JP2004266827A - 重み付けされた反射型グレーティングを用いたデュラルトラックsaw反射器フィルタ - Google Patents

重み付けされた反射型グレーティングを用いたデュラルトラックsaw反射器フィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】 デュアルトラックを使用した表面弾性波反射器フィルタを提供する。
【解決手段】 SAW反射器フィルタ(150)の第1のトラックおよび第2のトラック(152、154)は入力トランスデューサ(156、164)、出力トランスデューサ(158、166)、第1の反射器(160、168)および第2の反射器(162、170)を含む。第1の反射器および第2の反射器の反射率関数は大きさが等しく位相が異なる。入力トランスデューサの極性は同じであり、出力トランスデューサの極性は逆である。入力トランスデューサが生成し出力トランスデューサが直接受信する表面弾性波は同相であり、出力トランスデューサにおいて相殺される。反射器(160、162、168および170)が反射する表面弾性波は同相であり出力トランスデューサ(158、166)において加算される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、概略的には表面音響(弾性)波(SAW:surface acoustic wave)反射器(リフレクタ)フィルタに関し、特にデュアルトラックを使用したSAW反射器フィルタであって、デュアルトラックの各々が入力トランスデューサ(変換器)と、出力トランスデューサと、少なくとも1つの反射器とを含み、反射器は、大きさが等しく位相が逆である反射関数(reflection function)を有し、反射波が出力トランスデューサにおいて合成される、SAW反射器フィルタに関する。
移動電話通信システムにおいて用いられる表面弾性波(SAW)フィルタは、サイズが小さく、良好な帯域外除去性能を示し、急峻な遷移エッジを有する狭い帯域幅を提供するように設計される。従来のSAWフィルタは、圧電基板上に形成された入力トランスデューサおよび出力トランスデューサを含む。入力トランスデューサは、フィルタリングすべき電気入力信号により電気的に励起される。入力トランスデューサは、電気入力信号をレイリー(Rayleigh)波、ラム(lamb)波等の表面弾性波に変換し、これが基板に沿って出力トランスデューサへ伝搬する。出力トランスデューサは、この音響波をフィルタリングされた電気信号に変換する。
入力トランスデューサおよび出力トランスデューサは通常、基板上面に形成されたインターディジタル(櫛形)電極を含む。電極の形状と間隔により、入力トランスデューサが生成する弾性波の中心周波数および帯域形状が決まる。一般に、電極の幅が小さいほど、または波長当たりの電極数が少ないほど動作周波数は高くなる。特定周波数における表面弾性波の振幅は、トランスデューサ同士が生じる弾性波の加算的干渉(強め合う干渉)によって決定される。
トランスデューサの合計長によりフィルタ全体の長さが決まる。理想的なフィルタ特性を有する従来のSAWフィルタを設計するには、フィルタのインパルス応答が非常に長くなければならない。インパルス応答の長さはトランスデューサの長さに正比例するため、理想的な特性を有する従来のSAWフィルタの全長は長すぎて、移動電話通信システムに用いることはできない。
この問題を解決するために反射型SAWフィルタが開発されている。反射型SAWフィルタは通常、圧電基板上に形成された少なくとも1つの入力トランスデューサと、1つの出力トランスデューサと、1つの反射器とを含む。反射器は通常、間に間隙(ギャップ)を画定する離間した格子線を含む反射型グレーティングである。反射器が入力トランスデューサから受信する弾性波はグレーティング内の格子線によって反射され、この反射波が互いに加算的および減算的(相殺的)に干渉して波の経路を折り返すようにする。加算的に干渉された弾性波は反射されて特定の位相を有する出力トランスデューサに戻る。この折り返しによって、トランスデューサの長さはインパルス応答の継続時間に依存しなくなる。したがって反射型SAWフィルタは、小型サイズで高い周波数選択性を有するため、移動電話通信システムに望ましいものとなる。
反射型SAWフィルタの周波数応答は、個々の反射器を重み付けして所望のネット(有効)反射率(net reflectivity)を達成することによってさらに改善される。この周波数応答は、反射弾性波の位相および大きさを決定する。既存の重み付け方法としては、位置による重み付け、省略(オミッション:omission)による重み付けおよびストリップ(strip)幅による重み付けがある。反射器を重み付けする他の方法には、オープン・ショート(開放‐短絡)反射器構造内の開回路反射ストリップの長さを変更することがある。反射器を重み付けすることは、フィルタの物理的なサイズを低減させフィルタの周波数応答を向上させるのに役立つ。
図1は、第1のトラック12および第2のトラック14を含む既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタ10の平面図である。第1のトラック12は、双方向性入力櫛形(すだれ状)トランスデューサ16と、双方向性出力櫛形トランスデューサ18と、入力トランスデューサ16の片側に配置された第1の反射器20と、出力トランスデューサ18の反対側に配置された第2の反射器22とを含み、これらすべてが図示のように圧電基板24上に形成されている。同様に、第2のトラック14は、双方向性入力櫛形トランスデューサ28と、双方向性出力櫛形トランスデューサ30と、入力トランスデューサ28の片側に配置された第1の反射器32と、出力トランスデューサ30の反対側に配置された第2の反射器34とを含み、これらすべてが図示のように圧電基板24上に形成されている。反射器20、22、32および34は、いくつかの好適な反射器デバイス(一連の格子線を含む反射型グレーティングなど)のいずれか1つとすることができる。櫛形トランスデューサ16、18、28および30は、バスバー40によって対向端部に取り付けられた複数の均等間隔の櫛形電極フィンガ38を含む。
フィルタリングすべき電気入力信号が入力ライン42上で入力トランスデューサ16および28に印加される。入力トランスデューサ16および28は電気信号を表面弾性波に変換し、この表面弾性波は入力トランスデューサ16および28から基板24の上面に沿って外方へ伝搬する。入力トランスデューサ16からの弾性波の一部は反射器20に向かい、一部は出力トランスデューサ18および反射器22に向かう。同様に、入力トランスデューサ28からの弾性波の一部は反射器32に向かい、一部は出力トランスデューサ30および反射器34に向かう。
反射器20、22、32および34は、フィルタリングすべき対象(目的の)周波数帯域の中間周波数において波長λに同調されており、同一の長さL1を有する。反射器20および22からの反射波は出力トランスデューサ18に戻され、反射器32および34からの反射波は出力トランスデューサ30に戻され、そこで共通の出力ライン36上のフィルタリングされた電気信号に変換される。
入力トランスデューサ16と出力トランスデューサ18は、入力トランスデューサ28と出力トランデューサ30と同じ距離(L3)だけ離間している。また、出力トランスデューサ18および30は極性が逆である。したがって、出力トランスデューサ18が入力トランスデューサ16から直接受信する表面弾性波は、出力トランスデューサ30が入力トランスデューサ28から直接受信する表面弾性波と180°位相がずれている。よって、これらの波は出力ライン36上で相殺し合い、出力トランスデューサ18および30において電気信号に変換されることはない。これらの波は、ほとんど減衰せずに出力トランスデューサ18および30を通過し、トラック12の反射器22およびトラック14の反射器34によってそれぞれ反射される。
反射器20、22、32および34から反射された弾性波が出力ライン36上で相殺されることを防ぐ必要がある。したがって反射器20と32および反射器22と34は互いにλ/4だけずれている。特に、入力トランスデューサ16と反射器20の間の距離および出力トランスデューサ18と反射器22の間の距離はL2である。しかしながら、入力トランスデューサ28と反射器32の間の距離および出力トランスデューサ30と反射器34の間の距離はL2+λ/4である。したがって、反射器20および32によって反射された弾性波がトランスデューサ18および30まで移動する距離はそれぞれλ/2だけ異なり、よって出力トランスデューサ18および30に到達する際に互いに180°位相がずれる。換言すれば、第2のトラック14の弾性波は第1のトラック12の弾性波に対して遅延される。したがって、これらの出力信号は出力ライン36上で加算される。同様に、反射器22および34によって反射された弾性波が出力トランスデューサ18および30まで移動する距離はそれぞれλ/2だけ異なり、よって出力トランスデューサ18および30に到達する際に互いに位相がずれる。したがって、これらの信号も出力ライン36上で加算される。よって、出力ライン36上では反射された弾性波のみが供給される。
図2は、上述したフィルタ10と同様の、第1のトラック52および第2のトラック54を含む既知のSAWフィルタ50の平面図である。この実施態様において、トランスデューサと反射器の各々は、一連の連続する通信チャネルに対応してテーパ状である。特に、第1のトラック52は、テーパ状双方向性入力櫛形トランスデューサ56と、テーパ状双方向性出力櫛形トランスデューサ58と、入力トランスデューサ56に隣接する第1のテーパ状反射器60と、出力トランスデューサ58に隣接する第2のテーパ状反射器62とを含み、これらすべてが圧電基板64上に形成されている。同様に、第2のトラック54は、テーパ状双方向性入力櫛形トランスデューサ68と、テーパ状双方向性出力櫛形トランスデューサ70と、入力トランスデューサ68に隣接する第1のテーパ状反射器72と、出力トランスデューサ70に隣接し、入力トランスデューサ68の反対側にある第2のテーパ状反射器74とを含み、これらすべてが基板64上に形成されている。反射器60、62、72および74とトランスデューサ56、58、68および70とはテーパ状であるか、あるいはグレーティングまたはフィンガ幅が異なり、当業界でよく理解されているように、フィルタ50が比較的フラクショナル(分割)帯域幅の広いフィルタとなるようになっている。
入力トランスデューサ56および68は共通の入力ライン76に結合され、出力トランスデューサ58および70は共通の出力ライン78に結合される。上記のように、反射器60と72および反射器62と74が互いに対してλ/4だけずれており、反射波信号が出力トランスデューサ58および70に到達する際に互いに位相がずれ、したがって、出力ライン78上で加算されるようになっている。また上記のように、第1のトラック52の入力トランスデューサ56から出力トランスデューサ58への直接波は第2のトラック54の入力トランスデューサ68から出力トランスデューサ70への直接波を相殺する。
図3は、特に1997年8月26日付でDillらに発行された米国特許第5,661,444号に開示される、別の既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタ90の平面図である。SAWフィルタ90は、第1のトラック92および第2のトラック94を含む。第1のトラック92は入力単一位相一方向性トランスデューサ(SPUDT:single phase uni-directional transducer)96と、出力SPUDT98と、SPUDT96および98間に配置された反射器100とを含み、これらすべてが図示のように圧電基板102上に形成されている。同様に、第2のトラック94は、入力SPUDT106と、出力SPUDT108と、SPUDT106および108間に配置された反射器110とを含み、これらすべてが図示のように基板102上に形成されている。入力SPUDT96および106は共通の入力ライン112に電気的に結合され、出力SPUDT98および108は共通の出力ライン114に電気的に結合される。
フィルタリングされるべき電気信号が入力ライン112に印加され、SPUDT96に一方向性表面弾性波を生成させる。この一方向性表面弾性波は基板102に沿って反射器100へ伝搬し、そこで反射器100のグレーティング構造内で反射され、より長いインパルス応答および位相制御を生じる。同様に、SPUDT106に印加されたライン112上の電気信号は一方向性表面弾性波を生成し、この一方向性表面弾性波は圧電基板102に沿って反射器110へ伝搬し、そこで反射される。反射器100および110のグレーティング構造内での反射により信号が相殺および伝搬され、位相制御された透過波が得られる。反射器100によって位相制御された表面弾性波は出力SPUDT98によって受信され、反射器110によって位相制御された表面弾性波は出力SPUDT108によって受信される。
出力SPUDT98と108は極性が逆であるため、SPUDT96とSPUDT98の間の距離がSPUDT106とSPUDT108の間の距離と同じであり、反射器100および110の長さと位相特性が同じである場合、信号は出力ライン114上で相殺されることになる。この信号の相殺を防ぐため、‘444号特許は、反射器100と110の長さを変え、トラック94の弾性波がトラック92の表面弾性波に対して遅延されて出力ライン114上で加算されるようにすることを提案している。なお、反射器100はSPUDT96および98の中心にあり、反射器110はSPUDT106および108の中心にある。
この例において、反射器110の長さはL3であり、反射器100の長さはL3−λ/2である。したがって、SPUDT108が受信するSPUDT106からの表面弾性波はSPUDT96が生成しSPUDT98が受信する表面弾性波に対してλ/2だけ遅延される。この遅延により、SPUDT98および108が受信する表面弾性波は、それぞれ出力SPUDT98および108に到達する際に互いに位相がずれ、よって出力ライン114上で加算される。
SAWフィルタ90には2つの基本的な問題がある。第1に、最適な性能のため、反射器100および110の反射グレーティングの反射率は、SPUDT96および106からのSAWエネルギーの50%しか反射することができず、よって、SPUDT96および106から反射器100および110を通して出力SPUDT98および108へはそれぞれ有効エネルギーの50%しか伝達されない。フィルタ90の理想的な挿入損失は6dBである。伝搬損失、抵抗損失、回折損失、整合回路損失等といった他の副次的影響を含む場合、実際のデバイスの挿入損失は10dB以上となる。第2に、フィルタ90の構成は、SPUDT96および106と反射グレーティング100および110との間における弾性波の複数回の反射により、時間領域において主信号の後に複数のスプリアス応答を生じる。これら複数のスプリアス信号は、周波数領域において大きな通過帯域リップルおよび群遅延リップルを生じるために望ましくない。これら複数回の反射は、挿入遅延が外部整合回路によって最小レベルに整合された場合に最も顕著である。
図4は、1999年4月20日付でBergman等に発行された米国特許第5,896,072号に開示されるタイプの既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタ120の平面図である。SAWフィルタ120は、第1のトラック122および第2のトラック124を含む。第1のトラック122は、双方向性入力櫛形トランスデューサ126と、トランスデューサ126の片側に配置された反射器128と、トランスデューサ126の反対側に配置された出力SPUDT130とを含み、これらすべてが圧電基板132上に形成されている。同様に、第2のトラック124は、双方向性入力櫛形トランスデューサ134と、トランスデューサ134の片側に配置された反射器136と、トランスデューサ134の反対側に配置された出力SPUDT138とを含み、これらすべてが図示のように基板132上に形成されている。トランスデューサ126および134は共通の入力ライン140に結合され、SPUDT130および138は共通の出力ライン142に結合される。トランスデューサ126および134は極性が同じであり、SPUDT130および138は極性が逆である。
この実施態様において、入力トランスデューサ126および出力SPUDT130は入力トランスデューサ134および出力SPUDT138と同じ距離(L4)だけ離間している。したがって、SPUDT130および138がそれぞれ入力トランスデューサ126および134から直接受信する弾性波は同位相であり、よって、SPUDT130および138は極性が逆であるために出力ライン142上で相殺される。しかしながら、入力トランスデューサ126と反射器128の間の距離はL2であり、入力トランスデューサ134と反射器136の間の距離はL2+λ/4である。したがって、反射器128および136によって反射される表面弾性波は、SPUDT130および138にそれぞれ到達する際に互いに位相がずれ、SPUDT130および138は極性が逆であるために出力ライン142上で加算される。
反射フィルタ120には、その性能を制限する基本的な問題が1つある。この構成を用いて低損失フィルタを設計するためには、SPUDT130および138が強力でなければならない。しかしながら、SPUDT130および138からの強い反射はまたそれぞれ、SPUDT130および138と反射器128および136との間における複数回の反射のために、時間領域において主信号の後に強いスプリアス応答を生じる。このスプリアス応答は、周波数領域において大きな通過帯域リップルおよび群遅延リップルを生じるために望ましくない。スプリアス応答は、挿入損失が外部整合回路によって最小レベルに整合された場合に最も顕著である。
本発明の教示によれば、デュアルトラックSAW反射器フィルタが開示される。本フィルタは、第1の入力トランスデューサと、第1の出力トランスデューサと、第1の反射器と、第2の反射器とを有する第1のトラックを含む。このフィルタは、第2の入力トランスデューサと、第2の出力トランスデューサと、第3の反射器と、第4の反射器とを有する第2のトラックをさらに含む。第1のトラックの入力トランスデューサと出力トランスデューサの間の距離は第2のトラックの入力トランスデューサと出力トランスデューサの間の距離と同じである。第1のトラックの第1の入力トランスデューサと第1の反射器の間の距離、第1のトラックの第1の出力トランスデューサと第2の反射器の間の距離、第2のトラックの第2の入力トランスデューサと第3の反射器の間の距離および第2のトラックの第2の出力トランスデューサと第4の反射器の間の距離は同じである。また、全ての反射器の長さは同じである。代替的な実施形態において、第1のトラックおよび第2のトラックは反射器を1つだけ含むことが可能である。
第1のトラックの第1の反射器と第2のトラックの第3の反射器の反射率関数(reflective function)は大きさが等しく位相が反対である。第1のトラックの第2の反射器と第2のトラックの第4の反射器の反射率関数は大きさが等しく位相が反対である。入力トランスデューサの極性は同じであり、出力トランスデューサの極性は反対である。
入力トランスデューサが生成し出力トランスデューサが直接受信する表面弾性波は、出力トランスデューサに到達する際に互いに同相であり、よって両方の出力トランスデューサに電気的に結合された共通の出力ライン上で相殺される。この弾性波は次に、ほとんど減衰せずに出力トランスデューサを通過し、第1のトラックの第3の反射器および第2のトラックの第4の反射器に到達する。第1のトラックにおいて第1の入力トランスデューサが生成し、第1の反射器が反射し、第1の出力トランスデューサが受信する表面弾性波は、第2のトラックにおいて第2の入力トランスデューサが生成し、第3の反射器が反射し、第2の出力トランスデューサが受信する表面弾性波と180°位相がずれており、よって共通の出力ライン上で合成される。第1のトラックにおいて第1の入力トランスデューサが生成し、第2の反射器が反射し、第1の出力トランスデューサが受信する表面弾性波は、第2のトラックにおいて第2の入力トランスデューサが生成し、第4の反射器が反射し、第2の出力トランスデューサが受信する表面弾性波と180°位相がずれており、よって共通の出力ライン上で合成される。
本発明のさらなる利点および特徴は、以下の説明および特許請求の範囲を添付図面とともに考慮することにより明らかになるであろう。
デュアルトラックSAW反射器フィルタに関する本発明の実施形態の以下の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明やその用途または利用法を限定することは何ら意図していない。
図5は、本発明の一実施形態によるデュアルトラックSAW反射器フィルタ150の平面図である。フィルタ150は、第1のトラック152および第2のトラック154を含む。第1のトラック152は、双方向性入力櫛形トランスデューサ156と、双方向性出力櫛形トランスデューサ158とを含む。第1のトラック152は、入力トランスデューサ156の片側に配置された第1の反射器160と、出力トランスデューサ158の反対側に配置された第2の反射器162とをさらに含む。同様に、第2のトラック154は、双方向性入力櫛形トランスデューサ164と、双方向性出力櫛形トランスデューサ166とを含む。第2のトラック154は、入力トランスデューサ164の片側に配置された第1の反射器168と、出力トランスデューサ166の反対側に配置された第2の反射器170とをさらに含む。当業界でよく知られているように、櫛形トランスデューサ156、158、164および166はすべて電極フィンガ172および対向する端部(エンド)バー174を含む。
本発明によれば、櫛形トランスデューサ156、158、164および166は、SAW反射器フィルタに適した任意のタイプのトランスデューサと置き換えることができる。例えば、トランスデューサ156、158、164および166は、単相一方向性トランスデューサ(SPUDT)とすることができる。SPUDTを使用した実施形態では、一組の反射器160および168または162および170を排除することができる。また、櫛形トランスデューサを使用し得る他の実施形態では、両方のトラック152および154において用いる反射器を1つのみとすることができる。
反射器160、162、168および170は、SAW反射器フィルタに適した任意の反射器構造とすることができる。例えば、反射器160、162、168および170は、所定の間隔を有する格子線を含むグレーティング、例えば分布音響反射グレーティング(DARG:distributed acoustic reflective grating)やディザ反射器グレーティング(DIRG:dithered reflector grating)とすることができる。好適な反射グレーティングは、本明細書と同時に出願されており、本出願の譲受人に譲渡され、本明細書中に参照として援用する米国特許出願第10/376,802号および米国特許出願第10/377,379号に開示されている。特許出願第10/376,802号に記載される反射グレーティングは格子線上および/または格子線間の反射ドットを使用して反射率関数を与える。特許出願第10/376,802号に記載される反射グレーティングは、格子線ディザリング(ディザ処理)を使用して所望の反射率を生じさせる。
一実施形態において、反射グレーティングは、所定数の格子線を各々有する反復サンプリング周期を有する。サンプリング周期は、N個の波長当たりM本の格子線(Nλ/M)で定義され、ここで、λはフィルタ帯域幅の中心周波数の波長であり、MおよびNは整数であり、M>Nである。サンプリング周期の例としては、λ/4、λ/3、2λ/5、3λ/7、3λ/8、4λ/7および5λ/8が挙げられるが、これらに限定されない。各サンプリング周期の特徴は、等間隔の格子線のみではM>Nに対して有効反射率を有さないことである。同様のサンプリング周期体系が入力および出力トランスデューサにも当てはまる。
反射器160、162、168および170はすべて同一の長さL1を有する。さらに、反射器160と入力トランスデューサ158の間、反射器162と出力トランスデューサ158の間、反射器168と入力トランスデューサ164の間、および反射器170と出力トランスデューサ166の間の距離L2は同一である。また、入力トランスデューサ156と出力トランスデューサ158の間、および入力トランスデューサ164と出力トランスデューサ166の距離L3は同一である。
入力トランスデューサ156および164は極性が同じであり、共通の入力ライン176に結合されている。出力トランスデューサ158および166は極性が逆であり、共通の出力ライン178に結合されている。したがって、入力トランスデューサ156が生成し出力トランスデューサ158が直接受信する弾性波は、入力トランスデューサ164が生成し出力トランスデューサ166が直接受信する表面弾性波と同相であるため、出力ライン178上で相殺される。
本発明によれば、反射された弾性波が各トラックの出力トランスデューサ158および166で相殺されることを防ぐために、反射器160と162および反射器168と170は互いに鏡像関係にある。さらに、反射器160および反射器168の反射率関数は、その右端の右側の任意の点から観測すると互いに180°位相がずれ、反射する信号が2つのトラックにおいてコヒーレントに加算されるようになっている。しかしながら、反射器160および168の反射率関数の大きさは同じである。同様に、反射器162および170の反射率関数は、反射器162または170の左端の左側の任意の点から観測すると互いに180°位相がずれるが、大きさは同じである。当業者は、ここに記載する同相の鏡像を生成するために反射器160、162、168および170の格子線をパターン化する方法を容易に認めるであろう。反射器160、162、168および170内の様々な格子線、反射ドット、ディザ格子線等の配向(向き)を適切に設計してこの関数を与えることができる。
以下で詳述するように、反射器160によって反射される表面弾性波と反射器168によって反射される弾性波とは、それぞれが出力トランスデューサ158および166に到達する際に180°位相がずれる。同様に、反射器162によって反射される表面弾性波と反射器170によって反射される弾性波とは、それぞれが出力トランスデューサ158および166に到達する際に180°位相がずれる。したがって、所望の長いインパルス応答を生成する弾性波、すなわち反射器から反射される弾性波のみが、出力ライン178上のフィルタリングされた電気信号に変換される。
入力トランスデューサ156は双方向性であるため、このトランスデューサ156が生成する表面弾性波は両方向に伝搬する。入力トランスデューサ156が生成し出力トランスデューサ158が直接受信する表面弾性波は信号経路1A上を伝搬する。入力トランスデューサ156が生成して反射器160が受信し、この反射器160から反射されて出力トランスデューサ158が受信する表面弾性波は信号経路1B上を伝搬する。入力トランスデューサ156が生成して反射器162が受信し、この反射器162から反射されて出力トランスデューサ158が受信する表面弾性波は信号経路1C上を伝搬する。トラック154の同一の信号経路を2A、2Bおよび2Cとして示す。
出力トランスデューサ158および166は極性が逆であり、入力トランスデューサ156と出力トランスデューサ158の間および入力トランスデューサ164と出力トランスデューサ166の間の距離は同じであるため、信号経路1Aおよび2A上の表面弾性波は出力ライン178上で相殺される。
出力トランスデューサ158および166を通って伝搬する信号経路1Aおよび2A上の表面弾性波は信号経路1Cおよび2C上を伝搬する。反射器162および170の反射率関数は大きさが等しく位相が逆であるため、信号経路1C上の反射された弾性波は、信号経路2C上の反射された弾性波と180°位相がずれる。信号経路1Cおよび2C上の表面弾性波は、出力トランスデューサ158および166によってそれぞれ受信される際、互いに位相がずれ、出力トランスデューサ158および166の極性が逆であるため、出力ライン178上で加算される。
反射器160および168は大きさが等しく位相が逆であるため、信号経路1Bおよび2B上の反射された弾性波は互いに180°位相がずれている。信号経路1Bおよび2B上の弾性波は、入力トランスデューサ156および164にそれぞれ到達する際、入力トランスデューサ156および164の極性が同じであるため、互いに位相がずれている。したがって、信号経路1Bおよび2B上の弾性波は入力トランスデューサ156および164を通過し、出力トランスデューサ158および166によって受信される。出力トランスデューサ158および166は極性が逆であるため、信号経路1Bおよび2B上の弾性波は合成されて出力ライン178上で加算される。
反射器160、162、168および170、ならびにトランスデューサ156、158、164および166の対称的構成により、信号経路1Bおよび1C上の表面弾性波は出力トランスデューサ158に同位相で同時に到達し、信号経路2Bおよび2C上の表面弾性波は出力トランスデューサ166に同位相で同時に到達する。したがって、信号経路1B、2B、1Cおよび2C上の反射された表面弾性波はすべて出力トランスデューサ158および166において同位相であり、元の単一の信号として出力ライン178上のフィルタリングされた電気信号に変換される。
図6は、本発明の別の実施形態によるデュアルトラックテーパ状SAW反射器フィルタ190の平面図である。本実施形態では、表面弾性波の信号経路を上述のフィルタ150と同様に加算および減算する。しかしながら、図2に示す実施形態と同様に、様々なトランスデューサおよび反射グレーティングをテーパ状にして、広いフラクショナル帯域幅を有するフィルタを作成することができる。
特に、フィルタ190は、第1のトラック192および第2のトラック194を含む。第1のトラックは、テーパ状双方向性入力櫛形トランスデューサ196と、テーパ状双方向性出力櫛形トランスデューサ198とを含み、この両方がフラクショナル帯域幅の広いフィルタを作成するためにテーパ状である。さらに、第1のトラック192は、フラクショナル帯域幅の広いフィルタを作成するためにテーパ状である第1のテーパ状反射器200および第2のテーパ状反射器202を含む。同様に、第2のトラック194は、テーパ状双方向性入力櫛形トランスデューサ204と、テーパ状双方向性出力櫛形トランスデューサ206と、第1のテーパ状反射器208と、第2のテーパ状反射器210とを含む。テーパ状入力トランスデューサ196および204は共通の入力ライン212に電気的に結合され、出力トランスデューサ198および206は共通の出力ライン214に電気的に結合される。
本発明は、従来技術にはないいくつかの利点を提供する。例えば、本発明のSAW反射器フィルタは、異なる動作周波数にわたって広範なサンプリングレートを提供する。臨界(クリティカル)寸法が重要である場合には高周波数用途に低サンプリングレートを用いて製造収率(歩留まり)を上げることができる。臨界寸法が重要でない場合には低周波数用途に高サンプリングレートを用いてより多くのデータサンプリングを提供することができる。周期当たりのサンプリングが多くなるほどグレーティングの反射率関数の精度は高くなる。
さらに、ST−Quartz(クオーツ)上で1.5GHzの動作周波数を、0.6μmが最小の臨界形状(critical geometry)であると仮定して、3λ/5または4λ/7の分布音響反射グレーティング(DARG)を用いて達成することができる。これは、臨界形状寸法が同じ反射グレーティングデバイスによってこれまでにST−Quartz上で達成されてきた動作周波数の2倍である。サンプリングレートが低いということは、臨界サンプリング寸法が所与の周波数における他のサンプリングレートよりも著しく大きく、大きな臨界寸法でより大きな製造誤差の結果およびより高い製造収率が許容され得ることを意味する。
ディザ反射器グレーティング(DIRG)である反射器の場合、DIRGの反射率は反射器の厚さと反射器のディザリング量の関数である。所望量のグレーティング反射を有することは、異なるグレーティング周期においてディザリングパターンを変更し、それによって反射器全体にわたってアナログに近い反射率を実現することによって達成される。
DARGである反射器の場合、DARGの反射率は反射器のドットの厚さと密度の関数である。任意の所望量のグレーティング反射が、異なるグレーティング周期において反射ドット密度を変更し、それによってトランスデューサにわたってアナログに近い反射率を実現することによって達成される。反射率の強度を上げても構造の臨界寸法は変化しないため、臨界寸法が小さいために動作周波数が低くなったり製造収率が下がったりすることはない。ST−Quartz上で1.5GHzの動作周波数を達成できる設計の場合、単一層(レベル)金属デポジション(堆積)しか必要ない。1回のマスク製造プロセスにより、臨界寸法が小さい場合には特に高周波数において、デュアルマスク製造プロセスよりも高い製造収率が保証される。
本発明のSAW反射器フィルタの理想的に整合された応答は時間領域において主信号の後に複数回の反射を生じない。したがって、通過帯域リップルおよび群遅延リップルの小さい低損失の反射器フィルタを提供することができる。また、本発明の単一チャネル狭帯域幅反射フィルタを変更して広いフラクショナル帯域幅を設計することができる。
上記記載は、本発明の例示的な実施形態を開示および説明するに過ぎない。当業者であれば、特許請求の範囲に定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、上記記載ならびに添付の図面および特許請求の範囲から、その中で様々な改変、変更および変形を行うことができることを容易に理解するであろう。
反射器および櫛形トランスデューサを使用した既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタの平面図である。 テーパ状反射器およびテーパ状櫛形トランスデューサを使用した既知のデュアルトラック反射器フィルタの平面図である。 単相一方向性入力および出力トランスデューサと、それらの間の反射器とを使用した既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタの平面図である。 反射器、櫛形トランスデューサおよび単相一方向性出力トランスデューサを使用した既知のデュアルトラックSAW反射器フィルタの平面図である。 本発明の一実施形態によるデュアルトラックSAW反射器フィルタの平面図である。 本発明の一実施形態によるテーパ状デュアルトラックSAW反射器フィルタの平面図である。

Claims (10)

  1. 入力信号をフィルタリングするデュアルトラック表面弾性波(SAW)反射フィルタであって、
    基板と、
    前記基板上に形成された第1の入力トランスデューサ、第1の出力トランスデューサおよび第1の反射器を含む第1のトラックであって、前記第1の入力トランスデューサが前記入力信号に応答して前記基板に沿って伝搬する表面弾性波を生成し、前記第1の出力トランスデューサが前記第1の入力トランスデューサからの前記表面弾性波に応答して電気出力信号を生成する、第1のトラックと、
    前記基板上に形成された第2の入力トランスデューサ、第2の出力トランスデューサおよび第2の反射器を含む第2のトラックであって、前記第2の入力トランスデューサが前記入力信号に応答して前記基板に沿って伝搬する表面弾性波を生成し、前記第2の出力トランスデューサが前記第2の入力トランスデューサからの前記表面弾性波に応答して電気出力信号を生成し、前記第1の反射器および前記第2の反射器は大きさが等しく位相が逆である反射関数を有する、第2のトラックと、を備え、前記第1の入力トランスデューサによって生成され前記第1の反射器によって反射され前記第1の出力トランスデューサによって受信される表面弾性波の一部は、前記第2の入力トランスデューサによって生成され前記第2の反射器によって反射され前記第2の出力トランスデューサによって受信される表面弾性波の一部と結合される、SAW反射フィルタ。
  2. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1のトラックは、前記基板上に形成された第3の反射器をさらに含み、前記第2のトラックは、前記基板上に形成された第4の反射器をさらに含み、前記第3および第4の反射器は、大きさが等しく位相が逆である反射関数を有し、前記第1の入力トランスデューサによって生成され前記第3の反射器によって反射され前記第1の出力トランスデューサによって受信される表面弾性波の一部は、前記第2の入力トランスデューサによって生成され前記第4の反射器によって反射され前記第2の出力トランスデューサによって受信される表面弾性波の一部と結合される、フィルタ。
  3. 請求項2に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1の入力トランスデューサによって生成され前記第1の反射器および前記第3の反射器によって反射される表面弾性波は前記第1の出力トランスデューサに同相で到達し、前記第2の入力トランスデューサによって生成され前記第2の反射器および前記第4の反射器によって反射される弾性波は前記第2の出力トランスデューサに同相で到達する、フィルタ。
  4. 請求項2に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1の入力トランスデューサと前記第1の反射器の間の距離、前記第1の出力トランスデューサと前記第3の反射器の間の距離、前記第2の入力トランスデューサと前記第2の反射器の間の距離および前記第2の出力トランスデューサと前記第4の反射器の間の距離は同じである、フィルタ。
  5. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1の入力トランスデューサによって生成され前記第1の出力トランスデューサによって直接受信される表面弾性波の一部は、前記第2の入力トランスデューサによって生成され前記第2の出力トランスデューサによって直接受信される表面弾性波の一部によって相殺される、フィルタ。
  6. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1および第2の反射器は同じ長さを有するフィルタ。
  7. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1および第2の反射器は、格子線を含む反射グレーティング構造である、フィルタ。
  8. 請求項7に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記格子線は、表面波のN個の波長当たりM本の格子線(Nλ/M)で定義される反復サンプリング周期によって形成され、ここで、λは対象周波数帯域の中間周波数の波長であり、MおよびNは整数であり、M>Nである、フィルタ。
  9. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1の入力トランスデューサ、前記第1の出力トランスデューサ、前記第2の入力トランスデューサおよび前記第2の出力トランスデューサは、櫛形トランスデューサおよび単一位相一方向性トランスデューサからなる群から選択される、フィルタ。
  10. 請求項1に記載のSAW反射フィルタにおいて、前記第1の入力トランスデューサ、前記第1の出力トランスデューサ、前記第1の反射器、前記第2の入力トランスデューサ、前記第2の出力トランスデューサ、および前記第2の反射器は、すべてテーパ状であって、フラクショナル帯域幅の広いフィルタを作成する、フィルタ。

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