JP2002322970A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JP2002322970A JP2001130004A JP2001130004A JP2002322970A JP 2002322970 A JP2002322970 A JP 2002322970A JP 2001130004 A JP2001130004 A JP 2001130004A JP 2001130004 A JP2001130004 A JP 2001130004A JP 2002322970 A JP2002322970 A JP 2002322970A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニードル弁を開閉することによっては制御す
ることができない燃料量を少なくする。つまり、デッド
ボリュームを少なくする。 【解決手段】 第一の機関運転条件下で燃料が噴射され
る第一噴孔1と、第一噴孔1を開閉する第一ニードル弁
2と、第一ニードル弁2の閉弁時に第一ニードル弁2が
着座する第一シート位置3と、第二の機関運転条件下で
燃料が噴射される第二噴孔4と、第二噴孔4を開閉する
ために第一ニードル弁2の内側に配置された第二ニード
ル弁5と、第二ニードル弁5の閉弁時に第二ニードル弁
5が着座する第二シート位置6とを設け、第一噴孔1か
ら噴射すべき燃料が第一シート位置3を通過して第一噴
孔1に供給され、第二噴孔4から噴射すべき燃料が第一
シート位置3を通過することなく第二シート位置6を通
過して第二噴孔4に供給されるように燃料供給通路7が
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料噴射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、第一の機関運転条件下で燃料が噴
射される第一噴孔と、第一噴孔を開閉するための第一噴
孔開閉弁と、第一噴孔開閉弁の閉弁時に第一噴孔開閉弁
が着座する第一シート位置と、第二の機関運転条件下で
燃料が噴射される第二噴孔と、第二噴孔を開閉するため
に第一噴孔開閉弁の内側に配置された第二噴孔開閉弁
と、第二噴孔開閉弁の閉弁時に第二噴孔開閉弁が着座す
る第二シート位置とを具備する燃料噴射装置が知られて
いる。この種の燃料噴射装置の例としては、例えば特開
平8−4625号公報に記載されたものがある。特開平
8−4625号公報に記載された燃料噴射装置では、機
関運転条件に応じて、第一噴孔から燃料を噴射したり、
第二噴孔から燃料を噴射したりすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平8−
4625号公報に記載された燃料噴射装置では、第一噴
孔から噴射すべき燃料が第一シート位置を通過して第一
噴孔に供給され、第二噴孔から噴射すべき燃料が、最初
に第一シート位置を通過し、次いで第二シート位置を通
過して第二噴孔に供給されるように燃料供給通路が配置
されている。つまり、第二噴孔から噴射すべき燃料が、
第一シート位置を通過することなく第二シート位置を通
過して第二噴孔に供給されるのではなく、第一シート位
置及び第二シート位置の両者を通過して第二噴孔に供給
されるように燃料供給通路が配置されている。すなわ
ち、特開平8−4625号公報に記載された燃料噴射装
置では、第二シート位置が第一シート位置の下流側に配
置されている。そのため、特開平8−4625号公報に
記載された燃料噴射装置では、第一噴孔開閉弁を開閉す
ることによっては制御することができない燃料量が、第
一シート位置と第二シート位置と第一噴孔の内部とによ
り囲まれている空間(デッドボリューム)内の燃料量と
なり、比較的多くなってしまう。
【0004】また特開平8−4625号公報に記載され
た燃料噴射装置では、第一噴孔開閉弁から隔離して配置
されたガイド部材によって第二噴孔開閉弁がガイドされ
るのではなく、ガイド部材としての第一噴孔開閉弁によ
って第二噴孔開閉弁がガイドされている。従って、第二
噴孔開閉弁を円滑に開閉させるためには、ガイド部材と
しての第一噴孔開閉弁と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳
しく要求されることになってしまう。更に第二噴孔開閉
弁を確実に閉弁させるためには、第二シート位置と第二
噴孔開閉弁との同軸度も厳しく要求される。つまり、特
開平8−4625号公報に記載された燃料噴射装置で
は、第二シート位置と第二噴孔開閉弁との同軸度のみな
らず、ガイド部材としての第一噴孔開閉弁と第二噴孔開
閉弁との同軸度も厳しく要求されるため、燃料噴射装置
の加工が非常に困難になってしまう。
【0005】また特開平8−4625号公報に記載され
た燃料噴射装置では、第二噴孔開閉弁が第一噴孔開閉弁
によってガイドされているものの、第一噴孔開閉弁によ
ってガイドされる第二噴孔開閉弁のガイド部が第二シー
ト位置に隣接して配置されている。このように第一噴孔
開閉弁によってガイドされる第二噴孔開閉弁のガイド部
と第二シート位置とが隣接して配置されると、上述した
ように、第一噴孔開閉弁と第二噴孔開閉弁との同軸度、
及び第二シート位置と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳し
く要求され、燃料噴射装置の加工が非常に困難になって
しまう。
【0006】前記問題点に鑑み、本発明は噴孔開閉弁を
開閉することによっては制御することができない燃料量
を少なくすることができる燃料噴射装置を提供すること
を目的とする。
【0007】更に本発明は第一噴孔開閉弁と第二噴孔開
閉弁との同軸度が厳しく要求されず、比較的容易に加工
することができる燃料噴射装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、第一の機関運転条件下で燃料が噴射される第一
噴孔と、第一噴孔を開閉するための第一噴孔開閉弁と、
第一噴孔開閉弁の閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座する第
一シート位置と、第二の機関運転条件下で燃料が噴射さ
れる第二噴孔と、第二噴孔を開閉するために第一噴孔開
閉弁の内側に配置された第二噴孔開閉弁と、第二噴孔開
閉弁の閉弁時に第二噴孔開閉弁が着座する第二シート位
置とを具備する燃料噴射装置において、第一噴孔から噴
射すべき燃料が第一シート位置を通過して第一噴孔に供
給され、第二噴孔から噴射すべき燃料が第一シート位置
を通過することなく第二シート位置を通過して第二噴孔
に供給されるように燃料供給通路を配置したことを特徴
とする燃料噴射装置が提供される。
【0009】請求項1に記載の燃料噴射装置では、第一
噴孔から噴射すべき燃料が第一シート位置を通過して第
一噴孔に供給され、第二噴孔から噴射すべき燃料が第一
シート位置を通過することなく第二シート位置を通過し
て第二噴孔に供給されるように燃料供給通路が配置され
る。つまり、第二噴孔から噴射すべき燃料が、最初に第
一シート位置を通過し次いで第二シート位置を通過して
第二噴孔に供給されるのではなく、第一シート位置を通
過することなく第二シート位置を通過して第二噴孔に供
給されるようになっている。すなわち、第二シート位置
が第一シート位置の下流側に配置されるのではなく、第
一シート位置と第二シート位置とが、燃料流れ方向の同
一レベルに配置されている。そのため、第一噴孔開閉弁
を開閉することによっては制御することができない燃料
量を、第一シート位置と第二シート位置と第一噴孔の内
部とにより囲まれている空間内の燃料量ではなく、第一
シート位置と第一噴孔の内部とにより囲まれている空間
内の燃料量とすることができる。つまり、特開平8−4
625号公報に記載された燃料噴射装置に比べ、噴孔開
閉弁を開閉することによっては制御することができない
燃料量を少なくすることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、第一の機
関運転条件下で燃料が噴射される第一噴孔と、第一噴孔
を開閉するための第一噴孔開閉弁と、第一噴孔開閉弁の
閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座する第一シート位置と、
第二の機関運転条件下で燃料が噴射される第二噴孔と、
第二噴孔を開閉するために第一噴孔開閉弁の内側に配置
された第二噴孔開閉弁と、第二噴孔開閉弁の閉弁時に第
二噴孔開閉弁が着座する第二シート位置とを具備する燃
料噴射装置において、第一噴孔開閉弁から隔離して配置
されたガイド部材によって第二噴孔開閉弁をガイドする
ことを特徴とする燃料噴射装置が提供される。
【0011】請求項2に記載の燃料噴射装置では、第一
噴孔開閉弁から隔離して配置されたガイド部材によって
第二噴孔開閉弁がガイドされる。つまり、第二噴孔開閉
弁が、第一噴孔開閉弁によってガイドされるのではな
く、第一噴孔開閉弁から隔離して配置されたガイド部材
によってガイドされる。そのため、第二噴孔開閉弁を円
滑に開閉させるために、第一噴孔開閉弁と第二噴孔開閉
弁との同軸度が厳しく要求されず、比較的容易に加工を
行うことができる。つまり、第一噴孔開閉弁と第二噴孔
開閉弁との同軸度が厳しく要求される特開平8−462
5号公報に記載された燃料噴射装置に比べ、燃料噴射装
置を比較的容易に加工することができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、第二噴孔
開閉弁を閉弁側に付勢する制御室を第一噴孔開閉弁の内
部に配置したことを特徴とする請求項2に記載の燃料噴
射装置が提供される。
【0013】請求項3に記載の燃料噴射装置では、第二
噴孔開閉弁を閉弁側に付勢する制御室が第一噴孔開閉弁
の内部に配置される。そのため、第二噴孔開閉弁を閉弁
側に付勢する制御室が第一噴孔開閉弁の外部に配置され
る場合に比べ、燃料噴射装置をコンパクトにすることが
できる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、第一の機
関運転条件下で燃料が噴射される第一噴孔と、第一噴孔
を開閉するための第一噴孔開閉弁と、第一噴孔開閉弁の
閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座する第一シート位置と、
第二の機関運転条件下で燃料が噴射される第二噴孔と、
第二噴孔を開閉するために第一噴孔開閉弁の内側に配置
された第二噴孔開閉弁と、第二噴孔開閉弁の閉弁時に第
二噴孔開閉弁が着座する第二シート位置とを具備する燃
料噴射装置において、開閉する第二噴孔開閉弁をガイド
するためのガイド部材を設け、ガイド部材によってガイ
ドされるガイド部とガイド部材によってガイドされない
非ガイド部とを第二噴孔開閉弁に形成し、非ガイド部を
隔てて第二シート位置とガイド部とを配置したことを特
徴とする燃料噴射装置が提供される。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、ガイド部
が第二シート位置から離れている側の第二噴孔開閉弁の
端部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載
の燃料噴射装置が提供される。
【0016】請求項4及び5に記載の燃料噴射装置で
は、開閉する第二噴孔開閉弁をガイドするためのガイド
部材が設けられ、ガイド部材によってガイドされるガイ
ド部とガイド部材によってガイドされない非ガイド部と
が第二噴孔開閉弁に形成され、非ガイド部を隔てて第二
シート位置とガイド部とが配置される。詳細には、ガイ
ド部が第二シート位置から離れている側の第二噴孔開閉
弁の端部に形成されている。つまり、第二シート位置と
ガイド部とが、隣接して配置されるのではなく、非ガイ
ド部を隔てて配置される。そのため、ガイド部と第二シ
ート位置とが隣接して配置されるのに伴ってガイド部材
と第二噴孔開閉弁との同軸度及び第二シート位置と第二
噴孔開閉弁との同軸度が厳しく要求され、燃料噴射装置
の加工が非常に困難になってしまうのを回避することが
できる。つまり、特開平8−4625号公報に記載され
た燃料噴射装置のようにガイド部材としての第一噴孔開
閉弁と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳しく要求されるこ
とがなく、燃料噴射装置を比較的容易に加工することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。
【0018】図1は本発明の燃料噴射装置の第一の実施
形態の部分断面側面図である。図1に示す燃料が噴射さ
れない第一モードにおいては、噴孔開閉弁としての第一
ニードル弁及び第二ニードル弁のリフト量がゼロになっ
ている。図1において、1は第一の機関運転条件下で燃
料が噴射される第一噴孔、2は第一噴孔1を開閉するた
めの第一ニードル弁、3は第一ニードル弁2の閉弁時に
第一ニードル弁2が着座する第一シート位置である。4
は第二の機関運転条件下で燃料が噴射される第二噴孔、
5は第二噴孔4を開閉するために第一ニードル弁2の内
側に配置された第一ニードル弁、6は第二ニードル弁5
の閉弁時に第二ニードル弁5が着座する第二シート位置
である。第一の実施形態では、第一ニードル弁2及び第
二ニードル弁5は上側にリフトするように配置されてい
る。
【0019】7は第一噴孔1及び第二噴孔4に燃料を供
給するための燃料供給通路である。燃料供給通路7内の
燃料により、第一ニードル弁2及び第二ニードル弁5は
開弁側(図1の上側)に付勢される。8は第一ニードル
弁2を閉弁側(図1の下側)に付勢するための第一制御
室、9は第一ニードル弁2を閉弁側(図1の下側)に付
勢するためのスプリング、10は第一制御室8内に流入
する燃料量を設定するための第一インレットオリフィ
ス、11は第一制御室8から流出する燃料量を設定する
ための第一アウトレットオリフィスである。12は第二
ニードル弁5を閉弁側(図1の下側)に付勢するための
第二制御室、13は第二ニードル弁5を閉弁側(図1の
下側)に付勢するためのスプリング、14は第二制御室
12内に流入する燃料量を設定するための第二インレッ
トオリフィス、15は第二制御室12から流出する燃料
量を設定するための第二アウトレットオリフィスであ
る。
【0020】16は第一制御室8内の圧力及び第二制御
室12内の圧力を制御するための圧力制御弁である。第
一の実施形態では、圧力制御弁16は下側にリフトする
ように配置されている。17は圧力制御弁16を収容す
る制御弁室、18は制御弁室17内に流入する燃料量を
設定するための第三インレットオリフィスである。第三
インレットオリフィス18は第一ニードル弁2及び第二
ニードル弁5の閉弁速度を確保するために設けられてい
るが、他の実施形態では、この第三インレットオリフィ
ス18を排除することも可能である。19は圧力制御弁
16を駆動するためのピエゾ式アクチュエータである。
第一の実施形態では、圧力制御弁16を駆動するために
ピエゾ式アクチュエータが用いられているが、他の実施
形態では、圧力制御弁16を駆動するために他の任意の
アクチュエータを使用可能である。
【0021】第二ニードル弁5は、ガイド部材としての
第一ニードル弁2によってガイドされ、開弁側(図1の
上側)及び閉弁側(図1の下側)に摺動可能である。詳
細には、20はガイド部材としての第一ニードル弁2に
よってガイドされるガイド部、21はガイド部材として
の第一ニードル弁2によってガイドされない非ガイド部
である。つまり、非ガイド部21の直径はガイド部20
の直径よりも小さくされ、非ガイド部21は第一ニード
ル弁2の内周面に対して摺動しないようになっている。
好適には、ガイド部20は、第二シート位置6に隣接し
て配置されるのではなく、第二シート位置6から離れて
いる側の第二ニードル弁5の端部に形成される。
【0022】図1に示す第一噴孔1及び第二噴孔4から
燃料が噴射されない第一モードにおいては、圧力制御弁
16のリフト量がゼロとされ、そのため、制御弁室17
内の燃料がリターン通路に流出できなくなり、制御弁室
17、第一制御室8及び第二制御室12内の圧力が上昇
する。その結果、第一ニードル弁2及び第二ニードル弁
5が閉弁側(図1の下側)に付勢され、第一ニードル弁
2及び第二ニードル弁5のリフト量はゼロになってい
る。
【0023】図2は第一噴孔から燃料が噴射されず第二
噴孔から燃料が噴射される第二モードを示した図1と同
様の図である。図2に示すように、第一噴孔1から燃料
が噴射されず第二噴孔4から燃料が噴射される第二モー
ドにおいては、圧力制御弁16がフルリフト位置に配置
される。そのため、図1に示した場合と同様に、第一制
御室8内の燃料は第一アウトレットオリフィス11及び
制御弁室17を介してリターン通路に流出することがで
きず、第一制御室8内の圧力が高い状態のまま維持され
る。その結果、第一ニードル弁2のリフト量がゼロのま
ま維持され、第一噴孔1から燃料は噴射されない。一
方、第二制御室12内の燃料は第二アウトレットオリフ
ィス15及び制御弁室17を介してリターン通路に流出
できるようになり、第二制御室12内の圧力が減少す
る。その結果、第二ニードル弁5はリフトせしめられ、
第二噴孔4から燃料が噴射される。
【0024】図3は第一噴孔及び第二噴孔の両方から燃
料が噴射される第三モードを示した図1と同様の図であ
る。図3に示すように、第一噴孔1及び第二噴孔4の両
方から燃料が噴射される第三モードにおいては、圧力制
御弁16が中間リフト位置に配置される。そのため、図
2に示した場合と同様に、第二制御室12内の燃料が第
二アウトレットオリフィス15及び制御弁室17を介し
てリターン通路に流出できるようになり、第二制御室1
2内の圧力が減少する。その結果、図2に示した場合と
同様に、第二ニードル弁5がリフトせしめられ、第二噴
孔4から燃料が噴射される。更に、第一制御室8内の燃
料も第一アウトレットオリフィス11及び制御弁室17
を介してリターン通路に流出できるようになり、第一制
御室8内の圧力が減少する。その結果、第一ニードル弁
2がリフトせしめられ、第一噴孔1から燃料が噴射され
る。
【0025】図4は燃料供給通路7から第一噴孔1及び
第二噴孔4までの燃料の流れの詳細を示した図3の拡大
図である。図4に示すように、第一噴孔1から噴射すべ
き燃料は、燃料供給通路7から第一シート位置3を通過
して第一噴孔1に供給され、第一噴孔1から噴射され
る。また、第二噴孔4から噴射すべき燃料は、燃料供給
通路7から第二シート位置6を通過して第二噴孔4に供
給され、第二噴孔4から噴射される。
【0026】第一の実施形態によれば、図4に詳細に示
したように、第一噴孔1から噴射すべき燃料が第一シー
ト位置3を通過して第一噴孔1に供給され、第二噴孔4
から噴射すべき燃料が第一シート位置3を通過すること
なく第二シート位置6を通過して第二噴孔4に供給され
るように燃料供給通路7が配置される。つまり、第二噴
孔4から噴射すべき燃料が、最初に第一シート位置3を
通過し次いで第二シート位置6を通過して第二噴孔4に
供給されるのではなく、第一シート位置3を通過するこ
となく第二シート位置6を通過して第二噴孔4に供給さ
れるようになっている。すなわち、第二シート位置6が
第一シート位置3の下流側に配置されるのではなく、第
一シート位置3と第二シート位置6とが、燃料流れ方向
の同一レベルに配置されている。そのため、第一ニード
ル弁2を開閉することによっては制御することができな
い燃料量を、第一シート位置3と第二シート位置6と第
一噴孔1の内部とにより囲まれている空間内の燃料量で
はなく、第一シート位置3と第一噴孔1の内部とにより
囲まれている空間内の燃料量とすることができる。つま
り、デッドボリュームを少なくすることができる。
【0027】更に第一の実施形態によれば、図1〜図3
に示したように、開弁側及び閉弁側に摺動する第二ニー
ドル弁5をガイドするためのガイド部材として第一ニー
ドル弁2が配置され、第一ニードル弁2によってガイド
されるガイド部20と第一ニードル弁2によってガイド
されない非ガイド部21とが第二ニードル弁5に形成さ
れ、非ガイド部21を隔てて第二シート位置6とガイド
部20とが配置される。好適には、ガイド部20が第二
シート位置6から離れている側の第二ニードル弁5の端
部に形成される。つまり、第二シート位置6とガイド部
20とが、隣接して配置されるのではなく、非ガイド部
21を隔てて配置される。そのため、ガイド部20と第
二シート位置6とが隣接して配置されるのに伴って第一
ニードル弁2と第二ニードル弁5との同軸度及び第二シ
ート位置6と第二ニードル弁5との同軸度が厳しく要求
され、燃料噴射装置の加工が非常に困難になってしまう
のを回避することができる。つまり、第二ニードル弁6
が第一ニードル弁2又は第二シート位置6に対してこじ
りやすくなってしまうのを抑制することができる。
【0028】以下、本発明の燃料噴射装置の第二の実施
形態について説明する。図5は本発明の燃料噴射装置の
第二の実施形態の図1と同様の部分断面側面図である。
図5に示す燃料が噴射されない第一モードにおいては、
噴孔開閉弁としての第一ニードル弁及び第二ニードル弁
のリフト量がゼロになっている。図5において、図1〜
図4に示した参照番号と同一の参照番号は図1〜図4に
示した部品又は部分と同一の部品又は部分を示してい
る。205は第二噴孔4を開閉するために第一ニードル
弁2の内側に配置された第一ニードル弁である。第二の
実施形態では、第一ニードル弁2及び第二ニードル弁2
05は上側にリフトするように配置されている。
【0029】207は第一噴孔1及び第二噴孔4に燃料
を供給するための燃料供給通路である。燃料供給通路2
07内の燃料により、第一ニードル弁2及び第二ニード
ル弁205は開弁側(図5の上側)に付勢される。21
2は第二ニードル弁205を閉弁側(図5の下側)に付
勢するために第一ニードル弁2の内部に配置された第二
制御室、213は第二ニードル弁205を閉弁側(図5
の下側)に付勢するためのスプリング、214は第二制
御室212内に流入する燃料量を設定するための第二イ
ンレットオリフィス、215は第二制御室212から流
出する燃料量を設定するための第二アウトレットオリフ
ィスである。220は第二ニードル弁205をガイドす
るために第一ニードル弁2から隔離して配置されたガイ
ド部材である。つまり、第二ニードル弁205は、ガイ
ド部材220によってガイドされ、開弁側(図5の上
側)及び閉弁側(図5の下側)に摺動可能である。
【0030】図5に示す第一噴孔1及び第二噴孔4から
燃料が噴射されない第一モードにおいては、圧力制御弁
16のリフト量がゼロとされ、そのため、制御弁室17
内の燃料がリターン通路に流出できなくなり、制御弁室
17、第一制御室8及び第二制御室212内の圧力が上
昇する。その結果、第一ニードル弁2及び第二ニードル
弁205が閉弁側(図5の下側)に付勢され、第一ニー
ドル弁2及び第二ニードル弁205のリフト量はゼロに
なっている。
【0031】図2に示したように圧力制御弁16がフル
リフト位置に配置されると、第一制御室8内の燃料は第
一アウトレットオリフィス11及び制御弁室17を介し
てリターン通路に流出することができず、第一制御室8
内の圧力が高い状態のまま維持される。その結果、第一
ニードル弁2のリフト量がゼロのまま維持され、第一噴
孔1から燃料は噴射されない。一方、第二制御室212
内の燃料は第二アウトレットオリフィス215及び制御
弁室17を介してリターン通路に流出できるようにな
り、第二制御室212内の圧力が減少する。その結果、
第二ニードル弁205はリフトせしめられ、第二噴孔4
から燃料が噴射される。
【0032】図3に示したように圧力制御弁16が中間
リフト位置に配置されると、第二制御室212内の燃料
が第二アウトレットオリフィス215及び制御弁室17
を介してリターン通路に流出できるようになり、第二制
御室212内の圧力が減少する。その結果、第二ニード
ル弁205がリフトせしめられ、第二噴孔4から燃料が
噴射される。更に、第一制御室8内の燃料も第一アウト
レットオリフィス11及び制御弁室17を介してリター
ン通路に流出できるようになり、第一制御室8内の圧力
が減少する。その結果、第一ニードル弁2がリフトせし
められ、第一噴孔1から燃料が噴射される。つまり、第
一噴孔1及び第二噴孔4の両方から燃料が噴射される。
【0033】図4に示した第一の実施形態と同様に、第
一噴孔1から噴射すべき燃料は、燃料供給通路207か
ら第一シート位置3を通過して第一噴孔1に供給され、
第一噴孔1から噴射される。また、第二噴孔4から噴射
すべき燃料は、燃料供給通路207から第二シート位置
6を通過して第二噴孔4に供給され、第二噴孔4から噴
射される。
【0034】第二の実施形態によれば、第一の実施形態
と同様に、第一噴孔1から噴射すべき燃料が第一シート
位置3を通過して第一噴孔1に供給され、第二噴孔4か
ら噴射すべき燃料が第一シート位置3を通過することな
く第二シート位置6を通過して第二噴孔4に供給される
ように燃料供給通路207が配置される。つまり、第二
噴孔4から噴射すべき燃料が、最初に第一シート位置3
を通過し次いで第二シート位置6を通過して第二噴孔4
に供給されるのではなく、第一シート位置3を通過する
ことなく第二シート位置6を通過して第二噴孔4に供給
されるようになっている。すなわち、第二シート位置6
が第一シート位置3の下流側に配置されるのではなく、
第一シート位置3と第二シート位置6とが、燃料流れ方
向の同一レベルに配置されている。そのため、第一ニー
ドル弁2を開閉することによっては制御することができ
ない燃料量を、第一シート位置3と第二シート位置6と
第一噴孔1の内部とにより囲まれている空間内の燃料量
ではなく、第一シート位置3と第一噴孔1の内部とによ
り囲まれている空間内の燃料量とすることができる。つ
まり、デッドボリュームを少なくすることができる。
【0035】更に第二の実施形態によれば、第一ニード
ル弁2から隔離して配置されたガイド部材220によっ
て第二ニードル弁205がガイドされる。つまり、第二
ニードル弁205が、第一ニードル弁2によってガイド
されるのではなく、第一ニードル弁2から隔離して配置
されたガイド部材220によってガイドされる。そのた
め、第二ニードル弁205を開弁側及び閉弁側に円滑に
摺動させるために、第一ニードル弁2と第二ニードル弁
205との同軸度が厳しく要求されず、比較的容易に加
工を行うことができる。
【0036】また第二の実施形態によれば、第二ニード
ル弁205を閉弁側に付勢する第二制御室212が第一
ニードル弁2の内部に配置される。そのため、第二ニー
ドル弁205を閉弁側に付勢する第二制御室212が第
一ニードル弁2の外部に配置される場合に比べ、燃料噴
射装置をコンパクトにすることができる。つまり、第二
ニードル弁205を閉弁側に付勢する第二制御室212
が第一ニードル弁2の外部に配置される場合に比べ、燃
料噴射装置の中心軸線方向長さを短くすることができ
る。
【0037】以下、本発明の燃料噴射装置の第三の実施
形態について説明する。図6は本発明の燃料噴射装置の
第三の実施形態の図1と同様の部分断面側面図である。
図6に示す燃料が噴射されない第一モードにおいては、
噴孔開閉弁としての第一ニードル弁及び第二ニードル弁
のリフト量がゼロになっている。図6において、図1〜
図4に示した参照番号と同一の参照番号は図1〜図4に
示した部品又は部分と同一の部品又は部分を示してお
り、315は第二制御室12から流出する燃料量を設定
するための第二アウトレットオリフィスである。
【0038】図6に示す第一噴孔1及び第二噴孔4から
燃料が噴射されない第一モードにおいては、圧力制御弁
16のリフト量がゼロとされ、そのため、制御弁室17
内の燃料がリターン通路に流出できなくなり、制御弁室
17、第一制御室8及び第二制御室12内の圧力が上昇
する。その結果、第一ニードル弁2及び第二ニードル弁
5が閉弁側(図6の下側)に付勢され、第一ニードル弁
2及び第二ニードル弁5のリフト量はゼロになってい
る。
【0039】図2に示したように圧力制御弁16がフル
リフト位置に配置されると、第二制御室12内の燃料は
第二アウトレットオリフィス315及び制御弁室17を
介してリターン通路に流出することができず、第二制御
室12内の圧力が高い状態のまま維持される。その結
果、第二ニードル弁5のリフト量がゼロのまま維持さ
れ、第二噴孔4から燃料は噴射されない。一方、第一制
御室8内の燃料は第一アウトレットオリフィス11及び
制御弁室17を介してリターン通路に流出できるように
なり、第一制御室8内の圧力が減少する。その結果、第
一ニードル弁2はリフトせしめられ、第一噴孔1から燃
料が噴射される。
【0040】図3に示したように圧力制御弁16が中間
リフト位置に配置されると、第一制御室8内の燃料が第
一アウトレットオリフィス11及び制御弁室17を介し
てリターン通路に流出できるようになり、第一制御室8
内の圧力が減少する。その結果、第一ニードル弁2がリ
フトせしめられ、第一噴孔1から燃料が噴射される。更
に、第二制御室12内の燃料も第二アウトレットオリフ
ィス15及び制御弁室17を介してリターン通路に流出
できるようになり、第二制御室12内の圧力が減少す
る。その結果、第二ニードル弁5がリフトせしめられ、
第二噴孔4から燃料が噴射される。つまり、第一噴孔1
及び第二噴孔4の両方から燃料が噴射される。
【0041】図4に示した第一の実施形態と同様に、第
一噴孔1から噴射すべき燃料は、燃料供給通路7から第
一シート位置3を通過して第一噴孔1に供給され、第一
噴孔1から噴射される。また、第二噴孔4から噴射すべ
き燃料は、燃料供給通路7から第二シート位置6を通過
して第二噴孔4に供給され、第二噴孔4から噴射され
る。
【0042】第三の実施形態によれば、第一の実施形態
と同様の効果を奏することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第一噴
孔開閉弁を開閉することによっては制御することができ
ない燃料量を、第一シート位置と第二シート位置と第一
噴孔の内部とにより囲まれている空間内の燃料量ではな
く、第一シート位置と第一噴孔の内部とにより囲まれて
いる空間内の燃料量とすることができる。つまり、特開
平8−4625号公報に記載された燃料噴射装置に比
べ、噴孔開閉弁を開閉することによっては制御すること
ができない燃料量を少なくすることができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、第二噴孔
開閉弁を円滑に開閉させるために、第一噴孔開閉弁と第
二噴孔開閉弁との同軸度が厳しく要求されず、比較的容
易に加工を行うことができる。つまり、第一噴孔開閉弁
と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳しく要求される特開平
8−4625号公報に記載された燃料噴射装置に比べ、
燃料噴射装置を比較的容易に加工することができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、第二噴孔
開閉弁を閉弁側に付勢する制御室が第一噴孔開閉弁の外
部に配置される場合に比べ、燃料噴射装置をコンパクト
にすることができる。
【0046】請求項4及び5に記載の発明によれば、ガ
イド部と第二シート位置とが隣接して配置されるのに伴
ってガイド部材と第二噴孔開閉弁との同軸度及び第二シ
ート位置と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳しく要求さ
れ、燃料噴射装置の加工が非常に困難になってしまうの
を回避することができる。つまり、特開平8−4625
号公報に記載された燃料噴射装置のようにガイド部材と
しての第一噴孔開閉弁と第二噴孔開閉弁との同軸度が厳
しく要求されることがなく、燃料噴射装置を比較的容易
に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射装置の第一の実施形態の部分
断面側面図である。
【図2】第一噴孔から燃料が噴射されず第二噴孔から燃
料が噴射される第二モードを示した図1と同様の図であ
る。
【図3】第一噴孔及び第二噴孔の両方から燃料が噴射さ
れる第三モードを示した図1と同様の図である。
【図4】燃料供給通路7から第一噴孔1及び第二噴孔4
までの燃料の流れの詳細を示した図3の拡大図である。
【図5】本発明の燃料噴射装置の第二の実施形態の図1
と同様の部分断面側面図である。
【図6】本発明の燃料噴射装置の第三の実施形態の図1
と同様の部分断面側面図である。
【符号の説明】
1…第一噴孔 2…第一ニードル弁 3…第一シート位置 4…第二噴孔 5…第二ニードル弁 6…第二シート位置 7…燃料供給通路 8…第一制御室 12…第二制御室 16…圧力制御弁 17…制御弁室 19…ピエゾ式アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/18 350 F02M 61/18 350E 61/20 61/20 M N Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD07 BA00 BA51 BA55 CC01 CC05T CC05U CC08U CC12 CC14 CC18 CC28 CC52 CE13 CE27 CE34 CE35 DA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の機関運転条件下で燃料が噴射され
    る第一噴孔と、第一噴孔を開閉するための第一噴孔開閉
    弁と、第一噴孔開閉弁の閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座
    する第一シート位置と、第二の機関運転条件下で燃料が
    噴射される第二噴孔と、第二噴孔を開閉するために第一
    噴孔開閉弁の内側に配置された第二噴孔開閉弁と、第二
    噴孔開閉弁の閉弁時に第二噴孔開閉弁が着座する第二シ
    ート位置とを具備する燃料噴射装置において、第一噴孔
    から噴射すべき燃料が第一シート位置を通過して第一噴
    孔に供給され、第二噴孔から噴射すべき燃料が第一シー
    ト位置を通過することなく第二シート位置を通過して第
    二噴孔に供給されるように燃料供給通路を配置したこと
    を特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 第一の機関運転条件下で燃料が噴射され
    る第一噴孔と、第一噴孔を開閉するための第一噴孔開閉
    弁と、第一噴孔開閉弁の閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座
    する第一シート位置と、第二の機関運転条件下で燃料が
    噴射される第二噴孔と、第二噴孔を開閉するために第一
    噴孔開閉弁の内側に配置された第二噴孔開閉弁と、第二
    噴孔開閉弁の閉弁時に第二噴孔開閉弁が着座する第二シ
    ート位置とを具備する燃料噴射装置において、第一噴孔
    開閉弁から隔離して配置されたガイド部材によって第二
    噴孔開閉弁をガイドすることを特徴とする燃料噴射装
    置。
  3. 【請求項3】 第二噴孔開閉弁を閉弁側に付勢する制御
    室を第一噴孔開閉弁の内部に配置したことを特徴とする
    請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 第一の機関運転条件下で燃料が噴射され
    る第一噴孔と、第一噴孔を開閉するための第一噴孔開閉
    弁と、第一噴孔開閉弁の閉弁時に第一噴孔開閉弁が着座
    する第一シート位置と、第二の機関運転条件下で燃料が
    噴射される第二噴孔と、第二噴孔を開閉するために第一
    噴孔開閉弁の内側に配置された第二噴孔開閉弁と、第二
    噴孔開閉弁の閉弁時に第二噴孔開閉弁が着座する第二シ
    ート位置とを具備する燃料噴射装置において、開閉する
    第二噴孔開閉弁をガイドするためのガイド部材を設け、
    ガイド部材によってガイドされるガイド部とガイド部材
    によってガイドされない非ガイド部とを第二噴孔開閉弁
    に形成し、非ガイド部を隔てて第二シート位置とガイド
    部とを配置したことを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 ガイド部が第二シート位置から離れてい
    る側の第二噴孔開閉弁の端部に形成されていることを特
    徴とする請求項4に記載の燃料噴射装置。
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