JP2004259719A - 電子回路基板及びこれを備えたテープカセット - Google Patents
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Abstract
【課題】強化繊維含有基板の薄型化を図ることができる電子回路基板、及びこれを備えたテープカセットを提供すること。
【解決手段】電子回路基板20に含有される繊維強化層40は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成する。これにより、基板内部に占める強化繊維層40の厚さを最小限に抑えることができ、繊維強化型電子回路基板の薄型化を図ることができる。また、この電子回路基板20をテープカセットのIDボードとして用いる場合にあっては、テープカセットの小型化にも十分に対応することが可能となる。
【選択図】 図4
【解決手段】電子回路基板20に含有される繊維強化層40は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成する。これにより、基板内部に占める強化繊維層40の厚さを最小限に抑えることができ、繊維強化型電子回路基板の薄型化を図ることができる。また、この電子回路基板20をテープカセットのIDボードとして用いる場合にあっては、テープカセットの小型化にも十分に対応することが可能となる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板表面に形成された回路パターンと、上記基板表面に接合材を介して実装された電子部品とを含み、上記基板が強化繊維材を含有してなる電子回路基板及びこれを備えたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8及び図9は、従来より公知のデジタルビデオ(DV)カセット(以下「テープカセット」という。)の構成を示している。テープカセット1は、主として、上シェル2と下シェル3とからなるカセット本体4と、磁気テープ又はクリーニングテープ9が巻装された一対のリール5と、カセット本体4から露出するテープ9面を覆うリッド6及び天板7と、一対のリール5の回転を規制する一対のリールロック部材8と、テープ9の種類を電気的に検出するための端子11〜14を有するIDボード(電子回路基板)10等からなる。
【0003】
IDボード10はカセット本体4の背面壁の内側に形成された収容部4cに起立状態で収容されている。IDボード10の裏面側に形成された4つの端子11〜14は、テープカセット1の背面のラベル貼付エリア4aに隣接して形成された4つの開口4bを介して外部へ露出している。
【0004】
上記構成のIDボード10は、図示しないカセットデッキ(記録再生装置)内の測定子によって、4つの端子11〜14のうち所定の2端子間の抵抗値が測定されることにより、テープ9の厚さや用途といったテープ9の種類が検出されるようになっている。そして、この検出結果に対応させてカセットデッキの制御関係の特性を最適化する。なお、このような構成のテープカセットに関する先行技術文献としては、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。
【0005】
さて、IDボード10に設けた4つの端子11〜14と下シェル3背面の4つの開口部4bとの間の位置精度は非常に厳しく設定されており、下シェル4の収容部4cはIDボード10がちょうど入るくらいのスペースしか確保されていない。このため、下シェル4に対するIDボード10の組付けに際しては軽圧入程度の押圧力を必要とする。
【0006】
一方、近年においては、この種の電子回路基板のひとつの形態として、ガラス繊維材等を基板樹脂中に含有した繊維強化型の回路基板で構成される例が多い。従来の繊維強化型の電子回路基板として、例えば下記特許文献2には、図10A及び図10Bに示すように、各層のガラス繊維が互いに直交する方向へ配向するようにガラス繊維布15A及びガラス繊維布15Bを多層に積み上げてエポキシ樹脂基材16中に含浸させた構成の回路基板が開示されている。なお、図10Aは基板の端辺方向にガラス繊維を配向させた構成を示し、図10Bは基板の端辺と斜めに交差する方向へガラス繊維を配向させた構成を示している。また、図において符号17は基板表面に形成された回路パターン、18はその上に実装された電子部品である。
【0007】
また、従来の繊維強化型の電子回路基板の他の構成例としては、樹脂基材中に含有させたフレーク状のガラス繊維を方向性をもたせて又は方向性を持たせずに散在させたものもある。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−252435号公報
【特許文献2】
特開昭63−193589号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の構成の従来の繊維強化型の電子回路基板は、テープカセット用のIDボード10として適用することが益々困難になってきているという問題がある。
【0010】
すなわち、近年における情報記録媒体の軽薄短小化に伴い、カセット本体4の小型化・薄型化が進められ、これによりIDボード10の収容スペースも狭められているため、従来(1.2mm〜1.6mm)よりも薄く回路基板を構成する必要がある。ところが、上述した従来の繊維強化型の基板構造では、含有する繊維層の層厚が嵩んで基板の板厚を低減するのは困難であり、例えば、0.4mm厚の繊維強化型電子回路基板を作成するのは不可能であるという問題がある。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、強化繊維含有基板の薄型化を図ることができる電子回路基板、及びこれを備えたテープカセットを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するに当たり、本発明の基板に含有される強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなることを特徴とする。本発明によれば、基板に含有される強化繊維材は各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなるので、各基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができ、これにより繊維強化型電子回路基板の薄型化を図ることができる。
【0013】
基板が略長方形状の場合、好適には、強化繊維材の繊維の配向方向を基板の略長手方向、又はこれとは略垂直な方向とする。また、上記繊維層が、その配向方向と交差する方向に互いに離間して延在する複数本の繊維によって縫い合わされるようにすると、繊維層の取り扱いが容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態で説明する電子回路基板は、テープの種類を電気的に検出するために、図8を参照して説明したテープカセット1の下シェル3の収容部4cに取り付けられるものである。
【0015】
図1及び図2は本発明の実施の形態による電子回路基板20を示している。ここで、図1は電子回路基板20の表面20Aを示し、図2は電子回路基板20の裏面20Bを示している。
【0016】
本実施の形態の電子回路基板20は、一端角部を大きく欠落させた略長方形状を有し、その裏面20Bに、カセット本体4の背面壁部に形成された4つの開口(図9)に対応して、図2に示すように4つの端子21,22,23,24が形成されている。これら4つの端子21〜24の表層は、例えば、銅めっき層の上に形成された金めっき層で構成されている。
【0017】
一方、電子回路基板の表面20Aには、図1に示すように、上記4つの端子21〜24に導通するスルーホール21A,22A,23A,24Aと、互いに対向配置される一対のランド群25a,25b,26a,26b,27a,27bとの間を連絡する回路パターン28が形成されている。より具体的には、回路パターン28は、スルーホール21Aとランド26bとを連絡するパターンと、スルーホール22Aとランド25bとを連絡するパターンと、スルーホール23Aとランド27bとを連絡するパターンと、スルーホール24Aとランド25a,26a,27aとを連絡するパターンとからなっている。
【0018】
また、電子回路基板20の表面20Aには、当該電子回路基板20の種類、あるいは、これが収容されるテープカセットのテープの種類を表示するための表示部30が設けられている。この表示部30には、例えば80分の磁気テープ用としての「80」と、クリーニングテープ用としての「CL」の2つの異なる表示31,32が形成されている。各表示31,32は、回路パターン28と同種の導体層で形成された表示部30をパターニングし、基板20の基材表面(例えば略緑色)を外部へ露出させることにより形成される。これにより、各表示31,32は明瞭に外部へ現出される。
【0019】
基板表面20Aに搭載されるチップ抵抗(電子部品)29は、一対のランド群25a,25b,26a,26b,27a,27bの何れの間に搭載される。すなわち、図3Aに示す80分磁気テープ用電子回路基板201の場合は、ランド27aとランド27bとの間にチップ抵抗29が搭載され、図3Bに示すクリーニングテープ用電子回路基板202の場合は、ランド26aとランド26bとの間にチップ抵抗29が搭載される。
【0020】
このような構成の電子回路基板201,202は、図示しないカセットデッキ(記録再生装置)内の測定子によって、4つの端子21〜24のうち所定の2端子間の抵抗値が測定されることにより、テープの厚さや用途といったテープの種類が検出される。例えば、端子23と端子24との間の抵抗値が所定値の場合は80分用カセット(80分用の磁気テープ)であると判断し、また、端子21と端子24との間の抵抗値が所定値の場合はクリーニングカセット(クリーニングテープ)であると判断し、これらに対応させて、カセットデッキの制御関係の特性を最適化する。
【0021】
本実施の形態では、固有抵抗値が例えば1.8kΩのチップ抵抗29が用いられているとともに、チップ抵抗29の実装用接合材としては、はんだの印刷体が用いられている。特に、はんだは例えばSn−Ag系等の無鉛はんだが用いられている。
【0022】
また、図3Aに示す80分磁気テープ用の電子回路基板201および図3Bに示すクリーニングテープ用の電子回路基板202の何れにも、その表示部30に「80」と「CL」の2つの表示31,32が施されている。そのうち、一方の80分磁気テープ用の電子回路基板201にあっては、「80」という表示31の形成位置における基板周縁に略円弧状の切欠き部31Cが設けられ、他方のクリーニングテープ用の電子回路基板202にあっては、「CL」という表示32の形成位置における基板周縁に略円弧状の切欠き部32Cが設けられている。すなわち、切欠き部31C,32Cの形成位置によって、2つの電子回路基板201,202の種類の違いを認識できる構成となっている。切欠き部31C,32Cの形成は、基板の打抜きと同時に形成したり、その後工程で形成することができる。
【0023】
これにより、上記切欠き部31C,32Cが設けられる部位によって、当該電子回路基板の種類を認識することができ、目視だけでなく、作業者の指の感覚によっても基板の種類を特定することが可能となる。なお、切欠き部31C,32Cに代えて、表示31,32のうち何れか一方をはんだ等で被覆するようにしてもよい。
【0024】
さて、次に、図4A及び図4Bを参照して、電子回路基板20の基板内部の構成について説明する。図4は電子回路基板20をその表面20A側から見たときの概略部分破断斜視図であり、基板の内層部の構成を模式的に示している。
【0025】
略長方形状の電子回路基板20の基材35は、有機樹脂層37に強化繊維材としてのガラス繊維布40を介装させた構造を有している。ガラス繊維布40は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成されている。図4A及び図4Bにそれぞれ、各繊維41の配向方向を基材35の長手方向とは略垂直な方向に構成した例(図4A)と、各繊維41の配向方向を基材35の略長手方向に構成した例(図4B)を示す。なお、これに限らず、基材35の長手方向に対して傾斜させた方向へ繊維41を配向させるようにしてもよい。
【0026】
本実施の形態におけるガラス繊維布40は、主繊維材41と補助繊維材42とで構成されている。主繊維材41及び補助繊維材42はともに同種のガラス繊維でなり、主繊維材41はガラス繊維布40の主要部分を占め、基材35の機械的、物理的強化に寄与する。他方、補助繊維材42は、主繊維材41と交差する方向に互いに離間して延在しており、主繊維材41の互いに隣接する整列状態を保持し、主繊維材41のほぐれを防止する。これにより、ガラス繊維布40のハンドリング性(取り扱い性)を確保でき、また、電子回路基板20の生産性を高めることができる。
【0027】
なお、補助繊維材42の本数は、例えば主繊維材を10としたときに補助繊維材が1の割合となる本数で主繊維材41を縫い合わしている。この補助繊維材42の本数が多くなると、ガラス繊維布40の層厚が大きくなることも懸念されるので、主繊維材41がほぐれない程度で、かつ、実質的に主繊維材一層分の層厚となるように補助繊維材42の本数が選定される。
【0028】
有機樹脂層37は、本実施の形態ではエポキシ樹脂で構成されるが、これに限らず、フェノール樹脂やポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂等の他の公知の有機材料も適用可能である。また、強化繊維材としてはガラス繊維布40に限らず、アラミド繊維やカーボンファイバ等を適用してもよい。
【0029】
次に、以上のように構成される電子回路基板20の製造方法について説明する。図5及び図6に示すように、電子回路基板20が例えば4面とれる大きさの基材原板35Aを用い、この基材原板35Aの上に電子回路基板20の形成領域毎に回路パターン28等を形成する。チップ抵抗29の実装は、公知のはんだ付け法で行うことができる。図5は、チップ抵抗29を仮止めしめた基材原板35Aをリフロー槽39へ装填し、チップ抵抗29を基材原板35Aにはんだ付けする例について示している。その後、図示しない打抜き装置を用いて基材原板35Aから電子回路基板20を打抜き形成する。
【0030】
本実施の形態においては、電子回路基板20の基材35に含有される強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成されているので、基材35の薄厚化を容易に実現することができる。例えば、0.05mmの太さのガラス繊維で強化繊維層40を構成した場合、0.4mm厚の基材35を形成することができる。この厚さは、従来の電子回路基板の厚さ(1.2mm〜1.6mm)の1/3から1/4程度である。
【0031】
したがって、本実施の形態によれば、基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができるので、従来に比べて電子回路基板20を薄く形成することができる。これにより、当該電子回路基板20がIDボードとして適用されるテープカセット1の製造においては、下シェル3の収容部4cに対する電子回路基板20の組み付けが容易になり、また、テープカセット1の小型化に伴う収容部4cの狭小化にも十分に対応することが可能となる。さらに、下シェル3に対する電子回路基板20の適正な組み付け性を確保でき、製品の生産性及び信頼性向上を図ることができる。
【0032】
続いて、図7Aは、本発明に係る電子回路基板20と従来の電子回路基板のリフロー後の反り量を比較して示す図である。図において「発明品(a)」は図4Aに示したように主繊維材41が基板の長手方向とは略垂直に配向された電子回路基板20に対応し、「発明品(b)」は図4Bに示したように主繊維材41が基板の長手方向に配向された電子回路基板20に対応する。また、「従来品」としては、フレーク状のガラス繊維を基材中に散在させた構造の電子回路基板を用いた。リフロー温度は約270℃である。
【0033】
発明品及び従来品はともに同一サイズの基板を用いた。各部の寸法は図7Cに示すとおりであり、a=23.5mm、b=9.5mm、c=13mm、d=4mmである。また、基板の厚さは、本発明品では何れも0.4mm、従来品では1.2mmである。基板の変位量はレーザー変位計その他の公知の接触式又は非接触式の変位測定手段を用いることができる。基板の短辺側一端部から他端部にわたって直線的にスキャンして基板の反り量を計測した(図7B)。
【0034】
図7Aから明らかなように、従来品は反り量が約0.25mmであるのに対して、発明品(a),(b)は何れも0.1mm程度であり、効果の差は歴然である。この結果から、本発明によれば従来に比べて基板の厚さだけでなく基板の反り量をも低減することができるようになり、これがテープカセットの信頼性及び生産性の向上に大きく貢献することができる。なお、発明品(a)と発明品(b)とで若干の相違が認められるが、これは、主繊維材41の配向方向に依るものと考えられる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0036】
例えば以上の実施の形態では、テープカセットの種類検出用の電子回路基板20に本発明を適用した例について説明したが、これに限らず、装置制御用あるいは信号処理系の各種電子回路基板にも、本発明は適用可能である。したがって、搭載される電子部品は上記チップ抵抗に限られず、コンデンサやLSI等の半導体部品も本発明は適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電子回路基板によれば、基板に含有される強化繊維材は各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなるので、各基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができ、これにより強化繊維型電子回路基板の薄型化を図ることができる。
【0038】
また、本発明のテープカセットによれば、薄型の電子回路基板を用いているので、下シェルに対する電子回路基板の適正な組み付け性を確保でき、製品の生産性及び信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電子回路基板の部品搭載前の状態を示す平面図である。
【図2】同裏面図である。
【図3】部品搭載後の電子回路基板の平面図であり、Aは80分テープ用の電子回路基板201、Bはクリーニングテープ用の電子回路基板202である。
【図4】本発明に係る電子回路基板20の内層構造を示す部分破断斜視図であり、Aは基板の長手方向と略垂直な方向に主繊維材41を配向させた例を示し、Bは基板の長手方向に主繊維材41を配向させた例を示している。
【図5】電子回路基板20の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、リフロー工程を示している。
【図6】電子回路基板20の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、打抜き工程を示している。
【図7】発明品と従来品の熱変形量の測定結果を示す図(A)と、当該測定方向を示す斜視図(B)と、基板の各部の寸法を説明する図(C)である。
【図8】テープカセット1の分解斜視図である。
【図9】テープカセット1の背面図である。
【図10】従来の繊維強化型電子回路基板の内層構造を示す要部の部分破断斜視図である。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…上シェル、3…下シェル、4…カセット本体、5…リール、9…テープ、4c…収容部、20…電子回路基板、21〜24…端子、28…回路パターン、29…チップ抵抗、35…基材、37…エポキシ樹脂層。40…ガラス繊維布、41…主繊維材、42…補助繊維材。
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板表面に形成された回路パターンと、上記基板表面に接合材を介して実装された電子部品とを含み、上記基板が強化繊維材を含有してなる電子回路基板及びこれを備えたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8及び図9は、従来より公知のデジタルビデオ(DV)カセット(以下「テープカセット」という。)の構成を示している。テープカセット1は、主として、上シェル2と下シェル3とからなるカセット本体4と、磁気テープ又はクリーニングテープ9が巻装された一対のリール5と、カセット本体4から露出するテープ9面を覆うリッド6及び天板7と、一対のリール5の回転を規制する一対のリールロック部材8と、テープ9の種類を電気的に検出するための端子11〜14を有するIDボード(電子回路基板)10等からなる。
【0003】
IDボード10はカセット本体4の背面壁の内側に形成された収容部4cに起立状態で収容されている。IDボード10の裏面側に形成された4つの端子11〜14は、テープカセット1の背面のラベル貼付エリア4aに隣接して形成された4つの開口4bを介して外部へ露出している。
【0004】
上記構成のIDボード10は、図示しないカセットデッキ(記録再生装置)内の測定子によって、4つの端子11〜14のうち所定の2端子間の抵抗値が測定されることにより、テープ9の厚さや用途といったテープ9の種類が検出されるようになっている。そして、この検出結果に対応させてカセットデッキの制御関係の特性を最適化する。なお、このような構成のテープカセットに関する先行技術文献としては、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。
【0005】
さて、IDボード10に設けた4つの端子11〜14と下シェル3背面の4つの開口部4bとの間の位置精度は非常に厳しく設定されており、下シェル4の収容部4cはIDボード10がちょうど入るくらいのスペースしか確保されていない。このため、下シェル4に対するIDボード10の組付けに際しては軽圧入程度の押圧力を必要とする。
【0006】
一方、近年においては、この種の電子回路基板のひとつの形態として、ガラス繊維材等を基板樹脂中に含有した繊維強化型の回路基板で構成される例が多い。従来の繊維強化型の電子回路基板として、例えば下記特許文献2には、図10A及び図10Bに示すように、各層のガラス繊維が互いに直交する方向へ配向するようにガラス繊維布15A及びガラス繊維布15Bを多層に積み上げてエポキシ樹脂基材16中に含浸させた構成の回路基板が開示されている。なお、図10Aは基板の端辺方向にガラス繊維を配向させた構成を示し、図10Bは基板の端辺と斜めに交差する方向へガラス繊維を配向させた構成を示している。また、図において符号17は基板表面に形成された回路パターン、18はその上に実装された電子部品である。
【0007】
また、従来の繊維強化型の電子回路基板の他の構成例としては、樹脂基材中に含有させたフレーク状のガラス繊維を方向性をもたせて又は方向性を持たせずに散在させたものもある。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−252435号公報
【特許文献2】
特開昭63−193589号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の構成の従来の繊維強化型の電子回路基板は、テープカセット用のIDボード10として適用することが益々困難になってきているという問題がある。
【0010】
すなわち、近年における情報記録媒体の軽薄短小化に伴い、カセット本体4の小型化・薄型化が進められ、これによりIDボード10の収容スペースも狭められているため、従来(1.2mm〜1.6mm)よりも薄く回路基板を構成する必要がある。ところが、上述した従来の繊維強化型の基板構造では、含有する繊維層の層厚が嵩んで基板の板厚を低減するのは困難であり、例えば、0.4mm厚の繊維強化型電子回路基板を作成するのは不可能であるという問題がある。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、強化繊維含有基板の薄型化を図ることができる電子回路基板、及びこれを備えたテープカセットを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するに当たり、本発明の基板に含有される強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなることを特徴とする。本発明によれば、基板に含有される強化繊維材は各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなるので、各基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができ、これにより繊維強化型電子回路基板の薄型化を図ることができる。
【0013】
基板が略長方形状の場合、好適には、強化繊維材の繊維の配向方向を基板の略長手方向、又はこれとは略垂直な方向とする。また、上記繊維層が、その配向方向と交差する方向に互いに離間して延在する複数本の繊維によって縫い合わされるようにすると、繊維層の取り扱いが容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態で説明する電子回路基板は、テープの種類を電気的に検出するために、図8を参照して説明したテープカセット1の下シェル3の収容部4cに取り付けられるものである。
【0015】
図1及び図2は本発明の実施の形態による電子回路基板20を示している。ここで、図1は電子回路基板20の表面20Aを示し、図2は電子回路基板20の裏面20Bを示している。
【0016】
本実施の形態の電子回路基板20は、一端角部を大きく欠落させた略長方形状を有し、その裏面20Bに、カセット本体4の背面壁部に形成された4つの開口(図9)に対応して、図2に示すように4つの端子21,22,23,24が形成されている。これら4つの端子21〜24の表層は、例えば、銅めっき層の上に形成された金めっき層で構成されている。
【0017】
一方、電子回路基板の表面20Aには、図1に示すように、上記4つの端子21〜24に導通するスルーホール21A,22A,23A,24Aと、互いに対向配置される一対のランド群25a,25b,26a,26b,27a,27bとの間を連絡する回路パターン28が形成されている。より具体的には、回路パターン28は、スルーホール21Aとランド26bとを連絡するパターンと、スルーホール22Aとランド25bとを連絡するパターンと、スルーホール23Aとランド27bとを連絡するパターンと、スルーホール24Aとランド25a,26a,27aとを連絡するパターンとからなっている。
【0018】
また、電子回路基板20の表面20Aには、当該電子回路基板20の種類、あるいは、これが収容されるテープカセットのテープの種類を表示するための表示部30が設けられている。この表示部30には、例えば80分の磁気テープ用としての「80」と、クリーニングテープ用としての「CL」の2つの異なる表示31,32が形成されている。各表示31,32は、回路パターン28と同種の導体層で形成された表示部30をパターニングし、基板20の基材表面(例えば略緑色)を外部へ露出させることにより形成される。これにより、各表示31,32は明瞭に外部へ現出される。
【0019】
基板表面20Aに搭載されるチップ抵抗(電子部品)29は、一対のランド群25a,25b,26a,26b,27a,27bの何れの間に搭載される。すなわち、図3Aに示す80分磁気テープ用電子回路基板201の場合は、ランド27aとランド27bとの間にチップ抵抗29が搭載され、図3Bに示すクリーニングテープ用電子回路基板202の場合は、ランド26aとランド26bとの間にチップ抵抗29が搭載される。
【0020】
このような構成の電子回路基板201,202は、図示しないカセットデッキ(記録再生装置)内の測定子によって、4つの端子21〜24のうち所定の2端子間の抵抗値が測定されることにより、テープの厚さや用途といったテープの種類が検出される。例えば、端子23と端子24との間の抵抗値が所定値の場合は80分用カセット(80分用の磁気テープ)であると判断し、また、端子21と端子24との間の抵抗値が所定値の場合はクリーニングカセット(クリーニングテープ)であると判断し、これらに対応させて、カセットデッキの制御関係の特性を最適化する。
【0021】
本実施の形態では、固有抵抗値が例えば1.8kΩのチップ抵抗29が用いられているとともに、チップ抵抗29の実装用接合材としては、はんだの印刷体が用いられている。特に、はんだは例えばSn−Ag系等の無鉛はんだが用いられている。
【0022】
また、図3Aに示す80分磁気テープ用の電子回路基板201および図3Bに示すクリーニングテープ用の電子回路基板202の何れにも、その表示部30に「80」と「CL」の2つの表示31,32が施されている。そのうち、一方の80分磁気テープ用の電子回路基板201にあっては、「80」という表示31の形成位置における基板周縁に略円弧状の切欠き部31Cが設けられ、他方のクリーニングテープ用の電子回路基板202にあっては、「CL」という表示32の形成位置における基板周縁に略円弧状の切欠き部32Cが設けられている。すなわち、切欠き部31C,32Cの形成位置によって、2つの電子回路基板201,202の種類の違いを認識できる構成となっている。切欠き部31C,32Cの形成は、基板の打抜きと同時に形成したり、その後工程で形成することができる。
【0023】
これにより、上記切欠き部31C,32Cが設けられる部位によって、当該電子回路基板の種類を認識することができ、目視だけでなく、作業者の指の感覚によっても基板の種類を特定することが可能となる。なお、切欠き部31C,32Cに代えて、表示31,32のうち何れか一方をはんだ等で被覆するようにしてもよい。
【0024】
さて、次に、図4A及び図4Bを参照して、電子回路基板20の基板内部の構成について説明する。図4は電子回路基板20をその表面20A側から見たときの概略部分破断斜視図であり、基板の内層部の構成を模式的に示している。
【0025】
略長方形状の電子回路基板20の基材35は、有機樹脂層37に強化繊維材としてのガラス繊維布40を介装させた構造を有している。ガラス繊維布40は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成されている。図4A及び図4Bにそれぞれ、各繊維41の配向方向を基材35の長手方向とは略垂直な方向に構成した例(図4A)と、各繊維41の配向方向を基材35の略長手方向に構成した例(図4B)を示す。なお、これに限らず、基材35の長手方向に対して傾斜させた方向へ繊維41を配向させるようにしてもよい。
【0026】
本実施の形態におけるガラス繊維布40は、主繊維材41と補助繊維材42とで構成されている。主繊維材41及び補助繊維材42はともに同種のガラス繊維でなり、主繊維材41はガラス繊維布40の主要部分を占め、基材35の機械的、物理的強化に寄与する。他方、補助繊維材42は、主繊維材41と交差する方向に互いに離間して延在しており、主繊維材41の互いに隣接する整列状態を保持し、主繊維材41のほぐれを防止する。これにより、ガラス繊維布40のハンドリング性(取り扱い性)を確保でき、また、電子回路基板20の生産性を高めることができる。
【0027】
なお、補助繊維材42の本数は、例えば主繊維材を10としたときに補助繊維材が1の割合となる本数で主繊維材41を縫い合わしている。この補助繊維材42の本数が多くなると、ガラス繊維布40の層厚が大きくなることも懸念されるので、主繊維材41がほぐれない程度で、かつ、実質的に主繊維材一層分の層厚となるように補助繊維材42の本数が選定される。
【0028】
有機樹脂層37は、本実施の形態ではエポキシ樹脂で構成されるが、これに限らず、フェノール樹脂やポリイミド樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂等の他の公知の有機材料も適用可能である。また、強化繊維材としてはガラス繊維布40に限らず、アラミド繊維やカーボンファイバ等を適用してもよい。
【0029】
次に、以上のように構成される電子回路基板20の製造方法について説明する。図5及び図6に示すように、電子回路基板20が例えば4面とれる大きさの基材原板35Aを用い、この基材原板35Aの上に電子回路基板20の形成領域毎に回路パターン28等を形成する。チップ抵抗29の実装は、公知のはんだ付け法で行うことができる。図5は、チップ抵抗29を仮止めしめた基材原板35Aをリフロー槽39へ装填し、チップ抵抗29を基材原板35Aにはんだ付けする例について示している。その後、図示しない打抜き装置を用いて基材原板35Aから電子回路基板20を打抜き形成する。
【0030】
本実施の形態においては、電子回路基板20の基材35に含有される強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層で構成されているので、基材35の薄厚化を容易に実現することができる。例えば、0.05mmの太さのガラス繊維で強化繊維層40を構成した場合、0.4mm厚の基材35を形成することができる。この厚さは、従来の電子回路基板の厚さ(1.2mm〜1.6mm)の1/3から1/4程度である。
【0031】
したがって、本実施の形態によれば、基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができるので、従来に比べて電子回路基板20を薄く形成することができる。これにより、当該電子回路基板20がIDボードとして適用されるテープカセット1の製造においては、下シェル3の収容部4cに対する電子回路基板20の組み付けが容易になり、また、テープカセット1の小型化に伴う収容部4cの狭小化にも十分に対応することが可能となる。さらに、下シェル3に対する電子回路基板20の適正な組み付け性を確保でき、製品の生産性及び信頼性向上を図ることができる。
【0032】
続いて、図7Aは、本発明に係る電子回路基板20と従来の電子回路基板のリフロー後の反り量を比較して示す図である。図において「発明品(a)」は図4Aに示したように主繊維材41が基板の長手方向とは略垂直に配向された電子回路基板20に対応し、「発明品(b)」は図4Bに示したように主繊維材41が基板の長手方向に配向された電子回路基板20に対応する。また、「従来品」としては、フレーク状のガラス繊維を基材中に散在させた構造の電子回路基板を用いた。リフロー温度は約270℃である。
【0033】
発明品及び従来品はともに同一サイズの基板を用いた。各部の寸法は図7Cに示すとおりであり、a=23.5mm、b=9.5mm、c=13mm、d=4mmである。また、基板の厚さは、本発明品では何れも0.4mm、従来品では1.2mmである。基板の変位量はレーザー変位計その他の公知の接触式又は非接触式の変位測定手段を用いることができる。基板の短辺側一端部から他端部にわたって直線的にスキャンして基板の反り量を計測した(図7B)。
【0034】
図7Aから明らかなように、従来品は反り量が約0.25mmであるのに対して、発明品(a),(b)は何れも0.1mm程度であり、効果の差は歴然である。この結果から、本発明によれば従来に比べて基板の厚さだけでなく基板の反り量をも低減することができるようになり、これがテープカセットの信頼性及び生産性の向上に大きく貢献することができる。なお、発明品(a)と発明品(b)とで若干の相違が認められるが、これは、主繊維材41の配向方向に依るものと考えられる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0036】
例えば以上の実施の形態では、テープカセットの種類検出用の電子回路基板20に本発明を適用した例について説明したが、これに限らず、装置制御用あるいは信号処理系の各種電子回路基板にも、本発明は適用可能である。したがって、搭載される電子部品は上記チップ抵抗に限られず、コンデンサやLSI等の半導体部品も本発明は適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の電子回路基板によれば、基板に含有される強化繊維材は各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなるので、各基板内部に占める強化繊維層の厚さを最小限に抑えることができ、これにより強化繊維型電子回路基板の薄型化を図ることができる。
【0038】
また、本発明のテープカセットによれば、薄型の電子回路基板を用いているので、下シェルに対する電子回路基板の適正な組み付け性を確保でき、製品の生産性及び信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による電子回路基板の部品搭載前の状態を示す平面図である。
【図2】同裏面図である。
【図3】部品搭載後の電子回路基板の平面図であり、Aは80分テープ用の電子回路基板201、Bはクリーニングテープ用の電子回路基板202である。
【図4】本発明に係る電子回路基板20の内層構造を示す部分破断斜視図であり、Aは基板の長手方向と略垂直な方向に主繊維材41を配向させた例を示し、Bは基板の長手方向に主繊維材41を配向させた例を示している。
【図5】電子回路基板20の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、リフロー工程を示している。
【図6】電子回路基板20の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、打抜き工程を示している。
【図7】発明品と従来品の熱変形量の測定結果を示す図(A)と、当該測定方向を示す斜視図(B)と、基板の各部の寸法を説明する図(C)である。
【図8】テープカセット1の分解斜視図である。
【図9】テープカセット1の背面図である。
【図10】従来の繊維強化型電子回路基板の内層構造を示す要部の部分破断斜視図である。
【符号の説明】
1…テープカセット、2…上シェル、3…下シェル、4…カセット本体、5…リール、9…テープ、4c…収容部、20…電子回路基板、21〜24…端子、28…回路パターン、29…チップ抵抗、35…基材、37…エポキシ樹脂層。40…ガラス繊維布、41…主繊維材、42…補助繊維材。
Claims (8)
- 基板表面に形成された回路パターンと、前記基板表面に接合材を介して実装された電子部品とを含み、前記基板が強化繊維材を含有してなる電子回路基板において、
前記強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなる
ことを特徴とする電子回路基板。 - 前記基板が略長方形状を有し、前記強化繊維材の繊維の配向方向が前記基板の略長手方向である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子回路基板。 - 前記基板が略長方形状を有し、前記強化繊維材の繊維の配向方向が前記基板の長手方向とは略垂直な方向である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子回路基板。 - 前記繊維層が、その配向方向と交差する方向に互いに離間して延在する複数本の繊維によって縫い合わされている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子回路基板。 - テープを巻装したリールと、前記リールを回転可能に収納するカセット本体と、前記カセット本体の背面内側に収容され、前記テープの種類を電気的に検出するための端子が形成された電子回路基板とを備えたテープカセットにおいて、
前記電子回路基板が強化繊維材を含有してなり、
前記強化繊維材は、各繊維が互いに隣接して一方向に配向された単層の繊維層からなる
ことを特徴とするテープカセット。 - 前記電子回路基板が略長方形状を有し、前記強化繊維材の繊維の配向方向が前記電子回路基板の略長手方向である
ことを特徴とする請求項5に記載のテープカセット。 - 前記電子回路基板が略長方形状を有し、前記強化繊維材の繊維の配向方向が前記基板の長手方向とは略垂直な方向である
ことを特徴とする請求項5に記載のテープカセット。 - 前記繊維層が、その配向方向と交差する方向に互いに離間して延在する複数本の繊維によって縫い合わされている
ことを特徴とする請求項5に記載のテープカセット。
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JP2008085106A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Kyocera Corp | プリント配線板 |
JP2020088102A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子回路装置、圧力センサ |
-
2003
- 2003-02-24 JP JP2003045387A patent/JP2004259719A/ja active Pending
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