JP2004263419A - 制振装置 - Google Patents

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英治 市川
Yohei Katayama
洋平 片山
Junji Hashimoto
純二 橋本
Toshiharu Maeda
敏治 前田
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Abstract

【課題】本発明は狭いスペースでも十分な制振効果が得られることを課題とする。
【解決手段】制振装置10は、一対の柱18,20と天井30と上梁16との間に形成された上部空間26に収納されるようにコンパクトな構成であり、第1のリンク部材32と、第2のリンク部材34と、緩衝部材としての油圧ダンパ36とから構成される。第2のリンク部材34は、軸46を中心に回動するように支持されており、軸46から連結軸41までの距離Lは、軸46から連結軸48までの距離Lよりも小さくなるように設定されている(L>L)。そのため、第1のリンク部材32の他端32bの変位をSとすると、第2のリンク部材34の下端34bの変位Sは、S×L/Lとなり、入力された変位SがL/L倍に拡大される。よって、倍力機構38を用いることにより上部空間26のような狭いスペースでも柱18,20の傾動を十分に拡大して制振効果を高められる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は制振装置に係り、特に上部梁と下部梁と柱により形成される空間を有する構造物の傾動を抑制するよう構成された制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の制振装置としては、例えば、上端が上部梁に連結されたリンク部材の下端に下梁に設けられたダンパが連結され、リンク部材の長手方向の途中位置には回動支点が設けられた倍力機構が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この制振装置では、リンク部材の回動支点から上端までの距離L1と回動支点から下端までの距離L2との比(L2/L1)によって拡大された変位がダンパに入力されるように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−10263号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の制振装置では、リンク部材が上部梁と下部梁との間に垂下されており、倍力機構により拡大率を確保するためにリンク部材の全長を長くする必要があり、例えば、壁面の一部に窓やドアが配置される壁面に取り付けることができなかった。
【0006】
また、窓やドアを除いた空間内にリンク部材を配置しようとすると、リンク部材の全長が短くなって振動による変位を十分に拡大することができなくなり、十分な制振効果が得られ無いという問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決した制振装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下のような特徴を有する。
上記請求項1の発明は、少なくとも上部梁と下部梁と柱により形成される壁面空間を有する構造物の傾動を抑制する制振装置において、一端が上部梁、下部梁、柱の何れかに連結され、上部梁、下部梁、柱に対して所定角度傾斜された第1の伝達部材と、上部梁、下部梁、柱のうち第1の伝達部材が連結されていない部位に回動可能に支持された第2の伝達部材と、第1の伝達部材の他端を第2の伝達部材の回動支点から所定距離ずれた位置に回動可能に連結された連結軸と、一端が第2の伝達部材の他端に連結され、他端が上部梁、下部梁、柱のうち第1、第2の伝達部材が連結されていない部位、または前記上部梁、下部梁、柱のうち前記第1の伝達部材が連結された部位に回動可能に支持された緩衝部材と、を備えており、狭いスペースでも構造物の傾動を十分に拡大することが可能になり、窓やドアが配置された壁面にも設置することが可能になる。
【0009】
上記請求項2の発明は、第1、第2の伝達部材及び緩衝部材を上部梁または下部梁と一対の柱により形成された空間に配置したものであり、狭いスペースでも構造物の傾動を十分に拡大することが可能になり、窓やドアが配置された壁面にも設置することが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明になる制振装置の第1実施例の取り付け状態を示す正面図である。
【0011】
図1に示されるように、第1実施例の制振装置10は、構造物の基礎12に横架された下梁(請求項1の下部梁に相当する)14と、2階床を支持するように横架された上梁(請求項1の上部梁に相当する)16と、下梁14と上梁16との間で起立する一対の柱18,20とにより形成された壁面空間(請求項1の空間に相当する)22のうち、窓24の取り付けスペースを除く上部空間26に取り付けられている。
【0012】
尚、柱18の上端及び下端は、金属板からなる補強金具28により上梁16及び下梁14に強固に締結されている。
【0013】
また、制振装置10は、一対の柱18,20と天井30と上梁16との間に形成された上部空間26に収納されるようにコンパクトな構成であり、第1のリンク部材(請求項1の第1の伝達部材に相当する)32と、第2のリンク部材(請求項1の第2の伝達部材に相当する)34と、緩衝部材としての油圧ダンパ36とから構成される。
【0014】
油圧ダンパ36は、シリンダ36bの内部に粘性を有する作動油が充填されており、ピストンロッド36aの端部に設けられたピストン(図示せず)がシリンダ36bの内部を摺動することにより作動油の粘性抵抗による減衰力(抵抗力)を発生するように構成されている。
【0015】
第1のリンク部材32及び第2のリンク部材34は、てこの原理を応用した倍力機構38を構成している。第1のリンク部材32は、一端32aが柱18の側面に固定された支持部材40の軸40aに回動可能に連結され、他端32bが連結軸41を介して第2のリンク部材34の上端34aに回動可能に連結されている。
【0016】
第1のリンク部材32は、金属または木材を棒状に加工したものであり、柱18及び上梁16に対して所定角度(ほぼ45度)で傾斜するように設けられている。
【0017】
第2のリンク部材34は、金属または木材を棒状に加工したものであり、上梁16の下方で垂下方向に延在する向きに取り付けられている。
【0018】
さらに、第2のリンク部材34は、上梁16の下面に締結部材42を介して固定されたブラケット44に支持された軸46により回動可能に支持されている。この軸46は、第2のリンク部材34の回動支点であり、ブラケット44より図面手前に突出する側に設けられ、且つ第2のリンク部材34の長手方向の途中位置を貫通している。
【0019】
第2のリンク部材34の下端34bには、連結軸48が貫通しており、この連結軸48を介して油圧ダンパ36のピストンロッド36aの端部が回動可能に連結されている。また、油圧ダンパ36のシリンダ36bの端部は、連結軸50を介して柱20の側面に固定された支持部材52に回動可能に支持されている。
【0020】
第2のリンク部材34は、軸46を中心に回動するように支持されており、軸46から連結軸41までの距離Lは、軸46から連結軸48までの距離Lよりも小さくなるように設定されている(L>L)。そのため、第1のリンク部材32の他端32bの図面水平方向の変位をSとすると、第2のリンク部材34の下端34bの変位Sは、S×L/Lとなり、入力された変位SがL/L倍に拡大される。よって、倍力機構38を用いることにより上部空間26のような狭いスペースでも柱18,20の傾動を十分に拡大することが可能になる。
【0021】
上記のように、下梁14、上梁16、一対の柱18,20を有する構造物では、地震などによる振動エネルギが基礎12に入力されると、下梁14と上梁16との間、及び柱18,20間で水平方向の層間変位が生じるが、油圧ダンパ36には、下梁14と上梁16との距離Lに対して上部空間26の高さ寸法Lとの比率(L/L)で振動エネルギが伝達されるため、制振効果が低下するおそれがある。しかしながら、本実施例では、上記倍力機構38によって増幅された柱18,20間の変位が油圧ダンパ36に伝達されるため、小さな振動でも効果的に減衰させて構造物の振動を抑制することが可能になる。
【0022】
すなわち、地震などによる振動が基礎12に入力されて下梁14と上梁16との間で相対変位が生じると、柱18、20がA,B方向に揺動(傾動)する。その際の柱18,20の変位は、倍力機構38を構成する第1のリンク部材32及び第2のリンク部材34を介して油圧ダンパ36のピストンロッド36aに伝達される。
【0023】
従って、一対の柱18,20が傾動すると、第1のリンク部材32が回動し、第2のリンク部材34を揺動させる。そして、第2のリンク部材34の下端34bが揺動することにより油圧ダンパ36は、減衰力(抵抗力)を第2のリンク部材34及び第1のリンク部材32を介して柱18と柱20に作用させる。
【0024】
その際、ピストンロッド36aのストロークが倍力機構38によって増幅されているので、油圧ダンパ36は柱18、20の水平方向(A,B方向)変位に対して十分な減衰力(抵抗力)を発生し、柱18、20の揺動を抑制する。
【0025】
また、上記のように構成された制振装置10は、上記倍力機構38と油圧ダンパ36とからなるコンパクトな構成であるので、例えば、天井30と上梁16との間に形成された上部空間26、すなわち屋根裏に設けることが可能であり、天井30より下方に突出しないため、壁面空間22に窓24等を設けることが可能になる。
【0026】
ここで、倍力機構38及び油圧ダンパ36の動作について図2及び図3を参照して説明する。
図2は柱18、20がB方向に傾動した場合の動作を模式的に示す図である。図3は柱18、20がA方向に傾動した場合の動作を模式的に示す図である。
【0027】
図2に示されるように、柱18、20がB方向に傾動した場合、第1のリンク部材32は、一端32aが柱18の側面に固定された支持部材40の軸40aと共にB方向に変位するが、上梁16のB方向への変位に対して軸40aのB方向への変位は小さいため、他端32bが第2のリンク部材34の上端34aを軸46に対してA方向(図中左側)に変位させる。
【0028】
このとき、下端34bの変位量は、前述したL/L倍に拡大される。このように、第1のリンク部材32及び第2のリンク部材34を介して油圧ダンパ36のピストンロッド36aに伝達される変位量が増幅されるため、微少振動が入力された場合でも、油圧ダンパ36のピストンロッド36aの圧縮動作の変位量が確保されて十分な制振効果が得られる。
【0029】
図3に示されるように、柱18、20がA方向に傾動した場合、第1のリンク部材32は、一端32aが柱18の側面に固定された支持部材40の軸40aと共にA方向に変位するが、上梁16のA方向への変位に対して軸40aのA方向への変位は小さいため、他端32bが第2のリンク部材34の上端34aを軸46に対してB方向(図中右側)に変位させる。
【0030】
このとき、下端34bの変位量は、前述したL/L倍に拡大される。このように、第1のリンク部材32及び第2のリンク部材34を介して油圧ダンパ36のピストンロッド36aに伝達される変位量が増幅されるため、微少振動が入力された場合でも、油圧ダンパ36のピストンロッド36aの伸張動作の変位量が確保されて十分な制振効果が得られる。
【0031】
ここで、第2実施例について説明する。
図4は本発明になる制振装置の第2実施例の取り付け状態を示す正面図である。尚、図4において、前述した第1実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】
図4に示されるように、第2実施例の制振装置60では、第1のリンク部材32の他端32bが連結軸41を介して第2のリンク部材34の長手方向に途中位置に連結されている。第2のリンク部材34の上端34aには、ブラケット44に支持された軸46が貫通しており、軸46により回動可能に支持されている。
【0033】
第2のリンク部材34は、上端34aを支持する軸46を中心に回動するように支持されており、軸46から連結軸41までの距離Lは、軸46から連結軸48までの距離L(この場合、第2のリンク部材34の上端34aと下端34bとの間の距離)よりも小さくなるように設定されている(L>L)。そのため、第1のリンク部材32の他端32bの変位をSとすると、前述した第1実施例の場合と同様に第2のリンク部材34の下端34bの変位Sは、S×L/Lとなり、入力された変位SがL/L倍に拡大される。
【0034】
尚、第2実施例では、第2のリンク部材34の上端34aと下端34bとの間の距離が距離Lとなるため、第2のリンク部材34の全長が同じでも第1実施例のものよりも距離Lが長くなる。そのため、距離Lが延長された分、L/Lの値(増幅率)を大きく設定することが可能になるので、第1実施例のものよりも微小振動を効果的に減衰(制振)することが可能になる。
【0035】
また、上記第2実施例の制振動作は、前述した第1実施例の制振動作(図2、図3参照)と同様であるので、その説明は省略する。
【0036】
ここで、第3実施例について説明する。
図5は本発明になる制振装置の第3実施例の取り付け状態を示す正面図である。尚、図5において、前述した第1、2実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
図5に示されるように、第3実施例では、窓24の取付高さが高い場合であり、窓24の下方に第1のリンク部材32、第2のリンク部材34、油圧ダンパ36を設けることが可能な下部空間72が形成されている。この下部空間72には、第3実施例の制振装置70が取り付けられている。
【0038】
これにより、天井30と上梁16との間に形成される上部空間26に他の住宅用設備などが設置される場合にも窓24を有する壁面空間22内に制振装置70を設置することが可能になる。
【0039】
ここで、第4実施例について説明する。
図6は本発明になる制振装置の第4実施例の取り付け状態を示す正面図である。尚、図6において、前述した第1〜3実施例と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】
図6に示されるように、第4実施例は、窓24の取付高さが低い場合であり、制振装置80は天井30の上方の上部空間26、及び天井30と窓24との間に形成された窓上空間82に設けられている。
【0041】
これにより、低い位置に窓24を有する壁面空間22内に制振装置80を設置することが可能になる。
【0042】
さらに、制振装置80の第1のリンク部材32及び、第2のリンク部材34は、上部空間26及び窓上空間82に収納される長さに延長されている。そのため、第1実施例のものよりも距離Lが長くなる。そのため、距離Lが延長された分、L/Lの値(増幅率)を大きく設定することが可能になるので、第1実施例の構成よりも微小振動を効果的に減衰(制振)することが可能になる。
【0043】
尚、上記実施の形態では、制振装置が一対の柱18、20間に配置され、柱18、20の傾動を倍力機構38により拡大して制振する構成を一例として説明したが、これに限らず、例えば、第1のリンク部材32または油圧ダンパ36の端部が上梁16または下梁14に連結される構成としても良い。
【0044】
また、上記実施の形態では、柱18に第1のリンク部材32の一端32aまたは油圧ダンパ36のシリンダ36bが連結され、柱20に油圧ダンパ36のシリンダ36bまたは第1のリンク32の一端32aを連結したものを示したが、これに限らず、例えば、図1において、油圧ダンパ36のシリンダ36bを、第1のリンク32の一端32aと同様に、柱18に連結するようにしても構わない。この場合、柱18と上梁16に連結された三角形の底辺に油圧ダンパ36が配置されるため、柱20を使用せずに構造物を制振することができる。また、各々の連結部分が干渉しないように、例えば、各々の連結部分を上下方向にずらしたり、または、図面奥行き方向にずらしたりすることが望ましい。
【0045】
さらに、上記実施の形態では、基礎12の上に下梁14が横架された、木造住宅の1階部分に制振装置を適用したものを示したが、これに限らず、上記実施の形態における上梁16を下梁として、2階部分に適用しても良い。
【0046】
また、上記実施の形態では、窓24を有する壁面空間22に制振装置を設置する場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、窓以外の建築用部材(例えば、ドアなど)が設けられる箇所にも適用できる。
【0047】
さらに、上記実施の形態では、構造物として木造住宅に制振装置を取り付ける場合を一例として挙げたが、これに限らず、木造以外の住宅、例えば、軽量鉄骨を用いた構造物にも適用しても構わない。
【0048】
また、上記実施の形態では、下部梁として、基礎12の上に横架された下梁14であるものを示したが、これに限らず、コンクリート等の基礎を下部梁として、この上に直接柱を立設させた構造物にも適用できる。
【0049】
さらに、上記実施の形態では、緩衝部材として油圧ダンパ36を用いたものを示したが、これに限らず、例えば、ゴム等の弾性部材や摺動抵抗により摩擦力を発生する摩擦ダンパ等を適用することもできる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、少なくとも上部梁と下部梁と柱により形成される壁面空間を有する構造物の傾動を抑制する制振装置において、一端が上部梁、下部梁、柱の何れかに連結され、上部梁、下部梁、柱に対して所定角度傾斜された第1の伝達部材と、上部梁、下部梁、柱のうち第1の伝達部材が連結されていない部位に回動可能に支持された第2の伝達部材と、第1の伝達部材の他端を第2の伝達部材の回動支点から所定距離ずれた位置に回動可能に連結された連結軸と、一端が第2の伝達部材の他端に連結され、他端が上部梁、下部梁、柱のうち第1、第2の伝達部材が連結されていない部位に回動可能に支持され、または前記上部梁、下部梁、柱のうち前記第1の伝達部材が連結された部位に回動可能に支持された緩衝部材と、を備えたため、狭いスペースでも構造物の傾動を十分に拡大することが可能になり、微小な振動でも十分に減衰して制振することができ、さらに窓やドアが配置された壁面にも設置することができる。
【0051】
上記請求項2の発明によれば、第1、第2の伝達部材及び緩衝部材を上部梁または下部梁と一対の柱により形成された空間に配置したため、狭いスペースでも構造物の傾動を十分に拡大することが可能になり、窓やドアが配置された壁面にも設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる制振装置の第1実施例の取り付け状態を示す正面図である。
【図2】柱18、20がB方向に傾動した場合の動作を模式的に示す図である。
【図3】柱18、20がA方向に傾動した場合の動作を模式的に示す図である。
【図4】本発明になる制振装置の第2実施例の取り付け状態を示す正面図である。
【図5】本発明になる制振装置の第3実施例の取り付け状態を示す正面図である。
【図6】本発明になる制振装置の第4実施例の取り付け状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10,60,70,80 制振装置
12 基礎
14 下梁
16 上梁
18,20 柱
22 壁面空間
24 窓
26 上部空間
30 天井
32 第1のリンク部材
34 第2のリンク部材
36 油圧ダンパ
38 倍力機構
40 支持部材
41 連結軸
46 軸
48 連結軸
50 連結軸
52 支持部材
72 下部空間
82 窓上空間

Claims (2)

  1. 少なくとも上部梁と下部梁と柱により形成される壁面空間を有する構造物の傾動を抑制する制振装置において、
    一端が前記上部梁、下部梁、柱の何れかに連結され、前記上部梁、下部梁、柱に対して所定角度傾斜された第1の伝達部材と、
    前記上部梁、下部梁、柱のうち前記第1の伝達部材が連結されていない部位に回動可能に支持された第2の伝達部材と、
    前記第1の伝達部材の他端を前記第2の伝達部材の回動支点から所定距離ずれた位置に回動可能に連結された連結軸と、
    一端が前記第2の伝達部材の他端に連結され、他端が前記上部梁、下部梁、柱のうち前記第1、第2の伝達部材が連結されていない部位、または前記上部梁、下部梁、柱のうち前記第1の伝達部材が連結された部位に回動可能に支持された緩衝部材と、
    を備えたことを特徴とする制振装置。
  2. 前記第1、第2の伝達部材及び緩衝部材を前記上部梁または下部梁と一対の柱により形成された空間に配置したことを特徴とする請求項1記載の制振装置。
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