JP2006150766A - プリント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 消去および記録を行う用紙の表裏を管理できるようにし、給紙部に対して逆にセットされた用紙に対して誤って消去記録処理を行ってしまうという問題を解消したプリント装置を提供する。
【解決手段】 光学センサ83によって、搬送されてきた用紙60の切欠部CCの有無を検出し、用紙60の所定位置に記録されているマークMKを読み取り、その有無を検出する。切欠部CCが検出でき、且つマークMKが検出できたなら、その用紙60に対して消去記録処理が正常に行い、切欠部CCが検出できなければ、またはマークMKが検出できなければ、用紙60の表裏が逆であるものと見なして、その用紙を異常用紙排出部へ排出する。
【選択図】 図5
【解決手段】 光学センサ83によって、搬送されてきた用紙60の切欠部CCの有無を検出し、用紙60の所定位置に記録されているマークMKを読み取り、その有無を検出する。切欠部CCが検出でき、且つマークMKが検出できたなら、その用紙60に対して消去記録処理が正常に行い、切欠部CCが検出できなければ、またはマークMKが検出できなければ、用紙60の表裏が逆であるものと見なして、その用紙を異常用紙排出部へ排出する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、可逆記録材料を用いた用紙に対して消去記録制御を行うプリント装置に関するものである。
感熱記録材料に対しサーマルヘッドを接触させて画像記録を行うサーマルプリンタについては多数の提案がなされているが、ある種のタイプのサーマルプリンタ、たとえば、ロイコ染料と可逆顕色剤を用いた発色型可逆感熱記録材料(例えば、特許文献1参照)を使用して画像記録を行う、所謂リライタブルのプリント装置は、サーマルヘッドにより画像記録を行うとともに、消去ローラを使用して画像を消去できるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−106308公報
特開2002−331697公報
上記のようなリライタブルのプリント装置においては、プリント装置の給紙部に用紙をセットしてプリント装置を動作させれば、必ず画像消去部での画像消去工程で用紙に対する加熱処理によって画像が消去され、続く画像記録部での画像記録工程で用紙に対してサーマルヘッドが当接しサーマルヘッドが駆動される。
ところが、このような従来のリライタブルのプリント装置においては次のような問題があった。
(1)上記給紙部に対して表裏を逆にして用紙がセットされていた場合、その用紙は給紙部から搬送され、上記画像記録工程により用紙の裏面(非記録面)にサーマルヘッドが当接することになり、所望の画像は当然記録されない。一方、上記画像消去工程においては用紙全体が加熱されるため、その記録面の温度が所定温度にまで達した場合には画像が消去されるか、その記録面の温度が所定温度にまで達しなかった場合には、不完全な消去状態となってしまう。
(1)上記給紙部に対して表裏を逆にして用紙がセットされていた場合、その用紙は給紙部から搬送され、上記画像記録工程により用紙の裏面(非記録面)にサーマルヘッドが当接することになり、所望の画像は当然記録されない。一方、上記画像消去工程においては用紙全体が加熱されるため、その記録面の温度が所定温度にまで達した場合には画像が消去されるか、その記録面の温度が所定温度にまで達しなかった場合には、不完全な消去状態となってしまう。
このように、プリント装置の給紙部に表裏を間違えて用紙をセットした場合には、画像が完全に消去された用紙、または不完全に消去された用紙が排出されることになる。
(2)重ねた多数の用紙を一度に給紙部にセットする場合に、その多数の用紙内に表裏が逆になっている用紙が混在していても、利用者はそのことに気づきにくく、通常はそのまま多数の用紙が給紙部にセットされ、それらの用紙に対する一連の消去記録処理が行われて、排紙部に堆積される。そのため、依然として表裏が逆になっている用紙が混在したままとなってしまう。
そこで、この発明の目的は、用紙の表裏を管理できるようにして上述の問題を解消したプリント装置を提供することにある。
また、この発明の目的は、表裏が逆になっている用紙とその他の正常な用紙とを区分できるようにしたプリント装置を提供することにある。
(1)この発明のプリント装置は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、前記用紙の所定位置に表示されている、用紙表裏識別可能なマークを読み取るマーク読み取り手段と、前記マーク読み取り手段による前記マークの読み取り結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、を備えたことを特徴としている。
(2)また、この発明のプリント装置は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、前記用紙の所定位置に形成されている用紙表裏識別可能な切欠部の有無を検出する切欠部検出手段と、前記切欠部検出手段による前記切欠部の有無の検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、を備えたことを特徴としている。
(3)また、この発明のプリント装置は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、前記用紙の所定位置に表示されている用紙表裏識別可能なマークを読み取るマーク読み取り手段と、前記用紙の所定位置に形成されている用紙表裏識別可能な切欠部の有無を検出する切欠部検出手段と、前記マーク読み取り手段による前記マークの読み取り結果が正常であり、且つ前記切欠部検出手段による前記切欠部の有無の検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、を備えたことを特徴としている。
(4)前記マークはたとえば前記用紙の記録面に記録されている画像であり、前記マーク読み取り手段は、前記マークの濃度が規定濃度に達しているか否かを検知するものとする。
(5)また、この発明のプリント装置は、前記画像記録手段により画像記録された用紙を通常に排出する通常用紙排出部と、それとは別に異常な用紙を排出する異常用紙排出部とを備え、前記消去記録制御手段は、前記用紙に対して前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行わないとき、当該用紙を前記異常用紙排出部に排出するものとする。
(1)この発明によれば、マーク読み取り手段が用紙の所定位置に表示されている用紙表裏識別可能なマークを読み取り、その読み取り結果が正常であるとき、当該用紙に対する消去記録が正常に行われる。もし、その読み取り結果が正常でなければ、すなわち用紙の表裏が逆になっていた場合には、その用紙に対する消去記録が行われないので、用紙に既に記録されていた画像が完全に消去されたり、不完全に消去されたりすることがない。
(2)また、この発明によれば、用紙の所定位置に形成されている用紙表裏識別可能な切欠部の有無を検出し、検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する消去記録が正常に行われる。もし、その検出結果が正常でなければ、すなわち用紙の表裏が逆になっていた場合には、その用紙に対する消去記録が行われないので、用紙に既に記録されていた画像が完全に消去されたり、不完全に消去されたりすることがない。
(3)また、この発明によれば、前記マーク読み取り手段による前記マークの読み取り結果が正常であり、且つ前記切欠部検出手段による前記切欠部の有無の検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する消去記録が正常に行われる。もし、前記マークの読み取り結果または前記切欠部の有無の検出結果のいずれかが正常でなければ、すなわち用紙の表裏が逆になっていた場合には、その用紙に対する消去記録が行われないので、用紙に既に記録されていた画像が完全に消去されたり、不完全に消去されたりすることがない。しかも、用紙の表裏判定が2重化されることになるので、表裏が逆になって用紙に対する画像の消去記録処理を誤って行う確率を極めて低く抑えられる。
(4)前記マークを、用紙の記録面に記録されている画像とすることにより、その表裏識別可能なマークをプリント装置の画像記録手段により記録可能となり、マーク印刷のための特別な手段が不要となる。また、前記マーク読み取り手段が前記マークの濃度を検知するものとすることにより、たとえば用紙の寿命などにより所定の画像濃度が得られなくなった用紙を、丁度表裏が逆に設定された用紙と同様に扱うことにより、正常な画像記録可能な用紙に対してのみ正常な画像を記録できるようになる。
(5)用紙に対して通常に消去または記録が行われた通常な用紙を通常用紙排出部に排出し、画像消去手段による画像消去および画像記録手段による画像記録を行わない異常な用紙が異常用紙排出部に排出されるように構成することによって、多数の用紙のうち表裏が逆になっている用紙を確実に排除できるようになる。
図2はこの発明の実施形態であるプリント装置100の内部の構成を示す上面図である。図1は図2におけるA−A部分の断面図である。プリント装置100の図1・図2における右側には大量の用紙を載置する昇降テーブル14と、それとは別の給紙トレイ16を設けている。昇降テーブル14に載置された用紙は、昇降テーブル14が上昇することによって、最も上部の用紙の図における左端部がピックアップローラ9に当接する。このピックアップローラ9の駆動軸にはクラッチ19を設けていて、そのクラッチ19のオン状態でこのピックアップローラ9が図1における右方向に回転する。このことによって、用紙は、図における左方向に搬送される。給紙ローラ6は図における右方向に回転しているので、給紙された用紙は左方向にそのまま搬送される。
レジストローラ21の駆動軸にはクラッチを設けていて、このクラッチのオフ状態で、給紙されてきた用紙の先端(図1における左端)がレジストローラ21に当接する。その後、上記クラッチのオンによりレジストローラ21が左方向に回転して用紙は図における左方向に搬送されていく。
同様に、給紙トレイ16に載置された用紙の最上面の用紙の先端(図における左端)はピックアップローラ8に当接する。ピックアップローラ8の駆動軸にはクラッチ18を設けていて、そのクラッチ18のオン状態でピックアップローラ8が図1における右方向に回転し、用紙は図における左方向に搬送される。給紙ローラ7は図における右方向に回転しているので、給紙された用紙は左方向に搬送される。レジストローラ20の駆動軸にはクラッチを設けていて、このクラッチのオフ状態で、給紙されてきた用紙の先端がレジストローラ20に当接する。その後、上記クラッチのオンによりレジストローラ20が左方向に回転して用紙は図における左方向に搬送されていく。
用紙搬送路上で、搬送ローラ13と搬送ローラ22との間には非接触ICタグの読み書き等を行うR/W部5を配置している。搬送ローラ13の駆動軸にはクラッチ15を設けていて、搬送途中の用紙に内装されている非接触ICタグに対してR/W部5が読み書きできる位置に達したとき、搬送ローラ13のクラッチ15をオフすることによって、その状態で用紙を停止させる。この用紙の停止状態でR/W部5がその非接触ICタグに対するデータの読み書きを行う。その後、搬送ローラ13のクラッチ15をオンすることによって用紙を搬送させる。搬送ローラ22は、その用紙を前方(図における左方向)へ搬送する。
この搬送ローラ22の前方にはクリーニングローラ4と駆動ローラであるプラテンローラ12とを設けていて、このクリーニングローラ4とプラテンローラ12との間を用紙が通過する際、クリーニングローラ4は用紙の上面(記録面)に付着している塵埃を取り除く。
上記クリーニングローラ4よりさらに前方にはヒートローラ3と、それに対向する駆動ローラであるプラテンローラ11を配置して画像消去部を構成している。このヒートローラ3とプラテンローラ11との間を用紙が通過する際に用紙を所定温度にまで上昇させる。
ヒートローラ3よりさらに前方には、用紙搬送路の上下に、用紙の表裏面に対して空気を吹き付ける冷却ファン2,2を配置して冷却部を構成している。この上下の冷却ファン2,2によってその間を搬送される用紙の温度を徐々に下げる。これによって用紙に記録されていた画像を消去する。
冷却ファン2,2による冷却部よりさらに下流には、サーマルヘッド1とこのサーマルヘッド1との間で用紙を挟むプラテンローラ10を配置して画像記録部を構成している。用紙の先端がサーマルヘッド1の下部に到達した時、サーマルヘッド1は下降し、用紙の記録面に当接し、用紙の搬送と共にサーマルヘッドの駆動によって画像を記録する。
上記サーマルヘッド1の位置よりさらに下流には搬送ローラ24,25および通常用紙排出部40を設けていて、画像記録済みの用紙を通常用紙排出部40にまで搬送・排出する。
また、搬送ローラ22とプラテンローラ12との間には、後述する機構により異常用紙を下方へ落下させて排出する異常用紙排出部50を設けている。
図3は上記R/W部5付近の構成を示す図である。この図3に示すように、搬送ローラ13と搬送ローラ22との間にR/W部5を配置している。このR/W部5にはマーク読み取り部81を設けている。このマーク読み取り部81は、その直下に存在する用紙のマークを読み取るとともに、その有無を検出する。
また、R/W部5の下方には、光学センサ83等を設けている。これらの光学センサは、後に示すように用紙の所定コーナの切欠部の有無を検出する。
用紙60の中央部には非接触ICタグが内装されていて、この用紙の中央部がR/W部5に近接する状態、すなわちR/W部5が非接触ICタグの読み書きができる位置で、搬送ローラ13の駆動軸のクラッチを切ることによって用紙60を図3に示す状態で停止させる。この時、搬送ローラ22は図中矢印方向に回転しているが、用紙60の先端が搬送ローラ22に達していないので、用紙60は停止したままである。
図4は上記異常用紙排出部50付近の構成を示す図である。搬送ローラ22の下流側の直近には、そこを通過する用紙を後方へ通過させるか下方へ落下させるかを切り変えるフラッパ52を設けている。そして、このフラッパ52の下部に異常用紙排出トレイ51を設けている。フラッパ52が実線で示す状態にあるとき、用紙は矢印N方向へ通過し、フラッパ52が破線で示す状態にあるとき、用紙は矢印Aで示すように異常用紙排出トレイ51へ落下する。後述するように、画像の消去/記録を行わない用紙は、この異常用紙排出トレイ51へ落下させ堆積させる。
図5は画像の消去/記録を行う用紙の例を示す図であり、(A)はその内部の構造、(B)はその記録面への画像の記録例を示している。この用紙60は表面にはロイコ染料と可逆顕色剤を用いた発色型可逆感熱層を有するシートと樹脂製の基材シートとを積層してなり、その2つのシートの間に非接触ICタグ61を挟み込んでいる。この非接触ICタグ61は、アンテナパターン62等の導体パターンを形成したPETフィルムにICチップ63を実装したインレットである。この非接触ICタグ61は、図3に示したR/W部5のアンテナと結合して電力供給を受けるとともにICチップ63内のデータの送信または書き換えを行う。
図5の(B)に示すように、用紙60の記録面にはたとえば文字、表、コードなどからなる画像を記録する。この用紙60は或る装置や部品の製造に際して工程進捗票などとして用いる。
図5の(B)に示すように、用紙60の記録面にはたとえば文字、表、コードなどからなる画像を記録する。この用紙60は或る装置や部品の製造に際して工程進捗票などとして用いる。
この図5の(B)に示すように、用紙は矢印MV方向に搬送され、用紙搬送方向MVに直角方向の幅の中央位置に光学センサ82を設けている。この光学センサ82が、搬送されてきた用紙の先端位置の到来を検出すると、上記搬送ローラ13の駆動軸のクラッチを切ることによって用紙60を停止させる。
用紙の所定の1つのコーナには切欠部CCを形成している。用紙が上記R/W部5の位置に停止している状態で、上記光学センサ83は、用紙の切欠部CCの有無を検出する。仮に、表裏または左右が逆になって用紙が搬送されてきたなら、光学センサ83は用紙の切欠部CCを検出することなく、用紙の切欠部CCが形成されていないコーナ部を検出することになる。
また、用紙の記録面の所定位置には表裏識別用の所定濃度のマーク(通常は一定サイズの最大濃度での塗りつぶしパターン)MKを予め記録している。前記マーク読み取り部81は、このマークを読み取るとともに、その有無を検出する。
図6はこのプリント装置100の制御部のブロック図である。制御回路70は次の各制御を行う。
・昇降テーブル14のモータ17に対して駆動部75を介して駆動信号を出力する。
・ピックアップローラのクラッチ18,19に対して駆動部77,78を介してそれぞれ駆動信号を出力する。
・フラッパ52に対して駆動部76を介して駆動信号を出力する。
・R/W部のクラッチ15に対して駆動部74を介して駆動信号を出力する。
・R/W部5によって、用紙に内装されている非接触ICタグ61に対するデータの読み書きを行う。
・ヒートローラ3のヒータの制御を、駆動部73を介して行う。
・サーマルヘッド昇降モータ26に対し駆動部72を介して駆動信号を出力する。
・サーマルヘッド1に対して駆動部71を介して駆動信号を出力する。
・キースイッチなどの操作部79の操作内容を読み取る。
・前記光学センサ82,83を含む用紙搬送路上の複数の位置で用紙の有無を検出するセンサやヒートローラ3の温度を検出するセンサなど、各種センサ80の検出信号を読み取る。
・インターフェース90を介してホストコンピュータ101との間でデータの入出力を行う。
・マーク読み取り部81によるマークの読み取り結果を入力する。
・昇降テーブル14のモータ17に対して駆動部75を介して駆動信号を出力する。
・ピックアップローラのクラッチ18,19に対して駆動部77,78を介してそれぞれ駆動信号を出力する。
・フラッパ52に対して駆動部76を介して駆動信号を出力する。
・R/W部のクラッチ15に対して駆動部74を介して駆動信号を出力する。
・R/W部5によって、用紙に内装されている非接触ICタグ61に対するデータの読み書きを行う。
・ヒートローラ3のヒータの制御を、駆動部73を介して行う。
・サーマルヘッド昇降モータ26に対し駆動部72を介して駆動信号を出力する。
・サーマルヘッド1に対して駆動部71を介して駆動信号を出力する。
・キースイッチなどの操作部79の操作内容を読み取る。
・前記光学センサ82,83を含む用紙搬送路上の複数の位置で用紙の有無を検出するセンサやヒートローラ3の温度を検出するセンサなど、各種センサ80の検出信号を読み取る。
・インターフェース90を介してホストコンピュータ101との間でデータの入出力を行う。
・マーク読み取り部81によるマークの読み取り結果を入力する。
次に、図6に示した制御回路70の処理手順を、図7を参照して説明する。
図7は、用紙を給紙してから排出するまでの、制御回路70の制御による一連の流れを示すフローチャートである。まずピックアップローラ8または9のクラッチ18または19の一方をオンして用紙を給紙するとともに搬送を開始する(S1)。用紙搬送路上の用紙の位置を検出するセンサの読み取り結果に応じて、用紙がR/W部5に到達したことを検出すれば、R/W部5の搬送ローラ13のクラッチ15をオフする(S2→S3)。
図7は、用紙を給紙してから排出するまでの、制御回路70の制御による一連の流れを示すフローチャートである。まずピックアップローラ8または9のクラッチ18または19の一方をオンして用紙を給紙するとともに搬送を開始する(S1)。用紙搬送路上の用紙の位置を検出するセンサの読み取り結果に応じて、用紙がR/W部5に到達したことを検出すれば、R/W部5の搬送ローラ13のクラッチ15をオフする(S2→S3)。
この状態で、マーク読み取り部81は図5(B)に示したマークMKの位置を読み取り、マークMKの有無を検出する(S4)。このとき、用紙の表裏または左右が逆になっていれば、マークMKが検出できない。また用紙の表裏または左右が正しくても、マークMKの濃度が所定濃度に達していなければ、マークMKが検出できない(無いものとみなす)。
また、光学センサ83が用紙60の切欠部CCの有無を検出する(S5)。
また、光学センサ83が用紙60の切欠部CCの有無を検出する(S5)。
なお、このとき非接触ICタグ61はR/W部5に近接し、R/W部5は非接触ICタグ61からデータを読み取る。
前記マークMKが正常に読み取れ、且つ前記切欠部CCが正常に検出されたなら、すなわち用紙の表裏および左右が正常な状態で搬送されてきたのなら、R/W部5のクラッチ15をオンすることによって用紙を再び搬送させる(S7)。この時、フラッパ52は図4の実線で示すように水平状態にある。これにより、用紙はクリーニングローラ4を通過して、その記録面がクリーニングされる(S8)。
その後、用紙はヒートローラ3を通過することにより、用紙の記録面が所定温度(概ね150℃〜200℃の所定温度)まで加熱され、続く除冷によって、すでに記録されていた画像が消去される(S9)。なお、冷却ファン2を駆動することによって用紙搬送路および用紙の蓄熱を抑え、後のサーマルヘッドによる画像記録の際に用紙の記録面を所定温度範囲に保つ。
用紙の先端がサーマルヘッド1のヘッド位置の直前に到達した時、サーマルヘッド昇降モータ26を駆動してサーマルヘッド1のヘッド部を用紙に当接させ、その後サーマルヘッド1を駆動して新たな画像を記録する(S10)。このとき、図5(B)に示したマークMKも所定位置に書き込む。
さらにそのまま用紙を搬送し、通常用紙排出部40へ排出する(S11)。
さらにそのまま用紙を搬送し、通常用紙排出部40へ排出する(S11)。
もし、前記マークMKが正常に読み取れなければ、または前記切欠部CCが正常に検出されなければ、すなわち用紙の表裏または左右が逆状態で搬送されてきたのなら、フラッパ52を図4に示した破線のように立ち上げて、R/W部のクラッチ15をオンすることによって用紙を異常用紙排出部50へ排出する(S6→S12→S13→S14)。
なお、以上に示した例では、マークMKをサーマルヘッドを用いて用紙の記録面に記録するようにしたが、このような用紙の表裏面を管理するためのマークは予め用紙の記録面またはその裏面(非記録面)に印刷しておいてもよい。
1−サーマルヘッド
2−冷却ファン
3−ヒートローラ
4−クリーニングローラ
5−R/W部(非接触ICタグ読み書き部)
6,7−給紙ローラ
8,9−ピックアップローラ
10,11,12−プラテンローラ
13−搬送ローラ
14−昇降テーブル
15−クラッチ
16−給紙トレイ
18,19−クラッチ
20,21−レジストローラ
22〜25−搬送ローラ
40−通常用紙排出部
50−異常用紙排出部
51−異常用紙排出トレイ
52−フラッパ
60−用紙
61−非接触ICタグ
81−マーク読み取り部
82,83−光学センサ
100−プリント装置
101−ホストコンピュータ
MK−用紙表裏識別用マーク
CC−切欠部
2−冷却ファン
3−ヒートローラ
4−クリーニングローラ
5−R/W部(非接触ICタグ読み書き部)
6,7−給紙ローラ
8,9−ピックアップローラ
10,11,12−プラテンローラ
13−搬送ローラ
14−昇降テーブル
15−クラッチ
16−給紙トレイ
18,19−クラッチ
20,21−レジストローラ
22〜25−搬送ローラ
40−通常用紙排出部
50−異常用紙排出部
51−異常用紙排出トレイ
52−フラッパ
60−用紙
61−非接触ICタグ
81−マーク読み取り部
82,83−光学センサ
100−プリント装置
101−ホストコンピュータ
MK−用紙表裏識別用マーク
CC−切欠部
Claims (5)
- 用紙を搬送する用紙搬送手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、
前記用紙の所定位置に表示されている、用紙表裏識別可能なマークを読み取るマーク読み取り手段と、
前記マーク読み取り手段による前記マークの読み取り結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、
を備えたプリント装置。 - 用紙を搬送する用紙搬送手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、
前記用紙の所定位置に形成されている用紙表裏識別可能な切欠部の有無を検出する切欠部検出手段と、
前記切欠部検出手段による前記切欠部の有無の検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、
を備えたプリント装置。 - 用紙を搬送する用紙搬送手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面の画像を画像消去部で消去する画像消去手段と、
前記用紙搬送手段により搬送される用紙の記録面に画像を画像記録部で記録する画像記録手段と、
前記用紙の所定位置に表示されている、用紙表裏識別可能なマークを読み取るマーク読み取り手段と、
前記用紙の所定位置に形成されている用紙表裏識別可能な切欠部の有無を検出する切欠部検出手段と、
前記マーク読み取り手段による前記マークの読み取り結果が正常であり、且つ前記切欠部検出手段による前記切欠部の有無の検出結果が正常であるとき、当該用紙に対する前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行う消去記録制御手段と、
を備えたプリント装置。 - 前記マークは前記用紙の記録面に記録されている画像であり、前記マーク読み取り手段は、前記マークの濃度が規定濃度に達しているか否かを検知するものである請求項2または3に記載のプリント装置。
- 前記画像記録手段により画像記録された用紙を通常に排出する通常用紙排出部と、それとは別に異常な用紙を排出する異常用紙排出部とを備え、
前記消去記録制御手段は、前記用紙に対して前記画像消去手段による画像の消去および前記画像記録手段による記録を行わないとき、当該用紙を前記異常用紙排出部に排出する請求項1〜4のいずれかに記載のプリント装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004345014A patent/JP2006150766A/ja active Pending
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