JP4495434B2 - 二重モード燃料噴射システムおよびシステム用の燃料噴射器 - Google Patents

二重モード燃料噴射システムおよびシステム用の燃料噴射器 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、二重モード燃料噴射システムに関し、より詳しくは、弁制御を介して2つの異なるスプレーパターンを形成する能力を有する燃料噴射器に関する。
長年にわたって、技術者は、より清浄な燃焼エンジンの目標に向かって、いくつかの異なる方式を考案することに挑戦してきた。様々な噴射タイミング、量および速度により、所定のエンジンの完全な作動範囲にわたって様々な異なる望ましい結果が得られることが経験により教示されている。したがって、望ましくないエミッションを低減する少なくともそれらの能力に関して、様々な異なる能力を有する燃料噴射システムが、より狭い能力範囲を有する燃料噴射システムよりも一般に優れていることがある。例えば、燃料噴射システムにおけるカム制御から電子制御への飛躍は、NO、炭化水素および煙を含むが、それらに限定されない複数の概念のエミッションの実質的な低減を可能にしている。
望ましくないエミッションを低減する見込みがあるように思われる1つの領域は、均質なチャージ圧縮点火(HCCI)としばしば呼ばれる。HCCIエンジンでは、シリンダ空気との完全な混合により、シリンダ内の状態が自動着火を引き起こす前に均質に混合された希薄チャージの理想的な形成を可能にするために、燃料が圧縮サイクルで早期に噴射される。HCCIモードで作動するエンジンは、比較的低い出力の望ましくないエミッションを示している。HCCI方式は見込みがあるように思われるが、それ自体に問題がある。例えば、HCCIは、エンジンの作動範囲の下方半部でHCCIを最も望ましくする著しく高いシリンダ圧力の上昇速度および力荷重を引き起こすことがある。同様に、多くの技術者は、HCCI方式で作動するエンジンの点火タイミングを制御する困難に取り組む方法を模索している。したがって、現時点では、純粋なHCCI方式は、従来のパワー密度要件を有する大部分の商業エンジン用途にとって実用的でない。
HCCIエンジンのこの限界は、HCCI燃料噴射システムと従来の燃料噴射システムとをエンジンに装備することにより関連技術において対処されてきた。このような二重システム方式が実用的であるように思われるが、2つの完全な噴射システムによってもたらされる高い出費および複雑さは、このシステムを商業的に挑戦的なものとしている。
本発明は、上述の課題の1つ以上に向けられる。
一形態では、燃料噴射器の2組のノズル出口は、加圧流体の利用可能性およびニードル制御弁部材の位置に基づき、第1および第2のニードル弁部材によって開閉される。2つのニードル弁部材は別個の閉油圧表面を有する。適切なスプレーパターンにより、燃料噴射器は、ディーゼルエンジン用のHCCIスプレーパターンおよび従来の噴射スプレーパターンの両方を形成できる。
他の形態では、燃料噴射システムは、第1および第2のニードル弁部材をそれぞれが含む複数の燃料噴射器を含む。ニードル弁部材のそれぞれは、別個のニードル制御チャンバ内の流体圧力にさらされる別個の閉油圧表面を含む。少なくとも1つのニードル弁部材の少なくとも開口は、燃料噴射器内のある圧力状態を決定するニードル制御弁の位置付けによって制御される。
他の形態では、燃料噴射システムを作動する方法は、燃料噴射器の均質なチャージノズル出口セットを通して燃料を噴射する工程を含む。このことは、ニードル制御弁を第1の位置に少なくとも部分的に配置することによって達成される。さらに、この方法は、ニードル制御弁を第2の位置に少なくとも部分的に配置することにより、燃料噴射器の従来のノズル出口セットを通して燃料を噴射する工程を含む。
図1を参照するに、エンジン10は、コモンレール16と複数の燃料噴射器14と燃料源18とを有する燃料噴射システム12を含む。例示した実施例では、エンジン10は、往復エンジンピストン15をそれぞれが含む6つのシリンダ11を含む。いずれにせよ、当業者は、実質的に任意の型式の内燃機関に本発明を適用することができるが、6気筒ディーゼルエンジンの関連で示されていることを理解するであろう。例示した実施例の実施形態では、燃料噴射システム12は、燃料とは別個の作動液を利用する油圧作動式燃料噴射器14を含む。特に、作動液回路は、好ましくはエンジン潤滑オイルであるが、クーラント、トランスミッション流体および燃料も含む他の任意の適切かつ利用可能な流体であり得る作動液源20から流体を引く。燃料源18は、留出ディーゼル燃料を収容する従来の燃料タンクを示している。本発明は、二重流体圧力で強化された油圧作動式燃料噴射システムの関連で示されているが、本発明は、多様な燃料噴射システムの潜在的な用途を確認している。これらには、油圧作動される単一の流体システム、機械作動式燃料噴射システム、ユニットポンプ燃料噴射システム、および当業者に公知の適切な制御特徴を含むコモンレールシステムも含まれるが、それらに限定されない。
低圧オイルは低圧ポンプ21によって作動液源20から引き抜かれかつ循環される。次に、この比較的低圧のオイルはフィルタ22内で濾過され、また1つの方向においてエンジン潤滑通路24に、および他の分岐方向において低圧作動液供給通路25に分岐する前に、冷却器23内で冷却される。流体供給部25は、高圧供給ライン27を介して高圧作動液をコモンレール16に供給する高圧ポンプ26の入口に連結される。それぞれの燃料噴射器14は、別個の分岐通路28を介してコモンレール16に連結された作動液入口40を含む。使用される作動液は、ドレイン通路29を介して源20に戻して再循環するために作動液ドレイン41の燃料噴射器14を出る。
コモンレール16内の圧力は、高圧ポンプ26の出力を制御することによって電子制御モジュール36により電子制御されることが好ましい。このことは、ポンプ26の流量能力を燃料噴射システム12の流量要求に合わせることによって達成されることが好ましい。制御信号は電子制御モジュール36から通信ライン43を介して高圧ポンプ26に通信される。コモンレール16内の圧力の制御は、圧力センサ45から通信ライン44を介してコモンレール圧力信号を受信する電子制御モジュール36を含む閉ループアルゴリズムを介して達成されることが好ましい。したがって、好ましいシステムでは、ポンプ出力は、ポンプ出力をシステム要求に合わせる開ループ方式によって制御され、一方、コモンレール16内の圧力は、所望の圧力と感知圧力とを比較することによって閉ループ方式で制御される。いずれにせよ、当業者は、関連技術で公知の他の方法でコモンレール16内の圧力を制御し得ることを理解するであろう。
燃料は、源18から燃料を引く燃料循環ポンプ31によって燃料噴射器14の間で循環される。燃料フィルタ32内で濾過された後、燃料は燃料供給ライン33を介して燃料噴射器14に供給される。燃料循環ポンプ31は、燃料噴射システム12の意図する最大要求を満足するために、ある量の燃料を連続的に循環する能力を有する電動ポンプであることが好ましい。未使用の燃料は、従来の方法で燃料帰還通路35を介して源18に戻される。燃料噴射器14は、従来の方法で通信ライン39を介して個々の噴射器に送信される制御信号を介して、電子制御モジュール36により電子制御されることが好ましい。つまり、様々な構成部材への制御信号は、センサ37から通信ライン38を介して電子制御モジュール36に供給される公知のセンサ信号をベースとする。
図2を参照するに、好ましい実施形態では、それぞれの燃料噴射器14はノズルアセンブリ47と増圧器48と圧力制御弁49とを含む。当業者は、燃料噴射器14が、同一の噴射器本体52にすべてが位置決めされたノズルアセンブリ47と増圧器48および圧力制御弁49とを含むが、これらの別個の特徴を別個の本体構成部材に位置決めし得ることを理解するであろう。さらに、これらの特徴のいくつかは、本発明の意図する範囲から逸脱することなく、異なる形態を採用し得る。例えば、圧力制御弁49および増圧器48の両方をカム駆動プランジャに置き換えることが可能であり、この場合、カムは、エンジンサイクル毎の所望の噴射ショット数に応じて1つ以上のローブを有し得る。さらに、これらの構成部材は、本発明の意図する範囲から逸脱することなく、適切な弁を介してノズルアセンブリ47に連結された燃料のコモンレールに置き換え得る。なお他の形態では、ユニット燃料ポンプをノズルアセンブリ47に直接連結し得るか、あるいはユニットオイルポンプを増圧器48に連結することができ、なお、これらも本発明の意図する範囲に含まれる。したがって、燃料の電子制御および燃料加圧に関する形態は、本発明から逸脱することなく多様な構造体を採用できる。
圧力制御弁49は、好ましくはソレノイドであるが圧電またはボイスコイルのような任意の適切な他の電気アクチュエータであり得る第1の電気アクチュエータ50を含む。ソレノイドコイル53は、電圧の印加時にアーマチュア54を移動するように動作可能に連結される。アーマチュア54は圧力制御弁部材55に取り付けられるか、あるいはそれと共に移動するように動作可能に連結される。例示した実施形態では、圧力制御弁部材55はスプール弁部材であるが、当業者は、ポペット弁部材のような他の種類の弁部材を圧力制御弁部材の代わりに置き換え得ることを理解するであろう。ソレノイド50の電圧が切られると、付勢ばね42は、アニュラス57を介して作動液キャビティ58を低圧作動液ドレイン41に連結する位置に、左側に向かって圧力制御弁部材55を付勢する。ソレノイドコイル53に電圧が印加されると、アーマチュア54および制御弁部材55は、ばね42の動作に対抗して右側に移動し、アニュラス56を介し作動液キャビティ58と高圧作動液入口40との間の流体連結部を開く。これが行われると、アニュラス57は作動液キャビティ58と作動液ドレイン41との間の流体連結部を閉じる。したがって、圧力制御弁部材55の位置およびソレノイド50の電圧印加状態に応じて、作動液キャビティ58は高圧作動液入口40に連結されて、燃料噴射器内の燃料を加圧するか、あるいは低圧作動液ドレイン41に連結されて、噴射イベントの間に燃料噴射器それ自体のリセットを可能にする。
増圧器48は、作動液キャビティ58内の流体圧力にさらされる頂部を有する段付き頂部の増圧ピストン60を含む。必ずしも必要ではないが、増圧ピストン60は、高圧作動液がピストンの移動開始部分にわたってピストンの頂面部分のみに有効に作用するように、段付き頂部を含むことが好ましい。このことにより、燃料噴射イベントの開始部分にわたってより低い噴射圧力を得ることができる。段付き頂部の形状および長さに応じて、ランプ前端およびブーツ状の前端レートシェーピングを含むがそれらに限定されない他の前端レートシェーピング形状を形成できる。増圧ピストン60は、図示したようにリターンスプリング62によって増圧ピストンの後退位置に向かって上方に付勢される。噴射イベントの間、増圧ピストン60がばね62の作用下で後退しているとき、使用作動液は作動液キャビティ58から作動液ドレイン41に放出される。増圧ピストンの下向きポンピング行程を受けると、プランジャ61が動作可能に連結されて増圧ピストン60と共に移動し、燃料加圧チャンバ63内の燃料を加圧する。プランジャ61および増圧ピストン60が後退しているとき、新しい低圧燃料が低圧燃料循環通路59を介して燃料加圧チャンバ63内に押入され、チェック弁69を通過する。低圧燃料循環通路59は、噴射器本体ケーシングとその内部の構成部材の噴射器スタックとの間のクリアランスによって形成される環状空間を介して、燃料入口34に流体連結される。増圧ピストン60はプランジャ61よりも大きな直径を有するので、燃料加圧チャンバ63内の燃料圧力は、コモンレール16(図1)内に収容された作動液圧力の燃料圧力よりも数倍高めることができる。
図3をさらに参照するに、ノズルアセンブリ47は、燃料加圧チャンバ63と均質なチャージノズル出口セット65との間に延在するノズル供給通路64と、従来のノズル出口セット66とを含む。ノズル出口セット65と66の開閉は、第1のニードル弁部材67と第2のニードル弁部材68とによってそれぞれ制御される。プランジャ61がその下向きポンピング行程を受けているとき、ノズル供給通路64は、噴射圧力レベルにある燃料を収容する高圧通路であると考えることができる。噴射イベント中に均質なチャージノズル出口セット65または従来のノズル出口セット66のどちらが開くかは、第2の電気アクチュエータ51に動作可能に連結されるニードル制御弁部材72の位置付けに左右される。均質なチャージノズル出口セット65は、燃料噴射器の中心線に対して比較的低い角度に配向される1つ以上のノズル出口を含む。当業者は、エンジンピストンがその圧縮行程を受けている間に燃料と空気との混合を行うように、均質なチャージノズル出口セットが配向されることを理解するであろう。従来のノズル出口セット66は、従来の方法で噴射器本体の中心線に対して比較的高い角度に配向される1つ以上のノズル出口を含む。
第1のニードル弁部材67は、第1のニードル制御チャンバ80内の流体圧力にさらされる閉油圧表面81と、流体連結通路88を介してノズル供給通路64内の流体圧力にさらされる開油圧表面91とを含む。第1のニードル弁部材67は下方位置に向かって付勢されて第1の弁座90と接触し、第1のニードル制御チャンバ80に位置決めされる第1の付勢ばね82によって均質なチャージノズル出口セット65を閉じる。
第2のニードル弁部材68は、第2のニードル制御チャンバ84内の流体圧力にさらされる第2の閉油圧表面86と、ノズル供給通路64内の流体圧力にさらされる開油圧表面94とを含む。第2のニードル弁部材68は、通常、下方に付勢されて第2のニードル座部93と接触し、第2の付勢ばね85の動作を介して従来のノズル出口セット66を閉じる。さらに、第2のニードル弁部材68は、第1のニードル弁部材94を介して下方に付勢されて第2のニードル座部93と接触し、第1の付勢ばね82の動作を介して第1の弁座90を押圧する。ばね82と85の強度ならびに開油圧表面91と94のサイズは、第1および第2のニードル弁部材の両方が同様の弁開放圧力を有するようなものであることが好ましい。いずれにせよ、当業者は、2つの異なるニードル弁部材のために異なる弁開放圧力を生成してある所望の効果が得られるように、これらの形態を変更し得ることを理解するであろう。当業者は、第2のニードル弁部材68が、別個であるが取り付けられた少なくとも2つの構成部材を含むことを理解するであろう。この特許に使用されているように、任意の種類の弁部材は、単一ユニットとして共に移動するように取り付けられるか、あるいは連結される1つ以上の構成部材であり得る。ニードル弁部材67の最大上方移動距離は、第1のニードル制御チャンバ80に位置決めされる第1のニードル弁部材のスペーサ厚さ部分およびストッパ部片部分によって決定される。ニードル弁部材68の最大上方移動距離は、好ましくは厚さカテゴリ部分であるスペーサ89によって決定される。第1のニードル制御チャンバ80は、案内部83によって第2のニードル制御チャンバ84から実質的に流体的に隔離される。同様に、第2のニードル制御チャンバ84は、案内領域87を介してノズル供給通路64から実質的に流体的に隔離される。
ニードル制御弁部材72の位置付けは、ニードル制御チャンバ80または84のどちらがノズル供給通路64内の高圧に連結されるかを決定し、それ故に、ニードル弁部材67または68のどちらが噴射イベント中に開位置に持ち上がるかを決定する。第2の電気アクチュエータ51はアーマチュア71への連結部を介してニードル制御弁部材72に動作可能に連結されることが好ましい。第2の電気アクチュエータ51はソレノイドとして示されているが、圧電またはボイスコイルを含むがそれらに限定されない任意の適切な他の電気アクチュエータでもあり得る。ニードル制御弁部材72は、通常、付勢ばね73を介して下方に付勢され、第2の弁座75と接触する。この位置にあるとき、第2のニードル制御チャンバ84は、圧力連通通路77を介して、第1の弁座74を過ぎて、また連結通路76を介してノズル供給通路64に流体連結される。この位置にあるとき、第1のニードル制御チャンバ80は、第2の弁座75の閉鎖の故にノズル供給通路64から流体的に隔離される。好ましい実施形態では、第1のニードル制御チャンバ80は、第2の圧力連通通路78を除いて密閉容積である。しかし、ある場合には、制限された通気通路98(図3)を介して第1のニードル制御チャンバ80を環状の低圧燃料循環通路59に連結することが望ましいかもしれない。遮断されないが制限的な通気通路98を含むことは、噴射イベント中の第1のニードル制御チャンバ80内への高圧燃料の漏れが、第1のニードル弁部材67の過度に早い閉鎖を引き起こす程度に十分である場合には、望ましいかもしれない。通気通路98が含まれない場合、第1のニードル弁部材67は、第2の電気アクチュエータ51の電圧が切られるときに噴射イベントが開始される場合低圧にあるため、比較的密閉された容積の第1のニードル制御チャンバ80へのその上方開位置に持ち上がることができる。通気通路98を省き、またニードル弁部材67の上昇によって引き起こされるニードル制御チャンバ80の容積の低減に対し燃料の圧縮性で対応することが好ましい。
第2の電気アクチュエータ51に電圧が印加される場合、ソレノイドコイル70はアーマチュア71を引き付け、かつニードル制御弁部材72を上方に持ち上げて、第1の弁座74を閉じ第2の弁座75を開放する。これが行われると、第1のニードル制御チャンバ80はノズル供給通路64内の高圧に流体連結されて、閉油圧表面81に作用する高圧の油圧力の故に第1のニードル弁部材67の第1のニードル座部90からの持ち上がりを防止する。ノズル供給通路64内の燃料圧力が噴射イベントの間に増加する前に第2の電気アクチュエータ51に電圧が印加されると、弁座74の閉鎖の故に第2のニードル制御チャンバ84に低圧が存在する。好ましくは、第2のニードル制御チャンバ84は圧力連通通路77を除いて密閉容積であるが、様々な構成部材の間の燃料漏れが問題である場合、遮断されないが制限される通気通路99を介して低圧燃料循環通路59に連結し得る。第2のニードル制御チャンバ84が低圧にあり、またノズル供給通路64内の燃料圧力が噴射レベルに増加して、開油圧表面94に作用すると、第2のニードル弁部材68は上方に持ち上がり、ノズル供給通路64への従来のノズル出口セット66を開放する。当業者は、第2の弁部材68がその開位置に持ち上がると、第1のニードル弁部材67も持ち上げるが、第1のニードル弁部材67は第1のニードル座部90に接触して閉じたままであるため、均質なチャージノズル出口セット65はブロックされたままであることを理解するであろう。通気通路99は好ましくは省かれるが、ニードル弁部材を開位置に移動することによって引き起こされる漏れおよび/または流体変位が通気口の必要性を生じるならば、含むことができる。追加的にまたは代わりに、アニュラスへの連結部が外側ニードル弁部材68である通気通路97を使用して、漏洩流を制御できる。
次に図4を参照するに、油圧作動式燃料噴射器114は、図2の実施形態に示したようなノズル供給通路64に流体連結された連結通路76よりも、むしろ作動液キャビティ158に連結された連結通路176を含む点を除いて、図2に示した燃料噴射器に極めて近い。すなわち、図4の実施形態では、作動液は、電気アクチュエータ151の電圧印加状態に基づき、ニードル制御弁部材172の位置付けに基づきニードル制御チャンバに送られる。図2の実施形態と同様に、作動液キャビティ158内の圧力を制御する圧力制御弁部材155の位置は、第1の電気アクチュエータ150によって制御される。したがって、図4の実施形態は、図2の実施形態のような燃料圧力よりも、むしろ高圧または低圧オイルがニードル弁部材の閉油圧表面に適用される点を除いて、図2の実施形態と実質的に同一である。
次に図5を参照するに、ノズルアセンブリ247は、図2の実施形態に示したノズルアセンブリ47の代わりに置き換え得るか、あるいは燃料を加圧しかつ燃料噴射器への燃料の流れを制御するための、図1と図2に示した以外の手段を含む異なる種類の燃料噴射システム内の独立型燃料噴射器であり得る。本実施形態は、その連結通路276が、図2と図3の実施形態のようなノズル供給通路64に流体連結された連結通路76よりも、むしろ低圧燃料循環領域259に流体連結されるという点で、図3に示したノズルアセンブリ47とは異なる。したがって、本実施形態では、ニードル制御弁部材272は第1の弁座274と第2の弁座275との間を移動して、第1のニードル制御チャンバ280または第2のニードル制御チャンバ284を低圧燃料通路259に連結する。本実施形態では、第1のニードル制御チャンバ280は、通気連結通路276に位置決めされた流量制限部244よりも制限的な流量制限部242を含む非遮断の連結通路243を介してノズル供給通路264に流体連結される。これらの流量制限部および様々な通路のため、第1のニードル制御チャンバ280は、ニードル制御弁部材272が第1の弁座274を開く下方位置にあるとき、比較的低い圧力に低下する。つまり、第1のニードル制御チャンバ280内の圧力は、ノズル供給通路264内の圧力と低圧燃料循環通路259内の圧力との間のどこかにある。この位置にあるとき、流量制限部242は流量制限部244よりも制限的であるため、第1のニードル制御チャンバ280は、圧力連通通路278と通気連結通路276とを介して低圧燃料循環通路259に流体連結されるので比較的低圧にある。
電気アクチュエータ251に電圧が印加され、ニードル制御弁部材272を上方に持ち上げて第2の弁座275を開くと、第2のニードル制御チャンバ284は、圧力連通通路277と通気連結通路276とを介して低圧燃料循環通路259に流体連結される。これが行われると、ニードル制御チャンバ284内の圧力はノズル供給通路264内の圧力と燃料循環通路259内の圧力との間のどこかにあるが、この理由は、第2のニードル制御チャンバ284が、非遮断の連結通路241を介してノズル供給通路264に流体連結されるからである。しかし、流量制限部240は流量制限部244よりも制限的であるので、ニードル制御弁部材272が座部275を開く上方位置にあるとき、第2のニードル制御チャンバ284内の圧力は低下する。以前の実施形態と同様に、第1のニードル制御弁部材267は均質なチャージノズル出口セット265の開閉を制御する。第1のニードル弁部材267は、第1のニードル制御チャンバ280内の流体圧力にさらされる閉油圧表面281を含む。第2のニードル弁部材268は従来のノズル出口セット266の開閉を制御する。第2のニードル弁部材268は、第2のニードル制御チャンバ284内の流体圧力にさらされる閉油圧表面286を含む。
当業者は、例示した実施形態のすべてが、同心関係で第2のニードル弁部材内に少なくとも部分的に位置付けられた第1のニードル弁部材を示していることを理解するであろう。さらに、第1のニードル弁部材用の弁座は第2のニードル弁部材の内面に位置決めされる。当業者は、2つのニードル弁部材の間のネスト関係は好ましいが、絶対的には必要でないことを理解するであろう。つまり、2つのニードル弁部材は、本発明の意図する範囲から逸脱することなく、互いにまた噴射器本体に対して他のある空間関係で位置決めすべきである。
次に図1〜図3および図6a〜図6eのグラフを参照するに、本発明による一例の噴射順序が記述されている。噴射順序の開始前、第1および第2の電気アクチュエータ50と51の電圧が切られ、低圧が燃料噴射器14の全体にわたって支配する。つまり、圧力制御弁部材55は、作動液キャビティ58を低圧ドレイン出口41に連結する位置に付勢される。さらに、プランジャ61および増圧ピストン60はそれらの後退位置にあり、また燃料加圧チャンバ63は、チェック弁69を通過して低圧燃料循環通路59に流体連結されるように低圧にある。この結果、ノズル供給通路64、およびニードル制御弁に関連する様々な通路も低圧にあることになる。本発明の好ましい形態では、2つの異なるノズル出口セットは、均質なチャージ圧縮点火噴射および従来の燃料噴射のために構成されることが好ましい。したがって、エンジンピストン15がその上方圧縮行程を開始した後いつか、好ましくはピストンが上死点位置よりも下死点位置に近いときに、均質なチャージ噴射イベントが望ましい。このような場合、燃料は早期に噴射され、また燃料スプレーはエンジンシリンダ11内に比較的下方に向けられて、エンジンピストンがその圧縮行程を完了するときの期間にわたって可能な最善の混合を促進する。
図6eに示したような均質なチャージ圧縮噴射イベント100の所望のタイミングの直前、電流が電気アクチュエータ50に供給されて、圧力制御弁部材55を右方に移動し、低圧ドレイン41を閉じかつ高圧作動液入口40に対して作動液キャビティ58を開く。これが行われると、高圧作動液は、燃料噴射器14内に流れ、増圧ピストン60に作用し、増圧ピストン60およびプランジャ61を下方に移動させて、燃料加圧チャンバ63内の燃料を加圧する。このことは図6cの開始上方スロープによって示されているが、閉位置から開位置への圧力制御弁部材の移動は図6aに示されている。プランジャ61の下方移動は、急速に、燃料加圧チャンバ63内の燃料圧力を噴射レベルに上昇させる。ノズル供給通路64内の圧力が上昇するとき、連結通路76と第1の圧力連通通路77とを介して、高圧が第2のニードル制御チャンバ84に伝えられる。したがって、第2のニードル弁部材68は、図6dの点線に示したように下方閉位置に留まる。しかし、第1のニードル制御チャンバ80は、第2の弁座75が閉じているため低圧にあるので、燃料圧力が付勢ばね82を克服する程度に十分な弁開放圧力を超えると、第1のニードル弁部材67は上方に持ち上がり、均質なチャージノズル出口セット65を開く。第1のニードル弁部材67のこの開口が図6dの実線で示されている。予想されるように、第1のニードル弁部材が開位置に持ち上がるとき、燃料は、図6eに示した均質なチャージ噴射イベント100のためにスプレーを開始する。所望の量の燃料が噴射される直前、均質なチャージ噴射イベント100は、電気アクチュエータ50の電圧を切って低圧ドレイン41への作動液キャビティ58を開き、増圧ピストン60に対する圧力を解放することによって終了される。これが行われると、プランジャ61および増圧ピストン60の下方移動が停止し、プランジャおよび増圧ピストンは、リターンスプリング62の強度の干渉を受けた速度で後退し始める。この後退は、プランジャの移動の比較的長いスロープ状部分によって図6cに示されている。プランジャ61が遅くなり、最終的に下方移動を停止すると、燃料加圧チャンバ63およびノズル供給通路64内の燃料圧力も急低下する。燃料圧力が弁閉鎖圧力を下回ると、第1のニードル弁部材67が下方に移動して、付勢ばね82の作用下で均質なチャージ出口セット65を閉じる。第1のニードル弁部材67が弁座90に着座することにより、均質なチャージ噴射イベント100が完了される。次に、圧縮行程中にエンジンシリンダ内で噴射燃料と空気とが混合するときに、燃料噴射器は、プランジャ61および増圧ピストン60の後退によってそれ自体をリセットする能力を有する。それ以降何も行われなかった場合、エンジンピストンが上死点位置の領域にあるときに、均質なチャージがエンジンシリンダ15内で自動点火するであろう。
当業者は、任意の数の均質なチャージ圧縮イベントを所望のタイミングで実行できることを理解するであろう。特定の燃料噴射器および燃料噴射システムの構造に応じて、均質なチャージ噴射イベントを1つ以上の方法で終了できる。第1の方法では、第1の電気アクチュエータ50の電圧が切られて、弁閉鎖圧力未満に燃料圧力を低減することで、付勢ばね82の作用下で第1のニードル弁部材67をその閉位置に向かって下方に移動させる。通気通路98と99が使用されない場合、燃料圧力がなお比較的高い間に第2の電気アクチュエータ51に電圧を印加して噴射イベントを終了することによって、均質なチャージ噴射イベントも終了できる。このような場合、ニードル制御弁部材72の上方移動により、第2のニードル制御チャンバ84内の高圧が捕捉され、第2のニードル弁部材68がその下方閉位置に留まるようにする。しかし、ニードル制御弁部材72の上方移動は座部75を開き、第1のニードル制御チャンバ80をノズル供給通路64内の高圧流体に連結することで、第1のニードル弁部材67が油圧および第1のニードル弁部材67の付勢ばね82の作用下で急に閉じるようにする。また、当業者は、燃料噴射器が、図3のかくれ線内に示したような通気口98または99を含まない図2に示した構造体を有する場合、様々な終了の噴射レートシェーピングを実行できることを理解するであろう。つまり、第2の電気アクチュエータ51の電圧遮断に対する第1の電気アクチュエータ50の電圧遮断のタイミングを調整して、最大燃料圧力と、付勢ばね82によって規定される弁閉鎖圧力との間のどこかにある閉位置に向かって、第1のニードル弁部材67が移動するようにすることができる。
図6a〜図6eの例示した一例の噴射順序では、均質なチャージ噴射イベント100の後に、従来の噴射イベント101が続く。従来の噴射イベント101を行うために、噴射器14内の燃料圧力が第1のニードル弁部材67の弁開放圧力に達する前に、第2の電気アクチュエータ51に電圧を印加することが好ましい。図6aと図6bのグラフでは、第1の電気アクチュエータ50の前に第2の電気アクチュエータに電圧が印加される。こうすることによって、ニードル制御弁部材は上方に移動して、第1の弁座74を閉じかつ第2の弁座75を開く。この結果、第2のニードル制御チャンバ84は低圧で捕捉され、これに対し、第1のニードル制御チャンバ80は、連結通路76と圧力連通通路78とを介してノズル供給通路64に流体連結されることになる。しかし、当業者は、燃料噴射器が加圧される前のニードル制御チャンバの単なる移動の結果、第1および第2のニードル弁部材67と68の両方がそれらの下方閉位置に留まることを理解するであろう。従来の噴射イベント101の所望の開始直前、第1の電気アクチュエータ50に電圧が印加されて、作動液キャビティ58を高圧作動液入口40に連結する。従前の例と同様に、高圧作動液は増圧ピストン60に作用し、かつプランジャ61は下方に駆動され、燃料加圧チャンバ63内の燃料を加圧する。燃料圧力が上昇するとき、この圧力は第1のニードル制御チャンバ80に連通され、かつ閉油圧表面81に作用して、第1のニードル弁部材67と弁座90との接触を維持し、均質なチャージノズル出口セット65を閉じるかあるいはブロックする。しかし、燃料圧力内のこの上昇は第2のニードル弁部材68の開油圧表面94に作用し、様々な油圧表面およびばね82と85のサイズに関連する弁開放圧力を燃料圧力が超えるときに開油圧表面により両方のニードル弁部材を上方に持ち上げて従来のノズル出口セット66を開くようにする。両方のニードル弁部材を持ち上げて、従来のノズル出口セット66を開くこの形態が、図6dに示されている。従来の噴射イベントの所望の終了直前、第1の電気アクチュエータ50の電圧が切られ、作動液キャビティ58を低圧作動液ドレイン41に連結する位置に、圧力制御弁部材55を移動して戻す。この結果、プランジャ61および増圧ピストン60は停止し、最終的に図6cに示したように後退し始める。プランジャ61の下方移動を遅くしかつ停止することにより、燃料加圧チャンバ63およびノズル供給通路64内の燃料圧力は弁閉鎖圧力未満に急低下して、第1および第2のニードル弁部材を共に下方に移動させて、弁座93を閉じかつ従来のノズル出口セット66をブロックする。この形態が図6dに示されている。座部93の閉鎖をもって、従来の噴射イベント101が終了する。弁50の前に弁51への電流を切ることによって、外側ニードル68のより急な閉鎖を達成することができる。燃料圧力が第1のニードル弁部材67の弁開放圧力未満に低下した後のある時間に、好ましくは第1の電気アクチュエータ50の電圧が切られた後に、第2の電気アクチュエータ51の電圧が切られて、ニードル制御弁部材72をその下方位置に戻す。
当業者は、ニードル制御チャンバ80と84が、影に示したように図3の通気口98と99と通気されない場合、従来の噴射イベントを他の方法で終了できることを理解するであろう。つまり、高圧燃料を第2のニードル弁部材68の閉油圧表面86に適用するために、第2の電気アクチュエータ51の電圧を切ることによって、従来の噴射イベントを終了できる。これが行われると、閉油圧表面81および閉油圧表面86の両方に作用する高圧燃料は、両方のニードル弁部材67と68を下方に移動させて、従来のノズル出口セット66を閉じる。したがって、本発明のこの形態は、ニードル弁部材が閉位置に向かって移動し始めるとき、噴射終了時の燃料圧力を最大噴射圧力とニードル弁部材の弁閉鎖圧力との間で選択できるように、前述の形態のある終了の噴射レートシェーピングを許容できる。従来の単一の噴射イベントのみが示されたが、当業者は、本発明が所望のタイミングで複数の従来の噴射イベントを達成できることを理解するであろう。
図4の燃料噴射器は、第1の電気アクチュエータ150に電圧を印加するかあるいは電圧を切ることによって噴射イベントが開始および終了されることを除いて、同様の方法で動作する。つまり、ニードル制御チャンバのいずれかが低圧領域に通気されるかどうかに関係なく、それぞれの噴射イベントは、第1の電気アクチュエータ150に電圧を印加することによって開始され、かつその電圧を切ることによって終了される。図4に示した構造では、第2の電気アクチュエータ151は、どの形態の噴射が行われるかを決定するためのスイッチとして機能する。第2の電気アクチュエータ151の電圧が切られた場合、均質なチャージ噴射イベントが行われる。電気アクチュエータ150の前に第2の電気アクチュエータ151に電圧が印加された場合、従来の噴射イベントが行われる。図4の実施形態は、燃料噴射器14の通気されない形態に関して記述したように、第2の電気アクチュエータ151の電圧印加状態を変更することによって、噴射イベントのいずれかを終了することもできる。
次に図5を参照するに、噴射イベントは、ノズル供給通路64が高圧燃料源に連結されるときに開始される。この高圧燃料は、コモンレール、カム作動プランジャの下、ユニットポンプ、または図2に示した種類の燃料加圧チャンバから来ることができる。図2のノズルアセンブリ47の代わりにノズルアセンブリ247に置き換えられることを前提とすると、第1の電気アクチュエータ50に電圧を印加することによって均質なチャージ噴射イベントが開始され、高圧作動液40への作動液キャビティ58を開く。このことは、ピストン60およびプランジャ61を下方に移動させて、燃料加圧チャンバ63およびノズル供給通路264内の燃料を加圧する。第2の電気アクチュエータ251は、ニードル制御弁部材272が第2の座部275を閉じるが、第1の座部274を開くように、電圧が印加されない状態のままである。この位置にあるとき、第1のニードル制御チャンバ280は、圧力連通通路278と連結通路276とを介して低圧燃料通路259に流体連結される。流量制限部242は流量制限部244よりも制限的であるので、ニードル制御チャンバ280内の圧力は増加するが、ノズル供給通路264内の高圧燃料に対して低く留まる。このことにより、燃料圧力が弁開口圧力を超えるときに、第1のニードル弁部材267が上方に持ち上がり、均質なチャージ出口セット265を開くことができる。他方、第2のニードル弁部材268は、座部275が閉じられるため下方位置に留まり、従来のノズル出口セット266をブロックし、この結果、第2のニードル制御チャンバ284内の圧力が、ノズル供給通路264に関連する高レベルの圧力に上昇することになる。均質なチャージ噴射イベントの所望の終了の直前、第1の電気アクチュエータ50の電圧が切られ、燃料圧力が燃料噴射器全体にわたって弁閉鎖圧力未満に低下するようにし、この結果、第1のニードル弁部材267は下方に移動して、その付勢ばねの作用下で均質なチャージノズル出口セット265を閉じることになる。
従来の噴射イベントは、燃料圧力が実質的にノズルアセンブリ247内で上昇する前に、好ましくは第1の電気アクチュエータ50に電圧を印加する前に、第2の電気アクチュエータ251に電圧を印加することによって達成される。これが行われると、第1の弁座274が閉じられて、第2の弁座275が開かれる。これが行われると、第2のニードル制御チャンバ284は、圧力連通通路277と連結通路276とを介して低圧燃料通路259に流体連結される。しかし、第1のニードル制御チャンバ280は通路243を介してノズル供給通路264に連結されるにすぎない。流量制限部240は、好ましくは流量制限部244よりも制限的であるため、ノズル供給通路264内の圧力の上昇により、第2のニードル制御チャンバ284内の燃料圧力は比較的低く留まることになる。したがって、ノズル供給通路264内の燃料圧力が弁開口圧力を超えると、第2のニードル弁部材268はその開位置に持ち上がり、従来のノズル出口セット266を開く。従来の噴射イベントは、第1の電気アクチュエータ250の電圧を切って、作動液キャビティ58を低圧ドレイン通路41に再連結することによって終了される。このことは、燃料噴射器全体にわたる燃料圧力の低下を引き起こし、第2のニードル弁部材268および第1のニードル弁部材267が同時に下方に移動して従来のノズル出口セット266を閉じ、従来の噴射イベントを終了するようにする。
当業者は、本発明の異なるすべての形態において、それぞれの均質なチャージ噴射イベントが、ニードル制御弁を第1の位置に配置することによって開始されることを理解するであろう。この第1の位置は、第1のニードル弁部材に関連付けられたニードル制御チャンバが、噴射イベントの全体にわたって比較的低圧に留まることが可能にされる位置に対応することが好ましい。このことは、図2の実施形態のように当該ニードル制御チャンバを高圧燃料から隔離することによって、図3に示したように第1のニードル制御チャンバを高圧燃料に対し隔離し、かつ任意の通気通路98を介して第1のニードル制御チャンバを通気することによって、あるいは図5の実施形態に示したように第1のニードル制御チャンバを高圧燃料に対し隔離し、かつニードル制御弁を介して第1のニードル制御チャンバを通気口に連結することによって達成することができる。したがって、ニードル制御弁部材がその第1の位置にあるとき、第1のニードル制御チャンバは低圧通路および高圧通路の少なくとも1つに流体連結される。個々の噴射器の構造に応じて、第1のニードル制御チャンバは、図5に示したように、非遮断の通路を介してノズル供給通路に流体連結し、図3のかくれ線に示したように、非遮断の通気通路98を介して低圧燃料循環通路に流体連結し得るか、あるいはニードル制御弁を通すことを除いてノズル供給通路または低圧通路に全く連結し得ない。
従来の噴射イベントを実行することが望まれる場合、ニードル制御弁部材は、噴射イベント中に第2のニードル制御チャンバが比較的低圧にあることを可能にする位置に移動される。このことは、第2のニードル弁部材が開位置に持ち上がり、従来のノズル出口セットを開くことを許容する。図2に示した実施形態の場合、第1のニードル制御チャンバが高圧ノズル供給通路64に流体連結され、かつ第2のニードル制御チャンバ84が第2の弁座75の閉鎖を介して高圧から隔離されることになる。図3の実施形態では、ニードル制御弁部材72の移動により、第2のニードル制御チャンバ84がノズル供給通路64内の高圧から隔離されるが、任意の非遮断の通気通路99を介して低圧燃料供給通路59に連結されるようにする。図5に示した実施形態では、従来の噴射イベントはまた、ニードル制御弁部材272を移動することによって開始される。しかし、この場合、このことは、第2のニードル制御チャンバ84がノズル供給通路264および低圧燃料通路259の両方に流体連結されるようにするが、流量制限部240と244の存在により、第2のニードル制御チャンバ284内の圧力はノズル供給通路264内の圧力よりも十分に低く維持される。したがって、本発明のすべての形態では、従来のノズル出口セットを通した燃料噴射は、ニードル制御弁を第2の位置に少なくとも部分的に配置することによって達成される。図2に示した本発明の好ましい実施形態では、ニードル制御弁部材をその第1の位置に配置することにより、第2のニードル弁部材の閉油圧表面は高圧燃料にさらされることになる。このことは、均質なチャージノズル出口セットを制御する第1のニードル弁部材が、均質なチャージ噴射イベントの間、開くことを可能にする。同様に、ニードル制御弁部材をその第2の位置に配置することにより、第1のニードル弁部材の閉油圧表面が高圧燃料にさらされることになる。このことは、従来の噴射イベントの間に従来のノズル出口の開口を可能にしつつ、均質なチャージノズル出口を閉鎖保持する。図4に示した実施形態の場合、閉油圧表面は高圧または低圧のオイルにさらされ、閉油圧表面の終了を達成する。例示した一例の実施形態のそれぞれにおいて、ニードル制御弁は3方向弁のニードル制御弁であることが好ましい。それにもかかわらず、当業者は、他のバルブ構造体を利用し得ることを理解するであろう。
本発明は、利用可能な2つの異なるスプレーパターンを有することが望ましい任意の燃料噴射システムに、潜在的な用途を見出している。これらの2つの異なるスプレーパターンは、均質なチャージ噴射スプレーパターンおよび従来の噴射スプレーパターンに対応することが好ましい。それにもかかわらず、当業者は、気体燃料と空気との混合気を点火するためにパイロット噴射が使用されるか、あるいはエンジンが従来の留出ディーゼル燃料のみで作動する場合、例えば二重燃料エンジンへの本発明の適用のように、2つの異なるスプレーパターンが、異なるサイズの出口に単に対応し得るにすぎないことを理解するであろう。本発明は、純粋に均質なモード、図6a〜図6eに示したような均質および従来の混合モード、また純粋な従来のモードで作動できることが好ましい。このことは、本発明による燃料噴射システムが装備されたエンジンが、広範囲のエンジン運転状態にわたって低いエミッションを達成することを可能にするに違いない。
上の説明は例示目的のみのために意図され、また決して、本発明の範囲を限定することを意図しないことを理解すべきである。したがって、当業者は、本発明の他の形態、目的および利点が、図面、明細書、および添付した請求の範囲の検討によって得られることを理解するであろう。
本発明の一形態によるエンジンおよび燃料噴射システムの概略図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射器の概略側断面図である。 図2の燃料噴射器のノズルアセンブリ部分の概略側断面図である。 本発明の他の実施形態による燃料噴射器の概略側断面図である。 本発明の他の実施形態による燃料噴射器ノズルアセンブリの概略側断面図である。 本発明による一例の噴射順序に関する、圧力制御弁部材の位置、ニードル制御弁部材の位置、プランジャの位置、第1および第2のニードル弁部材の位置、および燃料噴射速度の時間に対するグラフである。
符号の説明
10 エンジン
11 エンジンシリンダ
12 燃料噴射システム
14 燃料噴射器
15 エンジンピストン
16 コモンレール
18 燃料源
20 作動液源
21 低圧ポンプ
22 フィルタ
23 冷却器
24 エンジン潤滑通路
25 低圧作動液供給部
26 高圧ポンプ
27 高圧供給ライン
28 分岐通路
29 ドレイン通路
31 燃料循環ポンプ
32 燃料フィルタ
33 燃料供給ライン
34 燃料入口
35 燃料帰還通路
36 電子制御モジュール
37 センサ
38 1つまたは複数の通信ライン
39 通信ライン
40 作動液入口
41 作動液ドレイン
42 付勢ばね
43 通信ライン
44 通信ライン
45 圧力センサ
47 ノズルアセンブリ
48 増圧器
49 圧力制御弁
50 第1の電気アクチュエータ
51 第2の電気アクチュエータ
52 噴射器本体
53 ソレノイドコイル
54 アーマチュア
55 圧力制御弁部材
56 アニュラス
57 アニュラス
58 作動液キャビティ
59 低圧燃料循環通路
60 段付き頂部増圧ピストン
61 プランジャ
62 リターンスプリング
63 燃料加圧チャンバ
64 ノズル供給通路(高圧通路)
65 均質なチャージノズル出口セット
66 従来のノズル出口セット
67 第1のニードル弁部材
68 第2のニードル弁部材
69 チェック弁
70 ソレノイドコイル
71 アーマチュア
72 ニードル制御弁部材
73 付勢ばね
74 第1の弁座
75 第2の弁座
76 連結通路
77 第1の圧力連通通路
78 第2の圧力連通通路
80 第1のニードル制御チャンバ
81 第1の閉油圧表面
82 第1の付勢ばね
83 案内部
84 第2のニードル制御チャンバ
85 第2の付勢ばね
86 第2の閉油圧表面
87 案内領域
88 流体連結通路
89 ニードルリフトスペーサ
90 第1の弁座
91 開油圧表面
93 第2のニードル座部
94 開油圧表面
97 通気通路
98 通気通路
99 通気通路
100 均質なチャージ噴射イベント
101 従来の噴射イベント
114 燃料噴射器
150 第1の電気アクチュエータ
151 第2の電気アクチュエータ
155 圧力制御弁部材
158 作動液キャビティ
172 ニードル制御弁部材
176 連結通路
240 流量制限部
241 連結通路
242 流量制限部
243 連結通路
244 流量制限部
247 ノズルアセンブリ
251 電気アクチュエータ
259 低圧燃料通路
265 均質なチャージノズル出口セット
266 従来のノズル出口セット
267 第1のニードル弁部材
268 第2のニードル弁部材
272 ニードル制御弁部材
274 第1の弁座
275 第2の弁座
276 通気連結通路
277 圧力連通通路
278 圧力連通通路
280 第1のニードル制御チャンバ
281 閉油圧表面
284 第2のニードル制御チャンバ
286 閉油圧表面

Claims (9)

  1. 燃料噴射システムであって、
    ニードル制御弁部材と第1のニードル弁部材と第2のニードル弁部材とをそれぞれが含む少なくとも1つの燃料噴射器であって、燃料噴射器の中に高圧通路と低圧通路と第1のニードル制御チャンバと第2のニードル制御チャンバとを配置した少なくとも1つの燃料噴射器を備え、
    前記第1のニードル弁部材が、前記第1のニードル制御チャンバ内の流体圧力にさらされる第1の閉油圧表面を含み、
    前記第2のニードル弁部材が、前記第2のニードル制御チャンバ内の流体圧力にさらされる第2の閉油圧表面を含み、
    前記ニードル制御弁部材が、前記低圧通路および前記高圧通路の1つおよび通気通路に前記第1のニードル制御チャンバが流体連結される第1の位置と、前記低圧通路および前記高圧通路の1つおよび通気通路に前記第2のニードル制御チャンバが流体連結される第2の位置との間で移動可能であり、
    前記ニードル制御弁部材が前記第1の位置にあるとき、前記第1のニードル制御チャンバが前記低圧通路および前記高圧通路のうちの1つの通路に流体連結され、かつ前記第2のニードル制御チャンバが前記1つの通路に対しブロックされ、
    前記ニードル制御弁部材が前記第2の位置にあるとき、前記第2のニードル制御チャンバが前記1つの通路に流体連結され、かつ前記第1のニードル制御チャンバが前記1つの通路に対しブロックされる燃料噴射システム。
  2. 前記高圧通路がノズル供給通路を含み、
    前記低圧通路が燃料循環通路を含む、請求項1に記載の燃料噴射システム。
  3. 前記ニードル制御弁部材が前記第1の位置にあるとき、前記第1のニードル制御チャンバが前記ノズル供給通路に流体連結され、かつ前記第2のニードル制御チャンバが前記ノズル供給通路に対しブロックされ、
    前記ニードル制御弁部材が前記第2の位置にあるとき、前記第2のニードル制御チャンバが前記ノズル供給通路に流体連結され、かつ前記第1のニードル制御チャンバが前記ノズル供給通路に対しブロックされる、請求項2に記載の燃料噴射システム。
  4. 前記第1のニードル弁部材および前記第2のニードル弁部材の一方が、前記第1のニードル弁部材および前記第2のニードル弁部材の他方の内部に少なくとも部分的に位置付けられる、請求項3に記載の燃料噴射システム。
  5. それぞれの前記燃料噴射器が噴射器本体の中心線に対して比較的高い角度に配向される1つ以上のノズル出口セットを含み、
    それぞれの前記燃料噴射器が噴射器本体の中心線に対して比較的低い角度に配向される1つ以上のノズル出口セットを含む、請求項4に記載の燃料噴射システム。
  6. 前記少なくとも1つの燃料噴射器に流体連結されたコモンレールを含む、請求項5に記載の燃料噴射システム。
  7. それぞれの前記燃料噴射器が、前記コモンレールに流体連結された作動液入口を含み、
    前記それぞれの燃料噴射器が、燃料源に流体連結された燃料入口を含む、請求項6に記載の燃料噴射システム。
  8. 請求項1の燃料噴射システムを作動する方法であって、
    ニードル制御弁部材を第1の位置に少なくとも部分的に配置することにより、燃料噴射器の噴射器本体の中心線に対して比較的低い角度に配向される1つ以上のノズル出口セットを通して燃料を噴射する工程と、
    前記ニードル制御弁部材を第2の位置に少なくとも部分的に配置することにより、前記燃料噴射器の噴射器本体の中心線に対して比較的高い角度に配向される1つ以上のノズル出口セットを通して燃料を噴射する工程と、
    を含む方法。
  9. ニードル制御弁部材を前記第1の位置に配置する前記工程が、第2のニードル弁部材の閉油圧表面を高圧燃料にさらす工程を含み、
    前記ニードル制御弁部材を第2の位置に配置する前記工程が、第1のニードル弁部材の閉油圧表面を高圧燃料にさらす工程を含む、請求項8に記載の方法。
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