘導するようにして実施するのが望ましい。これは、激しい撹拌(そ
の際、エネルギー損失は、0.5kWh/懸濁液kgである)によって、エマルション中で同時に、20μm以下の細かい気泡の形に分離されるからである。
その際、不連続的にも、連続的にも作動する分散装置、例えばウルトラ−トゥラックス(ドイツIKA社製、Ultra-Turrax)又はディスパックス−リアクター(ドイツIKA社製
、Dispax-Reaktor)を使用することができる。ディスパックス−リアクターを使用する場
合、ウルトラ−トゥラックスで、取り巻く外気を自動的に吸い込む間に、常法で使用される一般的に約1〜3バールの圧縮空気を、エマルション中に誘導することができる。 ま
た、上記装置によらなくとも既存のエアーポンプやジェット噴射装置などの気泡発生装置、および各種攪拌機等の組み合わせにより、エマルション中に同じく微小な気泡を導入することが可能である。
(1)の方法では上記のように標準圧下でガス処理の間及び後、樹脂エマルションを取
り扱えるので非常に有利である。
一方、上記(2)方法において、上記エマルションに溶解しない溶剤微粒子は、水を連続相とし、有機溶剤を非連続相とする乳化物であって、通常、水、及び必要に応じて乳化剤の存在下で、有機溶剤を微細に分散して得られるものである。
上記有機溶剤としては、水と混和しない疎水性の有機溶剤であることが望ましく、例えばn−ヘキサン、n−オクタン、2,2,2−トリメチルペンタン、イソオクタン、n−ノナン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;ミネラルスピリット、「スワゾール1000」(丸善石油化学(株)製品)、石油エーテル、石油ベンゼン、石油ナフサ等の石油系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上適宜選択して混合してもよい。これらのうち、特に沸点が水よりも高沸点であるものを選択することが好適である。また上記疎水性の有機溶剤には、必要に応じてアルコール系、エーテル系、アルコールエーテル系などの水混和性有機溶剤を一部併用することもできる。該水混和性有機溶剤の使用量は、全有機溶剤使用量の20重量%以下程度であることが好ましい。
上記有機溶剤を水中に分散する場合の使用量は、水と有機溶剤の合計100重量部に対して20〜80重量部程度であることが望ましい。
乳化剤としては、公知のアニオン性乳化剤、ノニオン性乳化剤が使用できる。アニオン性乳化剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアリルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩及等が挙げられる。ノニオン性乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック共重合体等が挙げられる。
上記溶剤微粒子は、例えば有機溶剤と乳化剤との混合物をディスパー等で攪拌しながら
徐々に水を加える、或いは有機溶剤をディスパー等で攪拌しながらあらかじめ乳化剤を溶解させた乳化剤水溶液に加える、などの方法によって分散し、さらに必要に応じて高いエネギーをかけることによって強制的に分散・乳化する、などの方法によって得ることができる。高いエネルギーをかけて分散できる装置としては、例えば特許登録第2577314号公報などに開示されている遠心力で薄膜状にして高エネルギーを得ることのできる装置(TKフィルミックス)、或いは超高圧エネルギーを加えて流体同士を衝突させ、水中へ微細な液滴の状態に強制的分散する分散機、などが例示できる。超高圧エネルギーを加える分散機としては、流体を超高圧に加圧可能なチャンバー(分散部)内の流路の壁に衝突したり、互いに対向衝突したり排出されたりすることにより、キャビテーション、乱流、剪断力、衝撃力などの少なくとも1つが生じ、分散、破砕されて微細化する超高圧ホモジナイザーが挙げられる。具体的にはナノマイザー(大和製罐株式会社製 商品名)、アルティマイザー((株)スギノマシン製 商品名)と言われる機種が該当する。
上記の通り溶剤微粒子の水分散液が得られ、該溶剤微粒子の平均粒子径は、通常、0.01〜100μm、好ましくは0.05〜60μmの範囲内である。
(2)の方法では、上記溶剤微粒子の水分散液を、前記樹脂エマルション100重量部に、有機溶剤重量として10〜100重量部、好ましくは20〜80重量部となるように導入し、分散することが望ましい。
上述の通り得られる顆粒状の樹脂粉末の嵩密度あるいは粒子径は、気泡あるいは溶剤微粒子の導入量、噴霧機の形態、圧力および回転速度等、供給される樹脂エマルションの濃度および粘度等により適宜調整し得る。
本発明において顆粒状色材としては、従来公知のノンダスティングな均一顔料調整物であれば特に制限はなく、好適には該顆粒粒子が主として球形であり、かつ平均粒子径が1〜3,000μm、好ましくは20〜2,000μmで、嵩密度が0.2〜0.6g/ml程度である、白、赤、青、緑、黄、黒色など各色材が使用できる。該顆粒状色材としては、特に中空体構造を有するものが、易分散性の点から好適である。
このような顆粒状色材は、例えば合成された顔料に対し、ノニオン系界面活性剤等の添加剤を5〜30重量%程度加えて懸濁した後、気体を注入、或いは上述の如き溶剤微粒子の分散液を添加するなどしてから、上述の樹脂粉末のように噴霧乾燥などによって顆粒状の顔料製剤に製造される。該顔料としては特に制限なく、塗料やインキ等の分野で使用される従来公知の無機顔料及び有機顔料に適用可能である。特に顔料の水性懸濁液に、該懸濁液に溶解しない上述の如き有機溶剤微粒子の分散液を添加する方法の場合には、顔料の水性懸濁液100重量部に、有機溶剤重量として10〜100重量部、好ましくは20〜80重量部となるように有機溶剤微粒子が導入され、分散されることが望ましく、得られた顔料懸濁液は、公知方法により噴霧乾燥が行なわれるのが適当である。
本発明の粉状塗料は、上記顆粒状色材を少なくとも1種含有するものである。顆粒状色材の含有量は、所望の塗色に応じて適宜選択されるが、通常、前述の樹脂粉末100重量部に対して0.1〜200重量部、好ましくは0.5〜100重量部の範囲内が適当である。上記顆粒状色材以外の着色顔料を用いると、水で再溶解した後の色の均一性が得られにくく、このような塗料を塗装した場合、色ムラなどを生じやすくなる。
本発明の粉状塗料は、さらに必要に応じて体質顔料、軽量骨材、石膏、セメント、消石灰粉末の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状充填剤、及び/又は増粘剤、抗粘結剤、硬化剤、分散剤、抗菌剤、消泡剤、造膜助剤、反応調整剤、繊維の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状添加剤を含有することができる。
上記のうち抗粘結剤としては、体質顔料などの微粒子の無機粉末が好ましく、例えば、炭酸カルシウム、クレー、無水珪酸、珪酸アルミニウム、シリカ、タルク、アルミナホワ
イト等が使用され得る。抗粘結剤の量は特に限定されないが、樹脂粉末100重量部に対し20重量部以下、好ましくは0.1〜20重量部の範囲が適当である。
抗粘結剤の樹脂粉末への添加方法としては、乾燥粉末化後の樹脂粉末に添加し均一に混合する方法、樹脂エマルションを乾燥する際に抗粘結剤を同時に噴霧する方法の何れも採り得る。均一混合性と選択的な表面付着性が得られより少量で粘結防止効果が得られることから後者の方法が好ましい場合がある。
本発明の粉状塗料は、上述の再分散性樹脂粉末、顆粒状色材、及び必要に応じて粉末状充填剤、粉末状添加剤を夫々計量配合し、そのまま容器詰めして製造することができる。
容器としては、紙パック(防水紙袋や防水箱等)、金属缶、プラスチック缶、プラスチックパック(スタンディングパウチ等)など特に制限なく使用可能であり、容量は用途や必要量に応じて適宜選択可能である。各粉末成分は、製品としての容器内に計量配合することが可能である。
上記計量配合では、夫々の粉末成分を任意に計量し順次配合することができるが、好適には、予め各種用途に応じた塗料配合をデータベース化しておいて、コンピュータへの所望の塗料種の選択及び塗料総重量の入力によって、各粉末成分の選択及びその配合量が、予め作成された塗料配合のデータベースに基づいて自動的に決定され、各粉末成分の容器への配給が制御されることが望ましい。
粉状塗料の容器への充填量は、容器容量の10〜80%の範囲内となるように各粉末成分を計量配合することが望ましい。これによって使用時に、水性媒体を該容器内に添加し攪拌混合して液状化することができ、塗装現場で飛沫化の心配もなく利便性が高くなる。本発明において「使用時」とは、塗装に供する使用直前であっても、塗装までの一定期間前であってもよく、水性媒体を添加して液状化した状態で一定期間放置しておくこともできる。
上記粉末成分を計量する手段としては、重量基準もしくは体積基準で正確な計量が可能であれば特に制限なく従来公知の計量装置が使用可能であり、上記決定された量の粉末成分を作業者が計り取って容器に配合することもできるが、好ましくは各粉末成分が収納された夫々のホッパー等の容器から供給路を通して計量装置の受け皿部位等に排出され、落下して来る該粉末成分の重量を計量したり、粉末成分が収納されたホッパー及び供給路全体の重量を計量し排出重量を差し引いて計量したり、さらに供給路の途中に流量計を用いた体積計量を行なってもよい。特に上記計量指令から必要な粉末成分の排出、計量、さらには容器への配給がコンピュータによって自動制御されることが望ましい。
自動制御される計量供給装置としては、例えば図1に示すような装置が例示できる。図1において、1は電磁フィーダー駆動部、2は搬送トラフ、3は各種粉末成分を夫々充填するホッパー、4はバケット、5は計量機、6は排出シュートを夫々示す。搬送トラフ2は、各ホッパー3から排出される粉末成分を夫々搬送する搬送路であり、電磁フィーダー駆動部1の駆動によって粉末成分の搬送が制御される。計量機5には、搬送トラフ2から落下する粉末成分を受け取るバケット4が設けられており、受け取った粉末成分を含むバケット4全体の重量を計量するものである。該バケット4から計量された粉末成分が、排出シュート6から製品としての容器(図示せず)に配給されるものである。図1の装置は顆粒状成分である樹脂粉末や顆粒状色材の計量供給に好適である。
粉末成分によっては湿度等の影響を受け易いので、これが収納されたホッパー及び供給路などは、装置全体をガラス板やアクリル板などでカバーしたり、ホッパーに蓋をつけたり、ドライエアや不活性気体を循環させる、吸湿材を常備するなどして、耐湿対策を行なうことが望ましい。
各粉末成分の搬送方法として、各種フィーダーが適用可能であるが、スムーズに粉末成分を搬送可能な電磁振動フィーダーが特に好適である。該電磁振動フィーダーは、搬送路に対して振動を与えることで、該搬送路における粉末成分の供給速度を制御するものである。
上記製品としての容器内の各粉末成分を均一に攪拌混合する手段としては、従来公知の攪拌装置が使用可能であり、通常、塗料容器を閉蓋して該塗料容器自体の回転や振動などに供する装置、例えばジャイロミキサーなどによって均一攪拌することができるが、好ましくは原材料がすべて粉状であって上記述べた方法にて計量詰めされたものであれば、塗装現場で、必要な水を入れ液状の塗料とする際の攪拌により均一な混合が可能なことから、塗料充填後の攪拌を除くことが可能となる。これによって製品としてそのまま出荷もしくは使用に供し得る容器入り粉末塗料が得られる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。尚、「部」及び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。
実施例1
エマルションパウダーAの製造
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹込口、撹拌機を備えたフラスコに、ポリビニルアルコール(PVA:重合度500、鹸化度88.0mol%)50部、脱イオン水470部、「ネオペレックスNo6」(花王(株)製、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、有効成分60%)2.5部、過硫酸ナトリウム1.0部および炭酸水素ナトリウム2.5部を仕込み、窒素を吹き込みながら76℃で攪拌し、その中に酢酸ビニル700部
、「Veoba10」(ジャパンエポキシレジン(株)社製、バーサティック酸ビニルエステル)300部、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート20部、「ネオペレックスNo6」2.3部、炭酸水素ナトリウム2.5部および脱イオン水330部の混合物を機械的に強制分散してなるプレエマルションの135.4部を仕込む。76℃で1時間攪拌した後、残りのプレエマルション、過硫酸ナトリウム2.5部および脱イオン水130部からなる混合物を3時間かけて滴下する。さらに同温度で2時間攪拌し、冷却して固形分濃度53.2%の安定なポリ酢酸ビニル系エマルションを得た(樹脂Tgは21℃)。
このエマルション100部と上記ポリビニルアルコール5部を100部の水に溶かしたものを添加し、ヤンケ・ウント・クンケル社(Fa.Janke und Kunkel;Stauffen/Breisgau)
製のウルトラ−トゥラックス−装置を用いて、大気中で5分間処理し、空気による気泡を導入して、エマルションの容量を2倍にした。このエマルションを100℃の熱風中に噴霧し乾燥させて、サイクロン中に一緒に運ばれた空気流から分離させ、エマルションパウダーAを得た。このエマルションパウダーAは、平均粒子径100μm、嵩密度が0.3g/mlであった。
顆粒状チタン白粒子の製造
上水150部に、「ノイゲンEA−120」(第一工業製薬社製、ノニオン界面活性剤)3部とミネラルスピリット150部を加え、ホモジナイザーで強制乳化して、平均粒子径約2μmの溶剤微粒子の分散液Pを得た。
上記溶剤微粒子分散液P100部に「ノイゲンEA−120」を1部添加し、「チタン白JR−605」(テイカ社製、平均粒子径0.25μm、嵩密度4.1g/mlのチタン白)25部を加えながら、ディスパーで攪拌して均一になった後、100℃の熱風中に噴霧し乾燥させて、顆粒状チタン白(1)を得た。この顆粒状チタン白(1)は、平均粒子径100μm、嵩密度が0.5g/mlの球状粒子であった。
顆粒状赤錆色材の製造
上記溶剤微粒子分散液P100部に「ノイゲンEA−120」2部を添加し、「ベンガラ335R」(戸田工業(株)製、平均粒子径0.14μm、嵩密度が5.2g/mlのベンガラ)25部を加えながら、ディスパーで攪拌して均一になった後、100℃の熱風中に噴霧し乾燥させて、顆粒状赤錆色材(2)を得た。この顆粒状赤錆色材(2)は、平均粒子径200μm、嵩密度が0.45g/mlの球状粒子であった。
粉状塗料の製造
密封可能な内面コート缶の中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーA 100部
顆粒状チタン白1) 60部
顆粒状赤錆色材2) 2部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.3部
「SNデフーマー14HP」(注2) 1部
配合後、容器を密閉して、軽く容器を手で振って目的の粉状塗料(I)を得た。
(注1)メトロ−ズ 65SH−1500:信越化学社製、増粘剤
(注2)SNデフーマー14HP:サンノプコ社製、消泡剤
実施例2
エマルションパウダーBの製造
53.2%のポリ酢酸ビニル系エマルションを実施例1と同様にして得た後、このエマルション100部に、ポリビニルアルコール(PVA:重合度500、鹸化度88.0mol%)5部を溶剤微粒子分散液P100部に溶かしたものを添加した。得られたエマルションを100℃の熱風中に噴霧し乾燥させて、サイクロン中に一緒に運ばれた空気流から分離させ、エマルションパウダーBを得た。このエマルションパウダーBは、平均粒子径200μm、嵩密度が0.2g/mlであった。
粉状塗料の製造
密封可能な内面コート缶の中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーB 100部
顆粒状チタン白(1) 60部
顆粒状赤錆色材(2) 2部
「タンカルNo.300」(注3) 100部
「特号 クレーW」(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.1部
「SNデフーマー14HP」(注2) 1部
配合後、容器を密閉して、軽く容器を手で振って目的の粉状塗料(II)を得た。
(注3)タンカルNo.300:竹原化学工業社製、タンカル
(注4)特号 クレーW:竹原化学工業社製、クレー
実施例3
粉状塗料の製造
密封可能なPETボトルの中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
「ペガールPM450」(注5) 100部
顆粒状チタン白(1) 60部
顆粒状赤錆色材(2) 2部
「タンカルNo.300」(注3) 100部
「特号 クレーW」(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.1部
SNデフーマー14HP(注2) 1部
配合後、容器を密閉して、軽く容器を手で振って目的の粉状塗料(III)を得た。
(注5)ペガールPM450:高圧ガス工業(株)製、再分散性樹脂粉末
実施例4
エマルションパウダーCの製造
上水150部に、「ノイゲンEA−120」(第一工業製薬社製、ノニオン界面活性剤)3部とミネラルスピリット150部を加え、TKフィルミックスで強制乳化して、溶剤微粒子の分散液Qを得た。
「ヨドゾールGF1T」(日本NSC社製、45%スチレン・アクリルエマルション)
100部に、ポリビニルアルコール(PVA:重合度500、鹸化度88.0mol%)5部を溶剤微粒子分散液Q100部に溶かしたものを添加した。得られたエマルションを100℃の熱風中に噴霧し乾燥させて、サイクロン中に一緒に運ばれた空気流から分離させ、エマルションパウダーCを得た。このエマルションパウダーCは、平均粒子径150μm、嵩密度が0.25g/mlであった。
粉状塗料の製造
密封可能な内面コート缶の中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーC 100部
顆粒状チタン白 (1) 60部
顆粒状赤錆色材(2) 2部
「タンカルNo.300」(注3) 100部
「特号 クレーW」(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.1部
「SNデフーマー14HP」(注2) 1部
配合後、容器を密閉して目的の粉状塗料(IV)を得た。
実施例5
塗料の製造
粉体ミキサーの中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
「ペガールPM450」(注5) 100部
顆粒状チタン白(1) 60部
ベンガラ335R 2部
「タンカルNo.300」(注3) 100部
「特号 クレーW」(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.1部
「BYK024」(注6) 1部
攪拌後、容器に充填して粉状塗料(V)を得た。
(注6)BYK024:ビックケミー社製、液状消泡剤
実施例6
エマルションパウダーEの製造
還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素吹込口、撹拌機を備えたフラスコに、エチレングリコールモノブチルエーテル471.2部および2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン118部を仕込み、160℃で窒素を吹き込みながら攪拌し、この中にイソブチルメタクリレート781部、メタクリル酸344部およびジターシャリアミルパーオキサイド87.2部の混合液を4時間かけて滴下した後、同温度で3時間攪拌し、冷却して固形分72%の樹脂(E−1)溶液を得た。
フラスコに、樹脂(E−1)溶液43部、脱イオン水225部、20%水酸化ナトリウム水溶液21部および過硫酸アンモニウム0.3部を仕込み、窒素を吹き込みながら82℃で攪拌し、その中にアクリル酸ブチル150部、メタクリル酸メチル90部、スチレン60部、メタクリル酸3部、「ニューコール707SF」(日本乳化剤社製のアニオン系乳化剤、固形分30%)20部、過硫酸アンモニウム0.6部および脱イオン水230部
の混合物を機械的に強制分散してなるプレエマルションを4時間かけて滴下した後、同温度で2時間攪拌し、冷却して固形分40%のエマルション(E−2)を得た。
このエマルション(E−2)100部と上記ポリビニルアルコール5部を100部の水に溶かしたものを添加し、ヤンケ・ウント・クンケル社製のウルトラ−トゥラックス−装置を用いて、大気中で5分間処理し、空気による気泡を導入して、エマルションの容量を2倍にした。このエマルションを100℃の熱風中に噴霧して乾燥させて、サイクロン中に一緒に運ばれた空気流から分離させエマルションパウダーEを得た。
塗料の製造
密封可能な内面コート缶の中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーE 100部
顆粒状チタン白(1) 60部
顆粒状赤錆色材(2) 2部
メトロ−ズ 65SH-1500 (注1) 0.3部
SNデフーマー14HP(注2) 1部
配合後、容器を密閉して、軽く容器を手で振って粉状塗料(VI)を得た。
実施例7
エマルションパウダーFの製造
実施例6で得た固形分40%エマルション(E−2)100部に、ポリビニルアルコール(PVA:重合度500、鹸化度88.0mol%)5部を溶剤微粒子分散液Q100部に溶かしたものを添加した。このエマルションを100℃の熱風中に噴霧して乾燥させて、サイクロン中に一緒に運ばれた空気流から分離させエマルションパウダーFを得た。
塗料の製造
密封可能な内面コート缶の中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーF 100部
顆粒状チタン白 60部
顆粒状赤錆色材 2部
タンカルNo.300(注3) 100部
特号 クレーW(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
メトロ−ズ 65SH-1500(注1) 0.1部
SNデフーマー14HP(注2) 1部
配合後、容器を密閉して、軽く容器を手で振って粉状塗料(VII)を得た。
比較例1
塗料の製造
粉体ミキサーの中に、以下の原材料を各々秤量して順次加えた。
エマルションパウダーC 100部
「チタン白JR−605」 60部
「ベンガラ335R」 2部
「タンカルNo.300」(注3) 100部
「特号 クレーW」(注4) 100部
水酸化カルシウム 3部
「メトロ−ズ 65SH-1500」(注1) 0.1部
「BYK024」(注6) 1部
攪拌後、容器に充填して粉状塗料(VI)を得た。
粉状塗料の水溶解性評価
各塗料容器の蓋を開け、各粉状塗料(I)〜(VI)60部に対して夫々水を40部の比率で加えて塗料用ミキサーなどの簡単な攪拌器で攪拌して、塗料の水分散状態を下記の基準で評価した。結果を表1に示す。
評価基準 ◎:1〜2分の攪拌で、ブツが見られず通常の水性塗料の状態と同じになる
○:3〜4分の攪拌で、ブツが見られず通常の水性塗料の状態と同じになる
△:5分の攪拌で、全体は溶解するがややブツが見られる
×:5分の攪拌では、不溶解物が多く見られる
塗装作業性評価
上記の評価で得た各液状塗料を刷毛で、「EPシーラー白」(関西ペイント社製、シーラー)を塗布したスレート板に、約100g/m2の塗布量で塗装し、1分経過後に一部
を指で5回転するように擦り、ラビング部を作成した。翌日、塗面の外観評価と、刷毛塗装面とラビング面との色の違いを下記の基準で評価した。結果を表1に示す。
評価基準 ◎:塗膜表面にブツが見られず、ラビング面との色の違いもない
○:塗膜表面にわずかにブツは見られるが、ラビング面との色の違いはない
△:塗膜表面のブツが目立つ、ラビング面との色の違いもはっきりと判る
×:ブツのため塗装時、筋になって塗装できない。
Figure 2004269860
本発明は主に建築工事で行なわれるセメントモルタル塗り、石膏プラスター塗り等に利用できる。
本発明の粉状塗料の製造に用いる計量供給装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 電磁フィーダー駆動部
2 搬送トラフ
3 ホッパー
4 バケット
5 計量機
6 排出シュート
10、11 支持台

Claims (9)

  1. 再分散性樹脂粉末、及び少なくとも1種の顆粒状色材を含有する粉状塗料であって、使用時に水性媒体を加えて攪拌混合し液状化することを特徴とする水再分散性を有する粉状塗料。
  2. 再分散性樹脂粉末が、顆粒状の樹脂粉末である請求項1記載の粉状塗料。
  3. 顆粒状の樹脂粉末が、樹脂のエマルション中に、(1)強撹拌下、該エマルションと反応しない気体を誘導し細かい気泡として分散させる、及び/又は(2)該エマルションに溶解しない溶剤微粒子を分散させる、ことによって得られたエマルションを噴霧乾燥することによって得られるものである請求項2記載の粉状塗料。
  4. 顆粒状色材が、中空体構造を有するものである請求項1記載の粉状塗料。
  5. 体質顔料、軽量骨材、石膏、セメント、消石灰粉末の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状充填剤、及び/又は増粘剤、抗粘結剤、硬化剤、分散剤、抗菌剤、消泡剤、造膜助剤、反応調整剤、繊維の群から選ばれる少なくとも1種の粉末状添加剤を含有する請求項1記載の粉状塗料。
  6. 再分散性樹脂粉末、顆粒状色材、及び必要に応じて粉末状充填剤、粉末状添加剤を夫々計量配合し、そのまま容器詰めしてなる請求項1ないし5のいずれか1項記載の水再分散性を有する粉状塗料の製造方法。
  7. コンピュータへの所望の塗料種の選択及び塗料総重量の入力によって、各粉末成分の選択及びその配合量が、予め作成された塗料配合のデータベースに基づいて自動的に決定され、各粉末成分の容器への配給が制御される請求項6記載の粉状塗料の製造方法。
  8. 粉状塗料の容器への充填量が容器容量の10〜80%の範囲内となるように各粉末成分を計量配合する請求項6又は7記載の製造方法。
  9. 使用時に、水性媒体を容器内に添加し攪拌混合して液状化する、請求項8記載の方法によって製造された粉状塗料の使用方法。
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