JP2004269202A - 農産物選別装置の供給装置 - Google Patents

農産物選別装置の供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004269202A
JP2004269202A JP2003064550A JP2003064550A JP2004269202A JP 2004269202 A JP2004269202 A JP 2004269202A JP 2003064550 A JP2003064550 A JP 2003064550A JP 2003064550 A JP2003064550 A JP 2003064550A JP 2004269202 A JP2004269202 A JP 2004269202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
supply
sorting
agricultural products
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003064550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4582756B2 (ja
Inventor
Sadayasu Sato
定泰 佐藤
宏計 ▲鮫▼島
Hirokazu Samejima
Keizo Tanabe
敬三 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Maki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maki Manufacturing Co Ltd filed Critical Maki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003064550A priority Critical patent/JP4582756B2/ja
Publication of JP2004269202A publication Critical patent/JP2004269202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4582756B2 publication Critical patent/JP4582756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

【課題】農産物の自動供給作業と手載せ供給作業とがオンライン上でシステム的に作動可能であり、農産物の品目や品種に関係なく農産物の選別の際の供給作業を効率的に行い得る農産物選別装置の供給装置を提供する。
【解決手段】選別コンベアの上流側に、取上げ移載装置によって容器内に収容された複数の農産物を保持して取上げ該取上げた複数の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する自動供給部と、作業者の手作業によって容器内の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する手載せ供給部とを配置し、手載せ供給部で農産物を手載せ供給する際に自動供給部の取上げ移載装置の供給動作を制御装置によって制御することを特徴とする。前記制御装置は、取上げ移載装置を選別コンベアに対して例えば100%の最大充填率を確保するように制御すると共に、手載せ供給する際に取上げ移載装置の前記充填率を所定値下げるように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリンゴ、梨、トマト等の農産物を選別包装する農産物の選別包装施設において、各生産者により容器内に収容されて持ち込まれた農産物を、選別コンベアに設けられた各載せ部に供給する農産物選別装置の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、各生産者から容器としてのコンテナ内に収容されて選果場等の選別包装施設に持ち込まれた農産物は、多くの作業者の手作業によってコンテナから取り出されて選別コンベアの各載せ部に供給されており、また、農産物の選別コンベアの各載せ部への供給作業において、自動供給装置が一部の選別施設において使用されている。
【0003】
従来、このような選別コンベアへの農産物の供給装置としては、例えば特許文献1〜特許文献3に示すものが知られている。先ず、特許文献1に示す農産物の選別装置は、各生産者から持ち込まれたコンテナ内の農産物を、選別コンベアの供給部おいて、作業者の人手による作業でコンテナ内から一個ずつ取り出して選別コンベアのフリートレイ等の受皿に載せるようにしたものである。また、特許文献2に示す農産物の供給装置は、容器内に任意に並べられて収容された複数の農産物を一括して取上げて選別コンベアの搬送面上に自動供給するようにしたものである。
【0004】
さらに、特許文献3に示す選果施設における荷受け移送装置は、選別コンベアの上流側において、移送路上にコンテナ内の農産物を自動供給するコンテナダンパーと、農産物を手載せ供給する手載せ用コンテナ待機手段とを備え、同じ選別コンベアにコンテナダンパーによる供給と、手載せによる供給とを可能にしたものである。そして、この装置の場合、農産物としての果実の種類、性質に応じて選別コンベアの供給形態を変更可能とし、コンテナダンパーで供給する場合は、果実表面が比較的強い(硬い)果実が選ばれ、手載せ用コンテナ待機手段を使用して直接手載せする場合は、比較的表面が傷み易い果実が対象となるように設定されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−207268号公報
【特許文献2】
特開平11−278658号公報
【特許文献3】
特開平10−113623号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示す装置の場合は、作業者の手作業によってコンテナから農産物を一個ずつ取り出して選別コンベアの受皿上に載せる方法であるため、柔らかいものや載せ方に熟練を有する変形状の農産物には好適であるが、非能率的であって大量処理には不向きであると共に、手作業ゆえに人手がかかり、人手の確保が難しく、かつ作業者の疲労度も高く供給ミス等の作業ミスが発生し易いという問題点を有している。
【0007】
また、特許文献2に示す装置の場合は、容器内に並べられた農産物としての胡瓜の大きさや形状及び配列が一定でないため、取り上げの際に吸着ミスを生じる場合があり、胡瓜の選別コンベアへの確実な移載が困難であると共に、全ての胡瓜を確実に吸着して移載するために完全自動化を図るためには膨大なコストが掛かり現実的でない。また、胡瓜を選別コンベアの各載せ部に供給するものではないため、適用される農産物が特定化されて汎用性が劣るという問題点を有している。
【0008】
さらに、特許文献3に示す装置の場合は、農産物を選別コンベア上に自動供給することができるものの、自動供給のために農産物を反転等させるコンテナダンパーが使用されるため、傷み易い果実には不向きであり、品目や品種によって自動供給作業と手載せ供給作業とを使い分けているので、選別包装施設全体として考えた場合に汎用性が劣るという問題点を有すると共に、同一の品目や品種の農産物についての自動供給を可能とするものではなく、装置の稼働面の効率が劣るという問題点を有している。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、農産物の自動供給作業と手載せ供給作業とがオンライン上でシステム的に作動可能であり、農産物の品目や品種に関係なく農産物の選別の際の供給作業を効率的に行い得る農産物選別装置の供給装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、選別コンベアを停止させることなく自動供給が可能であったり、自動供給のみで選別コンベアの充填率を例えば100%に確保し得る農産物選別装置の供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、農産物を一個ずつ搬送する選別コンベアに容器内に所定の配列で収容された農産物を供給するための農産物選別装置の供給装置であって、前記選別コンベアの上流側に、取上げ移載装置によって容器内に収容された複数の農産物を保持して取上げ該取上げた複数の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する自動供給部と、作業者の手作業によって容器内の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する手載せ供給部とを配置し、前記手載せ供給部で農産物を手載せ供給する際に前記自動供給部の取上げ移載装置の供給動作を制御装置によって制御することを特徴とする。
【0011】
このように構成することにより、例えば農産物が収容されたコンテナ等の容器は、容器搬送コンベアで搬送されて自動供給部に供給され、この自動供給部の取上げ移載装置によって容器内の農産物が取上げられて選別コンベアの受皿等の載せ部に移載される。また、前記容器の一部は手載せ供給部に供給され、この手載せ供給部において、作業者によって容器内の農産物が選別コンベアに手載せ供給される際には、前記制御装置で取上げ移載装置の供給動作が制御されて選別コンベアに自動供給されなくて空いている載せ部が生じ、この空いている載せ部に作業者が農産物を手載せ供給することができる。これにより、選別コンベアの上流側に配置された自動供給部と手載せ供給部とで容器内の農産物を自動供給したり手載せ供給することができて、農産物の品種や品目に関係なく、選別時の農産物の選別コンベアへの供給作業が効率的に行える。
【0012】
そして、前記制御装置は、請求項2に記載の発明のように、前記自動供給部のみで作業を行う場合に、取上げ移載装置の供給動作を選別コンベアの載せ部に対して選別作業に適した最大充填率を確保するように制御すると共に、手載せ供給と併用する場合に、取上げ移載装置の前記充填率を所定値下げるように制御することが好ましい。このように構成することにより、自動供給部の取上げ移載装置による選別コンベアへの充填率が制御装置で選別作業に適した最大充填率に設定可能であることから、自動供給部のみを使用して最も高い作業効率を示す農産物の供給作業が行える。また、手載せ供給と自動供給とが併用される場合には、取上げ移載装置の選別コンベアへの充填率を下げることにより、選別コンベアの自動供給されなかった空いている載せ部を増やして手載せ供給作業が行える等、手載せ供給部に容器が供給された際に、取上げ移載装置の供給動作を所定に制御することができる。
【0013】
また、前記制御装置は、請求項3に記載の発明のように、農産物が収容された容器のうち自動供給し難い農産物が収容された容器を手載せ供給部に供給するように制御することが好ましい。このように構成することにより、例えば自動供給し難い極小玉や特大玉の農産物を手載せ供給部に供給して手載せ作業が行われることから、自動供給し易い大玉、中玉、小玉の農産物を自動供給部に供給して自動供給できて、農産物の供給作業が確実に行えると共に供給作業の一層の効率化が図れる。
【0014】
また、前記制御装置は、請求項4に記載の発明のように、前記容器に付与され当該容器内の農産物を識別するための識別子の情報を読み取り、該読み取った情報に基づいて当該容器を自動供給部または手載せ供給部に供給するように制御することが好ましい。このように構成することにより、制御装置で読み取られた容器の識別子の情報に基づいて当該容器が自動供給部か手載せ供給部に供給されることから、容器を自動供給部や手載せ供給部に自動供給できて、供給作業のより一層の効率化が図れる。
【0015】
また、前記取上げ移載装置は、請求項5に記載の発明のように、自動供給部に供給された容器を2個一単位として扱うと共に、該2個の容器内に複数列で収容された農産物を一列ずつ取上げることが好ましい。このように構成することにより、自動供給部の取上げ移載装置が2個の容器内の農産物を一列ずつ取上げることから、2個の容器に対して取上げ作業を同時に行うことができ、例えば形状が大きく容器内に収容される個数が少ない農産物であっても、その取上げ移載作業が効率的に行える。
【0016】
また、前記取上げ移載装置は、請求項6に記載の発明のように、容器内に収容された農産物を二列で一括して取上げることが好ましい。このように構成することにより、自動供給部の取上げ移載装置が容器内の農産物を二列で一括して取上げることから、例えば形状が小さく容器内に収容される個数が多い農産物であっても、その取上げ移載作業が効率的に行える。
【0017】
また、前記取上げ移載装置は、請求項7に記載の発明のように、容器内から取上げた農産物を選別コンベアの各載せ部と同期して移送させながら移載することが好ましい。このように構成することにより、取上げ移載装置で取上げられた農産物が、搬送方向に移動している選別コンベアの載せ部に同期して移送載置されることから、選別コンベアを停止させることなく、取上げた農産物が選別コンベアの各載せ部に確実かつスムーズに移載される。
【0018】
また、前記取上げ移載装置は、請求項8に記載の発明のように、移動手段に支持された複数の保持部を有し、該保持部の搬送方向への拡開動作と前記移動手段の搬送方向への移動動作とによって選別コンベアの各載せ部に同期させることが好ましい。このように構成することにより、取上げ移載装置の選別コンベアへの同期した移送が、保持部の拡開動作と移動手段の移動動作とで行われることから、保持部が容器内の農産物の各種ピッチに容易に対応しつつ確実な取上げ及び載せ部への移載が可能になる。
【0019】
また、前記選別コンベアは、請求項9に記載の発明のように、多数の受皿が連結されて連続搬送されるバケット式コンベアであることが好ましい。このよう構成することにより、選別コンベアがバケット式コンベアであることから、各バケットに設けられる載せ部間の間隔が一定となり、取上げ移載装置による農産物の載せ部への移載作業が一層確実かつ容易に行える。
【0020】
また、前記選別コンベアは、請求項10に記載の発明のように、農産物を各一個ずつ載せるための受皿が搬送コンベアに対してフリーな状態で載せられたフリートレイ式コンベアであることが好ましい。このように構成することにより、選別コンベアがフリートレイ式コンベアであることから、選別コンベア自体の構成の簡略化が図れ、選別包装施設のラインレイアウトが容易に行えたり設置の省スペース化等が図れる。
【0021】
また、前記選別コンベアは、請求項11に記載の発明のように、その下流側に農産物を計測することのできる計測装置を備えていることが好ましい。このように構成することにより、選別コンベアに対して自動供給作業と手載せ供給作業とによって効率よく供給された農産物を全数選別することができる。
【0022】
また、前記容器は、請求項12に記載の発明のように、所定数の載せ部が所定の配列で形成されると共に、各載せ部が農産物の大きさに対応可能な載置手段を備えたものであることが好ましい。このように構成することにより、容器の載せ部に農産物に大きさに対応可能な載置手段が設けられていることから、同一品種、品目の小玉から大玉までの農産物を同一形状の容器に収容できて、容器を各種農産物に適用できる等、その汎用性の向上が図れる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図9は、本発明に係わる供給装置の一実施形態を示し、図1がその全体構成を示す概略平面図、図2〜図6が取上げ移載装置を示す図、図7及び図8が移送装置部分を示す図、図9がコンテナを示す図である。
【0024】
図1において、農産物選別装置1は、上面計測に適し所定間隔で配置された多数の受皿3(図2参照)を有するバケット式コンベアからなる複数条(図では2条)の選別コンベア2を有し、この各選別コンベア2の上流側には、供給装置1aがそれぞれ配置されている。この供給装置1aは、選別コンベア2の搬送方向イに沿って略連続する状態で設けられた後述する自動供給部4と手載せ供給部5を有し、この供給装置1aの選別コンベア2の自動供給部4及び手載せ供給部5の搬送方向イの例えば左側には、農産物Wが収容されたコンテナ6を搬送するコンテナ搬送コンベア7が隣接状態で並設配置され、また選別コンベア2の搬送方向イの例えば右側には、所定の作業空間8を有して分岐コンテナ搬送コンベア9が配置されている。
【0025】
前記コンテナ搬送コンベア7の自動供給部4の取上げ位置には、例えば昇降動作可能な一対のストッパ10a、10bが所定間隔で設けられると共に、自動供給部4より上流側には分岐部11が設けられている。そして、この分岐部11には、分岐コンテナ搬送コンベア9の上流側が接続され、該分岐コンテナ搬送コンベア9の直線状の下流側が手載せ供給部5まで延設されている。なお、複数条のコンテナ搬送コンベア7は、その下流側が空コンテナ搬送コンベア12にそれぞれ連結されており、この空コンテナ搬送コンベア12により空のコンテナ6が選別包装施設の図示しない空コンテナ保管場所に搬送されて保管されるようになっている。
【0026】
また、選別コンベア2の下流側には、上面計測装置13がそれぞれ設けられると共に、この上面計測装置13の下流側の選別コンベア2の終端部には、下面計測装置64を備えた移送装置14を介してフリートレイ15を搬送する搬送コンベア16の上流側がそれぞれ連結されている。そして、この搬送コンベア16の下流側は合流部17で合流されて、内部品質検査装置18を備えた搬送コンベア19の上流側に連結され、この搬送コンベア19の下流側が図示しない仕分け部に連結されている。
【0027】
前記自動供給部4は、コンテナ6内の農産物Wを取上げて受皿3上に移載する取上げ移載装置21を備えている。この取上げ移載装置21は、図2〜図4に示すように、上下方向に配設された移動フレーム23(移動体)や水平方向に配設されたパンタグラフ支持部材22等からなる移動手段を有し、移動フレーム23の下端に選別コンベア2の搬送方向イに沿って所定長さで水平状態のパンタグラフ支持部材22が固定されている。そして、パンタグラフ支持部材22は、搬送方向イと同一方向(X軸方向という)と搬送方向イと直交する方向(Y軸方向という)及び高さ方向(Z軸方向という)にそれぞれ移動可能に構成されている。
【0028】
すなわち、移動フレーム23は、上下方向に所定の長さを有し、その下端にパンタグラフ支持部材22が固定されると共に、その高さ方向の所定位置がZ軸ガイド39によってX軸フレーム24に上下動可能に支持されている。また、X軸フレーム24は、前記Z軸ガイド39が固着されたX軸ガイド26が摺動するX軸レール27が設けられると共に、その長手方向の両端部がY軸レール28によってY軸フレーム25に移動可能に支持されている。このY軸フレーム25は、その長手方向に沿って前記Y軸レール28がそれぞれ摺動するY軸ガイド29がそれぞれ設けられると共に、機枠30の上面に水平状態で固定されている。
【0029】
そして、移動フレーム23の上端に設けたZ軸モータ31が回転することにより、その移動フレーム23がZ軸方向に移動し、また、X軸フレーム24の一端部に設けたX軸モータ32が回転することにより、前記Z軸ガイド39がX軸方向に移動し、Y軸フレーム25の一端部に設けたY軸モータ33が回転することにより、前記Y軸ガイド29がY軸方向に移動するようになっており、各モータ31〜33の回転を適宜に制御することにより、移動フレーム23がX軸、Y軸及びZ軸の三方向に所定距離移動し得るように構成されている。
【0030】
前記パンタグラフ支持部材22の下面には、搬送方向イに沿って前後一対のパンタグラフ34、35が支持されている。前後の各パンタグラフ34、35は、上下一対の伸縮杆36a、36bの例えば5個の交点に、垂直方向に配置されたシリンダ37の上部がそれぞれ固定され、この各シリンダ37の上下動可能なピストンロッド37aの下端には保持部としての吸着盤38がそれぞれ取り付けられている。なお、吸着盤38の他に多数の爪等を駆動装置により開閉させて保持部を構成することもできる。
【0031】
また、前方のパンタグラフ34の最後部のシリンダ37と後方のパンタグラフ35の最前部のシリンダ37は、パンタグラフ支持部材22にそれぞれ固定的に配置されると共に、これらのシリンダ37間の間隔寸法L1(図2参照)が、連設する2個のコンテナ6の載せ部65間の間隔寸法L2(図2参照)に一致するように設定されている。なお、2個のコンテナ6を連設(接触)した時の間隔寸法L2が、シリンダ37の間隔寸法L1より狭い場合には、2個のコンテナ6の間にL1=L2となるためのスペーサ(図示せず)を搬送面上に出没式に設けることもできる。
【0032】
さらに、図5及び図6に示すように、前後のパンタグラフ34、35の各シリンダ37の上部には、シリンダ固定板40を介してガイド41がそれぞれ設けられ、このガイド41がパンタグラフ支持部材22の下面に固定されたレール42に摺動している。また、前方のパンタグラフ34の最前部のシリンダ37と後方のパンタグラフ35の最後部のシリンダ37のシリンダ固定板40のベルト固定部40aには、無端状のベルト43が固定され、このベルト43は、前記移動フレーム23の下部に設けられた拡開モータ44の駆動プーリ45に巻回されると共に、該駆動プーリ45の下部やパンタグラフ支持部材22の長手方向の端部下面等に回転可能に配置された合計5個の従動プーリ46にそれぞれ巻回されている。
【0033】
これにより、拡開モータ44が所定方向に回転して駆動プーリ45が回転することにより、ベルト43が所定方向に移動して、該ベルト43が固定されている前後のパンタグラフ34、35の最前部及び最後部のシリンダ37を所定方向に移動させる。この最前部及び最後部のシリンダ37の移動で、伸縮杆36a、36bで連結されている他のシリンダ37も同方向に移動して、各パンタグラフ34、35の合計5個のシリンダ37(吸着盤38)間の間隔寸法L4(図3参照)が可変されることになる。
【0034】
なお、前後のパンタグラフ34、35の各シリンダ37間の間隔寸法L4は、初期状態(縮小した状態)では後述するコンテナ6内の隣接する載せ部65間の間隔寸法L5(図9参照)と同一に設定され得るように構成され、拡開した状態では選別コンベア2の受皿3間の間隔寸法L3と同一に設定され得るようになっている。そして、具体的には、選別コンベア2の受皿3間の間隔寸法をL3(図2参照)とした場合に、寸法L1=L2=L3=L4=190.5mmでL5=100mmに設定される。
【0035】
そして、自動供給部4の取上げ移載装置21は、図1に示すように、制御装置48に接続されて該制御装置48の制御信号により各モータ31〜33、44が適宜に回転動作するようになっている。すなわち、制御装置48の制御信号でZ軸モータ31が回転すると移動フレーム23すなわちパンタグラフ支持部材22が上下方向に移動して、各シリンダ37の吸着盤38でコンテナ6内の農産物Wを吸着させたり吸着した農産物Wを受皿3上に載せると共に、制御装置48の制御信号でY軸モータ33が回転すると移動フレーム23がY軸方向に移動して、図4の実線位置と二点鎖線位置等に設定されるようになっている。
【0036】
また、制御装置48の制御信号で拡開モータ44が回転すると各パンタグラフ34、35のシリンダ37が搬送方向イに拡開動作すると共に、この拡開動作と関連付けて制御装置48の制御信号でX軸モータ32が回転して移動フレーム23が搬送方向イに移動し、シリンダ37すなわち吸着盤38が加速されて、選別コンベア2の搬送速度に同期し、吸着盤38間の間隔寸法L4が選別コンベア2の前後の受皿3間の間隔寸法L3に合致し得るようになっている。なお、制御装置48には、その制御信号で昇降動作するコンテナ搬送コンベア7の前記各ストッパ10a、10bが接続されている。
【0037】
前記手載せ供給部5は、図1に示すように、分岐コンテナ搬送コンベア9の下流側に選別コンベア2方向に向けて複数条(図では3条)設けられた作業コンベア49(もしくは作業台)を有している。そして、この作業コンベア49の側方に前記作業空間8が形成され、この各作業空間8内に作業者Mがそれぞれ位置して、作業コンベア49上のコンテナ6内から農産物Wを取り出し、この農産物Wを選別コンベア2上の農産物Wが載せられていない受皿3に手作業で載せる作業(手載せ供給作業という)を行うようになっている。
【0038】
この手載せ供給部5の分岐コンテナ搬送コンベア9の所定位置には、該コンベア9で搬送されてくるコンテナ6を停止させるストッパ50が例えば昇降動作可能に設けられ、このストッパ50の上流側の所定位置には、ストッパ50で停止されたコンテナ6の有無を検知するコンテナ検知センサ51が配置されている。このコンテナ検知センサ51は、前記制御装置48に接続されて、各分岐コンテナ搬送コンベア9上のコンテナ6の例えば有無状態が制御装置48に入力されるようになっている。
【0039】
また、コンテナ搬送コンベア7の前記分岐部11には制御装置48の制御信号で作動する分岐装置52と、コンテナ搬送コンベア7で搬送されてくるコンテナ6の側壁6b外面に貼付等され当該コンテナ6内の農産物Wの情報を示す識別子(例えばバーコードやIDタグ等)の情報を読み取る読取装置53が設けられている。この読取装置53で読み取られた情報が制御装置48に入力されて、例えば分岐装置52の作動が制御されるようになっている。
【0040】
また、自動供給部4の取上げ移載装置21は、制御装置48に接続された図示しない入力装置により、その能力が例えば最大能力とこれより所定値低い固定能力との2つの移載能力に設定されるようになっている。すなわち、最大能力とは、取上げ移載装置21で自動供給のみを行った場合の移載能力であり、選別コンベア2の各受皿3への農産物Wの充填率が例えば100%(もしくは選別コンベア2に選別に最適な最大充填率となる移載能力)に設定される。この場合は、選別コンベア2の全ての受皿3上に農産物Wが自動的に載せられるように取上げ移載装置21が作動することになる。
【0041】
また、固定能力は、自動供給と手載せ供給とが併用される場合に選別コンベア2の受皿3に所定の空きが生じるように設定するものであり、分岐装置52によって手載せ供給部5に分岐供給されるコンテナ6の数が、例えば所定数(1個でも可)になった時に取上げ移載装置21の移載能力を低減制御するものである。この時の固定能力とは、最大の移載能力100%に対して所定値低い例えば70%の固定値をいい、その固定値は70%に限定されるものではなく例えば50%であってもよい。
【0042】
また、前記取上げ移載装置21の移載能力の設定は、上記した最大能力とこれより低い固定能力との設定の他に、最大能力とこれより低い可変能力とに設定することもできる。この場合の可変能力とは、手載せ供給部5に分岐供給されたコンテナ6の量(所定時間当たりの個数)に基づいて、取上げ移載装置21の移載能力を複数種類に可変(例えば手載せ供給部5への供給量が少ない場合は100%→80%に可変し、手載せ供給部5への供給量が中位の場合は100%→60%に可変し、手載せ供給部5への供給量が多い場合は100%→50%に可変)するものである。なお、移載能力の設定は、3種類の例に限らず、農産物の品種、品目、品質等に応じて4種類以上に設定可能に設けることもできるし、その充填率の値も適宜に増減できる。
【0043】
前記移送装置14は、農産物Wを選別コンベア2から搬送コンベア16へ移載するもので、図7及び図8に示すように、枠状に形成された機枠54上部に平面視で略楕円形状の搬送路55を形成する無端状の移動体56を有し、この移動体56にはパイプ状の吸引管57が所定間隔で複数個取り付けられている。この吸引管57は、垂直状態で上下動可能に配設され、上部に位置する一方の端部が図示しない吸引装置に連結され、下部に位置する他方の端部には保持部58が取り付けられると共に、その上端部に設けられたローラ59が、機枠54に固定されたガイド60に摺動することにより、上下動しつつ前記搬送路55に沿って移動するようになっている。
【0044】
すなわち、ガイド60に、搬送路55の左右直線部に位置する部分が低く、搬送路55の円弧部に位置する部分が高い連続したガイド面を形成し、このガイド60に沿ってローラ59が移動することにより、保持部58がガイド60のガイド面の高さに応じて上下動する。これにより、左右の直線部で保持部58により選別コンベア2の受皿3上の農産物Wを吸着したり、吸着されている農産物Wを搬送コンベア16のフリートレイ15上に載せるようになっている。
【0045】
また、この移送装置14の搬送路55の上流側の円弧部下方には、下面計測装置64が配置され、その計測カバー61内には撮像装置62及び反射鏡63が配設されている。そして、撮像装置62で照射される光が反射鏡63で反射されて計測カバー61の上部に設けた計測孔61aから、その上面側が保持部58で吸着されている農産物Wの下面に照射されると共に、照射されて農産物Wの下面で反射された光が撮像装置62で集光されるようになっている。これにより、撮像装置62で農産物Wの下面の状態が計測され、この計測データが図示しない計測制御装置に出力されることになる。
【0046】
なお、前記選別コンベア2の下流側に設けられる上面計測装置13も、下面計測装置64と同様の撮像装置等を有しており、受皿3上に載せられた農産物Wの上面や側面の例えば5画面を計測するようになっている。また、前記内部品質検査装置18は、フリートレイ15上の農産物Wに所定の光を照射しその透過光を測定することにより、農産物Wの内部品質を計測するようになっている。
【0047】
この上面計測装置13や内部品質検査装置18の計測信号も、図示しない前記計測制御装置に入力されて、下面計測データと併せて農産物Wの等級や階級が自動的に判定され、この判定信号が前記仕分け部で使用されることになる。この時、選別コンベア2の受皿3が上面計測に適した形状に設定されていることから、農産物Wの上面計測が精度良く行われ、また下面計測装置64により農産物Wの露出状態の下面が精度良く計測されることになり、結果として農産物Wの高精度な計測が可能になる。
【0048】
ここで、上記農産物選別装置1で使用されるコンテナ6の一例を図9に基づいて説明する。コンテナ6は、樹脂成型によって平面視長方形状に形成され、その底壁6aには一列4個×5の合計20個の農産物Wの載せ部65が形成されている。この載せ部65は、その略円形の外周縁65aの5箇所に中心方向に向けて一定幅で張り出した載置手段としての2つの載置部65b、65cが形成され、この2つの載置部65b、65cと前記外周縁65aによって一つの載せ部65に3つの載置部65a〜65cが形成されている。
【0049】
そして、この各載せ部65に設けられた3種類の載置部65a〜65cで農産物Wの外周面が支持されることにより、図9(b)に示すように、大玉農産物Waから中玉農産物Wb及び小玉農産物Wcの少なくとも3種類の農産物Wが収容されるように形成されている。これにより、各コンテナ6内に、取上げ移載装置21で取上げ移載が可能なサイズとして、大玉農産物Waから小玉農産物Wcを混在して収容することもできるし、それぞれ同一の大きさに揃えて収容することもできる。
【0050】
なお、コンテナ6は、図9に示すように、例えばその長手方向の側壁6bが突き合わされた状態で2個一組として扱われ、前記自動供給部4の取上げ移載装置21で前後のコンテナ6に収容されている一列5個合計10個の農産物Wが後述する如く一括して取上げられて移載される。この時、前方のコンテナ6の最後部の載せ部65の中心位置と後方のコンテナ6の最前部の載せ部65の中心位置間の間隔寸法L2が、前述したように取上げ移載装置21のシリンダ37間の前記間隔寸法L1に一致するように設定されている。
【0051】
次に、上記供給装置1aの動作の一例を各図を参照し、かつ農産物Wがリンゴで取上げ移載装置21による移載能力が前述した最大能力とこれより低い固定能力の2つである場合を例にして説明する。先ず、取上げ移載装置21の移載能力を、最大能力で選別コンベア2への充填率を例えば100%に設定し、固定能力を70%に設定する。この時、取上げ移載装置21は、自動供給のみの場合、すなわち手載せ供給するものがない場合は、最大能力(充填率100%)の移載能力で作動するように設定され、手載せ供給と併用する場合、すなわち手載せ供給するものがありかつこれを手載せ供給する際には、その移載能力が前記70%に低減されるように制御され、さらにこの70%の移載能力の状態で手載せ供給するためのコンテナ6が無い場合または少ない場合は、再び前記最大能力の100%の移載能力に制御されるようになっている。
【0052】
このような設定状態で、コンテナ搬送コンベア7上を搬送されてくるコンテナ6の側壁6b外面に設けられた識別子の情報が前記読取装置53で読み取られると、この読取装置53で読み取った情報に基づき、制御装置48の制御信号で分岐部11の分岐装置52が所定状態で作動する。この時、読取装置53で読み取られる情報としては、自動供給用の取上げ移載装置21で取上げ可能な例えば大玉、中玉、小玉のリンゴであるという情報Aと、手載せ供給用の特大玉や極小玉のリンゴであるという情報Bとが使用され、情報Aのコンテナ6の場合は、分岐装置52が作動せず分岐部11をそのまま通過して自動供給部4に供給される。また、情報Bのコンテナ6の場合は、制御装置48の制御信号で分岐装置52が作動して当該情報Bのリンゴが収容されたコンテナ6が分岐コンテナ搬送コンベア9上に押し出されて分岐される。この分岐されるコンテナ6、すなわち手載せ供給部5に供給されるリンゴとしては、前記取上げ移載装置21による自動供給がし難い特大玉や極小玉のリンゴの他に、変形したリンゴ等が好ましい。
【0053】
そして、自動供給部4に供給された情報Aのリンゴが収容されたコンテナ6は、コンテナ搬送コンベア7に設けられているストッパ10a、10bによって停止させられる。この時、前後一対のストッパ10a、10bの適宜の昇降動作により、下流側のストッパ10aで2個のコンテナ6が搬送方向イに密着した状態で、下流側のストッパ10a位置すなわち取上げ位置に待機させられる。この状態で、取上げ移載装置21の作動により、コンテナ6内のリンゴが次のようにして選別コンベア2の受皿3上に移載される。すなわち、先ず、取上げ移載装置21の移動フレーム23が、制御装置48の制御信号により初期位置である取上げ位置の上方の初期高さ位置(前後のパンタグラフ34、35間の間隔寸法L1と2個のコンテナ6の載せ部65間の間隔寸法L2とが一致する位置)に設定されると共に、前後のパンタグラフ34、35の各シリンダ37(吸着盤38)の間隔寸法L4がコンテナ6内の載せ部65間の間隔寸法L5と同一でかつコンテナ6の4列の載せ部65のうち搬送方向イの最も左側の列に対応した位置に設定される。
【0054】
そしてこの状態で、制御装置48の制御信号によるZ軸モータ31の回転(例えば正転)で、移動フレーム23が所定距離下降し、各吸着盤38がコンテナ6内のリンゴの上表面に接触し、この接触状態で図示しない吸引装置を作動させることにより、吸着盤38がリンゴの上表面に吸着する。この時、前方のパンタグラフ34の5個の吸着盤38が前方のコンテナ6の最左列の5個のリンゴの上表面に略同時に吸着すると共に、後方のパンタグラフ35の5個の吸着盤38が後方のコンテナ6の最左列の5個のリンゴの上表面に略同時に、すなわち前後のパンタグラフ34、35で前後のコンテナ6内の合計10個のリンゴが略同時に吸着されることになる。
【0055】
各吸着盤38が各コンテナ6内のリンゴの上表面に吸着すると、制御装置48によるZ軸モータ31の回転(例えば逆転)で、移動フレーム23が初期高さ位置まで上昇し、この初期高さ位置でY軸モータ33が回転(正転)することにより、移動フレーム23がY軸ガイド29とY軸レール28によってY軸方向に移動し、選別コンベア2の上方位置で停止する。そして、この位置で制御装置48により拡開モータ44が回転(正転)することにより、パンタグラフ34、35の各シリンダ37が図2の拡開方向(X軸方向)すなわち搬送方向イに移動すると共に、X軸モータ32が回転(正転)して移動フレーム23自体も搬送方向イに移動する。
【0056】
このパンタグラフ34、35の拡開動作と移動フレーム23の移動とにより、パンタグラフ34、35の各吸着盤38が加速されて、選別コンベア2の搬送速度と同期すると共に、前後の吸着盤38間の間隔寸法L4が選別コンベア2の前後の受皿3間の間隔寸法L3と同一となり、この状態が所定時間維持されて移動することで、吸着盤38が選別コンベア2の搬送動作と同期した状態となる。この同期した状態において、制御装置48によりZ軸モータ31が回転(正転)することにより、移動フレーム23が所定距離下降して各吸着盤38に吸着されているリンゴが選別コンベア2の受皿3上に位置し、この位置で吸着盤38による吸着作用が解除されることにより、リンゴが受皿3上に移載される。
【0057】
なお、この例では、パンタグラフ34、35の拡開動作と移動フレーム23の移動動作とを選別コンベア2の搬送動作に同期させた状態で、移動フレーム23を下降動作させたが、拡開動作と移動動作及び下降動作を制御装置48の制御信号により略同時(並行)に実行して、各パンタグラフ34、35の吸着盤38を選別コンベア2の搬送動作と同期させるようにしても良い。
【0058】
そして、選別コンベア2の各受皿3上にリンゴを移載した吸着盤38は、制御装置48によりZ軸モータ31が回転(逆転)することにより、移動フレーム23が初期高さ位置まで上昇して選別コンベア2上から退去する。またこの位置で、制御装置48により拡開モータ44が回転(逆転)して各パンタグラフ34、35のシリンダ37の間隔寸法L4が収縮されて元の位置に復帰すると共に、X軸モータ32が回転(逆転)することにより移動フレーム23がX軸の元位置方向に移動する。さらに、この位置で、Y軸モータ33が回転(逆転)することにより、移動フレーム23がY軸方向に移動して、各パンタグラフ34、35の吸着盤38がコンテナ6の最左列から2列目のリンゴの上方位置に設定される。
【0059】
これらの一連のサイクル動作により、コンテナ6の最左列の合計10個のリンゴがコンテナ6から選別コンベア2への移載作業が終了し、この動作をコンテナ6の載せ部65の列数である4回繰り返す。これにより、2個一組のコンテナ6内の合計40個のリンゴが、選別コンベア2の受皿3上に空きが発生することなく移載され、選別コンベア2の各受皿3へのリンゴの充填率が最大である100%になる。なお、取上げ移載装置21の移載能力が最大能力の場合、選別コンベア2における農産物Wの選別に最適な充填率を確保するための移載能力であれば良く、選別コンベア2自体の種類や農産物Wの種類により、適宜に設定される。また、この取上げ移載装置21の最大能力は、コンテナ搬送コンベア7で搬送される全てのコンテナ6内のリンゴが、取上げ移載し易い大玉、中玉、小玉の場合に適用することが好ましい。
【0060】
一方、分岐装置52が作動して情報Bのリンゴ入りのコンテナ6が、分岐コンテナ搬送コンベア9上に供給されストッパ50で所定数停止されて貯留されると共に、このコンテナ6が所定のタイミングで作業コンベア49上に供給されると、該作業コンベア49に対応して配置された作業者Mによりコンテナ6内のリンゴの手載せ供給作業が開始される。この手載せ供給作業の際に、作業者Mによる図示しない入力装置の操作で取上げ移載装置21の移載能力が70%(固定能力)に低減される。これにより、選別コンベア2の受皿3に所定の空きが生じることになり、作業者Mはこの空きの受皿3にリンゴを容易に手載せ供給できることになる。
【0061】
また、手載せ供給するコンテナ6が無くなった時、あるいは少なくなった時には、前記図示しない入力装置の操作により取上げ移載装置21の移載能力が再び100%(最大能力)にアップされる。これにより、自動供給作業と手載せ供給作業とが効率的に行え、選別コンベア2の受皿3に手載せ用のリンゴと自動供給用のリンゴとを高い充填率で供給することができて、以後の計測作業や仕分け作業等の処理能率の向上が図れることになる。
【0062】
なお、前述の移載能力を70%(固定能力)に低減させた場合の取上げ移載装置21の動作は、前述した最大能力の場合と同様にして行われるが、その能力は、取上げ移載装置21の例えばインターバル等を制御装置48で遅く制御すること等により行われ、選別コンベア2の受皿3上に所定の率で空きが発生するように移載される。また、以上の例においては、手載せ供給する際に、作業者Mにより手載せ用のコンテナ6の存在を確認した後に取上げ移載装置21の能力を70%(固定能力)に低減させるようにしたが、例えば分岐コンテナ搬送コンベア9上に供給されたコンテナ6の数が所定数となったことを検知する前記コンテナ検知センサ51等により、コンテナ6の存在を検知して取上げ移載装置21の能力を自動的に70%に低減させるようにしてもよい。
【0063】
また、以上の例においては、取上げ移載装置21の能力が最大能力とこれより低い固定能力とに設定される場合としたが、例えば最大能力とこれより低い可変能力とに設定することもできる。この場合、分岐コンテナ搬送コンベア9上のコンテナ6は、その下流側に搬送されてストッパ50で停止させられ、この停止されたコンテナ6が前記コンテナ検知センサ51により検知される。この検知信号が制御装置48に入力されることにより、分岐されたコンテナ6の数が計数され、この計数値に基づいて制御装置48で取上げ移載装置21の移載能力が可変設定される。すなわち、手載せ供給用の情報Bのリンゴ入りのコンテナ6の数に応じて、取上げ移載装置21の動作が制御されて、選別コンベア2の受皿3への充填率が80%とか60%とか50%に自動設定(自動可変)される。
【0064】
なお、この可変能力の場合も、取上げ移載装置21の動作は、前述した最大能力や固定能力の場合と略同様にして行われる。そして、移載能力が可変能力の場合は、自動供給部4による自動供給と手載せ供給部5による手載せ供給とが併用されつつ、手載せ供給部5に分岐されるコンテナ数に応じて自動供給される充填率が自動的に変更されることになり、搬送されてくるリンゴの情報に応じて自動供給作業と手載せ供給作業とが一層効率的に運用されることになる。
【0065】
なお、以上の例においては、自動供給用及び手載せ供給用のコンテナ6がランダムに搬送され、該コンテナ6のコンテナ搬送コンベア7の分岐部11による分岐を、コンテナ6に設けられた識別子の情報を読取装置53で読み取り、その読み取り結果に基づいて行い、特大玉や極小玉のリンゴを収容させたコンテナ6を手載せ供給部5に供給し、取上げ移載装置21で取上げ移載が可能なサイズのリンゴを収容したコンテナ6を自動供給部4に供給するようにしたが、例えば作業者Mによりコンテナ6内のリンゴが自動供給用か手載せ供給用かを判別して分岐を行う構成しても良い。また、分岐コンテナ搬送コンベア9のストッパ50で停止されたコンテナ6の各作業コンベア49への供給も、自動供給に限らず作業者Mによる手作業で行うこともできる。
【0066】
また、本例のように農産物Wがリンゴの場合には、その大きさによって自動供給と手載せ供給とに分岐するように設定できるが、例えばトマト等の農産物においては、取上げ移載がし難い過熟果(柔らかく傷み易いもの)や変形果等を、手載せ供給部5で手載せ供給するように設定しても良く、農産物Wの品目、品種または品質等に応じて、自動供給作業に適さないものを手載せ供給部5に供給する構成とすることができる。
【0067】
そして、全てのリンゴが取上げ移載されて空となったコンテナ搬送コンベア7上の2個一組のコンテナ6は、制御装置48による下流側のストッパ10aの下降動作でコンテナ搬送コンベア7の下流側に搬送されて空コンテナ搬送コンベア12で下流側の保管場所等に搬送され、手載せ供給部5の作業コンベア49上で空となったコンテナ6は、例えば適宜の作業者Mによって空コンテナ搬送コンベア12上に載置されて下流側に搬送される。そして、コンテナ搬送コンベア7の空きとなった取上げ位置には、上流側のストッパ10bの下降動作で次の2個一組のコンテナ6が供給され、このコンテナ6内のリンゴが前述した2個一組のコンテナ6と同様に選別コンベア2上に移載される。
【0068】
つまり、上記供給装置1aの場合、自動供給部4の取上げ移載装置21により、例えば取上げ移載がし易い大玉、中玉、小玉のリンゴを選別コンベア2の受皿3に自動的に供給(移載)し、取上げ移載装置21により取上げ移載がし難い極小玉や特大玉のリンゴを手載せ供給部5で作業者Mによって選別コンベア2の空いている受皿3上に手載せ供給することができて、全てのサイズのリンゴを対象とすることにより生じる取上げ移載装置21の取上げ移載ミス等が作業者Mによる手作業でカバーされることになる。また、この供給装置1aの場合、自動供給と手載せ供給とが併用できる他に、移載能力を最大能力に設定することで、自動供給部4による充填率を例えば最大100%に設定可能であることから、自動供給のみでも使用できるし、例えば自動供給部4を休止すれば、全てのリンゴを手載せ供給部5を使用して手載せ供給することも可能である。
【0069】
このように、上記実施形態の供給装置1aにあっては、一つの選別コンベア2に自動供給部4と手載せ供給部5とがそれぞれ設けられているため、自動供給部4の取上げ移載装置21の作動によりコンテナ6内のリンゴを選別コンベア2の受皿3に自動供給することができると共に、手載せ供給部5により作業者Mの手作業で空いた受皿3上にリンゴを載せることができる。そのため、例えば自動供給作業に適さない特大玉や極小玉のリンゴを手載せ供給部5で手載せ供給作業し、自動供給に適した特大玉や極小玉を除く大玉、中玉、小玉のリンゴを自動供給部4で自動供給することができて、全ての大きさのリンゴを一つの供給装置1aで選別コンベア2に供給することができる。
【0070】
また、供給装置1aに手載せ供給部5と自動供給部4とが搬送方向イに連設されて設けられることで自動供給と手載せ供給とが併用できるため、従来の特許文献1に示す全て手作業による供給作業に比較して、作業者Mの数を大幅に削減することができて、人手の確保に苦労することがなくなると共に人件費の大幅な低減化等を図ることが可能になる。
【0071】
さらに、自動供給部4の取上げ移載装置21を制御装置48で所定に制御することにより、該取上げ移載装置21を最大能力の100%の充填率で稼働することができるため、例えば充填率を100%に維持した状態で自動供給部4のみによる自動供給作業を行うことができる。また、手載せ供給を併用する場合は、予めに設定された移載能力に応じて取上げ移載装置21が作動するため、選別コンベア2の受皿3に空きが生じる結果となり、この空いた受皿3に作業者Mによってリンゴを確実に手載せ供給することができる。
【0072】
また、一つの選別コンベア2に設けられる供給装置1aで自動供給と手載せ供給とが併用可能に構成されているため、従来の特許文献3に示すように農産物の品種あるいは性質等に応じてその供給作業を手載せ供給作業と自動供給とに使い分けする必要がなくなり、例えば表皮のかたさ等に係わらず、リンゴの他に梨や桃等の全ての農産物を一つの供給装置1aに流すことができる。その結果、選別包装施設に特定の農産物Wに対応する専用の供給装置1a等をそれぞれ設ける必要がなくなり、施設の設備の無駄の発生防止を図ることができると共に、コストパフォーマンスを高めかつ選別コストの低減化をも同時に図ること等が可能になる。特に、取上げ移載装置21の移載能力を可変能力に設定すれば、コンテナ搬送コンベア7で搬送されてくるコンテナ6内のリンゴの情報に基づいて充填率が最適値に自動可変されることから、自動供給作業と手載せ供給作業との一層効率的な運用が可能になる。
【0073】
またさらに、取上げ移載装置21の移動フレーム23が三方向に移動可能に配設されると共に、パンタグラフ34、35の吸着盤38が拡開方向に移動可能に設けられているため、移動フレーム23の搬送方向イへの移動とパンタグラフ34、35の拡開動作とを関連付けることにより、パンタグラフ34、35の吸着盤38の拡開速度を加速させて選別コンベア2の搬送動作と同期させることができる。その結果、吸着盤38に吸着されているリンゴを選別コンベア2の受皿3上に確実に載せることができると共に、各種形態のコンテナ6(すなわち各種農産物W)等に的確に対応することが可能になる。
【0074】
また、前後のコンテナ6間の寸法設定と前後のパンタグラフ34、35のシリンダ37間の寸法等を所定に設定しているため、2個のコンテナ6を一組として取上げ移載する際に、吸着盤38間のリンゴ吸着時のピッチとコンテナ6の載せ部65間のピッチ、あるいは吸着盤38間の拡開動作後の移載時のピッチと選別コンベア2の受皿3間のピッチ等を確実に合致させることができて、合計10個のリンゴを一括して受皿3上に一層確実に取上げ移載することが可能になる。また、前後一対のパンタグラフ34、35の各吸着盤38によってリンゴが一個ずつ吸着されて移載されるため、従来の特許文献2に示す供給装置に比較して、リンゴを傷付けることなく所定の受皿3に確実に移載することができ、これらのことから、コンテナ6内のリンゴの受皿3への取上げ移載を一層確実かつ良好に行うことが可能になる。
【0075】
さらにまた、前後一対のパンタグラフ34、35の各吸着盤38によって2個のコンテナ6を一組として取上げ移載するため、合計10個のリンゴを一括して同時に取上げて受皿3上に移載することができ、例えばコンテナ6を1個ずつ取上げ移載する場合に比較して、その能率を倍にアップすることができ、リンゴの供給作業の処理能力を大幅に高めることができる。また、コンテナ6の載せ部65に3種類の載置部65a〜65cを設け、各載置部65a〜65cに大きさの異なるリンゴを載置できるように構成しているため、一つのコンテナ6で複数の大きさのリンゴや複数種の農産物Wを収容できて、コンテナ6を各種農産物Wに適用できる等その汎用性の向上が図れると共に、小玉から大玉までの各種大きさを有する特定の農産物Wの供給作業を一層効率的に行うことが可能になる。
【0076】
また、選別コンベア2の受皿3がリンゴの上面計測に適した形状に設定されているため、リンゴの上面側を精度良く計測できると共に、下面計測装置64でリンゴの下面側を精度良く計測でき、これらのことから、リンゴの表面品質や外形形状等を高精度に計測できて、選別精度の向上等を図ることができる。また、コンテナ搬送コンベア7の分岐装置52が制御装置48の制御信号で作動して、例えば所定の情報(手載せ供給用のコンテナ)を有する所定数のコンテナ6を分岐コンテナ搬送コンベア9上に供給することができるため、手載せ供給作業用のコンテナ6を自動分岐することができると共に、作業コンベア49上にコンテナ6を自動供給することもできる。これらのことから、計測精度の向上や手載せ作業の効率化を含め、従来の各装置に比較してリンゴの供給作業の大幅な省力化を図ることが可能になる。
【0077】
ところで、以上の説明においては、取上げ移載装置21が前後のパンタグラフ34、35で搬送方向イに連続配置された2個一組のコンテナ6内の農産物Wを一括して取上げる場合について説明したが、例えば制御装置48の制御信号により前後のパンタグラフ34、35を時間差を持って作動させることで、各パンタグラフ34、35で、例えば一つのコンテナ6内の農産物Wを連続状態で取上げ移載するように構成することもできる。
【0078】
すなわち、図10〜図13に示すように、コンテナ搬送コンベア7の取上げ位置に一列に10個の載せ部65を有する一個のコンテナ6(図14参照)をストッパ10aの上昇動作で停止させて待機させる。この時、コンテナ6内の列状の10個の農産物Wのうち前方5個の農産物Wの上方に前方のパンタグラフ34を位置させると共に、5個の農産物W(載せ部65)間の間隔寸法L5にパンタグラフ34の吸着盤38間の間隔寸法L4を一致させた状態とする。
【0079】
そして、この状態で、先ず、図11に示すように、移動フレーム23を所定距離下降させると共に、前方のパンタグラフ34のシリンダ37を作動させてそのピストロンロッド37aを進出させ吸着盤38を下降させて農産物Wの上表面に吸着させる。また、この時、後方のパンタグラフ35の各シリンダ37は、そのピストンロッド37aが後退位置に設定されてコンテナ6への干渉が防止されている。
【0080】
次に、前方のパンタグラフ34の各吸着盤38で前方5個の農産物Wを吸着したら、図12に示すように、前方のパンタグラフ34のピストンロッド37aを後退(上昇)させると共に、移動フレーム23を前方(X軸方向)に移動させて後方のパンタグラフ35をコンテナ6の後方5個の農産物W上に位置させる。そして、この状態で、後方のパンタグラフ35のシリンダ37を作動させそのピストンロッド37aを進出させて吸着盤38を後方5個の農産物Wの上表面に吸着させる。
【0081】
後方のパンタグラフ35で後方5個の農産物Wを吸着したら、図13に示すように、後方のパンタグラフ35のシリンダ37のピストンロッド37aを後退させ、前後のパンタグラフ34、35の農産物Wが吸着された吸着盤38の位置を同一高さ位置に設定すると共に移動フレーム23を上昇させる。そして、上記実施形態と同様に、この位置で拡開モータ44を作動させて前後のパンタグラフ34、35の各シリンダ37を拡開動作させると共に、移動フレーム23をX軸方向に移動させて、吸着盤38の拡開動作と選別コンベア2の搬送動作とを同期させ、各吸着盤38間の間隔寸法L4と選別コンベア2の受皿3間の間隔寸法L3とが一致した位置で吸着盤38に吸着されている農産物Wを受皿3上に移載する。
【0082】
これにより、前後のパンタグラフ34、35の連続した下降(吸着)・上昇・下降(吸着解除)動作で、コンテナ6内の一列10個の農産物Wが受皿3上に移載されることになる。この例においては、コンテナ6内に収容される農産物Wが比較的小形の場合に好適に使用されて、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる他に、前後のパンタグラフ34、35を択一的に作動させることができることから、例えば図13に示すように、載せ部65が一列5個のコンテナ6であっても、載せ部65が一列10個のコンテナ6と例えば併用することができて、各種コンテナ6に使用できるという作用効果が得られる。
【0083】
また、この例においては、例えば図14に示すように、一列10個×7の載せ部65を有するコンテナ6を2個一組として使用して取上げ移載することもできる。この場合は、前後のパンタグラフ34、35の合計10個の吸着盤38で先ず前方のコンテナ6内の一列10個の農産物Wを取上げ移載し、その後、前方のコンテナ6内の農産物Wを全て取上げ移載した後に後方のコンテナ6内の農産物Wを取上げ移載するか、あるいは、前方のコンテナ6の一列10個の農産物Wを取上げ移載した後に、後方のコンテナ6の同じ列の一例10個の農産物Wを取上げ移載する。またさらに、図14に示すコンテナ6を2個一組とした場合の他の例として、同じ列の一列20個の農産物Wを取上げ移載装置21の10個の吸着盤38で、先ず一個おきに10個同時に取上げて移載し、その後、残っている一個おきの農産物Wを10個同時に取上げて移載することもできる。
【0084】
勿論、この一列10個のコンテナ6を2個一組として使用する場合は、前後のパンタグラフ34、35の吸着盤38の数を一つのコンテナ6の載せ部65の数と一致させることにより、上記実施形態と同様に各コンテナ6内の列状の農産物Wを一度に一括して取上げ移載するように構成することもできる。これらの場合は、例えば特に小さいトマト等の農産物Wに好適に使用することができる。
【0085】
このように上記実施形態においては、前後一対のパンタグラフ34、35の各吸着盤38の各種動作や移動フレーム23の移動動作等を制御装置48の制御信号で適宜に制御することによって、その載せ部65の数や形状が各種形態を示すコンテナ6内に列状に収容された農産物Wを所定個数ずつ列状に取上げ移載する構成とすることができる。
【0086】
図15〜図20は、本発明に係わる供給装置の他の実施形態を示し、図15がその概略平面図、図16が取上げ移載装置の動作説明図、図17〜図20が自動供給部の動作説明図である。以下、上記実施形態と同一部位には、同一符号を付して説明する。
【0087】
この実施形態の供給装置1aの特徴は、取上げ移載装置21によってコンテナ6内の農産物Wを2列一括して取上げると共に、選別コンベア2としてバケット式に代えフリートレイ式を採用した点にある。すなわち、コンテナ搬送コンベア7の終端部にシリンダ71aを有するコンテナ押出し装置71を配設すると共に、空コンテナ搬送コンベア12を並設し、かつ選別コンベア2の始端側にアキュムレート可能なローラコンベア等からなるフリートレイ待機部72とフリートレイ供給部73を設け、このフリートレイ供給部73に農産物Wが移載されたフリートレイ15をシリンダ74aの作動及び図示しないストッパ装置の作動による押出し動作によって選別コンベア2に供給するフリートレイ押出し装置74を配設する。
【0088】
また、選別コンベア2の終端部を始端部に並設させると共にこの終端部に空フリートレイ待機部77を設け、この空フリートレイ待機部77にシリンダ75aの作動で空のフリートレイ15をフリートレイ待機部72に押し出す空フリートレイ押出し装置75を配設する。そして、コンテナ押出し装置71とフリートレイ待機部72との間に、図16に示すように前記取上げ移載装置21を配置し、この取上げ移載装置21や各押出し装置71、74、75等によって選別コンベア2の上流側に自動供給部4(図15参照)が設けられている。また、図15に示すように、この自動供給部4の下流側には、上記実施形態と同様の作業コンベア49等を有する手載せ供給部5が設けられている。なお、この実施形態で使用されるコンテナ6は、列数が例えば4列、6列等の偶数列になるように設定されている。
【0089】
この実施形態の農産物供給装置1によれば、先ず、図17に示すように、コンテナ搬送コンベア7の待機位置(取上げ位置)に待機されているコンテナ6の4列の農産物Wのうち、搬送方向イ左側の2列の農産物Wが、取上げ移載装置21によって一括して取上げられる。この時、取上げ移載装置21は、6個の吸着盤38を有するパンタグラフ支持部材22が搬送方向イの左右に2列並設されており、この2列のパンタグラフ支持部材22で一つのコンテナ6内の2列の農産物Wが略同時に吸着されて取上げられることになる。
【0090】
そして、取上げ移載装置21の吸着盤38で取上げられた農産物Wは、取上げ移載装置21の移動フレーム23の所定方向への移動と、吸着盤38の拡開動作、下降動作等で前記フリートレイ待機部72に待機されている空の一列6個×2の合計12個のフリートレイ15上に移載される。この農産物Wが移載されたフリートレイ待機部72上のフリートレイ15は、フリートレイ待機部72に設けられた一対のストッパ76の下降動作で下流側のフリートレイ供給部73に供給され、このフリートレイ供給部73のフリートレイ押出し装置74の作動で、各フリートレイ15が一列ずつ選別コンベア2に供給される。
【0091】
この時、フリートレイ供給部73の2列のフリートレイ15は、フリートレイ押出し装置74や図示しないストッパ装置の作動で選別コンベア2方向に押されることにより、搬送方向イ右側の各フリートレイ15が搬送方向イ左側のフリートレイ15間に押し込まれて一列状態となって選別コンベア2に供給される。そして、この選別コンベア2上に供給されたフリートレイ15は、選別コンベア2で下流側に搬送され、上面計測装置13で計測された後に、移送装置14により農産物Wが取上げられ下面計測装置64によって下面計測されつつ搬送コンベア16のフリートレイ15上に移載される。
【0092】
また、移送装置14により農産物Wが取り上げられた空のフリートレイ15は、選別コンベア2を下流側に搬送されて空フリートレイ待機部77に供給される。この時、選別コンベア2で搬送されてくる空のフリートレイ15は、選別コンベア3の終端部に設けたガイド板78で案内されることにより、空フリートレイ待機部77上に2列の状態で供給される。
【0093】
そして、コンテナ搬送コンベア7の終端部に待機されているコンテナ6内の搬送方向イ左側2列の農産物Wが取り上げ移載装置21で取り上げ移載されると、図18に示すように、コンテナ押出し装置71の作動で、コンテナ搬送コンベア7上のコンテナ6が前方に所定距離押し出され、取上げ移載装置21の吸着盤38の下方にコンテナ6内の搬送方向イ右側2列の農産物Wが位置した状態となる。また、左側2列の農産物Wが移載された12個のフリートレイ15がフリートレイ供給部73に供給されることで空となったフリートレイ待機部72上には、空フリートレイ押出し装置75の作動で空フリートレイ待機部77から次の合計12個のフリートレイ15が供給される。
【0094】
この状態で、コンテナ6の搬送方向イ左側2列の農産物Wと同様に、搬送方向イ右側2列の農産物Wが取上げ移載装置21によって取上げられて、図19に示すように、フリートレイ待機部72上のフリートレイ15に移載される。そして、このフリートレイ待機部72上の農産物Wが移載されたフリートレイ15がフリートレイ供給部73を介して選別コンベア2に供給され、これにより1つのコンテナ6内の農産物Wが選別コンベア2上のフリートレイ15に移載され、農産物Wが全て取上げられて空となったコンテナ6は、図20に示すように、コンテナ搬送コンベア7と並設された空コンテナ搬送コンベア12の始端側にコンテナ押出し装置71の作動で押し出されてその下流側に搬送される。
【0095】
つまり、この実施形態の供給装置1aの場合、自動供給部4の取上げ移載装置21で、コンテナ搬送コンベア7上のコンテナ6内の2列の農産物Wが一括して取上げられ、フリートレイ待機部72上に待機されている空のフリートレイ15に同時に移載されると共に、この農産物Wが移載されたフリートレイ15がフリートレイ供給部73を介して選別コンベア2に供給され、この動作を繰り返すことによりコンテナ6内の全ての農産物Wが2列ずつフリートレイ15上に移載されて選別コンベア2に供給されることになる。
【0096】
また、フリートレイ供給部73上の農産物Wが移載されたフリートレイ15は、フリートレイ押出し装置74の作動で選別コンベア2上に一列状態で供給され、空となったコンテナ6は、コンテナ押出し装置71の作動で空コンテナ搬送コンベア12上に押し出される。さらに、空となったフリートレイ待機部72上には空フリートレイ待機部77から空フリートレイ押出し装置75の作動で12個の空のフリートレイ15が供給され、また空となった空フリートレイ待機部77上には、選別コンベア2の終端部からガイド板78によって12個の空のフリートレイ15が2列状態で供給待機されることになる。
【0097】
なお、この供給装置1aの場合も、自動供給部4の取上げ移載装置21は、上記実施形態と同様の制御装置48によってその作動が制御されると共に、フリートレイ15上への農産物Wの充填率が所定値に設定されるように構成されている。また、自動供給部4の下流側に設けられる手載せ供給部5の作業も、上記実施形態と同様にして行われるように構成されている。つまり、手載せ供給する際には、取上げ移載装置21の作動が100%(フリートレイ15上への農産物Wの充填率が100%の場合)から例えば50%(例えば10個のフリートレイ15のうち5個に農産物Wが載っている状態、例えば2列供給を1列に設定する)に設定されるようになっている。これにより、手載せ供給部5に空のフリートレイ15が供給されて、自動供給部4と手載せ供給部5とを併用できると共に、選別コンベア2への充填率を選別作業に適した極めて高い値とすることができる。
【0098】
この実施形態の供給装置1aにおいても、選別コンベア2に自動供給部4と手載せ供給部5とが設けられているため、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、選別コンベア2として選別包装施設に好適なフリートレイ式を使用できて、施設のライン構成の簡略化が図れたり、設置の省スペース化等が図れるという作用効果が得られる。また、取上げ移載装置21のパンタグラフ支持部材22が左右方向に2列並設されているため、これらの上昇、下降動作を簡単に行うことができて、制御装置48による制御の簡略化が図れる等の作用効果も得られる。
【0099】
なお、本発明は、上記した各実施形態のそれぞれに限定されるものでもなく、他の実施形態において一対のパンタグラフ支持部材22の動作を時間差を持って行ように構成する等、各実施形態を適宜に組み合わせることもできる。また、上記各実施形態における、コンテナ6の形状や載せ部65の数、その載置部65a〜65cの形状や数も、農産物Wの種類や取上げ移載装置21の構成等に応じて適宜に変更できるし、上記各実施形態における自動供給部4や手載せ供給部5自体の構成等も一例であって、本発明の各発明に係わる要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
【0100】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、手載せ供給部で農産物を手載せ供給する際に自動供給部の取上げ移載装置の供給動作を制御装置で制御することができるため、選別コンベアの上流側に配置された自動供給部と手載せ供給部とで容器内の農産物を自動供給したり手載せ供給することができて、農産物の品種や品目等に関係なく、選別時の農産物の選別コンベアへの供給作業を効率的に行うことができる。
【0101】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、取上げ移載装置が選別作業に適した最大充填率を確保するように制御されるため、自動供給部のみを使用して最も高い作業効率で農産物の供給作業が行えると共に、手載せ供給する際には選別コンベアへの充填率を低下させることなく、取上げ移載装置による自動供給作業と併用しつつ手載せ供給作業を容易かつ効率的に行うことができる。
【0102】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、農産物が収容された容器のうち自動供給し難い農産物が収容された容器を手載せ供給部に供給するように制御されるため、例えば自動供給し難い極小玉や特大玉の農産物を手載せ供給部に供給して手載せ作業を行い、自動供給し易い大玉、中玉、小玉の農産物を自動供給部に供給して自動供給できて、農産物の供給作業が確実に行えると共に供給作業の一層の効率化を図ることができる。
【0103】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、制御装置で読み取られた容器の識別子の情報に基づいて当該容器が自動供給部か手載せ供給部に供給されるため、容器を自動供給部や手載せ供給部に自動供給することができて、供給作業のより一層の効率化を図ることができる。
【0104】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、自動供給部の取上げ移載装置が2個の容器を一単位として扱い、その内部の農産物を一列ずつ取上げるため、2個の容器に対して取上げ作業を同時に行うことができて、例えば形状が大きく容器内に収容される個数が少ない農産物等であっても、その取上げ移載作業を効率的に行うことができる。
【0105】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、自動供給部の取上げ移載装置が容器内の農産物を二列で一括して取上げるため、例えば形状が小さく容器内に収容される個数が多い農産物等であっても、その取上げ移載作業を効率的に行うことができる。
【0106】
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし6に記載の発明の効果に加え、取上げ移載装置で取上げられた農産物が、搬送方向に移動している選別コンベアの載せ部に同期して移送載置されるため、選別コンベアを停止させることなく、取上げた農産物を選別コンベアの各載せ部に一層確実かつスムーズに移載することができる。
【0107】
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の効果に加え、取上げ移載装置の選別コンベアへの同期した移送が、保持部の拡開動作と移動手段の移動動作とで行われるため、簡易な構成により、保持部のピッチを容器内の農産物の各種ピッチ等に容易に対応しつつ、確実な取上げと載せ部への移載を行うことができる。
【0108】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項1ないし8に記載の発明の効果に加え、選別コンベアがバケット式コンベアであるため、各バケットに設けられる載せ部間の間隔が一定となり、取上げ移載装置による農産物の載せ部への移載作業を一層確実かつ容易に行うことができる。
【0109】
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1ないし8に記載の発明の効果に加え、選別コンベアがフリートレイ式コンベアであるため、選別コンベア自体の構成の簡略化等が図れ、選別包装施設のラインレイアウトが容易に行えたり設置の省スペース化等を図ることができる。
【0110】
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項1ないし10に記載の発明の効果に加え、選別コンベアの下流側に農産物を計測することのできる計測装置を備えているため、選別コンベアに対して自動供給作業と手載せ供給作業とによって効率よく供給された農産物を全数選別することができる。
【0111】
また、請求項12に記載の発明によれば、請求項1ないし11に記載の発明の効果に加え、容器の載せ部に農産物の大きさに対応可能な載置手段が設けられているため、同一品種、品目の小玉から大玉までの農産物を同一形状の容器に収容できて、容器を各種農産物に適用できる等、その汎用性を向上させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる供給装置の一実施形態を示す概略平面図
【図2】同その取上げ移載装置の側面図
【図3】同その動作説明図
【図4】同取上げ移載装置の正面図
【図5】同図2のA−A線矢視図
【図6】同図2のB−B線矢視図
【図7】同移送装置の平面図
【図8】同図7のC−C線矢視図
【図9】同コンテナの(a)が平面図、(b)が断面図
【図10】同取上げ移載装置の変形例を示す側面図
【図11】同その動作説明図
【図12】同他の動作説明図
【図13】同さらに他の動作説明図
【図14】同コンテナの変形例の(a)が平面図、(b)が断面図
【図15】本発明に係わる供給装置の他の実施形態を示す概略平面図
【図16】同その取上げ移載装置の動作説明図
【図17】同その他の動作説明図
【図18】同さらに他の動作説明図
【図19】同さらに他の動作説明図
【図20】同さらに他の動作説明図
【符号の説明】
1・・・・・・・・農産物選別装置
1a・・・・・・・供給装置
2・・・・・・・・選別コンベア
3・・・・・・・・受皿
4・・・・・・・・自動供給部
5・・・・・・・・手載せ供給部
6・・・・・・・・コンテナ
7・・・・・・・・コンテナ搬送コンベア
9・・・・・・・・分岐コンテナ搬送コンベア
11・・・・・・・分岐部
13・・・・・・・上面計測装置
14・・・・・・・移送装置
15・・・・・・・フリートレイ
16・・・・・・・搬送コンベア
21・・・・・・・取上げ移載装置
22・・・・・・・パンタグラフ支持部材
23・・・・・・・移動フレーム
34、35・・・・パンタグラフ
37・・・・・・・シリンダ
38・・・・・・・吸着盤
48・・・・・・・制御装置
49・・・・・・・作業コンベア
51・・・・・・・コンテナ検知センサ
52・・・・・・・分岐装置
53・・・・・・・読取装置
62・・・・・・・撮像装置
64・・・・・・・下面計測装置
63・・・・・・・反射鏡
65・・・・・・・載せ部
65a〜65c・・載置部
71・・・・・・・コンテナ押出し装置
72・・・・・・・フリートレイ待機部
73・・・・・・・フリートレイ供給部
74・・・・・・・フリートレイ押出し装置
75・・・・・・・空フリートレイ押出し装置
77・・・・・・・空フリートレイ待機部
W・・・・・・・・農産物

Claims (12)

  1. 農産物を一個ずつ搬送する選別コンベアに容器内に所定の配列で収容された農産物を供給するための農産物選別装置の供給装置であって、
    前記選別コンベアの上流側に、取上げ移載装置によって容器内に収容された複数の農産物を保持して取上げ該取上げた複数の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する自動供給部と、作業者の手作業によって容器内の農産物を選別コンベアの各載せ部に供給する手載せ供給部とを配置し、前記手載せ供給部で農産物を手載せ供給する際に前記自動供給部の取上げ移載装置の供給動作を制御装置によって制御することを特徴とする農産物選別装置の供給装置。
  2. 前記制御装置は、前記自動供給部のみで作業を行う場合に、取上げ移載装置の供給動作を選別コンベアの載せ部に対して選別作業に適した最大充填率を確保するように制御すると共に、手載せ供給と併用する場合に、取上げ移載装置の前記充填率を所定値下げるように制御することを特徴とする請求項1に記載の農産物選別装置の供給装置。
  3. 前記制御装置は、農産物が収容された容器のうち自動供給し難い農産物が収容された容器を手載せ供給部に供給するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の農産物選別装置の供給装置。
  4. 前記制御装置は、前記容器に付与され当該容器内の農産物を識別するための識別子の情報を読み取り、該読み取った情報に基づいて当該容器を自動供給部または手載せ供給部に供給するように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  5. 前記取上げ移載装置は、自動供給部に供給された容器を2個一単位として扱うと共に、該2個の容器内に複数列で収容された農産物を一列ずつ取上げることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  6. 前記取上げ移載装置は、容器内に収容された農産物を二列で一括して取上げることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  7. 前記取上げ移載装置は、容器内から取上げた農産物を選別コンベアの各載せ部と同期して移送させながら移載することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  8. 前記取上げ移載装置は、移動手段に支持された複数の保持部を有し、該保持部の搬送方向への拡開動作と前記移動手段の搬送方向への移動動作とによって選別コンベアの各載せ部に同期させることを特徴とする請求項7に記載の農産物選別装置の供給装置。
  9. 前記選別コンベアは、多数の受皿が連結されて連続搬送されるバケット式コンベアであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  10. 前記選別コンベアは、農産物を各一個ずつ載せるための受皿が搬送コンベアに対してフリーな状態で載せられたフリートレイ式コンベアであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  11. 前記選別コンベアの下流側に、農産物を計測することのできる計測装置を備えていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
  12. 前記容器は、所定数の農産物載せ部が所定の配列で形成されると共に、各載せ部が農産物の大きさに対応可能な載置手段を備えたものであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の農産物選別装置の供給装置。
JP2003064550A 2003-03-11 2003-03-11 農産物選別装置の供給装置 Expired - Fee Related JP4582756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003064550A JP4582756B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 農産物選別装置の供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003064550A JP4582756B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 農産物選別装置の供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004269202A true JP2004269202A (ja) 2004-09-30
JP4582756B2 JP4582756B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=33125811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003064550A Expired - Fee Related JP4582756B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 農産物選別装置の供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4582756B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000796A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Nippon Kyodo Kikaku Kk 搬送用コンテナ及びそれを用いた物品選別装置
CN113245211A (zh) * 2020-12-22 2021-08-13 李方州 自动隔离装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53119180A (en) * 1977-03-28 1978-10-18 Kikkoman Shoyu Co Ltd Device for regulating interval of holders for holding bottles or like
JPH045416U (ja) * 1990-04-27 1992-01-20
JPH04371411A (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 Nambu Electric Co Ltd 卵の搬送制御装置
JPH10113623A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Iseki & Co Ltd 選果施設における荷受け移送装置
JPH11207268A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Maki Seisakusho:Kk 農産物の選別装置
JPH11292277A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 物品の移載装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53119180A (en) * 1977-03-28 1978-10-18 Kikkoman Shoyu Co Ltd Device for regulating interval of holders for holding bottles or like
JPH045416U (ja) * 1990-04-27 1992-01-20
JPH04371411A (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 Nambu Electric Co Ltd 卵の搬送制御装置
JPH10113623A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Iseki & Co Ltd 選果施設における荷受け移送装置
JPH11207268A (ja) * 1998-01-27 1999-08-03 Maki Seisakusho:Kk 農産物の選別装置
JPH11292277A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 物品の移載装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000796A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Nippon Kyodo Kikaku Kk 搬送用コンテナ及びそれを用いた物品選別装置
CN113245211A (zh) * 2020-12-22 2021-08-13 李方州 自动隔离装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4582756B2 (ja) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5461032B2 (ja) 仕分装置
JP4155455B2 (ja) 物品の移載装置
US20100270124A1 (en) plant product conveyor system and method
CN113120529A (zh) 一种视觉检测设备以及自动上料装置和自动收料装置
JPH10236642A (ja) 農産物を載せた受皿の搬送合流装置
JP4582756B2 (ja) 農産物選別装置の供給装置
JP4031279B2 (ja) 物品の箱詰装置
JP3628719B2 (ja) 長尺物箱詰め装置
CN113369175B (zh) 一种用于电感器的自动测包系统及测包方法
JP2004269201A (ja) 物品の移載装置
JP2710328B2 (ja) 青果物の自動箱詰め装置
JP2007153445A (ja) 袋詰め肉部位の供給装置
JP2009035310A (ja) 物品移載装置
JP4190270B2 (ja) 物品供給装置
JP3660791B2 (ja) 農産物の選別装置及びこの装置の運転方法
JP2006068744A (ja) 農産物選別装置
JP2005022686A (ja) 農産物の箱詰装置
JP2001151338A (ja) 青果物整列搬送装置
JPH10278905A (ja) 農産物の選別包装装置
JPH07257508A (ja) 長物野菜の箱詰装置
JP3706402B2 (ja) 長物野菜の箱詰装置
CN214358227U (zh) 一种适用于机械加工的自动循环送料系统
JP2001354203A (ja) 青果物の箱詰め装置
JP3996720B2 (ja) 農産物の選別装置
CN214326142U (zh) 一种适用于机械加工的自动取料系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080423

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4582756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees