JPH08125490A - 多重モード弾性表面波フィルター - Google Patents
多重モード弾性表面波フィルターInfo
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- JPH08125490A JPH08125490A JP26028094A JP26028094A JPH08125490A JP H08125490 A JPH08125490 A JP H08125490A JP 26028094 A JP26028094 A JP 26028094A JP 26028094 A JP26028094 A JP 26028094A JP H08125490 A JPH08125490 A JP H08125490A
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- acoustic wave
- surface acoustic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多重モードSAWフィルターの挿入損失を悪
化させることなく、スプリアスを低減して、フィルター
特性を改善する。 【構成】 IDT電極(1)と一対の反射器(2)(2)とから
構成されたSAW共振器を、弾性表面波の伝搬方向と直
交する方向へ複数個配置し、IDT電極の両端部におい
て、IDT電極の全部の電極指の10〜20%に当る本
数の電極指にアポダイズ重み付けを施した。
化させることなく、スプリアスを低減して、フィルター
特性を改善する。 【構成】 IDT電極(1)と一対の反射器(2)(2)とから
構成されたSAW共振器を、弾性表面波の伝搬方向と直
交する方向へ複数個配置し、IDT電極の両端部におい
て、IDT電極の全部の電極指の10〜20%に当る本
数の電極指にアポダイズ重み付けを施した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重モード弾性表面波
(SAW)フィルターの改良に関するものである。
(SAW)フィルターの改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来図1の形式の多重モードSAWフィル
ター(電極指逆相配置型)が知られている(東洋通信機
技報 1984 No.35 第13頁)。これはイン
ターデジタルトランスデューサ電極(IDT電極)(1)
と、そのSAWの伝搬方向の両側に配置された一対のグ
レーディング反射器(GR)(2)によってSAW共振器
(3)を構成し、IDT電極の一方のバスバー(12)をアー
ス電極(4)として、同様な構成の他のSAW共振器(3)′
と水晶などの圧電基板(5)の表面にて結合させたもので
ある。なお、アース電極(4)はIDT電極(1)の構成部分
であるから、特に明記しない限り、「IDT電極」には
アース電極(4)を含むものとする。
ター(電極指逆相配置型)が知られている(東洋通信機
技報 1984 No.35 第13頁)。これはイン
ターデジタルトランスデューサ電極(IDT電極)(1)
と、そのSAWの伝搬方向の両側に配置された一対のグ
レーディング反射器(GR)(2)によってSAW共振器
(3)を構成し、IDT電極の一方のバスバー(12)をアー
ス電極(4)として、同様な構成の他のSAW共振器(3)′
と水晶などの圧電基板(5)の表面にて結合させたもので
ある。なお、アース電極(4)はIDT電極(1)の構成部分
であるから、特に明記しない限り、「IDT電極」には
アース電極(4)を含むものとする。
【0003】一方のIDT電極(1)に導通しているリー
ド(6)の端子(7)へ入力信号を印加すると、IDT電極
(1)の電極指(11)(41)間にSAWを発生する。SAWは
IDT電極(1)の両側方へ伝搬し、反射器(2)(2)のグリ
ッド(21)にて反射及び/又は伝搬を繰り返して図1の右
方に示す対称モード(a)及び反対称モード(b)の変位分布
をもつ。IDT電極のアース電極(4)及び反射器(2)
(2)′のバスバー(42)(22)は接地されて同電位にあり、
他方のSAW共振器(3)′のIDT電極(1)′を共振させ
てリード(8)の端子(9)から出力を得ることが出来るので
ある。
ド(6)の端子(7)へ入力信号を印加すると、IDT電極
(1)の電極指(11)(41)間にSAWを発生する。SAWは
IDT電極(1)の両側方へ伝搬し、反射器(2)(2)のグリ
ッド(21)にて反射及び/又は伝搬を繰り返して図1の右
方に示す対称モード(a)及び反対称モード(b)の変位分布
をもつ。IDT電極のアース電極(4)及び反射器(2)
(2)′のバスバー(42)(22)は接地されて同電位にあり、
他方のSAW共振器(3)′のIDT電極(1)′を共振させ
てリード(8)の端子(9)から出力を得ることが出来るので
ある。
【0004】IDT電極(1)の電極指(11)は、入力信号
の中心周波数の波長λと一致する間隔で多数本形成され
ており、反射器(2)(2)′のグリッド(21)のピッチは、2
分の1波長の間隔で多数本形成される。IDT電極のア
ース側の電極(4)の電極指(41)も、中心周波数の波長λ
と一致する間隔で、且つIDT電極(1)の電極指(11)と
交互に入れ違って配置される。対称共振モード(図1
a)と反対称共振モード(図1b)との周波数の差は、
主にIDT電極(1)とアース側の電極(4)の電極指(11)(4
1)の交叉幅W及び、2つのSAW共振器(3)(3)′の電極
指(11)(11)′の先端間の距離即ち結合ギャップGによっ
て決定される。またこの周波数差は、フィルターの帯域
幅Qを決定する。
の中心周波数の波長λと一致する間隔で多数本形成され
ており、反射器(2)(2)′のグリッド(21)のピッチは、2
分の1波長の間隔で多数本形成される。IDT電極のア
ース側の電極(4)の電極指(41)も、中心周波数の波長λ
と一致する間隔で、且つIDT電極(1)の電極指(11)と
交互に入れ違って配置される。対称共振モード(図1
a)と反対称共振モード(図1b)との周波数の差は、
主にIDT電極(1)とアース側の電極(4)の電極指(11)(4
1)の交叉幅W及び、2つのSAW共振器(3)(3)′の電極
指(11)(11)′の先端間の距離即ち結合ギャップGによっ
て決定される。またこの周波数差は、フィルターの帯域
幅Qを決定する。
【0005】SAWフィルターとしての望ましい特性
は、中心周波数の入力信号に対しては、減衰度が0で信
号を素通りさせるが、帯域外の入力信号には急峻に減衰
させること。及び帯域外では特性の立ち上がり(スプリ
アス)がないことである。スプリアスは帯域外の信号を
増幅して、ノイズの原因となるから、出来るだけ小さく
する必要がある。
は、中心周波数の入力信号に対しては、減衰度が0で信
号を素通りさせるが、帯域外の入力信号には急峻に減衰
させること。及び帯域外では特性の立ち上がり(スプリ
アス)がないことである。スプリアスは帯域外の信号を
増幅して、ノイズの原因となるから、出来るだけ小さく
する必要がある。
【0006】
【解決しようとする問題点】従来の多重モードSAWフ
ィルターは、IDT電極(1)と反射器(2)との配置は、S
AWが連続して整合する様に、中心周波数の波長λの4
分の1の離間距離Dで配置し、電極指(11)(41)の交差幅
はIDT電極(1)の全長に亘って同一にしていた。しか
しその様なSAWフィルターに信号を入力すると、フィ
ルター特性にスプリアスが現れることは不可避であっ
た。その理由はSAWは電極指の交叉幅Wを通るもの
と、ギャップGを通るもの、及びバスバー(12)(42)で反
射しながら交叉幅Wを多重反射して通るものがある。S
AWは電極指(11)(41)の箇所を通過するときは伝搬速度
が遅れ、電極指間の基板(5)の箇所を通るときは速度が
早まるから、反射波形がIDT電極(1)に戻るときは、
位相がずれた波形成分を含んでいて、これが干渉しあう
からであると思われる。
ィルターは、IDT電極(1)と反射器(2)との配置は、S
AWが連続して整合する様に、中心周波数の波長λの4
分の1の離間距離Dで配置し、電極指(11)(41)の交差幅
はIDT電極(1)の全長に亘って同一にしていた。しか
しその様なSAWフィルターに信号を入力すると、フィ
ルター特性にスプリアスが現れることは不可避であっ
た。その理由はSAWは電極指の交叉幅Wを通るもの
と、ギャップGを通るもの、及びバスバー(12)(42)で反
射しながら交叉幅Wを多重反射して通るものがある。S
AWは電極指(11)(41)の箇所を通過するときは伝搬速度
が遅れ、電極指間の基板(5)の箇所を通るときは速度が
早まるから、反射波形がIDT電極(1)に戻るときは、
位相がずれた波形成分を含んでいて、これが干渉しあう
からであると思われる。
【0007】多重モードSAWフィルターの特性に現わ
れるスプリアスを消すために、IDT電極の全長に亘っ
て、全部の電極指にアポダイズ重み付けを施すことが提
案されている(特開平2−11012)[H03H 9
/64]。しかしながら電極指の交差幅Wの短かくなっ
た分だけ信号を励起する度合が弱まり、フィルター挿入
損失が大きくなる問題がある。本発明は、フィルター挿
入損失を悪化させることなく、フィルター特性にスプリ
アスを殆んど含まない、多重モードSAWフィルターを
明らかにする。
れるスプリアスを消すために、IDT電極の全長に亘っ
て、全部の電極指にアポダイズ重み付けを施すことが提
案されている(特開平2−11012)[H03H 9
/64]。しかしながら電極指の交差幅Wの短かくなっ
た分だけ信号を励起する度合が弱まり、フィルター挿入
損失が大きくなる問題がある。本発明は、フィルター挿
入損失を悪化させることなく、フィルター特性にスプリ
アスを殆んど含まない、多重モードSAWフィルターを
明らかにする。
【0008】
【構成】本発明では、SAWフィルターのSAW共振器
を構成するIDT電極(1)に対して、両端部の電極指に
は、全本数の10〜20%に当る本数にアポダイズ重み
付けを施した。アポダイズ重み付けは、IDT電極の中
央に近い電極指から端部にかけて電極指の交差幅が徐々
に小さくなるように重み付けする。
を構成するIDT電極(1)に対して、両端部の電極指に
は、全本数の10〜20%に当る本数にアポダイズ重み
付けを施した。アポダイズ重み付けは、IDT電極の中
央に近い電極指から端部にかけて電極指の交差幅が徐々
に小さくなるように重み付けする。
【0009】
【作用、効果】本発明ではIDT電極の両端部におい
て、電極指の全本数の10〜20%に当る本数にだけ重
み付けするから、挿入損失はアポダイズ重み付けする前
と変らない。しかも特性曲線にスプリアスを殆んど含ま
ず、要求されるフィルター特性を実現できた。
て、電極指の全本数の10〜20%に当る本数にだけ重
み付けするから、挿入損失はアポダイズ重み付けする前
と変らない。しかも特性曲線にスプリアスを殆んど含ま
ず、要求されるフィルター特性を実現できた。
【0010】
【実施例】図1の形式の多重モードSAWフィルターに
おいて、IDT電極(1)(1)′及びアース電極(4)は、電
極指長さ(11)(41)は一定ではなく、両端部(a)におい
て、中央側から端部に向かって、交差幅Wが短かくなる
様に形成している。これはアポダイズ重み付けを施し
て、電極指間の容量を調整し、高次反射波との再結合を
防止するためである。交差幅Wを変化させる電極指(11)
(41)の数は、全本数の10〜20%である。残りの電極
指(11)(41)は、中央部分(b)にあって同一長さであり、
一定した交差幅W0を保っている。SAWは、電極指(1
1)(41)の箇所を通過するものは伝搬速度は遅れ、電極指
の延長上の基板箇所を通過するものは、伝搬速度は速い
から、バスバー(12)(42)間を伝搬するSAWに位相のず
れが発生する。そこで位相調整するために、図3に示す
如くアポダイズ重み付けした電極指(11)(41)の延長上に
て、隣接する電極指と同電位のバスバーに接続され、S
AWの励振に関与しないダミー電極(14)(44)を配置し
た。
おいて、IDT電極(1)(1)′及びアース電極(4)は、電
極指長さ(11)(41)は一定ではなく、両端部(a)におい
て、中央側から端部に向かって、交差幅Wが短かくなる
様に形成している。これはアポダイズ重み付けを施し
て、電極指間の容量を調整し、高次反射波との再結合を
防止するためである。交差幅Wを変化させる電極指(11)
(41)の数は、全本数の10〜20%である。残りの電極
指(11)(41)は、中央部分(b)にあって同一長さであり、
一定した交差幅W0を保っている。SAWは、電極指(1
1)(41)の箇所を通過するものは伝搬速度は遅れ、電極指
の延長上の基板箇所を通過するものは、伝搬速度は速い
から、バスバー(12)(42)間を伝搬するSAWに位相のず
れが発生する。そこで位相調整するために、図3に示す
如くアポダイズ重み付けした電極指(11)(41)の延長上に
て、隣接する電極指と同電位のバスバーに接続され、S
AWの励振に関与しないダミー電極(14)(44)を配置し
た。
【0011】IDT電極(1)及びアース電極(4)を上記の
とおりアポダイズ重み付けすると、弾性表面波の励振強
度が、中央部で大きく、端部で小さくなる。これによっ
て従来は端部での不要な結合モードによって生じていた
スプリアスを図4〜6に示すとおり大幅に減少できた。
但し、IDT電極(1)の電極指は700本、反射器(2)の
グリッドは150本、電極指ピッチp=10μm、中心
周波数は250MHz、中央部での電極指の交叉幅W0=6
λ=60μm、ギャップG=1λ=10μmである。図4
〜図7において横軸は中心周波数を規格化周波数とし、
これに対して±0.06%の範囲まで周波数を増減させ
た。縦軸は減衰度即ち帯域外抑圧度である。
とおりアポダイズ重み付けすると、弾性表面波の励振強
度が、中央部で大きく、端部で小さくなる。これによっ
て従来は端部での不要な結合モードによって生じていた
スプリアスを図4〜6に示すとおり大幅に減少できた。
但し、IDT電極(1)の電極指は700本、反射器(2)の
グリッドは150本、電極指ピッチp=10μm、中心
周波数は250MHz、中央部での電極指の交叉幅W0=6
λ=60μm、ギャップG=1λ=10μmである。図4
〜図7において横軸は中心周波数を規格化周波数とし、
これに対して±0.06%の範囲まで周波数を増減させ
た。縦軸は減衰度即ち帯域外抑圧度である。
【0012】図4は全電極指(11)(41)の全本数の10%
に重み付けを施した場合である。図5は20%の電極指
に重み付けした場合である。図6は30%の電極指に重
み付けした場合である。図7は5%の場合である。10
〜20%の電極指に重み付けした図4及び図5では、帯
域Qでの減衰はなく、スプリアスAは大幅に減少してい
る。30%の電極指に重み付けした図6では、帯域Qで
の減衰があり、挿入損失の悪化が見られる。5%の電極
指に重み付けした図7の場合は、スプリアスAの減少効
果は殆んどみられなかった。
に重み付けを施した場合である。図5は20%の電極指
に重み付けした場合である。図6は30%の電極指に重
み付けした場合である。図7は5%の場合である。10
〜20%の電極指に重み付けした図4及び図5では、帯
域Qでの減衰はなく、スプリアスAは大幅に減少してい
る。30%の電極指に重み付けした図6では、帯域Qで
の減衰があり、挿入損失の悪化が見られる。5%の電極
指に重み付けした図7の場合は、スプリアスAの減少効
果は殆んどみられなかった。
【0013】多重モードSAWフィルターは、図8に示
す他の形式のものにも、本発明は実施できる。これは2
つのSAW共振器(3)(3)′を接地せずに、SAWの伝搬
方向と直交する方向に並べて配置し、IDT電極のバス
バー(12)(12)′を導線(13)によって接続したものである
(特開平2−11012)[H03H 9/64]。こ
の形式のSAWフィルターに於いても、IDT電極(1)
の両端部の電極指(11)を、全本数の10〜20%に当る
本数だけアポダイズ重み付けすることにより、優れたフ
ィルター特性を得ることが出来る。
す他の形式のものにも、本発明は実施できる。これは2
つのSAW共振器(3)(3)′を接地せずに、SAWの伝搬
方向と直交する方向に並べて配置し、IDT電極のバス
バー(12)(12)′を導線(13)によって接続したものである
(特開平2−11012)[H03H 9/64]。こ
の形式のSAWフィルターに於いても、IDT電極(1)
の両端部の電極指(11)を、全本数の10〜20%に当る
本数だけアポダイズ重み付けすることにより、優れたフ
ィルター特性を得ることが出来る。
【0014】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えば、SAWフィルターのSAW共振器
を構成するIDT電極(1)と反射器(2)との離間距離D
を、IDT電極(11)のピッチpの0.45〜0.65倍と
することにより、フィルター特性の帯域内リップルを防
止できる。またアポダイズ重み付けは、電極指の交差幅
Wを縮めるばかりでなく、両端部の電極指間隔を拡げる
ことによって、電極指間の容量を弱めるなど、各種方法
が知られている。
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えば、SAWフィルターのSAW共振器
を構成するIDT電極(1)と反射器(2)との離間距離D
を、IDT電極(11)のピッチpの0.45〜0.65倍と
することにより、フィルター特性の帯域内リップルを防
止できる。またアポダイズ重み付けは、電極指の交差幅
Wを縮めるばかりでなく、両端部の電極指間隔を拡げる
ことによって、電極指間の容量を弱めるなど、各種方法
が知られている。
【図1】多重モードSAWフィルターの平面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のIDT電極端部の拡大平面図である。
【図4】周波数と減衰度の関係を示すフィルター特性図
である。10%の電極指にアポダイズ処理した場合。
である。10%の電極指にアポダイズ処理した場合。
【図5】周波数と減衰度の関係を示すフィルター特性図
である。20%の電極指にアポダイズ処理した場合。
である。20%の電極指にアポダイズ処理した場合。
【図6】周波数と減衰度の関係を示すフィルター特性図
である。30%の電極指にアポダイズ処理した場合。
である。30%の電極指にアポダイズ処理した場合。
【図7】周波数と減衰度の関係を示すフィルター特性図
である。5%の電極指にアポダイズ処理した場合。
である。5%の電極指にアポダイズ処理した場合。
【図8】他の実施例の平面図である。
(1)(1)′IDT電極 (2)(2)′反射器 (3) SAW共振器 (4) アース電極 (11)(41) 電極指 (5) 圧電基板
Claims (3)
- 【請求項1】 IDT電極と、該IDT電極の弾性表面
波が伝搬する方向の両側に配置された一対の反射器とか
ら構成された共振器を、弾性表面波の伝搬方向と直交す
る方向へ複数個並べて配置した弾性表面波フィルタに於
て、IDT電極の両端部は、電極指の全本数の10〜2
0%に当る本数にアポダイズ重み付けを施したことを特
徴とする多重モード弾性表面波フィルター。 - 【請求項2】 アポダイズ重み付けは、IDT電極の中
央に近い電極指から端部にかけて電極指の交差幅が徐々
に小さくなるように重み付けされたことを特徴とする請
求項1に記載の多重モード弾性表面波フィルター。 - 【請求項3】 IDT電極の両端部において、アポダイ
ズ重み付けによって短縮された電極指に対しては、該電
極指の先端側に位置するバスバーから、重み付けされた
電極指の先端に向けて、短縮分と略等しい長さのダミー
電極を突設している請求項2に記載の多重モード弾性表
面波フィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028094A JPH08125490A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多重モード弾性表面波フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26028094A JPH08125490A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多重モード弾性表面波フィルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125490A true JPH08125490A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17345862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26028094A Withdrawn JPH08125490A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 多重モード弾性表面波フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08125490A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172581B1 (en) | 1998-05-13 | 2001-01-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Surface acoustic wave filters with cascaded transversely coupled mode resonator filters |
US6342824B1 (en) * | 1997-06-09 | 2002-01-29 | Epcos Ag | Transverse-mode resonator filter with the input and output converters having different impedances |
JP2010268474A (ja) * | 2005-01-21 | 2010-11-25 | Chiba Univ | 弾性表面波装置 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26028094A patent/JPH08125490A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6342824B1 (en) * | 1997-06-09 | 2002-01-29 | Epcos Ag | Transverse-mode resonator filter with the input and output converters having different impedances |
US6172581B1 (en) | 1998-05-13 | 2001-01-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Surface acoustic wave filters with cascaded transversely coupled mode resonator filters |
JP2010268474A (ja) * | 2005-01-21 | 2010-11-25 | Chiba Univ | 弾性表面波装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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