JP2004257620A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】エアフィルタ下方の両端部がソリにより前面グリルから浮き上がり、すきまから埃が入ったり、見苦しくなることがあるというを課題を解決するする空気調和機を提供する。
【解決手段】埃の侵入を防止し枠2cおよび桟2dで補強され前面グリル1に取り付けられるエアフィルタ2と、エアフィルタ2の前面に配置されかつ開閉可能に保持された吸入パネル3と、吸入パネル3の裏面にエアフィルタ2の枠2cとの寸法規制を行う突起部3a備え、突起部3aにてエアフィルタ2の枠2cを押さえるためエアフィルタ2が反っていても矯正され、前面グリル1からエアフィルタ2が浮き上がるのを防止し、すきまからのほこりの侵入の防止や見栄えの向上が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】埃の侵入を防止し枠2cおよび桟2dで補強され前面グリル1に取り付けられるエアフィルタ2と、エアフィルタ2の前面に配置されかつ開閉可能に保持された吸入パネル3と、吸入パネル3の裏面にエアフィルタ2の枠2cとの寸法規制を行う突起部3a備え、突起部3aにてエアフィルタ2の枠2cを押さえるためエアフィルタ2が反っていても矯正され、前面グリル1からエアフィルタ2が浮き上がるのを防止し、すきまからのほこりの侵入の防止や見栄えの向上が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内に設置され内部にエアフィルタを有する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機のエアフィルタ取り付け部の構成として次のような発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図3(a)(a)に示すように空気調和機の室内機において101は前面グリル、102はエアフィルタ、103は吸入パネルである。吸入パネル103は前面側上方の回動中心(図示せず)を中心として開閉できるようになっている。
【0003】
また、エアフィルタは図3(a)(b)に示すように、細い繊維で構成されており空気を通過させることでそこに含まれる塵埃を捕集する網部102と、この網部102を保持するとともにその枠体を構成する枠部102cと、網部102を補強するように構成あれた桟部102dと、枠部102cにはエアフィルタを保持して空気調和機の所定の場所に装着するのに用いられるツマミ102aと、位置決め用フランジ102bが枠部102cの下端に網部の面方向に延出して2箇所設けられている。
【0004】
以上のような構成において、エアフィルタ102の装着を行うときには、吸入パネル103を開けた状態にし、上端を前面グリルのガイド部(図示せず)に沿って挿入し、エアフィルタ102の下端に設けられた位置決め用フランジ102bを前面グリル101に設けられた位置決め用穴101aに差し込む。そののち、吸入パネル103を閉じれば装着が完了する。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−137587号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアフィルタ102は補強している枠や桟の部分も例えばポリプロピレン樹脂等の柔らかくソリの出やすい材料で構成されていることがあるが、上記従来の構成では枠部または桟部が変形してもその形状を矯正する手段がないため、エアフィルタ下方の両サイドが前面グリル101から前方に浮き上がってしまい、そのすきまから埃が入ってしまったり、また吸入パネル103を開けたときに、エアフィルタ102が浮き上がっているのが見えるため見苦しいという問題を有していた。
【0007】
特にエアフィルタ102の幅が広く必要なものは、位置決め用フランジ102bから両端までの距離が長くなり浮き上がりが大きい。浮き上がり防止のために、位置決め用フランジ102bの位置を両端に近くなるよう広げるということが考えられるが、広げてしまうとツマミ102aとの距離が遠くなることになり、逆にエアフィルタ102の装着時の位置決め用フランジ102bの挿入がスムーズでないという問題を有していた。
【0008】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、エアフィルタの装着性を悪化させることなくエアフィルタが前面グリルから浮き上がることを防止し、埃の侵入がなく見栄えも良好な空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の空気調和機は、エアフィルタの前面に配置されている吸入パネルの裏面とエアフィルタの枠部または桟部との寸法規制を行う種々の形態の寸法規制手段を備える。この寸法規制手段によりエアフィルタが前方に浮き上がるのを防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1における空気調和機の要部断面図であり、図1(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図1(a)において前面グリル1にエアフィルタ2が取り付けられており、エアフィルタ2の前面には吸入パネル3が開閉可能に保持されている。実線が開けた状態を示しており、2点鎖線は閉じた状態を示している。エアフィルタ2の取り付けは、吸入パネル3を開けた状態にし、エアフィルタ2のツマミ2aを持って上端を前面グリル1のガイド部(図示はしていない)に挿入し、エアフィルタ2の下端に設けられた位置決め用フランジ2bを前面グリル1に設けられた位置決め用穴1aに差し込むことで行われる。ここまでの構成は先述した従来例の構成と同じである。図1(b)に示すエアフィルタ2の構成についても、細い繊維の網でできたエアフィルタ2の周囲を枠2cで補強され、内部も横方向および縦方向に走る桟2dにて補強され、枠2cには持つためのツマミ2aが設けられると共に位置決め用フランジ2bが下端に2ヶ所設けられており、従来例で説明したものと同じである。従来と異なるのは、図1(b)に示すエアフィルタ2の1e部の相対する位置の吸入パネル3に、図1(a)に示す突起部3aを設けた点である。この突起部3aは、吸入パネル3を閉じたときにエアフィルタ2の枠2cが前面グリル1から浮き上がらない状態で、突起部3aの先端が枠2cにほぼ接する寸法に設定されている。
【0012】
エアフィルタ2の枠部または桟部が柔らかく構成されていると、ソリが発生しやすいため、従来では位置決め用フランジ1bから離れた両端部が前面グリル1から浮き上がってしまうという問題があったが、本構成によれば前面グリル1からエアフィルタ2の両端部が浮き上がろうとしてもエアフィルタ2の枠2cが吸入パネル3の突起部3aに当ってその浮き上がりを停止させられるため、浮き上がりを防止させることができる。
【0013】
またこの枠2cを突起部3aで押さえつけて継続させると、エアフィルタ2自体のソリひずみを除去してしまう効果もあり、吸入パネル3を開けたときにもエアフィルタ2の両端が浮き上がることがなく従来のような見苦しさも防止できる。実際に1日放置するだけでもかなりの効果がでてくることを確認している。さらに、位置決め用フランジ2bの位置はツマミ2aの近くにあるほうが装着作業がやりやすいが、両端から位置決め用フランジ2bの位置が遠くなり、従来ではエアフィルタ2の両端での浮き上がりが大きくなるため採用できなかったが、本構成では位置決め用フランジ2bの位置をツマミ2aの近くに配置し、装着作業を容易にすることも可能である。
【0014】
なお、本実施の形態において、吸入パネル3の突起部3aをエアフィルタ2の枠2cに相対する位置に配置したが、桟3dが両端に近い位置にあれば、枠3dに相対する位置に配置しても良い。また、エアフィルタ2の前面のパネルを吸入パネルとして説明したが、このパネルは吸入部がない単なる化粧パネルであっても良いことは言うまでもない。
【0015】
(実施の形態2)
図2(a)は、本発明の実施の形態2における空気調和機の要部断面図であり、図2(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図2(a)および図2(b)において図1(a)および図1(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0016】
図2(a)および図2(b)において、エアフィルタ2の枠2cの両サイドには突起部2fが設けられている。図2(a)に示すように突起部2fは、吸入パネル3を閉じたときに、エアフィルタ2の枠2cが前面グリル1から浮き上がらない状態で、突起部2fの先端が吸入パネル3の裏面にほぼ接する寸法に設定されている。
【0017】
かかる構成によれば前面グリル1からエアフィルタ2の両端部が浮き上がろうとしてもエアフィルタ2の枠2cに設けた突起部2fが吸入パネル3の裏面に当ってその浮き上がりを停止させられるため、浮き上がりを防止させることができる。またこの枠2cを突起部2fを介して吸入パネル3で押さえつけられた状態にて継続させると、エアフィルタ2自体のソリひずみを除去してしまう効果もあり、吸入パネル3を開けたときにもエアフィルタ2の両端が浮き上がることがなく従来のような見苦しさも防止できる。さらに、位置決め用フランジ2bの位置をツマミ2aの近くに配置し、装着作業を容易にすることも可能である。
【0018】
なお、本実施の形態において、突起部2fをエアフィルタ2の枠2cに配置したが、桟3dが両端に近い位置にあれば、枠3dに配置しても良い。また、エアフィルタ2の前面のパネルを吸入パネルとして説明したが、このパネルは吸入部がない単なる化粧パネルであっても良いことは言うまでもない。
【0019】
(実施の形態3)
図3(a)は、本発明の実施の形態3における空気調和機の要部断面図であり、図3(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図3(a)および図3(b)において図1(a)および図1(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0020】
図3(a)および図3(b)に示すように本構成は実施の形態1の構成に、さらに、エアフィルタ2の枠2cに上方移動係止用突起部2gを設けたものである。この上方移動係止用突起部2gは図3(a)に示すように、吸入パネル3を閉じたときに、吸入パネル3に設けた突起部3aの下方とほぼ接する状態に配置されている。すなわち、エアフィルタ2が上方に動こうとしても、この上方移動係止用突起部2gが吸入パネル3の突起部3aに当って動かないようになっている。
【0021】
従来においては、装置を運搬輸送する際に、振動や衝撃にてエアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが前面グリル1の位置決め用穴1aから抜け出てしまうため、エアフィルタ2の下方をテープ等にて仮止めしておかねばならなかったが、本構成によれば、運搬輸送時においてもエアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが抜け出ることはなくテープ等による仮止めを廃止できるという効果が実施の形態1の効果に加えて可能となる。
【0022】
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における空気調和機の要部断面図である。図4において図2(a)および図2(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0023】
図4に示すように本構成は実施の形態2の構成に、さらに、吸入パネル3の裏面にエアフィルタ上方移動係止用突起部3bを設けたものである。このエアフィルタ上方移動係止用突起部3bは吸入パネル3を閉じたときに、エアフィルタ2の枠2cに設けた突起部2fの上方とほぼ接する状態に配置されている。すなわち、エアフィルタ2が上方に動こうとしても、このエアフィルタ上方移動係止用突起部3bがエアフィルタ2の突起部2fに当って動かないようになっている。本構成によれば、運搬輸送時の振動や衝撃が加わっても、エアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが前面グリル1の位置決め用穴1aから抜け出ることはなくテープ等による仮止めを廃止できるという効果が実施の形態2の効果に加えて可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明の空気調和機によれば、エアフィルタの装着性を悪化させることなくエアフィルタが前面グリルから浮き上がることを防止し、埃の侵入がなく見栄えも良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態1におけるエアフィルタの斜視図
【図2】(a)本発明の実施の形態2における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態2におけるエアフィルタの斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態3における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態3におけるエアフィルタの斜視図
【図4】本発明の実施の形態4における空気調和機の要部断面図
【図5】(a)従来の空気調和機の要部断面図
(b)従来の空気調和機のエアフィルタの斜視図
【符号の説明】
1 前面グリル
1a 位置決め用穴
2 エアフィルタ
2a ツマミ
2b 位置決め用フランジ
2c 枠部
2d 桟部
2f 突起部
2g 上方移動係止用突起部
3 吸入パネル
3a 突起部
3b エアフィルタ上下移動抑制突起部
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内に設置され内部にエアフィルタを有する空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機のエアフィルタ取り付け部の構成として次のような発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図3(a)(a)に示すように空気調和機の室内機において101は前面グリル、102はエアフィルタ、103は吸入パネルである。吸入パネル103は前面側上方の回動中心(図示せず)を中心として開閉できるようになっている。
【0003】
また、エアフィルタは図3(a)(b)に示すように、細い繊維で構成されており空気を通過させることでそこに含まれる塵埃を捕集する網部102と、この網部102を保持するとともにその枠体を構成する枠部102cと、網部102を補強するように構成あれた桟部102dと、枠部102cにはエアフィルタを保持して空気調和機の所定の場所に装着するのに用いられるツマミ102aと、位置決め用フランジ102bが枠部102cの下端に網部の面方向に延出して2箇所設けられている。
【0004】
以上のような構成において、エアフィルタ102の装着を行うときには、吸入パネル103を開けた状態にし、上端を前面グリルのガイド部(図示せず)に沿って挿入し、エアフィルタ102の下端に設けられた位置決め用フランジ102bを前面グリル101に設けられた位置決め用穴101aに差し込む。そののち、吸入パネル103を閉じれば装着が完了する。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−137587号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアフィルタ102は補強している枠や桟の部分も例えばポリプロピレン樹脂等の柔らかくソリの出やすい材料で構成されていることがあるが、上記従来の構成では枠部または桟部が変形してもその形状を矯正する手段がないため、エアフィルタ下方の両サイドが前面グリル101から前方に浮き上がってしまい、そのすきまから埃が入ってしまったり、また吸入パネル103を開けたときに、エアフィルタ102が浮き上がっているのが見えるため見苦しいという問題を有していた。
【0007】
特にエアフィルタ102の幅が広く必要なものは、位置決め用フランジ102bから両端までの距離が長くなり浮き上がりが大きい。浮き上がり防止のために、位置決め用フランジ102bの位置を両端に近くなるよう広げるということが考えられるが、広げてしまうとツマミ102aとの距離が遠くなることになり、逆にエアフィルタ102の装着時の位置決め用フランジ102bの挿入がスムーズでないという問題を有していた。
【0008】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、エアフィルタの装着性を悪化させることなくエアフィルタが前面グリルから浮き上がることを防止し、埃の侵入がなく見栄えも良好な空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の空気調和機は、エアフィルタの前面に配置されている吸入パネルの裏面とエアフィルタの枠部または桟部との寸法規制を行う種々の形態の寸法規制手段を備える。この寸法規制手段によりエアフィルタが前方に浮き上がるのを防止する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1(a)は、本発明の実施の形態1における空気調和機の要部断面図であり、図1(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図1(a)において前面グリル1にエアフィルタ2が取り付けられており、エアフィルタ2の前面には吸入パネル3が開閉可能に保持されている。実線が開けた状態を示しており、2点鎖線は閉じた状態を示している。エアフィルタ2の取り付けは、吸入パネル3を開けた状態にし、エアフィルタ2のツマミ2aを持って上端を前面グリル1のガイド部(図示はしていない)に挿入し、エアフィルタ2の下端に設けられた位置決め用フランジ2bを前面グリル1に設けられた位置決め用穴1aに差し込むことで行われる。ここまでの構成は先述した従来例の構成と同じである。図1(b)に示すエアフィルタ2の構成についても、細い繊維の網でできたエアフィルタ2の周囲を枠2cで補強され、内部も横方向および縦方向に走る桟2dにて補強され、枠2cには持つためのツマミ2aが設けられると共に位置決め用フランジ2bが下端に2ヶ所設けられており、従来例で説明したものと同じである。従来と異なるのは、図1(b)に示すエアフィルタ2の1e部の相対する位置の吸入パネル3に、図1(a)に示す突起部3aを設けた点である。この突起部3aは、吸入パネル3を閉じたときにエアフィルタ2の枠2cが前面グリル1から浮き上がらない状態で、突起部3aの先端が枠2cにほぼ接する寸法に設定されている。
【0012】
エアフィルタ2の枠部または桟部が柔らかく構成されていると、ソリが発生しやすいため、従来では位置決め用フランジ1bから離れた両端部が前面グリル1から浮き上がってしまうという問題があったが、本構成によれば前面グリル1からエアフィルタ2の両端部が浮き上がろうとしてもエアフィルタ2の枠2cが吸入パネル3の突起部3aに当ってその浮き上がりを停止させられるため、浮き上がりを防止させることができる。
【0013】
またこの枠2cを突起部3aで押さえつけて継続させると、エアフィルタ2自体のソリひずみを除去してしまう効果もあり、吸入パネル3を開けたときにもエアフィルタ2の両端が浮き上がることがなく従来のような見苦しさも防止できる。実際に1日放置するだけでもかなりの効果がでてくることを確認している。さらに、位置決め用フランジ2bの位置はツマミ2aの近くにあるほうが装着作業がやりやすいが、両端から位置決め用フランジ2bの位置が遠くなり、従来ではエアフィルタ2の両端での浮き上がりが大きくなるため採用できなかったが、本構成では位置決め用フランジ2bの位置をツマミ2aの近くに配置し、装着作業を容易にすることも可能である。
【0014】
なお、本実施の形態において、吸入パネル3の突起部3aをエアフィルタ2の枠2cに相対する位置に配置したが、桟3dが両端に近い位置にあれば、枠3dに相対する位置に配置しても良い。また、エアフィルタ2の前面のパネルを吸入パネルとして説明したが、このパネルは吸入部がない単なる化粧パネルであっても良いことは言うまでもない。
【0015】
(実施の形態2)
図2(a)は、本発明の実施の形態2における空気調和機の要部断面図であり、図2(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図2(a)および図2(b)において図1(a)および図1(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0016】
図2(a)および図2(b)において、エアフィルタ2の枠2cの両サイドには突起部2fが設けられている。図2(a)に示すように突起部2fは、吸入パネル3を閉じたときに、エアフィルタ2の枠2cが前面グリル1から浮き上がらない状態で、突起部2fの先端が吸入パネル3の裏面にほぼ接する寸法に設定されている。
【0017】
かかる構成によれば前面グリル1からエアフィルタ2の両端部が浮き上がろうとしてもエアフィルタ2の枠2cに設けた突起部2fが吸入パネル3の裏面に当ってその浮き上がりを停止させられるため、浮き上がりを防止させることができる。またこの枠2cを突起部2fを介して吸入パネル3で押さえつけられた状態にて継続させると、エアフィルタ2自体のソリひずみを除去してしまう効果もあり、吸入パネル3を開けたときにもエアフィルタ2の両端が浮き上がることがなく従来のような見苦しさも防止できる。さらに、位置決め用フランジ2bの位置をツマミ2aの近くに配置し、装着作業を容易にすることも可能である。
【0018】
なお、本実施の形態において、突起部2fをエアフィルタ2の枠2cに配置したが、桟3dが両端に近い位置にあれば、枠3dに配置しても良い。また、エアフィルタ2の前面のパネルを吸入パネルとして説明したが、このパネルは吸入部がない単なる化粧パネルであっても良いことは言うまでもない。
【0019】
(実施の形態3)
図3(a)は、本発明の実施の形態3における空気調和機の要部断面図であり、図3(b)はその中に組み込まれているエアフィルタの斜視図である。図3(a)および図3(b)において図1(a)および図1(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0020】
図3(a)および図3(b)に示すように本構成は実施の形態1の構成に、さらに、エアフィルタ2の枠2cに上方移動係止用突起部2gを設けたものである。この上方移動係止用突起部2gは図3(a)に示すように、吸入パネル3を閉じたときに、吸入パネル3に設けた突起部3aの下方とほぼ接する状態に配置されている。すなわち、エアフィルタ2が上方に動こうとしても、この上方移動係止用突起部2gが吸入パネル3の突起部3aに当って動かないようになっている。
【0021】
従来においては、装置を運搬輸送する際に、振動や衝撃にてエアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが前面グリル1の位置決め用穴1aから抜け出てしまうため、エアフィルタ2の下方をテープ等にて仮止めしておかねばならなかったが、本構成によれば、運搬輸送時においてもエアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが抜け出ることはなくテープ等による仮止めを廃止できるという効果が実施の形態1の効果に加えて可能となる。
【0022】
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における空気調和機の要部断面図である。図4において図2(a)および図2(b)と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0023】
図4に示すように本構成は実施の形態2の構成に、さらに、吸入パネル3の裏面にエアフィルタ上方移動係止用突起部3bを設けたものである。このエアフィルタ上方移動係止用突起部3bは吸入パネル3を閉じたときに、エアフィルタ2の枠2cに設けた突起部2fの上方とほぼ接する状態に配置されている。すなわち、エアフィルタ2が上方に動こうとしても、このエアフィルタ上方移動係止用突起部3bがエアフィルタ2の突起部2fに当って動かないようになっている。本構成によれば、運搬輸送時の振動や衝撃が加わっても、エアフィルタ2の位置決め用フランジ2bが前面グリル1の位置決め用穴1aから抜け出ることはなくテープ等による仮止めを廃止できるという効果が実施の形態2の効果に加えて可能となる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明の空気調和機によれば、エアフィルタの装着性を悪化させることなくエアフィルタが前面グリルから浮き上がることを防止し、埃の侵入がなく見栄えも良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態1におけるエアフィルタの斜視図
【図2】(a)本発明の実施の形態2における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態2におけるエアフィルタの斜視図
【図3】(a)本発明の実施の形態3における空気調和機の要部断面図
(b)本発明の実施の形態3におけるエアフィルタの斜視図
【図4】本発明の実施の形態4における空気調和機の要部断面図
【図5】(a)従来の空気調和機の要部断面図
(b)従来の空気調和機のエアフィルタの斜視図
【符号の説明】
1 前面グリル
1a 位置決め用穴
2 エアフィルタ
2a ツマミ
2b 位置決め用フランジ
2c 枠部
2d 桟部
2f 突起部
2g 上方移動係止用突起部
3 吸入パネル
3a 突起部
3b エアフィルタ上下移動抑制突起部
Claims (5)
- 枠部と桟部と捕集網部で構成されるとともに空気調和機の吸込み部で前面グリルに取り付けられるエアフィルタと、前記エアフィルタの前面側に開閉可能に配置された吸入パネルとを有し、前記吸入パネルを閉止したときに前記エアフィルタの枠部または桟部と前記吸入パネルの前記エアフィルタと対向する面側との隙間を所定距離に維持する寸法規制手段を前記吸入パネルまたは前記エアフィルタの少なくとも一方に備えたことを特徴とする空気調和機。
- 前記寸法規制手段は、前記吸入パネルの前記エアフィルタと対向する面側に設けられ、前記吸入パネルを閉止したときに前記エアフィルタの枠部または桟部と当接して抑えるように構成された所定長さの突起部であることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 前記寸法規制手段は、前記エアフィルタの前記吸入パネルと対向する面側の枠部または桟部に設けられ、前記吸入パネルを閉止したときに前記エアフィルタの枠部または桟部と当接して抑えるように構成された所定長さの突起部であることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 前記吸入パネルの突起部と当接することにより、前記エアフィルタの上下方向への移動を規制する移動規制部を前記エアフィルタの枠部または桟部に設けたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
- 前記エアフィルタの突起部と当接することにより、前記エアフィルタの上下方への移動を係止する移動規制部を前記吸入パネルの前記エアフィルタと対向する面側に設けたことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003047322A JP2004257620A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 空気調和機 |
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JP2003047322A JP2004257620A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 空気調和機 |
Publications (1)
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JP2004257620A true JP2004257620A (ja) | 2004-09-16 |
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ID=33113608
Family Applications (1)
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2003
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