JP6589065B2 - 制震装置 - Google Patents

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Description

本発明は、構造物の振動を吸収する制震装置に関する。
一般に、住宅に用いられる制震装置は、構造物の上梁に設けられる上部伝達部材と構造物の下梁に設けられる下部伝達部材との間にダンパを配置している。この場合、構造物の振動時に、上部伝達部材と下部伝達部材との間の相対変位が生じると、この相対変位によってダンパが伸縮動作を行う。これにより、制震装置は構造物の振動を吸収している(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2013−133635号公報 特開2004−218226号公報
ところで、特許文献1による制震装置は、構造物の上梁に固定した上部取付部材および構造物の下梁に固定した下部取付部材を介して、上部伝達部材および下部伝達部材を柱間にそれぞれ配置している。この場合、上梁および下梁に取付けられた各取付部材を介して、構造物の振動がダンパに入力されるので、構造物の振動を効率的に抑制することができる。
しかしながら、特許文献1による制震装置を新築住宅に用いる場合は、上部伝達部材および下部伝達部材を上梁と下梁との間の高さ寸法に加工する必要があるので、設置作業を短時間で行うことができないという問題がある。また、特許文献1による制震装置を改築住宅に用いる場合は、天井板や床板を壊す必要があるので、設置作業が煩雑となり設置コストが増大してしまうという問題もある。
一方、特許文献2による制震装置は、構造物の柱間に横架した上部取付部材および下部取付部材を介して、上部伝達部材および下部伝達部材を柱間にそれぞれ配置している。この場合、上部取付部材および下部取付部材は、左,右の柱間に横架された1部材からそれぞれ構成されているので、構造物の振動時に左右方向に高剛性の部材となり、柱との当接部の応力が高まり過ぎたり、逆に、高い引き抜き力として作用したり、当接部の寿命に影響をもたらす虞がある。
本発明の目的は、施工性を向上し、寿命を延ばすことができる制震装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る制震装置は、上梁と下梁との間に左右方向に離間した左柱と右柱とが設けられた構造物に適用され、前記構造物の振動を吸収する制震装置であって、前記左柱および前記右柱の間に前記上梁から離間して設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記上梁の水平方向の振動が入力される上部伝達部材と、前記上部伝達部材よりも下側に位置して前記左柱および前記右柱の間に前記下梁から離間して設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記下梁の水平方向の振動が入力される下部伝達部材と、左右方向に離間して配置された左の上部固定部材と右の上部固定部材とを備えており、前記左の上部固定部材は、前記左柱の前記右柱と向かい合う面に締結部材によって固定され、前記上部伝達部材を前記左柱の上側に固定し、前記右の上部固定部材は、前記右柱の前記左柱と向かい合う面に締結部材によって固定され、前記上部伝達部材を前記右柱の上側に固定し、前記制震装置は、また、前記各上部固定部材よりも下側に位置して、左右方向に離間して配置された左の下部固定部材と右の下部固定部材とを備えており、前記左の下部固定部材は、前記左柱の前記右柱と向かい合う面に締結部材によって固定され、前記下部伝達部材を前記左柱の下側に固定し、前記右の下部固定部材は、前記右柱の前記左柱と向かい合う面に締結部材によって固定され、前記下部伝達部材を前記右柱の下側に固定し、前記制震装置は、さらに、前記上部伝達部材と前記下部伝達部材との間に設けられ、前記上部伝達部材および前記下部伝達部材の間の振動による相対変位を減衰するダンパを備えている。
本発明の一実施形態によれば、施工性を向上して、さらに高寿命の制震装置を提供することができる。
第1の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図1中の制震装置を前側から示す正面図である。 固定部材を図2中の矢示III−III方向からみた要部拡大断面図である。 図1中の制震装置を後側から示す背面図である。 制震装置を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 第2の実施の形態による制震装置を示す正面図である。 緩衝材を図6中の矢示VII−VII方向からみた要部拡大断面図である。 第3の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図8中の制震装置を後側から示す背面図である。 第4の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図10中の制震装置を前側から示す正面図である。 図10中の制震装置を後側から示す背面図である。 固定部材を図11中の矢示XIII−XIII方向からみた要部拡大断面図である。 第5の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図14中の制震装置を前側から示す正面図である。 図14中の制震装置を後側から示す背面図である。 固定部材を図15中の矢示XVII−XVII方向からみた要部拡大断面図である。 第6の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図18中の制震装置を前側から示す正面図である。 第7の実施の形態による制震装置を示す斜視図である。 図20中のXXI部の拡大図である。 上部固定部材を単体で示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る制震装置を、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図5は第1の実施の形態を示している。図1において、制震装置11は、構造物を構成する上梁1A、下梁1B、左柱2A、右柱2Bに適用されている。ここで、制震装置11が取付けられる構造物としては、例えば、新築または既に建設された木造建築物、軽量鉄骨住宅等である。上梁1Aは、構造物の天井板(図示せず)を支持するように横架され、下梁1Bは、構造物の基礎に固定されている。また、上梁1Aと下梁1Bとの間には、左,右方向に離間して左柱2Aと右柱2Bとが起立している。
制震装置11は、上梁1A、下梁1B、左柱2A、右柱2Bにより形成された空間内に位置して設けられている。この制震装置11は、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材14、下部固定部材15、クリアランス16、ダンパ17等を有している。制震装置11は、例えば、地震により水平方向(左,右方向)の振動が構造物に入力されると、ダンパ17を用いて構造物の振動を吸収するものである。
上部伝達部材12は、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられ、構造用合板等を用いて台形状に形成されている。この上部伝達部材12には、左柱2Aおよび右柱2Bを通じて上梁1Aの水平方向(左,右方向)の振動が入力される。この場合、上部伝達部材12は、上梁1Aの振動が充分に伝わるように、上梁1Aから所定寸法だけ下方に離間して設けられている。上部伝達部材12は、後述の上部固定部材14が固定される幅広部12Aと、後述のダンパ17が支持される幅狭部12Bとを備えている。
ここで、幅広部12Aの左,右方向の一端と左柱2Aとの間は、後述のクリアランス16が設けられ、左側の上部固定部材14を介して接続されている。また、幅広部12Aの左,右方向の他端と右柱2Bとの間には、後述のクリアランス16が設けられ、右側の上部固定部材14を介して接続されている。
下部伝達部材13は、上部伝達部材12よりも下側で左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられ、構造用合板等を用いて台形状に形成されている。この下部伝達部材13には、左柱2Aおよび右柱2Bを通じて下梁1Bの水平方向の振動が入力される。この場合、下部伝達部材13は、下梁1Bの振動が充分に伝わるように、下梁1Bから所定寸法だけ上方に離間して設けられている。下部伝達部材13は、後述の下部固定部材15が固定される幅広部13Aと、後述のダンパ17が支持される幅狭部13Bとを備えている。
ここで、幅広部13Aの左,右方向の一端と左柱2Aとの間は、後述のクリアランス16が設けられ、左側の下部固定部材15を介して接続されている。また、幅広部13Aの左,右方向の他端と右柱2Bとの間には、後述のクリアランス16が設けられ、右側の下部固定部材15を介して接続されている。
上部固定部材14は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。上部固定部材14は、鉄等の金属材料により、湾曲L字状の連結金具として形成されている。上部固定部材14は、左柱2Aまたは右柱2Bと固定される柱連結部としての縦部14Aと、上部伝達部材12と固定される伝達部材連結部としての横部14Bと、縦部14Aと横部14Bとを接続する湾曲部14Cとを備えている。この上部固定部材14は、上部伝達部材12の幅広部12Aを左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定するものである。また、上部固定部材14は、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部14Cが撓んで弾性変形して、左柱2Aおよび右柱2Bの変位を阻害しないように設計されている。
下部固定部材15は、上部固定部材14よりも下側で、左,右方向に離間して左柱2Aおよび右柱2Bの下側に位置して2個設けられている。下部固定部材15は、鉄等の金属材料により、湾曲L字状の連結金具として形成されている。下部固定部材15は、上部固定部材14と同様に、左柱2Aまたは右柱2Bと固定される柱連結部としての縦部15Aと、上部伝達部材12と固定される伝達部材連結部としての横部15Bと、縦部15Aと横部15Bとを接続する湾曲部15Cとを備えている。この下部固定部材15は、下部伝達部材13の幅広部13Aを左柱2Aおよび右柱2Bの下側に固定するものである。また、下部固定部材15は、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部15Cが撓んで弾性変形して、左柱2Aおよび右柱2Bの変位を阻害しないように設計されている。
クリアランス16は、左柱2Aおよび右柱2Bと上部伝達部材12との間ならびに左柱2Aおよび右柱2Bと下部伝達部材13との間に位置して、合計4個設けられている。具体的には、上側のクリアランス16は、上部固定部材14の縦部14Aと上部伝達部材12の幅広部12Aの一端との間および上部固定部材14の縦部14Aと上部伝達部材12の幅広部12Aの他端との間にそれぞれ設けられている。また、下側のクリアランス16は、下部固定部材15の縦部15Aと下部伝達部材13の幅広部13Aの一端との間および下部固定部材15の縦部15Aと下部伝達部材13の幅広部13Aの他端との間にそれぞれ設けられている。
この場合、各クリアランス16は、構造物の振動時に上部伝達部材12および下部伝達部材13が、左柱2Aおよび右柱2Bに当接せず、左柱2Aおよび右柱2Bの変位を阻害しないためのものである。各クリアランス16は、左柱2Aおよび右柱2Bを水平方向に変位可能にする隙間寸法Cに設定されている。
ダンパ17は、上部伝達部材12の下端と下部伝達部材13の上端との間に介在して設けられている。このダンパ17は、作動油が充填されたシリンダ17Aと、シリンダ17A内を摺動するピストン(図示せず)と、該ピストンに結合されたピストンロッド17Bを有している。ピストンロッド17Bの端部は、支持部材18Aを介して上部伝達部材12の幅狭部12Bと固定されている。また、反対側のシリンダ17Aの端部は、支持部材18Bを介して下部伝達部材13の幅狭部13Bと固定されている。これにより、ダンパ17は、上部伝達部材12および下部伝達部材13の間の振動による相対変位を、ピストンに設けた減衰バルブによって減衰させる。
次に、制震装置11を構造物に取付ける方法について説明する。
まず、制震装置11を既存の構造物に取付ける前段階として、制震装置11を組立てる。具体的には、上部固定部材14の横部14Bを上部伝達部材12の幅広部12Aに固定し、下部固定部材15の横部15Bを下部伝達部材13の幅広部13Aに固定する。そして、上部伝達部材12の幅狭部12Bと下部伝達部材13の幅狭部13Bとの間に、支持部材18A,18Bを用いてダンパ17を取付ける。
次に、一方の上部固定部材14の縦部14Aを左柱2Aの上部側面にボルト等の締結部材を用いて固定し、他方の上部固定部材14の縦部14Aを右柱2Bの上部側面にボルト等の締結部材を用いて固定する。この場合、上部固定部材14は、天井板(図示せず)よりも下方に位置して取付けられ、上部伝達部材12が上梁1Aから所定寸法だけ下方に離間するようにする。また、左側の上部固定部材14と上部伝達部材12の幅広部12Aの一端との間および右側の上部固定部材14と上部伝達部材12の幅広部12Aの他端との間に上側のクリアランス16をそれぞれ設ける。
次に、一方の下部固定部材15の縦部15Aを左柱2Aの下部側面にボルト等の締結部材を用いて固定し、他方の下部固定部材15の縦部15Aを右柱2Bの上部側面にボルト等の締結部材を用いて固定する。この場合、下部固定部材15は、天井板(図示せず)よりも下方に位置して取付けられ、下部伝達部材13が下梁1Bから所定寸法だけ上方に離間するようにする。また、左側の下部固定部材15と下部伝達部材13の幅広部13Aの一端との間および右側の下部固定部材15と下部伝達部材13の幅広部13Aの他端との間に下側のクリアランス16をそれぞれ設ける。
最後に、上記のように設置された制震装置11を覆うように、左柱2Aと右柱2Bとの間に壁パネル(図示せず)を取付ける。これにより、制震装置11を構造物に取付ける作業が終了する。
本実施の形態による制震装置11は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
制震装置11が取付けられた構造物に、例えば地震等により水平方向の振動が入力されると、上梁1Aおよび下梁1Bを介して左柱2Aと右柱2Bとの間で水平方向の相対変位が生じる。左柱2Aと右柱2Bとの間で生じた相対変位は、上部固定部材14、下部固定部材15、上部伝達部材12、下部伝達部材13を通じて、ダンパ17に入力される。
このとき、上部伝達部材12および下部伝達部材13は、左柱2Aと右柱2Bとの間に設けたクリアランス16により、上部伝達部材12および下部伝達部材13が直接左柱2Aと右柱2Bとの間の相対変位を阻害することはない。言い換えれば、クリアランス16を設けたことにより、構造物の振動時に上部伝達部材12および下部伝達部材13が左柱2Aおよび右柱2Bに当接しないので、左柱2Aおよび右柱2Bを変位し易くする。
また、上部固定部材14および下部固定部材15は、左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部14C,15C等が撓んで弾性変形するので、左柱2Aおよび右柱2Bの変形を阻害しにくくなる。言い換えれば、上部固定部材14および下部固定部材15が、左柱2Aおよび右柱2Bの相対変位に対して抵抗となりにくく、左柱2Aおよび右柱2Bを変位し易くする。さらに言い換えると、湾曲部14C,15C等は、他の部位に比べると、低剛性部となり、ばね性をもって弾性変形することで、左柱2Aおよび右柱2Bを変位し易くする。
これにより、上梁1Aおよび下梁1Bに生じた水平方向の振動は、左柱2A、右柱2B、上部固定部材14、下部固定部材15、上部伝達部材12、下部伝達部材13を通じて、ダンパ17に入力される。ダンパ17は、シリンダ17A内をピストンが摺動することにより減衰力を発生して、振動エネルギを吸収する。
かくして、第1の実施の形態によれば、制震装置11は、左柱2Aおよび右柱2Bの間に位置する上部伝達部材12および下部伝達部材13と、上部伝達部材12を左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定する左,右の上部固定部材14と、下部伝達部材13を左柱2Aおよび右柱2Bの下側に固定する左,右の下部固定部材15と、を設ける構成としている。
この場合、上部固定部材14を左,右方向に離間して2個設け、下部固定部材15を左,右方向に離間して2個設けている。これにより、上部固定部材および下部固定部材を1つとした従来のものと比べ、上部伝達部材12および下部伝達部材13が撓むことが可能である。このため、上部固定部材14、下部固定部材15の左柱2Aと右柱2Bとの取り付け位置に大きな応力や、引き抜き力が掛かりにくくなるので、複数回の大地震に対しても、この取付け部が破壊され難くなり、高寿命となる。
また、各固定部材14,15が左,右方向に離間して2個それぞれ設けられているので、上部伝達部材12および下部伝達部材13を左柱2Aおよび右柱2Bに取付けるときの取付け自由度を高めることができる。このため、予め左柱2Aと右柱2Bとの間の幅寸法を測ることなく、各固定部材14,15を左柱2Aと右柱2Bとに固定することができる。これにより、制震装置11を構造物に取付ける場合の施工性を向上することができる。
また、上部伝達部材12および下部伝達部材13を、上梁1Aと下梁1Bとの間の高さ寸法に加工することなく、上部固定部材14と下部固定部材15とを用いて左柱2Aおよび右柱2Bの間に固定して取付けることができる。この結果、制震装置11の設置作業を短時間で行うことができるので、制震装置11を新築住宅に用いる場合の施工性を向上することができる。
また、天井板や床板を壊すことなく、上部伝達部材12および下部伝達部材13を左柱2Aおよび右柱2Bの間に設けることができるので、制震装置11の設置作業を短時間で行えると共に、設置コストを抑制できる。この結果、制震装置11を改築住宅に用いる場合の施工性を向上することができる。
また、制震装置11の上部固定部材14および下部固定部材15は、左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴ってそれぞれ弾性変形する湾曲部14C,15Cを備える構成としている。これにより、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部14C,15Cが撓んで弾性変形するので、上部固定部材14および下部固定部材15と左柱2Aと右柱2Bとの取り付け位置に過大な入力があった場合でも、柱を破壊することは防止でき、また、上部固定部材14および下部固定部材15を固定する締結部材としてのネジや釘が抜けることも防止できる。なお、上記実施の形態では、弾性変形と記載したが、巨大地震等による大入力に対しては、塑性変形領域まで使用することも可能である。
また、上部固定部材14および下部固定部材15の材質や、取付時の締結部材の個数を変更することにより、各固定部材14,15の撓み量(変位量)を調節することができる。一つの例として、上部固定部材14および下部固定部材15を鉄系材料で形成した場合、50mm振幅に対し、2mm程度弾性変形する。
次に、図6および図7は本発明の第2の実施の形態を示している。第2の実施の形態の特徴は、左,右の上部固定部材と上部伝達部材との間および左,右の下部固定部材左柱と下部伝達部材との間に設けたクリアランスに緩衝材を設けたことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置21は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材14、下部固定部材15、クリアランス16、ダンパ17、緩衝材22等を有している。
緩衝材22は、上側のクリアランス16および下側のクリアランス16に位置して、合計4個設けられている。具体的には、図7に示すように、各緩衝材22は、上部伝達部材12の幅広部12Aと上部固定部材14の縦部14Aとの間および下部伝達部材13の幅広部13Aと下部固定部材15の縦部15Aとの間にそれぞれ設けられている。
緩衝材22は、例えば、弾性変形可能なゴム等の樹脂材料により、四角形状に形成されている。この緩衝材22は、左柱2Aと右柱2Bとの間で生じた相対変位を緩衝して、上部伝達部材12および下部伝達部材13に向けて伝達するものである。即ち、緩衝材22は、構造物の振動時に左柱2Aと右柱2Bとを水平方向に変位可能にして、左柱2Aと右柱2Bとの間の相対変位を阻害しないものである。
かくして、第2の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第2の実施の形態によれば、緩衝材22は、上側のクリアランス16および下側のクリアランス16に位置して、合計4個設けられている。これにより、緩衝材22は、左柱2Aと右柱2Bとの間で生じた相対変位を緩衝して、上部伝達部材12および下部伝達部材13に向けて伝達することができる。この結果、左柱2Aと右柱2Bとの間の相対変位を緩衝材22により調節して、ダンパ17に伝達することができる。
次に、図8および図9は本発明の第3の実施の形態を示している。第3の実施の形態の特徴は、左柱と右柱との間に筋交いおよび横架部材を設けたことにある。なお、第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置31は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材14、下部固定部材15、クリアランス16、ダンパ17、筋交い32、横架部材33等を有している。
筋交い32は、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して、構造物の対角線上に設けられている。即ち、筋交い32の上,下方向の両端は上梁1Aおよび下梁1Bに固定され、筋交い32の左,右方向の両端は左柱2Aおよび右柱2Bに固定されている。この場合、筋交い32は、各伝達部材12,13よりも前,後方向の後面側(背面側)に設けられている。この筋交い32は、構造物の振動時に、構造物が上,下方向および左,右方向に振動するのを抑えるものである。
横架部材33は、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して、上,下方向に離間して複数個(例えば、4個)設けられている。具体的には、横架部材33は、各伝達部材12,13よりも前,後方向の前面側(正面側)に設けられている。横架部材33は、細長い角材により形成され、横架部材33の左,右方向の両端は左柱2Aおよび右柱2Bに固定されている。この横架部材33は、構造物の振動時に、構造物が左,右方向に振動するのを抑えるものである。
かくして、第3の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第3の実施の形態によれば、制震装置31は、筋交い32と横架部材33とを設ける構成としている。これにより、構造物の上,下方向および左,右方向の振動を抑えることができるので、構造物の耐震効果を高めることができる。
次に、図10ないし図13は本発明の第4の実施の形態を示している。第4の実施の形態の特徴は、制震装置の固定部材を断面コ字状に形成したことにある。なお、第4の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置41は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材42、下部固定部材43、クリアランス16、ダンパ17、筋交い32、横架部材33等を有している。
上部固定部材42は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。上部固定部材42は、鉄等の金属材料により、断面コ字状の連結金具として形成されている。上部固定部材42は、上部伝達部材12の前,後方向の一側(正面側)と固定される前面部42Aと、上部伝達部材12の前,後方向の他側(背面側)と固定される後面部42Bと、前面部42Aと後面部42Bとを接続する側面部42Cと、を備えている。この上部固定部材42は、上部伝達部材12の幅広部12Aを左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定するものである。
下部固定部材43は、上部固定部材42よりも下側で、左,右方向に離間して左柱2Aおよび右柱2Bの下側に位置して2個設けられている。下部固定部材43は、鉄等の金属材料により、断面コ字状の連結金具として形成されている。下部固定部材15は、上部固定部材14と同様に、下部伝達部材13の前,後方向の一側と固定される前面部43Aと、下部伝達部材13の前,後方向の他側と固定される後面部43Bと、前面部43Aと後面部43Bとを接続する側面部43Cと、を備えている。この下部固定部材43は、下部伝達部材13の幅広部13Aを左柱2Aおよび右柱2Bの下側に固定するものである。
かくして、第4の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第4の実施の形態によれば、上部固定部材42を前面部42Aと後面部42Bと側面部42Cとにより断面コ字状に形成している。また、下部固定部材43を前面部43Aと後面部43Bと側面部43Cとにより断面コ字状に形成している。これにより、上部固定部材42を用いて左柱2Aおよび右柱2Bと上部伝達部材12とを強固に固定でき、下部固定部材43を用いて左柱2Aおよび右柱2Bと下部伝達部材13とを強固に固定できる。
次に、図14ないし図17は本発明の第5の実施の形態を示している。第5の実施の形態の特徴は、制震装置の固定部材を直角L字状に形成したことにある。なお、第5の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置51は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材52、下部固定部材53、クリアランス16、ダンパ17、筋交い32、横架部材33等を有している。
上部固定部材52は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。上部固定部材52は、鉄等の金属材料により、L字状の連結金具として形成されている。上部固定部材52は、上部伝達部材12の前,後方向の一側と固定される前面部52Aと、左柱2Aまたは右柱2Bと固定される側面部52Bと、を備えている。この場合、上部固定部材52は、第1の実施の形態の上部固定部材14と異なり、前面部52Aと側面部52Bとの接続箇所は直角状に形成されている。この上部固定部材52は、上部伝達部材12の幅広部12Aを左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定するものである。
下部固定部材53は、上部固定部材52よりも下側で、左,右方向に離間して左柱2Aおよび右柱2Bの下側に位置して2個設けられている。下部固定部材53は、鉄等の金属材料により、L字状の連結金具として形成されている。下部固定部材53は、上部固定部材52と同様に、下部伝達部材13の前,後方向の一側と固定される前面部53Aと、左柱2Aまたは右柱2Bと固定される側面部53Bと、を備えている。この場合、下部固定部材53は、第1の実施の形態の下部固定部材15と異なり、前面部53Aと側面部53Bとの接続箇所は直角状に形成されている。この下部固定部材53は、下部伝達部材13の幅広部13Aを左柱2Aおよび右柱2Bの下側に固定するものである。
かくして、第5の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第5の実施の形態によれば、上部固定部材52を前面部52Aと側面部52Bとにより直角L字状に形成している。また、下部固定部材53を前面部53Aと側面部53Bとにより直角L字状に形成している。これにより、上部固定部材52を用いて左柱2Aおよび右柱2Bと上部伝達部材12とを固定でき、下部固定部材53を用いて左柱2Aおよび右柱2Bと下部伝達部材13とを固定できる。
次に、図18および図19は本発明の第6の実施の形態を示している。第6の実施の形態の特徴は、固定部材が伝達部材を回動可能に支持したことにある。なお、第6の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置61は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材62、下部伝達部材63、上部固定部材64、下部固定部材65、ダンパ17等を有している。
上部伝達部材62は、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられている。この上部伝達部材62は、横架部材62Aと第1リンク部材62Bと第2リンク部材62Cとを用いて三角形状に形成され、左柱2Aおよび右柱2Bを通じて上梁1Aの水平方向の振動が入力されるものである。この場合、上部伝達部材62は、上梁1Aの振動が充分に伝わるように、上梁1Aから所定寸法だけ下方に離間して設けられている。
横架部材62Aは、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられている。横架部材62Aの両端は、後述の上部固定部材64の突出部64Bに、ピン等の締結具を用いて回動可能にそれぞれ固定されている。この場合、横架部材62Aは、構造物の水平方向に対して僅かに傾斜した状態で取付けられ、上,下方向に傾いている。横架部材62Aは、例えばターンバックルブレースを用いて構成され、左柱2Aと右柱2Bとの間の幅寸法に合わせて長さ寸法を可変にすることができる。これにより、横架部材62Aは、構造物の耐震性を向上するものである。
第1リンク部材62Bの一端は、左側の上部固定部材64の突出部64Bと回動可能に締結され、第1リンク部材62Bの他端は、ダンパ17のピストンロッド17Bに回動可能に締結されている。また、第2リンク部材62Cの一端は、右側の上部固定部材64の突出部64Bと回動可能に締結され、第2リンク部材62Cの他端は、第1リンク部材62Bの下端部に回動可能に締結されている。これにより、第1リンク部材62Bは、左柱2Aから右柱2Bに向けて傾斜した状態で取付けられ、第2リンク部材62Cは、右柱2Bから左柱2Aに向けて傾斜した状態で取付けられている。
下部伝達部材63は、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられている。この下部伝達部材63は、上部伝達部材62と同様に、横架部材63Aと第1リンク部材63Bと第2リンク部材63Cとを用いて三角形状に形成され、左柱2Aおよび右柱2Bを通じて下梁1Bの水平方向の振動が入力されるものである。この場合、下部伝達部材63は、下梁1Bの振動が充分に伝わるように、下梁1Bから所定寸法だけ下方に離間して設けられている。
横架部材63Aは、左柱2Aと右柱2Bとの間に位置して設けられている。横架部材63Aの両端は、後述の下部固定部材65の突出部65Bに、ピン等の締結具を用いて回動可能にそれぞれ固定されている。この場合、横架部材63Aは、構造物の水平方向に対して僅かに傾斜した状態で取付けられ、上,下方向に傾いている。横架部材63Aは、例えばターンバックルブレースを用いて構成され、左柱2Aと右柱2Bとの間の幅寸法に合わせて長さ寸法を可変にすることができる。これにより、横架部材63Aは、構造物の耐震性を向上するものである。
第1リンク部材63Bの一端は、右側の下部固定部材65の突出部65Bと回動可能に締結され、第1リンク部材63Bの他端は、ダンパ17のシリンダ17Aに回動可能に締結されている。また、第2リンク部材63Cの一端は、左側の下部固定部材65の突出部65Bと回動可能に締結され、第2リンク部材63Cの他端は、第1リンク部材63Bの上端部に回動可能に締結されている。これにより、第1リンク部材63Bは、右柱2Bから左柱2Aに向けて傾斜した状態で取付けられ、第2リンク部材63Cは、左柱2Aから右柱2Bに向けて傾斜した状態で取付けられている。
上部固定部材64は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。上部固定部材64は、鉄等の金属材料により、T字状の連結金具として形成されている。上部固定部材64は、左柱2Aまたは右柱2Bに固定される側面部64Aと、側面部64Aから制震装置61の内側に向けて突出する突出部64Bとを有している。この場合、左柱2Aに固定された上部固定部材64の突出部64Bは、横架部材62Aの一端と第1リンク部材62Bの上端とを回動可能に支持している。また、右柱2Bに固定された上部固定部材64の突出部64Bは、横架部材62Aの他端と第2リンク部材62Cの上端とを回動可能に支持している。
下部固定部材65は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの下側に位置して2個設けられている。下部固定部材65は、鉄等の金属材料により、T字状の連結金具として形成されている。下部固定部材65は、左柱2Aまたは右柱2Bに固定される側面部65Aと、側面部65Aから制震装置61の内側に向けて突出する突出部65Bとを有している。この場合、左柱2Aに固定された下部固定部材65の突出部65Bは、横架部材63Aの一端と第2リンク部材63Cの下端とを回動可能に支持している。また、右柱2Bに固定された下部固定部材65の突出部65Bは、横架部材63Aの他端と第1リンク部材63Bの下端とを回動可能に支持している。
かくして、第6の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第6の実施の形態によれば、上部固定部材64は、上部伝達部材62の横架部材62A、第1リンク部材62B、第2リンク部材62Cを回動可能に支持している。また、下部固定部材65は、下部伝達部材63の横架部材63A、第1リンク部材63B、第2リンク部材63Cを回動可能に支持している。これにより、制震装置61を構造物に取付ける場合に、構造物の高さ寸法および幅寸法に合わせて、各伝達部材62,63の高さ寸法および幅寸法を調整することができる。この結果、制震装置61を構造物に取付ける際の施工性を向上することができる。
また、構造物の振動時に、上部伝達部材62と上部固定部材64との締結部分が回動し、下部伝達部材63と下部固定部材65との締結部分が回動するので、左柱2Aと右柱2Bとを変位し易くすることができる。即ち、制震装置61が、左柱2Aと右柱2Bとの間の相対変位を阻害することはないので、ダンパ17に左柱2Aおよび右柱2Bの相対変位を弱めることなく伝えることができる。
次に、図20ないし図22は本発明の第7の実施の形態を示している。第7の実施の形態の特徴は、制震装置の固定部材にリジット部分とフレキシブル部分とを設けたことにある。なお、第7の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
制震装置71は、第1の実施の形態の制震装置11と同様に、上部伝達部材12、下部伝達部材13、上部固定部材72、下部固定部材73、クリアランス16、ダンパ17等を有している。
上部固定部材72は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。上部固定部材72は、鉄等の金属材料により、湾曲L字状の連結金具として形成されている。上部固定部材72は、左柱2Aまたは右柱2Bに連結される柱連結部としての縦部72Aと、上部伝達部材12に連結される伝達部材連結部としての横部72Bと、縦部72Aと横部72Bとを接続する湾曲部72Cとを備えている。縦部72Aは、横部72Bよりも上梁1A側に向けて延出している。上部固定部材72は、上部伝達部材12の幅広部12Aを左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定するものである。また、上部固定部材72は、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部72Cが撓んで弾性変形して、左柱2Aおよび右柱2Bの変位を阻害しないように設計されている。
上部固定部材72の縦部72Aは、左柱2Aまたは右柱2Bに固定されるリジット部分72A1と、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となったフレキシブル部分72A2と、を備えている。リジット部分72A1には、上部固定部材72を左柱2Aまたは右柱2Bに固定するための柱側締着孔72A3が複数設けられている。リジット部分72A1は、横部72Bと上,下方向の異なる位置となった一側で横部72Bから離間した位置に設けられている。リジット部分72A1は、複数のビス、ボルト等を柱側締着孔72A3に挿通した状態で左柱2Aおよび右柱2Bに螺着することにより、左柱2Aまたは右柱2Bに固定されている。一方、フレキシブル部分72A2は、上,下方向の他側で横部72Bと近接する(隣り合う)位置に、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となって設けられている。具体的には、リジット部分72A1は、フレキシブル部分72A2よりも上梁1A側に設けられている。
ここで、リジット部分72A1は、横部72Bとは上,下方向の上側に位置ずれした位置に設けられている。即ち、リジット部分72A1に位置する複数の柱側締着孔72A3のうち、最下部に位置する柱側締着孔72A3は、横部72Bに位置する複数の伝達部材側締着孔72B1のうち、最上部に位置する伝達部材側締着孔72B1よりも上側に配置されている。これにより、上部固定部材72は、図22中に二点鎖線で示すように、左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って、リジット部分72A1とフレキシブル部分72A2との間で弾性変形を生じさせることができる。
下部固定部材73は、左,右方向に離間して、左柱2Aおよび右柱2Bの上側に位置して2個設けられている。下部固定部材73は、鉄等の金属材料により、湾曲L字状の連結金具として形成されている。下部固定部材73は、左柱2Aまたは右柱2Bに連結される柱連結部としての縦部73Aと、上部伝達部材12に連結される伝達部材連結部としての横部73Bと、縦部73Aと横部73Bとを接続する湾曲部73Cとを備えている。縦部73Aは、横部73Bよりも下梁1B側に向けて延出している。この下部固定部材73は、下部伝達部材13の幅広部13Aを左柱2Aおよび右柱2Bの上側に固定するものである。また、下部固定部材73は、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って湾曲部73Cが撓んで弾性変形して、左柱2Aおよび右柱2Bの変位を阻害しないように設計されている。
下部固定部材73の縦部73Aは、左柱2Aまたは右柱2Bに固定されるリジット部分73A1と、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となったフレキシブル部分73A2と、を備えている。リジット部分73A1には、下部固定部材73を左柱2Aまたは右柱2Bに固定するための柱側締着孔73A3が複数設けられている。リジット部分73A1は、横部73Bと上,下方向の異なる位置となった他側で横部73Bから離間した位置に設けられている。リジット部分73A1は、複数のビス、ボルト等を柱側締着孔73A3に挿通した状態で左柱2Aおよび右柱2Bに螺着することにより、左柱2Aまたは右柱2Bに固定されている。一方、フレキシブル部分73A2は、上,下方向の一側で横部73Bと近接する(隣り合う)位置に、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となって設けられている。具体的には、リジット部分73A1は、フレキシブル部分73A2よりも下梁1B側に設けられている。
ここで、リジット部分73A1は、横部73Bとは上,下方向の下側に位置ずれした位置に設けられている。即ち、リジット部分73A1に位置する複数の柱側締着孔73A3のうち、最下部に位置する柱側締着孔73A3は、横部73Bに位置する複数の伝達部材側締着孔73B1のうち、最上部に位置する伝達部材側締着孔73B1よりも上側に配置されている。これにより、下部固定部材73は、左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って、リジット部分73A1とフレキシブル部分73A2との間で弾性変形を生じさせることができる。
かくして、第7の実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。第7の実施の形態によれば、上部固定部材72の縦部72Aには、左柱2Aおよび右柱2Bに固定されるリジット部分72A1と、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となったフレキシブル部分72A2とを設けている。また、下部固定部材73の縦部73Aには、左柱2Aおよび右柱2Bに固定されるリジット部分73A1と、左柱2Aおよび右柱2Bに非固定となったフレキシブル部分73A2とを設けている。
これにより、構造物の振動時に左柱2Aおよび右柱2Bの変位に伴って、縦部72A,73Aは、リジット部分72A1,73A1とフレキシブル部分72A2,73A2との間で弾性変形を生じさせることができる。この結果、左柱2Aおよび右柱2Bが変位する際に、縦部72A,73Aの弾性変形により上部伝達部材12および下部伝達部材13に加わる力を分散させることができるので、上部伝達部材12および下部伝達部材13にかかる負担を軽減させることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、上部伝達部材12および下部伝達部材13を台形状に形成する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば上部伝達部材および下部伝達部材を、三角形状、四角形状、多角形状等に形成する構成としてもよい。このことは、第2,3,4,5の実施の形態についても同様である。
また、前記第6の実施の形態では、上部伝達部材62の第1リンク部材62Bと第2リンク部材62Cとは回動可能に締結され、下部伝達部材63の第1リンク部材63Bと第2リンク部材63Cとは回動可能に締結される構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば上部伝達部材の第1リンク部材と第2リンク部材とを不動状態で固定し、下部伝達部材の第1リンク部材と第2リンク部材とを不動状態で固定する構成としてもよい。
また、前記第7の実施の形態では、上部固定部材72のリジット部分72A1は、横部72Bとは上,下方向の上側に位置ずれした位置に設け、リジット部分72A1に位置する複数の柱側締着孔72A3のうち、最下部に位置する柱側締着孔72A3は、横部72Bに位置する複数の伝達部材側締着孔72B1のうち、最上部に位置する伝達部材側締着孔72B1よりも上側に配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えばリジット部分の下側と横部とが左,右方向に並び合う(隣り合う)構成としてもよい。具体的には、リジット部分に位置する複数の柱側締着孔のうち、最下部に位置する柱側締着孔が、横部に位置する複数の伝達部材側締着孔のうち、最下部に位置する伝達部材側締着孔よりも上側の範囲で最上部に位置する伝達部材側締着孔よりも下側に配置する構成としてもよい。この場合、最下部に位置する柱側締着孔は、伝達部材側締着孔が設けられる上,下方向の範囲のうち、例えば半分よりも上側に配置するのが好ましい。このことは、下部固定部材73のリジット部分73A1についても同様である。
さらに、前記各実施の形態は例示であり、異なる実施の形態で示した構成の部分的な置換または組合わせが可能であることは言うまでもない。
以上説明した実施形態に基づく制震装置として、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
制震装置の第1の態様としては、上梁と下梁との間に左,右方向に離間した左柱と右柱とが設けられた構造物に適用され、前記構造物の振動を吸収する制震装置であって、前記左柱および前記右柱の間に設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記上梁の水平方向の振動が入力される上部伝達部材と、前記上部伝達部材よりも下側に位置して前記左柱および前記右柱の間に設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記下梁の水平方向の振動が入力される下部伝達部材と、左,右方向に離間して前記左柱と前記右柱とにそれぞれ固定され、前記上部伝達部材を前記左柱および前記右柱の上側に固定する左,右の上部固定部材と、前記各上部固定部材よりも下側に位置して、左,右方向に離間して前記左柱と前記右柱とにそれぞれ固定され、前記下部伝達部材を前記左柱および前記右柱の下側に固定する左,右の下部固定部材と、前記上部伝達部材と前記下部伝達部材との間に設けられ、前記上部伝達部材および前記下部伝達部材の間の振動による相対変位を減衰するダンパと、を備えたことを特徴としている。これにより、施工性を向上して、制震装置の寿命を延ばすことができる。
制震装置の第2の態様としては、第1の態様において、前記各上部固定部材および前記各下部固定部材は、前記左柱および前記右柱の変位に伴ってそれぞれ弾性変形することを特徴としている。これにより、左柱および右柱の変位を阻害することなく、ダンパに左柱および右柱の相対変位を伝えることができる。
制震装置の第3の態様としては、第1または第2の態様において、前記左柱および前記右柱と前記上部伝達部材との間には、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にするクリアランスが設けられ、前記左柱および前記右柱と前記下部伝達部材との間には、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にするクリアランスが設けられていることを特徴としている。
制震装置の第4の態様としては、第3の態様において、前記クリアランスには、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にする緩衝材が設けられていることを特徴としている。これにより、左柱と右柱との間の相対変位を緩衝材により調節して、ダンパに伝達することができる。
制震装置の第5の態様としては、第1の態様において、前記各上部固定部材は、前記上部伝達部材を回動可能に支持し、前記各下部固定部材は、前記下部伝達部材を回動可能に支持することを特徴としている。これにより、左柱および右柱の変位を阻害することなく、ダンパに左柱および右柱の相対変位を伝えることができる。
制震装置の第6の態様としては、第1ないし第4の態様のいずれかにおいて、前記各上部固定部材は、前記左柱または前記右柱に連結される柱連結部と、前記上部伝達部材に連結される伝達部材連結部と、をそれぞれ有し、前記柱連結部は、上,下方向の一側に設けられ前記左柱または前記右柱に固定されるリジット部分と、上,下方向の他側に設けられ前記左柱および前記右柱に非固定となったフレキシブル部分と、を備えることを特徴としている。これにより、上部伝達部材にかかる負担を軽減させることができる。
制震装置の第7の態様としては、第6の態様において、前記各下部固定部材は、前記左柱または前記右柱に連結される柱連結部と、前記下部伝達部材に連結される伝達部材連結部と、をそれぞれ有し、前記柱連結部は、上,下方向の他側に設けられ前記左柱または前記右柱に固定されるリジット部分と、上,下方向の一側に設けられ前記左柱および前記右柱に非固定となったフレキシブル部分と、を備えることを特徴としている。これにより、下部伝達部材にかかる負担を軽減させることができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本願は、2016年10月18日付出願の日本国特許出願第2016−204137号に基づく優先権を主張する。2016年10月18日付出願の日本国特許出願第2016−204137号の明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約書を含む全開示内容は、参照により本願に全体として組み込まれる。
1A 上梁 1B 下梁 2A 左柱 2B 右柱 11,21,31,41,51,61,71 制震装置 12,62 上部伝達部材 13,63 下部伝達部材 14,42,52,64,72 上部固定部材 14A,15A,72A,73A 縦部(柱連結部) 14B,15B,72B,73B 横部(伝達部材連結部) 15,43,53,65,73 下部固定部材 16 クリアランス 17 ダンパ 22 緩衝材 72A1,73A1 リジット部分 72A2,73A2 フレキシブル部分

Claims (8)

  1. 構造物の振動を吸収する制震装置であって、
    前記構造物は、上梁と下梁との間に左右方向に離間した左柱と右柱とが設けられており、
    前記制震装置は、
    前記左柱および前記右柱の間に前記上梁から離間して設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記上梁の水平方向の振動が入力される上部伝達部材と、
    前記上部伝達部材よりも下側に位置して前記左柱および前記右柱の間に前記下梁から離間して設けられ、前記左柱および前記右柱を通じて前記下梁の水平方向の振動が入力される下部伝達部材と、
    左右方向に離間して配置された左の上部固定部材と右の上部固定部材とを備えており、前記左の上部固定部材は、前記左柱の前記右柱と向かい合う面締結部材によって固定され、前記上部伝達部材を前記左柱の上側に固定し、前記右の上部固定部材は、前記右柱の前記左柱と向かい合う面締結部材によって固定され、前記上部伝達部材を前記右柱の上側に固定し、
    前記制震装置は、また、前記各上部固定部材よりも下側に位置して、左右方向に離間して配置された左の下部固定部材と右の下部固定部材とを備えており、前記左の下部固定部材は、前記左柱の前記右柱と向かい合う面締結部材によって固定され、前記下部伝達部材を前記左柱の下側に固定し、前記右の下部固定部材は、前記右柱の前記左柱と向かい合う面締結部材によって固定され、前記下部伝達部材を前記右柱の下側に固定し、
    前記制震装置は、さらに、前記上部伝達部材と前記下部伝達部材との間に設けられ、前記上部伝達部材および前記下部伝達部材の間の振動による相対変位を減衰するダンパを備えたことを特徴とする制震装置。
  2. 請求項1に記載の制震装置において、
    前記左の上部固定部材と、前記右の上部固定部材と、前記左の下部固定部材と、前記右の下部固定部材は、前記左柱および/又は前記右柱の変位に伴ってそれぞれ弾性変形することを特徴とする制震装置。
  3. 請求項1または2に記載の制震装置において、
    前記左柱および前記右柱と前記上部伝達部材との間には、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にするクリアランスが設けられ、
    前記左柱および前記右柱と前記下部伝達部材との間には、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にするクリアランスが設けられていることを特徴とする制震装置。
  4. 請求項3に記載の制震装置において、
    前記それぞれのクリアランスには、前記左柱および前記右柱を水平方向に変位可能にする緩衝材が設けられていることを特徴とする制震装置。
  5. 請求項1に記載の制震装置において、
    前記各上部固定部材は、前記上部伝達部材を回動可能に支持し、
    前記各下部固定部材は、前記下部伝達部材を回動可能に支持することを特徴とする制震装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の制震装置において、
    前記各上部固定部材は、前記左柱または前記右柱に連結される柱連結部と、前記上部伝達部材に連結される伝達部材連結部と、をそれぞれ有し、
    前記柱連結部は、上下方向の一側に設けられ前記左柱または前記右柱に固定されるリジット部分と、上下方向の他側に設けられ前記左柱および前記右柱に非固定となったフレキシブル部分と、を備える制震装置。
  7. 請求項1ないし4、または6のいずれか1項に記載の制震装置において、
    前記各下部固定部材は、前記左柱または前記右柱に連結される柱連結部と、前記下部伝達部材に連結される伝達部材連結部と、をそれぞれ有し、
    前記柱連結部は、上下方向の他側に設けられ前記左柱または前記右柱に固定されるリジット部分と、上下方向の一側に設けられ前記左柱および前記右柱に非固定となったフレキシブル部分と、を備える制震装置。
  8. 請求項1ないし4、または6、7のいずれか1項に記載の制震装置において、
    前記上部伝達部材と前記下部伝達部材を板材で構成し、前記上部伝達部材への前記上部固定部材への締結は、前記上部伝達部材の前後方向一側面に締結部材によって固定され、前記下部伝達部材への前記下部固定部材への締結は、前記下部伝達部材の前後方向一側面に締結部材によって固定されていることを特徴とする制震装置。
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