JP2004263691A - 一体型のニードル弁部材を備えたデュアルモードの燃料噴射器 - Google Patents

一体型のニードル弁部材を備えたデュアルモードの燃料噴射器 Download PDF

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Abstract

【課題】 一体型のニードル弁部材を備えたデュアルモードの燃料噴射器を提供する。
【解決手段】 燃料噴射器が、それぞれ、内部および外部ニードル弁部材によって制御される、予混合ノズル出口セットと従来のノズル出口セットとを含む。予混合されたノズル出口セットは、従来のノズル出口セットを定める、噴射器本体内に可動に位置決めされた外部ニードル弁部材によって定められる。内部ニードル弁部材は、外部ニードル弁部材内に位置決めされる。外部ニードル弁部材は、少なくとも1つの外部ガイド面、外部弁面、および内部弁座を含む、一体型の構成部材である。
【選択図】 図6

Description

本発明は、一般にデュアルモードの燃料噴射システムに関し、より詳しくは、混合モードの燃料噴射器のための一体型のニードル弁部材に関する。
長年にわたり、技術者らは、より清浄燃焼するエンジンという目標に向かって、多数の異なる方式を考え出すことに挑戦してきた。所与のエンジンの全動作範囲において、さまざまな噴射タイミング、量、速度の望ましい結果はいろいろに異なることが、経験により分かってきた。したがって、いろいろに異なる性能を有する燃料噴射システムが、一般に、より狭い性能範囲を有する燃料噴射システムよりも、少なくとも望ましくない排出を低減させる能力の点で優れている場合がある。たとえば、燃料噴射システムにおけるカム制御から電子制御への飛躍的な進歩により、NO、炭化水素、ばい煙を含むがそれらに限定されるものではない、いくつかの範疇において、実質的により低い排出が可能となった。
望ましくない排出を低減させる見込みがあると思われる1つの分野に、しばしば予混合圧縮点火(HCCI)と呼ばれるものがある。HCCIエンジンにおいては、シリンダの空気との完全な混合が可能になる圧縮サイクルの初期に燃料が噴射されて、シリンダ内の状態によって自動点火が起きる前に、希薄な均一混合給気が理想的に形成される。HCCIモードで動作しているエンジンは、望ましくない排出の出力が比較的低いことを示してきた。HCCI方式は有望であるように思われるが、固有の問題を有している。たとえば、HCCIにより、シリンダ圧力の上昇速度が極めて高くなって負荷が無理に掛かる場合があり、それによりエンジンの動作範囲の後半で最も望ましい状態となる。HCCI方式で動作しているエンジン内の点火のタイミングを制御する際の困難に対処するための方法を模索している者も多い。したがって、この時点では、純粋なHCCI方式は、従来のパワー密度に対する要件を有するほとんどの商用エンジンの適用形態に対して実行可能ではない。
このHCCIエンジンの制限は、エンジンにHCCI燃料噴射システムと従来の燃料噴射システムとを装備することにより、当技術分野で対処されてきた。たとえば、このようなデュアルシステムが、Dickeyに付与された米国特許公報(特許文献1)に示されている。このようなデュアルシステム方式は実行可能であるように思われるが、2つの完全な噴射システムを製造するには費用が高く、また複雑でもあるので、商品化するのがかなり困難なものになっている。単一の燃料射器は、一般に、HCCIと従来の噴射との両方を実施することに互換性がない。なぜなら、異なる噴霧パターンがしばしば望ましく、時には必要とされるからである。燃料噴射器を大量生産し、一貫性のある結果を保持する能力を維持しながら、2つの異なる噴霧パターンで燃料を噴射することが可能な構造を単一の燃料噴射器内に装備することは、問題が多くかつ実現が困難であった。
米国特許第5,875,743号明細書
本発明は、上に記載した1つ以上の問題に向けられている。
1つの形態において、燃料噴射器が、第1のノズル出口セットを定め、弁座を含む噴射器本体を含む。一体型の第1のニードル弁部材が、噴射器本体内に少なくとも部分的に位置決めされ、第2のノズル出口セットを定める。一体型の第1のニードル弁部材はまた、外部弁面と内部弁座とを含む。第2のニードル弁部材が、第1のニードル弁部材内に少なくとも部分的に位置決めされる。第1のニードル弁部材は、第1のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含む。第2のニードル弁部材は、第1のニードル弁部材を通り連結通路を介して第1のノズル室に流体連結された、第2のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含む。
別の形態では、燃料噴射器が、第1のノズル出口セットを定め、ガイド面によって定められたガイドボアを有する先端を有する噴射器本体を含む。一体型の第1のニードル弁部材が、噴射器本体内に少なくとも部分的に位置決めされ、第2のノズル出口セットを定める。一体型の第1のニードル弁部材は、外部弁面と内部弁座とを含む。第2のニードル弁部材が、第1のニードル弁部材内に少なくとも部分的に位置決めされる。第1のニードル弁部材は、噴射器本体のガイド面とのガイド接点内に端部を含む。
さらに別の形態では、燃料噴射器を製造する方法が、一体型の第1のニードル弁部材上の下部ガイド面と、外部弁面と、内部弁座とを機械加工するステップを含む。第1のニードル弁部材の下部ガイド面は、噴射器本体の先端にガイドボアを定めるガイド面とのガイド接点内に位置決めされる。第2のニードル弁部材が、第1のニードル弁部材内部に少なくとも部分的に挿入される。
図1を参照するに、エンジン10が、コモンレール16と、複数の燃料噴射器14と、燃料源18とを備えた燃料噴射システム12を含む。示されている例では、エンジン10が、それぞれがレシプロエンジンピストン15を含む6つのシリンダ11を含む。しかしながら、本発明は、いかなるタイプの内燃機関にも事実上適用可能であることは当業者なら理解されるであろうが、6気筒ディーゼルエンジンの状況において示してある。示されている実施形態の例では、燃料噴射システム12が、燃料から分離された作動液を利用する油圧作動燃料噴射器14を含む。具体的には、作動液回路は、好ましくはエンジンの潤滑油であるが、冷却水、変速機流体、および燃料さえも含む他のいかなる適切で使用可能な流体でも良い、作動液20の源から流体を引き寄せる。燃料源18とは、留出ディーゼル燃料を含む従来の燃料タンクである。本発明は複式流体増圧油圧作動燃料噴射システムの状況において示されているが、本発明は、広範囲にわたる燃料噴射システムにおいて可能な適用形態を見出すものである。これらには、油圧作動燃料噴射システム、機械作動燃料噴射システム、ユニットポンプ燃料噴射システムであり、さらに当業者に知られている適切な制御機能を含むコモンレールシステムでもある、単一の流体システムが含まれるが、それらに限定されるものではない。
低圧油が、低圧ポンプ21により作動液20の源から引っ張られ循環する。次いで、この比較的低い圧力の油は、フィルタ22内で濾過され、冷却器23内で冷却され、その後、1つの方向へはエンジン潤滑通路24へ、別の分岐方向へは低圧作動液供給通路25へと分岐する。作動液供給通路25が、高圧供給管路27を介してコモンレール16に高圧作動液を供給する高圧ポンプ26の入口に連結される。それぞれの燃料噴射器14が、別個の分岐通路28を介してコモンレール16に連結された作動液の入口40を含む。使用済みの作動液が、作動液ドレン41で燃料噴射器14を出て、再循環されてドレン通路29を介して源20に戻る。
コモンレール16の圧力が、高圧ポンプ26の出力を制御することにより、電子制御モジュール36によって電子制御されることが好ましい。このことは、ポンプ26の流量能力を燃料噴射システム12の流量需要に適合させることによって達成されることが好ましい。制御信号が、通信回線43を介して、電子制御モジュール36から高圧ポンプ26に通信される。コモンレール16の圧力の制御が、圧力センサ45から通信回線44を介してコモンレール圧力信号を受け取る電子制御モジュール36を含む閉ループアルゴリズムを介して達成されることが好ましい。したがって、好ましいシステムにおいては、ポンプ出力は、ポンプ出力をシステム需要に適合させる開ループ方式によって制御され、コモンレール16内の圧力は、所望の圧力と検出された圧力との比較を通じて閉ループ方式で制御される。しかしながら、コモンレール16内の圧力が、当技術分野で知られている他の方法で制御できるであろうことは、当業者なら理解されるであろう。
源18から燃料を引き寄せる燃料循環ポンプ31により、燃料噴射器14の間を燃料が循環する。燃料は、燃料フィルタ32内で濾過された後、燃料供給管路33を介して燃料噴射器14の入口34に供給される。燃料循環ポンプ31は、燃料噴射システム12が最も多く必要とする場合にも対処する燃料の量を連続して循環する能力を有する電気ポンプであることが好ましい。未使用の燃料が、従来の方法で燃料戻り通路35を介して源18に戻る。燃料噴射器14が、従来の方法で通信回線39を介して個々の噴射器に送信される制御信号を介する電子制御モジュール36によって電子制御されることが好ましい。言い換えれば、さまざまな構成部材への制御信号は、通信回線38を介してセンサ37から電子制御モジュール36にもたらされる、既知のセンサ信号に基づく。
図2を参照するに、それぞれの燃料噴射器14が、ノズルアセンブリ47と、増圧機48と、圧力制御弁49とを含む。燃料噴射器14が、すべてが同じ噴射器本体52内に配置された、ノズルアセンブリ47と、増圧機48と、圧力制御弁49とを含むが、これらの別個の機能が別個の本体構成部材内には配置される場合もあることは、当業者なら理解されるであろう。さらに、これらの機能のなかには、本発明の意図する範囲から逸脱することなく、異なる形式をとる場合もある。たとえば、圧力制御弁49と増圧機48との両方を、カム駆動プランジャと取り替えることもできるが、この場合カムは、エンジンサイクル毎の所望の噴射発射の数によっては、1つ以上のローブを有する場合がある。さらに、これらの構成部材は、本発明の意図する範囲から逸脱することなく、適切な弁を介してノズルアセンブリ47に連結された燃料のコモンレールと取り替えることもできる。さらに別の変形形態では、ユニット燃料ポンプがノズルアセンブリ47に直接連結されるか、またはユニット油ポンプが増圧機48に連結される場合もあるが、それらは、なお本発明の意図する範囲内に包含される。したがって、燃料の電子制御および燃料加圧に関係する形態が、本発明から逸脱することなく、広範囲な構造をとることができる。
圧力制御弁49が、好ましくはソレノイドであるが、ピエゾや音声コイルのような他のいかなる適切な電気アクチュエータでもあり得る、第1の電気アクチュエータ50を含む。ソレノイドコイル53が、通電されるとアーマチュア54を動かすよう動作可能に結合される。アーマチュア54が、圧力制御弁部材55に取り付けられるか、またはそうでない場合は、それとともに動くよう動作可能に結合される。示されている実施形態では、圧力制御弁部材55がスプール弁部材であるが、ポペット弁部材のような他のタイプの弁部材がその代用となる場合があることは、当業者なら理解されるであろう。ソレノイド50の電源が絶たれると、付勢バネ42が、環57を介して低圧作動液ドレン41に作動液空胴58を連結する位置に対して左の方に圧力制御弁部材55を偏倚する。ソレノイドコイル53が通電されると、アーマチュア54および制御弁部材55が、バネ42の作用に対して右に動いて、環56を介して作動液空胴58と高圧作動液の入口40との間の流体連結を開放する。これが起こると、環57が、作動液空胴58と作動液ドレン41との間の流体連結を閉鎖する。したがって、圧力制御弁部材55の位置およびソレノイド50の通電状態によっては、作動液空胴58が、高圧作動液の入口40に連結されて、燃料噴射器内の燃料を加圧するか、または低圧作動液ドレン41に連結されて、燃料噴射器が噴射イベントの間でそれ自体をリセットすることを許容する。
増圧機48は、作動液空胴58内の流体圧力にさらされた上部を有する、段付きの上端増圧ピストン60を含む。必要ではないが、高圧作動液が、その運動の開始部にわたってピストンの上面の一部のみに効果的に作用するように、増圧ピストン60が段付きの上端を含むことが好ましい。この結果、燃料噴射イベントの開始部にわたって、より低い噴射圧力を生じさせることができる。段付きの上端の形状および長さによっては、傾斜した先端および長靴形の先端速度形成を含むがそれらに限定されるものではない、他の先端速度形成形式も製作できる。増圧ピストン60が、示されているように、戻しバネ62によりその後退位置に向かって上方に偏倚される。噴射イベントの間で、増圧ピストン60がバネ62の作用を受けて後退すると、使用済みの作動液が、作動液空胴58から作動液ドレン41に追い出される。プランジャ61が、増圧ピストン60とともに動くよう動作可能に結合されて、その下方ポンピング行程中に、燃料加圧室63内の燃料を加圧する。プランジャ61および増圧ピストン60が後退している時に、新しい低圧燃料が、低圧燃料循環通路59を介して燃料加圧室63内に押され、チェック弁69を通過する。低圧燃料循環通路59が、噴射器本体ケーシングとその中の構成部材の積み重なった噴射器との間の隙間によって生じた環状空間を介して燃料の入口34に流体連結される。増圧ピストン60がプランジャ61より大きな直径を有するので、燃料加圧室63内の燃料圧力が、コモンレール16(図1)内に含まれる作動液圧力の数倍にまで上がることができる。
さらに図3を参照するに、ノズルアセンブリ47が、燃料加圧室63と予混合ノズル出口セット65および従来のノズル出口セット66との間を延在するノズル供給通路64を含む。ノズル出口セット65および66の開放および閉鎖は、それぞれ、第1のニードル弁部材67および第2のニードル弁部材68によって制御される。プランジャ61がその下方ポンピング行程中である時は、ノズル供給通路64が、噴射圧力レベルで燃料を含む高圧通路であると考えることができる。第2の電気アクチュエータ51に動作可能に結合されたニードル制御弁部材72の位置決めによって、予混合ノズル出口セット65または従来のノズル出口セット66のいずれかが、噴射イベント中に開く。予混合ノズル出口セット65が、燃料噴射器の中心線に対して比較的低い角度で向けられた1つ以上のノズル出口を含む。予混合ノズル出口が、エンジンピストンがその圧縮行程中である間に、燃料と空気との混合を生じさせるような方式で向けられることは、当業者なら理解されるであろう。従来のノズル出口セット66が、従来の方法で噴射器本体の中心線に対して比較的高い角度で向けられた1つ以上のノズル出口を含む。
第1のニードル弁部材67は、流体連結通路88を介して、第1のニードル制御室80内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面81と、ノズル供給通路64内の流体圧力にさらされた開放流体表面91とを含む。第1のニードル弁部材67が、第1の弁座90に接触している下方位置の方に偏倚されて、第1のニードル制御室80内に配置された第1の付勢バネ82によって予混合ノズル出口セット65を閉鎖する。
第2のニードル弁部材68は、第2のニードル制御室84内の流体圧力にさらされた第2の閉鎖流体表面86と、ノズル供給通路64内の流体圧力にさらされた開放流体表面94とを含む。第2のニードル弁部材68が、通常は、第2のニードルシート93に接触するよう下方に偏倚されて、第2の付勢バネ85の作用を介して、従来のノズル出口セット66を閉鎖する。さらに、第2のニードル弁部材68が、第1の付勢バネ82の作用を介して第1の弁座90を押している第1のニードル弁部材94を介して、第2のニードルシート93に接触するよう下方に偏倚される。バネ82および85の強度と、開放流体表面91および94のサイジングは、第1と第2のニードル弁部材の両方が同様の弁開放圧力を有することが好ましい。しかしながら、ある所望の効果を生じさせるために、2つの異なるニードル弁部材のために異なる弁開放圧力を生じさせるようこれらの形態を変えることができることは、当業者なら理解されるであろう。第2のニードル弁部材68が、少なくとも2つの、別個であるが取り付けられた構成部材を含むことは、当業者なら理解されるであろう。この特許において使用される場合、任意のタイプの弁部材は、単一のユニットとしてともに動くよう取り付けられているかまたは結合されている1つ以上の構成部材であり得る。ニードル弁部材67の最大上方走行距離は、第1のニードル制御室80内に配置された、スペーサの厚さ部および第1のニードル弁部材の停止片部によって決まる。ニードル弁部材68の最大上方走行距離は、好ましくは厚さ範疇部分であるスペーサ89によって決まる。第1のニードル制御室80が、ガイド部83により第2のニードル制御室84から実質的に流体的に隔離される。同様に、第2のニードル制御室84が、ガイド領域87を介してノズル供給通路64から実質的に流体的に隔離される。
ニードル制御弁部材72の位置決めにより、ニードル制御室80または84のいずれがノズル供給通路64内の高圧に連結され、したがってニードル弁部材67または68のいずれが噴射イベント中に開口位置まで上がるかが決まる。第2の電気アクチュエータ51が、アーマチュア71との連結を介して、ニードル制御弁部材72に動作可能に結合されることが好ましい。第2の電気アクチュエータ51は、ソレノイドとして示されているが、ピエゾや音声コイルを含むがそれらに限定されるものではない、他のいかなる適切な電気アクチュエータでも良い。ニードル制御弁部材72が、通常は、付勢バネ73を介して第2の弁座75に接触するよう下方に偏倚される。この位置にある場合は、第2のニードル制御室84が、圧力連絡通路77を介し、第1の弁座74を通過し、連結通路76を介してノズル供給通路64に流体連結される。この位置にある場合は、第1のニードル制御室80が、第2の弁座75の閉鎖によりノズル供給通路64から流体的に隔離される。好ましい実施形態では、第1のニードル制御室80が、第2の圧力連絡通路78を除く閉鎖容積である。しかし、場合によっては、(図3の斜線部分に示された)限られた小開口通路98を介して、環状の低圧燃料循環通路59に第1のニードル制御室80を連結することが望ましいであろう。噴射イベント中に第1のニードル制御室80内への高圧燃料の漏れが十分にあり、そのため第1のニードル弁部材67が余りにも早く閉鎖される場合には、塞がれていないが限られた小開口通路98を含むことが望ましいであろう。小開口通路98が含まれていない場合には、第1のニードル弁部材67は、第2の電気アクチュエータ51の電源が絶たれた時に噴射イベントが始動される場合には低圧であるので、その上方開口位置まで上がって、第1のニードル制御室80の比較的閉鎖した容積となる場合がある。好ましくは、小開口通路98を省き、ニードル弁部材67を高く上げることによって引き起こされるニードル制御室80の容積の低減が、燃料の圧縮率によって対処される。
第2の電気アクチュエータ51が通電されると、ソレノイドコイル70が、アーマチュア71を引き付け、ニードル制御弁部材72を上げて、第1の弁座74を閉鎖し、第2の弁座75を開放する。これが起こると、第1のニードル制御室80が、ノズル供給通路64内の高圧に流体連結されて、閉鎖流体表面81に作用している高圧油圧力により、第1のニードル弁部材67が上がって、第1のニードルシート90から離れることを防ぐ。もし燃料圧力およびノズル供給通路64が噴射イベントのために増加する前に第2の電気アクチュエータ51が通電されると、弁座74の閉鎖により、第2のニードル制御室84内に低圧が存在することとなる。好ましくは、第2のニードル制御室84が、圧力連絡通路77を除く閉鎖容積であるが、さまざまな構成部材間の燃料漏れが心配である場合には、塞がれていないがすぼまった小開口通路99を介して、低圧燃料循環通路59に連結できる。第2のニードル制御室84が低圧であり、ノズル供給通路64内の燃料圧力が噴射レベルまで上昇し、開放流体表面94に作用すると、第2のニードル弁部材68が上昇して、ノズル供給通路64への従来のノズル出口セット66を開放する。第2の弁部材68がその開口位置まで上がると、それはまた第1のニードル弁部材67も上げるが、第1のニードル弁部材67は第1のニードルシート90を閉鎖するよう接触したままであるので、予混合ノズル出口セット65はブロックされたままであることは、当業者なら理解されるであろう。小開口通路99を省くことが好ましいが、ニードル弁部材を開口位置に動かすことによって引き起こされる漏れおよび/または流体移動により小開口が必要となる場合には、含めることができる。追加または代替として、外部弁部材68内の環に連結する小開口通路97を使用して、漏れ流量を制御することができる。
次に図4を参照するに、図2の実施形態に示されたノズル供給通路64に流体連結された連結通路76ではなく、作動液空胴158に連結された連結通路176を含むことを除き、油圧作動燃料噴射器114は、図2に示されたものに非常に似ている。したがって、図4の実施形態では、電気アクチュエータ151の通電状態に基づき、ニードル制御弁部材172の位置決めに基づいて、作動液がニードル制御室に流れる。図2の実施形態と同様に、作動液空胴158内の圧力を制御する圧力制御弁部材155は、第1の電気アクチュエータ150によりその位置内で制御される。したがって、図4の実施形態は、図2の実施形態における燃料圧力ではなく、高圧または低圧油がニードル弁部材の閉鎖流体表面に塗布されることを除き、図2の実施形態と事実上同一である。
次に図5を参照するに、ノズルアセンブリ247が、図2の実施形態に示されたノズルアセンブリ47の代用となる場合もあれば、燃料を加圧し燃料噴射器に対する燃料の流量を制御するための、図1および2に示されたもの以外の手段を含む、異なるタイプの燃料噴射システム内の独立型の燃料噴射器である場合もある。この実施形態は、図2〜3の実施形態におけるノズル供給通路64に流体連結された連結通路76ではなく、その連結通路276が低圧燃料循環区域259に流体連結されるという点において、図3に示されたノズルアセンブリ47とは異なる。したがって、この実施形態では、ニードル制御弁部材272は、第1の弁座274と第2の弁座275との間を動いて、第1のニードル制御室280または第2のニードル制御室284のいずれかを低圧燃料通路259に連結する。この実施形態では、第1のニードル制御室280が、小開口連結通路276内に配置された流量絞り穴244より限られている流量絞り穴242を含む塞がれていない連結通路243を介してノズル供給通路264に流体連結される。これらの流量絞り穴およびさまざまな通路のために、ニードル制御弁部材272が第1の弁座274を開放するその下方位置にある場合に、第1のニードル制御室280は比較的低い圧力に下がる。言い換えれば、第1のニードル制御室280内の圧力は、ノズル供給通路264の圧力と低圧燃料循環通路259の圧力との間のあたりにある。この位置にある場合は、流量絞り穴242が流量絞り穴244より限られているので、第1のニードル制御室280が、圧力連絡通路278および小開口連結通路276を介して低圧燃料循環通路259に流体連結されるので、比較的低い圧力となる。
電気アクチュエータ251が通電されて、ニードル制御弁部材272を上げて、第2の弁座275を開放すると、第2のニードル制御室284が、圧力連絡通路277および小開口連結通路276を介して、低圧燃料循環通路259に流体連結される。これが起こると、第2のニードル制御室284が、塞がれていない連結通路241を介してノズル供給通路264に流体連結されるので、ニードル制御室284内の圧力は、ノズル供給通路264内の圧力と燃料循環通路259内の圧力との間のあたりにある。しかし、流量絞り穴240が流量絞り穴244より限られているので、ニードル制御弁部材272が座275を開放するその上方位置にある場合は、第2のニードル制御室284内の圧力が下がる。今までの実施形態と同様に、第1のニードル制御弁部材267が、予混合ノズル出口セット265の開放および閉鎖を制御する。第1のニードル弁部材267が、第1のニードル制御室280内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面281を含む。第2のニードル弁部材268は、従来のノズル出口セット266の開放および閉鎖を制御する。第2のニードル弁部材268が、第2のニードル制御室284内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面286を含む。
次に図6および7を参照するに、今までの実施形態の、2部分からなる外部ニードル弁部材68、268とは反対に、本発明の別の実施形態による燃料噴射器314が、一体型の外部ニードル弁部材368を含む。燃料噴射器314のノズルアセンブリ347は、上述した燃料噴射器のいかなるもので代用することもできる。機能80、82、84、85は、今までの実施形態の1つに関して以前に記載した、同じ番号が付された機能と同一である。上述した2部分からなる弁部材とは反対に、一体型の外部ニードル弁部材368を可能にする1つの方式が、研削または他の機械加工ツールを外部ニードル弁部材368内に適切に位置決めして、弁座390をより正確に機械加工できるようにするために、第2のノズル室351の直径を拡大することによって達成される。言い換えれば、従来の技術を使用する内部弁座390を作成するのに必要な機械加工をより容易にするために、長さ対直径比率を調整する。この実施形態はまた、過度に大容積の嚢のために燃焼空間内にしたたり落ちる燃料を低減させるために、内部ニードル弁部材367に嚢低減延在部分373を含める点において、今までの実施形態とは異なる。
外部ニードル弁部材368が、噴射器本体352の354によって定められたガイドボア364とのガイド接点内に上部ガイド面363を含む。さらに、外部ニードル弁部材368が、噴射器本体352の先端354を通って下部ガイドボア353を定める表面とのガイド接点内に端部369を含む。外部ニードル弁部材368を機械加工して、弁座393と接触する場合に、従来のノズル出口セット366を閉鎖する外部弁面370を含むようにする。外部ニードル弁部材368がその開口位置まで上がると、ノズル室341が従来のノズル出口セット366を開放して、従来の方法で燃料噴霧を燃焼空間内へと許容する。外部ニードル弁部材368の開放および閉鎖運動は、ノズル室341およびニードル制御室84内の流体圧力と、付勢バネ85および82によってもたらされるバネ力とによって制御される。具体的には、外部ニードル弁部材368が、ノズル室341内の流体圧力にさらされた開放流体表面340と、ニードル制御室84内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面386とを含む。外部ニードル弁部材が、内部ニードル弁部材367を介して内部弁座390に作用するバネ85およびバネ82により、示されているように、閉鎖位置の方に偏倚される。外部ニードル弁部材368が、以前に記載したように、内部弁座390を含むが、それに対して、内部ニードル弁部材367の弁面371が、予混合ノズル出口セット365に接触して、それを閉鎖する。
内部ニードル弁部材367が、予混合ノズル出口セット365の開放および閉鎖を制御するために、示されているように、外部ニードル弁部材368内に少なくとも部分的に位置決めされる。内部ニードル弁部材367が、弁面371が弁座390と接触して、予混合ノズル出口セット365を閉鎖する、その下方閉鎖位置に示されている。この位置にある場合は、嚢低減延在部分373が、座390と出口365との間に存在する嚢容積356を実質的に満たす。この結果、嚢容積が実質的に低減され、したがって、燃焼空間内にしたたり落ちる燃料が少なくなる。内部ニードル弁部材367が、第2のノズル室351内の流体圧力にさらされた開放流体表面350を含む。ノズル室351が、外部ニードル弁部材368を通り連結通路342を介してノズル室341に流体連結される。ノズル室351内の流体圧力、ニードル制御室80内の流体圧力、付勢バネ82の偏倚力により、内部ニードル弁部材367が、その開放および閉鎖の際に制御される。内部ニードル弁部材367が、ニードル制御室80内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面381を含む。外部ニードル弁部材368の上部に配置されたガイドボアおよび噴射器本体352内に配置された補助ガイド面を介して、内部ニードル弁部材367の運動が案内される。このガイド面は、ニードル制御室80と84との間に配置される。以前に記載したように、ニードル制御室80および84は、噴射イベント中、これらの2つの室内の圧力が異なり、恐らくは変更できるように、互いに実質的に流体的に隔離される。
次に図1〜3および図8a〜8eのグラフを参照するに、本発明による噴射シーケンスのサンプルを記載する。噴射シーケンスの開始に先立って、第1および第2の電気アクチュエータ50および51の電源が絶たれ、燃料噴射器14全体に低い圧力がゆきわたる。言い換えれば、圧力制御弁部材55が、作動液空胴58を低圧ドレン出口41に連結する位置に偏倚される。さらに、プランジャ61および増圧ピストン60はその後退位置にあり、燃料加圧室63は、チェック弁69を通過して低圧燃料循環通路59に流体連結されているので、低圧である。この結果また、ノズル供給通路64およびニードル制御弁に関連するさまざまな通路が低圧となる。本発明の好ましい形態では、2つの異なるノズル出口セットが、予混合圧縮点火噴射および従来の燃料噴射のために構成されることが好ましい。したがって、エンジンピストン15がその上方圧縮行程を開始した後のいつかではあるが、好ましくはピストンが上死点位置より下死点位置に近くなった時の、予混合噴射イベントが望ましい。このような場合には、燃料は早い時期に噴射され、燃料噴霧は、エンジンシリンダ11内の比較的下方に向かい、エンジンピストンがその圧縮行程を完了する期間にわたって起こりうる最良の混合を促進する。
図8eに示された予混合圧縮噴射イベント100のための所望のタイミングの少し前に、電気アクチュエータ50に電流が供給されて、圧力制御弁部材55を右へ動かして、低圧ドレン41を閉鎖し、高圧作動液の入口40への作動液空胴58を開放する。これが起こると、高圧作動液が燃料噴射器14内に流れ、それとプランジャ61が下降して、燃料加圧室63内の燃料を加圧させる増圧ピストン60に作用する。このことは、図8cの最初の上向きの傾斜によって示されているが、閉鎖位置から開口位置への圧力制御弁部材の運動は、図8aに示されている。プランジャ61の下方運動により、燃料加圧室63内の燃料圧力が噴射レベルまですばやく上昇する。ノズル供給通路64内で圧力が上昇するので、高い圧力が、連結通路76および第1の圧力連絡通路77を介して第2のニードル制御室84に伝わる。したがって、第2のニードル弁部材68は、図8dの点線で示された下方閉鎖位置内に留まる。しかし、第2の弁座75の閉鎖により、第1のニードル制御室80が低い圧力であるので、第1のニードル弁部材67が上昇して、燃料圧力が付勢バネ82に打ち勝つのに十分な弁開放圧力を超えると、予混合ノズル出口セット65を開放する。第1のニードル弁部材67のこの開放は、図8dの実線で示されている。予想されるように、第1のニードル弁部材が開口位置まで上がると、燃料が、図8eに示された予混合噴射イベント100のための噴霧を始める。所望の量の燃料が噴射される少し前に、予混合噴射イベント100は、電気アクチュエータ50の電源を絶って、低圧ドレン41への作動液空胴58を開放することにより増圧ピストン60に対する圧力を軽減することによって終了する。これが起こると、プランジャ61および増圧ピストン60の下方の動きが止まり、その2つが、戻しバネ62の強度によって影響された速度で後退し始める。この後退は、プランジャの運動の比較的長い傾斜部により、図8cに示されている。プランジャ61の速度が遅くなり、最終的にその下方運動中に停止すると、燃料加圧室63およびノズル供給通路64内の燃料圧力がも急速に下がる。燃料圧力が弁閉鎖圧力以下に下がると、第1のニードル弁部材67が下降して、付勢バネ82の作用を受けて予混合出口セット65を閉鎖する。弁座90に第1のニードル弁部材67を装着させると、予混合噴射イベント100が完了する。次いで、噴射された燃料がエンジンシリンダ内の空気と圧縮行程中に混合する時に、燃料噴射器は、プランジャ61および増圧ピストン60の後退でそれ自体をリセットする能力を有する。これ以降に何も実施されなければ、エンジンピストンが上死点位置の領域内にある場合に、予混合が、エンジンシリンダ15内で自動点火することとなる。
いかなる数の予混合圧縮イベントでも所望のタイミングで実施できることは、当業者なら理解されるであろう。特定の燃料噴射器および燃料噴射システムの構造によっては、予混合噴射イベントは、複数の方式で終了することができる。第1の方式では、第1の電気アクチュエータ50の電源が絶たれて、その付勢バネ82の作用を受けて第1のニードル弁部材67をその閉鎖位置の方に下降させる弁閉鎖圧力未満に燃料圧力を低減させる。小開口通路98および99が使用されていない場合には、予混合噴射イベントは、燃料圧力がまだ比較的高い間に、噴射イベントを終了するために、第2の電気アクチュエータ51に通電することによっても終了できる。このような場合には、ニードル制御弁部材72の上方運動が、第2のニードル弁部材68をその下方閉鎖位置に留めさせる第2のニードル制御室84内に高い圧力を閉じ込める。しかし、ニードル制御弁部材72の上方運動により、シート75が開放され、第1のニードル制御室80がノズル供給通路64内の高い圧力流体に連結され、それにより第1のニードル弁部材67が、液圧およびその付勢バネ82の作用を受けて突然閉鎖する。燃料噴射器が、図3の陰線で示された小開口98または99を含まない、図2に示された構造を有する場合には、噴射速度形成のさまざまな終了が実施できることも、当業者なら理解されるであろう。言い換えれば、第2の電気アクチュエータ51の電源を絶つことに対する第1の電気アクチュエータ50の電源を絶つタイミングを調整して、最大燃料圧力と付勢バネ82によって定められる弁閉鎖圧力との間のあたりの閉鎖位置の方に第1のニードル弁部材67を動かすことができる。
図8a〜eに示されている噴射シーケンスの例では、予混合噴射イベント100の少し後に、従来の噴射イベント101が続く。従来の噴射イベント101を生じさせるために、噴射器14内の燃料圧力が、第1のニードル弁部材67の弁開放圧力に到達する前に、第2の電気アクチュエータ51が通電されることが好ましい。図8aおよび8bのグラフでは、第1の電気アクチュエータ50の前に、第2の電気アクチュエータ51が通電される。そうすることにより、ニードル制御弁部材72が上昇して、第1の弁座74を閉鎖し、第2の弁座75を開放する。この結果、第2のニードル制御室84は低い圧力で閉じ込められ、第1のニードル制御室80は、連結通路76および圧力連絡通路78を介してノズル供給通路64に流体連結されることとなる。しかし、燃料噴射器が加圧される前のニードル制御弁72の運動だけで、第1および第2のニードル弁部材67および68の両方がそれらの下方閉鎖位置に留まっていることは、当業者なら理解されるであろう。従来の噴射イベント101の所望の開始の少し前に、第1の電気アクチュエータ50が通電されて、高圧作動液の入口40に作動液空胴58を連結する。上記と同様に、高圧作動液が増圧ピストン60に作用し、プランジャ61が下方に駆動されて、燃料加圧室63内の燃料を加圧する。燃料圧力が上昇すると、この圧力は、第1のニードル制御室80に伝わり、閉鎖流体表面81に作用して、弁座90と接触して第1のニードル弁部材67を維持して、予混合ノズル出口セット65を閉鎖またはブロックする。しかし、燃料圧力のこの同じ上昇は、燃料圧力がさまざまな流体表面のサイジングとバネ82および85に関係する弁開放圧力を超えると、それが両ニードル弁部材を上方に持ち上げて、従来のノズル出口セット66を開放させる第2のニードル弁部材68の開放流体表面94に作用する。この両ニードル弁部材を持ち上げて、従来のノズル出口セット66を開放することは、図6dに示されている。従来の噴射イベントの所望の終了の少し前に、第1の電気アクチュエータ50の電源が絶たれて、作動液空胴58を低圧作動液ドレン41に連結する位置に、再び圧力制御弁部材55を動かす。この結果、プランジャ61および増圧ピストン60が停止位置に来て、最終的には、図8cに示されるように、後退を開始する。プランジャ61の下方運動の速度を遅くし中止することにより、燃料加圧室63およびノズル供給通路64内の燃料圧力が、第1および第2のニードル弁部材をともに下降させて、弁座93を閉鎖し従来のノズル出口セット66をブロックする弁閉鎖圧力未満に急速に下がる。この形態は図8dに示されている。シート93を閉鎖すると、従来の噴射イベント101は終了する。外部ニードル68をより急激に閉鎖するには、従来の噴射イベントが完了する前に、弁51の電流を切ることによって達成できる。燃料圧力が、第1のニードル弁部材67のための弁開放圧力未満に下がった少し後に、好ましくは第1の電気アクチュエータ50の電源が絶たれた後に、第2の電気アクチュエータ51の電源が絶たれて、ニードル制御弁部材72をその下方位置に戻す。
図3の小開口98および99の斜線部分に示されるように、ニードル制御室80および84に小開口が設けられていない場合には、従来の噴射イベントが別の方式で終了できることは、当業者なら理解されるであろう。言い換えれば、従来の噴射イベントは、第2のニードル弁部材68の閉鎖流体表面86に高圧燃料を働かせるために、第2の電気アクチュエータ51の電源を絶つことによって終了できる。これが起こると、閉鎖流体表面81と閉鎖流体表面86の両方に作用する高圧燃料は、両ニードル弁部材67および68を下降させて、従来のノズル出口セット66を閉鎖させる。したがって、本発明のこの形態により、上述したタイプの噴射速度形成のいくつかの終了が可能となり、その結果、ニードル弁部材が閉鎖位置の方に動き始めた時の、噴射終了時の燃料圧力は、最大噴射圧力とニードル弁部材の弁閉鎖圧力との間で選択することができる。単一の従来の噴射イベントのみが示されているが、本発明が、所望のタイミングで複数の従来の噴射イベントを達成できることは、当業者なら理解されるであろう。
図4の燃料噴射器は、第1の電気アクチュエータ150に通電するかまたは電源を絶つことにより、噴射イベントが開始し終了することを除き、同様な方法で動作する。言い換えれば、ニードル制御室のいずれかに低い圧力区域への小開口が設けられるかどうかに関係なく、それぞれの噴射イベントが、第1の電気アクチュエータ150に通電することによって開始し、それの電源を絶つことによって終了する。図4に示された構造においては、第2の電気アクチュエータ151は、どのタイプの噴射が起こるかを判断するスイッチとして作用する。第2の電気アクチュエータ151の電源が絶たれると、予混合噴射イベントが起こる。電気アクチュエータ150の前に、第2の電気アクチュエータ151が通電されると、従来の噴射イベントが起こる。図4の実施形態も、燃料噴射器14の小開口が設けられていない形態に関係して記載されているように、第2の電気アクチュエータ151の通電状態を変更することにより、噴射イベントのいずれかを終了する能力を有する。
次に図5を参照するに、ノズル供給通路264が高圧燃料の源に連結されると、噴射イベントが始動される。この高圧燃料は、コモンレールから、カム作動式のプランジャの下から、ユニットポンプから、または図2に示されたタイプの燃料加圧室から来る場合がある。ノズルアセンブリ247が、図2のノズルアセンブリ47の代用となっていると仮定すると、第1の電気アクチュエータ50に通電して、高圧作動液40への作動液空胴58を開放することにより、予混合噴射イベントが始動される。このことにより、ピストン60およびプランジャ61が下降して、燃料加圧室63およびノズル供給通路264内の燃料を加圧する。第2の電気アクチュエータ251は、ニードル制御弁部材272が第2のシート275を閉鎖するが、第1のシート274を開放するように、電源が絶たれた状態のままである。この位置にある場合には、第1のニードル制御室280が、圧力連絡通路278および連結通路276を介して、低圧燃料通路259に流体連結される。流量絞り穴242が流量絞り穴244より限られているので、ニードル制御室280内の圧力が増加するが、ノズル供給通路264内の高圧燃料と比べると低いままである。このことにより、第1のニードル弁部材267が上昇して、燃料圧力が弁開放圧力を超えると、予混合出口セット265を開放することを許容する。他方、第2のニードル弁部材268は、シート275が閉鎖されているので、従来のノズル出口セット266をブロックしている下方位置に留まり、その結果、第2のニードル制御室284の圧力が、ノズル供給通路264に関連する高いレベルまで上昇する。予混合噴射イベントの所望の終了の少し前に、第1の電気アクチュエータ50の電源が絶たれて、燃料圧力が燃料噴射器全体を弁閉鎖圧力未満に下げ、その結果、第1のニードル弁部材267が下降して、その付勢バネの作用を受けて予混合ノズル出口セット265を閉鎖する。
燃料圧力がノズルアセンブリ247内で実質的に上昇する前に、好ましくは第1の電気アクチュエータ50に通電する前に、第2の電気アクチュエータ251に通電することにより、従来の噴射イベントが達成される。これが起こると、第1の弁座274が閉鎖され、第2の弁座275が開放される。これが起こると、第2のニードル制御室284が、圧力連絡通路277および連結通路276を介して、低圧燃料通路259に流体連結される。しかし、第1のニードル制御室280が、通路243を介してノズル供給通路264に連結されているだけである。流量絞り穴240が流量絞り穴244より限られている方が好ましいので、ノズル供給通路264内の圧力の上昇の結果として、第2のニードル制御室284内の燃料圧力が比較的低いままに留まる。したがって、ノズル供給通路264内の燃料圧力が弁開放圧力を超えると、第2のニードル弁部材268がその開口位置まで上がって、従来のノズル出口セット266を開放する。第1の電気アクチュエータ50の電源を絶って、作動液空胴58を低圧ドレン通路41に再連結することにより、従来の噴射イベントが終了する。このことにより、燃料噴射器全体の燃料圧力が下がり、第2のニードル弁部材268および第1のニードル弁部材267が一斉に下降して、従来のノズル出口セット266を閉鎖して、従来の噴射イベントを終了する。
本発明の異なる形態のすべてにおいて、ニードル制御弁を第1の位置に置くことによりそれぞれの予混合噴射イベントが始動されることは、当業者なら理解されるであろう。この第1の位置は、第1のニードル弁部材に関連するニードル制御室が、噴射イベント中を通じて比較的低い圧力に留まることを許容する位置に対応することが好ましい。このことは、図2の実施形態のように、そのニードル制御室を高圧燃料から隔離することにより、図3に示されるように、第1のニードル制御室を高圧燃料から隔離し、オプションの小開口通路98を介してそれに小開口を設けることにより、または図5の実施形態に示されるように、第1のニードル制御室を高圧燃料から隔離し、ニードル制御弁を介してそれを小開口に連結することにより達成できる。したがって、ニードル制御弁部材がその第1の位置にある場合は、第1のニードル制御室は、低圧通路および高圧通路の少なくとも1つに流体連結される。個々の噴射器の構造によっては、第1のニードル制御室は、図5に示されているように、塞がれていない通路を介してノズル供給通路に流体連結されるか、図3の陰線に示されているように、塞がれていない小開口通路98を介して低圧燃料循環通路に流体連結されるか、あるいはニードル制御弁を通ることを除き、ノズル供給通路または低圧通路のいずれにも全く連結されない場合がある。
従来の噴射イベントを実施することが望ましい場合は、ニードル制御弁部材は、噴射イベント中に第2のニードル制御室が比較的低い圧力であることを許容する位置に動かされる。このことにより、第2のニードル弁部材が開口位置まで上がって、従来のノズル出口セットを開放する。図2に示された実施形態の場合には、この結果として、第1のニードル制御室は高圧ノズル供給通路64に流体連結され、第2のニードル制御室84は第2の弁座75の閉鎖を介して高い圧力から隔離される。図3の実施形態では、ニードル制御弁部材72の運動により、第2のニードル制御室84がノズル供給通路64内の高い圧力から隔離されるが、オプションの塞がれていない小開口通路99を介して低圧燃料供給通路59に連結される。図5に示された実施形態では、従来の噴射イベントも、ニードル制御弁部材272を動かすことによって始動される。しかしこの場合、このことにより、第2のニードル制御室84がノズル供給通路264と低圧燃料通路259との両方に流体連結されるが、流量絞り穴240および244の存在により、第2のニードル制御室284内の圧力がノズル供給通路264内の圧力よりかなり低く維持される。したがって、本発明のすべての形態では、従来のノズル出口セットを通る燃料の噴射が、ニードル制御弁を第2の位置に置くことによって少なくとも一部達成される。図2に示された本発明の好ましい実施形態では、ニードル制御弁部材をその第1の位置に置いた結果、第2のニードル弁部材の閉鎖流体表面が高圧燃料にさらされる。このことにより、予混合ノズル出口セットを制御する第1のニードル弁部材が、予混合噴射イベントのために開放することを許容する。同様に、ニードル制御弁部材をその第2の位置に置いた結果、第1のニードル弁部材の閉鎖流体表面が高圧燃料にさらされる。このことにより、従来のノズル出口を従来の噴射イベントのために開放することを許容しながら、予混合ノズル出口は閉鎖されたままとなる。図4に示された実施形態の場合には、閉鎖流体表面は高圧または低圧油にさらされて、同じ終了を達成する。示された実施形態の例のそれぞれにおいては、ニードル制御弁が3ウェイ弁ニードル制御弁であることが好ましい。しかしながら、他の弁構造も利用できることは、当業者なら理解されるであろう。
再び図6および7を参照するに、適切な組成物の単一の金属構成部材の、端部369の下部ガイド面、外部弁面370、および内部弁座390をまず機械加工することにより、燃料噴射器314が製造される。言い換えれば、上述した実施形態に関して起こり得る、接合している2つの部分に関連する潜在的な位置合わせ不良および同心度の問題を避けるために、ニードル弁部材368が単一の固体均一金属素材片から形成されることが好ましい。端部369は、噴射器本体352の先端354にガイドボア353を定めるガイド面とのガイド接点内に位置決めされる。次に、内部ニードル弁部材367は、第1のニードル弁部材の内側に少なくとも部分的に、好ましくは弁面370が弁座390と接触する位置に挿入される。外部ニードル弁部材368はまた機械加工されて、上部ガイドボア364を定めるガイド面とのガイド接点内に位置決めされた上部ガイド面363を含むことが好ましい。さらに、燃料噴射器314は、好ましくは内部ニードル弁部材367の1つの端部が機械加工された嚢低減延在部分を、外部ニードル弁部材368によって定められた嚢内に位置決めすることにより、少なくとも一部嚢容積を低減させる方式で製造されることが好ましい。本発明は、デュアル燃料タイプの燃料噴射器に関して使用できる可能性があるが、第1のノズル出口セット366は、従来の噴霧パターンを有する従来のノズル出口セットに対応することが好ましい。さらに、外部ニードル弁部材368が機械加工されて、好ましくは、予混合のために燃料と空気の混合を促進するシャワーヘッド噴霧パターンにまとめられた第2のノズル出口セット365を含むことが好ましい。言い換えれば、予混合ノズル出口セット366が、オーバーラップしない噴霧パターンを有する、16またはそれ以上のような複数のノズル出口を含むことが好ましい。燃料噴射器314がまた、内部ニードル弁部材367の閉鎖流体表面381を第1のニードル制御室80内の流体圧力にさらすことによって構築される。外部ニードル弁部材368はまた、第2のニードル制御室84内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面386を含むことが好ましい。ニードル制御室80および84が、互いに流体的に隔離されることが好ましい。他方、内部ニードル弁部材367が、ノズル室351内の流体圧力にさらされた開放流体表面350を含む。外部ニードル弁部材368がまた、第2のノズル室341内の流体圧力にさらされた開放流体表面340を含む。ノズル室341および351が、外部ニードル弁部材368を通り連結通路を介して流体連結される。
本発明は、2つの異なる噴霧パターンを使用可能にすることが望ましい場合のあらゆる燃料噴射システムにおいて可能な適用形態を見出すものである。これらの2つの異なる噴霧パターンが、予混合噴射噴霧パターンおよび従来の噴射噴霧パターンに対応することが好ましい。しかしながら、2つの異なる噴霧パターンが、たとえば、パイロット噴射を使用して気体燃料および空気混合気を点火するデュアル燃料エンジンや、従来の留出ディーゼル燃料のみで動作するエンジンに本発明を適用する場合のような、異なるサイズの出口に対応するだけである場合があることは、当業者なら理解されるであろう。本発明は、図8a〜eに示された、純粋に均一なモード、混合均一モード、従来のモード、および純粋に従来のモードで動作する能力を有することが好ましい。このことにより、本発明による燃料噴射システムを装備したエンジンが、広範囲なエンジン動作条件に対して低い排出を達成することを許容する。
上記の記載は単に例示目的であり、いかなる場合においても本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。したがって、図面、明細書および添付した請求の範囲の検討によって、本発明の他の形態、目的、および利点を得ることができることは、当業者なら理解されるであろう。
本発明の一形態によるエンジンおよび燃料噴射システムの概略図を示している。 燃料噴射器の断面側の概略図を示している。 図2の燃料噴射器のノズルアセンブリ部の断面側の概略図を示している。 図1のシステムのための別の燃料噴射器の断面側の概略図を示している。 さらに別の混合モードの燃料噴射器による燃料噴射器ノズルアセンブリの断面側の概略図を示している。 本発明による燃料噴射器のノズルアセンブリ部の部分断面側面図を示している。 図6のノズルアセンブリの先端部の拡大図を示している。 a〜eは、本発明による噴射シーケンスの一例についての、圧力制御弁部材の位置、ニードル制御弁部材の位置、プランジャの位置、第1および第2のニードル弁部材の位置、燃料噴射速度対時間のグラフを示している。
符号の説明
10 エンジン
11 エンジンシリンダ
12 燃料噴射システム
14 燃料噴射器
15 エンジンピストン
16 コモンレール
18 燃料源
20 作動液の源
21 低圧ポンプ
22 フィルタ
23 冷却器
24 エンジン潤滑通路
25 低圧作動液供給通路
26 高圧ポンプ
27 高圧供給管路
28 分岐通路
29 ドレン通路
31 燃料循環ポンプ
32 燃料フィルタ
33 燃料供給管路
34 燃料の入口
35 燃料戻り通路
36 電子制御モジュール
37 センサ
38 1つ以上の通信回線
39 通信回線
40 作動液の入口
41 作動液ドレン
42 付勢バネ
43 通信回線
44 通信回線
45 圧力センサ
47 ノズルアセンブリ
48 増圧機
49 圧力制御弁
50 第1の電気アクチュエータ
51 第2の電気アクチュエータ
52 噴射器本体
53 ソレノイドコイル
54 アーマチュア
55 圧力制御弁部材
56 環
57 環
58 作動液空洞
59 低圧燃料循環通路
60 段付きの上端増圧ピストン
61 プランジャ
62 戻しバネ
63 燃料加圧室
64 ノズル供給通路(高圧通路)
65 予混合ノズル出口セット
66 従来のノズル出口セット
67 第1のニードル弁部材
68 第2のニードル弁部材
69 チェック弁
70 ソレノイドコイル
71 アーマチュア
72 ニードル制御弁部材
73 付勢バネ
74 第1の弁座
75 第2の弁座
76 連結通路
77 第1の圧力連絡通路
78 第2の圧力連絡通路
80 第1のニードル制御室
81 第1の閉鎖流体表面
82 第1の付勢バネ
83 ガイド部
84 第2のニードル制御室
85 第2の付勢バネ
86 第2の閉鎖流体表面
87 ガイド領域
88 流体連結通路
89 ニードルリフトスペーサ
90 第1の弁座
91 開放流体表面
93 第2のニードルシート
94 開放流体表面
97 小開口通路
98 小開口通路
99 小開口通路
100 予混合噴射イベント
101 従来の噴射イベント
114 燃料噴射器
150 第1の電気アクチュエータ
151 第2の電気アクチュエータ
155 圧力制御弁部材
158 作動液空洞
172 ニードル制御弁部材
176 連結通路
240 流量絞り穴
241 連結通路
242 流量絞り穴
243 連結通路
244 流量絞り穴
247 ノズルアセンブリ
251 電気アクチュエータ
259 低圧燃料通路
265 予混合ノズル出口セット
266 従来のノズル出口セット
267 第1のニードル弁部材
268 第2のニードル弁部材
272 ニードル制御弁部材
274 第1の弁座
275 第2の弁座
276 小開口連結通路
277 圧力連絡通路
278 圧力連絡通路
280 第1のニードル制御室
281 閉鎖流体表面
284 第2のニードル制御室
286 閉鎖流体表面
301 中心線
314 燃料噴射器
340 開放流体表面
341 第1のノズル室
342 連結通路
347 ノズルアセンブリ
350 開放流体表面
351 第2のノズル室
352 噴射器本体
353 ガイドボア
354 先端
355 内部ガイドボア
356 嚢
363 上部ガイド面
364 上部ガイドボア
365 HCCIノズル出口セット
366 従来のノズル出口セット
367 内部ニードル弁部材
368 外部ニードル弁部材
369 端部
370 弁面
371 弁面
372 ガイドボア
373 嚢低減延在部分
381 閉鎖流体表面
386 閉鎖流体表面
390 弁座
393 弁

Claims (9)

  1. 第1のノズル出口セットを定め、弁座を含む噴射器本体と、
    前記噴射器本体内に少なくとも部分的に位置決めされ、外部弁面と内部弁座とを含み、第2のノズル出口セットを定める一体型の第1のニードル弁部材と、
    前記第1のニードル弁部材内に少なくとも部分的に位置決めされた第2のニードル弁部材とを備えた燃料噴射器であって、
    前記第1のニードル弁部材が、第1のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含み、
    前記第2のニードル弁部材が、第2のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含み、
    前記第2のノズル室が、前記第1のニードル弁部材によって定められた連結通路を介して前記第1のノズル室に流体連結される燃料噴射器。
  2. 前記第1のノズル出口セットが、少なくとも1つの従来のノズル出口を含み、
    前記第2のノズル出口セットが、少なくとも1つの予混合ノズル出口を含む請求項1に記載の燃料噴射器。
  3. 前記噴射器本体が、その中に配置されたガイドボアを有する先端を有し、
    前記第1のニードル弁部材が、前記ガイドボア内を案内された端部を含む請求項1に記載の燃料噴射器。
  4. 前記第1のニードル弁部材が、前記内部弁座と前記第2のノズル出口セットとの間の嚢容積を定め、
    前記第2のニードル弁部材が、前記嚢容積内に位置決めされた嚢低減延在部分を含む請求項1に記載の燃料噴射器。
  5. 前記噴射器本体が中心線を有し、
    前記嚢低減延在部分が、前記中心線に沿って前記第1のノズル出口セットと前記第2のノズル出口セットとの間に配置された請求項4に記載の燃料噴射器。
  6. 前記第1のノズル出口セットが、少なくとも1つの従来のノズル出口を含み、
    前記第2のノズル出口セットが、少なくとも1つの予混合ノズル出口を含み、
    前記噴射器本体が、その中に配置されたガイドボアを有する先端を有し、
    前記第1のニードル弁部材が、前記ガイドボア内を案内された端部を含み、
    前記第1のニードル弁部材が、前記内部弁座と前記第2のノズル出口セットとの間の嚢容積を定め、
    前記第2のニードル弁部材が、前記嚢容積内に位置決めされた嚢低減延在部分を含み、
    第1のバネおよび第2のバネが、前記噴射器本体の前記弁座との接点の方に前記第1のニードル弁部材を偏倚するよう動作可能に位置決めされ、
    前記第2のバネが、前記内部弁座との接点の方に前記第2のニードル弁部材を偏倚するよう動作可能に位置決めされた請求項1に記載の燃料噴射器。
  7. 第1のノズル出口セットを定め、ガイド面によって定められたガイドボアを有する先端を有する噴射器本体と、
    前記噴射器本体内に少なくとも部分的に位置決めされ、外部弁面と内部弁座とを含み、第2のノズル出口セットを定める一体型の第1のニードル弁部材と、
    前記第1のニードル弁部材内に少なくとも部分的に位置決めされた第2のニードル弁部材とを備えた燃料噴射器であって、
    前記第1のニードル弁部材が、前記ガイド面とのガイド接点内に端部を含む燃料噴射器。
  8. 前記第1のニードル弁部材が、第1のニードル制御室内の流体圧力にさらされた第1の閉鎖流体表面を含み、
    前記第2のニードル弁部材が、前記第1のニードル制御室から流体的に隔離された第2のニードル制御室内の流体圧力にさらされた閉鎖流体表面を含む請求項7に記載の燃料噴射器。
  9. 前記第1のニードル弁部材が、第1のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含み、
    前記第2のニードル弁部材が、第2のノズル室内の流体圧力にさらされた開放流体表面を含み、
    前記第2のノズル室が、前記第1のニードル弁部材によって定められた連結通路を介して、前記第1のノズル室に流体連結する請求項8に記載の燃料噴射器。
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