JP2004257013A - 簡易建物の屋根 - Google Patents

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JP2004257013A
JP2004257013A JP2003045842A JP2003045842A JP2004257013A JP 2004257013 A JP2004257013 A JP 2004257013A JP 2003045842 A JP2003045842 A JP 2003045842A JP 2003045842 A JP2003045842 A JP 2003045842A JP 2004257013 A JP2004257013 A JP 2004257013A
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Akira Futagami
朗 二上
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】傾斜角度を自由に変更することができ、且つ施工性に優れた簡易建物の屋根の提供。
【解決手段】垂木掛け1と、捨て枠2と、補助枠3と、ボルト・ナット4,5とを備え、捨て枠2は躯体16にネジ止めし、補助枠3は垂木掛け1の躯体側面に固定し、捨て枠2に設けた断面略半円状の曲面部10に補助枠3に設けた凹曲部14を上下方向に摺動自在に嵌合し、曲面部10内に頭部を保持させて垂木掛け側に軸部を突出させたボルト4にナット5を掛けることで垂木掛け1を捨て枠2に仮止めし、垂木掛け1の躯体16への取付角度を任意に調節できるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の躯体(外壁を含む)に端部を固定して設置されるテラス、カーポート等の簡易建物の屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にテラスの屋根は、上側が建物の躯体に固定して支持され、軒側が地面から立設した支柱に支持されている。屋根の垂木は、建物の躯体に水平に設置した垂木掛けに上端部が差し込まれ、金具で固定してある。屋根の傾斜角度は、通常は品種毎に一定の角度に決まっており、建物の外側のスペースが塀などによって限られている場所に設置する場合には、垂木を切断して屋根の面積を小さくしなければならない。そこで、屋根の傾斜角度を変更できるようにして、屋根そのものの面積を変えずに、角度を急にすることで塀との干渉を避けられるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
屋根の傾斜角度を変更するためには、垂木掛けの躯体への取付角度を変更できるようにする必要がある。そのため、まず建物の躯体に捨て枠を取付け、捨て枠と垂木掛けに円弧状の曲面部を設けて互いに当接させ、垂木掛けを所望の角度に傾けた状態で、垂木掛けを捨て枠にネジ(通常はドリリングネジ)で固定するようにしている。その際、垂木掛けを最初から思い通りの角度に正確に固定するのは容易ではない。そして、一旦垂木掛けを固定してしまうと、後から角度を再度調整することはほとんどできない。特にドリリングネジを用いた場合は、締め付けたネジを一旦緩めると、固定強度が大きく低下する。垂木掛けの躯体への取付け角度の誤差は、垂木を取付けると垂木の先端側で拡大され、無理な組付け方をすると垂木に組付け応力が生じ、強度や耐久性に悪影響を及す場合がある。そのようなことがないよう、誤差を吸収するためにスペーサーを噛ませる等の余計な仕事をしなければならず、施工が非常に面倒であった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−173101号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上に述べたような実情に鑑みてなされたものであって、傾斜角度を自由に変更することができ、且つ施工性に優れた簡易建物の屋根の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、請求項1記載の発明による簡易建物の屋根は、垂木の端部を支持する垂木掛けと、躯体に固定した捨て枠と、垂木掛けと捨て枠を連結するボルト・ナットとを備え、捨て枠は、躯体にネジ止めする基板と、基板の上部から垂木掛け側に突出する覆い板を有し、基板には垂木掛け側に突出する断面略半円状の曲面部を有し、曲面部内にボルトの頭部を収容し、曲面部に上下方向に設けた長孔からボルトの軸部が突出しており、垂木掛けは、躯体に固定するための基板と、捨て枠の覆い板の下に重なる上面板を有し、垂木掛けの基板には捨て枠の曲面部に上下方向に摺動自在に嵌合する凹曲部を有し、凹曲部にボルトが貫通しており、ボルトの先端側にナットが螺着していることを特徴とする。このように構成すると、ナットを締め付けたり緩めたりして、垂木掛けの躯体への取付角度の調整を簡単に行えるので、任意の角度に傾斜する屋根を容易に施工できることとなる。
【0007】
請求項2記載の発明による簡易建物の屋根は、垂木の端部を支持する垂木掛けと、垂木掛けの躯体側面に取付けた補助枠と、躯体に固定した捨て枠と、垂木掛け及び補助枠と捨て枠を連結するボルト・ナットとを備え、捨て枠は、躯体にネジ止めする基板と、基板の上部から垂木掛け側に突出する覆い板を有し、基板には垂木掛け側に突出する断面略半円状の曲面部を有し、曲面部内にボルトの頭部を収容し、曲面部に上下方向に設けた長孔からボルトの軸部が突出しており、垂木掛けは、躯体に固定するための基板を有し、補助枠は、垂木掛けの躯体側面に固定される取付板と、捨て枠の覆い板の下に重なる上面板を有し、取付板には捨て枠の曲面部に上下方向に摺動自在に嵌合する凹曲部を有し、垂木掛けの基板と補助枠の凹曲部にボルトが貫通しており、ボルトの先端側にナットが螺着していることを特徴とする。補助枠を用いるこの構成によれば、垂木掛けの角度調整を容易に行えることに加え、傾斜角度を変更できる屋根と傾斜角度が固定の屋根とで、垂木掛けを兼用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図3は本発明に係るテラスの一実施形態を示している。テラスの屋根17は、上部側が建物の躯体16に固定して支持され、下部側が支柱18によって支持されている。屋根17の傾斜角度は、施工する現場毎に、水平線に対して3°から30°の範囲で任意に変更できるようにしてある。屋根17の傾斜角度を急にすると、建物から張り出す距離を短くして塀などの障害物との干渉を避けることができ、また、降雪地では屋根に積もる雪を滑り落ち易くし、雪の重みで潰されることを防止できる利点がある。屋根17の傾斜角度を変更できるようにするため、このテラスでは垂木19の上端部が連結される垂木掛け1を、躯体16に直に固定するのではなく、補助枠3と捨て枠2を介して躯体16に固定している。本発明は、垂木掛け1をボルト・ナット4,5を用いて躯体16に仮止めする構造を採用し、組立を容易にしたところに特徴があり、以下、その部分の構造について詳細に述べる。なお、垂木掛け1、補助枠3、捨て枠2、及びその他の構造材には、アルミニウム合金の押出し形材を使用している。
【0009】
図1に示すように、躯体16には捨て枠2が取付けられる。捨て枠2は、躯体16にボルト20でネジ止めされる基板8を有し、基板8の上部に連続して、垂木掛け1との連結部分を上から覆う覆い板9を有している。覆い板9は円弧状に形成され、その先端に垂下壁21を有している。基板8の上下方向の中間部には、垂木掛け1側に突出した断面略半円状の曲面部10を有している。曲面部10は、その内部の直径寸法を、垂木掛けの仮止め用のボルト4の頭部より若干大きい寸法としてあり、ボルト4の頭部が曲面部10内に収容して保持される。曲面部10には、上下方向の長孔11を設けてあって、その長孔11からボルト4の軸部が垂木掛け1側に突出している。基板8の下部側には、下方塞ぎ板22を垂木掛け1側に突出して備えている。
【0010】
垂木掛け1は、断面略コ字状に形成され、内部に垂木19の先端部が差し込まれてネジ23で固定される。垂木掛け1は、躯体16に固定するための基板6を有し、基板6にはボルト4の貫通孔7を設けてある。基板6は、本実施形態のように補助枠3と捨て枠2を介して躯体16に固定でき、また後述するように躯体16に直接固定することもできる。垂木掛け1の躯体側面には、補助枠3が取付けられる。補助枠3は、垂木掛けの基板6にネジ24で固定される取付板12と、取付板12の上部から垂木掛け1の上面を覆うようにして延び、さらに躯体側に張り出して捨て枠の覆い板9の下に間隔をおいて重なる上面板13を有している。上面板13の先端部には起立壁25を有している。取付板12の下部には、捨て枠の曲面部10に上下方向に摺動自在に嵌合する凹曲部14を有している。凹曲部14には、ボルトの貫通孔15を有している。ボルト4は、その軸部が捨て枠2、補助枠3、垂木掛け1に順次挿通され、先端部にナット5が螺着される。ナット5を締め付けると垂木掛け1は躯体16に(実質的には捨て枠2に)固定され、ナット5を緩めると凹曲部14が曲面部10と接して摺動することにより、垂木掛け1の角度が上下方向に調整自在となる。
【0011】
このテラスの施工手順を簡単に述べる。まず支柱18を地面の所定の位置に立設し、支柱間に桁26を架設する。次に捨て枠2を躯体16にネジ止めする。その際、図2に示すように、予め曲面部10内にボルトを挿入し、その軸部を長孔11から突出させておく。次に、垂木掛け1に補助枠3をネジ24で固定してから、垂木掛け1を捨て枠2の前方に重ね、補助枠と垂木掛けのボルト貫通孔7,15にボルト4を挿通する。その後、ボルト4にナット5を掛けて締め付けることにより、垂木掛け1を躯体16に仮止めする。この時点では、垂木掛け1の取付角度を正確に出しておかなくてもよい。次に垂木19を垂木掛け1と桁26に渡し、各接合部を金具やネジを用いて固定する。この時点で、必要に応じて前記ナット5を緩めて垂木掛け1の取付角度を調節する。垂木19の取付けが全て終わったら、垂木掛け1側から捨て枠の曲面部10に向けてドリリングネジ27を捩じ込み、垂木掛け1を最終的に固定する。その後、垂木19の上に屋根パネル28を載せ、垂木19にパネル押え29をネジ止めしてパネルを固定する。
【0012】
以上、屋根17の傾斜角度を変更できるようにする場合について述べたが、垂木掛けの基板6を、補助枠3と捨て枠2を介さずに直接躯体16にネジ止めしてもよく、その場合には屋根17の傾斜角度は一定の固定角度となる。また、垂木掛け1に別体の補助枠3を取付けることによって凹曲部14と上面板13を構成するのではなく、垂木掛け1に凹曲部14と上面板13を一体で設けることにより、補助枠3を省略することもできる。ただ、補助枠3を用いた場合には、傾斜角度を変更できる仕様の屋根と傾斜角度が固定の仕様の屋根との間で、垂木掛け1を兼用することが可能となり、傾斜角度が固定となっている仕様の屋根に本発明の補助枠3と捨て枠2を追加することによって、簡易に傾斜角度を変更できる仕様とすることができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1記載の発明による簡易建物の屋根は、垂木掛けをボルト・ナットを用いて躯体に仮止めし、ナットを締め付けたり緩めたりすることで、組み立ての途中で垂木掛けの角度調整を容易に行えるようにしたので、傾斜角度を任意に変更できる屋根の施工が、従来に比べて格段に容易となった。また、捨て枠に覆い板を設けると共に、垂木掛け側に上面板を設けて上下に重ねたので、垂木掛けの角度を変更しても、垂木掛けの取付部分が露出することがなく、内部に雨水が浸入することがない。
【0014】
さらに請求項2記載の発明によれば、以上に述べた効果に加えて、傾斜角度が固定となっている仕様の屋根に本発明の補助枠と捨て枠を追加することにより、簡易に傾斜角度を任意に変更できる屋根とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す縦断面図である。
【図2】本発明の要部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る簡易建物の一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 垂木掛け
2 捨て枠
3 補助枠
4 ボルト
5 ナット
6 基板(垂木掛け)
7 ボルト貫通孔(垂木掛け)
8 基板(捨て枠)
9 覆い板
10 曲面部
11 長孔
12 取付板
13 上面板
14 凹曲部
15 ボルト貫通孔(補助枠)
16 躯体

Claims (2)

  1. 垂木の端部を支持する垂木掛けと、躯体に固定した捨て枠と、垂木掛けと捨て枠を連結するボルト・ナットとを備え、捨て枠は、躯体にネジ止めする基板と、基板の上部から垂木掛け側に突出する覆い板を有し、基板には垂木掛け側に突出する断面略半円状の曲面部を有し、曲面部内にボルトの頭部を収容し、曲面部に上下方向に設けた長孔からボルトの軸部が突出しており、垂木掛けは、躯体に固定するための基板と、捨て枠の覆い板の下に重なる上面板を有し、垂木掛けの基板には捨て枠の曲面部に上下方向に摺動自在に嵌合する凹曲部を有し、凹曲部にボルトが貫通しており、ボルトの先端側にナットが螺着していることを特徴とする簡易建物の屋根。
  2. 垂木の端部を支持する垂木掛けと、垂木掛けの躯体側面に取付けた補助枠と、躯体に固定した捨て枠と、垂木掛け及び補助枠と捨て枠を連結するボルト・ナットとを備え、捨て枠は、躯体にネジ止めする基板と、基板の上部から垂木掛け側に突出する覆い板を有し、基板には垂木掛け側に突出する断面略半円状の曲面部を有し、曲面部内にボルトの頭部を収容し、曲面部に上下方向に設けた長孔からボルトの軸部が突出しており、垂木掛けは、躯体に固定するための基板を有し、補助枠は、垂木掛けの躯体側面に固定される取付板と、捨て枠の覆い板の下に重なる上面板を有し、取付板には捨て枠の曲面部に上下方向に摺動自在に嵌合する凹曲部を有し、垂木掛けの基板と補助枠の凹曲部にボルトが貫通しており、ボルトの先端側にナットが螺着していることを特徴とする簡易建物の屋根。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027231A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 Ykk Ap株式会社 屋根構造体

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