JP2004268411A - 情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Hisahide Wakita
尚英 脇田
Mayumi Inoue
真弓 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】リライタブルペーパーである情報表示媒体への上書きを防止する、簡便かつ低コストで互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理システムを提供することを目的とする。
【解決手段】リライタブルペーパーである情報表示媒体2と、書き込む時にその周辺部の少なくとも一部領域に上書き確認マーカー5を付与するマーカー付与部6と、その前後に、情報表示媒体2に付与された上書き確認マーカー5を読取り検知するマーカー読取り検知部4と、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する上書き確認案内部8と、上書きの可否を実行操作する上書き可否操作部9とを有する情報処理装置3とにより、情報表示媒体2への上書きを防止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報表示媒体と情報処理装置に係わる情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙に代わって省資源に有効なリライタブルペーパー(書き換え可能ペーパー)が特開平9−101864号公報や特開平9−174889号公報に提案されている。特開平9−101864号公報では、全体が紙状で各種情報を書き換え自在に表示維持し、リライタブル(書き換え可能)に表示記録することが可能な情報表示媒体と、情報を蓄積する情報蓄積媒体(メモリ)と、ひとつの情報記録装置とを備えた情報処理装置が開示されている。上記リライタブルな情報表示媒体とこれを書き換え処理する情報処理装置とによって、表示した情報を維持し、その消去や修正も自在に可能であり、また、コンピュータなどで入力された情報により、情報表示媒体の表示を書き換えることが可能で、紙を浪費することなく文書の作成や蓄積を実現することができる。
【0003】
しかし、上記従来の情報処理システムでは、コピー紙の代替えとして使用する場合、前情報を誤って簡単に上書きしてしまう大きな問題がある。つまり、自由自在に書き換えが可能なため、重要で、かつ自身や他人が時間を掛けて作成した前表示記録情報を書き込んだ情報表示媒体に対して、操作者が簡単にあるいは誤って上書きをしてしまう懸念が大きい。そのため、情報表示媒体であるリライタブルペーパーを用いる際に、書き込まれた表示情報への上書きを防止する簡便でユーザビリティーの高い情報処理システムが望まれている。
【0004】
これに対して、情報表示媒体の上書き防止に関する情報処理システムとして、特開2000−215000号公報に記載されたものが知られている。
【0005】
図8は、従来例の情報処理システムを示す斜視図である。図8において、情報処理システム51では、自在に書き換えができるリライタブルペーパーである情報表示媒体52の画面表示面56の周辺部に識別情報55を記録する。そして、識別情報55は、ペン入出力装置53によって得られた座標情報57、58と関連して処理される。その処理情報はペン入出力装置53と外部装置59との通信50によって交換される。外部装置59はその内部において更新日時情報を識別情報に追加し、更新日時が異なる時には、その識別情報が1対1で関連する情報表示媒体52の文書に対して、上書きを禁止するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−101864号公報
【特許文献2】
特開平9−174889号公報
【特許文献3】
特開2000−215000号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の情報処理システムは、リライタブルペーパーである情報表示媒体と、その周辺部に記録した識別情報とを認識して、かつ表示の座標情報と関連させて処理するペン入出力装置と、処理情報をペン入出力装置との通信で交換する外部装置とで構成されている。従って、従来、情報表示媒体への上書きを防止するために、上記のような多くの装置を組み合わせた高コストで複雑な互換性に乏しくユーザビリティーが低い情報処理システムになっているという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、リライタブルペーパーである情報表示媒体への上書きを防止する、簡便かつ低コストで互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
【0010】
すなわち、本発明は、リライタブルペーパーである情報表示媒体と、その周辺部に上書き確認するための上書き確認マーカーを付与し、上書き確認マーカーを認識する情報処理装置とにより、情報表示媒体への上書き可否を判断し、誤った上書きを防止するように構成したことを要旨とする。
【0011】
本発明の情報処理システムは、情報を書き換え自在に記録し維持する情報表示媒体に情報を書込む情報処理システムであって,前記情報表示媒体の少なくとも一部領域に上書き確認するための上書き確認マーカーを付与し、前記情報表示媒体に付与された前記上書き確認マーカーを読取り検知得られた認識情報により、前記情報表示媒体への上書き可否判断をし、誤った上書きを防止することを特徴とする。
【0012】
上記によれば、上書き確認マーカーを付与された情報表示媒体と、付与された上書き確認マーカーから上書き確認情報を認識する情報処理装置とからなる簡単なシステムによって、情報表示媒体への誤った上書きを防止することができ、簡便で低コストの互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理システムとすることができる。
【0013】
ここで、上記情報表示媒体は情報の記録を熱エネルギーによって可逆的に書き換え可能とする染料や樹脂や液晶化合物などを含む記録層と、これを支持する紙やフィルムなどのベース層とを備えており、更に、記録層を保護するための保護層などを有していてもよく、情報表示媒体の書き換えを簡易に行え、低コスト、省資源で文書作成蓄積を実現することができる。
【0014】
さらに好ましくは、上記情報表示媒体は、その少なくとも一部に情報表示媒体の表裏面を判別あるいは設定できる面設定印を有している。この面設定印の有無を検知することによって、情報表示媒体の表裏面を判別できるので、以降の情報表示媒体への書き換え上書きの進行可否を進めることができる。
【0015】
また、本発明の情報処理システムにおける情報処理装置は、表示情報を書き換え記憶蓄積するメモリ回路からなる情報蓄積部と、情報表示媒体の情報の記録を書き換える書き換え記録/消去ヘッドと、情報表示媒体を支持あるいは走行させる機構である支持操作部と、各種情報を処理する情報処理回路とを備えていて、さらに情報表示媒体の周辺部に上書き確認マーカーを付与するマーカー付与部と、その上書き確認マーカーを読取り検知する読取りセンサーや光センサーなどによるマーカー読取り検知部とを備え、マーカー読取り検知部が上書き確認マーカーの存在を検知した時、上書きを少なくとも一旦禁止するように構成したものである。
【0016】
上記のように、情報表示媒体への上書きチェックをするための上書き確認マーカーを付与し、その前後で、マーカー読取り検知部によりそのマーカーの存在を確認し認識した時、上書きを少なくとも一旦禁止するため、確実に上書き防止ができ、複数人が使用してもデーターを誤動作で消去するのを回避することができ、誤って上書きをしてしまうことを防ぐことができる。
【0017】
さらに好ましくは、上記情報処理装置には、情報表示媒体に設けた面設定印を読取り検知する面設定印検知部を設け、面設定印検知部からの信号により、情報表示媒体に対して、以降の書き込み上書き防止の進行可否を決定するように構成したものである。これによって、情報表示媒体の表裏面が正規に情報処理装置に設定されたかどうか判断できるので、情報表示媒体の記録層が無い裏面に書き込み上書き操作がされるというような無駄を防ぐことができる。
【0018】
さらに、上記情報処理装置には、上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する表示手段や音声手段による上書き確認案内部を設けることが好ましい。
【0019】
これにより、情報表示媒体への上書きの不可あるいは/および上書きするかどうかの確認情報の案内表示を見る、あるいは案内音声を聞くことになるので、操作者が上書きをするかどうか確実に判断することができ、さらに確実で簡便に上書き防止をすることができる。
【0020】
さらに好ましくは、上記情報処理装置に、情報表示媒体への上書き可否の実行を操作するボタンなどによる上書き可否操作部を設ける。これにより、上書きが一旦禁止された後、操作者による上書き可否判断を経て上書き可否操作を進めることができるようになり、誤り無く確実に上書き防止をすることができる。
【0021】
また、本発明の情報処理システムにおける情報処理装置の情報処理回路は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ出力するように構成したものである。また、上記情報処理装置の情報処理回路は、各種情報を入出力するための外部コンピュータへ上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を出力した後、上記コンピュータから情報表示媒体への上書き可否の実行を操作する情報信号が入力されるように構成したものである。
【0022】
これにより、情報処理装置から外部コンピュータへ上書き不可あるいは/および上書き確認情報が案内されるので、操作者がそれを見て上書きするかどうか判断することができる。さらに、操作者がその外部コンピュータによって、情報処理装置に対して情報表示媒体への上書き可否の実行を指示することができる。
【0023】
また、本発明の情報処理システムにおけるマーカー付与部は、印刷機または表示記録器、あるいはバーコード印刷機または表示記録器、あるいはパンチ打ち抜き機で構成されたものである。これらの器具手段により、上書きマーカーを情報表示媒体に付与形成できる。
【0024】
次に、本発明の情報処理システムにおける上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録される文字あるいはマーク記号あるいはバーコード表示などの少なくともいずれかを含む表示記号とするものであり、これを読取りセンサーで読取ることにより、明瞭で簡便な上書き防止用の確認マーカーとすることができる。
【0025】
より具体的には、表示記号で書き換え履歴情報を示すようにすると、過去の文書データーの確認が確実となり、詳細に上書き確認情報を誤らず確認することができる。
【0026】
また、上記上書き確認マーカーの別の手段として、上書き確認マーカーの形状をその周辺と異なるように、楔形状あるいは穴形状あるいはコの字形状などに打ち抜かれた打ち抜き形状としても良く、情報表示媒体の周辺部に打ち抜き形状を作成することによって、光センサーにより検知し易く、また、誰の目にも一目瞭然で視認できる上書き防止用の確認マーカーとすることができる。
【0027】
上記上書き確認マーカーは、情報表示媒体の周辺部の表示領域外に設けられたものであり、これにより上書き確認マーカーが上書き確認マーカー情報を示すものであると明示することができる。
【0028】
また、上記上書き確認マーカーは、情報表示媒体が走行される際、情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置されたものであり、操作者により情報表示媒体が上下反対に挿入されても、これにより上書き確認マーカーを誤らず確実に簡単に認識することができる。
【0029】
また、上記上書き確認マーカーは、書き込みあるいは上書き書き換え毎に追加されるものであり、書き換え毎に上書き確認情報を追加するので、次回における上書きを確実に防止することができる。
【0030】
本発明は情報処理装置としても成立する。つまり、本発明の情報処理装置とは、表示情報を記憶蓄積する情報蓄積回路と、情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体の情報の記録を書き換えるための書き換え記録/消去ヘッドと、情報表示媒体を支持あるいは走行させる支持操作部と、各種情報を処理する情報処理回路とを備えており、更に情報表示媒体へ書き込む時に、その周辺部の少なくとも一部領域に上書き確認をするための上書き確認マーカーを付与するマーカー付与部と、上書き確認マーカーを読取り検知するマーカー読取り検知部とを備え、マーカー読取り検知部が上書き確認マーカーの存在を検知した時、上書きを少なくとも一旦禁止するように構成したものである。
【0031】
上記のように、情報表示媒体に上書きチェックするための上書き確認マーカーを付与し、その前後で、マーカー読取り検知部によりそのマーカーの存在を確認し認識した時、上書きを少なくとも一旦禁止するため、上書き防止することができ、複数人が使用してもデーターを誤動作で消去するのを回避することができ、誤って上書きをしてしまうことを防ぐ情報処理装置とすることができる。
【0032】
さらに好ましくは、上記情報処理装置は、情報表示媒体の表裏面を判別あるいは設定できる面設定印を読取り検知する面設定印検知部を有していて、面設定印検知部からの信号により、以降の情報表示媒体への書き込み上書き防止への進行可否を決定するように構成したものである。これによって、情報表示媒体の表裏面が正規に情報処理装置に設定されたかどうか判断できるので、情報表示媒体の記録層が無い裏面に書き込み上書き操作がされるというような無駄を防ぐ情報処理装置とすることができる。
【0033】
さらに、上記情報処理装置には、上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する表示手段や音声手段による上書き確認案内部を設けることが望ましく、これにより情報表示媒体への上書きの不可あるいは/および上書きするかどうかの確認をもとめるような情報の案内表示を見る、あるいは案内音声を聞くことによって、操作者が上書きをするかどうか確実に判断することができ、さらに確実で簡便に上書き防止をする情報処理装置とすることが可能になる。
【0034】
さらに好ましくは、上記情報処理装置は、情報表示媒体への上書き可否の実行を操作するボタンなどによる上書き可否操作部を備えるように構成したものである。これにより、上書きが一旦禁止された後、操作者による上書き可否判断を経て上書き可否操作を進めることができるようになり、誤り無く確実に上書き防止をすることができる。
【0035】
また、本発明の情報処理装置における情報処理回路は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ出力するように構成したものである。また、上記情報処理装置の情報処理回路は、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を出力した後、上記外部コンピュータから情報表示媒体への上書き可否の実行を操作する情報信号が入力されるように構成したものである。
【0036】
これにより、情報処理装置から外部コンピュータへ上書き不可あるいは/および上書き確認情報が案内されるので、操作者がそれを見て上書きするかどうか判断することができる。さらに、操作者がその外部コンピュータによって、情報処理装置に対して情報表示媒体への上書き可否の実行を指示することができる。
【0037】
また、本発明の情報処理装置におけるマーカー付与部は、プリント印字ヘッドによる印刷機またはサーマルヘッドによる表示記録器、あるいはバーコード印刷機または表示記録器、あるいはパンチ打ち抜き機で構成されたものである。これらの器具手段により、上書きマーカーを情報表示媒体に付与形成できる。
【0038】
次に、本発明の情報処理装置における上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状であり、情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置されたものであり、これらを読取りセンサーや光センサーで読取り検知することにより、誤りがなく確実であり、一目瞭然で簡便に上書き防止をする情報処理装置とすることができる。
【0039】
また、本発明は情報表示媒体としても成立する。つまり、本発明の情報表示媒体は、少なくとも、情報の記録を熱エネルギーによって可逆的に書き換え可能とする記録層と、これを支持するベース層とを備え、情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体であって、その少なくとも一部に情報表示媒体の表裏面を判別あるいは設定できる面設定印を有する構成としたものである。これにより、その後の情報表示媒体への正しい書き換え上書きを進めることができる。
【0040】
さらに、上記情報表示媒体は、その周辺部に上書き確認をするための上書き確認マーカーを付与する表示領域外あるいは欄を有する構成としたものである。上書き確認マーカーを付与するための表示領域外あるいは欄をあらかじめ所定の位置に設け、必要に応じて上書き確認マーカーをそれらの所定の位置に付与することができるので、情報処理装置が異なっても互換性があれば、その所定の位置の上書き確認マーカーを互いに確実に読取り検知することができる。
【0041】
また、本発明は情報処理方法としても成立する。つまり、本発明の情報処理方法とは、情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体に書き込みをした時に、情報表示媒体の周辺部の少なくとも一部に上書き確認マーカーを付与し、その前後に、情報表示媒体に付与された上書き確認マーカーを読取り検知して上書き確認情報を認識し、操作者による上書き可否判断により上書き可否操作を行う情報処理方法としたものである。
【0042】
上記のように、情報表示媒体に上書きチェックするための上書き確認マーカーを付与し、これを確認して認識し、その後、操作者による上書き可否判断を経て上書き可否操作を行う情報処理方法とすることにより、誤って情報表示媒体に上書きをしてしまうことを防止でき、簡便で低コストの互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理方法とすることができる。
【0043】
さらに、上記情報処理方法には、上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報の案内をすることが好ましく、上書き確認情報を認識した後、情報表示媒体の上書きの不可あるいは/および上書きするかどうかの確認情報の案内が出されるので、操作者が上書きをするかどうか確実に判断することでき、さらに確実に誤りなく簡便に上書き防止をすることができる。
【0044】
次に、本発明の情報処理方法における上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状であり、前記情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置で互いに反対向きに配置されたものであり、これらを読取りセンサーや光センサーで読取り検知することにより、誤りがなく確実であり、一目瞭然で簡便に上書き防止をする情報処理方法とすることができる。
【0045】
なお、以上に述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中同じものは同じ番号を付す。
【0047】
(実施の形態1)
図1、図2は、本実施の形態1による情報処理システムを示す概念図である。図2において、情報処理システム1には、単純な紙に代わって、全体が紙状あるいはフィルム状で情報を書き換え自在に表示し維持することができるリライタブルペーパーである情報表示媒体2を用いる。情報表示媒体2は、サーマルヘッドによる熱エネルギーやレーザーなどによる光エネルギーによって、表示された情報の記録を可逆的に書き換え可能とするものである。情報表示媒体2は、図示しないが、記録層と、これを支持する紙やフィルムなどのベース層とを備えており、更に、記録層を保護するための保護層などを備えていてもよい。書き換え記録消去方式としては、感熱方式によるものが好ましく、記録層は、ロイコ染料などの染料前駆体と長鎖アルキル基などを有する顕消色材を含む樹脂層などからなり、少なくとも2つのレベルの熱エネルギーを加熱、急冷、徐冷などの方法で与えることによりその層状態を変化させ、発/消色を可逆的に変化させることができる材料を用いる。あるいは、高分子樹脂材料に脂肪酸の微粒子を分散させた組み合わせ材料や低分子あるいは高分子液晶化合物を含む材料などにより、少なくとも2つのレベルの熱エネルギーを加熱、冷却などの方法で与えてその層状態を変化させ、透明/白濁させることでコントラストを可逆的に変化させる材料などを用いる。また、書き換え記録消去方式としては、上記の様な感熱方式でなく、フォトクロミック記録方式、エレクトロクロミック方式、電子線や紫外線を用いた記録方式などを利用することができる。
【0048】
図2において、操作者(図示せず)は、情報表示媒体2の裏面あるいは記録層がある表面を確認した後、情報処理装置3による記録表示が可能なように、新しい何も書き込まれていない状態の情報表示媒体2を情報処理装置3の用紙サポート(図示省略)に設定し、情報処理装置3の上部に挿入する。情報表示媒体2が情報処理装置3内に挿入走行され始めた段階で、半導体読取りセンサーや受発光検知型の光センサーなどによるマーカー読取り検知部4によって上書き確認情報を読取り検知する。ここで、情報表示媒体2が新しい何も書き込まれていない最初の状態のものである、と情報処理装置3が認識する。
【0049】
次に、挿入された情報表示媒体2は情報処理装置3の中で下方に向かって支持走行される。最初の書き込みがなされると認識された情報表示媒体2が下方へ支持走行される最初と最後の段階で、情報表示媒体2の周辺部の少なくとも一部の領域に上書き確認のための上書き確認マーカー5をマーカー付与部6によって付与する。この上書き確認マーカー5は、図示しないがプリント印字ヘッドによる印刷機やサーマルヘッドによる表示記録器、あるいはパンチ打ち抜き機などによるマーカー付与部6によって、情報表示媒体2へ印刷あるいは表示あるいは打ち抜きで付与される。
【0050】
そして、支持走行される間に、ここでは記録表示情報に従って、リライタブルペーパーである情報表示媒体2には、サーマルヘッドによって与えられる熱エネルギーや半導体レーザー照射などによる光熱エネルギーを用いた周知の技術の感熱記録手段を持つ書き換え記録/消去ヘッド7により、少なくとも正規の表示領域に表示情報の記録が書き込まれる。
【0051】
次に、図1において、情報処理システム1では、操作者(図示せず)は図2で上書き確認マーカー5を付与された後の情報表示媒体2の表裏面を確認した後、情報処理装置3による記録表示が可能なように、図2と同じ装置あるいは互換性のある別の情報処理装置の用紙サポート(図示省略)に設定し、情報表示媒体2をその上部に挿入する。情報表示媒体2が挿入走行され始めた段階で、マーカー読取り検知部4によって上書き確認マーカー5を読取り検知する。これにより、情報表示媒体2への上書き確認、少なくとも例えば上書き可否決定が必要であることを情報処理装置3が認識する。上書き確認マーカー5から得られた認識情報によって、情報処理装置3は情報表示媒体2への上書きを少なくとも一旦禁止することにより、上書きを防止する。従って、誤って情報表示媒体2に上書きをしてしまうことを未然に防ぐことができる。
【0052】
この際、情報処理装置3に、上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報、例えば上書き可否判断を求めるために、表示装置やランプなどの表示手段あるいはスピーカーなどの音声手段による上書き確認案内部8を設けて、操作者に上記案内をすることが望ましい。
【0053】
その後、操作者が情報表示媒体2に対して上書きするかどうかの上書き可否判断を行い、情報処理装置3にある上書き可否操作部9のボタンなどにより情報表示媒体2への上書き可否の実行を操作する。
【0054】
ここで例えば、操作者が上書き可否操作部9のボタンや外部コンピュータなどにより情報表示媒体2への上書き実行を決定すると、上書きあるいは書き換えが許可された情報表示媒体2が下方へ支持走行される最初と最後の段階で、書き込みあるいは上書き書き換え毎に、情報表示媒体2の周辺部の少なくとも一部の領域に、マーカー付与部6によって上書き確認マーカー5aを追加付与してもよい。こうすることで、以前に付与されたマーカーを再び上書き防止のために利用できる。
【0055】
このように、上書き実行を決定されたリライタブルペーパーである情報表示媒体2に対して支持走行している間に、サーマルヘッドによる熱エネルギーや半導体レーザーなどによる光エネルギーを用いた感熱記録手段を持つ書き換え記録/消去ヘッド7により、少なくとも正規の表示領域に表示情報の書き換え上書きをすることができる。
【0056】
上記とは反対に、操作者が上書き可否操作部9のボタンや外部コンピュータなどにより情報表示媒体2へ上書きしないことを決定すると、情報処理装置3において情報表示媒体2へは書き換え上書きされることなく中止される。
【0057】
図3は、本発明の実施の形態1による情報表示媒体を示す平面図である。図3(a)において、情報表示媒体2が走行される時に、情報表示媒体2の周辺部の正規の表示領域10ではない表示領域外11あるいは欄11aに、少なくとも上下対角の位置で互いに反対向きに、マーカー付与部6によって印刷や表示記録あるいは打ち抜きがなされ、上書き確認マーカー5を配置形成する。勿論、表示領域外11に通常の表示記録が行われても構わない。または図3(b)のように、表示領域外11に、あるいは図示していないが欄11aに左右上下対角の位置に配置形成してもよい。また、これらの上書き確認マーカー5の大きさは差異があってもよい。
【0058】
図4は、本発明の実施の形態1による別の情報表示媒体を示す平面図である。情報表示媒体2に付与される上書き確認マーカー5は、確認可能な物理的表示であればよく、以下のようなものを使用できる。
【0059】
上書き確認マーカー5の種類として、図4(a)のように、例えば情報表示媒体2へのプリント印字ヘッドによる印刷機や、サーマルヘッドなどの表示記録器による文字あるいはマーク記号などの表示記号12、あるいは図4(b)のように、バーコード印刷機あるいは表示記録器によるバーコード表示記号13を使用してもよい。さらに、これらの表示記号、特にバーコード表示記号において、書き換え履歴情報を入れて示すことにより、過去の文書データー履歴が分かるようにすることができる。情報表示媒体2の周辺部に、印刷機やサーマルヘッドなどの表示記録器からなるマーカー付与部6によって上記表示記号12あるいはバーコード表示記号13の上書き確認マーカー5を付与すればよい。
【0060】
また、上書き確認マーカー5の別の表示手段として、図4(c)の如く、その形状を周辺と異なるように、楔形状あるいは穴形状あるいはコの字形状などの打ち抜き形状14としてもよい。情報表示媒体2の周辺部に、パンチ打ち抜き機(図示省略)からなるマーカー付与部6によって上記打ち抜き形状14の上書き確認マーカー5を作成付与する。
【0061】
また、図3(a)、図4に示すように、情報表示媒体2の少なくとも一部に、裏面あるいは記録層がある表面であることを判別あるいは設定できる切欠け印、あるいは文字、絵、記号や切込みなどによる印を使用して、面設定印15を設けることが望ましい。後述するように、操作者は情報表示媒体2の上記面設定印15が情報処理装置3に対して所定の配置となるように情報処理装置3の用紙サポート(図示省略)に設定することで、情報処理システム1によるその後の記録表示や上書き判断を誤り無く進めることができる。面設定印15は、情報表示媒体2の周辺部において、上書き確認マーカー5が付与された側とは反対側の上下あるいは左右対角の位置に互いに反対向きに配置されることが好ましい。
【0062】
図5は、本実施の形態1の情報処理装置を示す概念図である。図5において、書き換え可能である情報処理装置3は、情報蓄積回路21と、書き換え記録/消去ヘッド7と、支持操作部(図示省略)と、情報処理回路22とを少なくとも備えている。半導体メモリ回路からなる情報蓄積回路21は情報表示媒体2への表示情報その他を記憶して書き換え蓄積する。サーマルヘッドや半導体レーザーなどからなる書き換え記録/消去ヘッド7は、リライタブルペーパーである情報表示媒体2に対して、情報蓄積回路21から出力される表示情報によって、その表示記録を自在に書き込み消去して書き換える。支持操作部(図示省略)は、情報表示媒体2に文書などを順次書き換え記録するために、情報表示媒体2を書き換え記録/消去ヘッド7の表面に沿って支持走行させる。マイクロコンピュータである情報処理回路22は、情報表示媒体2への表示情報を情報蓄積回路21ヘ蓄積して書き換えたり、外部のパーソナルコンピュータやPDAへ入出力したり、あるいはコンピュータが処理可能なその他のデジタルな各種情報として処理し、各部へ指示する。
【0063】
本発明の情報処理装置3は、更にマーカー付与部6と、マーカー読取り検知部4と、上書き可否操作部9とを有し、更に好ましくは上書き確認案内部8を有している。これらの各部も配線23によって、情報処理回路22に結ばれ処理される。情報表示媒体2へ書き込む時に、マーカー付与部6によって、その周辺部の少なくとも一部領域の上下対角の位置に上書き確認マーカー5を付与する。マーカー付与部6は、プリント印字ヘッドなどの印刷機による手段やサーマルヘッドなどの表示記録による情報表示媒体2への表示書き込み手段、あるいはパンチ打ち抜き機による打ち抜き手段によって構成される。また、半導体光センサーなどの読取りセンサーや光センサーなどによるマーカー読取り検知部4によって、上書き確認マーカー5を読取り検知する。そして、マーカー読取り検知部4から得られた上書き確認情報を、情報処理回路22が認識することにより、上書きを少なくとも一旦禁止する。その後、ボタンなどからなる上書き可否操作部9によって、操作者が上書き可否の実行を操作する。
【0064】
さらに、情報処理装置3に、上書き確認情報を認識した後、ディスプレイ表示装置やランプなどの表示手段あるいはスピーカーなどの音声手段による上書き確認案内部8を設けて、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を操作者に案内することが好ましい。
【0065】
図6は、本実施の形態1の別の情報処理装置を示す概念図である。図6において、情報処理回路22は、上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を、外部のパーソナルコンピュータやPDAなどの外部コンピュータ24へ出力する。操作者(図示省略)が、各種情報を入出力するための外部コンピュータ24より、情報処理装置3の情報処理回路22から上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を得て上書きに関する情報を確認した後、上記外部コンピュータ24から上書き可否の実行を知らせる情報信号を情報処理回路22に送って、情報表示媒体2への上書き可否の実行を指示操作する。
【0066】
また、図6の情報処理装置3に、図5の上書き確認案内部8、上書き可否操作部9が備わっていてもよく、これにより操作者は情報処理装置3自体においても上書き確認し実行操作することができる。
【0067】
また、マーカー付与部6によって付与される上書き確認マーカー5は、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状であり、情報表示媒体2の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置される。
【0068】
さらに、図5、図6の情報処理装置3に、図3、図4に示すような情報表示媒体2の一部に形成した、裏面あるいは記録層がある表面であることを確認設定できる文字、絵、記号あるいは切欠け、切込みなどの面設定印15を読取り検知する面設定印検知部20を設けることが望ましい。操作者は、情報表示媒体2の上記面設定印15が所定の配置となるように情報処理装置3の用紙サポート(図示省略)に設定する。面設定印検知部20からの情報によって、情報処理回路22は情報処理装置3に対して情報表示媒体2が正規に配置設定されているかどうかを判別でき、情報処理システム1によって、記録表示や上書き判断が誤り無く実施できる。もし、面設定印検知部20からの情報が無い場合には、情報処理装置3は上書きを拒否する案内を出すようにする。面設定印検知部20からの情報がある場合には、上書き確認マーカー5の確認や上書きなどの実行へ移行させるようにする。図5、図6の情報処理装置3におけるマーカー読取り検知部4、マーカー付与部6、面設定印検知部20の各位置は、情報表示媒体2における上書き確認マーカー5や面設定印15の設定位置と関連して決められる。
【0069】
上記のように、上書き確認マーカーを付与された情報表示媒体と、付与された上書き確認マーカーからの上書き確認情報を認識する情報処理装置と、上書き確認マーカーから得られた認識情報とからなる簡単な情報処理システムによって、情報表示媒体への上書きを判断し誤った上書きを未然に防止することができる。また、他人あるいは自身の前情報の消去によって発生する無駄な機会損失を回避できる。
【0070】
また、上書き防止のために、ユーザー各間で互いに互換性が持てるように情報表示媒体に付与する上書き確認マーカーの内容とその配置とを決め、それを認識し、上書き防止するための低コストで構成可能な上記各部を設けた情報処理装置を用いることによって、簡便で低コストの互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理システムとすることができる。
【0071】
図7は、本実施の形態1の情報処理方法の一例を示すフローチャート図である。まず最初に、リライタブルな情報表示媒体に書き換え記録するために操作スタートする。なおその際、上書き可否確認をせずにそのまま上書き実行する場合には、情報表示媒体への上書き書き換えを実行し、その周辺部の少なくとも一部に上書き確認マーカーを付与する工程としてもよい。
【0072】
上書き可否の確認をする場合には、上書きマーカー確認を実行する工程に入る。その実行操作によって、情報表示媒体に付与された上書き確認マーカーが読取り検知された場合には、上書きを少なくとも一旦禁止し、上書きマーカーの確認を表示や音声で、あるいは外部コンピュータへ案内する。また、上書き確認マーカーが認識された場合、操作者に上書き可否の応答を求める案内を出すことが望ましい。
【0073】
次に、操作者が上書きを許諾するのであれば、当該の情報表示媒体に対しての上書き許可を決定操作する。その操作により、情報表示媒体に対して上書き書き換え実行がなされるとともに、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状で、情報表示媒体の周辺部の少なくとも上下対角の位置に上書き確認マーカーを、情報表示媒体に相前後して配置付与し、工程を終了させる。あるいは、操作者が上書きを許諾しないのであれば、当該の情報表示媒体に対しての上書き不許可の決定操作をし、工程を終了させる。
【0074】
一方、情報表示媒体に付与された上書き確認マーカーが読取り検知されなかった場合には、情報表示媒体に対して上書き書き換え実行がなされるとともに、新たな上書き確認マーカーを相前後して配置付与し、工程を終了させる。
【0075】
上記の方法により、情報表示媒体に上書き確認マーカーを付与し、その前後に、付与された上書き確認マーカーからの確認情報を認識し、操作者による上書き可否判断により上書き可否操作を行う、という簡単な情報処理方法によって、情報表示媒体への上書きを防止することができる。従って、他人あるいは自身など複数者が関係する前情報を、情報表示媒体から上書き消去することによって発生する無駄な機会損失を回避できる。
【0076】
また、情報表示媒体に付与する上書き確認マーカーの内容とその配置と、それを認識し上書き防止用の上記各部を設けた情報処理装置とによって、ユーザー各間で上書き防止するために互いに互換性を持つようにすれば、簡便で低コストの互換性に富んだユーザビリティーの高い情報処理方法とすることができる。
【0077】
なお、上記で情報表示媒体2の周辺部に、上書き確認マーカーを少なくとも上下対角の位置で互いに反対向きに配置すると説明したが、情報表示媒体2のペーパーの面中心に対してほぼ対称の配置となるように複数個設けても、同様に実施可能である。
【0078】
以上のように、図7を用いてリライタブルペーパーへの上書きを防止する情報処理方法の一例を説明したが、その工程の一部を順序変更、追加削除しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り、同様に実施可能である。
【0079】
【発明の効果】
リライタブルペーパーである情報表示媒体に上書き確認マーカーを付与し、付与された上書き確認マーカーを読取り検知する情報処理装置と、上書き確認マーカーから得られた認識情報とにより、複数人が使用してもデーターを誤動作で消去するのを回避することが可能となり、情報表示媒体への誤った上書きを防止することができる。よって、簡便かつ低コストで互換性に富んだユーザビリティーの高い、誤った上書きを防止する情報処理システムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による情報処理システムを示す概念図
【図2】本発明の実施の形態1による情報処理システムを示す概念図
【図3】本発明の実施の形態1による情報表示媒体を示す平面図
【図4】本発明の実施の形態1による別の情報表示媒体を示す平面図
【図5】本発明の実施の形態1による情報処理装置を示す概念図
【図6】本発明の実施の形態1による別の情報処理装置を示す概念図
【図7】本発明の実施の形態1による情報処理方法の一例を示すフローチャート
【図8】従来例の情報処理システムを示す斜視図
【符号の説明】
1 情報処理システム
2 情報表示媒体
3 情報処理装置
4 マーカー読取り検知部
5,5a 上書き確認マーカー
6 マーカー付与部
7 書き換え記録/消去ヘッド
8 上書き確認案内部
9 上書き可否操作部
10 表示領域
11 表示領域外
11a 欄
12 表示記号
13 バーコード表示記号
14 打ち抜き形状
15 面設定印
20 面設定印検知部
21 情報蓄積回路
22 情報処理回路
23 配線
24 外部コンピュータ
50 通信
51 情報処理システム
52 情報表示媒体
53 ペン入出力装置
55 識別情報
56 画面表示面
57,58 座標情報
59 外部装置

Claims (29)

  1. 情報を書き換え自在に記録し維持する情報表示媒体に情報を書込む情報処理システムであって,
    前記情報表示媒体に書き込む時に、その周辺部の少なくとも一部領域に上書き確認するための上書き確認マーカーを付与し、その前後に、前記情報表示媒体に付与された前記上書き確認マーカーを読取り検知する情報処理装置と、前記上書き確認マーカーからして得られた認識情報とにより、前記情報表示媒体への上書き可否判断をし、誤った上書きを防止することを特徴とするように構成した情報処理システム。
  2. 前記情報表示媒体は、少なくとも、情報の記録を熱エネルギーによって可逆的に書き換え可能とする記録層と、これを支持するベース層とを有している請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報表示媒体は、その少なくとも一部に前記情報表示媒体の表面あるいは裏面であることを判別あるいは設定できる面設定印を有しているように構成した請求項1から2のいずれかに記載の情報処理システム。
  4. 前記情報処理装置は、表示情報を書き換え記憶蓄積する情報蓄積部と、前記情報表示媒体の情報の記録を書き換える書き換え記録/消去ヘッドと、前記情報表示媒体を支持あるいは走行させる支持操作部と、各種情報を処理する情報処理回路とを有しており、更に、前記上書き確認マーカーを付与するマーカー付与部と、前記上書き確認マーカーを読取り検知するマーカー読取り検知部とを備え、前記マーカー読取り検知部が前記上書き確認マーカーの存在を検知した時、上書きを少なくとも一旦禁止することを特徴とするように構成した請求項1から3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記情報表示媒体の前記面設定印を読取り検知する面設定印検知部を設けていて、前記面設定印検知部からの信号により、前記情報表示媒体に対して、以降の書き込み上書き防止への進行可否を決定するように構成した請求項1から4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する上書き確認案内部を備えるように構成した請求項1から5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記情報処理装置は、前記情報表示媒体への上書き可否の実行を操作する上書き可否操作部を備えるように構成した請求項1から6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記情報処理回路は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ出力するように構成した請求項4から7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 前記情報処理回路は、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を出力した後、前記外部コンピュータから、前記情報表示媒体への上書き可否の実行を操作する情報信号が入力されるように構成した請求項4から7のいずれかに記載の情報処理システム。
  10. 前記マーカー付与部は、印刷機または表示記録器、あるいはバーコード印刷機または表示記録器、あるいはパンチ打ち抜き機であることを特徴とする請求項4記載の情報処理システム。
  11. 前記上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録される文字あるいはマーク記号あるいはバーコード表示の少なくともいずれかを含む表示記号である請求項1から10のいずれかに記載の情報処理システム。
  12. 前記表示記号は、書き換え履歴を示す表示記号である請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記上書き確認マーカーは、その形状が周辺と異なるように、楔形状あるいは穴形状あるいはコの字形状などに打ち抜かれた打ち抜き形状である請求項1から10のいずれかに記載の情報処理システム。
  14. 前記情報表示媒体の周辺部の表示領域外に、前記上書き確認マーカーを設けたことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の情報処理システム。
  15. 前記上書き確認マーカーは、前記情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置されたことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の情報処理システム。
  16. 前記上書き確認マーカーは、書き込みあるいは上書き書き換え毎に追加することを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の情報処理システム。
  17. 表示情報を記憶蓄積する情報蓄積回路と、情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体の情報の記録を書き換える書き換え記録/消去ヘッドと、前記情報表示媒体を支持あるいは走行させる支持操作部と、各種情報を処理する情報処理回路とを備えており、更に、前記情報表示媒体へ書き込む時に、その周辺部の少なくとも一部領域に上書き確認をするための上書き確認マーカーを付与するマーカー付与部と、前記上書き確認マーカーを読取り検知するマーカー読取り検知部とを備え、前記マーカー読取り検知部が前記上書き確認マーカーの存在を検知した時、上書きを少なくとも一旦禁止することを特徴とするように構成した情報処理装置。
  18. 前記情報処理装置は、前記情報表示媒体の前記面設定印を読取り検知する面設定印検知部を有していて、前記面設定印検知部からの信号により、前記情報表示媒体への書き込み上書き防止の進行可否を決定するように構成した請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 前記情報処理装置は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する上書き確認案内部を備えるように構成した請求項17から18のいずれかに記載の情報処理装置。
  20. 前記情報処理装置は、上書き可否の実行を操作する上書き可否操作部を備えるように構成した請求項17から19のいずれかに記載の情報処理装置。
  21. 前記情報処理回路は、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ出力するように構成した請求項17から20のいずれかに記載の情報処理装置。
  22. 前記情報処理回路は、操作者が各種情報を入出力するための外部コンピュータへ、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内する情報信号を出力した後、前記外部コンピュータから、前記情報表示媒体への上書き可否の実行を操作する情報信号が入力されるように構成した請求項17から20のいずれかに記載の情報処理装置。
  23. 前記マーカー付与部は、プリント印字ヘッドによる印刷機またはサーマルヘッドによる表示記録器、バーコード印刷機あるいは表示記録器、パンチ打ち抜き機であることを特徴とする請求項17記載の情報処理装置。
  24. 前記上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状であり、前記情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置されたことを特徴とする請求項17から23のいずれかに記載の情報処理装置。
  25. 少なくとも、情報の記録を熱エネルギーによって可逆的に書き換え可能とする記録層と、これを支持するベース層とを備え、情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体であって、その少なくとも一部に前記情報表示媒体の表面あるいは裏面であることを判別あるいは設定できる面設定印を有していることを特徴とするように構成した情報表示媒体。
  26. 前記情報表示媒体の周辺部に、上書き確認をするための上書き確認マーカーを付与する表示領域外あるいは欄を有し、所定の位置に、必要に応じて、前記上書き確認マーカーが付与されることを特徴とする請求項25に記載の情報表示媒体。
  27. 情報の記録を書き換え自在に表示し維持する情報表示媒体に書き込みをした時に、前記情報表示媒体の周辺部の少なくとも一部に上書き確認をするための上書き確認マーカーを付与し、その前後に、前記情報表示媒体に付与された前記上書き確認マーカーを読取り検知して上書き確認情報を認識し、操作者による上書き可否判断により上書き可否操作を行うことを特徴とする情報処理方法。
  28. 前記情報処理方法は、前記上書き確認情報を認識した後、上書き不可あるいは/および上書き確認情報を案内するようにしたことを特徴とする請求項27に記載の情報処理方法。
  29. 前記上書き確認マーカーは、印刷や書き込み記録された表示記号あるいは打ち抜かれた打ち抜き形状であり、前記情報表示媒体の周辺部に少なくとも上下対角の位置に互いに反対向きに配置されたことを特徴とする請求項27から28のいずれかに記載の情報処理方法。
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JP2010208324A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Xerox Corp 再使用可能な画像形成媒体、インクレス印刷システム及び制御方法
JP2014164030A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Toshiba Tec Corp 画像消色装置

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