JPH01275637A - 噴霧乾燥粉末ポリマーの製造法 - Google Patents

噴霧乾燥粉末ポリマーの製造法

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JPH01275637A
JPH01275637A JP1053973A JP5397389A JPH01275637A JP H01275637 A JPH01275637 A JP H01275637A JP 1053973 A JP1053973 A JP 1053973A JP 5397389 A JP5397389 A JP 5397389A JP H01275637 A JPH01275637 A JP H01275637A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポリマーの水性分散液または水溶液を熱風気
流中で噴霧しかつ粉末ポリマーを熱風気流から分離する
こと((よシ噴霧乾祿さ九た粉末ボリマーヲ製造する方
法に関するっ従来の技術 水性のポリマー分散液を噴霧乾燥することにより粉末状
の乳化重合体を製造することは公知である。この場合、
低い最低皮膜形成温度(MFT)の分散液からガラス化
せざる粉末ポリマーまたは粉末を得るため、噴霧塔中で
慎重に温度制御するのが有利であると判明−したつ 西ドイツ国特許明細書第2512258号には、大きい
カルボキシル基含有率を有する粉末状アクリル樹脂の、
水性分散液の噴霧乾燥による製造が記載さ几ている。こ
の明fJB 笠には、噴霧乾燥の工程においてMFTを
上廻らないことが重要である旨記載さnている。
大きい固体含有率、例えば40〜60重量%を有する水
性のポリマー分散液は不安定な混合物であり、このもの
は高められた温度でまたは剪断力の作用下に付着物また
は凝借物を形成する傾向がある。このことが顕著に該肖
するのが、低いMFT 、例えば60℃以下を有する分
散液、および低い動的ガラス転移温度T(λmaX )
を有する乳化重合体の分散液である。この不安定性によ
り、水性のポリマー分散液を噴霧乾燥する際にしばしば
大きい難点が生じる。この分散液は、高速回転形の噴霧
ディスク上へ注いだ際に摩擦力により加熱さ几かつ大き
い剪断力が加えらルる。その結果生じるのが、噴霧乾燥
装置の液体分配装置中の、および噴霧ディスク上の付着
物である。
類似の難点が、ポリマー水溶液を噴霧乾燥する際にも生
じる。
発明が解決しようとする課題 本発明の根底をなす課題は、水性の分散液および溶液を
噴霧する際、とくにMFT 60℃以下および、乳化重
合体の動的ガラス転移温度15000以下を有する温度
−および剪断感受性の分散液を噴霧乾燥する際の前記難
点を回避することである。
課題を解決するための手段 前述の課題は、分散液または溶液と一緒に水を噴霧する
ことにより解決されると判明した。
こnによnば、液体分配装置および噴霧装置中のポリマ
ー付層が阻止される。このことは、分散液またはd液に
対する水の添加自体が相応する効果を有しないので、希
釈効果により惹起されるのではない。むしろ、水が冷却
的に作用しかつ温度に起因する凝結−および付着工程を
阻止するものと推測される。但しわずかな量の付着物が
生じた場合、この付着は、こ几が付加的な水の不在にお
いて生じたかのように容易に再び除去されることができ
る。
分散液ないしは溶液が、工業用の噴霧乾燥装置中で有利
に高速回転形ディスクを使用し噴霧される。ディスクの
有利な回転数が少くとも5000〜2500 Orpm
の範囲内である。有利なのが、分散液または溶液および
水を同時に、但し別々に相互に高速回転ディスク上へ注
ぐことである。この目的で、噴霧装置には1つまたはそ
九以上の付加的導管が取付けらn、その着果液体分配装
置の1つまたはそ几以上の流出口が噴霧ディスクの直上
に配置さ几、かつ水が直接に、但し分散液または溶液と
別個に噴霧ディスク上へ注ぐことができる。
一般に、単位時間当シ添加される水の量は、同じ単位時
間で噴霧される分散液−ないしは溶液量よりもわずかで
、例えば1〜20重it%である。有利に、そ九ぞn分
散液または溶液の重量に対し水2.5〜7.5チが使用
される。一般に水の効果は、水が溶解または分散せる制
限蓋の含有成分を含有しても、これら含有成分が明白に
粘度増大を生じないかまたは分散液または溶液と不利な
相互作用を惹起しない限り損なわnない。可能な含有成
分は、例えば表面活性剤および、粉末ポリマーの変性に
役立つ不揮発性の添加剤である。
気流が、乾燥塔中で、一般に噴霧混入された分散液また
は溶液と順流で、上方から下方へ乾燥塔を通して導かれ
る。乾燥塔の出口から、気流が1つまたはそれ以上のサ
イクロン分離装置中へ導かn、そこで乾燥粉末ポリマー
が分離される。大ていこのものは、残存水分1〜5重蓋
%を含有する。
一般に、乾燥塔中へ導入された空気は、50〜200℃
1有利に60〜1209Cの範囲内の温度を有する。こ
の空気温度が、水の蒸発にエネルギが消費されることに
よシ上方から下方へ向けて低減し、かつ30〜100℃
1有利に60〜50℃で流出する。入口および出口温度
間の差(T−E/T−A)が、空気対噴霧分散液の比に
依存しかつこの比により制御可能である。
本発明の有利な実施例によれば、分散液が、動的ガラス
転移温度を下廻るが、但しMFT ’i上上廻入口温度
T−E、および65℃を下廻るが、但しMFTを上廻る
出口温度T−Aで噴霧乾燥することにより乾燥される。
さらに有利なのが、噴霧乾燥の1県に導入される乾燥空
気対噴霧混入される分散液の量比を、入口−および出口
温度間で生じる差(T−E−T−A)が65℃を越えな
いように調節することである。
本発明の方法において分散液が使用される場合、有利に
このものはできるだけ大きい固体含有率を有する。この
含有率は、10〜60重量%、有利に20〜50重量で
あることができる。
分散液を微細な液滴に噴霧しうるため、その粘度が40
00 mPa5を上廻ってはならない。有利に粘度が、
1000 mPa5以下、とくに100mPa日である
一般に分散液は、陰イオン性の乳化剤を、例えば水相の
重量に対する濃度0.06〜6%で含有する。そ几とと
もに、非イオン性の乳化剤が例えば5電量チにまで含有
されてもよく、こ几はまた場合により単独の乳化剤とし
て存在してもよい。
噴霧乾燥((使用される分散液は、公知の方法によシ製
造されることができる。また本発明が全ての噴霧乾燥可
能な乳化重合体の分散液を噴霧乾燥する際に有利に使用
されることができるとしても、実際に本発明は、水添加
量に相応して高められたエネルギ消費のため、水添加が
なけnば分散液を噴霧乾燥することが極めて困難である
かまたは全く不可能である場合にだけ使用される。
本発明の方法により殊に有利に加工される矯噴霧性の分
散液に属するのは、最低皮膜形成温度(MFT)が動的
ガラス転移温度金下廻シ最低50℃であるもの;とくに
MFTが60℃以下のものである。有利に動的ガラス転
移温度T(λmaX )は150℃以下である。
前記特性が一般に該当する分散液の群1(包含されるの
が、アクリル−および/またはメタクリル酸の単位20
〜70重量%、アクリル−および/またはメタクリル酸
の低級アルキルエステルまたはそのスチレンとの混合物
の単位40でよ、り成る乳化重合体である。
同じく有利に、水溶性ポリマーの水浴液が本発明の方法
により噴霧乾燥されることができる。
この種の仕送的ポリマーは、最低50重量%がアクリル
酸またはメタクリル酸またはその水溶性塩よシ成シ、か
つ場合により残りの分量が前記載ツマ−と共重合可能な
他のモノマー1例えば、アクリル−またはメタクリルア
ミド、アクリル−またはメタクリルニトリル、アクリル
−またはメタクリル酸のアルキルエステルまたはヒドロ
キシアルキルエステルから形成される。
アクリル−またはメタクリル酸含有率の下限は水溶性に
より定めら几るにすぎない。
ポリマー水溶液は、その粘度が2000 mPa5金上
廻らずかつ有利に500 mPa5を下廻る場合に噴霧
可能である。溶液粘度は、分子量および固体含有率に依
存し、高分子電解質の場合は塩含有率にも依存する。分
子量2000以下を有するポリアクリル酸の溶液は固体
含有率50重量%にまでの場合でも噴霧されることがで
きるとともに、分子量50000の場合は濃度60重量
%にまで加工可能であるにすぎない。
一般に、噴霧乾燥さnた粉末ポリマーは平均粒径約50
ミクロンの粉末粒子より成る。顕微鏡写真において、粒
子は倍率100倍で鮮明な輪郭を有しかつ混濁ないしは
透明に見える、このことはラテックス粒子が程度の差こ
そあn著るしくガラス化または浴融さ几ていることを推
測させる。
粉末ポリマーは、例えば医薬用核種の製造に、またはア
ルカリ性の水性媒体用の濃稠化剤として適当である。
実施例 以下に、本発明を実施例につき詳説する。
例  1 エチルアクリレート50重量係およびメタクリル酸50
重量%より成る、平均粒径1100nを有する分散せる
コポリマー、および陰イオン性乳化剤〔ヘキスト社(H
oechstAC))の商標名に相応するホスタパA/
 (Hostapal) BV 濃縮物〕2.4重量%
を含有する、固体含有率60重量%合有する水性のプラ
スチック分散液を噴霧乾燥に使用した。この分散液は、
粘度6mPa日、最低皮膜形成温度28℃1および白化
点17℃を有した。この分散されたコポリマーは、動的
ガラス転移温[(Tλmaw ) 134℃および剪断
弾性率1°65 ON/朋2(20℃)を有した。
噴霧乾燥のため、頂部に10000 rpmで回転する
噴霧ディスクを包含し、かつ80〜90℃の熱風180
00cbm/hが噴霧物と順流で上方から下方へ貫流す
る噴霧塔を使用した。
噴霧塔の頂部の導管を経て、水性分散液190kg /
 hを噴霧ディスクへ導いた。同時に第2の導管を経て
、水8〜10kli’/hを噴霧ディスクへ導いた。噴
霧塔の底部で、気流から温度40〜50℃で乾燥コポリ
マーを微粉末の形で分離した。
分散液を同じ螢の水で希釈するかまたは水を完全に省い
た場合、短かい作動時間後に噴霧ディスクに付着物が生
じ、このものが9を霧装置の相応する部分で摩擦される
ことによシ加熱および炭化さ九、その結果生成物か炭化
粒子で汚染さ几た。
例 2 アクリル酸85重蓋%およびエチルアクリレート15重
量%より成る分子量(重層平均〕1700〜2000’
を有するコポリマ〜の、固体含有率49重量%、−価1
.5および粘度210mPa8を有する水溶液を噴霧乾
燥に使用した。
20000 rpmで回転する噴霧ディスクを包含し、
かつ65〜70℃の熱風1000 cbm/hが噴霧物
と順流で上方から下方へ貫流する噴霧乾燥装置を使用し
た。出口空気温度が40〜45℃であった。
別々の導管を経て、1時間当り溶液120に9差びに水
3〜4 kgを噴霧ディスク上へ注いだ。
装置の底部で、白色の微粉末ポリマーが得ら九た。溶液
を同じ水量で希釈するかまたは水添加を全く省いた場合
、短時間後に、例1に記載せる種類の障害が生じた。
例 3 例2におけるように操作するが、但しナトリウムポリア
クリレート(分子f17f]0〜2000)の、−価7
.5および粘度135 mPa5を有する水溶液100
kg/hを、その他は同じ操作条件下に使用した。その
結果が前記例の結果に相応した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリマーの水性分散液または水溶液を熱風気流中で
    噴霧しかつ粉末ポリマーを熱風気流から分離することに
    より噴霧乾燥された粉末ポリマーを製造するに当り、分
    散液または溶液と一緒に水が噴霧されること特徴とする
    噴霧乾燥粉末ポリマーの製造法。 2、分散液または溶液および水が高速回転デイスクを使
    用し噴霧される請求項1記載の方法。 3、分散液または溶液および水が同時に、但し別々に相
    互に高速回転デイスク上へ注がれる請求項2記載の方法
    。 4、単位時間当り噴霧される水量が、分散液または溶液
    の量よりもわずかである請求項1から3までのいずれか
    1項に記載の方法。 5、最低皮膜形成温度(MFT)60℃以下を有する皮
    膜形成性分散液が使用される請求項1から4までのいず
    れか1項に記載の方法。 6、動的ガラス転移温度T(λ_m_a_x)150℃
    以下を有する乳化重合体の分散液が使用される請求項5
    記載の方法。 7、アクリル−および/またはメタクリル酸ないしはそ
    の水溶性塩の単位20〜70重量%、アクリル−および
    /またはメタクリル酸の低級アルキルエステルまたはそ
    のスチレンとの混合物の単位40〜80重量%、並びに
    場合により他のラジカル重合性不飽和コモノマーの単位
    10重量%にまでより成る重合体の水性分散液が使用さ
    れる請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。 8、最低皮膜形成温度(MFT)が動的ガラス転移温、
    度を下廻り最低50℃であるプラスチック分散液が使用
    される請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法
    。 9、分散液が、重合体の動的ガラス転移温度を下廻るが
    MFTを上廻る入口温度(T−E)、および65℃を下
    廻るがMFTを上廻る出口温度(T−A)で噴霧乾燥す
    ることにより乾燥される請求項5から7までのいずれか
    1項に記載の方法。 10、アクリル−またはメタクリル酸またはその水溶性
    塩最低50重量%、および場合により残りの分量が前記
    モノマーと共重合可能な他のモノマーより成る重合体の
    水溶液を使用する請求項1から6までのいずれか1項に
    記載の方法。 11、噴霧乾燥に際し導入される乾燥用空気対噴霧混入
    される分散液または溶液の量比が、入口温度および出口
    温度間の差(T−E−T−A)65℃以下が得られるよ
    うに調節される請求項1から10までのいずれか1項に
    記載の方法。
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